JP2008184811A - プレカットオープン階段 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレカットオープン階段Aについて、あらゆる施工現場で部材の共通化が図れ、現場に合わせた部材の加工が側桁1への簡単な加工のみで済み、現場での省施工化を図る。
【解決手段】木製の側桁1に複数枚の木製踏板8を金属製踏板接合具12により取り付ける。踏板接合具12は、踏板8下面に取り付けられる踏板固定片13と、踏板固定片13の左右一方の側端から垂下するように延び、側桁1側面に取り付けられる側桁固定片14と、側桁固定片14から側桁固定片14と垂直になるように延びる荷重受片15とからなる。側桁1中間部の側面には、一端が側桁1上縁面に達する複数の接合具嵌合溝5が側桁長さ方向に間隔をあけて設けられ、踏板8の側桁1への取付状態で踏板接合具12の踏板固定片13が踏板8下面に当接して固定され、側桁固定片14が側桁1の側面に当接して固定され、荷重受片15が接合具嵌合溝5に嵌合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、木製の側桁と、この側桁の上部に固定される木製の踏板とを有するオープン階段に関し、特に、側桁と踏板とが金属製の接合具により接合され、角度や長さの異なる階段形状においても簡単に部材の加工ができて、踏板、側桁、接合具等の部材の共通化が図れるプレカットオープン階段に関するものである。
近年、従来よりある箱型の階段ではなく、インテリアとしてデザイン性のあるオープン階段が上市されている。この種のオープン階段としては、特許文献1〜3に示されているものが知られているが、これらのものは、いずれも形状の決まったユニットタイプのプレカットオープン階段であり、以下のような問題があった。
例えば特許文献1のものでは、受部が階段傾斜毎に異なるだけでなく、踏板への加工が複雑で加工手間がかかる。
また、特許文献2に示されるものでは、階段として組立ては容易であるが、踏板支持部材の形で階段の角度が決定されるため、様々な施工現場に柔軟に対応することができない。
さらに、特許文献3に示されるものでは、踏板受材の支持端に設けられたボルト貫通孔により角度が決まるため、特許文献1及び2と同様に様々な現場に柔軟に対応することができない。
そこで、上記問題を解決するために、従来、例えば特許文献4〜7に示されるように種々のプレカットオープン階段が提案されている。特許文献4及び5のものでは、踏板受具の垂下片の所定位置に取付孔が設けられ、取付孔に対応する側桁に案内孔が設けられている。従って、側桁に対して現場に合わせた任意の角度を実現することができる。特に、特許文献5のものでは、踏板は、コの字状の挟持具で取り付けられているため、安定的に取付けが可能である。
さらに、特許文献6及び7のものでは、接合金物は金属板の折曲げ加工品であり、側桁上に踏板が載るため、踏板の側桁に対する取付強度に関しては全く問題がない。
特開2005−30082号公報 特開2005−299089号公報 特開2005−315031号公報 特開2006−97383号公報(特に、請求項3) 特開2006−97384号公報(特に、請求項2) 特開2006−177053号公報 特開2006−322304号公報
しかし、特許文献4のものでは、踏板取付部材の支持が木ネジや釘等の剪断力のみで支持されているため、ネジや釘等が緩み易く、軋み音が発生し易いという問題がある。
また、特許文献5のものでは、コの字状の挟持具と取り付ける手間が必要になる等、決して省施工性に配慮されているとは言い難い。
さらに、特許文献6のものでは、側桁に対する切欠き加工が大きいため、大きな寸法の側桁を必要とする割には階段自体の強度がそれほど強くなく、資源の無駄がある。
また、特許文献7のものでは、側桁に対する切欠き加工が複雑となる上、金属及び木材に複雑な凹部加工を施して、それらの嵌合による施工のため、極めて繊細な加工精度が求められ、側桁の吸放湿や寸法精度の僅かの狂いにより施工時に嵌合し難くなるという欠点がある。これを解決するために凹部を少し大きくすると、特許文献4と同じように固定具の剪断力のみによる固定になるという問題点があった。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、その目的は、側桁と、その側桁上に設けられる踏板と、側桁及び踏板を接合する接合金具とがあらゆる施工現場で部材の共通化が図れるとともに、現場に合わせた部材の加工が側桁への簡単な加工のみで済み、現場での組立時に省施工に配慮したプレカットオープン階段を提供することにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、側桁の側面に嵌合溝を形成し、この嵌合溝に嵌合される荷重受片を持つ金属製の踏板接合具を設け、この踏板接合具を介して踏板を側桁に接合して取り付けるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、木製の側桁と、複数枚の木製踏板と、この各踏板を側桁に取り付ける複数の金属製の踏板接合具とからなるプレカットオープン階段が対象である。
