JP2021017733A - 鉄塔の作業用足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業用足場を緊線はしごと治具によってL字状に形成し、治具を腕金の側面に固定し、緊線はしごの先端部と支柱の上端部を支線で接続して支持し、上方に腕金が無くても、腕金に支持固定出来る、鉄塔の作業用足場を提供する。【解決手段】鉄塔Bの腕金Cの先端部付近の碍子連E、送電線Dを保守点検する際に架設する作業用足場Aにおいて、作業用足場Aは、腕金Cに着脱自在に固定する治具1と、治具1に基端を着脱自在に固定し、先端部を送電線Dや碍子連Eの下方に突出する緊線はしご10から成り、治具1は間隔をあけて設けた2本の支柱2を複数の横桟で固定して成り、治具1の支柱2を腕金Cの側面の腕金主材と腕金吊材に固定し、治具1に基端を固定した緊線はしご10の先端部から治具1の上端部に支線を張り、治具1の上端部から腕金Cの他方の側面の部材に支線を張った。【選択図】図1

Description

この発明は、送電線の鉄塔上部において、当該送電線等の保守点検作業を行う際に、鉄塔の腕金等に固定して使用する、架線梯子と呼ばれる鉄塔の作業用足場に関するものである。
従来、送電線の鉄塔において、当該送電線や碍子連等の保守点検作業を行う際に、架線梯子が使用されている。この様な架線梯子の後端部を鉄塔の上部の腕金に取り付け、先端部から線条部材又は棒状部材を延ばして、鉄塔に懸架された送電線や碍子連に引っ掛け、この上を作業者が乗って送電線等の保守点検作業が行われている。
しかし、送電線である既設電線が細径電線の場合、架線梯子の荷重をかけることができないことがある。また、既設電線に誤って電流が流れた場合、作業者が感電するおそれがあり、危険である。そこで、架線梯子の荷重を既設の送電線に掛けないかたちの架線梯子が開発されている。
この様な架線梯子として、特許文献1に記載された架線梯子がある。この架線梯子は、当該架線梯子の両側の略中央部を腕金鋼材から懸架された、腕金側固定金具、支持棒及び梯子側固定金具から成る架線梯子用固定具で夫々支持し、梯子の後端部を梯子固定補助具を使って腕金鋼材に支持したものである。
この架線梯子では、架線梯子を設置する位置や傾斜角度を調整可能にした構造と成り、送電線を保守点検する際には、無理のない正しい姿勢で作業できるため、安全に作業ができる。しかも、架線梯子が揺れないので、鉄塔の外側も作業がしやすくなる。このように架線梯子を腕金の下方位置に固定することができ、送電線開閉作業は勿論のこと、碍子取替や架線金具点検・修理といった保守点検作業を安全かつ迅速に実施することができるというものである。
特開2011−188659号公報
しかしながら、前記特許文献1の架線梯子は、当該架線梯子の両側の略中央部を前記架線梯子用固定具を使って腕金鋼材に吊り下げ、また、後端部を梯子固定補助具を使って腕金鋼材に掛けとめており、これにより架線梯子を腕金鋼材に3点で吊り下げている。しかも、この架線梯子の先端部は支持されていない。作業者がこの様に3点で吊り下げられている架線梯子の上に乗って作業を行うには不安定なものである。
また、前記架線梯子用固定金具を使って上方から架線梯子を吊り下げて設置しているので、この架線梯子を設置できるのは上方に腕金鋼材等が有る場合に限られる。すなわち、上方に腕金鋼材等がなければこの架線梯子を設置することができず、この架線梯子を設置する場所が制限される。また、鉄塔の腕金の左右から導出している碍子連や送電線の下方に吊り下げることはできない。
この発明は、これらの点に鑑みて為されたもので、架線梯子である作業用足場を足場材と2本の支柱から成る治具によってL字状に形成し、当該治具の2本の支柱から成る面を腕金の側面に固定し、また足場材の先端部と支柱の上端部を支線を介して接続して支持することにより、上方に腕金等が無くても、安定よく、確実に腕金等に支持固定出来る、鉄塔の作業用足場を提供して前記課題を解決するものである。
