JP3238765B2 - カメラ用位置決め装置の駆動装置 - Google Patents

カメラ用位置決め装置の駆動装置

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JP3238765B2 JP31139592A JP31139592A JP3238765B2 JP 3238765 B2 JP3238765 B2 JP 3238765B2 JP 31139592 A JP31139592 A JP 31139592A JP 31139592 A JP31139592 A JP 31139592A JP 3238765 B2 JP3238765 B2 JP 3238765B2
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,スチルカメラ等に使用
されるレンズや絞り羽根等を位置決めする位置決め装置
の駆動装置に関し,特に位置決め装置の設定駆動をステ
ップモータを駆動源として行うとともに,上記位置決め
装置の復帰駆動をスプリング等の弾性付勢手段を駆動源
として行う様にした駆動装置を前提として,上記弾性付
勢手段をチャージする際に要求されるモータトルクを低
減できる様にしたカメラ用位置決め装置の駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば撮影用のレンズ群や絞り羽根等を
位置決めする位置決め装置の駆動源としてステップモー
タ使用し,更にこのステップモータをシャッタの駆動源
として兼用することが従来より広く行われている。スチ
ルカメラにおける撮影シーケンスでは,レンズ群や絞り
羽根等の位置決めはシャッタ機構の作動に先立って行わ
れるものであるので,単一のステップモータを両者の駆
動源として兼用する場合には,ステップモータの正転動
作においてレンズ群や絞り羽根等を駆動して目的の位置
で係止した後に,ステップモータの逆転動作においてシ
ャッタ機構を駆動し,レンズ群や絞り羽根等の位置部材
の復帰動作はスプリング等の弾性付勢手段を駆動源とし
て行う様になされている。
【0003】例えば,図6は撮影用レンズの位置決めを
行う従来の同種機構例を示すものである。1はシャッタ
地板であり,シャッタ地板1の中央部には露出用のアパ
ーチュア1aが形成されている。又,2は第1駆動リン
グであり,第1駆動リング2はシャッタ地板1の手前側
において,アパーチュア1aの周囲を旋回自在に支持さ
れている。第1駆動リング2の外縁の一部にはラック2
aが形成されており,ラック2aはステップモータ3に
軸着された出力ピニオン3aと歯合し,出力ピニオン3
aの回転がラック2aに伝達されることにより,第1駆
動リング2はアパーチュア1aの周囲を左旋(正転)及
び右旋(逆転)する。
【0004】次に,4は位置部材の一例であるレンズ駆
動リングであり,レンズ駆動リング4は第1駆動リング
2の手前側においてアパーチュア1aの周囲を旋回自在
に支持されている。このレンズ駆動リング4の手前側面
には図外の撮影用レンズ群を駆動するための120度間
隔の傾斜カム4aが形成されており,レンズ駆動リング
4が図示の状態から左旋することにより,図外の撮影用
レンズ群は被写体方向に繰り出される。
【0005】レンズ駆動リング4の左旋用の動力は第1
駆動リング2を介してステップモータ3から与えられ
る。即ち,第1駆動リング2には被写体側に立ち曲げら
れた曲部2bが形成されるとともに,レンズ駆動リング
4の裏面には曲部2bの左旋経路上に位置するピン4b
が植設されており,第1駆動リング2の左旋過程におい
て,曲部2bがピン4bを係合した時点からレンズ駆動
リング4は第1駆動リング2に従動して左旋する。
【0006】次に,5はレンズ駆動リング4の外縁の一
部に形成されたラチェットギア4cを係止するためのラ
チェットレバーであり,ラチェットレバー5は地板1上
の軸1bに枢支されるとともに,スプリング6によって
左旋力を与えられているが,初期状態では第1駆動リン
グ2の曲部2bに当接してラチェットレバー5の左旋は
規制されている。
【0007】一方,レンズ駆動リング4の右旋用の動力
は復帰スプリング7から与えられる。即ち,レンズ駆動
リング4には復帰アーム4dが形成され,この復帰アー
ム4d上のピン4eには復帰スプリング7の一端が係止
