JP2937160B2 - 種菌接種装置における種菌容器供給機構 - Google Patents

種菌接種装置における種菌容器供給機構

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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/04Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by injection or suction, e.g. using pipettes, syringes, needles
    • C12M33/06Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by injection or suction, e.g. using pipettes, syringes, needles for multiple inoculation or multiple collection of samples
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、きのこ栽培容器に充填
した培養基にきのこ種菌を接種する種菌接種装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として特公昭55−
42802号公報等が知られている。この従来構造は、
ターンテーブルと、蓋開放装置と、蓋閉塞装置と、種菌
充填装置と、供給コンベヤと、搬出コンベヤとを備えて
おり、きのこ種菌の根付けに際し、菌床が収納され蓋で
密封された複数の栽培容器を作業者がコンテナから1個
ずつ取り出して供給コンベヤに供給する。これにより、
ターンテーブル上に供給された栽培容器が円周に沿って
移動する過程において先ず蓋開放装置により蓋が開放さ
れ、次いで種菌充填装置により栽培容器内に種菌が充填
され、この後蓋閉塞装置により蓋による密封が行われ、
搬出コンベヤにて搬出される。
【0003】このようにして搬出された栽培容器を作業
者が1個ずつコンテナに収容し、所定個数を収容したコ
ンテナを栽培棚に格納するものであった。しかし、この
装置においては作業者が栽培容器をコンテナから1個ず
つ供給コンベヤに供給し、かつ根付けされた栽培容器を
搬出コンベヤから1個ずつコンテナに収納しなければな
らず作業能率が悪いという問題があった。
【0004】そこで、栽培容器を収容したコンテナを供
給コンベヤにより種菌接種対応位置に供給することによ
りコンテナに収容された状態で栽培容器に種菌が充填さ
れるようにしたものが特開平1−174311号公報で
提案されている。これは栽培容器群を複数列に並べて収
納したコンテナを供給コンベヤにより種菌接種対応位置
に供給し、この種菌接種対応位置の上部に設けた蓋開閉
装置であるバキューム装置の各吸盤により一括してコン
テナ内の栽培容器群の蓋開放を行うように構成してい
る。
【0005】また種菌充填装置として種菌容器内の種菌
を掻取具にて掻き取り、この掻き取られた種菌を種菌案
内部材であるチャンネルブラケットに落下させて貯留す
るよう構成し、このチャンネルブラケットの下方に2枚
の平板状のシャッタを配置し、この上側に配設したシャ
ッタにはコンテナ内の栽培容器群の口部に対応した丸孔
をそれぞれ設けて前記チャンネルブラケットをシャッタ
上で相対スライドして通過進退することで各丸孔内に設
定量の種菌を供給充填し、次いで下側のシャッタを各列
ごとに開放することにより種菌をコンテナ内の栽培容器
群に一括して充填し、前記蓋開閉装置により蓋閉塞後、
前記コンベヤに横設した搬出コンベヤにコンテナを移動
して搬出するものであり、コンテナ内の栽培容器を1個
ずつ出し入れする作業を省略することができるようにし
ている。
【0006】また上述した各種タイプのきのこ種菌接種
装置に使用される種菌充填装置は、特開昭63−258
519号や特開昭63−258520号公報等に開示さ
れているように、種菌を収納した種菌容器を逆さ状態に
して本体フレームに設けた受入部材に装着し、この状態
で受入部材の回転作動によって種菌容器を回転させると
ともに、この種菌容器の口部から掻き出し刃を設けた掻
き出し杆を回転させながら容器内に進入させることによ
り種菌を所定量掻き出して栽培容器内に充填させて接種
するように構成している。
【0007】この場合、掻き出し刃による種菌の掻き出
しにより種菌容器内の種菌がなくなった際、空となった
種菌容器を1個毎に人手によって前記受入部材から取り
外し、新たに種菌の入っている種菌容器を前記本体フレ
ームに設けた受入部材に装着しなければならず、この各
種菌容器の交換作業時においては、種菌接種装置の稼動
はなされず停止状態となり、この結果、接種作業の稼動
率の低下を招きやすいという問題がある。
【0008】この点を考慮するものとして、たとえば特
開平5−328843号公報等で知られているように、
コンテナ内の栽培容器の容器位置に合わせて種菌容器を
逆さに倒立させて支持する種菌容器のセット位置を、種
