JPH09127383A - 止水テープ、およびこれを用いた光ファイバケーブル - Google Patents
止水テープ、およびこれを用いた光ファイバケーブルInfo
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- JPH09127383A JPH09127383A JP7287056A JP28705695A JPH09127383A JP H09127383 A JPH09127383 A JP H09127383A JP 7287056 A JP7287056 A JP 7287056A JP 28705695 A JP28705695 A JP 28705695A JP H09127383 A JPH09127383 A JP H09127383A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】除去の容易な止水テープおよびこの止水テープ
を用いた光ファイバケーブルを提供する。 【解決手段】不織布シートからなるシート状基材11
に、粒状の吸水性樹脂とバインダとを混合してなる吸水
樹脂層12を設け、さらにその上に、不織布シートから
なるカバー材13を設け、ローラにて押圧後、乾燥させ
た。シート状基材11には、止水テープ10の長手方向
に沿って、あるいは、長手方向に直角な方向に沿って、
あるいは、格子状に、厚さ方向に貫通する切断孔14が
設けられている。
を用いた光ファイバケーブルを提供する。 【解決手段】不織布シートからなるシート状基材11
に、粒状の吸水性樹脂とバインダとを混合してなる吸水
樹脂層12を設け、さらにその上に、不織布シートから
なるカバー材13を設け、ローラにて押圧後、乾燥させ
た。シート状基材11には、止水テープ10の長手方向
に沿って、あるいは、長手方向に直角な方向に沿って、
あるいは、格子状に、厚さ方向に貫通する切断孔14が
設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用ケーブルや
電力ケーブル等の走水防止のために使用される止水テー
プ、および、本発明の止水テープを適用した光ファイバ
ケーブルに関する。
電力ケーブル等の走水防止のために使用される止水テー
プ、および、本発明の止水テープを適用した光ファイバ
ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバケーブルや電力ケ
ーブルの保護層が破損して水が侵入してきた場合、その
走水を防止するために止水テープが施されていた。図5
に、従来より用いられている防水型光ファイバケーブル
の断面図を示す。テンションメンバ1を中心として、そ
の外周に6本のらせん状の溝部2を備えたスロット付ス
ペーサ3が設けられており、各々の溝部2には、4心光
ファイバを有するテープ心線4が積層されて、配置され
る。この様なスロット付スペーサ3の外周に、止水テー
プをラップ巻きすることにより形成した押え巻き層5が
設けられ、さらに最外層には、シース6が被覆される。
ーブルの保護層が破損して水が侵入してきた場合、その
走水を防止するために止水テープが施されていた。図5
に、従来より用いられている防水型光ファイバケーブル
の断面図を示す。テンションメンバ1を中心として、そ
の外周に6本のらせん状の溝部2を備えたスロット付ス
ペーサ3が設けられており、各々の溝部2には、4心光
ファイバを有するテープ心線4が積層されて、配置され
る。この様なスロット付スペーサ3の外周に、止水テー
プをラップ巻きすることにより形成した押え巻き層5が
設けられ、さらに最外層には、シース6が被覆される。
【0003】そして、前述の押え巻き層5としてスロッ
ト付スペーサ3上に巻回される止水テープは、不織布シ
ート等の基材上に、粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂と
バインダとの混合物を塗布し、さらにその上を不織布シ
ート等からなるカバー材で覆われているもの、あるい
は、不織布シート等の基材の両面に、粉末状あるいは粒
状の吸水性樹脂とバインダとの混合物を塗布したものが
用いられている。
ト付スペーサ3上に巻回される止水テープは、不織布シ
ート等の基材上に、粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂と
バインダとの混合物を塗布し、さらにその上を不織布シ
ート等からなるカバー材で覆われているもの、あるい
は、不織布シート等の基材の両面に、粉末状あるいは粒