されている。この復帰スプリング5の他の一端はシャッ
タ地板1に植設されたピン1cに係止されており,レン
ズ駆動リング4が左旋する過程において復帰スプリング
7がチャージされる。レンズ駆動リング2を目的の合焦
位置まで左旋させるとステップモータ3は反転して第1
駆動リング2を右旋させるが,この時点ではレンズ駆動
リング2はラチェットギア4cの何れかの爪がラチェッ
トレバー5のクリック5aに係止されて,繰り出された
位置に留まる。そして,第1駆動リング2が初期位置に
復帰する直前に第1駆動リング2の曲部2bによってラ
チェットレバー5が右旋するとラチェットギア4cはラ
チェットレバー5から開放され,レンズ駆動リング4は
復帰スプリング7にチャージされた弾性力によって右旋
して初期位置に復帰する。尚,図1に示される,上記以
外の要素に関しては,本発明の実施例を説明する際に詳
述する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて,図7は上記従来
の機構において,第1駆動リング2をステップ駆動した
際の復帰スプリング7のチャージ力量を示すものであ
り,第1駆動リング2をカーブaに示す様に左旋させる
と,レンズ駆動リング4のピン4bが第1駆動リング2
の曲部2bに係合された時点から復帰用スプリング7は
カーブbに示される様にチャージされ,そのチャージ力
量は最大繰り出し位置で最大値に達し,以後,ラチェッ
トギア4cがラチェットレバー5から開放されるまでこ
の最大値を維持する。従って,ステップモータ3はこの
チャージ力量の最大値をカバーし得るだけのトルクが要
求される。更に,レンズ駆動リング4の左旋中にはレン
ズ群やレンズ駆動リング4を駆動するための負荷(カー
ブc)が加わるので,ステップモータ3には復帰スプリ
ング7のチャージ力量(カーブb)にレンズ系を駆動す
るための負荷(カーブc)を重畳したトルク(カーブ
d)が必要とされ,ステップモータ3に要求されるトル
クが極めて大きなものとなってしまうという問題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、上述の様にカメラ用位置決め
装置の設定駆動をステップモータを駆動源として行うと
ともに、上記位置決め装置の復帰駆動を弾性付勢手段を
駆動源として行う様な装置を前提として、ステップモー
タに要求される最大トルクを低減することを目的とする
ものである。要約すれば、本発明のカメラ用位置決め装
置の駆動装置は、正逆回転可能なステップモータと、該
ステップモータとギア連結された第1駆動部材と、該第
1駆動部材が一方に走行する時に該第1動部材に従動
して撮影用レンズや絞り羽根等の被駆動対象部材を駆動
する位置部材と、該位置部材を係止する係止部材とを有
し、該係止部材による前記位置部材の係止解除後の前記
位置部材の復帰を弾性付勢手段により行うカメラ用位置
決め装置の駆動装置を前提として、前記第1駆動部材よ
りも大きな減速比で前記ステップモータとギア連結され
前記第1駆動部材と同方向に移動する第2駆動部材を具
備し、前記弾性付勢手段を前記位置部材と前記第2駆動
部材間に張架したことを特徴とするものである。
【0010】即ち,本発明のカメラ用位置決め装置の駆
動装置によれば,弾性付勢手段は第1駆動部材が正方向
に走行する過程で位置部材が第1駆動部材に従動する時
にチャージされるが,本発明においては弾性付勢は位置
部材と第2駆動部材間に張架され,第2駆動部材は第1
駆動部材よりも遅い速度で第1駆動部材と同方向に走行
するので,位置部材が正方向に走行する過程での弾性付
勢手段のチャージ力量は相対的に小さいものですむ。更
に,位置部材が係止された後に第1駆動部材が初期位置
に向けて逆転する時に第2駆動部材も初期位置に向けて
逆転し,この時位置部材は係止されているので,第2駆
動部材が初期位置に向けて逆転する過程でも,弾性付勢
手段は引続きチャージされ,最終的には充分なチャージ
力量が得られるが,位置部材の係止後のチャージを行う
第2駆動部材は第1駆動部材よりも大きく減速されてい
るので,最終的なチャージ力量を得るために必要なモー
タトルクは位置部材の前進過程でのみチャージを行う従
来の該種機構に比較して遥に少ないものですむ。更に,
位置部材の係止後には位置部材を駆動するための負荷が
モータには加わらないので,必要なモータトルクは更に
