JP3628284B2 - 飲料容器用把手装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は飲料容器用把手装着装置に係り、飲料容器中の飲料をグラス等の容器に注ぐ際に飲料容器を手で持つための把手を自動的に飲料容器に装着するための飲料容器用把手装着装置に関する。本発明は、特に、ビールを充填したビヤ樽に自動的に装着するための把手装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から飲料容器として、2l(リットル)又は3l(リットル)等の比較的少容量の飲料を充填した飲料容器が販売されている。この飲料容器には、消費者がグラス等の容器に注ぐ際に手で持つことが不便であるため把手が装着されている。従来、この把手の装着は、飲料容器製造工場における飲料容器製造工程中に人手によって装着が行なわれている。即ち、飲料容器製造工場における飲料容器製造工程中に上流より搬送機器で搬送される飲料容器を取り出して人手により把手を装着する。この場合、把手を人手で梱包された箱より取出し、取付け位置の目印である上部レジマーク(黒色)(以下、レジマークと称する)を目視確認して、把手の上端係合部をレジマークの直上の上部凹形状部へ引っ掛け、把手の下端係合部をレジマークの下方に形成された下部凹形状部へ押込む。また把手の装着不良がないこと、および把手の取付け位置ずれのないことを目視確認して、問題がなければ搬送機器に戻し下流に搬送する。この把手装着動作を連続して実施することにより、全ての飲料容器に把手を装着して出荷している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような人手により飲料容器に把手を装着する方法は、作業性が悪く、非効率的で作業時間が極端に長くなるという問題点がある。また、人件費が高額でランニングコストに占める割合が高く、飲料容器の製造コストの中で大きな負担となっているために、この費用を削減する必要がある。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、飲料容器に人手を介することなく把手を簡単な機械構成でかつ自動的に装着することができる飲料容器用把手装着装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明は、容器の上下部に凹形状部を設けた飲料容器に把手を装着するための飲料容器用把手装着装置であって、搬入された複数の飲料容器に任意の定間隔を形成する定間隔形成装置と、任意の定間隔を置いて整列された各飲料容器を保持して回転させ、各飲料容器の把手取付け位置を把手装着位置に整合させる把手装着位置整合装置と、把手を把手装着位置の下方の把手整列位置に供給する把手供給装置と、把手整列位置にある複数の把手を挟持し、予め把手装着位置に整合した複数の飲料容器の上部凹形状部に把手の上端係合部を引っ掛ける把手係着装置と、把手の下端係合部を各飲料容器の下部凹形状部に押込み、把手を各飲料容器に装着する把手押込み装置とを備え、前記把手押込み装置は、把手の下端部に係合して把手の下端部を飲料容器の下部凹形状部に押込む把手押込み用プレートと、把手押込み用プレートを支持する軸と、該軸を回転させる回転機構とからなることを特徴とするものである。
前記回転機構はロータリシリンダを挙げることができる。
【0005】
上述の構成からなる本発明によれば、任意の定間隔を形成する定間隔形成装置により搬入された複数の飲料容器に任意の定間隔が形成され、把手装着位置整合装置により任意の定間隔を置いて整列された各飲料容器が保持され回転され、各飲料容器の把手取付け位置が把手装着位置に整合される。一方、把手は把手供給装置により前記把手装着位置の下方にある把手整列位置に供給される。そして、把手係着装置により、把手整列位置にある複数の把手を挟持し、予め把手装着位置に整合した複数の飲料容器の上部凹形状部に把手の上端係合部を引っ掛け、その後、把手押込み装置により把手の下端係合部を各飲料容器の下部凹形状部に押込み、把手を飲料容器に完全に装着することができる。したがって、本発明の飲料容器用把手装着装置によれば、飲料容器に人手を介することなく把手を自動的に装着することができる。
【0006】
本発明の1態様では、前記任意の定間隔を形成する定間隔形成装置はウォームスクリューからなることを特徴とする。該ウォームスクリューは回転軸に対してスクリュー状にネジ部が形成されたもので、ネジのピッチ等により任意の定間隔で搬送物の送り出しができるものである。