そして、上記各踏板接合具は、上記踏板の下面に取付孔にて取り付けられる踏板固定片と、該踏板固定片の左右側端の少なくとも一方から垂下するように延び、上記側桁の側面に取付孔にて取り付けられる側桁固定片と、該側桁固定片から側桁固定片と垂直になるように延びる荷重受片とからなるものとする。
また、上記側桁の下端部には、床面に取り付けられる床面取付部が設けられている一方、上端部には、階上に取り付けられる階上取付部が設けられ、中間部の側面には、上記踏板接合具の荷重受片を嵌合可能な幅を有しかつ一端が側桁の上縁面に達する複数の接合具嵌合溝が側桁長さ方向に所定間隔をあけて設けられている。
さらに、上記各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、踏板接合具の踏板固定片が踏板の下面に当接して取付孔を介して固定具により固定され、上記側桁固定片が側桁の側面に当接して取付孔を介して固定具により固定され、上記荷重受片が上記接合具嵌合溝に嵌合されていることを特徴とする。
上記の構成によると、プレカットオープン階段を施工する場合、その施工現場に合わせて、側桁の下端部に床面取付部を、また上端部に階上取付部をそれぞれ加工するとともに、側桁の側面に複数の接合具嵌合溝を形成した後、例えば踏板接合具の踏板固定片を踏板の下面に当接させかつその取付孔を介して固定具により固定し、側桁の側面に形成されている複数の接合具嵌合溝の各々に踏板接合具の荷重受片を挿入嵌合し、その状態で、その踏板接合具の側桁固定片を側桁の側面に当接させかつその取付孔を介して固定具により固定することで、踏板が踏板接合具を介して側桁に取り付けられて施工される。
このため、施工現場では、側桁に対する踏板接合具の施工角度が決まると、その現場に合わせた側桁への床面取付部及び階上取付部の形成加工及び側桁への接合具嵌合溝の形成加工だけで済み、その後は各踏板を側桁に踏板接合具を介して固定するだけでよく、現場での組立時の省施工化が図れる。また、少なくとも側桁、各踏板及び踏板接合具(左側用及び右側用)は同じものを用意しておき、側桁の側面に接合具嵌合溝を施工現場に合わせて形成すればよく、あらゆる施工現場で部材の共通化が図れることとなる。この場合、踏板接合具の形状は決まっているため、踏板が水平に取り付けられるよう、各現場に合わせて接合具嵌合溝の傾きを調整する。
また、各踏板接合具の荷重受片が側桁の接合具嵌合溝に挿入されて、踏板接合具の一部が側桁により支持されるため、踏板への荷重が分散され、経年の荷重が加わっても踏板接合具が緩み難く、軋み音が発生し難い。
請求項2の発明では、上記請求項1のプレカットオープン階段において、上記踏板接合具は、踏板固定片の左右両側端から側桁を外嵌合可能な間隔をあけて垂下する2つの側桁固定片を有していて、その側桁固定片の少なくとも一方から荷重受片が延びている。また、側桁の左右両側面の少なくとも一方に、上記荷重受片を嵌合させる接合具嵌合溝が設けられている。
この発明によると、踏板接合具の2つの側桁固定片が側桁を左右両側から挟むように外嵌合されて該側桁の左右側面に当接し、側桁固定片の少なくとも一方から延びる荷重受片が側桁の左右側面の少なくとも一方の接合具嵌合溝に嵌合される。このように踏板接合具の側桁固定片が側桁を左右両側から挟むように外嵌合されて側桁に固定具により固定されることで、踏板を側桁に強固に取り付けることができる。
請求項3の発明では、上記請求項1又は2のプレカットオープン階段において、上記踏板接合具の荷重受片は、側桁固定片の下端部に実質的に水平方向に延びるように設けられている。また、側桁の接合具嵌合溝は床面と平行に設けられている。
この発明によると、踏板接合具の荷重受片が実質的に水平方向に延び、側桁の接合具嵌合溝が床面と平行に設けられているので、階段の施工状態で、踏板接合具の荷重受片が側桁の接合具嵌合溝に嵌合されたときに、踏板に加わる荷重を側桁の接合具嵌合溝で分散して受けることができる。
請求項4の発明では、上記請求項1又は2のプレカットオープン階段において、踏板接合具の荷重受片は、側桁固定片の後端部に実質的に上下方向に延びるように設けられ、側桁の接合具嵌合溝は、床面と垂直にかつ下端部が側桁の下縁面に達しないように設けられており、各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、踏板接合具の荷重受片が上記接合具嵌合溝の下端部に当接するように嵌合されている。