菌容器から種菌を接種する位置と、この接種位置から側
方に退避した位置で種菌容器を交換する位置に設定し、
前記種菌接種位置と前記側方に退避した位置との間で種
菌容器を移動させる移動手段を設けて種菌容器の交換機
構を構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
菌容器の交換機構をもってしても、種菌接種装置の本体
フレーム上で個々の空となった種菌容器をそれぞれ取り
除き、新たに種菌の入っている種菌容器を個別に接種装
置の本体フレーム上にセットしなければならず、結果的
に掛け持ちで他の作業、たとえばコンテナの搬入作業あ
るいは搬出作業を行う場合などにあっては、種菌容器の
交換作業を行っていると他の作業が全くできなくなって
しまい、作業ロスが発生してしまうという問題が残され
ている。
【0010】そこで本発明は、予め種菌容器の首部を逆
さに倒立状態で種菌容器装填部材にセットし、このセッ
トした複数の種菌容器を種菌接種装置に順次供給可能と
することにより、種菌容器の供給,交換作業を能率的に
行うことのできる種菌接種装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、栽培容器群を
複数列に整列して収納したコンテナを横列単位で間欠移
送するとともに、栽培容器群の蓋を横列単位で開閉し、
この蓋の開放時にその列単位で種菌容器内の種菌を所定
量づつ掻き出して前記栽培容器内に充填して接種する種
菌接種装置において、前記栽培容器の横列単位の個数に
合わせて種菌容器をその首部側を逆さに装着する装着孔
を備えた装填プレートからなる種菌容器装填部材と、こ
の種菌容器装填部材を所定数載置可能とし、その種菌容
器装填部材を順次間欠的に供給可能とする搬入供給駆動
手段を有する種菌容器供給部と、この種菌容器供給部の
搬出側に設けられ、前記種菌容器装填部材を滑動可能に
案内する所定角度傾斜して設けられた案内ガイド部と、
前記種菌容器から前記種菌を掻き出す掻き出し位置で前
記種菌容器装填部材を前記案内ガイド部上に固定支持す
る位置規制部とを備えたことにある。また本発明は、前
記案内ガイド部の搬出側に位置し、前記位置規制部の開
放時に前記案内ガイド部上から種菌が空になった前記種
菌容器とともに前記種菌容器装填部材が受け渡される種
菌容器搬出受け部を設けたことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】コンテナ内に整列された栽培容器
の横列単位の個数に合わせて種菌容器をその首部側を逆
さに装着する装着孔を備えた装填プレートからなる種菌
容器装填部材を、種菌容器供給部上に所定数載置し、そ
の種菌容器供給部によって順次間欠的に供給することに
より、案内ガイド部上に種菌容器装填部材が自重にて滑
動可能に設けられると共に、位置規制部によって前記案
内ガイド部上に固定支持され、この固定支持位置にて種
菌容器から種菌が掻き出されて栽培容器内に所定量の種
菌が供給され、また種菌が空になった場合、その種菌容
器の交換時に前記位置規制部を開放することにより、複
数の種菌容器が種菌の掻き出し位置から前記案内ガイド
部に沿って滑動移動して送り出される。また、案内ガイ
ド部の搬出側に種菌容器搬出受け部を設けることによ
り、空になった種菌容器が装填された前記種菌容器装填
部材が順次種菌容器搬出受け部へと受け渡される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照にし
て説明する。本発明に係る種菌接種装置の概略構成とそ
の動作については、図1および図2の種菌接種装置の全
体構成概要図にて述べる。種菌接種装置の本体フレーム
1の略全長に渡り移送コンベヤ2が設けられ、この移送
コンベヤ2は操作パネル3のスイッチの操作により起
動,停止が可能に設けられており、前記本体フレーム1
の両端側に設けられた複数のスプロケット間にエンドレ
スのチェーン4が平行に架け渡されている。
【0014】そして、オガクズや米ぬかなどを主成分と
する培養基が充填され蓋5で密封された栽培容器6を、
たとえば縦列4個,横列4個収納したプラスチック製の
コンテナ7を移送始端側における移送コンベヤ2のチェ
ーン4上に載せ、移送コンベヤ2を始動させるとチェー
ン4の走行によってコンテナ7を移送終端側に向かって
搬送できるようになっている。
【0015】本体フレーム1の略中央位置には、本願出
願人が先に提案した特開平5−103543号公報等に
示されているように、栽培容器6が適正な種菌接種位置
に到達したことを検知し、かつ検知されたコンテナ7内
の横一列の栽培容器6のセンタを出しつつ位置決めする
容器位置決め装置8が設けられるとともに、この容器位
置決め装置8によって種菌接種位置に横一列に位置決め
配列された栽培容器6の蓋5を開閉作動する蓋開閉装置
9が設けられている。
【0016】この蓋開閉装置9による栽培容器6の蓋5
の開放時に、種菌容器10内の種菌Sを所定量掻き出し
て前記開放された栽培容器6内に接種する種菌充填装置
11を構成している。
