JP3055812B2 - ケーブル用止水テープ - Google Patents

ケーブル用止水テープ

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JP3055812B2
JP3055812B2 JP3054662A JP5466291A JP3055812B2 JP 3055812 B2 JP3055812 B2 JP 3055812B2 JP 3054662 A JP3054662 A JP 3054662A JP 5466291 A JP5466291 A JP 5466291A JP 3055812 B2 JP3055812 B2 JP 3055812B2
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照利 藤井
政義 内田
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福岡クロス工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル内に水が侵入
した際、ケーブルの長手方向や内部方向へ走水すること
を防止するケーブル用止水テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、ケーブル内に侵入してく
る水の走水を防止するため、止水テープを使用すること
は公知である。
【0003】例えば、図2は電力ケーブルの構造の一例
を示す斜視図である。この例では、導体4の外側に内部
半導電層5、絶縁体層6、外部半導電層7、銅テープか
らなる金属遮蔽層8、止水テープ9、および外被10が
順次設けられている。
【0004】また、図3は、中継線用防水型光ファイバ
ーケーブルの構造の一例を示す断面図である。FRP抗
張力体11を中心部に持つ溝付芯体12上に止水テープ
13および外被14が順次設けられており、溝付芯体1
2の溝12a内には光ファイバーテープ心線15が、ま
た別の溝12b内には介在対16と止水ヤーン17が収
納されている。介在対16は、光ファイバーケーブル布
設時等において、ケーブル端の作業員同士が電話通信を
行なうために用いる2本のメタル電線である。
【0005】前記図2や図3等のケーブルの外被10、
14が劣化、あるいはなんらかの事故により破損し、水
がケーブル内に侵入して来ると、外被10,14下に配
置されている止水テープ9,13は、外被破損箇所を経
て侵入して来る水を吸収・膨潤してダムを形成して、水
の侵入箇所付近のみにて止水させ、ケーブル内の長手方
向や内部方向に走水するのを防止し、ケーブルの水によ
る事故を未然に防ぐという優れた止水効果をもってい
る。
【0006】これらのケーブル用止水テープとして種々
の形態のものが提案されている。例えば、(1)二枚の
基材不織布間に高吸水性樹脂粉末を介在せしめて一体化
したテープ(実開昭59−47914号公報、特開昭6
3−301418号公報、特開昭64−7660号公報
等)、(2)基材シートの片面又は両面に高吸水性樹脂
粉末と樹脂バインダーの混合液を塗布・乾燥したテープ
(実開昭61−129228号公報、特開平1−123
872号公報、特開平1−240547号公報等)およ
び(3)基材シートの片面又は両面に高吸水性樹脂粉末
と樹脂バインダーよりなる吸水性樹脂層を有し、吸水性
樹脂層の少なくとも一方がカバー材によって覆われてい
るテープ(特願平3−28916号)などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電力ケーブルの場合、
図2に示すように止水テープ10は、金属遮蔽層8たる
銅テープや銅ワイヤーストランドと常に接触しているの
で、これらの銅に悪影響を及ぼしてはならない。
【0008】また、光ケーブルの場合、介在対16は銅
導体の回りに絶縁体が設けられてはいるものの、その絶
縁体には数kmに1箇所程度のピンホールがあることは
避けられず、そのピンホールを経て止水テープ13と接
触する可能性があるので、止水テープ13が銅線である
介在対16に悪影響を及ぼしてはならない。
【0009】この点を確認するため、前記従来の種々の
形態の止水テープを金属遮蔽層たる銅テープと荷重下接
触させ、乾熱(90℃)および湿熱(60℃×80%R
H)雰囲気のオーブン内で一週間処理したところ、乾熱
下では銅テープに何等の変化も認められないが、湿熱下
では銅テープが変色し、全面に亘って錆が発生すること
が判明した。
【0010】電力ケーブルは外被を通して湿気がケーブ
ル内部に侵入し、止水テープに吸着されるので、金属遮
蔽層たる銅の錆発生は致命的欠陥であり、長期間に亘っ
て使用できない。また光ファイバー通信ケーブルにおい
ても、同様の理由により、介在対の銅導体に錆が発生す
ると遂には断線事故の発生に至る。
【0011】本発明が解決すべき課題は、従来の止水テ
