JP3061695B2 - レンズシャッタ装置 - Google Patents

レンズシャッタ装置

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JP3061695B2
JP3061695B2 JP4323392A JP32339292A JP3061695B2 JP 3061695 B2 JP3061695 B2 JP 3061695B2 JP 4323392 A JP4323392 A JP 4323392A JP 32339292 A JP32339292 A JP 32339292A JP 3061695 B2 JP3061695 B2 JP 3061695B2
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planetary gear
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隆 室井
俊司 松谷
幸彦 杉田
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズシャッタ装置、
より詳しくは、遊星歯車機構を用いてシャッタチャージ
を行うレンズシャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズシャッタ装置は従来より種々提案
されていて、例えば特開昭56−151918号公報に
もその一例が開示されている。該公報に記載のレンズシ
ャッタ装置は、フィルムの巻き上げを電動モータなどの
動力で行い、この動力が減速して歯車を介して伝達さ
れ、フィルム巻上げ中回転されるクラッチ爪やセット動
作レバーなどの入力側クラッチ部材と、この入力側クラ
ッチ部材にシャッタセットを要する時間だけ結合してシ
ャッタセットレバーなどのシャッタ部材にセット動作を
与える、クラッチ爪係止レバーの係止部やクラッチ爪な
どによる出力側クラッチ部材とを備えている。このこと
により、減速されたフィルム巻き上げ動力によってシャ
ッタセットが行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭56−151918号公報に記載の技術手段では、
フィルムにシャッタチャージするための余分な負荷が加
わるという問題点があった。さらに、巻き上げとシャッ
タチャージを同時に行うため、切換クラッチ機構などの
複雑な機構となっていて、加えて部品点数も多いという
問題点を有している。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、フィルムに余分な負担をかけることのない、
部品点数の少ない安価なシャッタチャージ機構を有する
レンズシャッタ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるレンズシャッタ装置は、駆動源から
の駆動力によって正転または逆転する太陽歯車と上記
陽歯車と噛合しつつ該太陽歯車の周りを公転移動可能な
遊星歯車とを有する遊星歯車機構と、上記遊星歯車の公
転軌道中に所定領域にわたって設けられ上記遊星歯車と
噛合可能なギヤー手段と、シャッタ開口を開閉して露光
を行うシャッタ手段と、上記遊星歯車が上記ギヤー手段
と所定の間噛合して自転しつつ公転移動することによっ
上記シャッタ手段をチャージ状態に駆動するチャージ
手段と、を備えたものである。
【0006】また、本発明によるレンズシャッタ装置
は、駆動源からの駆動力によって正転または逆転する太
陽歯車と上記太陽歯車と噛合しつつ該太陽歯車の周りを
公転移動することにより巻上ギヤーまたは焦点調節用ギ
ヤーに噛合切り換えされる遊星歯車とを有する遊星歯車
機構と、上記遊星歯車の公転軌道中に所定領域にわたっ
て設けられ上記遊星歯車が自転しつつ公転移動するよう
に上記遊星歯車と噛合可能なギヤー手段と、シャッタ開
口を閉じる方向に付勢されていてシャッタ開口を開閉し
て露光を行うシャッタ手段と、上記遊星歯車が焦点調節
用ギヤーから巻上ギヤーへ公転途中に上記遊星歯車が上
記ギヤー手段と所定の間噛合して公転移動することによ
って上記シャッタ手段を閉じ方向の付勢に抗してチャー
ジ状態に駆動するチャージ手段と、を有し、駆動源から
の駆動力により上記太陽歯車が一方向に回転駆動される
ことに応じて、上記チャージ手段によりシャッタ手段の
チャージが完了してさらに露光が終了した後に、上記遊
星歯車が上記巻上ギヤーと噛合するようにしたものであ
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例を示したものである。駆
動源たるモータ12の出力軸12aにはピニオンギヤー
