JP2012102468A - 橋梁下面補修用移動式足場および該足場の設置方法 - Google Patents

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歩 菊原
Taro Machida
太郎 町田
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Abstract

【課題】 構造が簡単であり、低コストであるとともに、良好な安全性を有する橋梁下面補修用移動式足場を提供することである。
【解決手段】 足場本体(12)と、地覆部に橋軸方向に所定間隔へだてて固定され、地覆部から外方に突出した突出梁をそれぞれ有する複数のレールハンガー(16)と、レールハンガーの突出梁に橋軸方向に延びるように取り付けられたレール(18)と、レールにトロリー(20)を介して設置され、足場本体をワイヤを介して昇降させるための足場本体昇降機(24)とを備え、足場本体が、足場本体昇降機によって所望高さに昇降され、レールに沿って移動させることにより橋軸方向の所望個所に移動されるように構成されていることを特徴とする移動式足場(10)が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は一般に、橋梁の補修に用いられる足場に関する。より詳細には、本発明は、橋梁の下面を補修するための移動式足場および該足場の設置方法に関する。
橋梁の建設は、昭和30年代から増え始め、昭和50年頃にピークを迎えた。橋梁の寿命は一般的に、50年といわれており、ピーク時に建設された橋梁が建設後30年程度経過しているため、多数の橋梁の補修が必要となってきている。補修が必要な橋梁の数は、約7万2千にのぼると推定されている。
橋梁の補修に際しては、作業用足場が必要となる。従来の橋梁下面の補修のための作業用足場として、補修しようとする橋梁の下面全体を覆うような型式のものや、橋梁の下面全体を覆わずに足場を必要な箇所に移動させる移動式のものが用いられている。
しかしながら、橋梁の下面全体を覆う型式のものは、多数の足場機材が必要となるため、コスト高になるとともに、高所作業が増えるため、安全面での問題が多いという課題がある。また、移動式足場は、構造が複雑であるため、高価なものとなり、故障等に対応する維持管理コストも嵩むという課題がある。さらに、従来の足場では、橋脚が低い橋梁の場合には洪水期に足場が冠水するおそれがあるため、渇水期の限られた期間しか補修作業をすることができないという不都合もある。
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、構造が簡単であり、低コストであるとともに、良好な安全性を有する橋梁下面補修用移動式足場および該足場の設置方法を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の橋梁下面補修用移動式足場は、作業員が載る床となる足場本体と、橋梁の上部工の地覆部に橋軸方向に所定間隔へだてて固定され、地覆部から外方に突出した突出梁をそれぞれ有する複数のレールハンガーと、前記レールハンガーの突出梁に橋軸方向に延びるように取り付けられたレールと、前記レールにトロリーを介して設置され、前記足場本体をワイヤを介して昇降させるための足場本体昇降機とを備え、前記足場本体が、前記足場本体昇降機によって所望高さに昇降され、前記レールに沿って移動させることにより橋軸方向の所望個所に移動されるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の橋梁下面補修用移動式足場は、前記請求項1の足場において、前記足場本体に可倒式の手摺が取り付けられており、足場本体の主桁材に所定間隔隔てて取り付けられた一対の固定板と、手摺の柱材の下端に取り付けられ、前記固定板間の隙間に配置された回転板とを有し、各固定板に、垂直方向に延びたスロット穴と、スロット穴の下方に配置された丸穴とが設けられ、回転板に、丸穴と、丸穴の下方に配置され、回転板の下端まで延びた切欠きとが設けられ、固定板のスロット穴と回転板の丸穴に第1ボルトが挿入され、固定板の丸穴と回転板の切欠きに第2ボルトが挿入されており、手摺の柱材をを上方に引き上げ、スロット穴の下端に位置している