JP2007009437A - 木材の連結構造及びこれを用いた木造建築物用構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 相欠き構造による木材同士の連結構造部分において、木理方向に力が加わっても容易に剪断されることを防止する。
【解決手段】 互いに厚み方向に材厚の半分となる切欠き凹部2を形成し、切欠き凹部2同士を嵌合することで、同一面内に交差状に組合わされる一対の木材1において、互いに嵌め合わされる切欠き凹部2の木理方向に沿った両縁部の少なくとも一方2aに傾斜部3を形成し、交差する相手側木材1の木理直交方向の当接面1bに対する接触面積を減じた構成とする。なお、切欠き凹部2の形成位置と木材1の端部1aまでの距離が短い側に、傾斜部3が形成されていることが好ましく、また、切欠き部分2において、木材1の材厚方向を貫通するだぼ孔4を形成し、木材1同士の嵌合状態でだぼ5により互いを連結したこととする。
【選択図】 図1

Description

本発明は木材同士を互いに交差するように連結する相欠き構造よりなる木材の連結構造及びこれを用いた木造建築物用構造体に関するものである。
木材同士を連結する継手構造の1つに相欠き構造がある。この相欠き構造は、図8(a)に示すように互いに接合する相手部材aに対して例えば矩形状切欠きbを形成し、この切欠き凹部b同士を嵌め合うことで、部材a同士を同一面内であって、かつ所定の交差角度で接合するものである。
この相欠き構造では、接合部分が面一であるためこれを木工構造体として組立てた場合に見栄えが向上する。しかし、この構造では長手(木理)方向に沿って相対的に引張りなどの応力が加わると、切欠き凹部bの底面部分を境界として木理方向に引き剥がし力が生じ、特に力が加わった側が短尺側である場合には、図8(b)に示すように、木理方向に沿って簡単に剪断剥離しやすい。
そこで、下記特許文献では、連結部分である相欠きの部分の表裏をその交差角に応じた形状に折曲げ加工した薄板状の補強金具で覆い、これを固着して補強構造を構成している。
特開平10−231558号公報
しかしながら、このような補強構造では、施工性が悪く、また補強金具の材厚分厚みが増すうえに、釘などの接合部材が外表面に露出するため、見栄えが低下し、この部分を最終仕上げとする木工構造体としての仕様には適合せず、この面を仕上げ材で覆う加工を必要とし、手間がかかっていた。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、相欠き部分における木理方向に力が加わっても容易に剪断されることがない木材の連結構造を提供するものである。
また本発明の他の目的は、前記相欠き構造による連結構造を持ちいることにより、耐力壁構造となる木造建築物に用いられる構造体や、和風意匠等を施したパーティションなどにも好適な木造建築物用構造体を提供するものである。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の木材の連結構造によれば、互いに厚み方向に材厚の半分となる切欠き凹部2を形成し、該切欠き凹部2同士を嵌合することで、同一面内に交差状に組合わされる一対の木材1において、
互いに嵌め合わされる切欠き凹部2の木理方向に沿った両縁部の少なくとも一方2aに傾斜部3を形成し、交差する相手側木材1の木理直交方向の当接面1bに対する接触面積を減じたことを特徴とするものである。
請求項2記載の木材の連結構造によれば、前記切欠き凹部2の形成位置と木材1の端部1aまでの距離が短い側に、前記傾斜部3が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3記載の木材の連結構造によれば、前記切欠き部分2において、木材1の材厚方向を貫通するだぼ孔4を形成し、木材1同士の嵌合状態でだぼ5により連結したことを特徴とするものである。
請求項4記載の木材の連結構造を用いた木造建築物用構造体は、両端部を前記連結構造とし交差部を形成して複数対で構成するとともに長手方向を傾斜させて配置する木材1と、各木材1の両側交差部を固定する一対の枠材10からなり、
前記各枠材10は厚み方向に半分割されるとともに、前記木材の材厚の半分の厚みに相当し、かつ前記交差部の交差形状に応じたX字形の切欠き凹部11を形成することにより、前記各交差部を挟み込み、かつ端部1aを枠材10の外側に突出させた状態に固定するものであることを特徴とするものである。