請求項1の発明は、鉄塔の腕金の先端部付近の碍子連、送電線を保守点検する際に架設する作業用足場において、当該作業用足場は、前記腕金に着脱自在に固定する治具と、当該治具に基端を着脱自在に固定し、先端部を前記送電線や碍子連の下方に突出する足場材から成り、前記治具は間隔をあけて設けた2本の支柱を複数の横桟で固定して成り、当該治具の2本の支柱を前記腕金の一方の側面の腕金主材と腕金吊材に固定し、前記治具に基端を固定した足場材の先端部から前記治具の上端部に支線を張り、かつ、前記治具の上端部から腕金の他方の側面の部材に支線を張った、鉄塔の作業用足場とした。
請求項2の発明は、前記治具の2本の支柱に前記腕金の腕金主材に引っ掛ける腕金主材用フックを設けた、請求項1に記載の鉄塔の作業用足場とした。
請求項3の発明は、前記足場材の治具への固定は、治具の前記各支柱の下端に又は前記支柱の下部に渡した横桟に、開口部を上に向けた足場用フックを間隔をあけて2個設け、前記足場材の基端寄りに設けた桟を前記足場用フックに上から引っ掛け、かつ、当該足場材の桟より外端の基端上面を前記各支柱の下端又は横桟の下面に重合させて成る、請求項1又は2に記載の鉄塔の作業用足場とした。
請求項4の発明は、前記各足場用フックの開口部には、常時当該各開口部を塞ぐフック蓋用レバーが設けられ、当該各フック蓋用レバーは、足場用フックの開口部の下からの荷重に対しては開かず、当該各フック蓋用レバーの上端部を、バネの力に抗して引き上げると、当該足場用フックの開口部を開く構成とした、請求項3に記載の鉄塔の作業用足場とした。
請求項5の発明は、前記足場材の先端部から前記腕金に向けて平面視ハの字型に補助支線を張った、請求項1〜4のいずれかに記載の鉄塔の作業用足場とした。
請求項1及び2の各発明によれば、送電線や碍子連等に作業用足場の先端部をかけることなく、作業用足場を確実に且つ安定して設けることができる。すなわち、作業用足場を梯子状の足場材と2本の支柱を立設してなる治具によってL字状に形成し、当該L字の縦の辺を形成する2本の支柱から成る面を腕金の側面4カ所に固定し、またL字の横の辺を形成する足場材の先端部と支柱の上端部を支線を介して接続し、かつその支線の端部を支柱の上端部と腕金とを接続して支持することにより、上方に腕金等が無くても、前記足場材を確実に且つ安定して腕金等に支持固定出来るものである。それ故、特許文献1の架線梯子と比べ、安定して腕金等に固定でき、かつ使用範囲が格段に広がり、重宝されるものである。
請求項3の発明によれば、前記足場材の治具への固定は、治具の前記各支柱の下端又は前記支柱の下部に渡した横桟に足場用フックを設け、前記足場材の基端寄りに設けた桟を前記足場用フックに上から引っ掛け、かつ、当該足場材の桟より外端の基端上面を前記各支柱の下端又は横桟の下面に重合させて成るので、足場材が前記桟を軸として回転しようとしても足場材の基端上面が支柱の下端又は横桟の下面に制止され、足場材の無用な動きを防ぐことができる。この様にして、腕金の側面に固定した治具と足場材とを連結して確実にL字状を形成し、維持することができ、作業用足場として信頼性が高いものである。
また、請求項4の発明によれば、開口部がフック蓋用レバーによって常時閉められた足場用フックを設け、この足場用フック内に足場材の桟を入れているため、足場材が足場用フックから無闇に外れない。従って、治具と足場材の接続が確実に維持されるので、作業用足場として信頼性が高いものである。
さらに、請求項5の発明によれば、前記足場材の先端部から前記腕金に向けて平面視ハの字型に補助支線を張ったので、足場材がいたずらに揺れることがなく、この作業用足場上に乗った作業員が安心して作業を行うことができる。