第1ボルトをスロット穴の上端まで移動させ、切欠きの上端に位置している第2ボルトを切欠き外に移動させることにより、第2ボルトと切欠きとの係止による回転板のロック状態を解除し、柱材を第1ボルトを中心として回転させるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項3に記載の橋梁下面補修用移動式足場は、前記請求項1の足場において、前記足場本体に可倒式の手摺が取り付けられており、足場本体の主桁材に水平方向に延びるように取り付けられた固定板と、手摺の柱材の下端に垂直方向に延びるように取り付けられた回転板と、係止板とを有し、固定板に、丸穴付きの一対の回転支持板が所定間隔隔てて垂直方向上方に延びるように取り付けられ、回転板に、丸穴と、丸穴の側方に配置され、回転板の下端まで延びた切欠きとが設けられ、回転板が回転支持板間の隙間に配置され、回転板の丸穴と回転支持板の丸穴にボルトが挿入されており、係止板に、水平板と、水平板の上面に間隔を隔てて垂直方向上方に延びるように配置された第1及び第2突出部とが設けられ、係止板の水平板が、固定板の下面に位置し、固定板に設けられた開口部から第1及び第2突出部が上方に延びるように配置されており、第1突出部に、コイルバネが装着され、第2突出部に、水平方向外方に延びた突起が設けられ、前記突起が、回転板の切欠きに嵌まっており、係止板の第1突出部を押し下げ、第1突出部をコイルバネのバネ力に抗して下方に移動させ、第2突出部を下方に移動させることにより、前記突起と切欠きとの係止による回転板のロック状態を解除し、柱材をボルトを中心として回転させるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項4に記載の、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された橋梁下面補修用移動式足場の設置方法は、垂直梁、垂直梁の上端に斜め上方に延びるように取り付けられた上部水平梁、および垂直梁の下端に水平方向に延びるように取り付けられた下部水平梁を有し、全体としてコ字形に形成された吊り治具を準備する段階と、橋梁の床板上に、長手方向が橋軸方向に向くように足場本体を配置し、吊り治具の下部水平梁の下面に足場本体を取り付け、上部水平梁にワイヤを取り付ける段階と、吊り治具および足場本体をワイヤを介して吊り上げ、橋梁の地覆部の外側に移動させ、吊り治具の下部水平梁および足場本体が橋梁の下面より下方に位置するまで吊り治具および足場本体を下降させる段階と、足場本体が橋軸方向とほぼ直交するように、吊り治具および足場本体を90°回転させる段階と、橋梁の床板上に配置した吊り治具固定架台を用いて、吊り治具の上部水平梁を橋梁に仮固定する段階と、トロリーを介してレールに足場本体昇降機を設置し、ワイヤを介して足場本体昇降機と足場本体を接続する段階と、吊り治具を吊っているワイヤを盛り替え、吊り治具と足場本体との接続を外す段階とを含むことを特徴とするものである。
本発明の移動式足場においては、橋梁下面の全体に足場を設置することなしに、足場本体を橋軸方向の所望個所および橋梁下面の所望高さのところに移動させることができるので、安全かつ効率的な補修作業を実施することができるとともに、渇水期に補修作業を行うこともできる。また、本発明の移動式足場は、構造が簡単であるため、製造コストおよび維持管理コストを安価に抑えることができる。また、足場本体に取り付けられる手摺を折り畳み式にしたことにより、足場本体を橋梁下面近くの個所まで上昇させることができる。さらに、本発明の設置方法においては、専用の吊り治具を使用することにより、本発明の移動式足場を橋梁床板上から安全かつ容易に吊り下げることができる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る橋梁下面補修用移動式足場について詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る橋梁下面補修用移動式足場が橋梁の下面に設置されている状態を示した斜視図、図2は、図1の正面図である。図1および図2において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る橋梁下面補修用移動式足場は、作業員が載る床となる足場本体12を備えている。
