JP3872213B2 - 種菌接種装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、きのこ栽培容器に充填した培養基にきのこ種菌を接種する種菌接種装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置として特公昭55−42802号公報等が知られている。この従来構造は、ターンテーブルと、蓋開放装置と、蓋閉塞装置と、種菌充填装置と、供給コンベヤと、搬出コンベヤとを備えており、きのこ種菌の根付けに際し、菌床が収納され蓋で密封された複数の栽培容器を作業者がコンテナから1個ずつ取り出して供給コンベヤに供給する。これにより、ターンテーブル上に供給された栽培容器が円周に沿って移動する過程において先ず蓋開放装置により蓋が開放され、次いで種菌充填装置により栽培容器内に種菌が充填され、この後蓋閉塞装置により蓋による密封が行われ、搬出コンベヤにて搬出される。
【0003】
このようにして搬出された栽培容器を作業者が1個ずつコンテナに収容し、所定個数を収容したコンテナを栽培棚に格納するものであった。しかし、この装置においては作業者が栽培容器をコンテナから1個ずつ供給コンベヤに供給し、かつ根付けされた栽培容器を搬出コンベヤから1個ずつコンテナに収納しなければならず作業能率が悪いという問題があった。
【0004】
そこで、栽培容器を収容したコンテナを供給コンベヤにより種菌接種対応位置に供給することによりコンテナに収容された状態で栽培容器に種菌が充填されるようにしたものが特開平1−174311号公報で提案されている。これは栽培容器群を複数列に並べて収納したコンテナを供給コンベヤにより種菌接種対応位置に供給し、この種菌接種対応位置の上部に設けた蓋開閉装置であるバキューム装置の各吸盤により一括してコンテナ内の栽培容器群の蓋開放を行うように構成している。
【0005】
また種菌充填装置として種菌容器内の種菌を掻取具にて掻き取り、この掻き取られた種菌を種菌案内部材であるチャンネルブラケットに落下させて貯留するよう構成し、このチャンネルブラケットの下方に2枚の平板状のシャッタを配置し、この上側に配設したシャッタにはコンテナ内の栽培容器群の口部に対応した丸孔をそれぞれ設けて前記チャンネルブラケットをシャッタ上で相対スライドして通過進退することで各丸孔内に設定量の種菌を供給充填し、次いで下側のシャッタを各列ごとに開放することにより種菌をコンテナ内の栽培容器群に一括して充填し、前記蓋開閉装置により蓋閉塞後、前記コンベヤに横設した搬出コンベヤにコンテナを移動して搬出するものであり、コンテナ内の栽培容器を1個ずつ出し入れする作業を省略することができるようにしている。
【0006】
また上述した各種タイプのきのこ種菌接種装置に使用される種菌充填装置は、特開昭63−258519号や特開昭63−258520号公報等に開示されているように、種菌を収納した種菌容器を逆さ状態にして本体フレームに設けた受入部材に装着し、この状態で受入部材の回転作動によって種菌容器を回転させるとともに、この種菌容器の口部から掻き出し刃を設けた掻き出し杆を回転させながら容器内に進入させることにより種菌を所定量掻き出して栽培容器内に充填させて接種するように構成している。
【0007】
この場合、掻き出し刃による種菌の掻き出しにより種菌容器内の種菌がなくなった際、空となった種菌容器を1個毎に人手によって前記受入部材から取り外し、新たに種菌の入っている種菌容器を前記本体フレームに設けた受入部材に装着しなければならず、この各種菌容器の交換作業時においては、種菌接種装置の稼動はなされず停止状態となり、この結果、接種作業の稼動率の低下を招きやすいという問題がある。
【0008】
この点を考慮するものとして、たとえば特開平5−328843号公報等で知られているように、コンテナ内の栽培容器の容器位置に合わせて種菌容器を逆さに倒立させて支持する種菌容器のセット位置を、種菌容器から種菌を接種する位置と、この接種位置から側方に退避した位置で種菌容器を交換する位置に設定し、前記種菌接種位置と前記側方に退避した位置との間で種菌容器を移動させる移動手段を設けて種菌容器の交換機構を構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種菌容器の交換機構をもってしても、種菌接種装置の本体フレーム上で個々の空となった種菌容器をそれぞれ取り除き、新たに種菌の入っている種菌容器を個別に接種装置の本体フレーム上にセットしなければならず、結果的に掛け持ちで他の作業、たとえばコンテナの搬入作業あるいは搬出作業を行う場合などにあっては、種菌容器の交換作業を行っていると他の作業が全くできなくなってしまい、作業ロスが発生してしまうという問題が残されている。
