JPH0554166U - トラクターにおけるボンネットフードの開保持ロッド - Google Patents

トラクターにおけるボンネットフードの開保持ロッド

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JPH0554166U
JPH0554166U JP11195191U JP11195191U JPH0554166U JP H0554166 U JPH0554166 U JP H0554166U JP 11195191 U JP11195191 U JP 11195191U JP 11195191 U JP11195191 U JP 11195191U JP H0554166 U JPH0554166 U JP H0554166U
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rod
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ボンネットフードの開保持時、ロッドとフー
ド側被係合部との係合が外れにくいようにする。 【構成】 基端部を、ラジエーター支持フレーム5の一
側上部に設けた回動支点11に枢支し、先端係合部14
をラジエーター支持フレーム5の他側上部に設けた第1
の被係合部12に係脱自在とすると共に、ほぼ中間部
を、回動支点11とロッド先端部とを結ぶ仮想線A−A
より起立回動側へ山形に湾曲させて開保持ロッド10を
構成し、該ロッド10の前記先端係合部14を第1の被
係合部12に係合させた収納状態からロッド10を回動
起立させ、ロッド先端係合部14をフード2の一側縁内
側に設けた第2の被係合部13に係合したフード開保持
状態では、ロッド10の山形湾曲部がロッド10と係合
する第2の被係合部13より機体外側に突出し、ロッド
10の重心位置に作用するモーメントが機体外側方向に
作用するようにボンネットフードの開保持ロッドを構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボンネット内の保守点検等を行う際、ボンネットフードを開状態に 保持するトラクターにおけるボンネットフードの開保持ロッドに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、直線状のロッドをボンネット内に収納し、ボンネット内の保守点検等を 行う際、ボンネットフードを開いてロッドを起立させ、先端のロッド側係合部を フード側の被係合部に係合し、フードを開状態に保持するトラクターのボンネッ トフードの開保持ロッドが知られている。 上記直線状のボンネットフードの開保持ロッドでは、フードの開保持時フード を開保持するロッドのフード側被係合部がロッド基端の機体側支持部より機体の 外側方にあまり偏位していないため、ロッドの重心位置に作用する機体外側方向 のモーメントが小さく、このためロッドがフード側被係合部から抜け易く、フー ドの開保持時、フードが風であおられてロッドがフード側被係合部から外れてフ ードが閉じ、ボンネットの保守点検中の作業者がボンネットとフードの間に挾ま れて怪我をする危険があった。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来の問題に鑑み、これを改善することを課題としてなされた ものであって、ボンネットフードの開保持時、ロッドの重心位置に作用する機体 外側方向のモーメントが大きく、ロッドとフード側被係合部との係合が外れにく く、ボンネットの保守点検中開保持ロッドがフードから外れ、作業者がボンネッ トとフードの間に挾まれて怪我をする危険が防止できるトラクターにおけるボン ネットフードの開保持ロッドを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため本考案は、トラクターのボンネットフードを開状態に 保持するボンネットフードの開保持ロッドにおいて、該開保持ロッドの基端部を ラジエーター支持フレームの一側上部に設けた回動支点に枢支し、ロッド先端係 合部を上記ラジエーター支持フレームの他側上部に設けた第1の被係合部に係脱 自在とすると共に、ロッドのほぼ中間部を、該ロッドの前記回動支点とロッド先 端部とを結ぶ仮想線よりロッドの起立回動側へ山形に湾曲させて開保持ロッドを 構成し、該ロッド先端係合部を前記第1の被係合部に係合させた収納状態から、 ボンネットフードを開保持するべくロッドを回動起立させ、ロッド先端係合部を フードの一側縁内側に設けた第2の被係合部に係合したフード開保持状態では、 ロッドの山形湾曲部がロッドと係合する第2の被係合部より機体外側に突出し、 ロッドの重心位置に作用するモーメントが機体外側方向に作用するようにしたト ラクターにおけるボンネットフードの開保持ロッドを特徴としている。
【0005】
【作用】
上記のごとく、フード開保持状態で、ロッドの山形湾曲部がロッドの開保持時 の被係合部より機体外側に突出し、ロッドの重心位置に作用するモーメントが機 体外側方向に大きく作用するため、ロッドの嵌まり方向の作用力が従来の直線状 の開保持ロッドより大きくなり、ロッドとフード側被係合部との係合が外れにく く、ボンネットの保守点検中開保持ロッドがフードから外れ、作業者がボンネッ トとフードの間に挾まれて怪我をする危険が防止できる。
【0006】
【実施例】