この発明によると、踏板接合具の荷重受片が実質的に上下方向に延び、側桁の接合具嵌合溝は床面と垂直にかつ下端部が側桁の下縁面に達しないように設けられているので、階段の施工状態で、踏板接合具の荷重受片が側桁の接合具嵌合溝に嵌合されたときに、踏板に加わる荷重を側桁の接合具嵌合溝の下端部で受けることができる。また、接合具嵌合溝が上下方向に延びているので、その接合具嵌合溝の側桁の上縁面に達する上端部が踏板の下側に隠蔽され、外観見映えを高めることができる。
請求項5の発明では、上記請求項1又は2のプレカットオープン階段において、踏板接合具の荷重受片は、側桁固定片の後端部に斜めに延びるように設けられ、側桁の接合具嵌合溝は、床面に対し傾斜してかつ下端部が側桁の下縁面に達しないように設けられており、各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、踏板接合具の荷重受片が上記接合具嵌合溝の下端部に当接するように嵌合されている。
この発明によると、踏板接合具の荷重受片が斜めに延び、側桁の接合具嵌合溝は床面に対し傾斜してかつ下端部が側桁の下縁面に達しないように設けられているので、階段の施工状態で、踏板接合具の荷重受片が側桁の接合具嵌合溝に嵌合されたときに、踏板に加わる荷重を側桁の接合具嵌合溝の下端部ないし該接合具嵌合溝の下側面で分散して受けることとなる。一方、接合具嵌合溝が斜めに延びているので、その接合具嵌合溝の側桁の上縁面に達する上端部が踏板の下側に隠蔽される。これらにより、荷重分散効果と外観見映えの向上とを合わせて図ることができる。
請求項6発明では、上記請求項1〜5のいずれか1つのプレカットオープン階段において、上記踏板接合具は、踏板固定片の後端部から上方に延びて踏板の後端部に当接する踏板位置決め片を有する。
この発明によると、踏板に踏板接合具を固定するときには、踏板位置決め片を踏板の後端部に当接させて位置決めすることができる。
請求項7の発明では、上記請求項6のプレカットオープン階段において、上記踏板位置決め片には貫通孔が設けられ、上記踏板位置決め片は、踏板にその後端面と当接した状態で上記貫通孔を貫通する固定具により固定されている。
この発明によると、上記踏板位置決め片を踏板の後端部に当接させて踏板接合具の踏板への位置決めを行った状態で、両者を貫通孔を貫通する固定具により固定することで、踏板に踏板接合具を位置決めして固定することができ、階段の使用時に、その踏板の後端部が浮き上がるのを効果的に防止することができる。
請求項8の発明では、上記請求項6又は7のプレカットオープン階段において、上記踏板接合具は、踏板位置決め片の上端部から前方に延びる踏板浮上がり防止片を有する。また、上記踏板の後端面には浮上がり防止溝が設けられており、各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、上記踏板浮上がり防止片が浮上がり防止溝に嵌合された状態で踏板と踏板固定片とが一体化されている。
この発明によると、踏板接合具の踏板浮上がり防止片が踏板後端面の浮上がり防止溝に嵌合された状態で踏板と踏板固定片とが一体化されているので、踏板の後端部が踏板浮上がり防止片に係止し、階段の使用時に、その踏板の後端部が浮き上がるのを効果的に防止することができる。
請求項9の発明では、上記請求項8のプレカットオープン階段において、上記浮上がり防止溝は、踏板の左右両端の木ロ面に到達しない溝形状であることを特徴とする。
この発明によると、その浮上がり防止溝の左右端部が踏板の左右両端の木ロ面に露出せず、外観上の見映えを高めることができる。
請求項10の発明では、上記踏板接合具は、一定厚さを有する金属板を折り曲げ加工してなるものとする。こうすると、踏板接合具の生産性を高めることができる。
以上説明したように、請求項1〜10の発明によると、踏板に取り付けられた踏板接合具の荷重受片が、側桁に設けられた接合具嵌合溝に挿入されることで、側桁に対する接合具の施工角度が決まり、省施工である。また、側桁により踏板接合具の一部が支持されるため、踏板に加わる荷重が分散され、経年後でも踏板接合具が緩み難く、軋み音が発生し難いプレカットオープン階段が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
[実施形態1]
図9は本発明の実施形態1に係るプレカットオープン階段Aを示す。このプレカットオープン階段Aは、左右1対の木製の側桁1,1と、複数枚の木製の踏板8,8,…と、この各踏板8を各側桁1に取り付ける一定厚さを有する複数の金属製の踏板接合具12,12,…(図1〜図5参照)とからなる。
(側桁)
上記各側桁1は例えば合板や集成材等の木質材料が使用される。その表面には、塗装加工やシート貼り加工が施されていることが好ましい。
