JP5083876B2 - エレベータかご - Google Patents

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Description

本発明は、例えばかご室の傾きや揺れを抑制する振れ止め機構を備えたエレベータかごに関する。
エレベータかごは、上梁、下梁、および一対の縦枠が枠状に組み立てられたかご枠と、このかご枠内に配置されたかご室とを備える。かご枠の下辺には、床受枠が設けられている。この床受枠の上には防振ゴムが設けられ、この防振ゴムによってかご室の下部が弾性支持されている。そのため、かご室は、その間口方向および奥行き方向に傾きや揺れを生じるおそれがある。そこで、エレベータかごは、上記傾きや揺れを抑制するために振れ止め機構を備える。
特許文献1には、上記傾きや揺れを抑制する振れ止め機構を備えたエレベータかごが開示されている。このエレベータかごは、かご室の上端部に固定された振れ止め金具を備える。この振れ止め金具の両端部には、かご枠の縦枠の両側の側面に対して隙間を空けて対向する傾斜面が設けられている。縦枠の主面に対向する振れ止め金具の中央部には、取付面防振具が装着されている。そして、縦枠の側面に対向する振れ止め金具の両端部の傾斜面には、それぞれ傾斜面防振具が装着されている。これら三つの防振具によってかご室の上部の一端が弾性支持され、上記傾きや揺れが抑制されるようになっている。
特開2002−274769号公報
上記特許文献に記載のエレベータかごにおいて、防振具と縦枠との間の隙間が大きいと、かご室の揺れが大きくなるおそれがある。一方、防振具を縦枠に対して押し付けすぎると、かご室と縦枠との縦方向の関係が拘束されるおそれがある。ここで、かご室の荷重はかご室の沈みによって検知されることが多い。したがって、かご室と縦枠との縦方向の関係が拘束されると、かご室の荷重測定の精度が低下してしまう。そのため、上記防振具は、上記縦枠に対して接する程度になるようにその取付け位置が調整可能であると望ましい。
上記特許文献に記載のエレベータかごにおいては、一対の傾斜面防振具は傾斜面に沿って移動可能であるが、取付面防振具は移動可能となっていない。そのため、例え製造誤差や据付誤差があっても取付面防振具と縦枠との間の隙間を調整することができない。
また、一対の傾斜面防振具は傾斜面に沿って位置調整が可能であるが、複数の防振具を互いにバランスをとりながらそれぞれ別々に取付けおよび位置調整する必要があり、取付けおよび調整作業が煩雑なものになることが予想される。今日のエレベータは省スペース設計となっており、かご室の上のスペースも小さい。振れ止め機構の取付けおよび調整は、制限された作業スペースの中で行われることになる。したがって、振れ止め機構は、少しでも取付けおよび調整が容易なものが望まれる。
本発明の目的は、取付けおよび調整が容易な振れ止め機構を備えたエレベータかごを得ることにある。
本発明の一つの形態に係るエレベータかごは、かご枠と、上記かご枠内に配置されるとともに、下端部が弾性支持されたかご室と、振れ止め機構とを具備する。上記振れ止め機構は、上記かご枠および上記かご室のいずれか一方に取り付けられた弾性体と、上記弾性体に対向するように上記かご枠および上記かご室のいずれか他方に取り付けられた振れ止め具とを備える。上記振れ止め具は、上記弾性体に対して相対的に位置調整可能であるとともに、上記弾性体に向かう方向を基準にして互いに反対方向に傾斜して延びる一対の傾斜部を有し、この一対の傾斜部が共に上記弾性体に対して当接可能である。一つの上記振れ止め具には、一つの上記弾性体が対応する。上記一対の傾斜部は、上記弾性体に向かって進むに従い互いの間の間隔が広がるように傾斜するとともに、上記弾性体の両端部に対向する。
本発明の一つの形態によれば、上記傾斜部に対向する上記弾性体の両端部には、上記傾斜部と同じ傾きで傾斜する傾斜面がそれぞれ設けられている。上記かご枠は、上梁と、下梁と、一対の縦枠とを有する。上記弾性体は、上記かご室よりも上方の領域で上記縦枠に固定されている。上記振れ止め具は、上記かご室の上面に固定されている。上記かご室の奥行き方向に沿う上記弾性体の幅は、上記かご室の奥行き方向に沿う上記縦枠の幅よりも小さい。
本発明の別の一つの形態によれば、上記傾斜部に対向する上記弾性体の両端部には、水平投影面で外側に凸となる円弧面がそれぞれ設けられている。本発明のさらに別の一つの形態によれば、上記弾性体は、水平投影面で長方形状をしており、この長方形の二つの頂点部分がそれぞれ上記傾斜部に対向する。本発明のさらに別の一つの形態によれば、上記傾斜部に対向する上記弾性体の両端部には、外側に凸となる球面部がそれぞれ設けられている。
本発明のさらに別の一つの形態によれば、エレベータかごは、かご枠と、上記かご枠内に配置されるとともに、下端部が弾性支持されたかご室と、振れ止め機構とを具備する。上記振れ止め機構は、上記かご枠および上記かご室のいずれか一方に取り付けられた弾性体と、上記弾性体に対向するように上記かご枠および上記かご室のいずれか他方に取り付けられた振れ止め具とを備える。上記振れ止め具は、上記弾性体に対して相対的に位置調整可能であるとともに、上記弾性体に向かう方向を基準にして互いに反対方向に傾斜して延びる一対の傾斜部を有し、この一対の傾斜部が共に上記弾性体に対して当接可能である。一つの上記振れ止め具には、一つの上記弾性体が対応する。上記一対の傾斜部は、上記弾性体に向かって進むに従い互いの間の間隔が狭まるように傾斜しており、上記傾斜部に対向する上記弾性体の領域には、上記傾斜部と同じ傾きで傾斜する傾斜面が設けられている。