【0010】
そこで本発明は、予め種菌容器の首部を逆さに倒立状態で種菌容器装填部材にセットし、このセットした複数の種菌容器を種菌充填装置に順次供給可能とすることにより、種菌容器の供給,交換作業を能率的に行うことのできる種菌接種装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、本体フレームの下方に設けられ、栽培容器群を複数列に整列して収納したコンテナを横列単位で間欠移送する移送コンベヤと、この移送コンベヤの間欠移送によって前記コンテナ内の横一列の栽培容器のセンタを出しつつ位置決めする容器位置決め装置と、この容器位置決め装置によって種菌接種位置にて横一列に配列された栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、種菌容器内の種菌を所定量掻き出すために掻取部材となる掻出刃を備えた掻出棒が回転とともに所定量上昇し、前記蓋開閉装置によって蓋の開放された横一列に配列された前記栽培容器内に前記種菌を接種する種菌充填装置と、前記栽培容器の横列単位の個数に合わせて前記種菌容器の首部側を逆さに装着する装着孔を備えた装填プレートからなる種菌容器装填部材と、前記本体フレームの上側平坦面箇所に前記種菌容器装填部材を所定数載置可能としかつ前記掻出刃位置が上昇端に達し種菌容器内の種菌が空になった時点で前記掻取部材が下降端まで下動復帰し、この時点にて前記種菌充填装置に向けて前記種菌容器装填部材を順次間欠的に供給可能とする種菌容器供給部と、を備えたことを特徴とする種菌接種装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】
栽培容器群を複数列に整列して収納したコンテナを移送コンベヤにより横列単位で間欠移送し、種菌接種位置にて蓋開閉装置により栽培容器の蓋を開放し、種菌充填装置に備え付けられている掻取部材となる掻出刃を備えた掻出棒が回転とともに所定量上昇することによって種菌容器内に種菌が所定量掻き出され、これにより蓋開閉装置により蓋の開放された栽培容器内に種菌が接種される。
この際、コンテナ内に整列された栽培容器の横列単位の個数に合わせて種菌容器をその首部側を逆さに装着する装着孔を備えた装填プレートからなる種菌容器装填部材を、本体フレームの上側平坦面に設けられた種菌容器供給部上に所定数載置可能とし、かつ前記掻出刃位置が上昇端に達し種菌容器内の種菌が空になった時点で前記掻取部材が下降端まで下動復帰し、この時点においてその種菌容器供給部の間欠的な駆動に連れて、前記種菌容器装填部材が種菌充填装置の種菌接種位置に順次間欠的に供給される。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照にして説明する。本発明に係る種菌接種装置の概略構成とその動作については、図1および図2の種菌接種装置の全体構成概要図にて述べる。種菌接種装置の本体フレーム1の略全長に渡り移送コンベヤ2が設けられ、この移送コンベヤ2は操作パネル3のスイッチの操作により起動,停止が可能に設けられており、前記本体フレーム1の両端側に設けられた複数のスプロケット間にエンドレスのチェーン4が平行に架け渡されている。
【0014】
そして、オガクズや米ぬかなどを主成分とする培養基が充填され蓋5で密封された栽培容器6を、たとえば縦列4個,横列4個収納したプラスチック製のコンテナ7を移送始端側における移送コンベヤ2のチェーン4上に載せ、移送コンベヤ2を始動させるとチェーン4の走行によってコンテナ7を移送終端側に向かって搬送できるようになっている。
【0015】
本体フレーム1の略中央位置には、本願出願人が先に提案した特開平5−103543号公報等に示されているように、栽培容器6が適正な種菌接種位置に到達したことを検知し、かつ検知されたコンテナ7内の横一列の栽培容器6のセンタを出しつつ位置決めする容器位置決め装置8が設けられるとともに、この容器位置決め装置8によって種菌接種位置に横一列に位置決め配列された栽培容器6の蓋5を開閉作動する蓋開閉装置9が設けられている。
【0016】
この蓋開閉装置9による栽培容器6の蓋5の開放時に、種菌容器10内の種菌Sを所定量掻き出して前記開放された栽培容器6内に接種する種菌充填装置11を構成している。
【0017】
また本発明の種菌接種装置を前述の図1および図2に加えて図3から図6を用いて詳述すると、前記コンテナ7内に収納された前記横一列の栽培容器6に対応する4個の種菌容器10の首部10A側を逆さに倒立状態で挿入する装着孔12Aを備えた略平板状の装填プレート12Bからなる種菌容器装填部材12が設けられ、この種菌容器装填部材12は前記本体フレーム1の両側部に取り付けられた案内レール13Aからなる案内ガイド部13上に載置されて支持される。