この側桁1は、多様な施工場所に共通する部材として略矩形状の板材が用意され、施工現場に合わせて加工される。
具体的には、図6及び図7に示すように、各側桁1の下端部には、床面にそれと平行になるようにカットされて取り付けられる床面取付部2が、また上端部には、階上に取り付けられる階上取付部3がそれぞれ設けられている。すなわち、上記板材に対し、施工現場の取付角度に合わせて、床面に当接する床面取付部2と、階上に取り付けられる階上取付部3とがそれぞれ加工される。
また、各側桁1の中間部において階段Aの左右中央側となる内側面(階段Aの左右端部側となる外側面であってもよい)には複数の接合具嵌合溝5,5,…が側桁長さ方向に所定間隔をあけて設けられている。この各接合具嵌合溝5は、上記踏板接合具12の後述する荷重受片15を密嵌合可能な幅(踏板接合具12の厚さよりも若干大きい幅)を有するもので、床面と平行な水平方向に対し所定の傾斜角度θ(上下方向に対し90−θ)で傾斜し、その上端(一端)が側桁1の前縁面でもある上縁面に達する一方、下端部(他端部)が側桁1の後縁面でもある下縁面に達しないように側桁1の上側部の範囲に設けられている。
各接合具嵌合溝5の深さは5〜30mm(5mm以上でかつ30mm以下)程度であり、好適には10〜25mm程度である。5mm未満であると、荷重受片15による荷重支持の効果が得難く、30mmを越える深さになると、側桁1への切欠きが大きくなって側桁1の断面寸法を大きくする必要があり、非効率である。
(踏板)
上記木製の踏板8は、例えば合板や集成材等からなる左右方向に長い略矩形状の板材が使用される。その表面に側桁1と同様に塗装加工やシート貼り加工が施されていることが好ましい。
踏板8の上面(天面)の手前部分たる前端部近傍には、左右方向(長手方向)に連続した複数の凹条又は凸条からなる滑り止め部を設けてもよい。
図8に示すように、踏板8の後端面(背面)の厚さ方向である上下方向の例えば中間部には、踏板8の長さ方向(水平方向)に延びる浮上がり防止溝9が設けられている。この浮上がり防止溝9の溝幅は、踏板接合具12における後述の踏板浮上がり防止片17を密嵌合可能な幅(踏板接合具12の厚さよりも若干大きい幅)であり、その深さは踏板浮上がり防止片17を嵌合できる深さになっている。
この踏板浮上がり防止溝9は踏板8後端面の長手方向に連続した1本の細溝形状でもよいし、図示例の如く分割されて長さ方向に直列に並ぶ複数本の細溝であってもよい。好ましくは、踏板浮上がり防止溝9を、踏板8の左右両端の木口面8a,8aに到達しない形状にすることで、その加工が容易であり、階段Aを左右側面から見たときに踏板8後端面に踏板浮上がり防止溝9を形成していることが踏板8の左右両端の木ロ面8aに現れず、美麗な外観を有する階段Aとすることができる。
(踏板接合具)
上記各踏板接合具12は鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属が使用され、とりわけ鉄にメッキ加工の施されたものやステンレス鋼が好適である。鉄やステンレス鋼を使用した場合の踏板接合具12の厚さは、1〜6mm(1mm以上でかつ6mm以下)程度であり、好適には1.5〜4mm(1.5mm以上でかつ4mm以下)程度がよい。1mmよりも薄い金属板の場合は強度的に問題があり、6mmを超える金属板は、折り曲げ加工がし難くなって使用が困難となる。アルミニウムの場合には、2〜6mm(2mm以上でかつ6mm以下)程度がよく、好適には2〜4mm(2mm以上でかつ4mm以下)程度のものが使用される。
化粧性及び防錆の観点から、踏板接合具12の表面には、メッキ加工や着色加工が施されていてもよい。この踏板接合具12は、一定厚さを有する1枚の金属板を所定形状に折り曲げた簡単な折り曲げ加工により形成されていて、生産性に優れている。
上記踏板接合具12は、左側の側桁1に取り付けられる左側用のものと、右側の側桁1に取り付けられる右側用のもの(図示例のもの)と2種類があり、いずれも、図2〜図5に示すように、上記踏板8の下面に取り付けられる水平方向に延びる矩形板状の踏板固定片13と、この踏板固定片13の左右側端の一方(左側用は右側端、右側用は左側端)から垂下するように折り曲げられて下側に延び、かつ前後端部が後側に向かって下側に向かうように傾斜し、上記側桁1の側面(左側用は左側側桁1の右側面、右側用は右側側桁1の左側面)に取り付けられる略平行四辺形の板状の側桁固定片14と、この側桁固定片14の傾斜した後端部から側桁固定片14と垂直になるように踏板固定片13と同じ側(左側用は右側、右側用は左側)に折り曲げられて延びる荷重受片15と、踏板固定片13の後端部から上方に折り曲げられて延びて踏板8の後端面に当接する踏板位置決め片16と、この踏板位置決め片16の上端部から前方に折り曲げられて水平方向に延びる踏板浮上がり防止片17とからなる。