軽減されることになる。
【0011】
【実施例】以下,図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の1実施例に係るカメラ用位置決め
装置の駆動装置の初期状態を示す平面図である。図6を
参照して既に説明した従来の該種装置と同様の要素に関
しては図6と同一の符号を付して重複した説明は割愛す
るが,本発明の装置はその特徴点として第1駆動リング
2と地板1の間に第2駆動リング8が配設されている。
【0012】第2駆動リング8もアパーチュア1aを中
心に旋回自在に支持されており,この第2駆動リング8
の外縁の一部にはラック8aが形成されている。一方,
ステップモータ3には出力ピニオン3aと2段歯車を構
成する相対的に小径な出力ピニオン3bが軸着され,出
力ピニオン3bはラック8aと歯合している。従って,
ステップモータ3が回転すると第2駆動リング8は第1
駆動リング2と同方向に回転するが,第2駆動リング8
は第1駆動リング2よりも大きく減速されており,第1
駆動リングがN度回転する間に第2駆動リング8はn度
(N>n)回転する。
【0013】又,第2駆動リングの外縁から突出した係
合アーム8bが形成され,本実施例の特徴点として,係
合アーム8bに植設されたピン8cに復帰スプリング7
aの一端が係合されている。即ち,本実施例では復帰ス
プリング7aは第1駆動リング4上のピン4eと第2駆
動リンク8上のピン8c間に張架されていることにな
る。
【0014】次に,9は羽根開閉レバーであり,羽根開
閉レバー9はシャッタ地板1上の軸1dに揺動自在に支
持されている。又,10はシャッタ地板1の裏面に植設
された軸1eに揺動自在に支持されたシャッタ羽根であ
り,羽根開閉レバー9の裏面に植設された係合ピン9a
はシャッタ地板1を貫通(貫通孔は図面状で省略する
が,軸1dを中心とした円弧状に形成される。)してシ
ャッタ羽根10に形成された長孔10aと係合してい
る。従って,図1に示す状態から羽根開閉レバー9が右
旋すると係合ピン9aは長孔10aを係合しながら軸1
eを中心にシャッタ羽根10を左旋させてアパーチュア
1aを開口させる。尚,図面の煩雑化を避けるためにシ
ャッタ羽根10は1枚のみ示すが左右対称形状のシャッ
タ羽根を有することはいうまでもない。
【0015】羽根開閉レバー9は常時スプリング11に
よって右旋力を与えられているが,羽根開閉レバー9に
形成されたカムフォロア9bがレンズ駆動リング4に形
成された突片4f及び第1駆動リング2に形成された突
片2d,2e及び第1駆動リング2に形成されたV字状
カム2fに当接して羽根開閉レバー9の右旋角度が制御
される。
【0016】次に,上記事項及び図2乃至図5を参照し
て本実施例の動作を説明する。初期状態において,全て
の機構は図1に示す状態にある。この状態からステップ
モータ3が正転して出力ピニオン3a及び3bが右旋す
ると第1駆動リング2及び第2駆動リング8は各々ラッ
ク2a及び8aが各々出力ピニオン3a及び3bと歯合
しながら,アパーチュア1aの周囲を左旋する。
【0017】この様にして第1駆動リング2及び第2駆
動リング8が左旋する過程で,第1駆動リングに形成さ
れた曲部2bがレンズ駆動リンク4の裏面に植設された
ピン4bを係合した時点からレンズ駆動リング4は第1
駆動リングに従動して左旋を開始する。この時,出力ピ
ニオン3a及び3bのギア比が相違するので,第1駆動
リング2の左旋角度は第2駆動リング8の左旋角度より
も大きくなる。従って,左旋動作が進行するのに従って
レンズ駆動リング4上のピン4eと第2駆動リング8上
のピン8cは離反し,復帰スプリング7aはチャージさ
れる。復帰スプリング7aのチャージ力量は図5のカー
ブeに示す様に上昇するが,レンズ駆動リング4の左旋
時には第2駆動リングも相対的に少ない角度で左旋する
ので,チャージ力量の上昇カーブeは図7に示す従来の
チャージ力量の上昇カーブbよりも少ない傾斜となる。
尚,この時図外のレンズ群を繰り出すための負荷(カー
ブc)が加わるので,ステップモータ3に対する負荷は
図5のカーブfに示す様に上昇する。
【0018】図2はこの様にして目的の合焦位置までレ
ンズ駆動リング4を駆動した状態を示しており,この時
点ではラチェットレバー5は第1駆動リング2の曲部2
bから開放されているので,ラチェットレバー5はスプ