【0017】また本発明の種菌接種装置を前述の図1お
よび図2に加えて図3から図6を用いて詳述すると、前
記コンテナ7内に収納された前記横一列の栽培容器6に
対応する4個の種菌容器10の首部10A側を逆さに倒
立状態で挿入する装着孔12Aを備えた略平板状の装填
プレート12Bからなる種菌容器装填部材12が設けら
れ、この種菌容器装填部材12は前記本体フレーム1の
両側部に取り付けられた案内レール13Aからなる案内
ガイド部13上に載置されて支持される。
【0018】この実施例では、前記案内ガイド部13の
案内レール13Aは前記種菌容器装填部材12の両端部
を載置可能とし、かつ種菌容器装填部材12の装填プレ
ート12Bの自重にて滑動可能に所定角度傾斜状態に配
設されて前記本体フレーム1に取り付け固定されてお
り、またこの案内ガイド部13には、少なくとも種菌S
の掻き出し位置に対応する箇所に前記平板状の装填プレ
ート12Bの浮き上がりを予防するためのガイド板13
Bが設けられ、傾斜状態に配設された案内レール13A
による案内ガイド部13の下端部には種菌容器装填部材
12の滑動移動領域を定めるためのストッパー14が設
けられている。
【0019】また、種菌容器10の種菌Sを掻き出す掻
き出し位置に対応する本体フレーム1の両側部にそれぞ
れ平板状の支柱15が立設され、この各支柱15にエア
シリンダ16が取り付けられ、この各エアシリンダ16
のピストン16Aの上端部間に支持板17が固定され、
この支持板17には種菌容器10の底部10Bと対応す
る位置にそれぞれ回転伝達部材となるスプロケット18
が回転軸19を介して回転可能に軸支され、この回転軸
19の下端部には押圧支持部材20が設けられており、
この押圧支持部材20は、種菌容器10の底部10Bと
同程度の大きさからなる円板状の押圧プレート21が前
記回転軸19に対して回り止め状態にして弾発的に種菌
容器10の底部10Bを押圧付勢するように構成されて
いる。
【0020】また前記スプロケット18側に面した支持
板17には、ギヤヘッドを備えたモータ22が取り付け
固定されるとともに、このモータ22の回転軸に駆動用
スプロケット23が設けられ、この駆動用スプロケット
23とそれぞれの押圧プレート21を回転するためのス
プロケット18および支持板17に設けられた従動用ス
プロケット24との間に無端状のローラチェーン25が
架け渡され、前記モータ22と各スプロケット18,2
3,24およびローラチェーン25によって種菌容器回
転駆動部材26を構成しており、前記モータ22の回転
駆動により無端状のローラチェーン25を介して複数個
のスプロケット18が回転伝達され、各スプロケット1
8の回転に連れて回転軸19を介して前記押圧プレート
21側が回転伝達されるように構成されている。
【0021】また種菌容器10の種菌Sを掻き出す掻き
出し位置にて、前記支持板17の両端部側には、前記種
菌容器装填部材12に向けて位置決めシャフト27が左
右に対をなして突設され、この位置決めシャフト27の
先端部と対向する前記種菌容器装填部材12の装填プレ
ート12Bの両端部にそれぞれ嵌合孔28が形成され、
前記位置決めシャフト28と前記嵌合孔28とによっ
て、前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレート
12Bを前記案内ガイド部13上に固定支持する位置規
制部29を構成している。
【0022】なお、この実施例では、前記位置規制部2
9を構成する位置決めシャフト27はシリンダ16のピ
ストン16Aの作動に連れてその軸線方向に往復作動す
るように形成され、この往復作動を安定にするために支
柱15に設けられた軸受部15Aによって軸支されてお
り、また位置決めシャフト27の先端部あるいは嵌合孔
28の挿入側をテーパ状に形成することにより、位置決
めシャフト27と嵌合孔28との挿入作動を円滑に行う
ことが可能となるように形成している。
【0023】また上述した一実施例にあっては、種菌容
器10を種菌容器装填部材12に装填保持する場合、種
菌Sが充填された種菌容器10を逆さにして平板状に形
成された装填プレート12Bの4個の装着孔12Aに種
菌容器10の首部10Aを装着してセットし、一方、エ
アシリンダ16を作動させてエアシリンダ16のピスト
ン16Aを上昇した位置に維持させ、このピストン16
Aの上昇により支持板17と支持板17に取り付けられ
た押圧プレート21側および支持板17に取り付けられ
た位置規制部29の位置決めシャフト27を上昇状態に
保ち、この上昇状態において前記種菌容器10を逆さに
倒立した状態に予めセットした種菌容器装填部材12の
装填プレート12Bを種菌Sの掻き出し位置である前記
押圧プレート21側の下方側に位置した案内ガイド部1
3の案内レール13A上に載せ、次いで前記エアシリン
ダ16のピストン16Aを下降作動することによりピス
トン16Aに固定されている支持板17も下降し、この
下降動作に伴って支持板17に取り付けられた前記押圧
プレート21と前記位置規制部29の位置決めシャフト