状の吸水性樹脂とバインダとの混合物を塗布したものが
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な止水テープに
用いられる基材は、止水テープを巻回するときにその張
力に耐えられる強度を要する。しかしながら、例えば、
光ファイバケーブルの吸水層として止水テープが使用さ
れている場合、ケーブル端末処理などのために止水テー
プを除去しなければならないことがある。その際、カッ
ターナイフやリングカッター等の刃物を利用して、止水
テープを切断しなければ除去することができなかった。
さらに、止水テープをカッターで切断する際にスロット
付スペーサやその溝部に収納されるテープ心線をも損傷
するおそれがあった。
用いられる基材は、止水テープを巻回するときにその張
力に耐えられる強度を要する。しかしながら、例えば、
光ファイバケーブルの吸水層として止水テープが使用さ
れている場合、ケーブル端末処理などのために止水テー
プを除去しなければならないことがある。その際、カッ
ターナイフやリングカッター等の刃物を利用して、止水
テープを切断しなければ除去することができなかった。
さらに、止水テープをカッターで切断する際にスロット
付スペーサやその溝部に収納されるテープ心線をも損傷
するおそれがあった。
【0005】以上の点に鑑み本発明は、刃物を用いずと
も、容易に除去することの可能な止水テープおよびこの
止水テープを用いた光ファイバケーブルを提供すること
を目的とする。
も、容易に除去することの可能な止水テープおよびこの
止水テープを用いた光ファイバケーブルを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の止水テープは、
シート状基材の片面または両面に、吸水性樹脂とバイン
ダとを含有する吸水樹脂層が設けられた止水テープにお
いて、前記シート状基材に、前記シート状基材を厚さ方
向に貫通する切断孔を設けたことを要旨とする。
シート状基材の片面または両面に、吸水性樹脂とバイン
ダとを含有する吸水樹脂層が設けられた止水テープにお
いて、前記シート状基材に、前記シート状基材を厚さ方
向に貫通する切断孔を設けたことを要旨とする。
【0007】以下、本発明の各構成をより詳細に説明す
る。本発明でシート状基材は、ケーブル等に巻回するた
めに十分な強度および可とう性を有するものが望まし
い。したがって、合成樹脂フィルムや合成繊維からなる
織物、不織布シートが好適であり、より具体的には、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリエステル、アクリルなど
の長繊維不織布シートが好適である。
る。本発明でシート状基材は、ケーブル等に巻回するた
めに十分な強度および可とう性を有するものが望まし
い。したがって、合成樹脂フィルムや合成繊維からなる
織物、不織布シートが好適であり、より具体的には、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリエステル、アクリルなど
の長繊維不織布シートが好適である。
【0008】また、吸水樹脂層に用いられる吸水性樹脂
は、粉末状あるいは粒状で、水と接触すると直ちに膨潤
して、優れた吸水能力を発揮するものが好ましい。例え
ば、アクリル酸塩系架橋物、酢酸ビニル・アクリル酸エ
ステル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール・無水
マレイン酸塩反応物、イソブチレン・マレイン酸共重合
体架橋物、アクリル酸塩・アクリルアミド共重合体、ポ
リエチレンオキサイド変性物などを挙げることができ
る。これらは、単体として、あるいは、数種類を混合し
て使用する。
は、粉末状あるいは粒状で、水と接触すると直ちに膨潤
して、優れた吸水能力を発揮するものが好ましい。例え
ば、アクリル酸塩系架橋物、酢酸ビニル・アクリル酸エ
ステル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール・無水
マレイン酸塩反応物、イソブチレン・マレイン酸共重合
体架橋物、アクリル酸塩・アクリルアミド共重合体、ポ
リエチレンオキサイド変性物などを挙げることができ
る。これらは、単体として、あるいは、数種類を混合し
て使用する。
【0009】前述の吸水性樹脂と混合するバインダとし
ては、吸水樹脂層をシート状基材に密着させ、吸水樹脂
層の脱落を防止する働きを有する。この様なバインダと
しては、合成樹脂または合成ゴムからなるものが好まし
