JPH04284233A - 吸水テープ - Google Patents

吸水テープ

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JPH04284233A
JPH04284233A JP3074495A JP7449591A JPH04284233A JP H04284233 A JPH04284233 A JP H04284233A JP 3074495 A JP3074495 A JP 3074495A JP 7449591 A JP7449591 A JP 7449591A JP H04284233 A JPH04284233 A JP H04284233A
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JP
Japan
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water
absorbing
water absorbing
absorbing resin
resin
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JP3074495A
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Shinichi Kono
真一 河野
Noboru Kurato
蔵藤 登
Katsumi Hiroshima
広島 克巳
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/44384Means specially adapted for strengthening or protecting the cables the means comprising water blocking or hydrophobic materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブル、通信用
ケーブルなどのケーブル内に水が進入した際、ケーブル
の長手方向や内部へ走水することを有効に防止しうる吸
水テープに関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブル内に進入してくる水のケーブル
内などへの走水を防止するために、吸水テープを使用す
ることは従来知られている。例えば、図2は光ファイバ
ーケーブルの構造の一例を示す断面図であり、当該ケー
ブルにおいては、テンションメンバー6を中心部に持つ
溝付きスロット7上に吸水テープ8、シース9が設けら
れており、スロット7の溝内には光ファイバーテープ1
0が収納されている。
【0003】前記構造などのケーブルは、そのシースが
劣化あるいは破損することによってケーブル内に水が進
入してくると、シース下に配置されている吸水テープ8
は、進入水を吸水して膨張し、水をその進入箇所付近の
みにて止水させ、ケーブル内への浸水による事故を未然
に防ぐという優れた止水構造を持っている。
【0004】かかる吸水テープとしては、例えば次の如
き形態のテープが提案されている。即ち、■2枚のポリ
エステル長繊維不織布シート間に吸水性樹脂粉末を介在
せしめて一体化したサンドイッチ型(実開昭59−47
914号公報)、■ポリエステル長繊維不織布シートの
片面あるいは両面に、粉末あるいは粒状の吸水性樹脂と
樹脂バインダーを混合した吸水性塗料を塗布した塗布型
(特開昭61−129228号公報)等が知られている
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来公知の吸水テープには各々次のような問題点が
ある。即ち、■のサンドイッチ型吸水テープは、吸水性
樹脂粉末の上下に疎水性のポリエステル長繊維不織布が
存在しているため、進入水が吸水性樹脂に吸水されるま
でに若干の時間を要し、止水するまでの走水距離が長く
なるという問題点がある。これを改善するために、上下
の不織布の目付け量を変えることが行われているが、そ
の場合、表裏の判断が困難となり使用し難いという問題
点がある。また、この型の吸水テープは、吸水性樹脂粉
末が不織布に固着されていないために、広幅シートを実
用幅テープに裁断する際、あるいはケーブルへのテーピ
ングの際に吸水テープを切開、切断した際にテープ端部
から吸水樹脂粉末が脱落するという問題点がある。