12bが一体に設けられていて、このピニオンギヤー1
2bから一部図示しない減速ギヤー系13を介して、太
陽歯車4に駆動力が伝達されるようになっている。この
太陽歯車4は、図示しないカメラ本体に回動自在に軸支
されていて、該太陽歯車4の周りに公転自在の遊星歯車
5と噛合している。そして、該太陽歯車4と遊星歯車5
との間には、その回転軸によって両歯車4,5を連結す
る連結手段であるギヤーアーム3が取り付けられてい
る。
【0008】そして、この遊星歯車5と噛合可能な位置
にCCW方向に順に、図示しないオートフォーカス機構
に駆動力を伝達する焦点調節用ギヤーであるAFギヤー
6、円弧の一部をなす形状のギヤー手段である内歯歯車
7、図示しないフィルム巻上機構に駆動力を伝達する巻
上ギヤー11がそれぞれ設けられている。
【0009】上記ギヤーアーム3の遊星歯車5側には係
合端部3aが設けられていて、後述するチャージ板8の
アーム用係合突片8aと係合するようになっている。該
ギヤーアーム3の係合端部3aは先端部が先細りになる
とともに、図4の端面図に示すように、巻上ギヤー11
側の側面は上記アーム用係合突片8aとの係合が外れる
ことのないよう公転軌道に対して垂直3cになってい
る。一方、該係合端部3aのAFギヤー6側の側面に
は、戻り時に同アーム用係合突片8aの係合を逃がすた
めの斜面3bが形成されている。
【0010】このチャージ手段であるチャージ板8は、
山の字形状に3つの凸部を有する金属性の板部材よりな
り、その中央部の凸部でガイド板9に2カ所で固定され
ている。このガイド板9は細長の板部材よりなり、やや
細長の2つの長孔9a,9bが穿設されていて、カメラ
本体等から突設されている図示しない係合ピンを、該長
孔9a,9bに貫入することにより摺動自在となってい
る。これにより該チャージ板8は、ガイド板9の長孔9
a,9b方向に移動可能となっている。そして該チャー
ジ板8は、上述のように一端部側の下側からアーム用係
合突片8aが、同チャージ板8に垂直に一体に突設され
ている。また、該チャージ板8の他端部の上側からは、
やはり同チャージ板8に垂直方向に、セクタ用係合突片
8bが一体に突設されている。そして該チャージ板8
は、上記アーム用係合突片8a側に取り付けられたチャ
ージばね10により、引っ張り方向の付勢力が与えられ
ている。
【0011】上記セクタ用係合突片8bは、その上部に
回動自在に設けられたシャッタ手段の一部をなすセクタ
1の下端部の係合アーム1aと係合して、該セクタ1を
回転させるようになっている。このセクタ1は、ほぼ円
形のシャッタ開口15を被覆するにたる部分を有する部
材であり、図示しないカメラ本体等から突設された軸1
b周りに回動自在となっていて、上記チャージ板8のア
ーム用係合突片8a方向に引っ張り付勢力を与えるセク
タばね2が取り付けられている。そして、このセクタば
ね2の引っ張り方向の運動は、図示しないカメラ本体等
から突設されている規制ピン2aにより、シャッタ閉じ
位置以上には戻らないように規制されている(図2
(A)参照)。
【0012】このように構成された実施例の作用を説明
する。図示しないレリーズボタン等を操作してレリーズ
されると、太陽歯車4が図中CW方向に回転し、遊星歯
車5を介して噛合しているAFギヤー6を回転駆動して
フォーカシングを行う。
【0013】このフォーカシングが終了すると、太陽歯
車4が反転して、図1に示すようにCCW方向に回転
し、遊星歯車5と内歯歯車7が噛合する。そして、遊星
歯車5はさらに矢印方向に回転して、ギヤーアーム3と
チャージ板8が図3に示すようにK位置で係合し始め、
該チャージ板8が矢印C方向に移動を始める。この移動
途中で、同チャージ板8のセクタ用係合突片8bは、図
2(B)に示すように、下方に撓んでセクタ1の係合ア
ーム1aを乗り越え、シャッタチャージを終了する。こ
のとき該セクタ1の回動は、上記規制ピン2aにより規
制されている。
【0014】さらに太陽歯車4が図中CCW方向に回転
すると、図3のL位置からM位置への移動に伴いギヤー
アーム3とチャージ板8のアーム用係合突片8aとの係
合が外れ、チャージ板8はチャージばね10のばね付勢
力で初期状態に引き戻される。このチャージ板8が戻る
過程で、チャージ板8のセクタ用係合突片8bとセクタ
1の係合アーム1aが当接し、チャージばね10の付勢
力によってセクタ1が図6に示すように回転して、シャ
ッタ開口15を開放し露光する。
【0015】そして、さらにチャージ板8が戻ると、セ
クタ1との係合が外れ、セクタ1がセクタばね2の付勢
力により閉じ位置に戻って露光が終了し、チャージ板8
も上記チャージばね10の付勢力で初期位置に戻る。こ
の露光の終了後、遊星歯車5がさらにCCW方向に移動