27が下降し、前記押圧プレート21によってそれぞれ
の種菌容器10の底部10Bが押圧支持されるととも
に、前記位置決めシャフト27の先端部が平板状の装填
プレート12Bに設けた位置規制部29の一部を構成す
る嵌合孔28に挿入され、これにより案内ガイド部13
上に滑動可能に載置される種菌容器装填部材12が位置
規制部29である位置決めシャフト27と嵌合孔28と
の挿入によって所定位置に固定支持され、種菌容器10
内の種菌Sの掻き出し工程における事前準備が完了す
る。
【0024】またこの実施例では、コンテナ7内に収納
される栽培容器6の横列単位の個数(4個)に合わせ
て、前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレート
12Bに各種菌容器10の首部10Aを受け入れる装着
孔12Aが4個形成されているとともに、この各装着孔
12Aの間に位置してサポート軸30がそれぞれ立設さ
れ、この各サポート軸30の上端部に前記種菌容器10
の胴部10Cを支える略円柱状の駒部30Aが取り付け
固定されている。なお、図示しないが、前記装着孔12
Aと同心円状にして、逆さに倒立状態で挿入された種菌
容器10の胴部10Cと首部10Aとの間の肩部10D
を回転可能に支持する軸受部材を前記種菌容器装填部材
12の装填プレート12B上に取り付け固定してもよ
い。
【0025】また前記位置決めシャフト27と嵌合孔2
8とからなる位置規制部29を介して前記案内ガイド部
13上に前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレ
ート12Bが固定支持された位置、すなわち種菌容器1
0の種菌Sを掻き出す掻き出し位置において、その装填
プレート12Bの装着孔12Aに逆さに倒立して配置し
たそれぞれの種菌容器10の首部10Aの下方位置に対
応する本体フレーム1箇所には掻き出された種菌Sを案
内可能とする筒状の種菌案内カバー31が設けられてい
る。
【0026】また前述の種菌充填装置11には、前記位
置規制部29によって固定支持された前記種菌容器装填
部材12の装填プレート12Bに設けられた各装着孔1
2Aを介して種菌容器10内の種菌Sを掻き出すための
掻取部材となる掻出刃32Aを備えた掻出棒32が各々
設けられており、この各掻出棒32は掻出回転駆動部と
なるモータ33の回転伝達をチェーン34を介してそれ
ぞれ回転伝達するように構成されるとともに、前記モー
タ33と共に掻出棒32がプレート35上に取り付けら
れている。
【0027】前記掻取部材となる掻出刃32Aを設けた
掻出棒32は、本願出願人が先に提案した特開平5−1
03543号公報等に示してあるように、掻出刃32A
の回転とともに、各掻出棒32を軸支する前記プレート
35が昇降可能に設けられている。
【0028】この実施例では、プレート35に設けた雌
螺子筒36に螺子棒37を螺合し、この螺子棒37は無
端状チェーン38を介して掻出上昇駆動部となるモータ
39と連結しており、このモータ39の回転が前記無端
状チェーン38を介して螺子棒37へと回転伝達し、こ
の螺子棒37の回転に伴い前記プレート35上昇させ、
このプレート35上に取り付けた前記掻出刃32Aを備
えた掻出棒32を上昇案内するようにしている。
【0029】なお掻出棒32は、上昇端に達した時点で
下降端まで復帰するように前記掻出上昇駆動部となるモ
ータ39が逆回転し、この逆回転により螺子棒37を介
して前記プレート35が下動復帰するように構成されて
いる。
【0030】また前記種菌容器装填部材12に設けた4
個の装着孔12Aの下方にそれぞれ対応して種菌Sを案
内し貯留する種菌案内筒40が設けられ、各種菌案内筒
40の下端部には、その開口下端部を開閉するシャッタ
41が設けられている。
【0031】このシャッタ41のさらに下方には、シャ
ッタ41の開放時に種菌Sを栽培容器6の口部へと案内
する種菌供給筒42が配設され、この種菌供給筒42は
シリンダ43によって前記蓋開閉装置9とともに、リン
クアームを介して連動するよう移動可能に設けられてお
り、前記シリンダ43の作動に伴う蓋開閉装置9による
蓋5の開放作動時に種菌供給筒42が栽培容器6位置へ
と移行し、かつ蓋開閉装置9による蓋5の閉塞作動時に
種菌供給筒42が栽培容器6位置から懸け離れた位置に
後退するように移動可能に配設されている。
【0032】また本発明の実施例では、前記本体フレー
ム1の上側位置、すなわち前記案内ガイド部13の搬入
側には、前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレ
ート12Bを所定数載置可能とし、その装填プレート1
2Bを順次間欠的に供給可能とする種菌容器供給部44
が設置されている。
【0033】この種菌容器供給部44は、本体フレーム
1の上側平坦面箇所にて、その両端側に設けられたそれ
ぞれのスプロケット45間に無端状のチェーン46が平
行に架け渡され、そのスプロケットの45の一箇所に搬
入供給駆動手段であるモータ47がギヤを介して連結さ