本発明によれば、振れ止め機構の取付けおよび調整が容易となる。
以下、本発明の実施の形態について、図1ないし図15を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係るエレベータかご1について、図1ないし図5を参照して説明する。図1は、エレベータかご1の全体を示す。図1に示すように、エレベータかご1は、例えば利用者を乗せて昇降路内を移動する乗りかごであり、かご枠2と、このかご枠2内に配置されたかご室3とを備える。かご枠2は、それぞれ鋼材である上梁5、下梁6、および一対の縦枠7を有するとともに、これらが組み立てられて枠状に形成されている。このかご枠2の下辺には、かご室3を載置可能な床受枠8が設けられている。
この床受枠8の四隅部には例えば防振ゴムのような防振体9が設けられ、その防振体9の上にかご室3が載置されている。つまり、かご室3の下端部は防振体9によって弾性支持されている。これによりかご室3は、鉛直方向に沿ってかご枠2に対して変位可能である。したがって、図示しない荷重検出装置を備えることで、かご室3の沈み量に基づいてかご室3内の荷重を検出することが可能である。
図1および図3に示すように、エレベータかご1は、かご枠2に対するかご室3の傾きや揺れを抑制するために例えば二つの振れ止め機構11を備える。この二つの振れ止め機構11は互いに構成が同じであるので、ここでは図1中左方の振れ止め機構11を取り上げて詳しく説明する。
図2は、左方の振れ止め機構11の全体を示す。本実施形態に係る振れ止め機構11は、縦枠7とかご室3の上面3aとの間に亘って設けられている。振れ止め機構11は、弾性体12と、この弾性体12に対向するように配置された振れ止め具13と、この振れ止め具13をかご室3に取り付ける取付台14とを備えている。
図4は、振れ止め機構11の平面図である。図4に示すように、縦枠7は、主面部7aと、一対の側面部7b,7cとを有する。主面部7aは、かご室3に対向するとともに、かご室3の奥行き方向(図4中、X方向)に沿って延びている。一対の側面部7b,7cは、主面部7aの両側端部からかご室3の間口方向(図4中、Y方向)に沿ってかご室3とは反対方向に延びている。なお、以後、かご室3の奥行き方向をX方向、かご室3の間口方向をY方向と称する。X方向とY方向とは、互いに直交している。
図2および図4に示すように、振れ止め機構11においては、一つの振れ止め具13に対して一つの弾性体12が対応している。弾性体12は、例えばゴム部材である。本実施形態に係る弾性体12は、かご室3の上面3aよりも上方の領域で、縦枠7の主面部7aに取り付けられている。本実施形態に係る弾性体12の一例は、X方向に沿う弾性体12の幅W1が、X方向に沿う縦枠7の幅W2(すなわち主面部7aの幅)よりも小さい。
図4に示すように、弾性体12には、挿通孔16が例えば二つ設けられている。挿通孔16に対向する縦枠7の領域には、貫通孔17が設けられている。この挿通孔16および貫通孔17には、例えばボルトのような締結部材18が挿通されている。締結部材18の先端には、縦枠7の裏側から例えばナットのような係合部材19が締められている。これにより、弾性体12が縦枠7に対して固定されている。なお、例えば弾性体12には沈め穴16aが設けられ、締結部材18の頭部が弾性体12よりもかご室3の側に突出しないようになっている。
弾性体12のなかで振れ止め具13に対向する両端部には、一対となる第1および第2の傾斜面21,22が設けられている。第1および第2の傾斜面21,22は、振れ止め具13から弾性体12に向かう方向を基準として、互いに反対方向に傾斜して延びている。なお、振れ止め具13から弾性体12に向かう方向とは、Y方向に一致する方向である。つまり、振れ止め具13に対向する弾性体12の端部は、上方から見たとき(すなわち横断面が)台形状である。
第1および第2の傾斜面21,22は、例えば振れ止め具13から離れる方向に進むに従い第1および第2の傾斜面21,22の間の間隔が広くなるように傾斜している。なお本実施形態に係る弾性体12は、鉛直方向には一定の形状を有する。
図2に示すように、かご室3の上面3aには、取付台14が設けられている。振れ止め具13は、この取付台14を介してかご室3の上面3aに固定されている。詳しくは、取付台14は、第1の取付部25と、第2の取付部26とを有する。第1の取付部25は、例えば溶接などによってかご室3の上面3aに固定されている。第2の取付部26は、例えばかご室3の上面3aから離間するとともに、上方に向いている。図2および図4に示すように、第2の取付部26には、例えば二つの第1の長穴27が設けられている。第1の長穴27は、例えば弾性体12と平行な方向、すなわちX方向に沿って延びている。