く、具体的には、アクリル系樹脂、ポリウレンタン系樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレン系共重合体樹
脂、ポリアマイド樹脂、シリコーン樹脂、ポリイソブチ
レン、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン・プロピレ
ンゴム、シリコーンゴムなどが好適である。
ては、吸水樹脂層をシート状基材に密着させ、吸水樹脂
層の脱落を防止する働きを有する。この様なバインダと
しては、合成樹脂または合成ゴムからなるものが好まし
く、具体的には、アクリル系樹脂、ポリウレンタン系樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレン系共重合体樹
脂、ポリアマイド樹脂、シリコーン樹脂、ポリイソブチ
レン、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン・プロピレ
ンゴム、シリコーンゴムなどが好適である。
【0010】そして、その配合量は、前述のバインダ1
00重量部に対し、吸水性樹脂20〜2000重量部が
好ましい。配合量が20重量部未満では、止水効果が十
分発揮されず、2000重量部を越えると基材から吸水
性樹脂が脱落するおそれがある。
00重量部に対し、吸水性樹脂20〜2000重量部が
好ましい。配合量が20重量部未満では、止水効果が十
分発揮されず、2000重量部を越えると基材から吸水
性樹脂が脱落するおそれがある。
【0011】吸水性樹脂およびバインダ以外に吸水樹脂
層に配合されるものとしては、バインダを溶解するため
の有機溶剤やシート状基材との接着性を向上させるため
の熱可塑性樹脂、その他、架橋剤、加硫剤、防錆剤、湿
潤剤、難燃剤などが考えられる。
層に配合されるものとしては、バインダを溶解するため
の有機溶剤やシート状基材との接着性を向上させるため
の熱可塑性樹脂、その他、架橋剤、加硫剤、防錆剤、湿
潤剤、難燃剤などが考えられる。
【0012】本発明において、シート状基材の片面また
は両面に設けられる吸水樹脂層上に、前述のシート状基
材に用いられる材質とほぼ同様の材質からなり、かつ、
水分の透過性、浸透性に優れた、カバー材が貼り付けら
れても良い。吸水樹脂層をカバー材で覆うことにより、
ケーブルなどに巻回した時にシート状基材と吸水樹脂層
とが重なりあってしまう箇所の接着を防止し、さらに、
止水テープを巻回する際の作業性を向上させることがで
きる。
は両面に設けられる吸水樹脂層上に、前述のシート状基
材に用いられる材質とほぼ同様の材質からなり、かつ、
水分の透過性、浸透性に優れた、カバー材が貼り付けら
れても良い。吸水樹脂層をカバー材で覆うことにより、
ケーブルなどに巻回した時にシート状基材と吸水樹脂層
とが重なりあってしまう箇所の接着を防止し、さらに、
止水テープを巻回する際の作業性を向上させることがで
きる。
【0013】また、本発明で用いられるシート状基材に
は、その厚さ方向に貫通する切断孔、すなわちミシン目
が設けられる。切断孔は、シート状基材の長手方向ある
いは幅方向あるいは斜め方向あるいはそれらを組合わせ
た方向に沿って、単数あるいは複数本が連続的に配置さ
れる。この様な切断孔が設けられた止水テープは、テー
プの幅1mmあたりの引張り強度が0.24kg以上で
あるのが望ましい。0.24kg未満であると、ケーブ
ルなどに巻回する場合など張力がかかった時に、切断孔
から破断するおそれがある。一方、本発明の吸水樹脂層
は、シート状基材上に塗布された後乾燥して得られるも
のであるので、シート状基材の様に、切断孔を設けなく
ても、シート状基材の切断孔に沿って分離することがで
きる。また、本発明で、吸水樹脂層をカバー材で覆う場
合、カバー材に切断孔を設ければさらに除去作業性が向
上する。
は、その厚さ方向に貫通する切断孔、すなわちミシン目
が設けられる。切断孔は、シート状基材の長手方向ある
いは幅方向あるいは斜め方向あるいはそれらを組合わせ
た方向に沿って、単数あるいは複数本が連続的に配置さ
れる。この様な切断孔が設けられた止水テープは、テー
プの幅1mmあたりの引張り強度が0.24kg以上で
あるのが望ましい。0.24kg未満であると、ケーブ
ルなどに巻回する場合など張力がかかった時に、切断孔
から破断するおそれがある。一方、本発明の吸水樹脂層
は、シート状基材上に塗布された後乾燥して得られるも
のであるので、シート状基材の様に、切断孔を設けなく
ても、シート状基材の切断孔に沿って分離することがで
きる。また、本発明で、吸水樹脂層をカバー材で覆う場