上記踏板固定片13には、踏板8の下面に締結固定される固定具としてのビスB(図1参照)を挿通するための複数の取付孔13a,13a,…が、また側桁固定片14にも、側桁1の側面に締結固定される固定具としてのビスBを挿通するための複数の取付孔14a,14a,…がそれぞれ貫通形成されており、これらの取付孔13a,14aにビスBを挿通させて固定するようになっている。
そして、図1に示すように、上記各踏板8を左右2種類の踏板接合具12の各々により左右の各側桁1に取り付けた状態では、各踏板接合具12の踏板固定片13が踏板8の下面に当接しかつ取付孔13a,13a,…を挿通するビスB(固定具)により固定され、側桁固定片14が側桁1の側面に当接しかつ取付孔14a,14a,…を挿通するビスB(固定具)により固定され、荷重受片15が各接合具嵌合溝5にその下端部に当接するように嵌合されている。また、踏板浮上がり防止片17が浮上がり防止溝9に嵌合された状態で、踏板位置決め片16が踏板8の後端面と当接して踏板8と踏板固定片13とが一体化されている。
(施工方法の一例)
次に、上記実施形態のプレカットオープン階段Aを施工する施工方法を例示する。まず、施工現場の所定位置に左右の側桁1,1を取り付ける。各側桁1の下端部の床面取付部2は、床面に載置するのみの状態でも構わないし、側桁1の側面を床面と接合金物(図示せず)で固定しても構わない。また、上端部の階上取付部3は、所定の形状にカットされて金具(図示せず)により取り付けられても構わないし、ホゾ加工等により取り付けられても構わない。また、この側桁1には、施工現場において、階段Aの傾きにあわせて必要な数の接合具嵌合溝5,5,…を加工する。
この側桁1に対し踏板8を下段側のものから順に取り付ける。踏板8を上下反転させ、その踏板8の裏面(施工後の状態では下面)に左右一方の踏板接合具12,12を取り付ける。具体的には、左右一方の踏板接合具12の踏板位置決め片16を踏板8の後端面に当接させるとともに、踏板位置決め片16の上端部から前方に延びる踏板浮上がり防止片17を踏板8後端面の浮上がり防止溝9に挿入するように嵌合させる。この状態で、踏板8の裏面に踏板接合具12の踏板固定片13を当接させ、その踏板固定片13の取付孔13a,13a,…にビスBを挿通して踏板8に締結し、この一方の踏板接合具12と踏板8とを固定する。
そのとき、踏板接合具12の踏板固定片13の後端部から上方に延びる踏板位置決め片16が設けられているので、この踏板位置決め片16を踏板8の後端部に当接させることで、踏板8に対する踏板接合具12の前後位置を容易に位置決めして踏板接合具12を踏板8に固定することができる。
その後、左右他方の踏板接合具12を同様にして、側桁1の取付幅の対向する側桁1間の内寸に合わせて踏板8に取付固定する。
さらに、こうして左右2つの踏板接合具12,12を取り付けた踏板8を元どおりに反転させ、先に取り付けられている各側桁1の側面の接合具嵌合溝5に上縁面から、対応する各踏板接合具12の荷重受片15を挿入するように嵌合させ、この状態で各踏板接合具12の側桁固定片14の取付孔14a,14a,…にビスB(固定具)を挿通して側桁1に締結し、踏板8を踏板接合具12を介して側桁1に固着一体化する。この側桁固定片14の取付孔14a,14a,…は複数設けられているが、側桁固定片14を側桁1の側面に当接させた状態で、側桁1に対して所定のビス止め強度が得られる取付孔14a,14a,…を全てビス止めする。
以上によって1枚の踏板8の取付けが終了し、以後、上の段の踏板8,8,…を同じ手順で順に取付施工していく。
したがって、この実施形態においては、階段Aの施工現場では、その現場に合わせた側桁1への床面取付部2及び階上取付部3の形成加工や側桁1への接合具嵌合溝5,5,…の形成加工だけで済み、各踏板8を側桁1に踏板接合具12を介して固定するだけでよく、現場での組立時の省施工化が図れる。また、側桁1、各踏板8及び各踏板接合具12(左側用及び右側用)はいずれも同じものを用意しておく。そして、そのうちの側桁1の側面に接合具嵌合溝5,5,…を施工現場に合わせて形成すればよく、あらゆる施工現場で部材の共通化が図れる。
また、各踏板接合具12の荷重受片15が側桁1の接合具嵌合溝5に挿入されて、踏板接合具12の一部が側桁1により支持されるため、踏板8への荷重が分散され、経年の荷重が加わっても踏板接合具12が緩み難く、軋み音は発生し難くなる。
さらに、各踏板接合具12の荷重受片15が斜めに延び、側桁1の接合具嵌合溝5は床面に対し傾斜してかつ下端部が側桁1の下縁面に達しないように設けられているので、階段Aの施工状態で、踏板接合具12の荷重受片15が側桁1の接合具嵌合溝5に嵌合されたときに、踏板8に加わる荷重を側桁1の接合具嵌合溝5の下端部ないし該接合具嵌合溝5の下側面で分散して受けることができる。一方、接合具嵌合溝5は斜めに延びているので、その接合具嵌合溝5の側桁1上縁面に達する上端部を踏板8によって隠蔽することができる。これらにより、荷重分散効果と外観見映えの向上とを合わせて図ることができる。