以下本考案を図示の一実施例に基いて詳細に説明する。 図1は本考案を採用したトラクターにおいて、ボンネットフードを閉めた状態 と、開保持した状態を併示したボンネットの正面図、図2は同ボンネットの側面 図、図3は同ボンネットの平面図である。 図において、1はトラクターのボンネット、2はボンネットフード、3はボン ネットフードの開閉ヒンジ、4はラジエーター、5はラジエーターを支持する枠 型のラジエーター支持フレーム、6はエンジン、7はラジエーター4上部の冷却 水入り口8とエンジン6の冷却水出口9とを連結する冷却水ホース、10は本考 案に係るボンネットフードの開保持ロッドである。 開保持ロッド10は、基端部がラジエーター支持フレーム5一側の縦枠5aの 上部に設けた回動支点11に枢支され、ロッド先端部は、ラジエーター支持フレ ーム5の他側の縦枠5bの上部に設けたロッド収納時の第1の被係合部12、お よびロッド10の回動支点11と同側のボンネットフード2の側縁内側に設けら れたロッド開保持時の第2の被係合部13に係合するロッド先端係合部14とな っており、ロッド中間部は、図1に示すロッド10の前記回動支点11とロッド 先端部とを結ぶ仮想線A−Aよりロッド10の起立回動側へ山形に湾曲されてい る。 上記第1の被係合部12は、例えば図4(A)、(B)に示すようなロッド先 端係合部14のロッド軸部に係合する弾性片で成り、第2の被係合部13は、例 えば図5(A)に示すような、ロッド先端係合部14にプレスによる圧潰等によ って形成されたロッド10両側に突出する係合突起14aが入る横方向の長孔1 5aと、ロッド10の軸径に等しい幅の縦方向の長孔15bとから成る略十字形 状の係合孔15を形成した板で成るものである。
【0007】 上記の開保持ロッド10は、ボンネットフード2の閉時、山形の中間部がラジ エーター4上部からエンジン6に至る冷却水ホース7を跨ぎ、ロッド先端係合部 14がラジエーター支持フレーム5の縦枠4bの上部に設けた第1の被係合部1 2に係合されてラジエーター支持フレーム5の上面に沿って倒されボンネット1 内に収納されている。 ボンネット1内の保守点検等を行うに際しフード2を開保持する場合、フード 2を開き収納状態のロッド10を起立させ、ロッド10先端両側に突出するロッ ド先端係合部14の係合突起14a部を図5(A)に示すように、フード2の側 縁内側に取付けた第2の被係合部13の係合孔15の横方向の長孔15aに挿入 してフード2を下げると、図5(B)のように、ロッド先端係合部14の係合突 起14a部が係合孔15のロッド10の軸径に等しい幅の縦方向の長孔15bの 上部に入り、ロッド10はフード2の第2の被係合部13に係合してフード2は 開保持される。 この開保持状態において、フード2の側縁にある第2の被係合部16は、ラジ エーター支持フレーム5一側の縦枠4a上部のロッド10の回動支点11より外 側に位置していると共に、ロッド10中間部の山形湾曲部がフード2側の第2の 被係合部15よりさらに機体外側に突出するため、ロッド10の重心位置に作用 するモーメントが機体外側方向に作用し、第2の被係合部15に対するロッド先 端係合部14の係合が強制され、係合が確実となってフード2は安定に開保持さ れる。 開保持時フード2が風であおられて持ち上げられた場合でも、ロッド先端係合 部14は、図5(C)のようにフード2の第2の被係合部13の縦方向の長孔1 5bの上部から下部に中央部の横方向の長孔15aを通り過ぎて係合し、両係合 部14、13の係合が維持され、外れが防止される。 ボンネットフード2を閉じる時は、フード2を持ち上げ、ロッド先端係合部1 4を第2の被係合部13の横方向の長孔15aに合致させて抜き出し、ロッド1 0をラジエーター支持フレーム5の上面に倒してロッド先端係合部14を第1の 被係合部14に係合し、ボンネットフード2を閉じる。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のトラクターにおけるボンネットフードの開保持ロ ッドは、開保持ロッドの基端部をラジエーター支持フレームの一側上部に設けた 回動支点に枢支し、ロッド先端係合部を上記ラジエーター支持フレームの他側上 部に設けた第1の被係合部に係脱自在とすると共に、ロッドのほぼ中間部を、該 ロッドの前記回動支点とロッド先端部とを結ぶ仮想線よりロッドの起立回動側へ 山形に湾曲させて開保持ロッドを構成し、該ロッド先端係合部を前記第1の被係 合部に係合させた収納状態から、ボンネットフードを開保持するべくロッドを回 動起立させ、ロッド先端係合部をフードの一側縁内側に設けた第2の被係合部に 係合したフード開保持状態では、ロッドの山形湾曲部がロッドと係合する第2の 被係合部より機体外側に突出し、ロッドの重心位置に作用するモーメントが機体 外側方向に作用するようにしたため、ロッド先端係合部とフード側の第2の被係 合部との係合が確実になされ、かつ開保持時フードが風であおられ持ち上がった 場合でも、ロッド先端係合部はフードの第2の被係合部の十字状の係合孔の縦方 向の長孔の上部から下部に中央部の横方向の長孔を通り過ぎて係合し、両係合部 14、13の係合が維持されて外れが防止され、従ってロッドが外れてボンネッ ト保守点検中ロッドが外れて作業者がボンネットとフードの間に挾まれて怪我を する危険が避けられる他、ラジエーター4上部からエンジンへ冷却水ホースが連 結されたトラクターでは、ロッド中間部の山形湾曲部が冷却水ホースを跨いで収 納されるため、ボンネット内の開保持ロッドの納まりがよい、という実用上有用 な効果を奏するものである。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用したトラクターにおいて、ボンネ
ットフードを閉めた状態と、開保持した状態を併示した
ボンネットの正面図である。
【図2】同ボンネットの側面図である。
【図3】同ボンネットの正面図である。
【図4】(A)は開保持ロッド収納時、第1の被係合部
にロッド先端係合部を係合した状態をラジエーターの背
面側から見た図である。(B)は同状態をラジエーター
の側面側から見た図である。
【図5】(A)はフード側の第2の被係合部の係合孔に
ロッド先端係合部を係脱する時の相互位置を示した図
で、併せて単独のフード側係合孔をも示してある。
(B)はフード開保持時のフード側係合孔とロッド先端
係合部との相互位置を示した図である。(C)はフード
が風等で持ち上がった時のフード側係合孔とロッド先端
係合部との相互位置を示した図である。
【0010】
【符号の説明】
2 ボンネツトフード 5 ラジエーター支持フレーム 5a ラジエーター支持フレームの一側の縦枠 5b ラジエーター支持フレームの他側の縦枠 10 開保持ロッド 11 回動支点 12 第1の被係合部 13 第2の被係合部クリップ 14 ロッド先端係合部 A−A ロッドの回動支点とロッド先端部とを結ぶ仮想