【0006】■の塗布型の吸水テープは、粉末あるいは
粒状の吸水性樹脂がバインダーで固着されているので当
該テープの裁断時、あるいは切断時にもテープ端部より
吸水性樹脂が極めて脱落しにくいという利点がある。し
かしながら、バインダーが吸水性樹脂表面を覆っている
ために、進入水が吸水性樹脂に吸水されるまでに時間を
要し、止水に到るまでの走水距離が長くなるという問題
点がある。これを改善するために、吸水性樹脂と樹脂バ
インダーを混合した吸水性樹脂組成物中に界面活性剤な
どを配合して吸水速度を向上させたものが知られている
が、かかる吸水テープにおいても吸水速度が若干速くな
る程度である。
【0007】本発明の目的は、ケーブル内に水が進入し
た際、速やかに進入水を吸水して膨張し、その進入箇所
付近のみにて止水させ、ケーブル内の長手方向及び内部
方向に走水するのを防止して、ケーブル内への浸水によ
る事故を未然に防ぐことのできる吸水テープを提供する
ことである。本発明の他の目的は、作業時にも吸水性樹
脂が脱落しにくく、取扱いの容易な吸水テープを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の吸水テープは、次の要旨を有するものである。■支
持体の片面又は両面に、吸水性樹脂とバインダーを含有
する吸水性組成物層を設け、さらに当該吸水性組成物層
の少なくとも一方面上に吸水性樹脂又は/及び無機充填
剤を含む組成物を固着させてなることを特徴とする吸水
テープ。
【0009】■上記■に記載の吸水テープで、吸水性樹
脂又は/及び無機充填剤を含む組成物を、加熱し又は加
熱することなく加圧することによって固着させてなるこ
とを特徴とする吸水テープ。
【0010】本発明に用いる支持体は、本発明の目的を
達成しえるものであれば特に制限はなく、吸水性組成物
層を設けるための操作(塗布加工、含浸加工など)を施
し得、ケーブルへのテーピング時の張力に耐える強度を
有し、微生物に分解されないものであり、可撓性を有す
るものが望ましい。また、支持体の形態はフィルム状も
しくはシート状が望ましい。よって支持体としては、合
成樹脂フィルム、合成繊維からなる織物又は不織布シー
トが好ましく、材質面からはポリプロピレン、ナイロン
、ポリエステル、アクリルが好適である。特に、経済性
、強度の面からは、スパンボンド法で製造される長繊維
不織布が有利である。
【0011】本発明に用いるバインダーは、それに配合
される吸水性樹脂及び所望により配合される無機充填剤
などの脱落を実質的に防止しえ、微生物分解性のないも
のであることが好ましい。さらに当該バインダーは、常
温又は加温時に粘着性を有するものであり、その上に固
着する吸水性樹脂及び無機充填剤、さらにはその他の配
合剤の脱落を防止するものである。当該樹脂組成物の粘
着性は、常温もしくは加温時に表面がタック感を有し、
その状態で粉体を散布し加圧した場合に粉体が容易に固
着される程度でよい。かかるバインダーとしては、例え
ば合成樹脂、合成ゴムあるいは天然ゴムよりなるものが
好ましく、具体的にはアクリル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂
、エチレン系共重合体樹脂、ポリアマイド樹脂、シリコ
ーン樹脂、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、アクリ
ルゴム、エチレン・プロピレンゴム、シリコーンゴムな
どが例示され、特にハロゲン原子を含まないものが好適
である。ハロゲン原子を含むバインダーを用いると、長
期使用中にハロゲンガスを発生して、導体、光ファイバ
ーなどを劣化させるからである。
【0012】本発明において、吸水性組成物層に用いる
吸水性樹脂は、水と接触したときに水に溶けることなく
、自重の数10倍から数1000倍の吸水能力を有する
ポリマーで、かつ微生物分解性のないものであることか
好適である。具体的には、例えば、アクリル酸塩系架橋
物、酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体ケン化物
、ポリビニルアルコール・無水マレイン酸塩反応物、イ
ソブチレン・マレイン酸共重合体架橋物、アクリル酸塩
・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・ビニルアルコ
ール共重合体、ポリエチレンオキサイド変性物などが好
