JP2000319993A - 建築用接合具とこれを用いた接合構造 - Google Patents

建築用接合具とこれを用いた接合構造

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JP2000319993A
JP2000319993A JP11134378A JP13437899A JP2000319993A JP 2000319993 A JP2000319993 A JP 2000319993A JP 11134378 A JP11134378 A JP 11134378A JP 13437899 A JP13437899 A JP 13437899A JP 2000319993 A JP2000319993 A JP 2000319993A
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Toshio Iijima
敏夫 飯島
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NIPPON JUTAKU MOKUZAI GIJUTSU CENTER
Original Assignee
NIPPON JUTAKU MOKUZAI GIJUTSU CENTER
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 木造建築物のコーナーになる上下の支柱の端
面と横架材との接合個所での、建築用材の簡易な加工で
も、十分な強度を確保できる建築用接合具とそれを用い
た接合構造を提供する。 【解決手段】 建築用接合具を用い、上下支柱5、5の
対向端面にそれぞれ上下方向にスリット5A、5Aを形
成し、金属プレート本体1上下の嵌合部1C、1Cを、
前記上下支柱5、5のスリット5A、5Aに嵌入し、嵌
合部1C、1Cに形成した貫通孔7を介して、上下支柱
5、5に固定手段6を貫通装着しており、左右横架材
2、2の略三角形状をなす端部の略45度の切り口を前
記金属プレート本体1に当接した状態で下支柱5の端面
に載置し、前記二対をなす取付部1A、1Bを左右の横
架材2、2の端面に形成したスリット2Aに嵌入し、前
記取付部1A、1Bに形成した貫通溝4を通して前記横
架材2、2に取付手段3を挿入装着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支柱と横架材とを
接合する際に使用する建築用接合具とこれを用いた接合
構造、特に管柱と称される上下支柱の間で左右の横架材
を略90度の角度で接合固定するための建築用接合具と
これを用いた接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上下支柱間で左右横架材を略90
度で接合するには、支柱や横架材にホゾやこれを嵌入さ
せるホゾ溝を形成して、組み立てている。また、支柱と
横架材とを、その外側において、金属板状の接合具を用
いて結合する方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式では、下小屋(準備作業場)での加工あるいは現場で
の熟練作業が必要である。また、一般には、上下支柱間
の側方で、左右の横架材を結合加工するので、荷重の保
持力に限界があり、曲げ、捻れなどの対する十分な接合
強度を確保することができないという課題がある。
【0004】本発明は、以上のような点に鑑み、木造建
築物のコーナーになる上下の支柱の端面と横架材との接
合個所での、建築用材の簡易な加工でも、十分な強度を
確保できる建築用接合具とそれを用いた接合構造を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
図示の実施の形態でも明らかにしたように、上下支柱
5、5の対向端面間で略90度の角度で左右の横架材
2、2を接合固定するための建築用接合具10におい
て、金属プレート本体1の両側に、互いに略90度の角
度をもって二対をなす取付部1A、1Bを設け、ドリフ
トピンあるいはボルトよりなる取付手段3を通す貫通溝
4あるいは貫通孔を前記各取付部1A、1Bに形成する
と共に、前記金属プレート本体1の上下端部に、嵌合部
1C、1Cを上下に延長して設け、該各嵌合部1C、1
Cにドリフトピンあるいはボルトよりなる固定手段6を
通す貫通孔7を形成したことを特徴としている。
