JP3020196U - フック外れ止装置 - Google Patents

フック外れ止装置

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JP3020196U
JP3020196U JP1995007875U JP787595U JP3020196U JP 3020196 U JP3020196 U JP 3020196U JP 1995007875 U JP1995007875 U JP 1995007875U JP 787595 U JP787595 U JP 787595U JP 3020196 U JP3020196 U JP 3020196U
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JP
Japan
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hook
arm
disengagement prevention
weight
closed state
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JP1995007875U
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English (en)
Inventor
三雄 芝辻
英雄 大月
Original Assignee
古林工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 迅速に開状態となり被吊下物を外せ、かつ、
閉状態となって確実に被吊下物の外れ止を行い、安全に
被吊下物の運搬を行い得る荷吊用フックのフック外れ止
装置を提供する。 【構成】 矩形板状の外れ止材3の左右側面13,13から
後方へ延伸して2本のアーム4,4を設ける。また、ア
ーム4,4の後端23,23に円柱形のウェイト5を設け
る。外れ止材3はフック1の基端8側内面11に取付けら
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、荷吊用フックのフック外れ止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷吊用フックのフック外れ止装置としては、図6に示すように、フック 40の基端側内面38に貫設された軸孔44に挿入した軸48によって枢着される金属板
41と、該金属板41をフック40の先端側内面37に当接させて荷吊部39を閉状態に弾 発付勢するスプリング42と、から成るものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような外れ止装置では、フック40に掛けられた被吊下物の ワイヤーロープ30を(矢印の方向へ)外すとき、フック40の荷吊部39を開状態に するには金属板41前面45に指43をかけて後方へ引かなければならない。そのため ワイヤーロープ30を外すときに(ワイヤーロープ30が)指43に当たって外し難い と共に、指43にすり傷等の怪我をさせる原因となっていた。特に、荷吊部39に掛 けられ折曲がったワイヤーロープ30の折曲部46が傷み易く、折曲部46のワイヤー が切れて毛羽立った状態となっている場合は、軍手をしていても切れたワイヤー の先端が、軍手を突き抜けて指43に刺さるので困っていた。
【0004】 また、頻繁にワイヤーロープ30の掛け外しを行うことにより、スプリング42が 破損し易く、部品の交換等の手間がかかる上、外れ止されずに被吊下物をフック 40に吊るして運搬する場合もあり、危険であった。
【0005】 そこで本考案は、迅速に開状態となり被吊下物を外せ、かつ、閉状態となって 確実に被吊下物の外れ止を行い、安全に被吊下物の運搬を行い得る荷吊用フック のフック外れ止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係るフック外れ止装置は、フックの基 端側内面に枢着される外れ止材と、該外れ止材の後方へ延伸して設けられた複数 本のアームと、該アームの後端に固着されかつ上記外れ止材を重力により軸心廻 りに揺動して閉状態にするウェイトと、を備えた。
【0007】 フックの基端側内面に枢着される外れ止材と、該外れ止材の後方へ延伸して設 けられた1本のアームと、該アームの後端に固着されかつ上記外れ止材を重力に より軸心廻りに揺動して閉状態にするウェイトと、を備えた。