本発明の1態様では、前記把手装着位置整合装置は整列された各飲料容器を保持して回転させる容器把持機構と、容器把持機構に対応して設けられ各飲料容器の把手取付け位置を検知するセンサとを備え、該センサにより各飲料容器の把手取付け位置を検知して各飲料容器の回転を停止させることにより、各飲料容器の把手取付け位置を把手装着位置に整合させることを特徴とする。前記容器把持機構には容器の口部などの頂部を把持するグリッパヘッドを挙げることができる。
【0007】
本発明の1態様では、前記把手供給装置は、多数の把手を支持する支持レールと、該支持レールによって支持された多数の把手の後端部の把手に係合して支持された多数の把手を順次把手整列位置に送り込むための把手送り込み装置とからなることを特徴とする。
本発明の1態様では、前記把手係着装置は、把手を挟持する複数の挟持機構と、複数の挟持機構を支持するサポートと、サポートを上下動させる上下動用機構と、サポートを前後動させる前後動用機構とからなることを特徴とする。前記上下動用機構は上下動用エアシリンダを挙げることができ、前記前後動用機構は前後動用エアシリンダを挙げることができる
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る飲料容器用把手装着装置の一実施形態を、ビール等を収納する小型飲料容器(2〜3l(リットル)の容器)のビヤ樽に代表させて図1乃至図13を参照して説明する。
図1(a)は本発明のビヤ樽用把手装着装置によって把手がビヤ樽に装着された状態を示す斜視図であり、図1(b)はビヤ樽に把手を装着する前の状態を示す斜視図である。図1(a)および図1(b)に示すように、円筒形状のビヤ樽1の充填口にはスクリューキャップ2が螺合されており、ビヤ樽1内が密閉されている。ビヤ樽1には把手3が装着されるようになっている。
【0009】
従来、把手3は人手によってビヤ樽1に装着されていた。この場合、図2に示すように、ビヤ樽1の肩部および底部近傍にあるレジマーク1mを目視確認して、図1(b)に示すように、このレジマーク1mのある位置に把手3を合わせ把手3の上端係合部3aを肩凹部(上部凹形状部)1aへ引っ掛け、把手3の下端係合部3bを底凹部(下部凹形状部)1b(図2参照)へ押込んでいる。
【0010】
本発明のビヤ樽用把手装着装置は、ビヤ樽1の肩部レジマーク1mの確認からビヤ樽1への把手3の装着までの作業を全て自動的に行なうものである。把手取付位置の目印である標識は上記レジマーク以外でも検知用センサに対応して検出できるために設けられたものであれば、本発明を実施することができる。
【0011】
図3は本発明に係るビヤ樽用把手装着装置の全体構成を示す概略図である。図3に示すように、ビヤ樽用把手装着装置は、ビヤ樽1の整列機能を上流側に有したアキューム搬送機器を構成するコンベア10により連続的に整列して搬入されたビヤ樽1に定間隔を形成する定間隔形成装置11と、定間隔を置いて整列された各ビヤ樽1を保持してビヤ樽の中心を軸として回転させ各ビヤ樽1のレジマーク1mを検出しビヤ樽1のレジマーク1mの位置(即ち、把手取付け位置)を把手装着位置(図3において正面の位置)PAに整合させる把手装着位置整合装置13と、把手3を把手装着位置PAの下方の把手整列位置PBに供給する把手供給装置20と、把手整列位置にある複数の把手3を挟持し予め把手装着位置PAに整合した複数のビヤ樽1の肩凹部1aに把手3の上端係合部3aを引っ掛ける把手係着装置30と、把手3の下端係合部3bを予め設けられた底凹部1bに押込み把手3を完全にビヤ樽1に装着する把手押込み装置40とから構成されている。
【0012】
次に、上述した各機器の詳細を説明する。
図4は定間隔形成装置11の詳細構造を示す正面図である。図4に示すように、ビヤ樽1を搬送するコンベア10のやや上方には定間隔形成装置11が配置されている。定間隔形成装置11はウォームスクリューから構成され、ウォームスクリューの外周部には定ピッチのスクリューが形成されている。そして、定間隔形成装置11はモータM1により回転駆動されるようになっている。したがって、コンベア10により一列に連なった状態で搬入された複数のビヤ樽1が定間隔形成装置11に導入されると、各ビヤ樽1はスクリューの凹部に係合して搬送され、その結果、隣接するビヤ樽1間に定間隔が形成される。
【0013】