【0006】上記二対をなす取付部1A、1Bは、一対
づつ平行に、金属プレート本体1の上下方向に位置をず
らせて、金属プレート本体1の両側縁から金属プレート
本体1に対し略45度の角度で折り曲げ状に延出形成さ
れている。
【0007】また、本発明では、上下支柱5、5の対向
端面間で略90度の角度で左右の横架材2、2を接合固
定する接合構造において、上記の建築用接合具10を用
い、上下支柱5、5の対向端面にそれぞれ上下方向にス
リット5A、5Aを形成し、金属プレート本体1上下の
嵌合部1C、1Cを、前記上下支柱5、5のスリット5
A、5Aに嵌入し、嵌合部1C、1Cに形成した貫通孔
7を介して、上下支柱5、5に固定手段6を貫通装着し
ており、左右横架材2、2の略三角形状をなす端部の略
45度の切り口を前記金属プレート本体1に当接した状
態で下支柱5の端面に載置し、前記二対をなす取付部1
A、1Bを左右の横架材2、2の端面に形成したスリッ
ト2Aに嵌入し、前記取付部1A、1Bに形成した貫通
溝4(あるいは貫通孔)を通して前記横架材2、2に取
付手段3を挿入装着したことを特徴としている。
【0008】このような構成では、建築用材にホゾやホ
ゾ溝を形成するような熟練が不要であり、ドリルとカッ
ターによる簡単な加工で済む。しかも、金属プレート本
体1が、実質的に建築用材の内側にあり、内外装材の取
付けの障害に成らず、板厚も十分確保できる。さらに、
左右横架材の略三角形状をなす端部が下支柱5の端面上
に載置された状態で接合されることから、必要な接合強
度も維持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して、具体的に説明する。本発明の
建築用接合具10は、基本的には、帯状の金属プレート
本体1の両側に、互いに交差する二つの横架材2、2の
端面に形成したスリット2A、2Aに嵌入する、二対を
なす取付部1A、1Aおよび1B、1Bを、左右に突出
する状態で形成し、それぞれの対を金属プレート本体1
に対し略45度の角度で、それぞれ、平行に折り曲げた
形状に構成している。
【0010】また、前記接合具10は、横架材2、2に
貫通装着するドリフトピン(あるいはボルト)よりなる
取付手段3を通す貫通溝4(あるいは貫通孔)を各対の
取付部にそれぞれ形成すると共に、金属プレート本体1
の上下両端側に延長状に嵌合部1C、1Cを形成し、管
柱としての上下の角形支柱5、5の端面に対して、対角
線方向に、例えば、略45度の角度で、斜めに形成した
スリット5A、5Aに、上記嵌合部1C、1Cを嵌入さ
せる。また、この嵌合部1C、1Cに、支柱5、5を貫
通装着するドリフトピン(あるいはボルト)よりなる固
定手段6を通す貫通孔7、7を形成している。そして、
金属プレート本体1を挟んで、互いに対向する横架材
2、2の端面の略45度の切り口を当接するように構成
している。
【0011】上記の接合具10は、平板状の金属板を、
略十字状、すなわち、中央部に金属プレート本体1と上
下の嵌合部1C、1Cを連続して有し、金属プレート本
体1の左右に4本の取付部1A、1Aおよび1B、1B
を左右に水平に突出する状態で打ち抜いて形成する。次
に、その二対の取付部1A、1Aおよび1B、1Bを、
上方の取付部1A、1Aを金属プレート本体1に対し右
側(又は左側)に略45度の角度で平行に折り曲げ、下
方の取付部1B、1Bを金属プレート本体1に対し左側
(又は右側)に略45度の角度で平行に折り曲げて形成
すればよい。また、この実施の形態では、金属プレート
本体1の上下方向に位置をずらせて、各横架材2、2端
面のスリット2A、2Aに対応するように、一対の取付
部1A、1Aおよび他の一対の取付部1B、1Bが折り
曲げ状に形成されているが、他の手段で、これら取付部
を設けてもよい。
【0012】また、本発明の建築用接合具10を用いた
接合構造では、支柱5、5の端面に対して斜めにスリッ
ト5A、5Aを形成し、金属プレート本体1の上下の両
端に延設した嵌合部1C、1Cを、スリット5A、5A
に嵌入し、嵌合部1C、1Cに形成した貫通孔7、7を
介して、支柱5、5に固定手段6、6を貫通装着してお
り、この際、金属プレート本体1に、2つの横架材2、
2の端部の切り口を当接し、前記取付部に形成した貫通
溝4、4(あるいは貫通孔)を通して横架材2、2に上
記取付手段3を挿入装着している。
【0013】この場合、支柱5は、上述の説明のよう