れ、このモータ47の回転駆動により前記無端状のチェ
ーン46上に乗せられた種菌容器装填部材12が間欠的
に送られるように構成されている。
【0034】また、前記スプロケット45間に架け渡さ
れた無端状のチェーン46の上側と下側との間にはチェ
ーン46の弛みを抑制する規整板48が配設されるとと
もに、各チェーン46の両側には前記種菌容器装填部材
12をガイドする案内側板49が設けられており、無端
状のチェーン46の搬出側に隣接して前記案内ガイド部
13の案内レール13Aが所定角度傾斜して配設され、
このチェーン46の搬出側端部に位置した前記案内側板
49に受け渡しガイド片50が取付固定され、この受け
渡しガイド片50によって前記種菌容器装填部材12が
チェーン46から傾斜して配設された案内レール13A
へと移行する際に、種菌容器装填部材12の装填プレー
ト12Bの後端側が案内レール13から浮き上がって反
転することを防ぐようにしている。
【0035】またこの実施例では、前記案内ガイド部1
3の案内レール13Aの搬出側には、前記種菌容器装填
部材12が受け渡される種菌容器搬出受け部51が設置
されており、この種菌容器搬出受け部51は全体が枠状
に形成され、前記案内レール13Aの幅に合わせて両側
に搬出用レール51Aが配設されて、その搬出用レール
51Aの搬出端部分に落下防止用ストッパ51Bが形成
されている。
【0036】なお、前述したストッパ14は、前記案内
レール13Aの搬送面に対して出没自在となるようにス
トッパ解除手段であるシリンダ52に連結され、このシ
リンダ52の作動によってストッパ14が引っ込むこと
により、案内レール13A上の種菌Sが空となった種菌
容器10が装填されている装填プレート12Bが傾斜面
に倣って滑動移行し、前記種菌容器搬出受け部51であ
る搬出用レール51Aへと受け渡され、前記落下防止用
ストッパ51Bによって装填プレート12Bが位置決め
停止されるように形成されている。
【0037】次に前記構成において、通常の接種工程の
動作を説明する。先ずエアシリンダ16を作動させてエ
アシリンダ16のピストン16Aを上昇した位置に維持
させ、このピストン16Aの上昇により支持板17と支
持板17に取り付けられた押圧プレート21側および支
持板17に取り付けられた位置規制部29の位置決めシ
ャフト27を上昇状態に保ち、この上昇状態において前
記種菌容器10を逆さに倒立した状態に予めセットした
種菌容器装填部材12の装填プレート12Bを種菌Sの
掻き出し位置である前記押圧プレート21側の下方側に
位置した案内ガイド部13の案内レール13A上に載
せ、次いで前記エアシリンダ16のピストン16Aを下
降作動することによりピストン16Aに固定されている
支持板17も下降し、この下降動作に伴って支持板17
に取り付けられた前記押圧プレート21と前記位置規制
部29の位置決めシャフト27が下降し、前記押圧プレ
ート21によってそれぞれの種菌容器10の底部10B
を押圧支持するとともに、前記位置決めシャフト27の
先端部が平板状の装填プレート12Bに設けた位置規制
部29の一部を構成する嵌合孔28に挿入され、これに
より案内ガイド部13上に滑動可能に載置される種菌容
器装填部材12が位置規制部29である位置決めシャフ
ト27と嵌合孔28との挿入によって所定の種菌接種位
置に固定支持され、種菌容器10内の種菌Sの掻き出し
工程における事前準備が完了する。
【0038】この事前準備の完了後において、所定数の
蓋5付きの栽培容器6を収納したコンテナ7を移送コン
ベヤ2上に載置してコンテナ7を移送し、最前列の栽培
容器6が種菌接種位置に到達すると移送コンベヤ2が停
止し、次いで容器位置決め装置8によって栽培容器6の
上下方向とセンタ位置を規制した状態で栽培容器6を種
菌接種位置に位置決め固定する。
【0039】また前記容器位置決め装置8による位置決
め時において、この実施例では掻出回転駆動部材である
モータ33も予め設定した時間駆動して掻出棒32の回
転により種菌容器10内の種菌Sが掻出刃32Aによっ
て掻き取られ、この掻き出された種菌Sが種菌案内筒4
0の下端部に貯留される。
【0040】この際、掻出棒32の回転時には種菌容器
回転駆動部材26の一部を構成するモータ22も作動
し、このモータ22の回転に連れて回転軸19を介して
押圧プレート21が回転され、押圧プレート21が種菌
容器10を押圧支持しつつ、その種菌容器10を回転す
るとともに、掻出上昇駆動部となるモータ39の回転に
伴い螺子棒37が回転してプレート35を上昇させ、こ
のプレート35上に取り付けられた掻出刃32Aを設け
た掻出棒32が種菌容器10の奥行き方向に上昇案内さ
れる。
【0041】なお、前記種菌容器回転駆動部材26によ
る種菌容器10の回転方向と前記掻出回転駆動部である
モータ33の回転による前記掻出刃32Aの回転方向と
は相対的に逆回転で回転駆動するようにしており、種菌
Sの掻き出しにおける掻き出し効率を高めるとともに、
種菌容器10の回転により種菌容器10の内壁に近い種
菌Sを良好に掻き出すことをねらいとしている。
