JP3055808B2 - 光ファイバケーブル用止水テープ - Google Patents

光ファイバケーブル用止水テープ

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JP3055808B2
JP3055808B2 JP3028916A JP2891691A JP3055808B2 JP 3055808 B2 JP3055808 B2 JP 3055808B2 JP 3028916 A JP3028916 A JP 3028916A JP 2891691 A JP2891691 A JP 2891691A JP 3055808 B2 JP3055808 B2 JP 3055808B2
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政義 内田
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福岡クロス工業株式会社
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブルに
使用される光ファイバケーブル用止水テープに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来において、光ファイバケーブル等の
通信ケーブルや電力ケーブルなどに、侵入してくる水の
走水を防止するために止水テープを使用するのは公知の
技術である。
【0003】例えば、図2は中継系防水型光ファイバケ
ーブルの構造の一例を示す断面図である。中心部にFR
P抗張力体6を有すると共に外周に螺旋状の溝を設けた
溝付きポリエチレン製スペーサ7の溝7aの中に複数の
光ファイバテープ芯線10が収納され、さらに止水テー
プ8、ポリエチレン外被9が設けられている。 前記構
造などのケーブルの外被が劣化あるいは何らかの事故に
より破損し、水がケーブル内に侵入してくると、外被下
に配置されている止水テープは、外被を通過し侵入して
くる水を吸収し膨張して、その侵入箇所付近のみにて止
水させ、ケーブル内の長手方向や内部方向に走水するこ
とを防止し、ケーブルの水による事故を未然に防ぐとい
う優れた止水機能をもっている。
【0004】これらのケーブル用止水テープとしては、 (1)2枚の基材不織布間に、高吸水性樹脂粉粒体と低
融点接着樹脂粉粒体とを混合した吸水膨潤層を複数層有
し、各吸水膨潤層間に基材不織布をそれぞれ介在させた
サンドイッチタイプ止水テープ(特開昭63−3014
18号公報)。
【0005】(2)ポリエステル長繊維不織布シートの
片面または両面に、粉末あるいは粒状の吸水性樹脂と樹
脂バインダとを混合した塗装液を塗布した塗布タイプ止
水テープ(実開昭61−129228号公報)。
【0006】が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の止水テープは、それぞれ次のような問題がある。 (1)サンドイッチタイプの止水テープは、吸水性樹脂
粉末が表面に露出していないため、止水テープが吸湿し
ても、べたつきやブロッキング等のトラブルがないとい
う優れた長所をもっている。しかしながら、このタイプ
の止水テープは、吸水性樹脂粉末が不織布に固着されて
いないため、広幅シートを実用幅のテープに裁断すると
き、あるいはケーブルへのテーピング時、そのテープを
切り開いたり、切断したときにテープの端部より吸水性
樹脂粉末が脱落する難点がある。
【0008】(2)塗布タイプ止水テープは、吸水性樹
脂粉末がバインダで固着されているため、広幅シートの
テープ状への裁断、あるいは切断時にテープの端部より
吸水性樹脂粉末が脱落しない長所がある。しかしなが
ら、吸水性樹脂粉末が表面に露出しているため、梅雨期
などの高湿度の環境下で止水テープが吸湿すると、表面
がべたつき、最悪の場合はブロッキングを起こして使用
不可能となる。このため、止水テープの製造工程、止水
テープの保管時、さらにはケーブルへのテーピング時に
空調をするなどの配慮が必要となり、取扱いに注意を要
するという難点がある。
【0009】本発明の目的は、実用幅への裁断時やケー
ブルへのテーピング時などにテープの端部より吸水性樹
脂粉末が脱落することがなく、梅雨期などの高湿度の環
境下で止水テープが吸湿しても、表面がべたついたり、
テープ同志がブロッキングを起こさず、微生物によって
分解されず、かつ優れた止水性能を有する光ファイバケ
ーブル用止水テープを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決する本
発明の光ファイバケーブル用止水テープは、基材の片面
または両面に、吸水性樹脂と樹脂バインダを必須成分と