図5は把手装着位置整合装置13の詳細構造を示す正面図である。把手装着位置整合装置13は、定間隔形成装置11の上方に配置された容器把持機構支持部14と、容器把持機構支持部14に支持されるとともにビヤ樽1をグリップ(握持)して回転させる複数(実施例では7個)の容器把持機構15と、容器把持機構15に対応して設けられ各ビヤ樽1のレジマーク1mを検知する複数のレジマークセンサ16とを備えている。容器把持機構支持部14の前後端部は上下用エアシリンダ17および型替用エアシリンダ18を介してフレーム19に連結されている。各容器把持機構15はモータM2に連結されており、回転駆動されるようになっている。各容器把持機構15にはエア用蛇腹ホースhを介してエアが供給可能になっており、このエアの供給により各容器把持機構内のナイロン樹脂からなるグリップ部が膨らみ、ビヤ樽1をグリップ(握持)することができるようになっている。型替用エアシリンダ18は2l用のビヤ樽と3l用のビヤ樽とで、容器把持機構支持部14の高さ位置を変更するためのものである。
【0014】
上述の構成において、定間隔形成装置11によりビヤ樽1が定間隔を置いて整列したら、上下用エアシリンダ17が作動し、容器把持機構支持部14が容器把持機構15と一体に下降し、各容器把持機構15がビヤ樽1のキャップ部に係合する。すると、各容器把持機構15にエアが供給され、各容器把持機構15内のグリップ部が膨らみ、ビヤ樽1のキャップ部をグリップ(握持)する。このグリップ動作により、ビヤ樽がその中心を軸として回転した際にビヤ樽の底部がコンベア10の上面と接触しないようにわずかな高さだけ持ち上げられる。ビヤ樽1のグリップが完了すると、モータM2により各容器把持機構15が回転駆動され、各ビヤ樽1が回転する。ビヤ樽1の回転中に、レジマークセンサ16でレジマーク1mを検出すると、ビヤ樽1の把手取付け位置(レジマークの位置)が把手装着位置(図5において正面の位置)PAに整合するまで回転して停止する。その後、容器把持機構15がビヤ樽1をリリース(解放)し、上下用エアシリンダ17が作動して、容器把持機構15を支持した容器把持機構支持部14が上昇して元の位置に戻る。
【0015】
なお、レジマーク1mを検知するレジマークセンサ16は、把手装着作業の障害になるため、把手3を取り付ける正面には設置できないので、回転方向の手前に設置している。したがって、レジマークセンサ16がレジマーク1mを検知してから、ビヤ樽1をやや回転させた後にビヤ樽1を停止させるようにしている。停止方法はレジマーク1mを検出した後に遅延時間計を用いインダクションモータ(モータM2)を停止させる。インダクションモータを用いずにサーボモータやステッピングモータ等の位置決め機能を備えたモータを使用する方法も有効である。回転を停止したビヤ樽1はコンベア10に載せられるために元の位置へ下降する。
【0016】
図6は把手供給装置20の詳細構造を示す正面図である。図6に示すように、把手供給装置20は、ビヤ樽1の進行方向に沿って並列し多数の把手3を支持する上下二本の支持レール21と、上下二本の支持レール21に支持された多数の把手3を把手装着位置の下方の把手整列位置に送り込むための把手送り込み装置22とから構成されている。把手送り込み装置22は、ビヤ樽1の進行方向に沿って配設された一対のスプロケット23,23と、一対のスプロケット23,23間に架け渡されたチェーン24と、チェーン24に固定された二個のローラレバー25a,25bとから構成されている。
【0017】
上述の構成において、図6に示すように、ローラレバー25aが上にある間に多数の把手3を支持レール21の左側から右側に向かって押し入れる。その後、一方のスプロケット23に連結されたモータ(図示せず)を駆動することにより、ローラレバー25aが仮想線で示されるように左端部にある把手3に接触して、ローラレバー25aが右方向に進行するにつれて、多数の把手3は把手整列位置PBに進行する。なお、ローラレバーは二個チェーン上に取り付けてあるため、ローラレバー25aがローラレバー25bで示される位置に進行して停止したときには、ローラレバー25bは図6に示すローラレバー25aの位置に進行している。したがって、次に多数の把手を入れたときには、ローラレバー25bが把手3を把手整列位置PBに進行させることになる。上述の把手送り込み動作により把手3が把手整列位置PBに向かって送り込まれると、把手整列位置PBの先端部にあるセンサ26が把手整列の完了を確認する。センサ26が把手整列の完了を検知すると、チェーン24の走行が停止し、ローラレバー25a,25bの進行が停止する。