【0042】次いで容器位置決め装置8による位置決め
が行われた後に、シリンダ43の作動に伴って蓋開閉装
置9により栽培容器6の蓋5が蓋開放位置まで回動し、
この蓋開放動作に連動して種菌供給筒42が蓋5を取り
外した栽培容器6の真上に移行し、種菌案内筒40と栽
培容器6との間を結ぶ軸線上に種菌供給筒42が配置さ
れる。
【0043】この蓋開閉装置9の蓋開放完了時に、前記
シャッタ41を開くことにより、種菌案内筒40内の種
菌Sが種菌供給筒42を介して横一列単位で栽培容器6
内に供給され、この種菌Sの供給完了後に前記シャッタ
41は種菌案内筒40の下側開放端を閉塞作動するよう
に復帰し、かつ前記シリンダ43の復帰作動により種菌
供給筒42が栽培容器6位置から退避復帰すると同時
に、蓋開閉装置9が回動復帰して種菌Sを接種した横一
列の栽培容器6の蓋5を被嵌する。
【0044】従って、前記一連の工程を順次作動するこ
とによって横一列単位で順次コンテナ7内の栽培容器6
に種菌Sを連続して接種することができる。
【0045】ところで上述した実施例において、本発明
の主目的である種菌容器の交換機構について説明する。
コンテナ7内の栽培容器6を横一列単位で順次間欠的に
送りつつ連続的に接種する過程において、種菌容器10
内の種菌Sを所定量ずつ掻き出すために掻出回転駆動部
であるモータ33が予め設定された時間駆動して掻出棒
32の回転により種菌容器10内の種菌Sが掻出刃32
Aによって掻き取られるが、この種菌Sの掻き取り作動
とともに、前記掻出上昇駆動部となるモータ39の回転
により螺子棒38が間欠的に回転してプレート35が上
昇案内され、このプレート35上に取り付けられた前記
掻出刃32Aを設けた掻出棒32も上昇案内され、この
上昇案内時に前記掻出刃32A位置が上昇端に達した時
点、すなわち種菌容器10内の種菌Sが空となった時点
で、図示しないセンサの作動によって前記掻出上昇駆動
部となるモータ39が逆回転されて前記螺子棒37を介
して前記プレート35が下降端まで下動復帰される。
【0046】この時点、すなわち前記種菌容器10内の
種菌Sが空となった時、前記エアシリンダ16の作動に
より前記支持板17が上昇作動し、この上昇作動によっ
て種菌容器10の底部10Bを押し付ける前記押圧支持
部20が解放されると同時に、前記位置規制部29の一
部を構成する位置決めシャフト27も上昇作動され、種
菌容器10の押し付け固定支持が解放されるとともに、
前記位置決めシャフト27が種菌容器装填部材12の装
填プレート12Bに設けられた前記嵌合孔28から抜け
出すこととなり、この結果空になった4個の種菌容器1
0を装填していた前記種菌容器装填部材12が前記位置
規制部29から解き放され、これにより傾斜した案内ガ
イド部13の案内レール13Aの斜面に倣って滑動移行
し、案内レール13Aの斜面下端部側に設けられたスト
ッパ14に位置規制され、これと同時に次に待機してい
る4個の種菌容器10を装填した種菌容器装填部材12
が案内レール13Aの斜面に沿って種菌の掻き出し位置
まで滑動移行することとなり、待機状態であった種菌S
が充填されている4個の種菌容器10と空になった4個
の種菌容器10との切り換え交換が自動的に行われる。
【0047】この種菌容器10の交換作動後において、
前記シリンダ16のピストン16Aが下降作動するとピ
ストン16Aに固定されている支持板17が下降し、こ
の下降動作に伴って前記支持板17に取り付けられた位
置決めシャフト27と前記押圧プレート21とが下降
し、位置決めシャフト27の先端部が種菌容器装填部材
12の装填プレート12Bに設けた嵌合孔28に挿入さ
れるとともに、前記押圧プレート21によって新たに供
給された4個の種菌容器10の底部10Bが押圧支持さ
れ、これにより、各種菌容器10内の種菌Sの掻き出し
の準備がなされ、次いで前述したように掻出刃32Aと
種菌容器10との回転駆動により種菌Sの掻き出しが順
次行われる。
【0048】また前記種菌容器10の切り換え交換作動
と同時に、案内ガイド部13の搬入側に設置された種菌
容器供給部44からは、搬入供給駆動手段であるモータ
47の回転駆動により無端状のチェーン46上に乗せら
れた種菌容器装填部材12の装填プレート12Bが間欠
的に送られ、この送りによってチェーン46の搬出側端
部に乗せられていた装填プレート12Bが所定角度傾斜
して配設された前記案内レール13Aの供給側に新たに
送り込まれ、前記種菌容器装填部材12の自重で前記案
内レール13Aの傾斜面に沿って滑動移行し、前記位置
規制部29によって案内ガイド部13上に固定支持され
た種菌容器装填部材12と次に待機する種菌容器装填部
材12とが順次連接状態に配列される。
【0049】従って前記種菌容器10の切り換え作動の
間に空になった4個の種菌容器10が装填された種菌容
器装填部材12の装填プレート12Bをそのユニット毎
案内ガイド部13の案内レール13A上から簡単に取り
外すことができ、従来装置のように種菌容器10を1個
毎交換する必要もないため作業能率を高めることが可能
となる。
【0050】また種菌容器10の補給時においても、種