適であり、単体あるいは2種以上配合してもよい。吸水
性樹脂は、粉末状あるいは粒状であることが好ましく、
その粒径は1μm〜500μmが好ましく、例えば15
0μmの吸水性組成層を設ける場合には30μm〜10
0μm程度が最適である。吸水性樹脂は、バインダー成
分、即ち合成樹脂、合成ゴム、天然ゴムなどの成分10
0重量部に対して、通常20〜1000重量部、特に5
0〜500重量部にて配合されることが好ましい。 吸水性樹脂の配合量が、20重量部以下の場合は吸水性
が低下し、1000重量部以上の場合は吸水性樹脂が脱
落する問題を生ずる。
【0013】吸水性組成物層上に固着させる吸水性樹脂
は粉末状又は粒状であることが好ましい。その粒径は1
μm〜500μm、特に50μm〜100μmであるこ
とが好ましい。当該吸水性樹脂としては、上記吸水性組
成物に含有させる吸水性樹脂として上記例示したものが
使用される。
【0014】吸水性組成物層中には、べとつきを防止す
る目的で、所望により無機充填剤を配合してもよい。か
かる無機充填剤としては、ハロゲン原子を含まないもの
が好ましく、また潮解性の少ないものであることが好ま
しい。無機充填剤としては、例えばマイカ、タルク、ク
レー、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、ガラス、マ
グネシア、酸化チタン、亜鉛華、フェライト、炭酸マグ
ネシウム、ケイ酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、三酸化アンチモンな
どが例示され、通常粉末状で使用される。無機充填剤は
、単体あるいは2種以上配合して使用される。吸水性組
成物中の無機充填剤の配合量は、バインダー成分、即ち
合成樹脂、合成ゴム、天然ゴムなどの成分100重量部
に対して、通常20〜2000重量部、特に50〜50
0重量部が好ましい。無機充填剤の配合量が、この範囲
より多い場合は、無機充填剤の脱落が発生するという問
題を生ずる。
【0015】吸水性組成物層上に固着させる組成物中に
配合される無機充填剤は、その物質自体の特性またはそ
の形状(粒度など)に起因して、吸水性のものであれば
上記と同様のものでよい。
【0016】吸水性組成物層上に固着させる組成物とし
て、吸水性樹脂と無機充填剤とを併用した場合、その配
合量は吸水性樹脂100重量部に対して、通常150重
量部以下、好ましくは100重量部以下である。
【0017】吸水性組成物層上に固着させる吸水性樹脂
又は/及び無機充填剤は、テープ表面にて吸水し、吸水
速度を向上させる。その散布量は吸水性樹脂、無機充填
剤の粒径により異なるが、0.1g/m2〜1kg/m
2程度である。一例をあげれば平均粒径100μmの場
合1〜100g/m2程度が好適である。
【0018】本発明に用いる吸水性組成物及び吸水性組
成物層上に固着させる組成物には、前述した配合成分の
他に、目的に応じて以下の添加剤を配合することができ
る。例えば銅などの金属遮蔽層の腐食を防止するための
防錆剤、コスト低減のための充填剤、難燃性を付与する
ための難燃剤、導電性を付与するための導電性物質など
である。また、吸水性組成物には、バインダーである樹
脂類やゴム類を架橋させたり加硫させるための架橋剤、
加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤、耐老化性を改良するた
めの老化防止剤、バインダーに柔軟性を付与する軟化剤
、加工性を改善するための加工助剤などを配合すること
ができる。
【0019】例えば、吸水性組成物又は吸水性組成物層
上に固着させる組成物にカーボン、黒鉛、金属粉などの
導電性物質を配合した場合は、導電性吸水テープを得る
ことができ、電力ケーブルなどの遮蔽層に用いることが
できる。また、吸水性組成物又は吸水性組成物層上に固
着させる組成物に水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、ホウ酸亜鉛、三酸化アンチモン、赤燐などの難燃
剤を配合した場合は、難燃性吸水テープを得ることがで
き、難燃性の通信ケーブルや電力ケーブルに用いること
ができる。
【0020】本発明の吸水テープの製造に際しては、種
々の方法が採用される。以下においてその製造方法の一
例の概要を説明する。バインダーと、吸水性樹脂と、必
要に応じて架橋剤、充填剤、老化防止剤、潤滑剤などを