また、踏板接合具12には、その踏板位置決め片16の上端部から前方に水平方向に延びる踏板浮上がり防止片17が形成され、踏板8の後端面には浮上がり防止溝9が設けられて、各踏板8を踏板接合具12により側桁1に取り付けた状態では、踏板浮上がり防止片17が浮上がり防止溝9に嵌合されるので、踏板8の後端部が踏板浮上がり防止片17に係止されることになる。その結果、階段Aの使用時に、その踏板8の後端部が浮き上がるのを効果的に防止することができる。
[実施形態2]
図10〜図16は本発明の実施形態2を示し(尚、以下の実施形態では、図1〜図9と同じ部分は同じ符号を付してその詳細な説明を省略する)、踏板接合具12の荷重受片15及び側桁1の接合具嵌合溝5,5,…の各向きを変えたものである。
すなわち、この実施形態では、図11〜図14に示すように、各踏板接合具12の側桁固定片14は略三角形の板状のもので、その後端部は上下方向に延び、この側桁固定片14の後端部に荷重受片15が略上下方向(実質的に上下方向)に延びるように設けられている。
一方、図15及び図16に示すように、各側桁1の接合具嵌合溝5は、床面と垂直な上下方向にかつ下端部が側桁1の下縁面に達しないように設けられており、各踏板8を踏板接合具12により側桁1に取り付けた状態では、踏板接合具12の荷重受片15が接合具嵌合溝5の下端部に当接するように嵌合されている。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
したがって、この実施形態2においては、踏板接合具12の荷重受片15が略上下方向に延び、側桁1の接合具嵌合溝5は床面と垂直にかつ下端部が側桁1の下縁面に達しないように設けられているので、図10に示すように、階段Aの施工状態で、踏板接合具12の荷重受片15が側桁1の接合具嵌合溝5に嵌合されたときに、踏板8に加わる荷重を側桁1の接合具嵌合溝5の下端部で受ける。また、接合具嵌合溝5が上下方向に延びているので、その接合具嵌合溝5の側桁1の上縁面に達する上端部が踏板8に隠蔽され、外観見映えを高めることができる。
また、側桁1、各踏板8及び踏板接合具12は同じものを用意しておき、側桁1の側面に接合具嵌合溝5,5,…を施工現場に合わせて形成すればよく、あらゆる施工現場で部材の共通化が図れる。その他、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
尚、上記実施形態1,2の構成において、側桁1の接合具嵌合溝5,5,…が側桁1の下縁面(後縁面)に達するように設けられているものは、本発明に包含されない。つまり、そのような構成では、踏板接合具12の荷重受片15の荷重を接合具嵌合溝5の下端部で受けることができず、荷重保持の機能を有しないからである。
[実施形態3]
図17〜図23は実施形態3を示し、踏板接合具12の荷重受片15及び側桁1の接合具嵌合溝5,5,…の各向きを水平方向にしたものである。
すなわち、この実施形態では、図18〜図21に示すように、踏板接合具12の側桁固定片14は実施形態1と同様の略平行四辺形の板状のもので、この側桁固定片14の下端部に荷重受片15が略水平方向(実質的に水平方向)に延びるように設けられている。
一方、各側桁1には接合具嵌合溝5が床面と平行に水平方向に延びるように設けられ、この接合具嵌合溝5は実施形態1,2とは異なり、側桁1の上縁面(前縁面)から下縁面(後縁面)までの側桁1の幅方向全体に亘るように設けられている(尚、実施形態1,2と同様に、側桁1の上縁面(前端縁)のみに達するように設けてもよい)。その他の構成は実施形態1と同様である。
したがって、この実施形態の場合、踏板接合具12の荷重受片15が実質的に水平方向に延び、側桁1の接合具嵌合溝5が床面と平行に設けられているので、階段Aの施工状態で、踏板接合具12の荷重受片15が側桁1の接合具嵌合溝5に嵌合されたときに、踏板8に加わる荷重を側桁1の接合具嵌合溝5で分散して受けることができる(そのため、接合具嵌合溝5は、側桁1の上縁面から下縁面までの側桁1の全体に亘るように設けられていてもよいのである)。その他の作用効果は実施形態1と同じである。
[実施形態4]
図24〜図27は実施形態4を示す。この実施形態では、上記実施形態1〜3とは異なり、図24〜図26に示すように、左右の各踏板接合具12には、踏板固定片13の左右両側端から垂下する左右2つの側桁固定片14,14が設けられている。これら側桁固定片14,14は、いずれも互いに同じ上記実施形態3と同様の略平行四辺形の板状のもので、互いに側桁1を外嵌合可能な間隔をあけて対向するように配置されている。そして、各側桁固定片14の下端部に上記実施形態3と同様に水平方向に延びる荷重受片15が、相対する側桁固定片14に向かうように(左側の側桁固定片14にあっては右側に、右側の側桁固定片14にあっては左側)折り曲げられて形成されている。