【0008】 閉状態でウェイトをフックと離間状態にしてアームの後端に固着した。また、 閉状態でウェイトをフックと接触状態にしてアームの後端に固着した。また、外 れ止材がU字形状に弯曲した線材を備えると共に該線材の先端縁にフック先端側 の内面が嵌合状となる凹部を有する。また、外れ止材が矩形板状でその先端縁に フック先端側の内面が嵌合状となる凹部を有する。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0010】 図1は、本考案に係るフック外れ止装置の一形態を示し、荷吊用フック装置E に適用される。即ち、この荷吊用フック装置Eは、リンクチェーン17と、その端 部に連結されたホルダー14と、該ホルダー14に保持されたフック1と、本考案の フック外れ止装置と、を備えている。
【0011】 上記フック1は、基端8に外鍔部9を有している。また、上記ホルダー14は内 面側に凹部を有する第1部材15及び第2部材16とを、ボルト部材19,19及び(第 2部材16側の)ナット部材とによって相互に連結して成り、内部は中空である。 また、ホルダー14は先端側にフック1を枢着する孔部20が設けられており、基端 8の外鍔部9が上記孔部20内に鉛直軸心廻りに回転自在に取付けられている。
【0012】 矩形板状の外れ止材3は、図4に示すように、裏面24基端側32に、連結孔28, 28を有する凸部27,27が形成されている。そして、図1と図2に示すように、フ ック1の基端8側の内面11に貫設された孔(図示省略)に、外れ止材3の凸部27 ,27が、雄ネジ部材2及びナット部材(図示省略)によって枢着されている。
【0013】 外れ止材3の左右側面13,13に溶接等で固設され、かつ、外れ止材3の後方へ 延伸して2本のアーム4,4が設けられている。
【0014】 そして、アーム4,4の後端23,23には、外れ止材3を重力により軸心廻りに 揺動して閉状態にする円柱形のウェイト5が溶接等によって固設されている。つ まり、図2の仮想線で示す如く、ウェイト5は重力によって下がり、アーム4を 介して外れ止材3を軸心廻りに揺動させて、該外れ止材3先端縁6を(フック1 の)先端10側内面34に当接させる。
【0015】 このときウェイト5は、(図2の仮想線で示す如く、)閉状態で、フック1と 離間した状態(位置)にしてアーム4の後端23に取付けられている。これは、ア ーム4を長くすることによって、ウェイト5の重量による力のモーメントを強く し───外れ止材3がフック1に当接して押圧する力を強くする───フック1 の振動等で外れ止材3が不意に開かないようにしている。
【0016】 しかして、外れ止材3の(図2の仮想線で示す)閉状態からウェイト5を指43 で軽く上げて(実線で示す)開状態にして、フック1に吊られた被吊下物のワイ ヤーロープ30を難無く荷吊部21より外すことができる。また、ワイヤーロープ30 は、荷吊部21に掛けられ折曲がった折曲部46が傷み易く、折曲部46のワイヤーが 切れて毛羽立った状態であっても、作業者は外れ止材3に指43をかけて開状態と しなくとも良いので指に怪我をしない。
【0017】 また、図3に示すように、外れ止材3が閉状態のときに、ウェイト5をフック 1の外面22と接触状態にしてアーム4後端23に取付けるも、好ましい。即ち、ア ーム4の寸法を短くし、ウェイト5が後方へ突出状とならないようにしている。 従って、(作業現場の)周囲のものに当たったり、邪魔とならない。なお、ウェ イト5は、フック1の振動等で浮上がらず、かつ、指43で容易に持ち上げられる 重さとするのが、望ましい。なお、図示省略したが、図2のアーム4をつの字状 に弯曲させて、アーム4の全長が大であるがウェイト5がフック1の後端面に当 たるようにしても良い。
【0018】 また、図4に示す如く、アーム4は1本であっても良く、アーム4先端部25側 を外れ止材3の裏面24に溶接等で固着されている。なお、アーム4先端部25側を 外れ止材3の前面12に接続するも良く、接続部分が一箇所であるため、比較的面 積の広い裏面24側乃至前面12側に十分、かつ、強固に溶接することが望ましい。
【0019】 図5は、外れ止材3の形状を示し、(イ)は矩形板状のものであり、(ロ)は U字形状に弯曲した線材31を備えた外れ止材3の変形例である。即ち、(ロ)の ものは、1本の線材31をU字形状に弯曲させて外れ止材3とし、該外れ止材3の 両端を後方へ延伸させてアーム4,4としている。そして、この線材31の上部に は、フック1(図示省略)と枢着するための連結孔28,28(図4参照)が貫設さ れた凸部27,27を有する連結板26が溶接等で接続されている。
【0020】 また、(イ)及び(ロ)の外れ止材3の先端縁6,6には凹部7,7が形成さ れ、図3に示す如く、外れ止材3が閉状態のとき、フック1先端10側の内面34が 上記凹部7と嵌合状となり、ワイヤーロープ30が不意に外れ難くなっている。な お、図1と図2のアーム4の前端と外れ止材3との溶接強度をアップするため、 アーム4の前端を門型に折曲げて、外れ止材3の裏面に一文字状に溶接しても良 い。