図2および図4に示すように、振れ止め具13は、取付台14の第2の取付部26に対向する固定部31と、この固定部31から起立するとともに弾性体12に対向する支持部32とを有する。固定部31には、第1の長穴27に重なる領域に例えば二つの第2の長穴33を有する。第2の長穴33は、例えば振れ止め具13から弾性体12に向かう方向、すなわちY方向に沿って延びている。
取付台14に対する振れ止め具13の固定は、第1および第2の長穴27,33を任意の位置で重ね合わせるとともに、その合わされた第1および第2の長穴27,33に例えばボルトのような締結部材34を挿通し、その締結部材34の先端に例えばナットのような係合部材(図示しない)を締めることで行われる。
このような構造を有すると、第1および第2の長穴27,33の重ね合わせる位置を変えることで、弾性体12に対して振れ止め具13が水平面内で相対的に位置調整可能になる。詳しくは、振れ止め具13は、弾性体12に対して近接または離間する方向(すなわちY方向)と、弾性体12と平行な方向(すなわちX方向)に沿って弾性体12に対して位置調整可能である。
図2および図4に示すように、支持部32は、互いに水平方向に並んで設けられた中央部40、および一対の第1および第2の傾斜部41,42を有する。中央部40は、支持部32の中央に設けられるとともに、固定部31に連結されている。中央部40は、弾性体12の中央部に対向する。第1および第2の傾斜部41,42は、中央部40の両端部から中央部40に対して傾斜して延びている。第1および第2の傾斜部41,42は、振れ止め具13から弾性体12に向かう方向を基準として互いに反対方向に傾斜して延びている。
第1および第2の傾斜部41,42は、例えば弾性体12に向かって進むに従い第1および第2の傾斜部41,42の間の間隔が広がるように傾斜している。換言すれば、振れ止め具13は、水平投影面が日本語片仮名のハの字形に形成されている。弾性体12の第1および第2の傾斜面21,22は、例えば振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42と同じ傾きで傾斜している。
図4に示すように、第1および第2の傾斜部41,42は、弾性体12の両端部に対向する。詳しくは、第1の傾斜部41は、弾性体12の第1の傾斜面21に対向するとともに、第1の傾斜面21に面接触可能である。第2の傾斜部42は、弾性体12の第2の傾斜面22に対向するとともに、第2の傾斜面22に面接触可能である。振れ止め具13は、弾性体12に対して相対的に位置調整を行うことで、第1および第2の傾斜部41,42が弾性体12の第1および第2の傾斜面21,22に対して共に当接する。これにより、かご室3の上端部は振れ止め機構11によって弾性支持されている。
図3は、エレベータかご1の全体の水平断面図を模式的に示す。図3に示すように、エレベータかご1の右方の振れ止め機構11も上述した左方の振れ止め機構11と同じ構成を有し、かご室3の上端部を弾性支持している。
次に、振れ止め機構11の取付けおよび調整について説明する。
振れ止め具13と弾性体12との間の隙間が大きいと、かご室3の揺れが大きくなるおそれがある。一方、振れ止め具13を弾性体12に対して押し付けすぎると、かご室3と縦枠7との縦方向の関係が拘束されるおそれがある。そのため、振れ止め具13は、弾性体12に対して接する程度になるようにその取付け位置が調整される。
詳しく述べると、振れ止め機構11の取付け時には、まず縦枠7に弾性体12を固定する。そして、弾性体12の第1および第2の傾斜面21,22に対して振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42を軽く突き当てて振れ止め具13の位置合わせを行う。この位置合わせの後、振れ止め具13と取付台14の第1および第2の長穴27,33に締結部材34を挿通させ、その先端に裏側から係合部材を締める。これにより振れ止め具13の取付けおよび調整作業が完了する。
次に、振れ止め機構11の作用について説明する。
例えばエレベータの昇降動作時、かご枠2に対してかご室3が傾いたり揺れようとしたりする。この時、図3中の左方の振れ止め機構11では、振れ止め具13の第1の傾斜部41が弾性体12の第1の傾斜面21に対して力Fを及ぼす。さらに振れ止め具13の第2の傾斜部42が弾性体12の第2の傾斜面22に対して力Fを及ぼす。
力Fは、X方向に沿う分力F1Xと、Y方向に沿う分力F1Yとに分けて考えることができる。力Fが作用するということは、X方向に沿う力F1Xと、Y方向に沿う力F1Yとが作用するのと同等といえる。同様に、力Fが作用するということは、X方向に沿う力F2Xと、Y方向に沿う力F2Yとが作用するのと同等といえる。図3に示すように、これら力F1X,F1Y,F2X,F2Yが作用することで、かご室3の左端部は三方向からその動きが規制される。
同様に、図3中の右方の振れ止め機構11では、振れ止め具13の第1の傾斜部41が弾性体12の第1の傾斜面21に対して力Fを及ぼす。さらに振れ止め具13の第2の傾斜部42が弾性体12の第2の傾斜面22に対して力Fを及ぼす。