図3(a)は、足場本体12の一例を示した分解斜視図である。図3(a)に示される足場本体12は、対向して配置された一対の主桁材(溝型鋼)12a、主桁材12aを連結する複数の横架材(角パイプ材)12b、主桁材12aと横架材12bによって形成される矩形面上に配置された床板(波型鋼板)12c、及び床板12cを被覆するように配置されたベニヤ板12dとからなるユニットを、継手板12eおよび連結ボルト12fによって連結する(図3(b)参照)ことによって構成されている。このように構成することにより、補修しようとする橋梁の横断長さに対応した足場本体12を提供することができるとともに、ユニット状態での搬送ができるので良好な輸送性を得ることもできる。上述のベニヤ板12dは、滑り止めの役目を果たすとともに、床部の破損時にベニヤ板12dの交換のみで足りる場合があるので維持管理コストの低減にも役立つ。なお、足場本体12には、作業員の安全のため、手摺14が取り付けられている(図1参照)。
橋梁下面補修用移動式足場10は又、橋梁上部工の地覆部に橋軸方向に所定間隔へだてて固定された複数のレールハンガー16を備えている。各レールハンガー16は、図4(a)に示されるように、地覆部から外方に突出した突出梁16aと、突出梁16の端部から地覆部内面に接触するように垂下した第1固定梁16bと、突出梁16から地覆部外面に接触するように垂下した第2固定梁16cとを有しており、第1固定梁16bと地覆部とをアンカーボルト16dで固定することにより、各レールハンガー16を地覆部に堅固に取り付けることができる。なお、レールハンガー16は、地覆部の形状に応じてH型鋼を加工することによって形成される。
橋梁下面補修用移動式足場10は又、レールハンガー16の突出梁16aに橋軸方向に延びるように取り付けられたレール18を備えている。レール18としては、H型鋼が使用され、適当な締結具を用いて突出梁16aに堅固に固定される。
橋梁下面補修用移動式足場10は更に、レール18にトロリー20を介して設置され、足場本体12をワイヤ22を介して昇降させるための足場本体昇降機24を備えている。足場本体昇降機24としては、通常の電動チェーンブロックを使用してよい。
好ましくは、橋梁下面補修用移動式足場10の足場本体12に取り付けられる手摺14は、不使用時に倒すことができる可倒式の構造を有している。可倒式の構造としては、図7に示す第1方式と、図8に示す第2方式とがある。
図7(b)は、第1方式の構造を示した分解斜視図である。第1方式では、一対の固定板141が足場本体12の主桁材12aのウエブに所定間隔隔てて取り付けられている。各固定板141には、垂直方向に延びたスロット穴141aと、スロット穴141aの下方に配置された丸穴141bとが設けられている。手摺14の柱材14aの下端には、回転板142が垂直方向に延びるように取り付けられている。回転板142には、丸穴142aと、丸穴142aの下方に配置され、回転板142の下端まで延びた切欠き142bとが設けられている。回転板142は、一対の固定板141間の隙間に配置され、スロット穴141aと丸穴142aに第1ボルト143が挿入されてナットが取り付けられ、丸穴141bと切欠き142bに第2ボルト144が挿入されてナットが取り付けられている。
図7(c)は、手摺14が起立している状態を示している。手摺14を倒そうとする場合には、手摺14の柱材14aを上方に引き上げる。すると、スロット穴141aの下端に位置している第1ボルト143がスロット穴141aの上端まで移動するとともに、切欠き142bの上端に位置している第2ボルト144が切欠き142b外に移動する(図7(d))。これにより、回転板142は、第2ボルト144と切欠き142bとの係止によるロック状態が解除されるので、柱材14aを第1ボルト143を中心として回転させることができる(図7(e))。