リング6によって右旋し,そのクリック5aがラチェッ
トギア4cの何れかの爪を係止している。
【0019】この図2に示す状態からステップモータ3
を逆転させて,出力ピニオン3a及び3bを左旋させる
と,第1駆動リング2及び第2駆動リング8は各々ラッ
ク2a及び8aが出力ピニオン3a及び3bと歯合しな
がら右旋する。この様にして第1駆動リング2及び第2
駆動リング8が右旋を開始すると,レンズ駆動リング4
の裏面に植設されたピン4bは第1駆動リング2の曲部
2bから開放されるが,レンズ駆動リング4のラック4
cの何れかの爪がラチェットレバー5に係止されている
ので,レンズ駆動リング4は繰り出された状態で留ま
る。
【0020】従って,図2に示す状態から第2駆動リン
グ8が右旋すると,第2駆動リング8のピン8cがレン
ズ駆動リング4のピン4eから離反して復帰スプリング
7aは更にチャージされる。尚,この時点ではレンズ駆
動リング4は動作を停止しているので,ステップモータ
3はレンズ群を移動させるための負荷(カーブc)から
は開放されている。
【0021】この様にして第1駆動リング2及び第2駆
動リング8が右旋する過程で羽根開閉レバー9のカムフ
ォロア9bが第1駆動リング2のV字状カム2fに落下
すると,羽根開閉レバー9はスプリング11の付勢力に
よって軸1dを中心に右旋し,羽根駆動レバー9の裏面
に植設されたピン9aは長孔10aを係合しながら,シ
ャッタ羽根10を軸1eを中心に左旋させてアパーチュ
ア1aを開口する。図3はこの様にしてシャッタ羽根1
0が開口作動した状態を示している。
【0022】図3の状態から出力ピニオン3a及び3b
を更に左旋させて第1駆動リング2及び第2駆動リング
8を更に右旋させると,羽根開閉レバー9のカムフォロ
ア9bは第1駆動リング2のV字状カム2fから突片2
dに乗り上げ,スプリング11に抗して左旋する。従っ
て,羽根開閉レバー9はピン9aが長孔10aを係合し
ながら,シャッタ羽根10を軸1eを中心に右旋させて
アパーチュア1aを閉鎖する。
【0023】ステップモータ3が更に回転することによ
り,第1駆動リング2は更に右旋し,やがて第1駆動リ
ング2に形成された曲部2bがラチェットレバー5と接
触する。図4はこの時の状態を示す。又,この時第2駆
動リング8も図3の状態から更に右旋しており,第2駆
動リング8の右旋によって復帰スプリング7aは図3の
状態から更にチャージされ,図4の時点(図5のポイン
トP1)では従来の該種機構と同様のレベルまでチャー
ジされる。
【0024】しかしながら,本発明の場合,復帰スプリ
ング7a自体が最大限までチャージされる図5のポイン
トP1の時点では,ステップモータ3はレンズ群を駆動
するための負荷(カーブc)からは開放されているの
で,図6及び図7に示す従来の該種機構の様に,復帰ス
プリング7自体の最大チャージ力量とレンズ系を駆動す
るための負荷とが重畳されてステップモータ3に負荷と
して加わることはなくなり,ステップモータ3に要求さ
れるトルクは従来の該種機構よりも大きく軽減される。
【0025】更に,本発明の場合,レンズ駆動リング4
がラチェットレバー5に係止された後の復帰スプリング
7aのチャージは第2駆動リング8を介して行われる
が,第2駆動リング8は出力ピニオン3a及び3bのギ
ア比に起因して第1駆動リング2よりも大きく減速され
ているので,復帰スプリング7aのチャージに必要なモ
ータトルクも従来の該種機構よりも遥に少ないもので済
む。
【0026】そして,この図4に示す状態から第1駆動
リング2が更に右旋すると第1駆動リング2に形成され
た曲部2bがラチェットレバー5をスプリング6に抗し
て右旋させ,ラチェットギア4cはラチェットレバー5
から開放されるので,レンズ駆動部材4は復帰スプリン
グ7aにチャージされた弾性力によって右旋して図1に
示す初期位置に復帰する。
【0027】尚,上記では,撮影用レンズを駆動する場
合を例として説明したが,レンズ駆動リング4を絞りリ
ングに置き換えることにより,本発明を絞り羽根の駆動
に適用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に,本発明によれば,復
帰用スプリングが最大限までチャージされる時点ではス
テップモータはレンズ系や絞り羽根等の被駆動対象部材