菌容器装填部材12の装填プレート12Bに設けた4個
の装着孔12Aに予め種菌容器10を装填してセット
し、このセット状態の種菌容器装填部材12を種菌容器
供給部44の無端状のチェーン46上に所定数載置可能
に設けてストックしておくことにより、種菌容器10の
補給の際に、4個の種菌容器10を装填した種菌容器装
填部材12を1つのユニットとしてレール状の案内ガイ
ド部13上に搬送して簡単に供給できるものであり、こ
れにより種菌容器10の供給作業を簡便に行うことがで
きるという効果がある。
【0051】なお、この実施例では種菌Sの掻き出し状
態にセットしてある種菌容器装填部材12の他に、待機
状態にある種菌容器装填部材12を1連に案内ガイド部
13の案内レール13A上に連接して配置する構造を採
用したが、案内レール13Aからなるガイド部材13の
長さを延ばしさらに多くの種菌容器装填部材12をセッ
ト可能に設けてもよいものであり、またコンテナ7に収
納する栽培容器6の大きさによっては横列単位の個数が
3個あるいは5個等のように異なる場合もあるが、コン
テナ7内の横列単位の個数に合わせて種菌容器装填部材
12の装填プレート12Bに設ける装着孔12Aの数を
設定すればよい。
【0052】また前述したように、空となった種菌容器
10を装填していた種菌容器装填部材12を案内ガイド
部13の傾斜面に沿って送り出す際、実施例では種菌容
器装填部材12の送り出し量として、案内ガイド部13
の下端部側に設けたストッパ14と種菌接種位置に支持
されている種菌容器装填部材12の送り出し側端面位置
との寸法間隔を、種菌容器装填部材12の送り出し方向
である奥行き寸法にほぼ合わせて設定することで、案内
ガイド部13に沿って種菌容器装填部材12の一つ分を
滑動移行できるように構成しており、これにより前述し
たように空となった種菌容器10を装填した種菌容器装
填部材12を直接取り出してもよいが、実施例に開示し
たように案内レール13Aからなる案内ガイド部材13
の搬出側にてストッパ14を案内レール13Aの搬送面
に対して出没自在となるようにストッパ解除手段である
シリンダ52に連結し、かつこのストッパ14の下流
側、すなわち案内レール13Aの搬出側に前記種菌容器
装填部材12が受け渡される種菌容器搬出受け部51を
設置することによって、空となった種菌容器10を装填
した種菌容器装填部材12は前記シリンダ52の作動に
よってストッパ14を引き下げることにより、案内レー
ル13A上の種菌Sが空となった種菌容器10を装填し
た装填プレート12Bが傾斜面に倣って滑動移行し、前
記種菌容器搬出受け部51である搬出用レール51Aへ
と受け渡すことができるため、所定量の種菌容器装填部
材12がストックされてから、空となった種菌容器10
が装填された種菌容器装填部材12をユニット毎に纏め
て取り除くことができるため、種菌容器10の供給およ
び取り除きなどの交換作業を簡便に行うことができると
いう効果がある。
【0053】また本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能であり、たとえば種菌容器装填部材12を略
平板状の装填プレート12Bによって形成しているが、
種菌容器10の形状・大きさに合わせて枠状とした装填
プレートからなる種菌容器装填部材として形成してもよ
く、また案内ガイド部13をレール状としたものを実施
例としていたが、たとえば複数のローラを並列して案内
ガイド部を構成してもよいものであり、また実施例で
は、案内ガイド部と種菌容器搬出受け部とを個別に形成
して設置していたが、案内ガイド部を延長して種菌容器
搬出受け部の機能を兼用して構成してもよい。
【0054】また種菌Sの掻き出し位置に種菌容器装填
部材12を固定支持する位置規制部29の機構として、
実施例では位置決めシャフト27と嵌合孔28との挿入
によって位置の割り出しを行っていたが、前記嵌合孔2
8に変えて溝部や凹みでもよく、また位置決めシャフト
27を種菌容器10を押圧支持する支持板17に取り付
け、その支持板17から下方に向けて突き出し配設して
いたが、接種装置の本体フレーム側に個別に設けた位置
決めピンによって種菌容器装填部材を位置決め固定する
ようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明は、栽培容器群を複数列に整列し
て収納したコンテナを横列単位で間欠移送するととも
に、栽培容器群の蓋を横列単位で開閉し、この蓋の開放
時にその列単位で種菌容器内の種菌を所定量づつ掻き出
して前記栽培容器内に充填して接種する種菌接種装置に
おいて、前記栽培容器の横列単位の個数に合わせて種菌
容器をその首部側を逆さに装着する装着孔を備えた装填
プレートからなる種菌容器装填部材と、この種菌容器装
填部材を所定数載置可能とし、その種菌容器装填部材を
順次間欠的に供給可能とする搬入供給駆動手段を有する
種菌容器供給部と、この種菌容器供給部の搬出側に設け
られ、前記種菌容器装填部材を滑動可能に案内する所定
角度傾斜して設けられた案内ガイド部と、前記種菌容器