する吸水性樹脂層を有し、この吸水性樹脂層の少なくと
も一方が、5〜20g/m 2 の目付を有するポリプロピ
レン不織布製のカバー材によって覆われていることを特
徴とする。
【0011】さらに具体的には、本発明の光ファイバケ
ーブル用止水テープは、合成樹脂フィルム、あるいは合
成繊維からなる織物または不織布シートの片面または両
面に、粉末あるいは粒状の吸水性樹脂、合成樹脂または
合成ゴムのバインダを必須成分とした吸水性樹脂組成物
を塗布した後に、さらにその吸水性樹脂組成物の少なく
とも片面に、合成繊維からなるカバー材を貼り合わせた
ことを特徴とする。
【0012】本発明に用いる基材は、塗布加工時やケー
ブルへのテーピング時の張力に耐える強度を有し、微生
物に分解されないものであり、可撓性を有するものが望
ましい。よって基材としては、合成樹脂フィルム、ある
いは合成繊維からなる織物または不織布シートがよく、
材質面からポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、
アクリルが使用できるが、特に価格、強度の面からは、
スパンボンド法で製造される長繊維不織布シートが有利
である。
【0013】本発明に用いる合成樹脂または合成ゴムの
バインダは、吸水性樹脂を基材に密着させ、かつ低目付
不織布シートを吸水性樹脂層に密着させる作用を有する
ものであり、微生物分解性のない100%合成品であ
る。合成樹脂または合成ゴムとしては、アクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エ
チレン系共重合体樹脂、ポリアマイド樹脂、シリコーン
樹脂、ポリイソブチレン、ブチルゴム、アクリルゴム、
エチレン・プロピレンゴム、シリコーンゴムなどでハロ
ゲン原子を含まないものが好ましい。
【0014】本発明に用いる粉末あるいは粒状の吸水性
樹脂としては、水と接したときに溶けることがなく、自
重の数10倍〜数1000倍の吸水能力を有する合成ポ
リマーで、かつ微生物分解性のない100%合成品であ
ればよく、例えば、アクリル酸塩系架橋物、酢酸ビニル
・アクリル酸エステル共重合体ケン化物、ポリビニルア
ルコール・無水マレイン酸塩反応物、イソブチレン・マ
レイン酸共重合体架橋物、アクリル酸塩・アクリルアミ
ド共重合体、ポリエチレンオキサイド変性物などが好適
であり、単体あるいは2種以上配合してもよい。吸水性
樹脂の配合量としては、バインダ100重量部に対して
100〜2000重量部が好適である。100%重量部
以下では、止水効果が発揮されず、2000重量部以上
では、止水テープを実用幅にカットした側面から吸水性
樹脂が著しく脱落するためである。
【0015】本発明に用いるカバー材は、止水テープが
梅雨期などの高湿度環境下に放置され、著しく吸湿した
時にテープ同志のブロッキングを防止したり、ケーブル
へのテーピング中にガイドロールなどを汚すなどのトラ
ブルを防止するためのものであり、止水テープの止水性
能を阻害しないように適度な目スキがあり、微生物に分
解されないものであり、かつ貼り合わせ加工時の張力に
耐えるものでなければならない。よって、カバー材とし
ては、ポリプロピレンを使用するが、特に価格、強度の
面からは、スパンボンド法やメルトブロー法で製造され
る長繊維不織布シートが有利である。カバー材の目付と
しては、5〜20g/m2が好適である。5g/m2以下
では、カバー材貼り合わせ加工時の張力が得られず、さ
らに高湿度環境下で止水テープが吸湿したときにブロッ
キングを防止できず、20g/m2以上ではカバー材の
繊維間空隙面積が小さすぎるため、止水テープが水に接
したときに吸水性樹脂が吸水膨潤し脱落するのを阻害し
て止水性能を著しく低下させるためである。
【0016】本発明に用いる吸水性樹脂組成物は、基材
に塗布するために、有機溶剤中に溶解・分散して塗料と
する。有機溶剤としては、前記バインダたる合成樹脂や
合成ゴムを溶解し得るものはすべて使用できるが、例え
ば、トルエン、キシレン、ベンゼン、メチルエチルケト
ン、アセトン、ヘキサン、メチルイソブチレン、酢酸エ
チル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ
ン、アルコールなどの汎用溶剤が好適である。
【0017】本発明に用いる吸水性樹脂組成物は、前述
した配合剤の他に、目的に合わせて次のような配合剤を
配合することができる。例えば、基材とカバー材の接着
性を改善するためのポリエチレンやエチレン系共重合体
などの粉末あるいは粒状の熱可塑性樹脂、バインダたる
合成樹脂や合成ゴムを架橋したり加硫するための架橋
剤、加硫剤、銅などの金属遮蔽層の腐食を防止する防錆
剤、吸水層の水に対する濡れ性を改善して吸水性能を増