合、カバー材に切断孔を設ければさらに除去作業性が向
上する。
【0014】本第2の発明の光ファイバケーブルは、前
述のような止水テープを押え巻き層に用いたことを要旨
とする。ここでいう、押え巻き層とは、スロット付スペ
ーサ型、グルーブ型、マルチスロット型などの光ファイ
バケーブルの光ファイバコアより外周かつシースより内
周に位置し、止水テープを縦添えまたは巻回して形成し
た層を示す。しかしながら、前に挙げた形状の光ファイ
バケーブルにとくに限定されるものではない。
述のような止水テープを押え巻き層に用いたことを要旨
とする。ここでいう、押え巻き層とは、スロット付スペ
ーサ型、グルーブ型、マルチスロット型などの光ファイ
バケーブルの光ファイバコアより外周かつシースより内
周に位置し、止水テープを縦添えまたは巻回して形成し
た層を示す。しかしながら、前に挙げた形状の光ファイ
バケーブルにとくに限定されるものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜3に、本発明の止水テープ
10の好ましい実施の一形態を示す。ポリエステル樹脂
の不織布シートからなるシート状基材11に、粒状のア
クリル酸ナトリウム樹脂の吸水性樹脂とバインダとして
のブチルゴムなどを混合してなる吸水樹脂層12を設
け、さらにその上に、ポリエステル樹脂の不織布シート
からなるカバー材13を設け、ローラにて押圧後、乾燥
させた。シート状基材11には、止水テープ10の長手
方向に沿って、あるいは、長手方向に直角な方向に沿っ
て、あるいは、格子状に、厚さ方向に貫通する切断孔1
4が設けられている。
10の好ましい実施の一形態を示す。ポリエステル樹脂
の不織布シートからなるシート状基材11に、粒状のア
クリル酸ナトリウム樹脂の吸水性樹脂とバインダとして
のブチルゴムなどを混合してなる吸水樹脂層12を設
け、さらにその上に、ポリエステル樹脂の不織布シート
からなるカバー材13を設け、ローラにて押圧後、乾燥
させた。シート状基材11には、止水テープ10の長手
方向に沿って、あるいは、長手方向に直角な方向に沿っ
て、あるいは、格子状に、厚さ方向に貫通する切断孔1
4が設けられている。
【0016】また、図4に本発明の光ファイバケーブル
のうちスロット型の一例を示す。図5との同一部材に
は、同一符号を付す。中央にテンションメンバ1を配置
するスロット付スペーサ3には、6本のらせん状の溝部
2が設けられ、この溝部2には、積層されたテープ心線
4またはメタル介在対15が配置されている。このスロ
ット付スペーサ3の外周には、基材およびカバー材に長
手方向に沿って切断孔14が設けられた止水テープ10
が基材を外側とするようにらせん状に巻回され、押え巻
き層5を構成する。押え巻き層5の外周にはシース6が
設けられている。また、押え巻き層5としては、止水テ
ープをらせん状に巻回するだけに限定することはなく、
例えば、縦添え巻きとしても良い。
のうちスロット型の一例を示す。図5との同一部材に
は、同一符号を付す。中央にテンションメンバ1を配置
するスロット付スペーサ3には、6本のらせん状の溝部
2が設けられ、この溝部2には、積層されたテープ心線
4またはメタル介在対15が配置されている。このスロ
ット付スペーサ3の外周には、基材およびカバー材に長
手方向に沿って切断孔14が設けられた止水テープ10
が基材を外側とするようにらせん状に巻回され、押え巻
き層5を構成する。押え巻き層5の外周にはシース6が
設けられている。また、押え巻き層5としては、止水テ
ープをらせん状に巻回するだけに限定することはなく、
例えば、縦添え巻きとしても良い。
【0017】
[実施例1]ポリエステル樹脂からなる幅30mm、厚
さ0.3mmの不織布シートに縦横5mm間隔の格子状
の切断孔(ミシン目)を設けたシート状基材の片面に、
粉末状のアクリル酸ナトリウム70重量部に対し、ブチ
ルゴムからなるバインダを30重量部を混合したものを
塗布し、吸水樹脂層を形成した。この止水テープの引張
り強度は、幅1mmに対し0.24kg/mmであっ
た。この様な止水テープを100心タイプスロット型ケ
ーブルの外径10mmのスロット付スペーサ外周にシー
ト状基材が外側となるようにらせん状に巻回して、押え
巻き層とし、さらにシースを設けて外径16mmとし
た。
さ0.3mmの不織布シートに縦横5mm間隔の格子状
の切断孔(ミシン目)を設けたシート状基材の片面に、
粉末状のアクリル酸ナトリウム70重量部に対し、ブチ
ルゴムからなるバインダを30重量部を混合したものを
塗布し、吸水樹脂層を形成した。この止水テープの引張