【0018】
把手整列完了センサ26はビヤ樽1へ把手3を装着するために、把手係着装置30でレールから抜き出されて発生した隙間を検出すると、把手送り込み装置22を起動させて送り込みを開始させる。この連続動作を繰り返す。
【0019】
図7は把手係着装置30の詳細構造を示す概略斜視図である。図7に示すように、把手係着装置30は、把手3を挟持する複数の挟持機構(以下、チャックと記す)31と、複数のチャック31を支持するサポート32と、サポート32を上下動させる上下動用エアシリンダ33と、サポート32を前後動させる前後動用エアシリンダ34とから構成されている。各チャック31は、開閉可能な一対のクランプアームからなり、この一対のクランプアームはエアシリンダ35により開閉されるように構成されている。なお符号36はサポート32および前後動用エアシリンダ34を支持するためのフレームである。
【0020】
上述の構成において、上下動用エアシリンダ33が作動してサポート32がチャック31とともに下降し、把手整列位置PBにある把手3を挟持しにいく。次に、各エアシリンダ35が作動して各チャック31が把手3を挟持する。チャック31が閉じて把手3を把持していることをセンサで確認する。センサはチャック31が把手3を把持せずに閉じた状態を検出する構成であり、チャック31を閉じて把手3を把持しているとセンサは検出しない。その後、上下動用エアシリンダ33が作動してサポート32がチャック31とともに所定位置まで上昇する。そして、前後動用エアシリンダ34が作動してサポート32がチャック31とともに前進し、各チャック31は整列してレジマーク1mが把手装着位置PAまで回転したビヤ樽1に近接する位置まで前進する。そして、エアシリンダ35を作動させることにより、チャック31が把持した把手3を放すと、把手3の上端部3aはビヤ樽1の肩凹部1aに係合する(図1および図2参照)。その後、前後動用エアシリンダ34が作動して、サポート32がチャック31とともに後退する。
【0021】
図8は把手押込み装置40を示す図であり、図8(a)は把手押込み装置40の詳細構造を示す斜視図であり、図8(b)は把手押込み装置40の作動状態を示す斜視図である。把手押込み装置40は、整列したビヤ樽1の下方に位置しており、図8(a)に示すように、把手押込み装置40は矩形状の把手押込み用プレート41と、把手押込み用プレート41を支持している軸42を回転させるエアで作動するロータリシリンダ43とから構成されている。なお符号44は軸42を支持する軸受である。
上述の構成において、図8(b)に示すように、ロータリシリンダ43を作動させて、軸42を回転させることにより把手押込み用プレート41を回転させ、把手3の下端係合部3bをビヤ樽1の底凹部1bに押込み、把手3を完全にビヤ樽1に装着する。把手3の押込みが終了して把手装着作業が完了すると、把手押込み装置40におけるロータリシリンダ43は逆回転して把手押込み用プレート41は原点位置へ戻る。
【0022】
次に、上述した構成を有するビヤ樽用把手装着装置の作用を図3乃至図13を参照して説明する。図9乃至図13はビヤ樽用把手装着装置の作動状態を示す斜視図である。
ビヤ樽1内にビールまたは発泡酒を充填した後の充填口にキャップをするスクリューキャッパーを通過した後に、ビヤ樽用把手装着装置へビヤ樽1を連続して導入する必要がある。そのために、ビヤ樽用把手装着装置の直前に、ビヤ樽1の導入を制御する自動開閉式の整列ストッパーが設置され、整列ストッパーより上流でビヤ樽1が連続して整列していることを検出するための整列センサが設置されている。ビヤ樽1内にビールまたは発泡酒を充填並びにキャッピングする装置を通過した後、ビヤ樽用把手装着装置にビヤ樽1を連続して導入するために整列ストッパーで搬送経路を閉鎖の状態として、ビヤ樽1が整列したことを整列センサで確認した後、整列ストッパーで閉鎖していた搬送経路を開放して、ビヤ樽用把手装着装置内へ整列されたビヤ樽1を連続的に導入する工程を開始する。
また、整列センサがビヤ樽1の連続導入ができない間隔となる時間以内にビヤ樽1を検出できなければ、ビヤ樽用把手装着装置へ整列したビヤ樽1を導入していない状態と判断して整列ストッパーで搬送経路を閉鎖し、ビヤ樽用把手装着装置へのビヤ樽1の導入を停止する。
【0023】