力F3が作用するということは、X方向に沿う力F3Xと、Y方向に沿う力F3Yとが作用するのと同等といえる。力Fが作用するということは、X方向に沿う力F4Xと、Y方向に沿う力F4Yとが作用するのと同等といえる。図3に示すように、これら力F3X,F3Y,F4X,F4Yが作用することによって、かご室3の左端部は三方向からその動きが規制される。以上のように、エレベータかご1は二つの振れ止め機構11を備えることで、かご室3の動きが四方向から規制されている。これにより、かご室3の傾きや揺れが抑制される。
このような構成のエレベータかご1によれば、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。すなわち、振れ止め機構としては、例えば一つの振れ止め機構に対して水平投影面がL字形の振れ止め具を二つ用意するとともに、そのうち一つを縦枠7の主面部7aから一方の側面部7bに対向させ、他方を縦枠7の主面部7aから他方の側面部7cに対向させるものがある。この振れ止め機構では、二つの振れ止め具と縦枠7の主面部7aとの間、および振れ止め具と縦枠7の側面部7b,7cとの間にそれぞれ弾性体が配置される。
このような振れ止め機構によれば、一つの振れ止め機構の調整に複数の振れ止め具の位置合わせが必要になり、振れ止め機構の取付けおよび調整に手間がかかる。また、一つの振れ止め機構に対して複数の振れ止め具を備えるため、振れ止め機構が比較的大きなスペースを必要とする。
そこで本発明者は、二つのL字形の振れ止め具を互いに一体に形成し、振れ止め具の個数を少なくすることで、振れ止め機構の取付けおよび調整を容易にすることができないかと考えた。しかしながら二つのL字形の振れ止め具を一体化した振れ止め具によれば、かご室3の奥行き方向に対する振れ止め具の寸法が調整できないため、かご室3の奥行き方向に沿う弾性体の押し付け力を調整することが困難になることが見出された。
一方、本実施形態に係る振れ止め機構11は、振れ止め具13が弾性体12に対して相対的に位置調整可能であるとともに、弾性体12に向かう方向を基準にして互いに反対方向に傾斜して延びる一対の傾斜部41,42を有し、この一対の傾斜部41,42が共に弾性体12に対して当接可能である。このような振れ止め機構11によれば、弾性体12に対して斜め方向から力を加えることができ、振れ止め具13が一つであるにも関わらず、上記L字形の振れ止め具を二つ備える場合と同様の作用を果たすことができる。さらに、振れ止め具13を弾性体12に対して近接または離間させることで、弾性体12と振れ止め具13との間のY方向の隙間も自在に調整することができる。なお本明細書でいう「斜め方向」とは、Y方向に対して傾斜している方向を指す。
すなわちこのような振れ止め具13によれば、一つの振れ止め具13の取付け位置をX方向とY方向とに沿って調整することで、X方向およびY方向の弾性体12と振れ止め具13との間の隙間を調整することができる。これにより、かご室3の間口方向に沿う弾性体12の押し付け力、およびかご室3の奥行き方向に沿う弾性体12の押し付け力を容易に調整することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
例えば振れ止め機構11においては、振れ止め機構11の調整作業は、振れ止め具13を弾性体12の傾斜面21,22に突き当てて、締結部材34に係合部材を締めるという単純な作業であり、取付けおよび調整の手間が大幅に低減する。
例えば一つの振れ止め具13に対して複数の弾性体が接する場合、振れ止め機構11の調整作業においては各弾性体に加わる押し付け力のバランスを取りながら振れ止め具13の位置合わせを行う必要がある。
一方、振れ止め機構11のように一つの振れ止め具13に一つの弾性体12が対応していると、振れ止め機構11の調整作業においては一つの弾性体12に加わる押し付け力のみを考慮して振れ止め具13の位置合わせを行えば良いので振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
さらに振れ止め機構11によれば、一つの振れ止め機構11に対して一つの振れ止め具13を備えるため、振れ止め機構11の小型化を図ることができる。振れ止め機構11を小型化することができると、その分だけかご室3の上の作業スペースを大きく確保することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整がさらに容易となる。
図5は、例えば製造誤差により標準よりも大きくできてしまった弾性体12を備えた振れ止め機構11を示す。図5に示すように、標準よりも大きくできてしまった弾性体12を備える場合は、振れ止め具13を縦枠7から遠くに配置することで、弾性体12の製造誤差を許容することができる。一方、標準よりも小さくできてしまった弾性体12を備える場合は、振れ止め具13を縦枠7の近くに配置することで、弾性体12の製造誤差を許容することができる。このように振れ止め機構11によれば弾性体12の製造誤差を容易に許容することができるので、部品の製作が容易になる。