ープの上述した欠点を解消し、止水テープの止水効果を
損なわずに、金属遮蔽層の銅テープや銅ワイヤーストラ
ンドおよび光ファイバー通信ケーブル介在対の銅導体に
変色や錆を発生させないことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明のケーブル用止水テープは、基材の片面また
は両面に、吸水性樹脂粉末、樹脂バインダーおよび1,
2,3−ベンゾトリアゾールまたはその誘導体よりなる
吸水性樹脂組成物層を有し、この吸水性樹脂組成物層
100重量部の樹脂バインダーに対して20ないし10
00重量部の吸水性樹脂粉末、100重量部の吸水性樹
脂粉末に対して0.02ないし30重量部の1,2,3
−ベンゾトリアゾールまたはその誘導体よりなることを
特徴とする。
【0013】
【作用】吸水性樹脂粉末が湿熱下で銅を変色させ錆を発
生させる理由は定かではないが、樹脂バインダーが乾熱
および湿熱下で銅を変色、錆発生させないことから、高
分子電解質たる吸水性樹脂が吸湿して、たとえばカルボ
キシル基マイナスイオンとナトリウムプラスイオンに解
離し、カルボキシル基マイナスイオンが銅を攻撃するた
めと考えられる。
【0014】吸水性樹脂粉末に添加して銅を変色・錆さ
せない添加剤を種々調査した中で、銅の防錆剤として、
公知の1,2,3−ベンゾトリアゾールまたはその誘導
体が最も有効なことが判明した。
【0015】本発明に用いる基材は、吸水性加工時およ
びケーブルへの巻付時の張力に耐える強度を有し、微生
物によって分解され難いものであり、可撓性を有するの
が望ましい。よって、基材としては、合成繊維からなる
織物または不織布シートが好適で、材質的にはポリエス
テル、ナイロン、ポリプロピレン、アクリルが使用で
き、特に価格・強度の面からスパンボンド法で製造され
る長繊維不織布シートが有利である。
【0016】本発明に用いる樹脂バインダーは、吸水性
樹脂粉末の脱落を防止して、吸水性樹脂を基材に密着さ
せる作用を有するものであり、微生物で分解されない1
00%合成品である。樹脂バインダーとしては、アクリ
ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、エチレン系共重合体樹脂、ポリアマイド樹脂、シリ
コーン樹脂等の合成樹脂およびポリイソブチレン、アク
リルゴム、エチレン・プロピレンゴム、シリコーンゴ
ム、ブチルゴム等の合成ゴムがある。
【0017】本発明に用いる吸水性樹脂粉末は、水と接
触した時に水に溶けることなく、自重の数10倍から数
1000倍の吸水能力を有する合成ポリマーで、かつ微
生物に分解されない100%合成品であれば良く、例え
ば、アクリル酸塩系架橋物、酢酸ビニル・アクリル酸エ
ステル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール・無水
マレイン酸塩反応物、イソブチレン・マイレン酸塩共重
合体架橋物、アクリル酸塩・アクリルアミド共重合体、
アクリル酸・ビニルアルコール共重合体、ポリエチレン
オキサイド変性物などが好適であり、単独あるいは二種
以上混合してもよい。吸水性樹脂の配合量は、バインダ
ー100重量部に対して20〜1000重量部が好適で
ある。20重量部以下では止水効果が発揮されず、10
00重量部以上では吸水性樹脂の脱落の問題を生じる。
【0018】本発明の特徴であり、吸水性樹脂の吸湿に
よる銅の変色・錆発生を防止するため、本発明に用いら
れる添加剤は、1,2,3−ベンゾトリアゾールおよび
その誘導体であり、それらは単独あるいは二種以上混合
して使われる。1,2,3−ベンゾトリアゾールの誘導
体としては、例えばメチルベンゾトリアゾール、1−
〔N,N−ビス(2−エチルヘキシル)アミノメチル〕
ベンゾトリアゾール、1−(マレイン酸)ベンゾトリア
ゾール等が有効に使用できる。これらの添加剤の配合量
は、吸水性樹脂100重量部に対して、0.02〜30
重量部が好適である。0.02重量部以下では銅の変色
や錆発生を防止できず、30重量部以上では経済上不利
であり、べたつき等を生じる。
【0019】本発明に用いる前記のバインダー、吸水性
樹脂、添加剤は、合成繊維よりなる織物や不織布シート
の基材の片面または両面に塗布するために、有機溶剤中
に溶解・分散させて塗料とする。有機溶剤としては、基
材および吸水性樹脂を溶解せず、前記のバインダーたる
合成樹脂を溶解し得るものはすべて使用でき、例えば、
トルエン、キシレン、ベンゼン、メチルエチルケトン、
アセトン、ヘキサン、メチルイソブチルケトン、酢酸エ
チル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ
ン、アルコール等の汎用溶剤が好適である。前記のバイ
ンダー、吸水性樹脂、添加剤および有機溶剤、必要に応
じ、充填剤、老化防止剤、湿潤剤、架橋剤等を所望量と