を駆動するための負荷から開放されており,しかも,復
帰スプリングはチャージ動作の後半領域ではより大きく
減速されてトルク伝達率が高い第2駆動部材を介してチ
ャージされるので,要求されるモータトルクは従来の該
種機構よりも大幅に低減されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカメラ用位置決め装置の
駆動装置の初期状態を示す機構図。
【図2】上記実施例に係る装置のレンズ繰り出し状態の
機構図。
【図3】上記実施例に係る装置の羽根開口状態の機構
図。
【図4】上記実施例に係る装置の復帰スプリングの最大
チャージ状態の機構図。
【図5】上記実施例のタイムチャート。
【図6】従来の該種機構の初期状態を示す機構図。
【図7】図6に示す従来装置のタイムチャート。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 2 第1駆動リング 2a ラック 3 ステップモータ 3a,3b 出力ピニオン 4 レンズ駆動リング 5 ラチェットレバー 7a 復帰スプリング 8 第2駆動リング 8a ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105 G03B 9/00 - 9/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能なステップモータと、該
    ステップモータとギア連結された第1駆動部材と、該第
    1駆動部材が一方に走行する時に該第1動部材に従動
    して被駆動対象部材を駆動する位置部材と、該位置部材
    を係止する係止部材とを有し、該係止部材による前記位
    置部材の係止解除後の前記位置部材の復帰を弾性付勢手
    段により行うカメラ用位置決め装置の駆動装置におい
    て、 前記第1駆動部材よりも大きな減速比で前記ステップモ
    ータとギア連結され前記第1駆動部材と同方向に移動す
    る第2駆動部材を具備し、前記弾性付勢手段を前記位置
    部材と前記第2駆動部材間に張架したことを特徴とする
    カメラ用位置決め装置の駆動装置。
  2. 【請求項2】 正逆回転可能なステップモータと、該
    ステップモータとギア連結された第1駆動部材と、該第
    1駆動部材が一方に走行する時に該第1動部材に従動
    して撮影用レンズを駆動する位置部材と、該位置部材を
    係止する係止部材とを有し、該係止部材による前記位置
    部材の係止解除後の前記位置部材の復帰を弾性付勢手段
    により行うカメラ用位置決め装置の駆動装置において、 前記第1駆動部材よりも大きな減速比で前記ステップモ
    ータとギア連結され前記第1駆動部材と同方向に移動す
    る第2駆動部材を具備し、前記弾性付勢手段を前記位置
    部材と前記第2駆動部材間に張架したことを特徴とする
    カメラ用位置決め装置の駆動装置。
  3. 【請求項3】 正逆回転可能なステップモータと、該
    ステップモータとギア連結された第1駆動部材と、該第
    1駆動部材が一方に走行する時に該第1動部材に従動
    して絞り羽板を駆動する位置部材と、該位置部材を係止
    する係止部材とを有し、該係止部材による前記位置部材
    の係止解除後の前記位置部材の復帰を弾性付勢手段によ
    り行うカメラ用位置決め装置の駆動装置において、 前記第1駆動部材よりも大きな減速比で前記ステップモ
    ータとギア連結され前記第1駆動部材と同方向に移動す
    る第2駆動部材を具備し、前記弾性付勢手段を前記位置
    部材と前記第2駆動部材間に張架したことを特徴とする
    カメラ用位置決め装置の駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7340093B2 (ja) 2020-03-26 2023-09-06 株式会社日立製作所 燃料電池発電システム

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JP7340093B2 (ja) 2020-03-26 2023-09-06 株式会社日立製作所 燃料電池発電システム

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