第1および第2の傾斜部41,42が弾性体12に向かって進むに従い互いの間の間隔が広がるように傾斜するとともに弾性体12の両端部に当接すると、第1および第2の傾斜部41,42によって弾性体12を両側から挟むことができる。弾性体12を両側から挟むことで、弾性体12に対して斜め方向から力を加えることができる。このような振れ止め機構11によれば、縦枠7の主面部7aおよび側面部7b,7cを取り囲むような大型の振れ止め具を備えることなく、弾性体12を縦枠7の主面部7aに固定された弾性体12とそれに対向する振れ止め具13によって、かご室3の傾きや揺れを抑制することができる。すなわち弾性体12および振れ止め具13を小型化することができる。
例えば弾性体12のX方向に沿う幅W1は、縦枠7のX方向に沿う幅W2よりも小さい。このような弾性体12によれば、振れ止め機構11の実装スペースを縦枠7の幅W2のなかに収めることが可能になり、振れ止め機構11の小型化をさらに図ることができる。
第1および第2の傾斜部41,42に対向する弾性体12の両端部に第1および第2の傾斜部41,42と同じ傾きで傾斜する傾斜面21,22が設けられていると、振れ止め具13は弾性体12に対して面接触する。これにより、振れ止め具13が弾性体12に点接触または線接触する場合に比べて弾性体12が磨耗しにくく、一度の調整で長期に亘り再調整の必要が少ない振れ止め機構11を得ることができる。
弾性体12がかご室3よりも上方の領域で上記縦枠7に固定され、振れ止め具13がかご室3の上面3aに固定されていると、振れ止め機構11によってかご室3の上端部を弾性支持することができる。すなわち振れ止め機構11と防振体9によってかご室3の上下両端部が弾性支持されるので、かご室3がより安定する。
次に、本発明の第2の実施形態に係るエレベータかご1について、図6および図7を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータかごと同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。この第2の実施形態は、弾性体12の形状が上記第1の実施形態と異なり、エレベータかごの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
図6に示すように、振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42に対向する弾性体12の両端部には、水平投影面で外側に凸となる第1および第2の円弧面51,52が設けられている。この第1および第2の円弧面51,52は、それぞれ曲面状に形成されるとともに、振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42に接する。なお本実施形態に係る弾性体12は、鉛直方向には一定の形状を有する。一方、本実施形態に係る振れ止め具13は、上記第1の実施形態と同様である。
このような構成のエレベータかご1によれば、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。すなわち、上記第1の実施形態と同様に、一つの振れ止め具13の取付け位置をX方向とY方向とに沿って調整することで、X方向およびY方向の弾性体12と振れ止め具13との間の隙間を調整することができる。これにより、かご室3の間口方向に沿う弾性体12の押し付け力、およびかご室3の奥行き方向に沿う弾性体12の押し付け力を容易に調整することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
図7は、縦枠7に対して傾いた状態で設置された振れ止め具13を示す。本実施形態に係る弾性体12によれば、図7に示すように、例え振れ止め具13が傾いて斜めに設置されたとしても弾性体12の第1および第2の円弧面51,52が振れ止め具13に対して互いに同様に接することができる。
すなわちこのような弾性体12によれば、振れ止め具13の大きさ寸法だけでなく、振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42の傾斜角度の製作誤差や取付け角度が厳密でなくても、振れ止め具13を弾性体12に対して接する程度に調整することができる。かご室3の上方は作業スペースが限られている上に作業者からあまり見やすい場所ではないので、例えば取付台14に対する振れ止め具13の取付け角度を厳密に調整する必要がなければ、振れ止め機構11の調整作業がより容易となる。
さらに言えば、かご室3は、ガイドレールに沿う縦枠7に比べて据付誤差が大きい。本実施形態に係る弾性体12によれば、かご室3に大きな据付誤差があった場合でも、その誤差を容易に許容することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るエレベータかご1について、図8および図9を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータかごと同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。この第3の実施形態は、弾性体12の形状が上記第1の実施形態と異なり、エレベータかごの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