り、ニーダー、ディゾルバー、ミキサー等により充分混
合し、溶解・分散させて吸水性樹脂組成物(塗料)を得
る。
【0020】得られた吸水性樹脂組成物(塗料)は、公
知のコーティング方法によって基材の片面もしくは両面
に塗布・乾燥される。これらの塗布・乾燥された基材
は、必要に応じて加熱処理され、バインダーを架橋させ
る。
【0021】本発明に用いるカバー材は、止水テープが
梅雨期などの高湿度環境下に放置され、著しく吸湿した
時にテープ同志のブロッキングを防止したり、ケーブル
へのテーピング中にガイドロールなどを汚すなどのトラ
ブルを防止するためのものであり、止水テープの止水性
能を阻害しないように適度な目スキがあり、微生物に分
解されないものであり、かつ貼り合わせ加工時の張力に
耐えるものでなければならない。よって、カバー材とし
ては、合成繊維からなる不織布シートが良く、材質面か
らポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリエス
テル、アクリルが使用できるが、特に価格、強度の面か
らは、スパンボンド法やメルトブロー法で製造される長
繊維不織布シートが有利である。カバー材の目付として
は、5〜20g/m2 が好適である。5g/m2 以下で
は、カバー材貼り合わせ加工時の張力が得られず、さら
に高湿度環境下で止水テープが吸湿したときにブロッキ
ングを防止できず、20g/m2 以上ではカバー材の繊
維間空隙面積が小さすぎるため、止水テープが水に接し
たときに吸水性樹脂が吸水膨潤し脱落するのを阻害して
止水性能を著しく低下させるためである。
【0022】
【実施例】次に、本発明のケーブル用止水テープを図面
により具体的に説明する。図1は本発明のケーブル用止
水テープの構造の例を示す断面図である。図1の(a)
〜(c)はそれぞれ本発明の実施例を示すものであり、
1は基材、2は吸水性樹脂組成物層、3はカバー材であ
る。
【0023】基材1は合成繊維の織物または不織布シー
トからなり、図1(a)の例では基材1の片方の面に吸
水性樹脂粉末、樹脂バインダーおよび1,2,3−ベン
ゾトリアゾールの混合物が塗布されて吸水性樹脂組成物
層2が形成されている。
【0024】吸水性樹脂組成物層2を形成する組成物は
基材1の内部に浸透して、表裏一体となっているもの
で、テープの長手方向は勿論、厚さ方向にも優れた吸水
性を有するため、基材1の内部を水が走水することもな
く、優れた止水能力を有し、吸水性樹脂組成物層2が
1,2,3−ベンゾトリアゾールまたはその誘導体を含
有しているので、電力ケーブルあるいは光ファイバー通
信ケーブル内で金属遮蔽層と接触しても銅の変色や錆発
生がない。
【0025】図1(b)は図1(a)の止水テープの吸
水性樹脂組成物層2の表面にカバー材3を設けた例を示
している。カバー材3は、止水テープが著しく吸湿した
時にテープ同志のブロッキングを防止したり、ケーブル
へのテーピング中にガイドロールなどを汚すなどのトラ
ブルを防止するためのものである。
【0026】図1(c)は基材の両面に吸水性樹脂組成
物層2を形成した例を示している。本例では、ケーブル
に巻き付けるときに外側となる層を他の層よりも薄く形
成している。例えば、図3の中継線用防水型光ファイバ
ーケーブルに使用する場合、止水テープ13の内側には
溝l2a,12bがあり、この大きな空隙を止水しなけ
ればならない。一方、止水テープ13と外被14間には
殆ど空隙がない。よって吸水性樹脂組成物層2の厚みは
内側が厚く、外側が薄くて良い。
【0027】実施例 エチレン・プロピレンゴム100重量部と、吸水性樹脂
(日本触媒化学工業社製:アクアリックCS−7)50
0重量部と、1,2,3−ベンゾトリアゾール5重量部
と、老化防止剤3重量部と、湿潤剤2重量部と、トルエ
ン800重量部を攪拌容器に入れ、攪拌機で攪拌溶解
し、吸水性樹脂組成物を得た。
【0028】次に、この吸水性樹脂組成物をポリエステ
ル長繊維不織布(旭化成工業社製:ES5060:目付
60g/m2 )の片面に乾燥付着量100g/m2 で塗
布乾燥し、この吸水性樹脂組成物の上にカバー材(サン
レックス工業社製:ポリプロピレン不織布PK−10
2:目付12g/m2 )をエンボスロールにて貼り合わ
せ、幅35mmに裁断してケーブル用止水テープを得
た。テープの厚さは0.28mm、単位重量は172g
/m2 であった。
【0029】比較例 エチレン・プロピレンゴム100重量部と、吸水性樹脂
(日本触媒化学工業社製:アクアリックCS−7)50
0重量部と、老化防止剤3重量部と、湿潤剤2重量部
と、トルエン800重量部を攪拌容器に入れ、攪拌機で
攪拌溶解し、吸水性樹脂組成物を得た。
【0030】次に、この吸水性樹脂組成物をポリエステ
ル長繊維不織布(旭化成工業社製:ES5060:目付
60g/m2 )の片面に乾燥付着量100g/m2 で塗
布乾燥し、この吸水性樹脂組成物の上にカバー材(サン
