JP3052290U - ショベル機械用バケット構造 - Google Patents
ショベル機械用バケット構造Info
- Publication number
- JP3052290U JP3052290U JP1998001516U JP151698U JP3052290U JP 3052290 U JP3052290 U JP 3052290U JP 1998001516 U JP1998001516 U JP 1998001516U JP 151698 U JP151698 U JP 151698U JP 3052290 U JP3052290 U JP 3052290U
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- plate
- engaging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ショベル機械のバケット本体の掬土位置に付
設したツース盤の基部とバケット本体先端部との間の間
隙を隠蔽するショベル機械用バケット構造を提供する。 【解決手段】 バケット本体Ａの掬土位置に付設したア
ダプタ部材１の係合凸部１'にツース盤２の係合凹部２'
を被嵌し固定手段ａで固定したとき、係合凹部２'の左
右のツース盤２の基部とバケット本体先端部との間の間
隙ｃを隠蔽する隠蔽板３をツース盤２の基部の一面若し
くは上下面に設け
設したツース盤の基部とバケット本体先端部との間の間
隙を隠蔽するショベル機械用バケット構造を提供する。 【解決手段】 バケット本体Ａの掬土位置に付設したア
ダプタ部材１の係合凸部１'にツース盤２の係合凹部２'
を被嵌し固定手段ａで固定したとき、係合凹部２'の左
右のツース盤２の基部とバケット本体先端部との間の間
隙ｃを隠蔽する隠蔽板３をツース盤２の基部の一面若し
くは上下面に設け
Description
【０００１】
本考案は土木工事などに使用するパワーショベルやショベルローダなどのショ ベル機械のバケット構造に関するものである。
【０００２】
パワーショベルやショベルローダなどのショベル機械のバケット本体Ａには、 その掬土位置にアダプタ部材１の基部を溶接その他の方法により止着し、アダプ タ部材１の係合凸部２に整地作業用のツース盤２の係合凹部２'を被嵌し、ロッ クピン部材などの固定手段ａによりアダプタ部材１とツース盤２とを一体的に固 定し、これにより掘削した土砂や砂利や岩片などの整地や運搬車などへの積み込 みを行っていた。
【０００３】 しかしながら、この従来タイプのバケット構造ではアダプタ部材１の係合凸部 １'にツース盤２の係合凹部２'を被嵌し固定手段ａで固定したとき、図７のよう に必然的に係合凹部２'の左右のツース盤２の基部とバケット本体先端部との間 に間隙ｃが生じ、バケットで土砂と砂利などをすくった場合、これらがこの間隙 ｃからこぼれ落ちて作業能率が悪かった。
【０００４】 本考案は係合凹部２'のツース盤２の基部の一面若しくは上下面に上記間隙ｃ を隠蔽する隠蔽板３を設けることにより上記欠点を解決したショベル機械用のバ ケット構造を提供するものである。
【０００５】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【０００６】 バケット本体Ａの掬土位置に付設したアダプタ部材１の係合凸部１'にツース 盤２の係合凹部２'を被嵌し固定手段ａで固定したとき、係合凹部２'の左右のツ ース盤２の基部とバケット本体先端部との間の間隙ｃを隠蔽する隠蔽板３をツー ス盤２の基部の一面若しくは上下面に設けたことを特徴とするショベル機械用バ ケット機構に係るものである。
【０００７】
本考案の実施の形態を作用効果を示して実施の一例である図面に基づいて説明 する。
【０００８】 ツース盤２の基部の一面若しくは上下面に隠蔽板３を設けたので、アダプタ部 材１の係合凸部１'にツース盤２の係合凹部２'を被嵌し固定手段ａで固定すると 、係合凹部２'の左右のツース盤２の基部とバケット本体先端部との間の間隙ｃ が隠蔽板３で隠蔽されるため、バケットで土砂や砂利などをすくった場合に土砂 や砂利などが従来のように間隙ｃからこぼれ落ちることがなくなり快適に作業が 遂行でき作業能率が向上するうえに、従来の固定手段ａを介してアダプタ部材１ に固定されていたツース盤２が隠蔽板３によっても支承されることになり、固定 手段ａの固定の負荷が減少するので固定手段ａの損傷が著しく低減してツース盤 ２がそれだけ強固に固定され、その結果としてツース盤２のガタ付きが著しく減 少し寿命の長いショベル機械用バケット構造となる。
【０００９】
添付図面は本考案に好適な実施の一例を図示したものである。
【００１０】 バケット本体Ａの掬土位置に付設したアダプタ部材１の係合凸部１'にツース 盤２の係合凹部２'を被嵌し固定手段ａで固定したとき、係合凹部２'の左右のツ ース盤２の基部とバケット本体先端部との間の間隙ｃを隠蔽する隠蔽板３をツー ス盤２の基部の一面若しくは上下面に設ける。
【００１１】 図示した図５はバケット本体Ａの掬土位置にアダプタ部材１の基部を溶接その 他の方法により止着し、アダプタ部材１の緩やかな矩形角錐台形状の係合凸部１ 'にツース盤２の係合凹部２'を被嵌し、固定手段ａとしての駒部材５をツース盤 ２の長孔７を経由して係合凸部１'に設けた長孔６に挿入し、駒部材５と係合凸 部２'の長孔６と係合凹部２'の長孔７との間にロック部材８を打ち込んでアダプ タ部材１とツース盤２とを一体的に固定する実施の一例を図示している。