請求項5の木材の連結構造を用いた木造建築物用構造体は、土台23と横架材24間または一対の横架材24間に連結される左右一対の柱材12により主体枠22を構成するとともに、該主体枠22の内側に前記連結構造により互いに同一面内にX字形に組合わされるとともに、両側を前記枠材10に連結され、上下端を上下の枠材20,21に連結された複数対の木材1を配置し、かつ各木材1の前記両側枠材10からの外側突出端を前記柱材12の内側に形成された受入孔13に嵌着したことを特徴とするものである。
本発明に係る請求項1記載の木材の連結構造によれば、木理方向に外力が加わると、互いの接触面積が減じてあることから、小面積の縁部が当接面に食込み変形を起こさせることとなる。これにより、切欠き凹部の底面を境界とする剪断応力が発生しにくく、木理方向に沿う剪断剥離が起こりにくくなる。
このようにするための加工も単に傾斜面の加工だけで良いため簡単であり、また、面外突出部分がないため、意匠的にも好ましい。
請求項2記載の木材の連結構造によれば、凹部と木材端部との距離が短い場合において、前述の剪断剥離防止効果が高い。
請求項3記載の木材の連結構造によれば、外力が加わった場合にだぼが両木材間の相対移動を防止できる。
請求項4記載の木造建築物用構造体では、切欠き凹部同士で連結された部分である交差部を枠体で挟み込んで固定するため、この部分における木材同士の離脱を防止できる。
請求項5記載の木造建築物用構造体によれば、木材の枠材からの突出部分は柱内側の受入孔内に嵌合され、枠材とともに柱−横架材−土台の内側に固定される。組上げられた構造体は、X字形に組まれた各木材により、横架材の長手方向に沿う外力である略水平方向に対する抵抗体として作用する。このことから、従来の筋交いなどに比べてその抵抗が大きく、これによって木造建築物用構造体として用いた場合に、木造建築物の強度向上効果が高くなる耐力壁としての利用も可能となる。さらに各木材は同一面内に収っており、主体枠内にX字形が縦方向複数に配列することが可能となり、しかも外表面には釘などの接合部材がない外観で構成可能であり、それ自体を仕上げ材として活用できるため、構造材としてだけでなく、和風意匠のパーティションなどとして単独または障子などと組合わせて使用も可能である。
以下本発明の最良の形態につき添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る木材の連結構造を示す一部組立状態を含む分解斜視図、図2(a),(b)は同組立状態における説明用断面図である。
図1において、後述する構造体の傾斜材として用いる複数の木材1は、同一寸法の幅、厚み及び長さに製材されたもので、その両端部1aに長手方向に対して45°の切欠きが両側縁から形成され90°の先端を形成している。そして、両端部に近い位置には90°互いに交差して同一面内に接合するように材厚の1/2の深さであって、木材1の幅に等しい長さの切欠き凹部2を互いに向き合う面となる上面及び底面に形成している。
前記切欠き凹部2の木材端部1a側には相手側木材1との接合面積を減ずるための傾斜部3が切欠き形成されており、さらには切欠き凹部2の略中心位置には各木材1の材厚方向を貫通するだぼ孔4が開口形成され、互いに接合した後このだぼ孔4に材厚と略同一長さに形成されただぼ5を貫入することによって接合性を向上させている。
以上において、図2(a)に示すように、接合した木材1同士は90°交差した同一面内の接合形態となる。この状態から同図(b)の矢印A方向の引張り力が加わった場合に、木材1の端部1a側に切欠き凹部2の底面部分を境界として木理方向の引き剥がし力が生ずることになるが、互いの接触面積が減じてあることから、小面積の縁部2aが当接面1bに食込み、この部分と相手側木材1の木理直交方向の接合縁を互いに食込んだ状態で変形させつつ、この剪断応力を吸収することになる。また、図2(b)中の矢印Bに示す傾斜部3に沿った面外への滑り力が作用することによっても、引張り力と同方向の剪断応力を減らすことになる。なお、図2では省略しているが、前記だぼ5が両切欠き凹部2を貫通して嵌合されていることにより、矢印A方向への引張り力を減殺し、ずれそのものを防止する機能も有する。
次に以上の連結構造を用いた木造建築物用構造体の要部構成を図3〜図5を用いて説明する。図3(a)〜(d)は連結構造を用いた構造体の組立手順を示す斜視図、図4(a)は組立完成状態における部分断面図、(b)は(a)のA−A線における断面図、図5(a),(b)は枠材に加わる力の方向に伴う木材端部に加わる力の方向を示す説明用部分断面図である。
まず、木材としての傾斜材1(前記木材1と同一のもの、以下傾斜材1の各部の形状は図1,2に示した木材1の各部の符号を援用する)の端部近傍には上記連結構造にて交差部7が形成される。図3(a)に示すように、この構造体は、交差部7の交差形状に応じた形状、すなわち中央部で90°の交差角で、水平面に対し45°をなしたX字形に交差する凹部11が、予め切込み形成された板状枠材10を具備する。この枠材10は厚み方向に半分割され、その半分割体10aは重ね合せた状態で柱状の枠材10を構成するものであり、その対向面に前記X字形凹部11をそれぞれ形成し、これら凹部11の切込み深さは傾斜材1の材厚の半分となっている。