図8(b)は、第2方式の構造を示した分解斜視図である。第2方式では、固定板145と、回転板146と、係止板147とが設けられている。固定板145は、足場本体12の主桁材12aのウエブに水平方向に延びるように取り付けられている。固定板145には、一対の回転支持板145aが所定間隔隔てて垂直方向上方に延びるように取り付けられており、各回転支持板145aには、丸穴145a1が設けられている。固定板145には又、第1開口部145bと第2開口部145cが設けられている。回転板146は、手摺14の柱材14aの下端に、垂直方向に延びるように取り付けられている。回転板146には、丸穴146aと、丸穴146aの側方に配置され、回転板146の下端まで延びた切欠き146bとが設けられている。係止板147は、水平板147aと、水平板147aの上面に間隔を隔てて垂直方向上方に延びるように配置された第1突出部147bおよび第2突出部147cとを有しており、水平板147aが固定板145の下面に位置し、第1突出部147bと第2突出部147cが第1開口部145bと第2開口部145cから上方に延びるように配置されている。第1突出部147bにはコイルバネ147b1が装着されており、第1突出部147bの上端にはコイルバネ147b1が脱落しないようにストッパ147b2が設けられている。第2突出部147cには、水平方向外方に延びた突起147c1が設けられている。回転板146は、一対の回転支持板145a間の隙間に配置され、丸穴145a1と丸穴146aにボルト148が挿入されてナットが取り付けられ、係止板147の第2突出部147cの突起147c1が、回転板146の切欠き146bに嵌まっている。なお、固定板145に設けられている第1及び第2開口部145b、145cを1つの開口部にしてもよい。
図8(c)は、手摺14が起立している状態を示している。手摺14を倒そうとする場合には、係止板147の第1突出部147bを踏む。すると、第1突出部147bは、コイルバネ147b1のバネ力に抗して下方に移動するとともに、第2突出部147cも下方に移動する(図8(d))。これにより、回転板146は、係止板147の第2突出部147cの突起147c1と切欠き146bとの係止によるロック状態が解除されるので、柱材14aをボルト148を中心として回転させることができる(図8(e))。
次に、橋梁下面補修用移動式足場10の設置方法について説明する。設置に際しては、専用の吊り治具26を使用する。吊り治具26は、図6(a)に最も良く示されるように、垂直梁26aと、垂直梁26aの上端に斜め上方に延びるように取り付けられた上部水平梁26bと、垂直梁26aの下端に水平方向に延びるように取り付けられた下部水平梁26cとを有し、全体としてコ字形の形状に形作られている。吊り治具26の上部水平梁26bの両端には、吊り上げ用のワイヤを取り付けるためのワイヤ取付部26b1、26b2が設けられている。吊り治具26は、H型鋼を溶接等で連結することによって形成されている。また、吊り治具26の上部水平梁26bを傾斜状態に取り付けたのは、足場設置時における橋梁床板上の作業空間を確保するためである。
なお、設置工程の適当な段階で、橋梁の地覆部にレールハンガー16を配置し、レールハンガー16にレール18を取り付けておく。
まず、補修しようとする橋梁の床板上に所要長さの足場本体12および吊り治具26を配置する(その際、足場本体12の長手方向が橋軸方向に向くように配置することにより、橋梁の横断幅よりも長い足場本体12を橋梁の床板上に配置することができる)。そして、吊り治具26のワイヤ取付部26b1、26b2にワイヤを取り付けるとともに、吊り治具26の下部水平梁26cの下面に足場本体12を取り付ける(図5(a))。次いで、クレーン(図示せず)を用いてワイヤを介して吊り治具26および足場本体12を吊り上げて、橋梁の地覆部の外側に移動させ、吊り治具26の下部水平梁26cおよび足場本体12が橋梁の下面より下方に位置するまで吊り治具26および足場本体12を下降させ(図5(b))、次いで、吊り治具26および足場本体12をほぼ90°回転させる(図5(c))。この状態では、吊り治具26の上部水平梁26bと下部水平梁26cとの間の空間に橋梁本体の端部が位置していることとなる。
次いで、吊り治具26を橋梁に仮固定するための吊り治具固定架台28を設置する(図5(d))。吊り治具固定架台28は、図6(b)に最も良く示されるように、四隅に配置された4本の柱材28a、28b、28c、28dと、水平方向の変形を拘束するための横材28e、ブレース材28fとによって形成されており、吊り治具26の上部水平梁26bの傾斜に合致するように、柱材28a、28bと柱材28c、28dの長さが選定されている。吊り治具26の仮固定は、橋梁の床板上に置かれた吊り治具固定架台28の上端で吊り治具26の上部水平梁26bを支持し、適当な締結具で固定することによって行われる(図5(e))。なお、図6(b)に示される吊り治具固定架台28は、例示的なものであり、吊り治具26を橋梁に仮固定することができるものであれば、他の形態にしてもよい。
次いで、トロリー20を介してレール18に足場本体昇降機24を設置し、ワイヤ22を介して足場本体昇降機24と足場本体12を接続する(図5(f))。この時点で、足場本体12が足場本体昇降機24およびワイヤを介してレールハンガー16に吊り下げられることとなる。
次いで、吊り治具26を吊っているワイヤを盛り替え(図5(g))、吊り治具26と足場本体12との接続、吊り治具26と吊り治具固定架台28との接続を外し、吊り治具26を吊り上げる(図5(h))ことにより、橋梁下面補修用移動式足場10の設置が完了する。
以上のように構成された橋梁下面補修用移動式足場10の使用について説明する。上述のようにして補修用移動式足場10を設置した後、作業員が足場本体12に乗り移る。そして、作業状況に応じて、足場本体昇降機24を昇降させて足場本体12の高さを上下動させたり、レール18に沿って足場本体12を橋軸方向に移動させたりして補修作業を行う。河川の水位が高い場合や、補修作業を行わない場合は、足場本体12を橋梁下面まで上昇させることによって、足場本体12が冠水するのを防止することができる。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、足場本体12が主桁材12a、横架材12b、面材12cおよびベニヤ板12dで形成されているが、作業員が載るのに支障がないものであれば、他の形態にしてもよい。また、吊り治具26および吊り治具固定架台28は、所要の目的を達成できるものであれば、図示されている以外の形態にしてもよい。
本発明の好ましい実施の形態に係る橋梁下面補修用移動式足場が橋梁の下面に設置されている状態を示した斜視図である。 図1の正面図である。 図3(a)は、足場本体の一例を示した分解斜視図、図3(b)は、足場本体のユニットの連結状態を示した図である。 図4(a)は、図2の部分4aの拡大図、図4(b)は、図4(a)の線4b−4bに沿って見た平面図、図4(b)は、図4(a)の線4c−4cに沿って見た側面図である。 図1の橋梁下面補修用移動式足場の設置工程を示した一連の図である。 図6(a)は、図1の橋梁下面補修用移動式足場の設置に用いられる吊り治具を示した図、図6(b)は、図1の橋梁下面補修用移動式足場の設置に用いられ吊り治具固定架台を示した図である。 可倒式の手摺において、第1方式の構造および動作手順を示した一連の図である。 可倒式の手摺において、第2方式の構造および動作手順を示した一連の図である。
10 橋梁下面補修用移動式足場
12 足場本体
12a 主桁材
12b 横架材
12c 面材
12d ベニヤ板
12e 継手板
12f 連結ボルト
14 手摺
14a 柱材
141 固定板
141a スロット穴
141b 丸穴
142 回転板
142a 丸穴
142b 切欠き
143 第1ボルト
144 第2ボルト
145 固定板
145a 回転支持板
145a1 丸穴
145b 第1開口部
145c 第2開口部
146 回転板
146a 丸穴
146b 切欠き
147 係止板
147a 水平板
147b 第1突出部
147b1 コイルバネ
147b2 ストッパ
147c 第2突出部
147c1 突起
148 ボルト
16 レールハンガー
16a 突出梁
16b 第1固定梁
16c 第2固定梁
16d アンカーボルト
18 レール
20 トロリー
22 ワイヤ
24 足場本体昇降機
26 吊り治具
26a 垂直梁
26b 上部水平梁
26c 下部水平梁
28 吊り治具固定架台
28a〜28d 柱材
28e 横材
28f ブレース材

Claims (4)

  1. 橋梁下面補修用移動式足場であって、
    作業員が載る床となる足場本体と、
    橋梁の上部工の地覆部に橋軸方向に所定間隔へだてて固定され、地覆部から外方に突出した突出梁をそれぞれ有する複数のレールハンガーと、