【0018】
この実施例では、前記案内ガイド部13の案内レール13Aは前記種菌容器装填部材12の両端部を載置可能とし、かつ種菌容器装填部材12の装填プレート12Bの自重にて滑動可能に所定角度傾斜状態に配設されて前記本体フレーム1に取り付け固定されており、またこの案内ガイド部13には、少なくとも種菌Sの掻き出し位置に対応する箇所に前記平板状の装填プレート12Bの浮き上がりを予防するためのガイド板13Bが設けられ、傾斜状態に配設された案内レール13Aによる案内ガイド部13の下端部には種菌容器装填部材12の滑動移動領域を定めるためのストッパー14が設けられている。
【0019】
また、種菌容器10の種菌Sを掻き出す掻き出し位置に対応する本体フレーム1の両側部にそれぞれ平板状の支柱15が立設され、この各支柱15にエアシリンダ16が取り付けられ、この各エアシリンダ16のピストン16Aの上端部間に支持板17が固定され、この支持板17には種菌容器10の底部10Bと対応する位置にそれぞれ回転伝達部材となるスプロケット18が回転軸19を介して回転可能に軸支され、この回転軸19の下端部には押圧支持部材20が設けられており、この押圧支持部材20は、種菌容器10の底部10Bと同程度の大きさからなる円板状の押圧プレート21が前記回転軸19に対して回り止め状態にして弾発的に種菌容器10の底部10Bを押圧付勢するように構成されている。
【0020】
また前記スプロケット18側に面した支持板17には、ギヤヘッドを備えたモータ22が取り付け固定されるとともに、このモータ22の回転軸に駆動用スプロケット23が設けられ、この駆動用スプロケット23とそれぞれの押圧プレート21を回転するためのスプロケット18および支持板17に設けられた従動用スプロケット24との間に無端状のローラチェーン25が架け渡され、前記モータ22と各スプロケット18,23,24およびローラチェーン25によって種菌容器回転駆動部材26を構成しており、前記モータ22の回転駆動により無端状のローラチェーン25を介して複数個のスプロケット18が回転伝達され、各スプロケット18の回転に連れて回転軸19を介して前記押圧プレート21側が回転伝達されるように構成されている。
【0021】
また種菌容器10の種菌Sを掻き出す掻き出し位置にて、前記支持板17の両端部側には、前記種菌容器装填部材12に向けて位置決めシャフト27が左右に対をなして突設され、この位置決めシャフト27の先端部と対向する前記種菌容器装填部材12の装填プレート12Bの両端部にそれぞれ嵌合孔28が形成され、前記位置決めシャフト28と前記嵌合孔28とによって、前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレート12Bを前記案内ガイド部13上に固定支持する位置規制部29を構成している。
【0022】
なお、この実施例では、前記位置規制部29を構成する位置決めシャフト27はシリンダ16のピストン16Aの作動に連れてその軸線方向に往復作動するように形成され、この往復作動を安定にするために支柱15に設けられた軸受部15Aによって軸支されており、また位置決めシャフト27の先端部あるいは嵌合孔28の挿入側をテーパ状に形成することにより、位置決めシャフト27と嵌合孔28との挿入作動を円滑に行うことが可能となるように形成している。
【0023】
また上述した一実施例にあっては、種菌容器10を種菌容器装填部材12に装填保持する場合、種菌Sが充填された種菌容器10を逆さにして平板状に形成された装填プレート12Bの4個の装着孔12Aに種菌容器10の首部10Aを装着してセットし、一方、エアシリンダ16を作動させてエアシリンダ16のピストン16Aを上昇した位置に維持させ、このピストン16Aの上昇により支持板17と支持板17に取り付けられた押圧プレート21側および支持板17に取り付けられた位置規制部29の位置決めシャフト27を上昇状態に保ち、この上昇状態において前記種菌容器10を逆さに倒立した状態に予めセットした種菌容器装填部材12の装填プレート12Bを種菌Sの掻き出し位置である前記押圧プレート21側の下方側に位置した案内ガイド部13の案内レール13A上に載せ、次いで前記エアシリンダ16のピストン16Aを下降作動することによりピストン16Aに固定されている支持板17も下降し、この下降動作に伴って支持板17に取り付けられた前記押圧プレート21と前記位置規制部29の位置決めシャフト27が下降し、前記押圧プレート21によってそれぞれの種菌容器10の底部10Bが押圧支持されるとともに、前記位置決めシャフト27の先端部が平板状の装填プレート12Bに設けた位置規制部29の一部を構成する嵌合孔28に挿入され、これにより案内ガイド部13上に滑動可能に載置される種菌容器装填部材12が位置規制部29である位置決めシャフト27と嵌合孔28との挿入によって所定位置に固定支持され、種菌容器10内の種菌Sの掻き出し工程における事前準備が完了する。