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクターのボンネットフードを開状態
    に保持するボンネットフードの開保持ロッドにおいて、
    該開保持ロッドの基端部をラジエーター支持フレームの
    一側上部に設けた回動支点に枢支し、ロッド先端係合部
    を上記ラジエーター支持フレームの他側上部に設けた第
    1の被係合部に係脱自在とすると共に、ロッドのほぼ中
    間部を、該ロッドの前記回動支点とロッド先端部とを結
    ぶ仮想線よりロッドの起立回動側へ山形に湾曲させて開
    保持ロッドを構成し、該ロッド先端係合部を前記第1の
    被係合部に係合させた収納状態から、ボンネットフード
    を開保持するべくロッドを回動起立させ、ロッド先端係
    合部をフードの一側縁内側に設けた第2の被係合部に係
    合したフード開保持状態では、ロッドの山形湾曲部がロ
    ッドと係合する第2の被係合部より機体外側に突出し、
    ロッドの重心位置に作用するモーメントが機体外側方向
    に作用するようにしたことを特徴とするトラクターにお
    けるボンネットフードの開保持ロッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004011615A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Hino Motors Ltd リザーブタンクの据付構造
JP2013233902A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Kubota Corp 作業車
US9149853B2 (en) 2010-12-02 2015-10-06 Lg Chem, Ltd. Device for notching and secondary battery manufactured using the same

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JPS62115972U (ja) * 1986-01-17 1987-07-23
JP3052290U (ja) * 1998-03-16 1998-09-14 保夫 鈴木 ショベル機械用バケット構造

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