に、通し柱ではなく、上下に分割されたより安価な管柱
であり、その対向端面にカッターでスリット5Aを形成
させればよい。また、横架材2、2は、支柱5、5の端
面に対応して、略45度の角度で切り口を形成して、金
属プレート本体1に当接し、接合されているので、従来
のような面倒な端面加工が不要である。
【0014】このような構成では、建築用材にホゾやホ
ゾ溝を形成するような熟練が不要であり、簡単な加工で
済み、しかも、金属プレート本体1が、実質的に建築用
材の内側にあり、内外装材の取付けの障害に成らず、板
厚も十分確保でき、必要な接合強度も維持される。
【0015】なお、上述の実施の形態では、各支柱5に
対して、固定手段6を、その外面に平行に(直角に)貫
通させているが、金属プレート本体1の嵌合部の面に直
角に貫通させてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、建
築用材にホゾやホゾ溝を形成するような熟練が不要であ
り、ドリルとカッターによる簡単な加工で済む。しか
も、接合具の金属プレート本体が、実質的に建築用材の
内側にあり、内外装材の取付けの障害に成らず、板厚も
十分確保できる。さらに、左右横架材の略三角形状をな
す端部が下支柱の端面上に載置された状態で接合される
ことから、必要な接合強度も維持され、荷重に対し十分
な保持強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合具の実施の形態を示す表裏の斜視
図である。
【図2】同じく、接合構造を(a)および(b)で示す
分解斜視図である。
【図3】同じく、接合構造の側断面図である。
【図4】同じく、接合構造の平断面図である。
【符号の説明】
10 接合具 1 金属プレート本体 1A、1B 取付部 1C 嵌合部 2 横架材 2A スリット 3 取付手段 4 貫通溝 5 支柱 5A スリット 6 固定手段 7 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下支柱の対向端面間で略90度の角度
    で左右の横架材を接合固定するための建築用接合具にお
    いて、金属プレート本体の両側に、互いに略90度の角
    度をもって二対をなす取付部を設け、貫通溝あるいは貫
    通孔を前記取付部に形成すると共に、前記金属プレート
    本体の上下端部に、嵌合部を上下に延長して設け、該嵌
    合部に貫通孔を形成したことを特徴とする建築用接合
    具。
  2. 【請求項2】 前記金属プレート本体の両側縁から金属
    プレート本体に対し略45度の角度で前記取付部の各対
    が折り曲げ状に延出形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の建築用接合具。
  3. 【請求項3】 上下支柱の対向端面間で略90度の角度
    で左右の横架材を接合固定する接合構造において、金属
    プレート本体の両側に、互いに略90度の角度をもって
    二対をなす取付部を設け、取付手段を通す貫通溝あるい
    は貫通孔を前記取付部に形成すると共に、前記金属プレ
    ート本体の上下端部に、嵌合部を上下に延長して設け、
    該嵌合部に固定手段を通す貫通孔を形成した建築用接合
    具を用い、上下支柱の対向端面にスリットを形成し、金
    属プレート本体上下の嵌合部を、前記上下支柱のスリッ
    トに嵌入し、嵌合部に形成した貫通孔を介して、上下支
    柱に固定手段を貫通装着しており、左右横架材の端部の
    切り口を前記金属プレート本体に当接した状態で下支柱
    の端面に載置し、前記二対をなす取付部を左右の横架材
    の端面に形成したスリットに嵌入し、前記取付部に形成
    した貫通溝あるいは貫通孔を通して前記横架材に取付手
    段を挿入装着したことを特徴とする建築用接合具を用い
    た接合構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015094071A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 株式会社栗山百造 木造建築用の接合金具と接合構造
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