【００１２】 尚、図中符号５1は厚板形状のブロック板体，５2はブロック板体５1の一側端 平面部にブロック板体５1と一体的にモールドした弾性合成樹脂体，５3は係止凹 部，８1は前記係止凹部５3に係合するロック部材８に設けた係合凹部である。
【００１３】 図示した従来タイプのツース盤２は、ツース盤２の本体となる地均板２1の中 央上部に前記アダプタ部材１の緩かな矩形角錐台形状の係合凹部１'に係合する 係合凹部２'を設け、この係合凹部２'に連設した地均板２1の右翼部２2を上端部 がほぼ係合凹部２'の上端とほぼ水平な平板形状に形成し、この平板形状の右方 の突設部を途中から上方より見て下り方向の段部を介して係合凹部２'の横方向 の中心線まで切り欠いて係合部２2'を形成し、地均板２1の左翼部２3を係合凹部 ２'に連設する二枚構成の平板形状の下面係合当接板２3'と上面係合当接板２3" で構成し、この下面係合当接板２3'を固定手段ａのロック部材８の打ち込み孔水 平位置を上端面とし係合凹部２'に連設する平板形状に形成し、この下面係合当 接板２3'の左端部寄りを前記右翼部２2の係合部２2'の下面に当接するよう形成 し、上面係合当接板２3"を前記右翼部２2の係合部２2'の上面に当接し上端面が 右翼部２2の係合部２2'の高さとほぼ同じ高さに形成して左翼部２3を形成する。
【００１４】 本考案のツース盤２を上記のように形成したので、一のツース盤２の係合凹部 ２’をアダプタ部材１の係合凸部１'に被嵌したあと二のツース盤２の左翼部２3 の下面係合当接板２3'と上面係合当接板２3"を一のツース盤２の右翼部２2の係 合部２2'を挟み込むように挾着しながら二のツース盤２の係合凹部２'を二のア ダプタ部材１係合突部１'に嵌入し、この作業を継続して所定の数のツース盤２ をバケット本体Ａの掬土位置に配設し、固定手段ａで夫々のツース盤２を夫々の アダプタ部材１に強固に固定すると、夫々のツース盤２の基部の係合凹部２'の 左右とバケット本体先端部との間に必然的に間隙ｃが形成される。
【００１５】 隠蔽板３の実施例についてまず図１，２により説明する。
【００１６】 前記ツース盤２の左翼部２3の下面係合当接板２3'の上端に矩形板形状の隠蔽 板３を立設して下端部を溶接若しくは隠蔽板３をツース盤２と一体物で鋳造し、 この隠蔽板３の上端をブラケット本体Ａの先端部より上方に、左端部を左方のツ ース盤２の係合凹部２'の右側縁部に近接状態で延設して隠蔽板３を形成し、前 記ツース盤２の基部とバケット本体先端部との間の間隙ｃをこの隠蔽板３で隠蔽 するように設ける。
【００１７】 図３〜６はこの隠蔽板３をツース盤２の上下面に設けた場合を図示した図面で あって、ツース盤２の一面に溶接若しくはツース盤２と一体物で鋳造した隠蔽板 ３の他にもう一面のツース盤２の上面係合当接板２3"の上端部寄りに前記と同様 な隠蔽板３を前記と同様手段により添設し、両者の間隙を上下面より隠蔽した場 合を図示したものである。
【００１８】
本考案は上記のようにバケット本体の掬土位置に付設したアダプタ部材の係合 凸部にツース盤の係合凹部を被嵌し固定手段で固定したとき、係合凹部の左右の ツース盤の基部とバケット本体先端部との間の間隙を隠蔽する隠蔽板をツース盤 の基部の一面若しくは上下面に設けたので、アダプタ部材の係合凸部にツース盤 の係合凹部を被嵌し固定手段で固定すると、係合凹部の左右のツース盤の基部と バケツト本体先端部との間に生じる間隙が隠蔽板で隠蔽されるため、バケツトで 土砂や砂利などをすくった場合に土砂や砂利などが従来のようにこの間隙からこ ぼれ落ちることがなくなり快適に作業が遂行でき、作業能率が向上するうえに、 従来の固定手段を介してアダプタ部材１に固定されていたツース盤が隠蔽板によ っても支承されることになり、固定手段の固定の負荷が減少するので固定手段の 損傷が著しく低減してツース盤がそれだけ強固に固定され、その結果としてツー ス盤のガタ付が著しく減少し寿命の長い作業面ですぐれた効果を発揮するショベ ル機械用バケット構造となる。
【図１】本考案の一実施例の一面に隠蔽板を付設したツ
ース盤の平面図である。
ース盤の平面図である。
【図２】上記の要部の斜視図である。
【図３】本考案の一実施例の上下面に隠蔽板を付設した
ツース盤の平面図である。
ツース盤の平面図である。
【図４】上記の要部の斜視図である。
【図５】本発明の一実施例の上下面に隠蔽板を付設した
ツース盤とアダプタ部材と固定機構の構成を示す分解斜
視図である。
ツース盤とアダプタ部材と固定機構の構成を示す分解斜
視図である。
【図６】本考案の一実施例の上下面に隠蔽板を付設した
ツース盤をバケット本体の掬土位置に付設した場合のツ
ース盤の基部とバケット本体先端部との間の間隙を隠蔽
板の隠蔽状態を図示した一部を切り欠いた側面図であ
る。
ツース盤をバケット本体の掬土位置に付設した場合のツ
ース盤の基部とバケット本体先端部との間の間隙を隠蔽
板の隠蔽状態を図示した一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図７】従来のバケット本体の掬土位置に付設したツー
ス盤の基部とバケット本体先端部との間に生じる間隙の
説明用斜視図である。
ス盤の基部とバケット本体先端部との間に生じる間隙の
説明用斜視図である。
