JP5899481B2 - 側桁取付金具及びこれを備えた側桁取付装置 - Google Patents

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本発明は、階段の側桁を上階の取付面に取り付ける側桁取付金具及びこれを備えた側桁取付装置に関する。
従来の階段の側桁の取付構造としては、側桁の上端部にほぞを形成し、このほぞを、上階の取付面に形成されたほぞ穴に差し込んで、いわゆるほぞ接ぎによって側桁を上階の取付面に取り付ける構造が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2008−190216号公報
しかしながら、このような側桁の取付構造では、側桁の上端部のほぞの加工や上階の取付面のほぞ穴の形成に熟練を要し、また、ほぞの加工にも手間が掛かるという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、階段の側桁の上端部を上階の取付面に容易に取り付け得る側桁取付金具及びこれを備えた側桁取付装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る側桁取付金具は、上階の取付面に側桁の先端面を当接させて取り付ける側桁取付金具であって、前記取付面に形成されたほぞ穴と略同寸同形状の外郭形状とされ、かつ該ほぞ穴の底面に先端面を対面させて該ほぞ穴に嵌合されるほぞ穴嵌合部と、前記側桁の先端面に当該側桁取付金具を取り付ける取付部と、を備えており、前記ほぞ穴嵌合部は、前記側桁の先端面に沿わせるようにして固定される取付片に対向するように配置され、前記先端面を有した先端片と、該先端片と前記取付片とを連結する連結片と、を備え、前記取付部は、前記取付片に厚さ方向に貫通して形成された固定止具が挿通される取付孔とされており、前記先端片には、厚さ方向に貫通し、かつ孔中心を前記取付孔の孔中心に略一致させた操作用孔が形成されていることを特徴とする。
本発明においては、前記取付部は、上下に複数設けられていてもよい
また、上記目的を達成するために、本発明に係る側桁取付装置は、本発明に係る側桁取付金具と、前記側桁の先端面に着脱自在とされた補助部材と、を備え、前記補助部材は、当該補助部材及び前記側桁取付金具が前記側桁に取り付けられた状態で前記上階の上面に係止される構造とされ、かつ、該上階の上面に係止された状態で、前記側桁取付金具のほぞ穴嵌合部の先端面を、前記上階の取付面に形成されるほぞ穴の形成位置に位置付けて該取付面に当接させる構造とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記補助部材は、前記側桁取付金具を挿通可能とした通孔が設けられ、前記側桁の先端面に着脱自在とされた枠状の本体部と、該本体部に連なるように設けられ、前記上階の上面に係止される係止部と、を備え、前記本体部の通孔の孔縁には、前記側桁取付金具を前記側桁の先端面に取り付ける固定止具を受入可能とした凹部が形成されており、該本体部は、前記凹部近傍部位が前記側桁の先端面と前記側桁取付金具との間に挟みこまれるようにして前記固定止具によって前記側桁の先端面に取り付けられてもよい。
本発明に係る側桁取付金具及びこれを備えた側桁取付装置によれば、階段の側桁の上端部を上階の取付面に容易に取り付けることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る側桁取付金具の一例及びこれを用いた側桁取付構造の一例を模式的に示し、(a)は、図4におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、同側桁取付構造の施工手順の一例を模式的に示し、(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同側桁取付金具及びこれを備えた本発明の一実施形態に係る側桁取付装置の一例を模式的に示す概略分解斜視図である。 同側桁取付装置を用いた側桁取付構造の施工手順の一例を模式的に示し、図1(a)に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同側桁取付構造を用いた階段の一例を模式的に示す一部破断概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、側桁取付金具(側桁取付装置)を用いて階段の側桁を上階の取付面に取り付けた状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係る側桁取付金具、これを備えた側桁取付装置及びこれらを用いた側桁取付構造の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る側桁取付装置1(または側桁取付金具10)は、階段を構成する両側の側桁4,4の上端部を上階2の取付面2aに取り付ける際に用いられる(図3及び図4参照)。