この発明の実施の形態例1の作業用足場を腕金に設置した状態の一部平面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場の治具の正面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場の治具の側面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場の治具の下部の一部斜視図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場の治具の下部の足場用フックのロープを引っ張り上げて開口部を開けた状態の一部側面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場を腕金に取り付けた状態の一部正面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場の治具の足場用フックに緊線はしごの桟を引っ掛けた状態であって、並設する支柱の間を切断した一部側面断面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場を腕金に取り付けた状態の側面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場を腕金の両側面に夫々取り付けた状態の一部平面図である。 この発明の実施の形態例1の作業用足場を腕金の両側面に夫々取り付けた状態の一部側面断面図である。
(実施の形態例1)
以下、この発明の実施の形態例1の鉄塔の作業用足場A(以下、単に、「足場A」と言う。)を図に基づいて説明する。図1及び図8に示すように、この実施の形態例1の足場Aは、鉄塔Bの腕金Cの側面に着脱自在に固定する治具1と、この治具1に基端を着脱自在に固定し、先端部を送電線Dや碍子連Eの下方に突出する足場材である緊線はしご10とで連結してL字状に形成している。
図2及び3に示すように、前記治具1は、間隔をあけて立設した2本の角パイプから成る支柱2を2本の横桟(上から上部長ボルト3及び中部長ボルト4とする。)を設けて固定して成り、この治具1の2本の支柱2の上部の前面及び後面にはアイボルト6を夫々設けている。
また、2本の支柱2の下部よりやや上の前面に、前記腕金Cの腕金主材C1に引っ掛ける下向きの腕金主材用フック7を設けている。この腕金主材用フック7は、2枚の取付板7aを用意し、一方の取付板7aの後面にボルト7bを螺着して取り付けられており、これら2枚の取付板7aを支柱2の前後で横に渡し、これら2枚の取付板7aをボルト7cとナット7dで夫々螺着して各支柱2に固定されている。
さらに、図4に示すように、2本の支柱2の下端には足場用フック8を夫々設けている。これらの足場用フック8は、平面コの字状の保持部8cと当該保持部8cの相対向する両側板の各角部を延ばして、上に向けた開口部8aを設けて成る。これらの足場用フック8の保持部8cに前記支柱2の下端を嵌め入れ、当該下端の両側面及び前記足場用フック8の両側面に予め設けられた貫通孔の一方の孔にボルト8dを挿入して他方の孔からボルト脚部を突出させ、当該ボルト脚部をナット8eで螺着して固定している。これらの足場用フック8、8は並んで設けられている。
各足場用フック8の開口部8aには、軸8gによって回転自在なフック蓋用レバー8bが夫々設けられている。これらのフック蓋用レバー8bは、前記各開口部8aを塞ぐように常時バネ(図示省略)で付勢されており、これらの各フック蓋用レバー8bは、足場用フック8の開口部8aの下からの荷重に対しては開かないようになっている。
また、前記2つのフック蓋用レバー8bの折曲縁の相対向する内側面には、前記軸8gとずれた位置に接続棒8fの両端が固定して設けられており、この接続棒8fの中間部には、略ダルマ型の板カム8hが設けられ、この板カム8hの先端には開口穴が設けられ、この開口穴にはロープ9の一端が結び付けられて伸びている(図5参照)。前記ロープ9を、図5に示すように、前記バネの力に抗して引っ張り上げると、前記板カム8h及び接続棒8fが前記軸8gを中心に回転して当該足場用フック8の開口部8aを開くようになっている。
緊線はしご10は、図1に示すように、梯子状であるが、先端部へ行くほど梯子の幅がやや狭くなっている。
次に、この実施の形態例1の足場Aを送電線の鉄塔の腕金Cに取付ける様子を説明する。前記治具1と緊線はしご10は別々に、鉄塔上部の腕金Cまで吊り上げる。その後、腕金C内部において、前記治具1の足場用フック8を腕金Cの外方へ向けて前記治具1を立設させる。続けて、図6に示すように、治具1の腕金主材用フック7を腕金主材C1に引っ掛け、また、各支柱2、2の前面と腕金吊材C2の後面とが当接する各部位を二重防護用ロープで夫々固縛して固定する(図6における13)。なお、腕金主材用フック7を腕金主材C1に引っ掛けた上から二重防護用ロープで固縛する。