【0024】
またこの実施例では、コンテナ7内に収納される栽培容器6の横列単位の個数(4個)に合わせて、前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレート12Bに各種菌容器10の首部10Aを受け入れる装着孔12Aが4個形成されているとともに、この各装着孔12Aの間に位置してサポート軸30がそれぞれ立設され、この各サポート軸30の上端部に前記種菌容器10の胴部10Cを支える略円柱状の駒部30Aが取り付け固定されている。なお、図示しないが、前記装着孔12Aと同心円状にして、逆さに倒立状態で挿入された種菌容器10の胴部10Cと首部10Aとの間の肩部10Dを回転可能に支持する軸受部材を前記種菌容器装填部材12の装填プレート12B上に取り付け固定してもよい。
【0025】
また前記位置決めシャフト27と嵌合孔28とからなる位置規制部29を介して前記案内ガイド部13上に前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレート12Bが固定支持された位置、すなわち種菌容器10の種菌Sを掻き出す掻き出し位置において、その装填プレート12Bの装着孔12Aに逆さに倒立して配置したそれぞれの種菌容器10の首部10Aの下方位置に対応する本体フレーム1箇所には掻き出された種菌Sを案内可能とする筒状の種菌案内カバー31が設けられている。
【0026】
また前述の種菌充填装置11には、前記位置規制部29によって固定支持された前記種菌容器装填部材12の装填プレート12Bに設けられた各装着孔12Aを介して種菌容器10内の種菌Sを掻き出すための掻取部材となる掻出刃32Aを備えた掻出棒32が各々設けられており、この各掻出棒32は掻出回転駆動部となるモータ33の回転伝達をチェーン34を介してそれぞれ回転伝達するように構成されるとともに、前記モータ33と共に掻出棒32がプレート35上に取り付けられている。
【0027】
前記掻取部材となる掻出刃32Aを設けた掻出棒32は、本願出願人が先に提案した特開平5−103543号公報等に示してあるように、掻出刃32Aの回転とともに、各掻出棒32を軸支する前記プレート35が昇降可能に設けられている。
【0028】
この実施例では、プレート35に設けた雌螺子筒36に螺子棒37を螺合し、この螺子棒37は無端状チェーン38を介して掻出上昇駆動部となるモータ39と連結しており、このモータ39の回転が前記無端状チェーン38を介して螺子棒37へと回転伝達し、この螺子棒37の回転に伴い前記プレート35上昇させ、このプレート35上に取り付けた前記掻出刃32Aを備えた掻出棒32を上昇案内するようにしている。
【0029】
なお掻出棒32は、上昇端に達した時点で下降端まで復帰するように前記掻出上昇駆動部となるモータ39が逆回転し、この逆回転により螺子棒37を介して前記プレート35が下動復帰するように構成されている。
【0030】
また前記種菌容器装填部材12に設けた4個の装着孔12Aの下方にそれぞれ対応して種菌Sを案内し貯留する種菌案内筒40が設けられ、各種菌案内筒40の下端部には、その開口下端部を開閉するシャッタ41が設けられている。
【0031】
このシャッタ41のさらに下方には、シャッタ41の開放時に種菌Sを栽培容器6の口部へと案内する種菌供給筒42が配設され、この種菌供給筒42はシリンダ43によって前記蓋開閉装置9とともに、リンクアームを介して連動するよう移動可能に設けられており、前記シリンダ43の作動に伴う蓋開閉装置9による蓋5の開放作動時に種菌供給筒42が栽培容器6位置へと移行し、かつ蓋開閉装置9による蓋5の閉塞作動時に種菌供給筒42が栽培容器6位置から懸け離れた位置に後退するように移動可能に配設されている。
【0032】
また本発明の実施例では、前記本体フレーム1の上側位置、すなわち前記案内ガイド部13の搬入側には、前記種菌容器装填部材12を構成する装填プレート12Bを所定数載置可能とし、その装填プレート12Bを順次間欠的に供給可能とする種菌容器供給部44が設置されている。
【0033】
この種菌容器供給部44は、本体フレーム1の上側平坦面箇所にて、その両端側に設けられたそれぞれのスプロケット45間に無端状のチェーン46が平行に架け渡され、そのスプロケットの45の一箇所に搬入供給駆動手段であるモータ47がギヤを介して連結され、このモータ47の回転駆動により前記無端状のチェーン46上に乗せられた種菌容器装填部材12が間欠的に送られるように構成されている。