各側桁4,4の上端部が取り付けられる上階2の取付面2aは、床面に対して略垂直に形成されている。つまり、取付面2aは、水平方向に向いた面とされている。この取付面2aとしては、建物の躯体の梁や根太、側桁下地等の上階側構造部材の表面としてもよい。
上階2の取付面2aには、略水平方向に向けて開口するようにほぞ穴3が設けられる。本実施形態では、ほぞ穴3を、正面視して略矩形状とされた略四角穴状としている。
側桁取付装置1は、図2及び図3に示すように、側桁取付金具10と、側桁4の先端面4aに着脱自在とされた補助部材20とを備えている。
側桁取付金具10は、図1に示すように、上階2の取付面2aに形成されたほぞ穴3に嵌合されるほぞ穴嵌合部11と、側桁4の先端面4aに当該側桁取付金具10を取り付ける取付部13とを備えている。本実施形態では、上下に複数(図例では2つ)の取付部13、13を設けている。
ほぞ穴嵌合部11は、ほぞ穴3と略同寸同形状の外郭形状とされている。本実施形態では、略四角穴状とされたほぞ穴3の形状に対応させて、ほぞ穴嵌合部11の外郭形状を、略直方体形状としている。また、ほぞ穴嵌合部11は、ほぞ穴3の底面3aに対面される先端面15aを有している。
取付部13は、本実施形態では、側桁4の先端面4aに沿わせるようにして固定される取付片12に厚さ方向に貫通して形成された固定止具5が挿通される取付孔14とされている。また、本実施形態では、上下に取付片12,12を設け、これらのそれぞれに取付部13,13としての取付孔14,14を設けている。これら取付孔14,14は、その孔径が、固定止具5の胴部の径に応じた寸法とされている。また、図例では、これら取付孔14,14を、各取付片12,12の略中央部位に設けた例を示している。
また、ほぞ穴嵌合部11は、本実施形態では、取付片12,12と、取付片12,12に対向するように配置され、先端面15aを有した先端片15と、この先端片15と取付片12,12とを連結する連結片17と、を備えている。なお、本実施形態では、取付片12,12を含んでほぞ穴嵌合部11としているが、このような態様に限られない。例えば、取付片12がほぞ穴3に嵌合されるほぞ穴嵌合部11の外郭形状を構成しない態様としてもよい。
本実施形態では、先端片15の上縁及び下縁から側桁4側に向けてそれぞれ突出するように、上下に連結片17,17を設けている。また、これら上下の連結片17,17のそれぞれの突出方向先端縁から互いに対向する方向に向けてそれぞれ突出するように上下の取付片12,12が設けられている。つまり、上側の連結片17の突出方向先端縁から下方に向けて垂れ下がるように上側の取付片12が設けられ、下側の連結片17の突出方向先端縁から上方に向けて立ち上がるように下側の取付片12が設けられている。また、これら先端片15、上下の連結片17,17及び上下の取付片12,12は一連に形成されている。
また、これら先端片15、上下の連結片17,17及び上下の取付片12,12は、略矩形の薄平板状とされており、厚さ寸法がそれぞれ略同寸法とされている(図2参照)。また、これら先端片15、上下の連結片17,17及び上下の取付片12,12は、側桁4の厚さ方向(階段昇降方向に直交する方向、左右方向)に沿う寸法がそれぞれ略同寸法とされている。また、図例では、上下の取付片12,12の突出方向先端面同士を当接させ、左右方向に開口した略四角筒状とされた側桁取付金具10を示している。
なお、側桁取付金具10は、金属系材料等からなる金属板に折り曲げや打ち抜き等の加工を施して上記形状としたものであってもよい。
また、先端片15には、厚さ方向に貫通し、かつ孔中心を取付片12の取付孔14の孔中心に略一致させた操作用孔16が形成されている。
図例では、上下の取付片12,12の各取付孔14,14に対応させて、上下に操作用孔16,16を先端片15に設けている。これら操作用孔16,16は、それぞれの孔中心を上下の取付片12,12の各取付孔14,14の孔中心に略一致させて、先端片15の左右方向(幅方向)略中央部位に上下方向に間隔を空けて形成されている。
また、これら操作用穴16,16の孔径は、取付孔14,14の孔径よりも大径とされており、固定止具5の頭部の挿通が可能な寸法とされている。