図8に示すように、本実施形態に係る弾性体12は、水平投影面で長方形状をしている。そしてその長方形の二つの頂点部分61,62がそれぞれ振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42に対向するとともに、第1および第2の傾斜部41,42に接する。なお本実施形態に係る弾性体12は、鉛直方向には一定の形状を有する。一方、本実施形態に係る振れ止め具13は、上記第1の実施形態と同様である。
このような構成のエレベータかご1によれば、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。すなわち、上記第1の実施形態と同様に、一つの振れ止め具13の取付け位置をX方向とY方向とに沿って調整することで、X方向およびY方向の弾性体12と振れ止め具13との間の隙間を調整することができる。これにより、かご室3の間口方向に沿う弾性体12の押し付け力、およびかご室3の奥行き方向に沿う弾性体12の押し付け力を容易に調整することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
図9は、縦枠7に対して傾いた状態で設置された振れ止め具13を示す。本実施形態に係る弾性体12によれば、第2の実施形態と同様に、振れ止め具13の大きさ寸法だけでなく、振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42の傾斜角度の製作誤差や取付け角度が厳密でなくても、振れ止め具13を弾性体12に対して接する程度に調整することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るエレベータかご1について、図10および図11を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータかごと同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。この第4の実施形態は、弾性体12の形状が上記第1の実施形態と異なり、エレベータかごの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
図10に示すように、振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42に対向する弾性体12の両端部には、外側に凸となる第1および第2の球面部71,72が設けられている。この第1および第2の球面部71,72は、それぞれ曲面状に形成されるとともに、振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42に接する。一方、本実施形態に係る振れ止め具13は、上記第1の実施形態と同様である。
このような構成のエレベータかご1によれば、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。すなわち、上記第1の実施形態と同様に、一つの振れ止め具13の取付け位置をX方向とY方向とに沿って調整することで、X方向およびY方向の弾性体12と振れ止め具13との間の隙間を調整することができる。これにより、かご室3の間口方向に沿う弾性体12の押し付け力、およびかご室3の奥行き方向に沿う弾性体12の押し付け力を容易に調整することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
本実施形態に係る弾性体12によれば、第2の実施形態と同様に、振れ止め具13の大きさ寸法だけでなく、振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42の傾斜角度の製作誤差や取付け角度が厳密でなくても、振れ止め具13を弾性体12に対して接する程度に調整することができる。
図11は、縦枠7に対して水平方向から傾いた状態で取り付けられた弾性体12を示す。本実施形態に係る弾性体12によれば、さらに弾性体12が水平方向に対して斜めに傾いているような3次元的な取付誤差や製造誤差をも吸収することができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係るエレベータかご1について、図12を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータかごと同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。この第5の実施形態は、振れ止め具13および弾性体12の形状が上記第1の実施形態と異なり、エレベータかごの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
図12に示すように、振れ止め具13は、第1および第2の傾斜部41,42を有する。第1および第2の傾斜部41,42は、振れ止め具13から弾性体12に向かう方向を基準として互いに反対方向に傾斜して延びている。第1および第2の傾斜部41,42は、弾性体12に向かって進むに従い第1および第2の傾斜部41,42の間の間隔が狭くなるように傾斜している。