そして、図3(b)に示すように、一方の半分割体10aの凹部11に傾斜材1の交差部7を組込んだ状態で、他方の半分割体10aの凹部11を嵌めるように重ね合わせる。すなわち、各半分割体10aの対向する凹部11,11に傾斜材1の交差部7が嵌入し、各半分割体10aにて挟み込むようになる。これら半分割体10aは、接合手段により、図3(c)に示すように傾斜材1の交差部7が、傾斜材1の端部1aを枠材10の外側に突出した状態で枠材10として一体化される。なお、接合手段としては、例えば接着剤が用いられ、接着には木質素材に良好な接着剤を用いることにより接着剤硬化後は完全一体化される。組立状態で傾斜材1の交差部7における枠材10からの突出端部1aは、その90°の切欠きに応じて略矩形状配置となる。
その後は、図3(d)に示すように、後述する主体枠における柱材12の内側に枠材10を取付ける。この柱材12には前記端部1aがはめ込まれる矩形状の受入孔13が開口形成されている。柱材12に対する取付状態では図4(a),(b)に示すように、傾斜材1は枠材10からの突出端(1a,1a)が受入孔13の形状に略合致する。
以上のように組立てられた構造体における枠材10に図5(a),(b)に矢印で示すように上向き及び下向きの引張り応力(斜線矢印)が加わると,図に示すように、各傾斜材1にはそれぞれ矢印に示す引張り方向(白矢印)及び圧縮方向(黒矢印)の抵抗力となって同時に角度を異なえて分散し、枠材10の形状を維持することになり、従来の一般的筋交いが材料による圧縮抵抗と、金物による引張り抵抗のいずれかであるのに比べ双方向の抵抗を示し、これによって枠組まれた矩形状が維持されるものとなる。同時に、上記したように、木材1同士が90°交差した同一面内の接合形態となり、互いの接触面積が減じた構成としたことから、小面積の縁部2aが当接面1bに食込み、この部分と相手側木材1の木理直交方向の接合縁を互いに食込んだ状態で変形させつつ、この剪断応力を吸収することになる。さらに、各木材同士において、だぼ5が両切欠き凹部2を貫通して嵌合されることで、強固な構造を構成する。
次に以上の構成における連結構造を用いた木造建築物用構造体の全体的構成について説明する。図6は構造体の全体構成を示す正面分解図、図7は同じく組立完成状態を示す木造建築物用構造体の斜視図である。
本実施の形態では、図6に示すように、傾斜材1は上下方向で4対配置され、そのうちの中央の2対は各傾斜材1を長尺とし、長手方向中央の交差位置も相欠き連結構造により同一面内に収るようにしてX字形に交差部を構成して、各端部1aが左右の枠材10に前述のごとき構造により接合している。
また上部及び下部の2対は中央の傾斜材1の略半分の長さであって、その両側が前述のごとき構造により、左右の枠材10に接合している。上部側傾斜材1の上端となる交差部7は、左右の枠材10にほぞとほぞ孔結合により連結した横架材としての天枠20の下部中央に連結している。下部側傾斜材1の下端となる交差部7は、左右の枠材10にほぞとほぞ孔結合により連結した地枠21の上部中央に連結している。これら天枠20、地枠21との連結は、上記した枠材10と同様に、矩形状の受入孔を形成して嵌め込むことで行われる。そして、全体として各傾斜材1によりそれぞれが略正方形状の菱形模様が上下に連続する意匠の枠組形状となっている。
これに対し、主体枠22は、下部側の土台23と上部側の横架材24間の両側にほぞとほぞ孔結合により連結した前述した左右一対の柱材12により構成され、前記両枠材10、天枠20及び地枠21により構成された枠組体をその内側に固定している。
なお、横架材24と天枠20との間には本実施の形態では空間が形成され、天枠20の直上に、補強部材25、例えば鋼製シャフトを横設し、両端を左右の柱材12に貫通配置させ、ナット部材等にて締結固定し、左右の柱材12間を連結している。
前記天枠20及び地枠21の柱材12に対する連結構造は、ほぞとほぞ孔で構成される構造にて結合され、左右の枠材10と柱材12とは、前記傾斜材1の枠材10外側への突出端部1aを受ける前述の受入孔13を介して連結される。
したがって、以上のように組上げられた構造体は、X字形に組まれた複数の傾斜材1により、横架材24の長手方向に沿う外力である略水平方向の外力によって枠組み全体を菱形状に変形させようとする外力に対する抵抗体として作用し、しかも従来の対角線方向に配置される筋交いなどに比べてその抵抗が大きくなるものである。