補助部材20は、当該補助部材20及び側桁取付金具10が側桁4に取り付けられた状態で上階2の上面2bに係止される構造とされている。また、補助部材20は、上階2の上面2bに係止された状態で、側桁取付金具10のほぞ穴嵌合部11の先端面15aを、上階2の取付面2aに形成されるほぞ穴3の形成位置に位置付けて取付面2aに当接させる構造とされている。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、補助部材20を、側桁4の先端面4aに着脱自在とされた枠状の本体部21と、本体部21に連なるように設けられ、上階2の上面2bに係止される係止部25と、を備えたものとしている。
補助部材20の本体部21及び係止部25は、略矩形の薄平板状とされている。図例では、これら本体部21及び係止部25の厚さ寸法及び幅寸法(左右方向に沿う寸法)を略同寸法とした例を示している。
また、本実施形態では、補助部材20の本体部21に、側桁取付金具10を挿通可能とした通孔22を設けている。この通孔22は、本体部21の厚さ方向に貫通するように、本体部21の略中央部位に形成されている。また、図例では、この通孔22を、本体部21の厚さ方向に見て略矩形状とした例を示している。
また、本体部21の通孔22の孔縁には、側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに取り付ける固定止具5を受入可能とした凹部23が形成されている。
本実施形態では、凹部23を、通孔22の下側縁部を切り欠くようにして設けている。また、この凹部23は、通孔22の左右方向略中央部位に設けられている。また、図例では、凹部23を、本体部21の厚さ方向に見て上方に開口する略半円形状(略U字形状)とした例を示している。
また、本体部21は、この凹部23の近傍部位となる凹部近傍部位24が側桁4の先端面4aと側桁取付金具10との間に挟みこまれるようにして固定止具5によって側桁4の先端面4aに取り付けられる構造とされている。この凹部近傍部位24は、側桁4の先端面4aと側桁取付金具10との間に挟みこまれる本体部21の挟み込み代となる。
係止部25は、本体部21の上縁から上階2側の斜め上方に向けて突出するように設けられている。
これら本体部21及び係止部25の形状や寸法は、側桁4を上階2の取付面2aの適切な位置に取り付け可能となるように適宜、設定するようにしてもよい。これら本体部21及び係止部25の形状や寸法は、側桁4に側桁取付金具10及び補助部材20を取り付け、上階2の上面2bに係止させた状態で、側桁取付金具10の先端面15aが、上階2の取付面2aのほぞ穴3を形成すべき位置に当接するように適宜、設定するようにしてもよい。このほぞ穴3の形成位置は、上階2の取付面2aとこの取付面2aに当接される側桁4の先端面4aとの相対的な位置関係及び側桁4の先端面4aに取り付けられる側桁取付金具10の取付位置に応じて設定可能である。
なお、補助部材20は、金属系材料等からなる金属板に折り曲げや打ち抜き等の加工を施して上記形状としたものであってもよい。
次に、本実施形態に係る側桁取付装置1を用いた側桁4の取付構造の施工手順の一例について説明する。
まず、側桁取付金具10及び補助部材20を一方の側桁4の先端面4aに取り付ける。
この際、側桁4の先端面4aの上階の取付面2aへの取付位置を加味して側桁取付金具10の取付片12,12を側桁4の先端面4aに位置付ける。また、取付片12,12の各取付孔14,14を介して固定止具5,5を側桁4の先端面4aに捩じ込む(または打ち込む)。この際、側桁取付金具10の下側の取付片12と側桁4の先端面4aとの間に、補助部材20の本体部21の凹部近傍部位24が挟み込み可能となるように仮止め状態としてもよい。
また、上記のように側桁取付金具10を固定止具5,5によって側桁4の先端面4aに取り付ける際には、手動または電動ドライバー等の治具の先端部を、ほぞ穴嵌合部11の先端片15の各操作用孔16,16を介して挿入することで固定止具5,5を捩じ込む(または打ち込む)ことができる。
また、補助部材20の係止部25を上側に位置させ補助部材20の本体部21の通孔22に側桁取付金具10を挿通させる。また、側桁取付金具10の下側の取付片12と側桁4の先端面4aとの間に補助部材20の本体部21の凹部近傍部位24を挟み込ませて補助部材20を側桁4の先端面4aに取り付ける。この際、側桁取付金具10の下側の取付片12の取付孔14に挿通された固定止具5を補助部材20の本体部21の凹部23に受け入れさせた状態で、この固定止具5をさらに側桁4の先端面4aに捩じ込む(または打ち込む)。
これにより、側桁取付金具10が側桁4の先端面4aに取り付けられ、また、側桁取付金具10と側桁4の先端面4aとの間に補助部材20の本体部21が挟み込まれるようにして、補助部材20が側桁4の先端面4aに取り付けられる(図3参照)。