一方、図27に示すように、左右の各側桁1の左右側面には、水平方向に延びる接合具嵌合溝5,5が左右に対応して形成されており、これらの接合具嵌合溝5,5にそれぞれ左右両側の荷重受片15,15を挿入して嵌合するようになっている。その他は実施形態3と同様の構成とされている。
したがって、この実施形態の場合、実施形態3の作用効果が得られることに加え、各踏板接合具12の左右の側桁固定片14,14が側桁1を左右両側から挟むように外嵌合されてビス止めされることで、踏板8を側桁1に強固に取り付けることができる利点がある。
尚、この実施形態では、2つの側桁固定片14,14にそれぞれ荷重受片15,15を形成しているが、いずれか一方の側桁固定片14のみに荷重受片15を形成し、側桁1の接合具嵌合溝5も、その荷重受片15がある側の側面のみに設けてもよい(変形例)。
また、上記実施形態1〜3のように、踏板接合具12の荷重受片15及び側桁1の接合具嵌合溝5,5,…が斜め又は上下方向に形成されている構成において、この実施形態4(上記変形例も含む)と同様に側桁固定片14,14を2つ設けることも可能である。
[その他の実施形態]
尚、本発明は上記実施形態に限定されすものではなく、種々の他の実施形態を包含している。例えば、上記各実施形態では、踏板接合具12の踏板浮上がり防止片17を踏板8後端面の浮上がり防止溝9に挿入しているが、これに代えて、踏板浮上がり防止片17をなくし、踏板位置決め片16に、ビスB(固定具)を挿通するための複数の貫通孔を形成し、踏板位置決め片16を踏板8の後端面に当接させて位置決めした状態で、その踏板位置決め片16の貫通孔にビスBを挿入して踏板8の後端面に締結固定するようにしてもよく、踏板浮上がり防止片17を設けた場合と同様に、階段Aの使用時に、踏板8の後端部が浮き上がるのを効果的に防止することができる。
また、踏板位置決め片16は踏板8に対し必ずしもビスBにより固定する必要はなく、踏板位置決め片16を踏板8後端面に当接させるだけでもよい。また、本発明では、踏板位置決め片16や踏板浮上がり防止片17は必須の構成要素でなく、必要に応じて省略することができる。
また、踏板接合具12の踏板固定片13、側桁固定片14及び荷重受片15は上記各実施形態の形状に限定されないのは勿論である。
本発明は、プレカットオープン階段について、あらゆる施工現場で部材の共通化が図れ、現場に合わせた部材の加工が側桁への簡単な加工のみで済み、現場での組立時に省施工に配慮しているので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
図1は、本発明の実施形態1に係るプレカットオープン階段において、その踏板を側桁に取り付けた状態を示す側面図である。 図2は、実施形態1に係る踏板接合具の拡大斜視図である。 図3は、実施形態1に係る踏板接合具の拡大正面図である。 図4は、実施形態1に係る踏板接合具の拡大平面図である。 図5は、実施形態1に係る踏板接合具の拡大側面図である。 図6は、側桁の全体を示す側面図である。 図7は、側桁の一部を前側から見て示す斜視図である。 図8は、踏板を一部省略して後側から見た正面図である。 図9は、プレカットオープン階段の一部を示す斜視図である。 図10は、実施形態2を示す図1相当図である。 図11は、実施形態2を示す図2相当図である。 図12は、実施形態2を示す図3相当図である。 図13は、実施形態2を示す図4相当図である。 図14は、実施形態2を示す図5相当図である。 図15は、実施形態2を示す図6相当図である。 図16は、実施形態2を示す図7相当図である。 図17は、実施形態3を示す図1相当図である。 図18は、実施形態3を示す図2相当図である。 図19は、実施形態3を示す図3相当図である。 図20は、実施形態3を示す図4相当図である。 図21は、実施形態3を示す図5相当図である。 図22は、実施形態3を示す図6相当図である。 図23は、実施形態3を示す図7相当図である。 図24は、実施形態4を示す図2相当図である。 図25は、実施形態4を示す図3相当図である。 図26は、実施形態4を示す図4相当図である。 図27は、実施形態4を示す図7相当図である。
符号の説明
A プレカットオープン階段
1 側桁
2 床面取付部
5 接合具嵌合溝
8 踏板
8a 小口面
9 浮上がり防止溝
12 踏板接合具
13 踏板固定片
13a 取付孔
14 側桁固定片
14a 取付孔
15 荷重受片
16 踏板位置決め片