【0034】
また、前記スプロケット45間に架け渡された無端状のチェーン46の上側と下側との間にはチェーン46の弛みを抑制する規整板48が配設されるとともに、各チェーン46の両側には前記種菌容器装填部材12をガイドする案内側板49が設けられており、無端状のチェーン46の搬出側に隣接して前記案内ガイド部13の案内レール13Aが所定角度傾斜して配設され、このチェーン46の搬出側端部に位置した前記案内側板49に受け渡しガイド片50が取付固定され、この受け渡しガイド片50によって前記種菌容器装填部材12がチェーン46から傾斜して配設された案内レール13Aへと移行する際に、種菌容器装填部材12の装填プレート12Bの後端側が案内レール13から浮き上がって反転することを防ぐようにしている。
【0035】
またこの実施例では、前記案内ガイド部13の案内レール13Aの搬出側には、前記種菌容器装填部材12が受け渡される種菌容器搬出受け部51が設置されており、この種菌容器搬出受け部51は全体が枠状に形成され、前記案内レール13Aの幅に合わせて両側に搬出用レール51Aが配設されて、その搬出用レール51Aの搬出端部分に落下防止用ストッパ51Bが形成されている。
【0036】
なお、前述したストッパ14は、前記案内レール13Aの搬送面に対して出没自在となるようにストッパ解除手段であるシリンダ52に連結され、このシリンダ52の作動によってストッパ14が引っ込むことにより、案内レール13A上の種菌Sが空となった種菌容器10が装填されている装填プレート12Bが傾斜面に倣って滑動移行し、前記種菌容器搬出受け部51である搬出用レール51Aへと受け渡され、前記落下防止用ストッパ51Bによって装填プレート12Bが位置決め停止されるように形成されている。
【0037】
次に前記構成において、通常の接種工程の動作を説明する。先ずエアシリンダ16を作動させてエアシリンダ16のピストン16Aを上昇した位置に維持させ、このピストン16Aの上昇により支持板17と支持板17に取り付けられた押圧プレート21側および支持板17に取り付けられた位置規制部29の位置決めシャフト27を上昇状態に保ち、この上昇状態において前記種菌容器10を逆さに倒立した状態に予めセットした種菌容器装填部材12の装填プレート12Bを種菌Sの掻き出し位置である前記押圧プレート21側の下方側に位置した案内ガイド部13の案内レール13A上に載せ、次いで前記エアシリンダ16のピストン16Aを下降作動することによりピストン16Aに固定されている支持板17も下降し、この下降動作に伴って支持板17に取り付けられた前記押圧プレート21と前記位置規制部29の位置決めシャフト27が下降し、前記押圧プレート21によってそれぞれの種菌容器10の底部10Bを押圧支持するとともに、前記位置決めシャフト27の先端部が平板状の装填プレート12Bに設けた位置規制部29の一部を構成する嵌合孔28に挿入され、これにより案内ガイド部13上に滑動可能に載置される種菌容器装填部材12が位置規制部29である位置決めシャフト27と嵌合孔28との挿入によって所定の種菌接種位置に固定支持され、種菌容器10内の種菌Sの掻き出し工程における事前準備が完了する。
【0038】
この事前準備の完了後において、所定数の蓋5付きの栽培容器6を収納したコンテナ7を移送コンベヤ2上に載置してコンテナ7を移送し、最前列の栽培容器6が種菌接種位置に到達すると移送コンベヤ2が停止し、次いで容器位置決め装置8によって栽培容器6の上下方向とセンタ位置を規制した状態で栽培容器6を種菌接種位置に位置決め固定する。
【0039】
また前記容器位置決め装置8による位置決め時において、この実施例では掻出回転駆動部材であるモータ33も予め設定した時間駆動して掻出棒32の回転により種菌容器10内の種菌Sが掻出刃32Aによって掻き取られ、この掻き出された種菌Sが種菌案内筒40の下端部に貯留される。
【0040】
この際、掻出棒32の回転時には種菌容器回転駆動部材26の一部を構成するモータ22も作動し、このモータ22の回転に連れて回転軸19を介して押圧プレート21が回転され、押圧プレート21が種菌容器10を押圧支持しつつ、その種菌容器10を回転するとともに、掻出上昇駆動部となるモータ39の回転に伴い螺子棒37が回転してプレート35を上昇させ、このプレート35上に取り付けられた掻出刃32Aを設けた掻出棒32が種菌容器10の奥行き方向に上昇案内される。
【0041】