なお、側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに取り付ける際に、側桁取付金具10の下側の取付片12と側桁4の先端面4aとの間に補助部材20の本体部21の凹部近傍部位24を介在させて取り付けるようにしてもよい(図3参照)。
次いで、補助部材20の係止部25を上階2の上面2bに係止させ、側桁取付金具10の先端面15aを上階2の取付面2aのほぞ穴3の形成位置に当接させる。この状態で、側桁取付金具10の先端面15aが当接された上階2の取付面2aに、ほぞ穴3の形成位置をマーキング(墨出し等)する。そして、このマーキングを利用して取付面2aにほぞ穴3を形成する(図1(b)参照)。
また、補助部材20を側桁4の先端面4aから取り外す。この際、側桁取付金具10の下側の取付孔14に挿通された固定止具5を緩め、補助部材20の通孔22に側桁取付金具10を位置させるように補助部材20を移動させ、補助部材20を抜き取るようにして側桁4の先端面4aから取り外す。そして、側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに取り付ける固定止具5,5を本締め(本固定)する。
次いで、上階2の取付面2aに形成されたほぞ穴3に、側桁4の先端面4aに取り付けられた側桁取付金具10のほぞ穴嵌合部11を嵌合させて、側桁4を上階2の取付面2aに取り付ける(図1(a)参照)。なお、この際、接着剤等を併用するようにしてもよい。
また、他方の側桁4についても上記同様にして上階2の取付面2aに取り付けるようにすればよい。この際、それぞれの側桁4,4に応じて側桁取付金具10,10を設け、補助部材20は、これら両側桁4,4を取り付ける際に用いられる兼用の補助部材20としてもよい。
また、各側桁4,4の下端部は、適宜の固定止具や固定具等を用いて、床材や床下地、根太等の下階側構造部材に対して固定するようにしてもよい。
また、このように取り付けられた両側の側桁4,4に、図4に示すように、踏み板6や、必要に応じて蹴込み板等を組み付けるようにしてもよい。
また、上記施工手順は一例であり、各部材及び各部の機能を阻害しない限りにおいて、別手順でなされるようにしてもよい。
本実施形態に係る側桁取付金具10によれば、階段の側桁4の上端部を上階2の取付面2aに容易に取り付けることができる。
つまり、側桁取付金具10は、上階2の取付面2aに形成されたほぞ穴3に嵌合されるほぞ穴嵌合部11及び側桁4の先端面4aに取り付けられる取付部13(取付孔14)を備えている。従って、当該側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに取り付けることで、ほぞ穴嵌合部11をほぞとして機能させることができ、側桁4の上端部にほぞ加工を施す必要がなく、階段の側桁4の上端部を上階2の取付面2aに容易に取り付けることができる。
また、このようにほぞ加工が不要でありながらも、上階2の取付面2aに形成されたほぞ穴3に嵌合されるので、側桁4の上端部の外周に金具等が露出することがない。
また、ほぞ穴嵌合部11は、ほぞ穴3と略同寸同形状の外郭形状とされ、かつほぞ穴3の底面3aに対面される先端面15aを有している。従って、上述のように、上階2の取付面2aのほぞ穴3を設ける部位にほぞ穴嵌合部11の先端面15aを当接させることで、ほぞ穴3の形成位置をマーキングすることができ、ほぞ穴3を形成する際における作業性を向上させることもできる。
また、本実施形態では、側桁取付金具10に、上下に複数の取付部13,13(取付孔14,14)を設けているので、これら取付部13,13を介して側桁取付金具10を側桁4の先端面4aへ取り付けることができる。従って、概ね上下方向に負荷が掛かる側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに比較的に強固に取り付けることができる。
さらに、本実施形態では、側桁取付金具10を、取付部13としての取付孔14を設けた取付片12と、ほぞ穴嵌合部11となる連結片17,17及び先端片15とを有した構造としている。従って、例えば、側桁取付金具10をブロック状体とした場合と比べて、側桁取付金具10の材料コストを低減することができ、また、軽量化を図ることができる。