一方、第1および第2の傾斜部41,42に対向する弾性体12の領域には、V字形の溝が設けられている。このV字形の溝81は、第1および第2の傾斜部41,42と同じ傾きで傾斜する第1および第2の傾斜面21,22を形成している。
振れ止め具13の第1および第2の傾斜部41,42は、弾性体12の第1および第2の傾斜面21,22に対向する。振れ止め具13は、弾性体12に対して相対的に位置調整を行うことで、第1および第2の傾斜部41,42が弾性体12の第1および第2の傾斜面21,22に対して当接する。
このような構成のエレベータかご1によれば、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。すなわち、上記第1の実施形態と同様に、一つの振れ止め具13の取付け位置をX方向とY方向とに沿って調整することで、X方向およびY方向の弾性体12と振れ止め具13との間の隙間を調整することができる。これにより、かご室3の間口方向に沿う弾性体12の押し付け力、およびかご室3の奥行き方向に沿う弾性体12の押し付け力を容易に調整することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
次に、本発明の第6の実施形態に係るエレベータかご1について、図13および図14を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータかごと同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。この第5の実施形態は、弾性体12の取付け位置が上記第1の実施形態と異なり、エレベータかごの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
図13および図14に示すように、本実施形態に係る振れ止め機構11は、上梁5とかご室3の上面3aとの間に亘って設けられている。詳しくは図14に示すように、一つの振れ止め機構11は、上梁5の一つの側面部5aに固定された弾性体12と、取付台14を介してかご室3の上面3aに固定された振れ止め具13とを備える。他の振れ止め機構11は、上記側面部5aとは反対側の側面部5bに固定された弾性体12と、取付台14を介してかご室3の上面3aに固定された振れ止め具13とを備える。
このような構成のエレベータかご1によれば、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。すなわち、上記第1の実施形態と同様に、一つの振れ止め具13の取付け位置をX方向とY方向とに沿って調整することで、X方向およびY方向の弾性体12と振れ止め具13との間の隙間を調整することができる。これにより、かご室3の間口方向に沿う弾性体12の押し付け力、およびかご室3の奥行き方向に沿う弾性体12の押し付け力を容易に調整することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
なお、この第6の実施形態に係る弾性体12および振れ止め具13としては、上記第1ないし第5の実施形態に係る弾性体12および振れ止め具13のいずれも適用可能であり、各実施形態に対応する効果を奏することができる。
次に、本発明の第7の実施形態に係るエレベータかご1について、図15を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るエレベータかごと同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。この第5の実施形態は、弾性体12および振れ止め具13の取付け位置が上記第1の実施形態と異なり、エレベータかごの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
図15に示すように、本実施形態に係る振れ止め機構11は、振れ止め機構11は、縦枠7の主面部7aに固定された振れ止め具13と、かご室3の上面3aに固定された弾性体12とを備える。弾性体12は、かご室3の上面3aでX方向とY方向に沿って取付け位置の調整が可能である。弾性体12の取付け位置を調整することで、振れ止め具13は弾性体12に対して相対的に位置調整される。
このような構成のエレベータかご1によれば、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。すなわち、上記第1の実施形態と同様に、一つの振れ止め具13の取付け位置をX方向とY方向とに沿って調整することで、X方向およびY方向の弾性体12と振れ止め具13との間の隙間を調整することができる。これにより、かご室3の間口方向に沿う弾性体12の押し付け力、およびかご室3の奥行き方向に沿う弾性体12の押し付け力を容易に調整することができ、振れ止め機構11の取付けおよび調整が容易となる。