加させるための湿潤剤、コスト低減のための充填剤、難
燃性を付与するための難燃剤、導電性を付与するための
導電性物質、加工性を改善するための加工助剤などであ
る。
【0018】例えば、吸水性樹脂組成物に水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウムなどの難燃剤を配合した場
合は、難燃性の止水テープを得ることができる。
【0019】この止水テープの形成は、いろいろな方法
によることができる。以下においてその一例を説明す
る。
【0020】バインダと、吸水性樹脂と、有機溶剤と、
必要に応じて粉末あるいは粒状の熱可塑性樹脂、充填
剤、老化防止剤、湿潤剤などを所望量取り、ボールミ
ル、攪拌機などにより充分に溶解混合して吸水性樹脂組
成物を得る。得られた吸水性樹脂組成物を、公知のコー
ティング方法によって基材に塗布し、吸水性樹脂層に溶
剤を含んだ状態でカバー材を貼り合わせた後乾燥した
り、吸水性樹脂組成物を基材に塗布乾燥した後に、熱ロ
ールやエンボスロールなどによりカバー材を貼り合わせ
たりする。必要に応じて、加熱処理を行って硬化させ
る。
【0021】
【作用】本発明の光ファイバケーブル用止水テープを図
面により詳述する。図1は本発明の光ファイバケーブル
用止水テープの構造の一例を示す断面図である。本発明
のケーブル用止水テープは、合成樹脂フィルム、あるい
は合成繊維の織物または不織布シートからなる基材1の
片面に、吸水性樹脂組成物2が塗布され、さらにその上
にカバー材5が貼り合わせてある。3は吸水性樹脂、4
はバインダを示している。
【0022】吸水性樹脂3はバインダ4で固着され、さ
らには吸水性樹脂層にはカバー材5が貼り合わせてある
ため、実用幅への裁断加工時やケーブルへのテーピング
中に吸水性樹脂3が脱落することがなく、止水テープが
高湿度環境下で吸湿しても、止水テープがブロッキング
したり、ケーブルへのテーピング工程においてガイドロ
ールなどを汚すなどのトラブルを発生することがないと
いう優れた特徴をもっている。
【0023】さらに、本発明のケーブル用止水テープ
は、優れた止水能力を有すると共に、微生物によって分
解されないので、光ファイバにとって有害な水素ガスを
発生することがなく、さらには吸水性樹脂が分解されて
吸水ゲルの粘度が低下することがないので、数十年とい
った長期信頼性を有している。本発明のケーブル用止水
テープは、光ファイバ通信ケーブルとして実用上極めて
有利である。
【0024】
【実施例】実施例 エチレン・プロピレンゴム100重量部と、吸水性樹脂
(日本触媒化学工業社製:アクアリックCS−7)50
0重量部と、老化防止剤3重量部と、湿潤剤1重量部
と、ポリエチレンパウダー(粒子径:約100μm)2
0重量部と、トルエン800重量部を攪拌容器に入れ、
攪拌機で攪拌溶解し、吸水性樹脂組成物を得た。次に、
この吸水性樹脂組成物をポリエステル長繊維不織布(旭
化成工業社製:ES5060)の片面に乾燥付着量10
0g/m2 で塗布乾燥する。次に、乾燥後の吸水性樹脂
層の上にカバー材(サンレックス工業社製:ポリプロピ
レン不織布:目付12g/m2 )をエンボスロールにて
貼り合わせ、幅35mmに裁断してケーブル用止水テー
プを得た。裁断時に止水テープのカット側面からの吸水
性樹脂の脱落はなく、バインダで固着した効果が確認で
きた。テープの厚さは0.28mm、単位重量は172
g/m2 であった。
【0025】比較例 実施例に合わせて、吸水性樹脂組成物をポリエステル長
繊維不織布ES5060の片面に乾燥付着量100g/
2 で塗布乾燥し、幅35mmに裁断して塗布タイプの
ケーブル用止水テープを得た。テープの厚みは0.27
mm、単位重量は160g/m2 であった。
【0026】吸湿試験 本発明の止水テープの吸湿時のブロッキング防止効果を
確認するため、下記模擬試験を行った。
【0027】すなわち、実施例および比較例の止水テー
プを、それぞれ50mmの長さにカットして10枚ずつ
重ね合わせ、ガラス板に挟み込んで5kgの荷重を加え
て、温度40℃、湿度90%に調湿した恒温恒湿槽の中
で24時間処理を行った。処理後荷重を取り除き、それ
ぞれ重ね合わせていたテープを引き剥がしてみた。実施
例のテープはべたつきやブロッキングがなく、軽く引き
剥がすことができた。一方、比較例の止水テープはべた
つきがあり、ブロッキングを起こしており引き剥がすこ
とが困難であった。
【0028】抗菌性試験 止水テープの抗菌性を確認するため、以下の方法で試験
を行った。
【0029】300ccの三角フラスコにテストサンプ
ルを4gと、抗菌性試験において促進剤の働きをするリ
ン酸2水素アンモニウム4gと、以下に述べる土壌抽出
液200ccを入れ、混合した後シリコン栓にて密栓