から前記種菌を掻き出す掻き出し位置で前記種菌容器装
填部材を前記案内ガイド部上に固定支持する位置規制部
とを備え、また、前記案内ガイド部の搬出側に位置し、
前記位置規制部の開放時に前記案内ガイド部上から種菌
が空になった前記種菌容器とともに前記種菌容器装填部
材が受け渡される種菌容器搬出受け部を設けたことによ
り、前記種菌容器装填部材のそれぞれの装着孔に種菌の
充填されている種菌容器を逆さにして装着してセット
し、このセット状態の種菌容器装填部材を1つのユニッ
トとして所定数前記種菌容器供給部上に載置するだけ
で、そのセット状態の種菌容器装填部材を順次間欠的に
ガイド部材上に簡単に供給できるとともに、前記位置規
制部材によって固定支持された種菌容器装填部材と次に
待機する種菌容器をセットした種菌容器装填部材とを前
記ガイド部材上に順次連接状態に配設することが可能と
なり、これにより種菌容器内の種菌が空となった際に前
記位置規制部材を開放作動することにより空になった種
菌容器を装填していた前記種菌容器装填部材がガイド部
材上で滑動移行し、これと同時に次に待機している種菌
容器装填部材がガイド部材に沿って種菌の掻き出し位置
まで滑動移行することとなり、待機状態であった種菌が
充填されている適宜数の種菌容器と空になった適宜数の
種菌容器との切り換え交換作動を簡便に行うことがで
き、この種菌容器の切り換え作動の間に空になったそれ
ぞれの種菌容器が装填された種菌容器装填部材をそのユ
ニット毎ガイド部材上から種菌容器搬出受け部へと送り
出したり、あるいは簡単に取り外すことができ、従来装
置のように種菌容器を1個毎交換する必要もないため、
作業能率を高めることのできる種菌接種装置における種
菌容器供給機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用する種菌接種装置の全体構成を示
す概要斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す種菌接種装置の主要側
面図である。
【図3】本発明の一実施例の種菌接種装置に備え付けら
れた種菌容器切り換え機構の主要部を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の種菌容器および種菌容器装
填部材のセット状態を部分断面で示した要部の正面図で
ある。
【図5】図4の種菌容器および種菌容器装填部材の開放
状態を部分断面で示した要部の正面図である。
【図6】種菌容器の供給状態を示す種菌接種装置の全体
概要主要側面図である。
【符号の説明】
S 種菌 1 本体フレーム 5 蓋 6 栽培容器 7 コンテナ 8 容器位置決め装置 9 蓋開閉装置 10 種菌容器 10A 首部 10B 底部 11 種菌充填装置 12 種菌容器装填部材 12A 装着孔 12B 装填プレート 13 案内ガイド部 13A 案内レール 14 ストッパ 15 支柱 16 エアシリンダ 17 支持板 19 回転軸 20 押圧支持部 21 押圧プレート 26 種菌容器回転駆動部材 27 位置決めシャフト 28 嵌合孔 29 位置規制部 32 掻出棒(掻取部材) 32A 掻出刃 44 種菌容器供給部 47 モータ(搬入供給駆動手段) 51 種菌容器搬出受け部 51A 搬出用レール 52 シリンダ(ストッパ解除手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培容器群を複数列に整列して収納した
    コンテナを横列単位で間欠移送するとともに、栽培容器
    群の蓋を横列単位で開閉し、この蓋の開放時にその列単
    位で種菌容器内の種菌を所定量づつ掻き出して前記栽培
    容器内に充填して接種する種菌接種装置において、前記
    栽培容器の横列単位の個数に合わせて種菌容器をその首
    部側を逆さに装着する装着孔を備えた装填プレートから
    なる種菌容器装填部材と、この種菌容器装填部材を所定
    数載置可能とし、その種菌容器装填部材を順次間欠的に
    供給可能とする搬入供給駆動手段を有する種菌容器供給
    部と、この種菌容器供給部の搬出側に設けられ、前記種
    菌容器装填部材を滑動可能に案内する所定角度傾斜して
    設けられた案内ガイド部と、前記種菌容器から前記種菌
    を掻き出す掻き出し位置で前記種菌容器装填部材を前記
    案内ガイド部上に固定支持する位置規制部とを備えたこ
    とを特徴とする種菌接種装置における種菌容器供給機
    構。
  2. 【請求項2】 前記案内ガイド部の搬出側に位置し、前
    記位置規制部の開放時に前記案内ガイド部上から種菌が
    空になった前記種菌容器とともに前記種菌容器装填部材
    が受け渡される種菌容器搬出受け部を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の種菌接種装置における種菌容器
    供給機構。
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