これらにより、治具1は、腕金主材用フック7の1ヶ所と二重防護用ロープの2ヶ所、合計3ヶ所の点で腕金主材C1と腕金吊材C2に固定される。
その後、図5に示すように、治具1の2個の足場用フック8のロープ9を引っ張り上げて各開口部8aを開け、これらの各開口部8aに、前記緊線はしご10の最も基端寄りに設けた桟10aを上から嵌め入れて引っ掛ける。さらに、図7に示すように、足場用フック8のロープ9を引っ張るのを止めてフック蓋用レバー8bにより各足場用フック8の開口部8aを閉じる。
そして、この緊線はしご10の最も基端寄りの桟10aより外端の基端上面を前記各足場用フック8内の各支柱2の下端の下面に重合させる。これにより、緊線はしご10が前記桟10aを軸として下方に回転しようとしても緊線はしご10の基端上面が各支柱2の下端の下面とぶつかって制止され、緊線はしご10の無用な動きを防ぐことができる。以上の様にして、腕金Cの側面に固定した治具1と緊線はしご10とを連結してL字状に形成する。また、この時、この足場Aの緊線はしご10が突出する位置は腕金主材C1より下方となり、送電線Dや碍子連Eの下方となる。
続いて、図8に示すように、予め、緊線はしご10の先端部に、一端を固着していたスリングベルト11の他端を引っ張って、治具1の支柱2のアイボルト6に結び付けて支持する。このスリングベルト11の他端とアイボルト6の間には予めレバーブロック(登録商標)を介在させておき(図示省略)、このレバーブロック(登録商標)を操作してスリングベルト11の張り具合を調整し、緊線はしご10の先端部の高さを調整することができる。また、治具1の支柱2の上部の後側のアイボルト6から別のスリングベルト11を延ばして、腕金Cの他方の側面の部材に支持させる。
続いて、図1に示すように、前記緊線はしご10の先端部の両側から前記腕金Cの基端と先端部に向けて平面視ハの字型に2本の補助支線12を張り、緊線はしご10の横揺れを防ぐようにする。
以上の様に、この実施の形態例1の足場Aを用いれば、足場Aを、2本の支柱2を立設してなる治具1と緊線はしご10によってL字状に形成し、当該L字の縦の辺を形成する2本の支柱2から成る面を腕金Cの側面に固定し、またL字の横の辺を形成する緊線はしご10の先端部と支柱2の上端部をレバーブロック(登録商標)付のスリングベルト11によって接続して支持することにより、送電線Dや碍子連Eに緊線はしご10を支持することなく、また、緊線はしご10の上方に腕金C等が無くても、確実に腕金C等に支持固定出来るものである。
また、腕金主材用フック7を支柱2、2の下部よりやや上の位置に設け、これらの腕金主材用フック7で腕金主材C1に引っ掛けて足場Aを腕金Cに取り付けているので、足場Aの緊線はしご10の先端部が突出する位置が送電線Dや碍子連Eの下方となり、当該足場Aの緊線はしご10の上に作業員が乗って送電線Dや碍子連E等の保守点検作業を行うのに適した位置となっている。
また、図9及び10に示すように、この足場Aを腕金Cの両側面に取付けることも出来る。この場合、各緊線はしご10、10の先端部から各治具1、1のアイボルト6、6までをスリングベルト11、11で繋ぎ、さらに、腕金C内で立設された隣接する2本の治具1、1のアイボルト6、6にスリングベルト11を繋げて両治具1、1を繋ぐ。これにより、2つの足場A、Aをバランス良く取付けることができ、足場Aの安定性が増す。
前記実施の形態例1では、2本の支柱2、2に腕金主材用フック7を1個設けているが、これは2個でも良く、必要な個数を設ければ良い。その場合、前記取付板7aの両側のボルト孔を使用して腕金主材用フック7を2個設けても良い。また、この腕金主材用フック7は無くても良く、単にロープで固縛するなど他の方法でも良い。