し、30℃の日陰に保存し、三角フラスコ上部にある空
気を30日後まで定期的に1ccずつ抜き取り、ガスク
ロマトグラフで発生ガスの分析を行うと共に、肉眼で溶
液の色や状態を調べる。比較のため、微生物によって分
解するパルプをテストサンプルとして、同時に試験を行
う。
【0030】土壌抽出液の作製は以下のように行う。
【0031】(1)土は落葉などがあり、草の生えてい
る水辺などから採取する。
【0032】(2)500gの土を2000ccの純水
に混ぜて攪拌する。
【0033】(3)12時間放置後、上澄み液を濾過
し、濾過液50ccに純水150ccを加え土壌抽出液
とする。
【0034】試験の結果、パルプをテストサンプルとし
た試料では、微生物による腐食作用の指標となる水素ガ
スの発生が著しく、さらにはカビの発生が見られた。一
方、実施例および比較例の止水テープをテストサンプル
とした試料では、水素ガスの発生はなく、カビが発生す
るなどの変化もなかった。
【0035】故に、本発明のケーブル用止水テープが優
れた抗菌性を有していることが確認できた。
【0036】模擬止水試験 止水テープの止水効果を確認するため、下記模擬試験を
行った。
【0037】即ち、長さ11mの100心IFケーブル
用スペーサ(溝の数:5溝/溝の寸法:幅1.6mm、
深さ2.5mm)の5溝に光ファイバテープ芯線をそれ
ぞれ5枚ずつ入れ、その上に35mm幅の止水テープを
吸水面を内側に向けて5mmラップで巻き付ける。さら
に、止水テープの上にポリエチレン外被の代わりとして
ポリエステル片面粘着テープを巻き付け、模擬光ファイ
バケーブルとした。実施例および比較例の止水テープに
ついて、それぞれ3本の模擬光ファイバケーブルを用意
した。
【0038】次に、この模擬光ファイバケーブルの片方
の端末に塩化ビニルパイプをつなぎ、接続部は水漏れが
ないようにシールしておく。この模擬ケーブルを水平に
配置した状態で、塩化ビニルパイプを介して1mの水圧
で人工海水(八洲薬品製:金属腐食試験用アクアマリ
ン)を流す。24時間この状態を保持した後、塩化ビニ
ルパイプを外し、ポリエステル片面粘着テープおよび止
水テープを剥ぎ取り、各溝の水の走水距離を測定した。
【0039】結果は以下の通りであり、カバー材を貼り
合わせることにより、走水距離が著しく長くなることも
なく、優れた止水効果を有していることが確認された。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の光ファイバケーブル用止水テー
プは、合成樹脂フィルム、あるいは合成繊維の織物また
は不織布シートを基材として、吸水性樹脂を合成樹脂ま
たは合成ゴムのバインダで固着し、さらにこの吸水性樹
脂組成物をカバー材によりサンドイッチしている。これ
らの材料は100%合成品からなるため、微生物で分解
されて光ファイバケーブルにとって有害な水素ガスを発
生することもないため、ケーブルに長期信頼性を与え
る。しかも、止水テープから吸水性樹脂の粉末あるいは
粒子が加工中脱落することもなく、また、止水テープが
長時間高湿度環境下にさらされても、べたついたり、ブ
ロッキングを起こしたりすることがなく、止水テープの
製造時や止水テープの保管時、さらにケーブルの製造時
などに湿度管理をするための空調設備などを必要としな
いため、取扱いが極めて容易である。さらには、吸水性
樹脂層の上にカバー材を設けることによる止水性能の低
下は殆ど認められず、優れた止水性能を有する。
【0042】本発明のケーブル用止水テープは、光ファ
イバケーブルとして実用上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブル用止水テープの一
例を示す断面図である。
【図2】ケーブル用止水テープを適用した光ファイバケ
ーブルの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 吸水性樹脂組成物 3 吸水性樹脂 4 バインダ 5 カバー材 6 FRP抗張力体 7 溝付きポリエチレン製スペーサ 7a 溝 8 止水テープ 9 ポリエチレン外被 10 光ファイバテープ芯線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の片面または両面に、吸水性樹脂と
    樹脂バインダを必須成分とする吸水性樹脂層を有し、こ
    の吸水性樹脂層の少なくとも一方が、5〜20g/m 2
    の目付を有するポリプロピレン不織布製のカバー材によ
    って覆われていることを特徴とする光ファイバケーブル
    用止水テープ。
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