なお、前記種菌容器回転駆動部材26による種菌容器10の回転方向と前記掻出回転駆動部であるモータ33の回転による前記掻出刃32Aの回転方向とは相対的に逆回転で回転駆動するようにしており、種菌Sの掻き出しにおける掻き出し効率を高めるとともに、種菌容器10の回転により種菌容器10の内壁に近い種菌Sを良好に掻き出すことをねらいとしている。
【0042】
次いで容器位置決め装置8による位置決めが行われた後に、シリンダ43の作動に伴って蓋開閉装置9により栽培容器6の蓋5が蓋開放位置まで回動し、この蓋開放動作に連動して種菌供給筒42が蓋5を取り外した栽培容器6の真上に移行し、種菌案内筒40と栽培容器6との間を結ぶ軸線上に種菌供給筒42が配置される。
【0043】
この蓋開閉装置9の蓋開放完了時に、前記シャッタ41を開くことにより、種菌案内筒40内の種菌Sが種菌供給筒42を介して横一列単位で栽培容器6内に供給され、この種菌Sの供給完了後に前記シャッタ41は種菌案内筒40の下側開放端を閉塞作動するように復帰し、かつ前記シリンダ43の復帰作動により種菌供給筒42が栽培容器6位置から退避復帰すると同時に、蓋開閉装置9が回動復帰して種菌Sを接種した横一列の栽培容器6の蓋5を被嵌する。
【0044】
従って、前記一連の工程を順次作動することによって横一列単位で順次コンテナ7内の栽培容器6に種菌Sを連続して接種することができる。
【0045】
ところで上述した実施例において、本発明の主目的である種菌容器の交換機構について説明する。コンテナ7内の栽培容器6を横一列単位で順次間欠的に送りつつ連続的に接種する過程において、種菌容器10内の種菌Sを所定量ずつ掻き出すために掻出回転駆動部であるモータ33が予め設定された時間駆動して掻出棒32の回転により種菌容器10内の種菌Sが掻出刃32Aによって掻き取られるが、この種菌Sの掻き取り作動とともに、前記掻出上昇駆動部となるモータ39の回転により螺子棒38が間欠的に回転してプレート35が上昇案内され、このプレート35上に取り付けられた前記掻出刃32Aを設けた掻出棒32も上昇案内され、この上昇案内時に前記掻出刃32A位置が上昇端に達した時点、すなわち種菌容器10内の種菌Sが空となった時点で、図示しないセンサの作動によって前記掻出上昇駆動部となるモータ39が逆回転されて前記螺子棒37を介して前記プレート35が下降端まで下動復帰される。
【0046】
この時点、すなわち前記種菌容器10内の種菌Sが空となった時、前記エアシリンダ16の作動により前記支持板17が上昇作動し、この上昇作動によって種菌容器10の底部10Bを押し付ける前記押圧支持部20が解放されると同時に、前記位置規制部29の一部を構成する位置決めシャフト27も上昇作動され、種菌容器10の押し付け固定支持が解放されるとともに、前記位置決めシャフト27が種菌容器装填部材12の装填プレート12Bに設けられた前記嵌合孔28から抜け出すこととなり、この結果空になった4個の種菌容器10を装填していた前記種菌容器装填部材12が前記位置規制部29から解き放され、これにより傾斜した案内ガイド部13の案内レール13Aの斜面に倣って滑動移行し、案内レール13Aの斜面下端部側に設けられたストッパ14に位置規制され、これと同時に次に待機している4個の種菌容器10を装填した種菌容器装填部材12が案内レール13Aの斜面に沿って種菌の掻き出し位置まで滑動移行することとなり、待機状態であった種菌Sが充填されている4個の種菌容器10と空になった4個の種菌容器10との切り換え交換が自動的に行われる。
【0047】
この種菌容器10の交換作動後において、前記シリンダ16のピストン16Aが下降作動するとピストン16Aに固定されている支持板17が下降し、この下降動作に伴って前記支持板17に取り付けられた位置決めシャフト27と前記押圧プレート21とが下降し、位置決めシャフト27の先端部が種菌容器装填部材12の装填プレート12Bに設けた嵌合孔28に挿入されるとともに、前記押圧プレート21によって新たに供給された4個の種菌容器10の底部10Bが押圧支持され、これにより、各種菌容器10内の種菌Sの掻き出しの準備がなされ、次いで前述したように掻出刃32Aと種菌容器10との回転駆動により種菌Sの掻き出しが順次行われる。
【0048】
また前記種菌容器10の切り換え交換作動と同時に、案内ガイド部13の搬入側に設置された種菌容器供給部44からは、搬入供給駆動手段であるモータ47の回転駆動により無端状のチェーン46上に乗せられた種菌容器装填部材12の装填プレート12Bが間欠的に送られ、この送りによってチェーン46の搬出側端部に乗せられていた装填プレート12Bが所定角度傾斜して配設された前記案内レール13Aの供給側に新たに送り込まれ、前記種菌容器装填部材12の自重で前記案内レール13Aの傾斜面に沿って滑動移行し、前記位置規制部29によって案内ガイド部13上に固定支持された種菌容器装填部材12と次に待機する種菌容器装填部材12とが順次連接状態に配列される。