なお、この第7の実施形態に係る弾性体12および振れ止め具13としては、上記第1ないし第6の実施形態に係る弾性体12および振れ止め具13のいずれも適用可能であり、各実施形態に対応する効果を奏することができる。すなわち、第1ないし第6の実施形態に係る各弾性体12をかご室3に取り付けるとともに、振れ止め具13をかご枠2に取り付けてもよい。
以上、第1ないし第7の実施形態に係るエレベータかご1について説明したが、本発明の実施形態はこれらに限定されるものではない。各実施形態の構成要素は適宜組み合わせて実施することができる。さらに図1に示すように、振れ止め機構11は、例えば縦枠7とかご室3の下面との間に亘って設けられてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータかごの斜視図。 図1中に示された振れ止め機構の斜視図。 図1中に示されたエレベータかごの断面図。 図1中に示された振れ止め機構の平面図。 図1中に示された振れ止め機構の平面図。 本発明の第2の実施形態に係るエレベータかごの振れ止め機構の平面図。 図6中に示された振れ止め機構の平面図。 本発明の第3の実施形態に係るエレベータかごの振れ止め機構の平面図。 図8中に示された振れ止め機構の平面図。 本発明の第4の実施形態に係るエレベータかごの振れ止め機構の斜視図。 図10中に示された振れ止め機構の斜視図。 本発明の第5の実施形態に係るエレベータかごの振れ止め機構の平面図。 本発明の第6の実施形態に係るエレベータかごの斜視図。 図13中に示されたエレベータかごの平面図。 本発明の第7の実施形態に係るエレベータかごの断面図。
符号の説明
1…エレベータかご、2…かご枠、3…かご室、7…縦枠、11…振れ止め機構、12…弾性体、13…振れ止め具、21,22…傾斜面、41,42…傾斜部、51,52…円弧面、61,62…頂点部分、71,72…球面部。

Claims (8)

  1. かご枠と、
    上記かご枠内に配置されるとともに、下端部が弾性支持されたかご室と、
    上記かご枠および上記かご室のいずれか一方に取り付けられた弾性体と、上記弾性体に対向するように上記かご枠および上記かご室のいずれか他方に取り付けられた振れ止め具とを備えた振れ止め機構と、を具備し、
    上記振れ止め具は、上記弾性体に対して相対的に位置調整可能であるとともに、上記弾性体に向かう方向を基準にして互いに反対方向に傾斜して延びる一対の傾斜部を有し、この一対の傾斜部が共に上記弾性体に対して当接可能であり、
    一つの上記振れ止め具には、一つの上記弾性体が対応し、
    上記一対の傾斜部は、上記弾性体に向かって進むに従い互いの間の間隔が広がるように傾斜するとともに、上記弾性体の両端部に対向することを特徴とするエレベータかご。
  2. 請求項に記載のエレベータかごにおいて、
    上記傾斜部に対向する上記弾性体の両端部には、上記傾斜部と同じ傾きで傾斜する傾斜面がそれぞれ設けられていることを特徴とするエレベータかご。
  3. 請求項に記載のエレベータかごにおいて、
    上記かご枠は、上梁と、下梁と、一対の縦枠とを有し、
    上記弾性体は、上記かご室よりも上方の領域で上記縦枠に固定され、上記振れ止め具は、上記かご室の上面に固定されていることを特徴とするエレベータかご。
  4. 請求項に記載のエレベータかごにおいて、
    上記かご室の奥行き方向に沿う上記弾性体の幅は、上記かご室の奥行き方向に沿う上記縦枠の幅よりも小さいことを特徴とするエレベータかご。
  5. 請求項に記載のエレベータかごにおいて、
    上記傾斜部に対向する上記弾性体の両端部には、水平投影面で外側に凸となる円弧面がそれぞれ設けられていることを特徴とするエレベータかご。
  6. 請求項に記載のエレベータかごにおいて、
    上記弾性体は、水平投影面で長方形状をしており、この長方形の二つの頂点部分がそれぞれ上記傾斜部に対向することを特徴とするエレベータかご。
  7. 請求項に記載のエレベータかごにおいて、
    上記傾斜部に対向する上記弾性体の両端部には、外側に凸となる球面部がそれぞれ設けられていることを特徴とするエレベータかご。
  8. かご枠と、
    上記かご枠内に配置されるとともに、下端部が弾性支持されたかご室と、
    上記かご枠および上記かご室のいずれか一方に取り付けられた弾性体と、上記弾性体に対向するように上記かご枠および上記かご室のいずれか他方に取り付けられた振れ止め具とを備えた振れ止め機構と、を具備し、
    上記振れ止め具は、上記弾性体に対して相対的に位置調整可能であるとともに、上記弾性体に向かう方向を基準にして互いに反対方向に傾斜して延びる一対の傾斜部を有し、この一対の傾斜部が共に上記弾性体に対して当接可能であり、
    一つの上記振れ止め具には、一つの上記弾性体が対応し、
    上記一対の傾斜部は、上記弾性体に向かって進むに従い互いの間の間隔が狭まるように傾斜しており、上記傾斜部に対向する上記弾性体の領域には、上記傾斜部と同じ傾きで傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とするエレベータかご。
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