所望量とり、ニーダー、ボールミル、攪拌器などにより
充分に混合して吸水性組成物を得る。
【0021】得られた吸水性組成物が有機溶剤に可溶で
あれば溶液として、公知の手段(例えば、コーティング
、含浸など)によって支持体の片面又は両面に薄膜を形
成させた後、乾燥することにより、又はセパレーターな
どに塗布して乾燥した薄膜状の吸水性組成物を、接着剤
などにより支持体と貼り合わせ、その後セパレーターを
除去することによって、支持体上に吸水性組成物層が形
成される。また、得られた吸水性組成物が可塑性であれ
ば、カレンダーロール、フィルム押し出しなどの方法で
薄膜化を行い、接着剤などにより支持体と貼り合わせて
支持体上に吸水性組成物層が形成される。
【0022】さらに当該吸水性組成物層の少なくとも一
方面上に吸水性樹脂又は/及び無機充填剤を含む組成物
を散布、固着させる。固着の方法は、吸水性組成物が常
温で粘着性の場合は、加圧することによって固着させる
が、粘着性が低いバインダーの場合は加熱してもよい。 吸水性組成物が加温時に粘着性を有する場合は、加熱し
加圧することによって固着させる。具体的には、圧着ロ
ール又は熱圧着ロール間を通すことにより固着させる。 加熱する場合の温度は、吸水性組成物が粘着性を有する
温度以上である。
【0023】次に、本発明の吸水テープの構造を図面に
より説明する。即ち、図1は両面に吸水性樹脂組成物を
有する本発明の吸水テープの一例を示す断面図である。 本発明の吸水テープは、合成樹脂フィルム、あるいは合
成繊維の織物又は不織布シートなどからなる支持体1の
両面に、吸水性組成物層2が形成され、更にその吸水性
組成物層上に、吸水性樹脂又は/及び無機充填剤を含む
組成物5が固着されている。3は吸水性樹脂、4はバイ
ンダーを示している。
【0024】本発明の吸水テープは、光ファイバー通信
ケーブルや銅導体の通信ケーブルはもちろんのこと、電
力ケーブルや制御用ケーブルなどの抑え巻きテープとし
ても使用でき、応用範囲が広く実用上極めて有用である
【0025】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。 実施例1 アクリル酸エステル70重量部、2エチルヘキシルアク
リレート30重量部、メタアクリル酸アクリレート2.
85重量部、ヒドロキシエチルアクリレート0.56重
量部をトルエン中で重合させた感圧性接着剤の固形分1
00重量部に対し、平均粒径100μmのアクリル系吸
水性樹脂(三菱油化製:ダイアウェット)100重量部
を配合し、ポリエステルフィルム上に塗布し溶剤を乾燥
させた後、厚さ150μmのシートを得た。このシート
は室温で粘着性を有する。次いでこのシートの上に前記
アクリル系吸水性樹脂を100g/m2散布し、圧着ロ
ール間を通すことにより固着し、幅50mmに裁断して
吸水テープを得た。
【0026】比較例1 実施例1と同様に作成し、吸水性樹脂を散布していない
シートを得た。
【0027】比較例2 実施例1で用いた感圧性接着剤を、ポリエステルフィル
ム上に塗布し粘着シートを作成し、次いでこのシートの
上に実施例1と同様に吸水性樹脂を散布し圧着ロール間
を通してシートを得た。
【0028】試験例1 ・吸水速度 高さ5cmの位置からスポイトにより水滴を1滴落下さ
せ、テープ又はシート上の水滴が全て吸収されるまでの
時間を測定する。 ・吸水能 吸水速度と同方法により水滴を吸収させ、水分が吸収さ
れた部分を取り除く。取り除いた部分に、再度水滴を落
下させ、これを繰り返す。吸水しなくなるまでの回数を
測定する。 ・結果 吸水速度と吸水能の測定結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】実施例1と比較例2は表面に吸水性樹脂が
固着しているため、吸水性樹脂が表面に露出していない
比較例1に比べ、吸水速度が非常に速い。また、実施例
1と比較例1はバインダー層に吸水性樹脂が存在してい
るため、バインダー層に吸水性樹脂が存在しない比較例
2に比べ吸水能が高い。このことより、実施例1は、吸
水速度が速く、かつ吸水能が高いことが明らかとなった
【0031】実施例2 トルエン50重量部中にポリエステル系熱可塑性接着剤
(東洋紡製:バイロン#300)50重量部を溶解させ
た熱可塑性接着剤の固形分100重量部に対し、平均粒
径100μmのアクリル系吸水性樹脂(ダイアウェット
:同上)100重量部を配合し、ポリエステルフィルム