【0049】
従って前記種菌容器10の切り換え作動の間に空になった4個の種菌容器10が装填された種菌容器装填部材12の装填プレート12Bをそのユニット毎案内ガイド部13の案内レール13A上から簡単に取り外すことができ、従来装置のように種菌容器10を1個毎交換する必要もないため作業能率を高めることが可能となる。
【0050】
また種菌容器10の補給時においても、種菌容器装填部材12の装填プレート12Bに設けた4個の装着孔12Aに予め種菌容器10を装填してセットし、このセット状態の種菌容器装填部材12を種菌容器供給部44の無端状のチェーン46上に所定数載置可能に設けてストックしておくことにより、種菌容器10の補給の際に、4個の種菌容器10を装填した種菌容器装填部材12を1つのユニットとしてレール状の案内ガイド部13上に搬送して簡単に供給できるものであり、これにより種菌容器10の供給作業を簡便に行うことができるという効果がある。
【0051】
なお、この実施例では種菌Sの掻き出し状態にセットしてある種菌容器装填部材12の他に、待機状態にある種菌容器装填部材12を1連に案内ガイド部13の案内レール13A上に連接して配置する構造を採用したが、案内レール13Aからなるガイド部材13の長さを延ばしさらに多くの種菌容器装填部材12をセット可能に設けてもよいものであり、またコンテナ7に収納する栽培容器6の大きさによっては横列単位の個数が3個あるいは5個等のように異なる場合もあるが、コンテナ7内の横列単位の個数に合わせて種菌容器装填部材12の装填プレート12Bに設ける装着孔12Aの数を設定すればよい。
【0052】
また前述したように、空となった種菌容器10を装填していた種菌容器装填部材12を案内ガイド部13の傾斜面に沿って送り出す際、実施例では種菌容器装填部材12の送り出し量として、案内ガイド部13の下端部側に設けたストッパ14と種菌接種位置に支持されている種菌容器装填部材12の送り出し側端面位置との寸法間隔を、種菌容器装填部材12の送り出し方向である奥行き寸法にほぼ合わせて設定することで、案内ガイド部13に沿って種菌容器装填部材12の一つ分を滑動移行できるように構成しており、これにより前述したように空となった種菌容器10を装填した種菌容器装填部材12を直接取り出してもよいが、実施例に開示したように案内レール13Aからなる案内ガイド部材13の搬出側にてストッパ14を案内レール13Aの搬送面に対して出没自在となるようにストッパ解除手段であるシリンダ52に連結し、かつこのストッパ14の下流側、すなわち案内レール13Aの搬出側に前記種菌容器装填部材12が受け渡される種菌容器搬出受け部51を設置することによって、空となった種菌容器10を装填した種菌容器装填部材12は前記シリンダ52の作動によってストッパ14を引き下げることにより、案内レール13A上の種菌Sが空となった種菌容器10を装填した装填プレート12Bが傾斜面に倣って滑動移行し、前記種菌容器搬出受け部51である搬出用レール51Aへと受け渡すことができるため、所定量の種菌容器装填部材12がストックされてから、空となった種菌容器10が装填された種菌容器装填部材12をユニット毎に纏めて取り除くことができるため、種菌容器10の供給および取り除きなどの交換作業を簡便に行うことができるという効果がある。
【0053】
また本発明は上述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、たとえば種菌容器装填部材12を略平板状の装填プレート12Bによって形成しているが、種菌容器10の形状・大きさに合わせて枠状とした装填プレートからなる種菌容器装填部材として形成してもよく、また案内ガイド部13をレール状としたものを実施例としていたが、たとえば複数のローラを並列して案内ガイド部を構成してもよいものであり、また実施例では、案内ガイド部と種菌容器搬出受け部とを個別に形成して設置していたが、案内ガイド部を延長して種菌容器搬出受け部の機能を兼用して構成してもよい。
【0054】