１ アダプタ部材 １1 係合凸部 ２ ツース盤 ２' 係合凹部 ３ 隠蔽板 Ａ バケット本体 ａ 固定手段 ｃ 間隙
Claims (1)
- 【請求項１】 バケット本体の掬土位置に付設したアダ
プタ部材の係合凸部にツース盤の係合凹部を被嵌し固定
手段で固定したとき、係合凹部の左右のツース盤の基部
とバケット本体先端部との間の間隙を隠蔽する隠蔽板を
ツース盤の基部の一面若しくは上下面に設けたことを特
徴とするショベル機械用バケット機構。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998001516U JP3052290U (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ショベル機械用バケット構造 |
| TW087114938A TW434355B (en) | 1998-03-16 | 1998-09-08 | Basket structure for scraper bucket machine |
| KR1019980037332A KR100327514B1 (ko) | 1998-03-16 | 1998-09-10 | 셔블기계용버켓구조 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998001516U JP3052290U (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ショベル機械用バケット構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3052290U true JP3052290U (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=43186411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1998001516U Expired - Lifetime JP3052290U (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ショベル機械用バケット構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3052290U (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0554166U (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-20 | 三菱農機株式会社 | トラクターにおけるボンネットフードの開保持ロッド |
| EP1403439A2 (en) * | 2002-09-30 | 2004-03-31 | Echigo Shoji Co. Ltd. | Excavator bucket tooth |
| JP2016006251A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | コベルコ建機株式会社 | ツース盤構造 |
| JP2017025578A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 越後商事株式会社 | ショベル機械用のバケットに付設されるツース盤及び該ツース盤を備えるショベル機械用のバケット |
| JP7425514B1 (ja) | 2023-02-17 | 2024-01-31 | 生企工営株式会社 | ツース盤 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP1998001516U patent/JP3052290U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0554166U (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-20 | 三菱農機株式会社 | トラクターにおけるボンネットフードの開保持ロッド |
| EP1403439A2 (en) * | 2002-09-30 | 2004-03-31 | Echigo Shoji Co. Ltd. | Excavator bucket tooth |
| EP1403439A3 (en) * | 2002-09-30 | 2006-02-01 | Echigo Shoji Co. Ltd. | Excavator bucket tooth |
| JP2016006251A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | コベルコ建機株式会社 | ツース盤構造 |
| JP2017025578A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 越後商事株式会社 | ショベル機械用のバケットに付設されるツース盤及び該ツース盤を備えるショベル機械用のバケット |
| JP7425514B1 (ja) | 2023-02-17 | 2024-01-31 | 生企工営株式会社 | ツース盤 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |