JP2019015075A - 機体の手摺装置 - Google Patents

機体の手摺装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019015075A
JP2019015075A JP2017132413A JP2017132413A JP2019015075A JP 2019015075 A JP2019015075 A JP 2019015075A JP 2017132413 A JP2017132413 A JP 2017132413A JP 2017132413 A JP2017132413 A JP 2017132413A JP 2019015075 A JP2019015075 A JP 2019015075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
scaffold
insertion portion
cylindrical member
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017132413A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7024229B2 (ja
Inventor
桂次 坂井
Keiji Sakai
桂次 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2017132413A priority Critical patent/JP7024229B2/ja
Publication of JP2019015075A publication Critical patent/JP2019015075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7024229B2 publication Critical patent/JP7024229B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

【課題】工具を用いることなく、手摺を安定した状態で足場に取り付けることが可能な機体の手摺装置を提供する。【解決手段】円柱部材3は、足場21の側面21aの長手方向に沿って隙間を空けて配置されている。手摺2は、手摺本体11と、手摺本体11の下端部に設けられ、円柱部材3と側面21aとの隙間に挿入される挿入部12と、を有する。円柱部材3と側面21aとの隙間は、挿入部12の下部の幅より広く、挿入部12の上部の幅より狭い。【選択図】図4A

Description

本発明は、機体の足場に着脱可能に取り付けられる手摺を備えた機体の手摺装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、クレーン等の建設機械において、オペレータの足場の周囲には、オペレータの安全を確保するための手摺が設けられている。
建設機械では、分解して輸送する際の輸送幅制限の関係上、手摺はオペレータが着脱できるように設計されている。しかし、手摺をボルトで足場に取り付ける構成では、工具が必要で着脱に時間を要し、部品点数が多いのみならず、高所での作業で危険が伴う。
そこで、特許文献2には、手すり枠の下端部に設けられた、下方が尖ったくさび形のフックを、脚柱の上端に設けたフック受けに嵌合させることで、手すり枠を足場に取り付ける枠組足場が開示されている。
特開2003−192272号公報 特開平7−54480号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、製作誤差によりフックとフック受けとの間に隙間が生じていると、足場に取り付けた際に手摺がぐらつくという問題がある。高所において手摺がぐらつくと、オペレータは安全性に不安を感じ、安心して作業を行うことができない。
そこで、本発明は、工具を用いることなく、手摺を安定した状態で足場に取り付けることが可能な機体の手摺装置を提供することを目的とする。
本発明の機体の手摺装置は、機体の足場に着脱可能に取り付けられる手摺と、前記足場に設けられた断面円形の円柱部材と、を備え、前記円柱部材は、前記足場の側面の長手方向に沿って隙間を空けて配置されており、前記手摺は、手摺本体と、前記手摺本体の下端部に設けられ、前記円柱部材と前記側面との隙間に挿入される挿入部と、を有し、前記円柱部材と前記側面との隙間は、前記挿入部の下部の幅より広く、前記挿入部の上部の幅より狭いことを特徴とする。
本発明によると、足場の側面と円柱部材との隙間に挿入部を挿入することで、手摺が足場に取り付けられる。このとき、足場の側面と円柱部材との隙間は、挿入部の下部の幅より広く、挿入部の上部の幅より狭いため、挿入部は、足場の側面と円柱部材とにそれぞれ当接する。これにより、手摺がぐらつくことが抑制される。よって、工具を用いることなく、手摺を安定した状態で足場に取り付けることができる。
手摺が足場に取り付けられる前の、機体の手摺装置の斜視図である。 図1の要部Aの拡大側面図である。 図1の要部Aの拡大正面図である。 手摺が足場に取り付けられた後の、機体の手摺装置の斜視図である。 図3の要部Bの拡大側面図である。 図3の要部Bの拡大正面図である。 抜け止めピンが挿入された状態の、図3の要部Bの拡大正面図である。 図5を下方から見た斜視図である。 左方向の力が手摺本体の上端部に作用する場合において、手摺に作用する力を説明する、図3の要部Bの拡大側面図である。 右方向の力が手摺本体の上端部に作用する場合において、手摺に作用する力を説明する、図3の要部Bの拡大側面図である。 傾斜面に作用する力の模式図である。 円柱部材の回転を説明する、図1の要部Aの拡大側面図である。 円柱部材の回転を説明する、図3の要部Bの拡大側面図である。 変形例における、図3の要部Bの拡大側面図である。 他の変形例における、図3の要部Bの拡大側面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(機体の手摺装置の構成)
本実施形態の機体の手摺装置は、建設機械であるクローラクレーンに設けられている。クローラクレーンは、下部走行体に上部旋回体が旋回可能に搭載された構成となっており、オペレータの足場は、例えば上部旋回体に設けられている。なお、機体は、建設機械に限定されない。また、建設機械は、クローラクレーンに限定されず、ホイール式のクレーンであってもよいし、クローラ式やホイール式のショベル等であってもよい。
機体の手摺装置1は、斜視図である図1に示すように、手摺2と、円柱部材3と、を有している。手摺2は、建設機械の足場21に着脱可能に取り付けられる。円柱部材3は、断面円形であり、足場21に設けられている。
図1の要部Aの拡大側面図である図2A、および、図1の要部Aの拡大正面図である図2Bに示すように、円柱部材3は、足場21の側面21aの長手方向に沿って隙間を空けて配置されており、側面21aの中央部に対向配置されている。円柱部材3が対向配置された側面21aは、足場21における上部旋回体側の側面とは反対側の側面である。
円柱部材3は、足場21の側面21aから左右方向に延びる一対の板状の支持部材22によって、その軸を中心に回転自在に支持されている。円柱部材3は金属製であるが、これに限定されない。なお、円柱部材3は、その軸を中心に回転しない構成であってもよい。
手摺2は、手摺本体11と、手摺本体11の下端部に設けられた挿入部12と、を有している。
挿入部12は、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入される。挿入部12は、下に凸の形状である。円柱部材3と側面21aとの隙間は、挿入部12の下部の幅より広く、挿入部12の上部の幅より狭い。
挿入部12の側面21a側の部分は、側面21aに平行な平行面12aである。一方、挿入部12の円柱部材3側の部分は、上から下に向かって側面21a側に傾斜する傾斜面12bを有している。なお、後述するように、傾斜面12bは、挿入部12を足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入した際に、円柱部材3に当接する部分に設けられていればよく、傾斜面12bよりも上側や下側の部分は、上下方向に平行な面などであってよい。
本実施形態において、足場21の側面21aは、上下方向に平行かそれと同等であるが、上から下にかけて円柱部材3側に傾斜していてもよい。この場合、挿入部12の平行面12aも、側面21aに平行するように、上から下にかけて円柱部材3側に傾斜することになる。
また、挿入部12には、後述する抜け止めピンが挿入されるピン孔12cが設けられている。
斜視図である図3に示すように、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12が挿入されることで、手摺2が足場21に取り付けられる。
図3の要部Bの拡大側面図である図4A、および、図3の要部Bの拡大正面図である図4Bに示すように、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入することで、手摺2を容易に足場21に取り付けることができる。このとき、挿入部12が下に凸の形状のために、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を容易に挿入することができる。足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12が挿入されると、傾斜面12bが円柱部材3に線接触するとともに、平行面12aが足場21の側面21aに面接触する。この状態から、手摺2を持ち上げれば、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間から挿入部12が抜ける。このように、足場21に対して手摺2を容易に着脱することができる。
また、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間は、挿入部12の下部の幅より広く、挿入部12の上部の幅より狭いため、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入すると、挿入部12は、足場21の側面21aと円柱部材3とにそれぞれ当接する。これにより、手摺2がぐらつくことが抑制される。よって、工具を用いることなく、手摺2を安定した状態で足場21に取り付けることができる。
また、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入すると、挿入部12の傾斜面12bが円柱部材3に当接し、挿入部12が足場21側に押される。その結果、足場21の側面21aに平行な挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに面で密着する。そして、手摺2の自重で挿入部12の傾斜面12bが円柱部材3に当接し続けると、挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに密着し続ける。これにより、手摺2がぐらつくことを一層抑制することができる。
ここで、挿入部12を挿入した際に、手摺2の製作時の公差によって、挿入部12の位置が上下方向にずれる場合がある。例えば、挿入部12が大きめに製作されていた場合、挿入部12の位置が上方向にずれ、挿入部12が小さめに製作されていた場合、挿入部12の位置が下方向にずれる。このような場合であっても、挿入部12は、足場21の側面21aと円柱部材3とにそれぞれ当接し、挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに密着するので、手摺2がぐらつくことが抑制される。よって、手摺2の製作時の公差に関わらず、手摺2を安定した状態で足場21に取り付けることができる。
また、手摺2の製作時の公差に応じて、挿入部12の位置が上下方向にずれることで、手摺本体11の両端間に高さの差が生じ、水平方向に対して手摺本体11が傾く場合がある。例えば、最大公差で手摺本体11および挿入部12が製作された場合であって、製作時のレーザ切断による公差が±0.5mm、傾斜面12bの上下方向に対する傾斜角度θが11°の場合、一方の挿入部12の位置が下方向にずれ、他方の挿入部12の位置が上方向にずれることで、手摺本体11の両端間における高さの差は10mm程度となる。この場合であっても、手摺本体11の水平方向の長さは1m以上あるので、手摺本体11の水平方向に対する傾きは1%以下となり、手摺2の使用に問題は生じない。よって、どの足場21に対しても、問題なく手摺2を取り付けることができる。
図3の要部Bの拡大正面図である図5、および、図5を下方から見た斜視図である図6に示すように、手摺2が足場21に取り付けられた後には、挿入部12のピン孔12cに抜け止めピン13が挿入される。これにより、手摺2が足場21に抜け止めされる。
ここで、円柱部材3と挿入部12とが接触している部分の摩擦係数をμとすると、上下方向に対する傾斜面12bの傾斜角度θが、以下の式(1)を満たしている。
θ≦tan-1μ ・・・式(1)
図3の要部Bの拡大側面図である図7Aおよび図7Bに示すように、オペレータによって、手摺本体11の上端部に横方向の力が作用する場合を考える。ここで、円柱部材3は足場21の側面21aの中央に対向配置されている。
図7Aに示すように、図中左方向の力Fが手摺本体11の上端部に作用する場合、足場21の側面21aと挿入部12の平行面12aとの接触領域の上端から円柱部材3の中心までの上下方向の長さを「1」とすると、手摺本体11の力が作用している箇所から円柱部材3の中心までの上下方向の長さは、「1」のB倍であるBと表せる。すると、円柱部材3の中心には図中右方向にBF(FのB倍)の力が作用し、上記した接触領域の上端には図中左方向にBF(FのB倍)の力が作用する。
また、図7Bに示すように、図中右方向の力Fが手摺本体11の上端部に作用する場合、足場21の側面21aと挿入部12の平行面12aとの接触領域の下端から円柱部材3の中心までの上下方向の長さを「1」とすると、手摺本体11の力が作用している箇所から円柱部材3の中心までの上下方向の長さは、「1」のB倍であるBと表せる。すると、上記した接触領域の下端には図中左方向にBF(FのB倍)の力が作用し、円柱部材3の中心には図中右方向にBF(FのB倍)の力が作用する。
傾斜面12bに作用する力の模式図である図8に示すように、円柱部材3の中心にBFの力が作用すると、反力BFが生じる。円柱部材3の中心に作用するBFの力は、傾斜面12bに直交する成分と、傾斜面12bに沿って上方向に向いた成分とで構成される。また、反力BFは、傾斜面12bに直交する垂直抗力と、傾斜面12bに沿って下方向に向いた摩擦力とで構成される。上記の上方向に向いた成分が、上記した摩擦力以下であれば、手摺本体11の上端部に横方向の力が作用しても、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間から挿入部12が抜けることがない。
反力と垂直抗力とがなす角度は、傾斜面12bの上下方向に対する傾斜角度θである。垂直抗力を「1」とすると、摩擦力は摩擦係数μで表され、上方向に向いた成分は1・tanθで表される。上方向に向いた成分が、摩擦力以下であるので、次式(2)が成り立つ。
tanθ≦μ/1 ・・・式(2)
式(2)から、上記の式(1)が導出される。この式(1)を満たすことで、手摺本体11の上端部に横方向の力が作用しても、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間から挿入部12が抜けないようにすることができる。
ここで、摩擦係数μが0.2の場合、θ≦11°となる。手摺2の自重Wを15kgとすると、θ=11°のときに、挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに密着する力Pは、以下のように計算される。
P=W/tan11°=15/0.194=77kg
また、この場合、手摺2を外すのに必要な力Aは、以下のように計算される。
A=P*μ+W=77kg*0.2+15kg=30kg
また、摩擦係数μが0.5の場合、θ≦30°となる。手摺2の自重Wを15kgとすると、θ=30°のときに、挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに密着する力Pは、以下のように計算される。
P=W/tan30°=15/0.577=26kg
また、この場合、手摺2を外すのに必要な力Aは、以下のように計算される。
A=P*μ+W=26kg*0.5+15kg=28kg
以上から、挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに強固に密着していることがわかる。また、手摺2を取り外すのに、手摺2の自重Wの2倍程度の力が必要なことがわかる。
また、図1の要部Aの拡大側面図である図9に示すように、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入する際に、円柱部材3が図中反時計回りに回転する。これにより、挿入部12を滑らかに挿入することができる。
一方、図3の要部Bの拡大側面図である図10に示すように、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間から挿入部12を抜去する際に、円柱部材3が図中時計回りに回転する。これにより、挿入部12を滑らかに抜去することができる。
(変形例)
なお、図3の要部Bの拡大側面図である図11に示すように、機体の手摺装置1は、円柱部材3に固定された平板(当接部材)14をさらに有していてもよい。平板14は、傾斜面12bに当接可能な平面を有しており、円柱部材3とともに回転する。
足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入すると、平板14が円柱部材3とともに回転し、平板14の平面が挿入部12の傾斜面12bに当接する。これにより、平板14の平面を介して傾斜面12bが円柱部材3に当接する。その結果、挿入部12を円柱部材3に面接触させることができるので、挿入部12を円柱部材3に線接触させるのに比べて、接触部にかかる面圧を下げることができる。よって、手摺2や円柱部材3を破損し難くすることができる。
一対の支持部材22の間には、平板14の回転を規制する回転止め15が、円柱部材3の上方と下方にそれぞれ設けられている。一対の回転止め15が、平板14の回転を規制することで、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入した際に、平板14の平面が傾斜面12bに確実に当接するようにすることができる。
また、図3の要部Bの拡大側面図である図12に示すように、機体の手摺装置1は、円柱部材3に固定された断面多角形の角柱部材(当接部材)16をさらに有していてもよい。角柱部材16は、円柱部材3が中心に位置するように円柱部材3に固定されている。角柱部材16は、傾斜面12bに当接可能な平面を複数有しており、円柱部材3とともに回転する。本変形例において、角柱部材16の断面形状は四角形であるが、三角形や五角形であってもよい。足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入した際に、傾斜面12bは、角柱部材16のいずれかの平面を介して円柱部材3に当接する。このような構成であっても、接触部にかかる面圧を下げることができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る機体の手摺装置1によると、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入することで、手摺2が足場21に取り付けられる。このとき、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間は、挿入部12の下部の幅より広く、挿入部12の上部の幅より狭いため、挿入部12は、足場21の側面21aと円柱部材3とにそれぞれ当接する。これにより、手摺がぐらつくことが抑制される。よって、工具を用いることなく、手摺を安定した状態で足場に取り付けることができる。
また、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入すると、挿入部12の傾斜面12bが円柱部材3に当接し、挿入部12が足場21側に押される。その結果、足場21の側面21aに平行な挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに面で密着する。そして、手摺2の自重で挿入部12の傾斜面12bが円柱部材3に当接し続けると、挿入部12の平行面12aが足場21の側面21aに密着し続ける。これにより、手摺2がぐらつくことを一層抑制することができる。
また、上下方向に対する傾斜面12bの傾斜角度θが、上記の式(1)を満たすことで、手摺本体11の上端部に横方向の力が作用しても、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間から挿入部12が抜けないようにすることができる。
また、円柱部材3が、その軸を中心に回転自在である。そのため、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入する際に、円柱部材3が回転することで、挿入部12を滑らかに挿入することができる。また、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間から挿入部12を抜去する際に、円柱部材3が回転することで、挿入部12を滑らかに抜去することができる。
また、平板14や角柱部材16といった当接部材を設けた場合、足場21の側面21aと円柱部材3との隙間に挿入部12を挿入すると、当接部材が円柱部材3とともに回転し、当接部材の平面が挿入部12の傾斜面12bに当接する。これにより、当接部材の平面を介して傾斜面12bが円柱部材3に当接する。その結果、挿入部12を円柱部材3に面接触させることができるので、挿入部12を円柱部材3に線接触させるのに比べて、接触部にかかる面圧を下げることができる。よって、手摺2や円柱部材3を破損し難くすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 機体の手摺装置
2 手摺
3 円柱部材
11 手摺本体
12 挿入部
12a 平行面
12b 傾斜面
13 抜け止めピン
14 平板(当接部材)
15 回転止め
16 角柱部材(当接部材)
21 足場
21a 側面
22 支持部材

Claims (7)

  1. 機体の足場に着脱可能に取り付けられる手摺と、
    前記足場に設けられた断面円形の円柱部材と、
    を備え、
    前記円柱部材は、前記足場の側面の長手方向に沿って隙間を空けて配置されており、
    前記手摺は、
    手摺本体と、
    前記手摺本体の下端部に設けられ、前記円柱部材と前記側面との隙間に挿入される挿入部と、
    を有し、
    前記円柱部材と前記側面との隙間は、前記挿入部の下部の幅より広く、前記挿入部の上部の幅より狭いことを特徴とする機体の手摺装置。
  2. 前記挿入部を前記円柱部材と前記側面との隙間に挿入した状態で、
    前記挿入部の前記側面側の部分は、前記側面に平行な平行面であり、
    前記挿入部の前記円柱部材側の部分は、上から下に向かって前記側面側に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載の機体の手摺装置。
  3. 前記側面は、前記足場における前記機体側の側面とは反対側の側面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の機体の手摺装置。
  4. 前記円柱部材と前記挿入部とが接触している部分の摩擦係数をμとすると、
    上下方向に対する前記傾斜面の傾斜角度θが、以下の式を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機体の手摺装置。
    θ≦tan-1μ
  5. 前記円柱部材が、その軸を中心に回転自在であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の機体の手摺装置。
  6. 前記円柱部材に固定されて、平面を有する当接部材をさらに備え、
    前記挿入部は、前記当接部材の前記平面を介して前記円柱部材に当接することを特徴とする請求項5に記載の機体の手摺装置。
  7. 前記機体が建設機械であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の機体の手摺装置。
JP2017132413A 2017-07-06 2017-07-06 機体の手摺装置 Active JP7024229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132413A JP7024229B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 機体の手摺装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132413A JP7024229B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 機体の手摺装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019015075A true JP2019015075A (ja) 2019-01-31
JP7024229B2 JP7024229B2 (ja) 2022-02-24

Family

ID=65357464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017132413A Active JP7024229B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 機体の手摺装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7024229B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620740U (ja) * 1992-08-26 1994-03-18 日工株式会社 作業用足場
JPH0713977U (ja) * 1993-08-05 1995-03-10 好史 藤村 柱用仮設足場
JPH08158661A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Kunimoto Shokai:Kk 仮設用安全手摺り装置
JP2004156209A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Fumio Fujiki 足場部材及び足場装置
JP2008202322A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Shinwa Kk 足場用手すり枠
JP2011111889A (ja) * 2010-05-20 2011-06-09 Shinwa Kk 仮設足場の梁部材
JP2012102468A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Nippon Kasetsu Kk 橋梁下面補修用移動式足場および該足場の設置方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620740U (ja) * 1992-08-26 1994-03-18 日工株式会社 作業用足場
JPH0713977U (ja) * 1993-08-05 1995-03-10 好史 藤村 柱用仮設足場
JPH08158661A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Kunimoto Shokai:Kk 仮設用安全手摺り装置
JP2004156209A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Fumio Fujiki 足場部材及び足場装置
JP2008202322A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Shinwa Kk 足場用手すり枠
JP2011111889A (ja) * 2010-05-20 2011-06-09 Shinwa Kk 仮設足場の梁部材
JP2012102468A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Nippon Kasetsu Kk 橋梁下面補修用移動式足場および該足場の設置方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7024229B2 (ja) 2022-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6603270B2 (ja) ブラケット装置
JP5083876B2 (ja) エレベータかご
JP2016204024A (ja) コンテナ固定装置
JP2019015075A (ja) 機体の手摺装置
TW201722875A (zh) 劃線裝置及劃線方法
JP2019089644A (ja) 巻上機及びエレベーター
KR200414568Y1 (ko) 무대용 로프의 안내 활차
KR200440426Y1 (ko) 파이프 용접장비의 토치 회전장치
KR100835690B1 (ko) 안내가이드가 구비된 휴대용 러그 절단기
JP2007097391A (ja) 配線用ボックス及び配線用ボックスの取付方法
JP2011149453A (ja) 電子機器取付装置及び電子機器用取付ブラケット
KR102106715B1 (ko) 엘리베이터 가이드 레일 리프팅 지그
JPH10246999A (ja) 画像形成装置の転倒防止装置
JP2018080007A (ja) 錘片抜挿装置及び方法
JP2008177597A (ja) レール取付け型電子機器
JP2014088262A (ja) エレベータのブレーキ分解作業装置
JP2009107750A (ja) 移動式クレーンのオプション装置代替ウェイト取付装置
JP2016137860A (ja) 建設機械の昇降用ステップ
KR20130007063U (ko) 러그 취부용 지그
JP5130645B2 (ja) エレベータの綱車装置
JP6362571B2 (ja) エレベータ釣合重り搬出方法およびエレベータ釣合重り搬出用治具
KR20200060099A (ko) 스마트 스틱 거치장치
JP5995822B2 (ja) 梁補強方法および構造、ならびに補助梁支持具
JP5862455B2 (ja) スクライブヘッド及びスクライブ装置
JP5899481B2 (ja) 側桁取付金具及びこれを備えた側桁取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7024229

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150