これにより、この構造体は、耐力壁として構成することも可能となり、木造建築物用構造体として用いた場合に、木造建築物の強度向上効果が高くなる効果を得られる。
加えて各傾斜材1は相欠き構造により同一面内に収っており、主体枠22の厚さ内にX字形構造が縦方向複数に配列され、しかも外面には釘などの接合部材が露出することがなく、素材自体の表面となるため、それ自体を仕上げ材として活用でき、単なる構造材としてだけでなく、和風意匠のパーティションなどとして単独で使用可能となる。
また、傾斜体1により、貫通した空間部分を備えた構成となることから、採光を行うことも可能な壁状構造体となり、単なる壁材のような圧迫感を取り除くことが可能となって、屋内空間を広く見せることも可能となる。
さらには、傾斜材1、枠材10などの枠組み状の部材のみで構造体として十分な強度を得られることから、この構造を障子格子のように構成することも可能であり、一方の面に障子紙を配置して構成する、或いは透明ガラスや、すりガラスを嵌め込む、透明樹脂板や着色樹脂板を展設するなど、種々の素材と組合わせて使用可能であり、意匠性を向上することが可能となる。
なお、本実施形態では図7に示すように、柱材12、土台23、横架材24の幅寸法に対し、枠材10、天枠20及び地枠21と同一の幅としたが、これより細幅であって主体枠22の内側に収るようにしても良い。
また、前記中央でX字形に交差する部分も相欠き構造として切欠き凹部を形成した。この場合には切欠き凹部の両側または片側に必要に応じて嵌合部の接触面積を減ずるための傾斜面を形成しても良いが、この部分では左右に端部までの長さが十分あり、剪断剥離が生ずるおそれが少ないうえに、外部に露出する箇所なので意匠性などを勘案すれば、必ずしも必要ではない。
本発明に係る木材の連結構造を示す一部組立状態を含む分解斜視図である。 (a),(b)は同組立状態における説明用断面図である。 (a)〜(d)は連結構造を用いた構造体の組立手順を示す要部斜視図である。 (a)は組立完成状態における部分断面図、(b)は(a)のA−A線における断面図である。 (a),(b)は枠材に加わる力の方向に伴う傾斜材端部に加わる力の方向を示す説明用部分断面図である。 木造建築物用構造体の全体構成を示す正面分解図である。 同じく組立完成状態を示す斜視図である。 (a),(b)は従来の相欠き連結構造を示す説明用断面図である。
符号の説明
1…木材(傾斜材)
1a…端部
1b…当接面
2…切欠き凹部
2a…縁部
3…傾斜部
4…だぼ孔
5…だぼ
7…交差部
10…枠材
10a…半分割体
11…X字形切欠き凹部
12…柱材
13…受入孔
20…枠材(天枠)
21…枠材(地枠)
22…柱主体枠
23…土台
24…横架材

Claims (5)

  1. 互いに厚み方向に材厚の半分となる切欠き凹部を形成し、該切欠き凹部同士を嵌合することで、同一面内に交差状に組合わされる一対の木材において、
    互いに嵌め合わされる切欠き凹部の木理方向に沿った両縁部の少なくとも一方に傾斜部を形成し、交差する相手側木材の木理直交方向の当接面に対する接触面積を減じたことを特徴とする木材の連結構造。
  2. 前記切欠き凹部の形成位置と木材の端部までの距離が短い側に、前記傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の木材の連結構造。
  3. 前記切欠き部分において、木材の材厚方向を貫通するだぼ孔を形成し、木材同士の嵌合状態でだぼにより連結したことを特徴とする請求項1または2記載の木材の連結構造。
  4. 請求項1又は2又は3記載の木材の連結構造を用いた木造建築物用構造体であって、
    両端部近傍を前記連結構造とし交差部を形成して複数対で構成するとともに長手方向を傾斜させて配置する木材と、各木材の両側交差部を固定する一対の枠材からなり、
    前記各枠材は厚み方向に半分割されるとともに、前記木材の材厚の半分の厚みに相当し、かつ前記交差部の交差形状に応じたX字形の切欠き凹部を形成することにより、前記各交差部を挟み込み、かつ端部を枠材の外部に突出させた状態に固定するものであることを特徴とする木造建築物用構造体。
  5. 土台と横架材間または一対の横架材間に連結される左右一対の柱材により主体枠を構成するとともに、該主体枠の内側に前記連結構造により互いに同一面内にX字形に組合わされるとともに、両側を前記枠材に連結され、上下端を上下の枠材により連結された複数対の木材を配置し、かつ各木材の前記両側枠材からの外側突出端を前記柱材の内側に形成された受入孔に嵌着したことを特徴とする請求項4記載の木造建築物用構造体。
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