り強度は、幅1mmに対し0.24kg/mmであっ
た。この様な止水テープを100心タイプスロット型ケ
ーブルの外径10mmのスロット付スペーサ外周にシー
ト状基材が外側となるようにらせん状に巻回して、押え
巻き層とし、さらにシースを設けて外径16mmとし
た。
【0018】[実施例2]ポリエステル樹脂の幅35m
m、厚さ0.3mmの不織布シートの幅方向(長手方向
に直角方向)に沿って切断孔(ミシン目)を設けたシー
ト状基材の片面に、実施例1と同様の吸水樹脂層を設
け、引張り強度0.24kg/mmの止水テープを作成
した。この止水テープを実施例1と同様の100心タイ
プスロット型ケーブルのスロット付スペーサに縦添え巻
きして押え巻き層を形成し、その上にシースを設けた。
m、厚さ0.3mmの不織布シートの幅方向(長手方向
に直角方向)に沿って切断孔(ミシン目)を設けたシー
ト状基材の片面に、実施例1と同様の吸水樹脂層を設
け、引張り強度0.24kg/mmの止水テープを作成
した。この止水テープを実施例1と同様の100心タイ
プスロット型ケーブルのスロット付スペーサに縦添え巻
きして押え巻き層を形成し、その上にシースを設けた。
【0019】実施例1〜2のケーブルのシースを剥がし
た後、押え巻き層の除去を試みたところ、いずれも、ス
ロット付スペーサの溝部に収納されたテープ心線を損傷
すること無く、短時間で容易に切断、除去することがで
きた。
た後、押え巻き層の除去を試みたところ、いずれも、ス
ロット付スペーサの溝部に収納されたテープ心線を損傷
すること無く、短時間で容易に切断、除去することがで
きた。
【0020】[比較例1]シート状基材の厚さを0.0
5mmとすることを除き、実施例1と同様に止水テープ
を作成し、引張り強度0.20kg/mmの止水テープ
を得た。この止水テープをスロット付スペーサに巻回し
ようとしたところ、切断孔から止水テープが断絶し亀裂
が生じた。
5mmとすることを除き、実施例1と同様に止水テープ
を作成し、引張り強度0.20kg/mmの止水テープ
を得た。この止水テープをスロット付スペーサに巻回し
ようとしたところ、切断孔から止水テープが断絶し亀裂
が生じた。
【0021】[比較例2]シート状基材の厚さを0.1
mmとすることを除き、実施例2と同様に止水テープを
作成し、引張り強度0.20kg/mmの止水テープを
得た。この止水テープをスロット付スペーサに巻回しよ
うとしたところ、切断孔から止水テープが断絶し亀裂が
生じた。
mmとすることを除き、実施例2と同様に止水テープを
作成し、引張り強度0.20kg/mmの止水テープを
得た。この止水テープをスロット付スペーサに巻回しよ
うとしたところ、切断孔から止水テープが断絶し亀裂が
生じた。
【0022】
【発明の効果】本発明の止水テープは、シート状基材に
厚さ方向に貫通する切断孔を設けたことにより、止水テ
ープを取り除く作業が容易となる。また、この様な止水
テープを光ファイバケーブルの押え巻き層に用いること
により、光ファイバケーブルの端末取り付け作業など
で、止水テープを刃物を用いず手作業で除去することが
でき、また、テープ心線を傷付けることがない。
厚さ方向に貫通する切断孔を設けたことにより、止水テ
ープを取り除く作業が容易となる。また、この様な止水
テープを光ファイバケーブルの押え巻き層に用いること
により、光ファイバケーブルの端末取り付け作業など
で、止水テープを刃物を用いず手作業で除去することが
でき、また、テープ心線を傷付けることがない。
【図1】 本発明の止水テープの一例を示す図。
【図2】 本発明の止水テープの一例を示す図。
【図3】 本発明の止水テープの一例を示す図。
【図4】 本発明の光ファイバケーブルの一例を示す
図。
図。
【図5】 スロット型光ファイバケーブルの断面図。
【符号の説明】 10……止水テープ 11……シート状基材 12……吸水樹脂層 13……カバー材 14……切断孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 宏 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 山崎 邦博 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 山田 彰 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】シート状基材の片面または両面に、吸水性
樹脂とバインダとを含有する吸水樹脂層が設けられた止
水テープにおいて、前記シート状基材に、前記シート状