こうして複数のビヤ樽1は、コンベア10によって一列に連なった状態でビヤ樽用把手装着装置の定間隔形成装置11に搬入される。一列に連なった状態で搬入された複数のビヤ樽1は定間隔形成装置11によって隣接するビヤ樽1間に定間隔が形成された後、ビヤ樽1は所定位置で停止する(図9参照)。ビヤ樽1が整列したら、把手装着位置整合装置13における上下用エアシリンダ17が作動し、容器把持機構15が下降する。各容器把持機構15がビヤ樽1のキャップ部に係合すると、各容器把持機構15にエアが供給され、容器把持機構15内のナイロン樹脂からなるグリップ部が膨らみ、ビヤ樽1のキャップ部をグリップする。キャップ部のグリップが完了すると、モータM2により各容器把持機構15が回転駆動され、各ビヤ樽1が回転する。ビヤ樽1の回転中にレジマークセンサ16でレジマーク1mを検出すると、ビヤ樽1の把手取付け位置(レジマークの位置)が把手装着位置(図5において正面の位置)に整合するまで回転して停止する。その後、各容器把持機構15はビヤ樽1をリリース(解放)して上昇する。これにより、各ビヤ樽1への把手3の装着準備が完了する。
【0024】
一方、多数の把手3は把手供給装置20に供給されると、把手供給装置20の把手送り込み装置22が作動し、一方のスプロケット23に連結されたモータ(図示せず)が駆動され、ローラレバー25a又は25bが左端部にある把手3に接触して、ローラレバー25a又は25bが把手整列位置PBに向かって進行する。上述の把手送り込み動作により把手3が把手整列位置に整列すると、把手整列位置の先端部にあるセンサ26が把手整列の完了を検知する。センサ26が把手整列の完了を検知すると、チェーン24の走行が停止し、ローラレバー25a,25bの進行が停止する。
【0025】
この状態において、把手係着装置30が作動し、上下動用エアシリンダ33が作動してサポート32がチャック31とともに下降し、把手整列位置にある把手3を把持しにいく。各エアシリンダ35が作動して各チャック31が把手3をチャックする。その後、上下動用エアシリンダ33が作動してサポート32がチャック31とともに所定位置まで上昇する(図10参照)。
【0026】
次に、前後動用エアシリンダ34が作動して、サポート32がチャック31とともに前進し、各チャック31は整列してレジマーク1mが把手装着位置まで回転したビヤ樽1に近接する位置まで前進する。次に、エアシリンダ35が作動し、チャック31が把持した把手3を放すと、把手3の上端部3aはビヤ樽1の肩凹部1aに係合する(図11参照)。その後、前後動用エアシリンダ34が作動してサポート32がチャック31とともに後退する。
【0027】
次に、把手押込み装置40におけるロータリシリンダ43が作動することにより、把手押込み用プレート41が回転し、把手3の下端部3bに把手押込み用プレート41が当接して、把手3の下端部3bをビヤ樽1の底凹部1bに押し込み、把手3を完全にビヤ樽1に装着する(図12参照)。これにより、把手3のビヤ樽1への装着が完了すると、ビヤ樽1を載置したコンベア10が稼働し、ビヤ樽を次の工程に搬送する(図13参照)。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、飲料容器に人手を介することなく把手を自動的に装着することができる。したがって、飲料容器への把手装着作業の省力化を図ることができ、かつ把手装着作業の高能率化を図ることができる。
また本発明の飲料容器用把手装着装置は、装置構造が簡易であるために設置場所を新たに作る必要がなく、既存の搬送機器を改造するだけで、省スペースに設置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の飲料容器用把手装着装置によって把手が飲料容器の一種であるビヤ樽に装着された状態を示す斜視図であり、図1(b)はビヤ樽に把手を装着する前の状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すビヤ樽の正面図である。
【図3】本発明に係る飲料容器用把手装着装置の全体構成を示す概略図である。
【図4】定間隔形成装置の詳細構造を示す正面図である。
【図5】把手装着位置整合装置の詳細構造を示す正面図である。
【図6】把手供給装置の詳細構造を示す正面図である。
【図7】把手係着装置の詳細構造を示す概略斜視図である。