【0021】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0022】 (請求項1又は2記載のフック外れ止装置によれば)ウェイト5に働く重力に より外れ止材3は常に閉状態を維持できる。ウェイト5を指43で軽く持ち上げて 外れ止材3を開状態にできる。つまり、外れ止材3を直接指43で触れずに開状態 にできるので、指43が邪魔にならずワイヤーロープ30を外し易く、かつ、ワイヤ ーロープ30が指43に当たっての怪我もなくなる。また、スプリング42を使用せず 部品点数が減少し、かつ、金属製の強度の大きい部品で造られるので耐久性が向 上し、安全に被吊下物の運搬を行い得る。
【0023】 (請求項2記載のフック外れ止装置によれば)構造が簡素化し、製造し易くな ると共に、コストダウンできる。 (請求項3記載のフック外れ止装置によれば)離間部分に指43を差入れてウェ イト5を持ち上げ易く、迅速に外れ止材3を開状態にできる。 (請求項4記載のフック外れ止装置によれば)ウェイト5が突出状とならない ので邪魔にならず、作業現場の周囲の物に引っ掛かり難いので不意に外れ止材3 が開状態とならない。
【0024】 (請求項5記載のフック外れ止装置によれば)アーム4と外れ止材3とが1本 の線材31で造ることができて、製造が容易となり、かつ、軽量化となる。また、 凹部により、外れ止材3とフック1が嵌合状となるのでワイヤーロープ30が不意 に外れ難い。 (請求項6記載のフック外れ止装置によれば)外れ止材3の強度が増し、耐久 性が向上する。また、凹部により、外れ止材3とフック1が嵌合状となるのでワ イヤーロープ30が不意に外れ難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】外れ止材の開閉状態を示す説明図である。
【図3】閉状態でウェイトがフックと接触状態であるこ
とを示す説明図である。
【図4】アームが1本である変形例を示す斜視図であ
る。
【図5】外れ止材の変形例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フック 3 外れ止材 4 アーム 5 ウェイト 6 先端縁 7 凹部 8 基端 10 先端 11 内面 23 後端 31 線材 34 内面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フック1の基端8側内面11に枢着される
    外れ止材3と、該外れ止材3の後方へ延伸して設けられ
    た複数本のアーム4と、該アーム4の後端23に固着され
    かつ上記外れ止材3を重力により軸心廻りに揺動して閉
    状態にするウェイト5と、を備えたことを特徴とするフ
    ック外れ止装置。
  2. 【請求項2】 フック1の基端8側内面11に枢着される
    外れ止材3と、該外れ止材3の後方へ延伸して設けられ
    た1本のアーム4と、該アーム4の後端23に固着されか
    つ上記外れ止材3を重力により軸心廻りに揺動して閉状
    態にするウェイト5と、を備えたことを特徴とするフッ
    ク外れ止装置。
  3. 【請求項3】 閉状態でウェイト5をフック1と離間状
    態にしてアーム4の後端23に固着した請求項1又は2記
    載のフック外れ止装置。
  4. 【請求項4】 閉状態でウェイト5をフック1と接触状
    態にしてアーム4の後端23に固着した請求項1又は2記
    載のフック外れ止装置。
  5. 【請求項5】 外れ止材3がU字形状に弯曲した線材31
    を備えると共に該線材31の先端縁6にフック1先端10側
    の内面34が嵌合状となる凹部7を有する請求項1,2,
    3又は4記載のフック外れ止装置。
  6. 【請求項6】 外れ止材3が矩形板状でその先端縁6に
    フック1先端10側の内面34が嵌合状となる凹部7を有す
    る請求項1,2,3又は4記載のフック外れ止装置。
JP1995007875U 1995-07-05 1995-07-05 フック外れ止装置 Expired - Lifetime JP3020196U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020147393A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 株式会社神内電機製作所 フックの外れ止め装置
JP2021017733A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 株式会社Tlc 鉄塔の作業用足場

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JP7274378B2 (ja) 2019-07-19 2023-05-16 株式会社タワーライン・ソリューション 鉄塔の作業用足場

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