    前記レールハンガーの突出梁に橋軸方向に延びるように取り付けられたレールと、
    前記レールにトロリーを介して設置され、前記足場本体をワイヤを介して昇降させるための足場本体昇降機とを備え、
    前記足場本体が、前記足場本体昇降機によって所望高さに昇降され、前記レールに沿って移動させることにより橋軸方向の所望個所に移動されるように構成されていることを特徴とする移動式足場。
  2. 前記足場本体に可倒式の手摺が取り付けられており、
    足場本体の主桁材に所定間隔隔てて取り付けられた一対の固定板と、手摺の柱材の下端に取り付けられ、前記固定板間の隙間に配置された回転板とを有し、各固定板に、垂直方向に延びたスロット穴と、スロット穴の下方に配置された丸穴とが設けられ、回転板に、丸穴と、丸穴の下方に配置され、回転板の下端まで延びた切欠きとが設けられ、固定板のスロット穴と回転板の丸穴に第1ボルトが挿入され、固定板の丸穴と回転板の切欠きに第2ボルトが挿入されており、
    手摺の柱材を上方に引き上げ、スロット穴の下端に位置している第1ボルトをスロット穴の上端まで移動させ、切欠きの上端に位置している第2ボルトを切欠き外に移動させることにより、第2ボルトと切欠きとの係止による回転板のロック状態を解除し、柱材を第1ボルトを中心として回転させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載された移動式足場。
  3. 前記足場本体に可倒式の手摺が取り付けられており、
    足場本体の主桁材に水平方向に延びるように取り付けられた固定板と、手摺の柱材の下端に垂直方向に延びるように取り付けられた回転板と、係止板とを有し、固定板に、丸穴付きの一対の回転支持板が所定間隔隔てて垂直方向上方に延びるように取り付けられ、回転板に、丸穴と、丸穴の側方に配置され、回転板の下端まで延びた切欠きとが設けられ、回転板が回転支持板間の隙間に配置され、回転板の丸穴と回転支持板の丸穴にボルトが挿入されており、
    係止板に、水平板と、水平板の上面に間隔を隔てて垂直方向上方に延びるように配置された第1及び第2突出部とが設けられ、係止板の水平板が、固定板の下面に位置し、固定板に設けられた開口部から第1及び第2突出部が上方に延びるように配置されており、
    第1突出部に、コイルバネが装着され、第2突出部に、水平方向外方に延びた突起が設けられ、前記突起が、回転板の切欠きに嵌まっており、
    係止板の第1突出部を押し下げ、第1突出部をコイルバネのバネ力に抗して下方に移動させ、第2突出部を下方に移動させることにより、前記突起と切欠きとの係止による回転板のロック状態を解除し、柱材をボルトを中心として回転させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載された移動式足場。
  4. 前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された橋梁下面補修用移動式足場の設置方法であって、
    垂直梁、垂直梁の上端に斜め上方に延びるように取り付けられた上部水平梁、および垂直梁の下端に水平方向に延びるように取り付けられた下部水平梁を有し、全体としてコ字形に形成された吊り治具を準備する段階と、
    橋梁の床板上に、長手方向が橋軸方向に向くように足場本体を配置し、吊り治具の下部水平梁の下面に足場本体を取り付け、上部水平梁にワイヤを取り付ける段階と、
    吊り治具および足場本体をワイヤを介して吊り上げ、橋梁の地覆部の外側に移動させ、吊り治具の下部水平梁および足場本体が橋梁の下面より下方に位置するまで吊り治具および足場本体を下降させる段階と、
    足場本体が橋軸方向とほぼ直交するように、吊り治具および足場本体を90°回転させる段階と、
    橋梁の床板上に配置した吊り治具固定架台を用いて、吊り治具の上部水平梁を橋梁に仮固定する段階と、
    トロリーを介してレールに足場本体昇降機を設置し、ワイヤを介して足場本体昇降機と足場本体を接続する段階と、
    吊り治具を吊っているワイヤを盛り替え、吊り治具と足場本体との接続を外す段階と、
    を含むことを特徴とする設置方法。
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