17 踏板浮上がり防止片
B ビス(固定具)

Claims (10)

  1. 木製の側桁と、複数枚の木製踏板と、該各踏板を側桁に取り付ける複数の金属製の踏板接合具とからなるプレカットオープン階段であって、
    上記各踏板接合具は、上記踏板の下面に取付孔にて取り付けられる踏板固定片と、該踏板固定片の左右側端の少なくとも一方から垂下するように延び、上記側桁の側面に取付孔にて取り付けられる側桁固定片と、該側桁固定片から側桁固定片と垂直になるように延びる荷重受片とからなり、
    上記側桁の下端部には、床面に取り付けられる床面取付部が設けられている一方、上端部には、階上に取り付けられる階上取付部が設けられ、中間部の側面には、上記踏板接合具の荷重受片を嵌合可能な幅を有しかつ一端が側桁の上縁面に達する複数の接合具嵌合溝が側桁長さ方向に所定間隔をあけて設けられており、
    上記各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、踏板接合具の踏板固定片が踏板の下面に当接して取付孔を介して固定具により固定され、上記側桁固定片が側桁の側面に当接して取付孔を介して固定具により固定され、上記荷重受片が上記接合具嵌合溝に嵌合されていることを特徴とするプレカットオープン階段。
  2. 請求項1のプレカットオープン階段において、
    踏板接合具は、踏板固定片の左右両側端から側桁を外嵌合可能な間隔をあけて垂下する2つの側桁固定片を有していて、該側桁固定片の少なくとも一方から荷重受片が延びており、
    側桁の左右両側面の少なくとも一方に、上記荷重受片を嵌合させる接合具嵌合溝が設けられていることを特徴とするプレカットオープン階段。
  3. 請求項1又は2のプレカットオープン階段において、
    踏板接合具の荷重受片は、側桁固定片の下端部に実質的に水平方向に延びるように設けられ、
    側桁の接合具嵌合溝は、床面と平行に設けられていることを特徴とするプレカットオープン階段。
  4. 請求項1又は2のプレカットオープン階段において、
    踏板接合具の荷重受片は、側桁固定片の後端部に実質的に上下方向に延びるように設けられ、
    側桁の接合具嵌合溝は、床面と垂直にかつ下端部が側桁の下縁面に達しないように設けられており、
    各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、踏板接合具の荷重受片が上記接合具嵌合溝の下端部に当接するように嵌合されていることを特徴とするプレカットオープン階段。
  5. 請求項1又は2のプレカットオープン階段において、
    踏板接合具の荷重受片は、側桁固定片の後端部に斜めに延びるように設けられ、
    側桁の接合具嵌合溝は、床面に対し傾斜してかつ下端部が側桁の下縁面に達しないように設けられており、
    各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、踏板接合具の荷重受片が上記接合具嵌合溝の下端部に当接するように嵌合されていることを特徴とするプレカットオープン階段。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つのプレカットオープン階段において、
    踏板接合具は、踏板固定片の後端部から上方に延びて踏板の後端部に当接する踏板位置決め片を有することを特徴とするプレカットオープン階段。
  7. 請求項6のプレカットオープン階段において、
    踏板位置決め片には貫通孔が設けられ、
    踏板位置決め片は、踏板にその後端面と当接した状態で上記貫通孔を貫通する固定具により固定されていることを特徴とするプレカットオープン階段。
  8. 請求項6又は7のプレカットオープン階段において、
    踏板接合具は、踏板位置決め片の上端部から前方に延びる踏板浮上がり防止片を有し、
    踏板の後端面には浮上がり防止溝が設けられており、
    各踏板を踏板接合具により側桁に取り付けた状態では、上記踏板浮上がり防止片が浮上がり防止溝に嵌合された状態で踏板と踏板固定片とが一体化されていることを特徴とするプレカットオープン階段。
  9. 請求項8のプレカットオープン階段において、
    浮上がり防止溝は、踏板の左右両端の木ロ面に到達しない溝形状であることを特徴とするプレカットオープン階段。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つのプレカットオープン階段において、
    踏板接合具は、一定厚さを有する金属板を折り曲げ加工してなるものであることを特徴とするプレカットオープン階段。
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