【図8】把手押込み装置を示す図であり、図8(a)は把手押込み装置の詳細構造を示す斜視図であり、図8(b)は把手押込み装置の作動状態を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る飲料容器用把手装着装置の作動状態を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る飲料容器用把手装着装置の作動状態を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る飲料容器用把手装着装置の作動状態を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る飲料容器用把手装着装置の作動状態を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る飲料容器用把手装着装置の作動状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ビヤ樽
1a 肩凹部(上部凹形状部)
1b 底凹部(下部凹形状部)
1m レジマーク
2 スクリューキャップ
3 把手
3a 上端部
3b 下端部
10 コンベア
11 定間隔形成装置
13 把手装着位置整合装置
14 容器把手機構支持部
15 容器把手機構
16 レジマークセンサ
17 上下用エアシリンダ
18 型替用エアシリンダ
19 フレーム
20 把手供給装置
21 支持レール
22 把手送り込み装置
23 スプロケット
24 チェーン
25a,25b ローラレバー
26 センサ
30 把手係着装置
31 挟持機構(チャック)
32 サポート
33 上下動用エアシリンダ
34 前後動用エアシリンダ
35 エアシリンダ
36 フレーム
40 把手押込み装置
41 把手押込み用プレート
42 軸
43 ロータリシリンダ
44 軸受
h エア用蛇腹ホース
M1,M2 モータ
PA 把手装着位置
PB 把手整列位置

Claims (6)

  1. 飲料容器に把手を装着するための飲料容器用把手装着装置であって、
    搬入された複数の飲料容器に任意の定間隔を形成する定間隔形成装置と、
    任意の定間隔を置いて整列された各飲料容器を保持して回転させ、各飲料容器の把手取付け位置を把手装着位置に整合させる把手装着位置整合装置と、
    把手を把手装着位置の下方の把手整列位置に供給する把手供給装置と、
    把手整列位置にある複数の把手を挟持し、予め把手装着位置に整合した複数の飲料容器の上部凹形状部に把手の上端係合部を引っ掛ける把手係着装置と、
    把手の下端係合部を各飲料容器の下部凹形状部に押込み、把手を各飲料容器に装着する把手押込み装置とを備え
    前記把手押込み装置は、把手の下端部に係合して把手の下端部を飲料容器の下部凹形状部に押込む把手押込み用プレートと、把手押込み用プレートを支持する軸と、該軸を回転させる回転機構とからなることを特徴とする飲料容器用把手装着装置。
  2. 前記定間隔形成装置はウォームスクリューからなることを特徴とする請求項1記載の飲料容器用把手装着装置。
  3. 前記把手装着位置整合装置は整列された各飲料容器を保持して回転させる容器把持機構と、容器把持機構に対応して設けられ各飲料容器の把手取付け位置を検知するセンサとを備え、該センサにより各飲料容器の把手取付け位置を検知して各飲料容器の回転を停止させることにより、各飲料容器の把手取付け位置を把手装着位置に整合させることを特徴とする請求項1又は2記載の飲料容器用把手装着装置。
  4. 前記把手供給装置は、多数の把手を支持する支持レールと、該支持レールによって支持された多数の把手の後端部の把手に係合して支持された多数の把手を順次把手整列位置に送り込むための把手送り込み装置とからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の飲料容器用把手装着装置。
  5. 前記把手係着装置は、把手を挟持する複数の挟持機構と、複数の挟持機構を支持するサポートと、サポートを上下動させる上下動用機構と、サポートを前後動させる前後動用機構とからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の飲料容器用把手装着装置。
  6. 前記飲料容器がビヤ樽であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の飲料容器用把手装着装置。
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