また、このように材料コストの低減化や軽量化が可能でありながらも、当該側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに比較的に確実に取り付けることができる。つまり、ほぞ穴嵌合部11の先端片15に、厚さ方向に貫通し、かつ孔中心を取付片12の取付孔14の孔中心に略一致させた操作用孔16を設けている。従って、上述のように、この操作用孔16を介して固定止具5の治具を挿入することができ、この治具を操作して、固定止具5によって取付片12を側桁4の先端面4aに取り付けることができる。これにより、例えば、取付孔14に対して斜めに固定止具5を捩じ込んだり(または打ち込んだり)する場合や、さらには先端片15とともに固定止具5によって取付片12を取り付けたりする場合に比べて、当該側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに比較的に確実に取り付けることができる。
さらにまた、本実施形態に係る側桁取付金具10を備えた側桁取付装置1は、側桁4の先端面4aに着脱自在とされた補助部材20を備え、この補助部材20は、当該補助部材20及び側桁取付金具10が側桁4に取り付けられた状態で上階2の上面2bに係止される構造とされている。また、補助部材20は、上階2の上面2bに係止された状態で、側桁取付金具10のほぞ穴嵌合部11の先端面15aを、上階2の取付面2aに形成されるほぞ穴3の形成位置に位置付けて取付面2aに当接させる構造とされている。従って、上階2の取付面2aに形成されるほぞ穴3の形成位置のマーキングを容易かつ確実に行うことができる。
また、補助部材20は、側桁4の先端面4aに着脱自在とされているので、マーキングを施した後は、側桁4の先端面4aから取り外すことができる。従って、当該補助部材20が施工後に他の部材と干渉したり、邪魔となったりするようなことがない。
また、本実施形態では、補助部材20の本体部21を、側桁取付金具10と側桁4の先端面4aとの間に挟み込ませ、側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに取り付ける固定止具5によって側桁4の先端面4aに取り付けることができる。従って、例えば、側桁取付金具10とは別途に側桁4の先端面4aに取り付けられるようなものと比べて、補助部材20の取付位置の位置決めを容易に行うことができる。つまり、側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに適切な位置に取り付け、この際に補助部材20の本体部21を取り付けることで補助部材20の取付位置が適切な位置となり、それぞれを位置決めして取り付ける場合と比べて作業性を向上させることができる。また、例えば、枠状の本体部21の通孔22に側桁取付金具10を嵌め込むようにして受け入れさせて取り付けるようなものと比べて、補助部材20の脱落等を防止することができる。
また、補助部材20の本体部21に、側桁取付金具10が挿通可能な通孔2を設け、この通孔22の孔縁に固定止具5を受入可能な凹部23を設けている。従って、例えば、凹部23を設けないものと比べて、側桁4の先端面4aと前記側桁取付金具10との間に挟みこまれる本体部21の挟み込み代を大きくすることができ、側桁4の先端面4aに取り付けられる補助部材20の取付強度を向上させることができる。
また、上階2の取付面2aにほぞ穴3の形成位置をマーキングした後は、本体部21の凹部23から固定止具5を通孔22側に向けて移動させるように本体部21を移動させ、側桁4の先端面4aに取り付けられた側桁取付金具10を通孔22に受け入れて本体部21を移動させることで取り外すことができる。従って、ほぞ穴3の形成位置をマーキングした後に、補助部材20を取り外す際に、例えば、側桁取付金具10を取り外す必要があるようなものと比べて、作業性を向上させることができる。つまり、本実施形態によれば、補助部材20によってほぞ穴3の形成位置を容易かつ確実にマーキング可能でありながらも、補助部材20の取付強度及び作業性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、取付片12、先端片15及び連結片17からなる側桁取付金具10を左右両側に開口したような筒形状とした例を示しているが、上下両側に開口したような筒形状としてもよい。また、閉ループ形状の筒形状に限られず、例えば、折り曲げ加工により筒状に側桁取付金具10を形成し、両端部(一対の取付片12,12)間に隙間が形成されるものとしてもよい。または、筒状部材を開口方向に直交する方向に切断して筒形状の側桁取付金具10を形成するようにしてもよい。さらには、側桁取付金具10の断面(縦断面または横断面)形状を、略I字状や略H字状としてもよい。
また、本実施形態では、側桁取付金具10に上下に複数の取付部13,13(取付孔14,14)を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、左右に複数の取付部13,13(取付孔14,14)を設けた態様としたり、さらには単一の取付部13(取付孔14)を設けた態様としてもよい。