基材を厚さ方向に貫通する切断孔を設けたことを特徴と
する止水テープ。 - 【請求項2】前記請求項1記載の止水テープを押え巻き
層に用いたことを特徴とする光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7287056A JPH09127383A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 止水テープ、およびこれを用いた光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7287056A JPH09127383A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 止水テープ、およびこれを用いた光ファイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09127383A true JPH09127383A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17712491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7287056A Pending JPH09127383A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 止水テープ、およびこれを用いた光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09127383A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1406104A1 (en) * | 2002-10-01 | 2004-04-07 | Alcatel | Optical fiber cable having easy access tape with perforated, peelable sections |
JP2007532175A (ja) * | 2004-04-06 | 2007-11-15 | ジョンソンディバーシー・インコーポレーテッド | 流体吸収性テープ |
JP2009204947A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ケーブル |
JP2009251300A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ケーブル用上巻テープの加工装置および加工方法 |
JP2010066370A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバケーブル |
JP2020091452A (ja) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブル |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP7287056A patent/JPH09127383A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1406104A1 (en) * | 2002-10-01 | 2004-04-07 | Alcatel | Optical fiber cable having easy access tape with perforated, peelable sections |
US7050685B2 (en) | 2002-10-01 | 2006-05-23 | Alcatel | Cable easy access tape with perforated, peelable sections |
JP2007532175A (ja) * | 2004-04-06 | 2007-11-15 | ジョンソンディバーシー・インコーポレーテッド | 流体吸収性テープ |
US8034184B2 (en) | 2004-04-06 | 2011-10-11 | Diversey, Inc. | Fluid absorbent tape |
US8118800B2 (en) | 2004-04-06 | 2012-02-21 | Diversey, Inc. | Fluid absorbent tape |
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