レックス工業社製:ポリプロピレン不織布PK−10
2:目付12g/m2 )をエンボスロールにて貼り合わ
せ、幅35mmに裁断してケーブル用止水テープを得
た。テープの厚さは0.28mm、単位重量は172g
/m2 であった。
【0031】吸湿試験 酸洗処理した銅テープと止水テープを重ね合わせて、そ
の上下をガラス板で挟み、200g/cm2 の荷重を加
えて、温度60℃、湿度80%RHの恒温恒湿器の中に
入れ、30日間処理した後、止水テープと接触した部分
の銅テープの錆の発生の有無を調査した。
【0032】模擬止水試験 止水テープの止水効果を確認するため、下記模擬試験を
行った。即ち、長さ11mの100心IFケーブル用ス
ペーサ(溝の数:5溝/溝の寸法:幅1.6mm、深さ
2.5mm)の5溝に光ファイバテープ芯線をそれぞれ
5枚ずつ入れ、その上に実施例または比較例の35mm
幅のケーブル用止水テープを吸水面を内側に向けて5m
mラップで巻き付ける。さらに、止水テープの上にポリ
エチレン外皮の代わりとしてポリエステル片面粘着テー
プを巻き付け、模擬光ファイバケーブルとした。実施例
および比較例の止水テープについて、それぞれ3本の模
擬光ファイバケーブルを用意した。
【0033】次に、この模擬光ファイバケーブルの片方
の端末に塩化ビニルパイプをつなぎ、接続部は水漏れが
ないようにシールし、この模擬ケーブルを水平に静置し
た状態で、塩化ビニルパイプを介して1mの水圧で人工
海水(八洲薬品製:金属腐食試験用アクアマリン)を流
す。24時間この状態を保持した後、塩化ビニルパイプ
を外し、ポリエステル片面粘着テープおよび止水テープ
を剥ぎ取り、各溝の水の走水距離を測定した。
【0034】以上の結果を表1にまとめた。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明のケーブル用止水テープは、基材
の片面あるいは両面に、吸水性樹脂粉末、樹脂バインダ
ーおよび1,2,3−ベンゾトリアゾールまたはその誘
導体よりなる吸水性樹脂組成物層を設けたものであり、
ケーブル内で金属遮蔽物の銅と接触しても銅を変色・錆
発生させず、ケーブルに長期信頼性を与える。しかも、
ケーブル用止水テープの加工中およびケーブルへの巻付
時、吸水性樹脂が脱落せず、テープの長手方向は勿論、
厚さ方向にも優れた均一な走水防止特性を有している。
本発明のケーブル用止水テープは、電力ケーブル、制御
ケーブル、光ファイバー通信ケーブルおよびメタル通信
ケーブルの止水テープとしても使用でき、実用上極めて
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル用止水テープの一例を示す断
面図である。
【図2】本発明のケーブル用止水テープを適用した電力
ケーブルの一例を示す斜視図である。
【図3】本発明のケーブル用止水テープを適用した防水
形光ファイバー通信ケーブルの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基材 2 吸水性樹脂組成物層 3 カバー材 4 導体 5 内部半導電層 6 絶縁体層 7 外部半導電層 8 金属遮蔽層(銅テープ) 9 止水テープ 10 外被 11 FRP抗張力体 12 溝付芯体 12a、12b 溝 13 止水テープ 14 外被 15 光ファイバーテープ心線 16 介在対 17 止水ヤーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−31390(JP,A) 特開 平2−86012(JP,A) 特開 昭55−14267(JP,A) 特開 昭63−271809(JP,A) 特開 昭63−51007(JP,A) 特開 昭62−165810(JP,A) 特開 平2−290985(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 7/282

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の片面または両面に、吸水性樹脂粉
    末、樹脂バインダーおよび1,2,3−ベンゾトリアゾ
    ールまたはその誘導体よりなる吸水性樹脂組成物層を有
    し、この吸水性樹脂組成物層が100重量部の樹脂バイ
    ンダーに対して20ないし1000重量部の吸水性樹脂
    粉末、100重量部の吸水性樹脂粉末に対して0.02
    ないし30重量部の1,2,3−ベンゾトリアゾールま
    たはその誘導体よりなることを特徴とするケーブル用止
    水テープ。
  2. 【請求項2】 吸水性樹脂組成物層の少なくとも一方が
    カバー材によって覆われていることを特徴とする請求項
    1記載のケーブル用止水テープ。
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