また、側桁取付金具10としては、上記したような取付片12、先端片15及び連結片17からなるものに限られない。ほぞ穴3と略同寸同形状の外郭形状とされ、かつほぞ穴3の底面3aに先端面15aを対面させてほぞ穴3に嵌合されるほぞ穴嵌合部11と、側桁4の先端面4aに当該側桁取付金具10を取り付ける取付部13と、を備えたものであればよい。例えば、ブロック状体とされた側桁取付金具10としてもよい。この場合は、ブロック状体とされた側桁取付金具10全体をほぞ穴嵌合部11として把握し、取付部13としての取付孔14を、該ブロック状体に設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、側桁取付装置1の補助部材20の本体部21の通孔22の孔縁に、側桁取付金具10を側桁4の先端面4aに取り付ける固定止具5を受入可能とした凹部23を設けた例を示したが、このような凹部23を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、補助部材20を、側桁取付金具10を挿通可能とした通孔22を設けた本体部21を備えたものとし、この本体部21が側桁取付金具10と側桁4の先端面4aとの間に挟み込まれて側桁4の先端面4aに取り付けられるものとした例を示したが、このような態様に限られない。例えば、側桁取付金具10とは別に、側桁4の先端面4aに取り付けられる補助部材20としてもよい。
また、本実施形態では、補助部材20を備えた側桁取付装置1を例示しているが、このような補助部材20を備えない側桁取付金具10(側桁取付装置1)としてもよい。このようなものでも、当該側桁取付金具10のほぞ穴嵌合部11をほぞとして機能させることができ、階段の側桁4の上端部を上階2の取付面2aに容易に取り付けることができる。
また、上述のように、上階2の取付面2aのほぞ穴3を設ける部位にほぞ穴嵌合部11の先端面15aを当接させることで、ほぞ穴3の形成位置をマーキングすることができ、ほぞ穴3を形成する際における作業性を向上させることもできる。
1 側桁取付装置
2 上階
2a 取付面
2b 上面
3 ほぞ穴
3a 底面
4 側桁
4a 先端面
10 側桁取付金具
11 ほぞ穴嵌合部
12 取付片
14(13) 取付孔(取付部)
15 先端片
15a 先端面
16 操作用孔
17 連結片
20 補助部材
21 本体部
22 通孔
23 凹部
24 凹部近傍部位
25 係止部
5 固定止具

Claims (4)

  1. 上階の取付面に側桁の先端面を当接させて取り付ける側桁取付金具であって、
    前記取付面に形成されたほぞ穴と略同寸同形状の外郭形状とされ、かつ該ほぞ穴の底面に先端面を対面させて該ほぞ穴に嵌合されるほぞ穴嵌合部と、
    前記側桁の先端面に当該側桁取付金具を取り付ける取付部と、
    を備えており、
    前記ほぞ穴嵌合部は、前記側桁の先端面に沿わせるようにして固定される取付片に対向するように配置され、前記先端面を有した先端片と、該先端片と前記取付片とを連結する連結片と、を備え、
    前記取付部は、前記取付片に厚さ方向に貫通して形成された固定止具が挿通される取付孔とされており、
    前記先端片には、厚さ方向に貫通し、かつ孔中心を前記取付孔の孔中心に略一致させた操作用孔が形成されていることを特徴とする側桁取付金具。
  2. 請求項1において、
    前記取付部は、上下に複数設けられていることを特徴とする側桁取付金具。
  3. 請求項1または2に記載の側桁取付金具と、前記側桁の先端面に着脱自在とされた補助部材と、を備え、
    前記補助部材は、当該補助部材及び前記側桁取付金具が前記側桁に取り付けられた状態で前記上階の上面に係止される構造とされ、かつ、該上階の上面に係止された状態で、前記側桁取付金具のほぞ穴嵌合部の先端面を、前記上階の取付面に形成されるほぞ穴の形成位置に位置付けて該取付面に当接させる構造とされていることを特徴とする側桁取付装置。
  4. 請求項において、
    前記補助部材は、前記側桁取付金具を挿通可能とした通孔が設けられ、前記側桁の先端面に着脱自在とされた枠状の本体部と、該本体部に連なるように設けられ、前記上階の上面に係止される係止部と、を備え、
    前記本体部の通孔の孔縁には、前記側桁取付金具を前記側桁の先端面に取り付ける固定止具を受入可能とした凹部が形成されており、該本体部は、前記凹部近傍部位が前記側桁の先端面と前記側桁取付金具との間に挟みこまれるようにして前記固定止具によって前記側桁の先端面に取り付けられる構造とされていることを特徴とする側桁取付装置。
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