また種菌Sの掻き出し位置に種菌容器装填部材12を固定支持する位置規制部29の機構として、実施例では位置決めシャフト27と嵌合孔28との挿入によって位置の割り出しを行っていたが、前記嵌合孔28に変えて溝部や凹みでもよく、また位置決めシャフト27を種菌容器10を押圧支持する支持板17に取り付け、その支持板17から下方に向けて突き出し配設していたが、接種装置の本体フレーム側に個別に設けた位置決めピンによって種菌容器装填部材を位置決め固定するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、本体フレームの下方に設けられ、栽培容器群を複数列に整列して収納したコンテナを横列単位で間欠移送する移送コンベヤと、この移送コンベヤの間欠移送によって前記コンテナ内の横一列の栽培容器のセンタを出しつつ位置決めする容器位置決め装置と、この容器位置決め装置によって種菌接種位置にて横一列に配列された栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、種菌容器内の種菌を所定量掻き出すために掻取部材となる掻出刃を備えた掻出棒が回転とともに所定量上昇し、前記蓋開閉装置によって蓋の開放された横一列に配列された前記栽培容器内に前記種菌を接種する種菌充填装置と、前記栽培容器の横列単位の個数に合わせて前記種菌容器の首部側を逆さに装着する装着孔を備えた装填プレートからなる種菌容器装填部材と、前記本体フレームの上側平坦面箇所に前記種菌容器装填部材を所定数載置可能としかつ前記掻出刃位置が上昇端に達し種菌容器内の種菌が空になった時点で前記掻取部材が下降端まで下動復帰し、この時点にて前記種菌充填装置に向けて前記種菌容器装填部材を順次間欠的に供給可能とする種菌容器供給部と、を備えたことを特徴とする種菌接種装置であり、前記種菌容器装填部材のそれぞれの装着孔に種菌の充填されている種菌容器を逆さにして装着してセットし、このセット状態の種菌容器装填部材を所定数前記種菌容器供給部上に載置するだけで、そのセット状態の種菌容器装填部材を順次間欠的に種菌充填装置に供給できるので、従来装置のように種菌容器を1個毎交換する必要もないため、作業能率を高めることができる種菌容器供給装置を備えた種菌接種装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用する種菌接種装置の全体構成を示す概要斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す種菌接種装置の主要側面図である。
【図3】本発明の一実施例の種菌接種装置に備え付けられた種菌容器切り換え機構の主要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例の種菌容器および種菌容器装填部材のセット状態を部分断面で示した要部の正面図である。
【図5】図4の種菌容器および種菌容器装填部材の開放状態を部分断面で示した要部の正面図である。
【図6】種菌容器の供給状態を示す種菌接種装置の全体概要主要側面図である。
【符号の説明】
S 種菌
1 本体フレーム
2 移送コンベア
5 蓋
6 栽培容器
7 コンテナ
8 容器位置決め装置
9 蓋開閉装置
10 種菌容器
10A 首部
10B 底部
11 種菌充填装置
12 種菌容器装填部材
12A 装着孔
12B 装填プレート
13 案内ガイド部
13A 案内レール
14 ストッパ
15 支柱
16 エアシリンダ
17 支持板
19 回転軸
20 押圧支持部
21 押圧プレート
26 種菌容器回転駆動部材
27 位置決めシャフト
28 嵌合孔
29 位置規制部
32 掻出棒(掻取部材)
32A 掻出刃
44 種菌容器供給部
47 モータ(搬入供給駆動手段)
51 種菌容器搬出受け部
51A 搬出用レール
52 シリンダ(ストッパ解除手段)

Claims (1)

  1. 本体フレームの下方に設けられ、栽培容器群を複数列に整列して収納したコンテナを横列単位で間欠移送する移送コンベヤと、
    この移送コンベヤの間欠移送によって前記コンテナ内の横一列の栽培容器のセンタを出しつつ位置決めする容器位置決め装置と、
    この容器位置決め装置によって種菌接種位置にて横一列に配列された栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、
    種菌容器内の種菌を所定量掻き出すために掻取部材となる掻出刃を備えた掻出棒が回転とともに所定量上昇し、前記蓋開閉装置によって蓋の開放された横一列に配列された前記栽培容器内に前記種菌を接種する種菌充填装置と、
    前記栽培容器の横列単位の個数に合わせて前記種菌容器の首部側を逆さに装着する装着孔を備えた装填プレートからなる種菌容器装填部材と、
    前記本体フレームの上側平坦面箇所に前記種菌容器装填部材を所定数載置可能としかつ前記掻出刃位置が上昇端に達し種菌容器内の種菌が空になった時点で前記掻取部材が下降端まで下動復帰し、この時点にて前記種菌充填装置に向けて前記種菌容器装填部材を順次間欠的に供給可能とする種菌容器供給部と、
    を備えたことを特徴とする種菌接種装置。
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