して図3のN位置で巻上ギヤー11と噛合する。そし
て、太陽歯車4の回転により遊星歯車5を介して巻上ギ
ヤー11を回転駆動し、フィルムを1コマ分巻き上げ
る。
【0016】このフィルム巻き上げが終了した後、太陽
歯車4がCW方向に回転し、遊星歯車5がこれに伴って
CW方向に戻る。この遊星歯車5が戻る途中で、ギヤー
アーム3は、図4に示すようにチャージ板8の上記アー
ム用係合突片8aをその斜面3bで乗り越えるようにな
っている。すなわち、該アーム用係合突片8aは可撓性
を有していて、ギヤーアーム3の斜面3bとの係合時に
は、該斜面3bに沿って撓むことにより、スムーズに乗
り越すことができる。
【0017】以上説明したように、シャッタチャージを
フィルム巻上と同時に行うのではなく、太陽歯車周りに
回転駆動される遊星歯車機構を用い、AF,巻上の一連
の動作の中でチャージおよびレリーズを行うことで、複
雑で高価なチャージ機構を用いることなく、フィルムに
余分なストレスがかからない、また、部品点数の少ない
安価なレンズシャッタ装置とすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルムに余分な負担をかけることのない、部品点数の少
ない安価なシャッタチャージ機構を有するレンズシャッ
タ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すレンズシャッタ装置の
斜視図。
【図2】チャージ板とセクタとの係合状態を示す、
(A)正面図,(B)断面図。
【図3】ギヤーアームとチャージ板との係合状態を示す
平面図。
【図4】上記図3に示したギヤーアームのA−A’端面
図。
【図5】上記図3に示したギヤーアームとチャージ板と
の係合状態を示す側面図。
【図6】チャージ板とセクタとの係合状態を示す正面
図。
【符号の説明】
1…セクタ 2…セクタばね 3…ギヤーアーム(連結手段) 4…太陽歯車 5…遊星歯車 6…AFギヤー(焦点調節用ギヤー) 7…内歯歯車(ギヤー手段) 8…チャージ板 9…ガイド板 12…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−42133(JP,A) 特開 昭63−294538(JP,A) 特開 昭53−109623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/08 - 9/70 G03B 17/00 G02B 7/28 - 7/40 G03B 3/00 - 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源からの駆動力によって正転または
    逆転する太陽歯車と、上記太陽歯車と噛合しつつ該太陽
    歯車の周りを公転移動可能な遊星歯車とを有する遊星歯
    車機構と、 上記遊星歯車の公転軌道中に所定領域にわたって設けら
    れ、上記遊星歯車と噛合可能なギヤー手段と、シャッタ開口を開閉して露光を行う シャッタ手段と、 上記遊星歯車が上記ギヤー手段と所定の間噛合して、自
    転しつつ公転移動することによって、上記シャッタ手段
    をチャージ状態に駆動するチャージ手段と、を具備している ことを特徴とするレンズシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 駆動源からの駆動力によって正転または
    逆転する太陽歯車と、上記太陽歯車と噛合しつつ該太陽
    歯車の周りを公転移動することにより巻上ギヤーまたは
    焦点調節用ギヤーに噛合切り換えされる遊星歯車と、を
    有する遊星歯車機構と、 上記遊星歯車の公転軌道中に所定領域にわたって設けら
    れ、上記遊星歯車が自転しつつ公転移動するように、上
    記遊星歯車と噛合可能なギヤー手段と、 シャッタ開口を閉じる方向に付勢されていて、シャッタ
    開口を開閉して露光を行うシャッタ手段と、 上記遊星歯車が焦点調節用ギヤーから巻上ギヤーへ公転
    途中に、上記遊星歯車が上記ギヤー手段と所定の間噛合
    して公転移動することによって、上記シャッタ手段を閉
    じ方向の付勢に抗してチャージ状態に駆動するチャージ
    手段と、 を有し、 駆動源からの駆動力により上記太陽歯車が一方向に回転
    駆動されることに応じて、上記チャージ手段によりシャ
    ッタ手段のチャージが完了してさらに露光が終了した後
    に、上記遊星歯車が上記巻上ギヤーと噛合するようにし
    たことを特徴とするレンズシャッタ装置。
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