さらに、足場Aを腕金Cの腕金吊材C2に取付けるのに二重防護用ロープで固縛しているが、二重防護用ロープに限らず、他のロープやワイヤでも良く、さらに、ロープ等の固縛以外、例えば、治具1の各支柱2に予め鉤部を設けておき、この鉤部を腕金吊材C2に引っ掛けるようにしても良い。その他の固定金具で治具1と腕金Cとを固定しても良い。
また、治具1に足場用フック8を2個設けて緊線はしご10を取り付けているが、治具1に緊線はしご10を取り付ける方法は足場用フック8に限らず、他の方法で良い。さらに、足場用フック8の開口部8aには、回転自在なフック蓋用レバー8bを設けて緊線はしご10が不用意に外れないようにしているが、フック蓋用レバー8bは無くても良く、また、不用意に外れないようにする構成は他の方法でも良い。
また、緊線はしご10の先端部から治具1の上端部に向けて支線を張るのにスリングベルト11を使っているが、支線としてはスリングベルト11に限るものではなく、不都合なく支線を張ることができるなら他のものでも良い。また、スリングベルト11の他端とアイボルト6の間にレバーブロック(登録商標)を介在させて、このレバーブロック(登録商標)を操作してスリングベルト11の張り具合を調整し、緊線はしご10の先端部の高さを調整しているが、緊線はしご10の先端部の高さを調整するのはこの方法に限らず、他の方法でも良い。また、前記緊線はしご10は、梯子状でなくてもよく、基端部に桟がある足場材であればよい。
また、前記実施の形態例では、足場用フック8を各支柱2の下端に設けたが、2本の支柱2の下部の間に横桟を渡し、当該横桟に足場用フック8を設けても良い。その場合、緊線はしご10の最も基端寄りの外端の基端上面を前記横桟の下面に重合させる。
A 足場 B 鉄塔 C 腕金
D 送電線 E 碍子連
1 治具 2 支柱 3 上部長ボルト
4 中部長ボルト 5 連結棒 6 アイボルト
7 腕金主材用フック 8 足場用フック 8a 開口部
8b フック蓋用レバー 9 ロープ 10 緊線はしご
11 スリングベルト 12 補助支線
13 二重防護用ロープの固縛箇所

Claims (5)

  1. 鉄塔の腕金の先端部付近の碍子連、送電線を保守点検する際に架設する作業用足場において、
    当該作業用足場は、前記腕金に着脱自在に固定する治具と、当該治具に基端を着脱自在に固定し、先端部を前記送電線や碍子連の下方に突出する足場材から成り、
    前記治具は間隔をあけて設けた2本の支柱を複数の横桟で固定して成り、当該治具の2本の支柱を前記腕金の一方の側面の腕金主材と腕金吊材に固定し、
    前記治具に基端を固定した足場材の先端部から前記治具の上端部に支線を張り、かつ、前記治具の上端部から腕金の他方の側面の部材に支線を張ったことを特徴とする、鉄塔の作業用足場。
  2. 前記治具の2本の支柱に前記腕金の腕金主材に引っ掛ける腕金主材用フックを設けたことを特徴とする、請求項1に記載の鉄塔の作業用足場。
  3. 前記足場材の治具への固定は、治具の前記各支柱の下端に又は前記支柱の下部に渡した横桟に、開口部を上に向けた足場用フックを間隔をあけて2個設け、前記足場材の基端寄りに設けた桟を前記足場用フックに上から引っ掛け、かつ、当該足場材の桟より外端の基端上面を前記各支柱の下端又は横桟の下面に重合させて成ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の鉄塔の作業用足場。
  4. 前記各足場用フックの開口部には、常時当該各開口部を塞ぐフック蓋用レバーが設けられ、当該各フック蓋用レバーは、足場用フックの開口部の下からの荷重に対しては開かず、当該各フック蓋用レバーの上端部を、バネの力に抗して引き上げると、当該足場用フックの開口部を開く構成としたことを特徴とする、請求項3に記載の鉄塔の作業用足場。
  5. 前記足場材の先端部から前記腕金に向けて平面視ハの字型に補助支線を張ったことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の鉄塔の作業用足場。

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