上に塗布し溶剤を乾燥させた後、厚さ150μmのシー
トを得た。このシートは加温時に粘着性を有する。次い
でこのシートの上に前記アクリル系吸水性樹脂を100
g/m2散布し、熱圧着ロール間を通すことにより固着
し、幅50mmに裁断して吸水テープを得た。
【0032】比較例3 実施例2と同様に作成し、吸水性樹脂を散布していない
シートを得た。
【0033】比較例4 実施例2で用いた感圧性接着剤を、ポリエステルフィル
ム上に塗布し粘着シートを作成し、次いでこのシートの
上に実施例2と同様に吸水性樹脂を散布し圧着ロール間
を通してシートを得た。
【0034】試験例2 試験例1と同様にして実施例2、比較例3、比較例4で
得たテープ又はシートの吸水速度と吸水能を測定した。 結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】実施例3 アクリル酸ブチル100重量部、アクリル酸5重量部、
過酸化ベンゾイル0.2重量部をトルエン中で重合させ
た感圧性接着剤の固形分100重量部に対し、平均粒径
100μmのアクリル系吸水性樹脂(ダイアウェット:
同上)100重量部を配合し、ポリエステルフィルム上
に塗布し溶剤を乾燥させた後、厚さ150μmのシート
を得た。このシートは室温で粘着性を有する。次いでこ
のシートの上に前記アクリル系吸水性樹脂を100g/
m2散布し、圧着ロール間を通すことにより固着し、幅
50mmに裁断して吸水テープを得た。
【0037】比較例5 実施例3と同様に作成し、吸水性樹脂を散布していない
シートを得た。
【0038】比較例6 実施例3で用いた感圧性接着剤を、ポリエステルフィル
ム上に塗布し粘着シートを作成し、次いでこのシートの
上に実施例3と同様に吸水性樹脂を散布し圧着ロール間
を通したシートを得た。
【0039】試験例3 試験例1と同様にして実施例3、比較例5、比較例6で
得たテープ又はシートの吸水速度と吸水能を測定した。 結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】試験例2及び試験例3においても、実施例
2及び実施例3で得られた吸水テープが比較例に比べて
吸水速度、吸水能の点で優れていることが認められた。
【0042】
【発明の効果】本発明の吸水テープは、テープの表面に
吸水性樹脂又は/及び無機充填剤が固着されているため
、吸水速度が非常に速い。また、当該吸水性樹脂の下部
の層にも吸水性樹脂が存在するため、水は当該吸水性樹
脂にも吸収され吸水量が非常に多くなるという優れた効
果を有する。更に、本発明の吸水テープは、吸水性組成
物層中において吸水性樹脂がバインダーによって固着さ
れ、さらに表層においても吸水性樹脂が吸水性組成物層
上に固着されているため、裁断加工時やケーブルへのテ
ーピング時に吸水性樹脂粉末、その他の固形物が脱落し
ないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】両面に吸水性組成物層を有する本発明の吸水テ
ープの一例を示す断面図である。
【図2】光ファイバーケーブルの構造の一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1  支持体 2  吸水性組成物層 3  吸水性樹脂 4  バインダー 5  吸水性樹脂又は/及び無機充填剤を含む組成物6
  テンションメンバー 7  溝付きスロット 8  吸水テープ 9  シース 10  光ファイバーテープ 11  光ファイバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体の片面又は両面に、吸水性樹脂
    とバインダーを含有する吸水性組成物層を設け、さらに
    当該吸水性組成物層の少なくとも一方面上に吸水性樹脂
    又は/及び無機充填剤を含む組成物を固着させてなるこ
    とを特徴とする吸水テープ。
  2. 【請求項2】  吸水性樹脂又は/及び無機充填剤を含
    む組成物を、加熱し又は加熱することなく加圧すること
    によって固着させてなることを特徴とする請求項1記載
    の吸水テープ。
JP3074495A 1991-03-13 1991-03-13 吸水テープ Pending JPH04284233A (ja)

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