JP2019027145A - 朝顔装置の設置方法 - Google Patents

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陽生 井原
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靖弘 香川
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Abstract

【課題】工具等の飛来落下災害や作業員等の転落災害の危険性を低減させることが可能となる朝顔装置の設置方法を提供する。
【解決手段】本発明を適用した朝顔装置の設置方法は、橋梁6の吊足場9に用いられるものであって、先端に巻上装置2が固定された縦材12を、吊足場9の橋軸直交方向Yの端部9a側に設け、横材13に防護ネット14を取り付けるとともに、防護ネット14を取り付けた横材13を巻上装置2に吊り下げ、横材13を巻上装置2により巻き上げて防護ネット14を吊足場9に固定し、縦材12及び横材13を連結することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、橋梁の吊足場に用いられる朝顔装置の設置方法に関する。
既設の橋脚、橋台、橋桁等の橋梁の老朽化に伴って、これらの補修工事や塗装工事等が各地で行われている。橋梁等の補修工事等を行う際には、床版等から橋梁の高欄や橋桁等に通行できる所定の足場が設けられる。ところが、床版に道路が敷設された高速道路等の高架にある橋梁等においては、道路側を通行規制することができないことから、地上から橋梁等の高欄や橋桁へ通行できる足場を設ける必要がある。
従来、橋梁等の補修工事に用いられる足場として、吊足場に関する特許文献1又は2に開示される技術が提案されている。
特許文献1に開示された吊り足場は、補助部材、吊り下げ部材及び作業板の全てが親フレームの内側に配置される。これにより、特許文献1に開示された吊り足場は、親フレームの外面に突出する部分がないため、橋梁や橋台の側面に隙間なく隣接して架設することができ、足場材の上で作業する際に、作業工具や作業によって生じた破片等が閣下する可能性を未然に低減し、作業者の転落を未然に防止することができるとされている。
特許文献2に開示された吊り足場用朝顔は、支柱材の所定位置に設けた受け部材に防護パネルの取付部材を受け入れさせて防護パネルを支柱材間に着脱自在に取付けるようにしてあり、また支柱材の下端部を抱持部材とロック部材とからなる連結手段によって吊足場の床骨組み材に固定する一方、支柱材に設けた固定部材に控え部材を固定するようにしてあるので、支柱材の起立固定と防護パネルの取付け並びに控え部材の固定を行うだけで、短時間のうちに簡単に吊り足場側面に朝顔を構築できるとされている。
特開2013−100653号公報 特開2005−120572号公報
一般に吊足場は、工具等の落下を防止するための朝顔装置が設置される。従来の朝顔装置の設置方法では、吊足場を設置した後に、設置した吊足場の上で作業者が単管パイプを格子状に組み上げる。そして、組み上げた単管パイプに、防護ネットを取り付けることで、朝顔装置が設置される。また、橋梁の高欄等の補修工事等に際しては、吊足場から作業員の身長以上の高さにある高欄まで朝顔装置を設置する必要があるため、単管パイプを格子状に組み上げる作業を吊足場に組み立てられた昇降足場上で行うこととなる。
しかしながら、従来の朝顔装置の設置方法では、単管パイプを格子状に組み上げる際に昇降足場上での不安定な作業となるにもかかわらず、防護ネットが設けられていないため、吊足場から工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性が懸念されていた。
特許文献1に開示された吊り足場は、落下防止部材や手すり等が設けられるものの、開口したスペースが側面側に形成されるため、吊り足場から工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性が懸念されていた。
特許文献2に開示された吊り足場用朝顔は、朝顔の全てをパネルによって構成するものであり、所定の重量と大きさを有するパネルを全て足場上で組み立てる。このため、特許文献2に開示された吊り足場用朝顔は、作業者の高さ以上で重量のあるパネルを組み立てるため、不安定な作業になりやすく、吊り足場から工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性が懸念されていた。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性を低減させることが可能となる朝顔装置の設置方法を提供することにある。
第1発明に係る朝顔装置の設置方法は、橋梁の吊足場に用いられる朝顔装置の設置方法であって、先端に巻上手段が固定された縦材を、吊足場の橋軸直交方向の端部側に設け、横材に防護ネットを取り付けるとともに、防護ネットを取り付けた横材を前記巻上手段に吊り下げ、前記横材を前記巻上手段により巻き上げるとともに、前記防護ネットを前記吊足場に固定し、前記縦材及び前記横材を連結することを特徴とする。
ことを特徴とする。
第1発明によれば、防護ネットを吊足場に固定した上で、縦材に横材を連結するため、縦材に横材を連結する作業において、仮に縦材及び横材を連結する連結材等の工具等や作業員自体が吊足場から落下したしても、防護ネットに保護されるため、工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性を低減させることが可能となる。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法により設置される朝顔装置を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した朝顔装置の設置方法により設置される朝顔装置を橋軸方向から見た正面図であり、(b)は、これを橋軸直交方向から見た側面図である。 (a)は、本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、側面板を吊足場に取り付けた状態を橋軸方向から見た正面図であり、(b)は、これを橋軸直交方向から見た側面図である。 本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、吊足場に昇降足場を設けた状態を橋軸方向から見た正面図である。 (a)は、本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、縦材を吊足場に立設した状態を橋軸方向から見た正面図であり、(b)は、これを橋軸直交方向から見た側面図である。 (a)は、本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、巻上装置に横材を吊り下げた状態を橋軸方向から見た正面図であり、(b)は、これを橋軸直交方向から見た側面図である。 (a)は、本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、巻上装置を巻き上げた状態を橋軸方向から見た正面図であり、(b)は、これを橋軸直交方向から見た側面図である。 (a)は、本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、縦材に横材を連結した状態を橋軸方向から見た正面図であり、(b)は、これを橋軸直交方向から見た側面図である。 本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、縦材に横材を連結した状態を橋軸直交方向から拡大して見た側面図である。 本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、新たに縦材を吊足場に立設した状態を橋軸直交方向から見た側面図である。 本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、巻上装置を巻き上げた状態を橋軸直交方向から見た側面図である。 本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、新たに立設した縦材に新たに横材を連結した状態を橋軸直交方向から拡大して見た側面図である。 本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、側面板を省略した朝顔装置を橋軸方向から見た正面図である。 本発明を適用した朝顔装置の設置方法において、足場パイプに載置した吊足場を橋軸方向から見た正面図である。
以下、本発明を適用した朝顔装置の設置方法を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した朝顔装置の設置方法により設置される朝顔装置1を示す斜視図である。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法は、橋梁6の吊足場9に用いられる朝顔装置1を設置するために用いられる。朝顔装置1は、橋梁6の補修工事や塗装工事等の際、吊足場9から工具等の落下や作業員等の転落を防止するために、橋梁6の吊足場9に設けられるものである。
橋梁6は、図2(a)及び図2(b)に示すように、橋脚や橋台等の下部構造7の上に、上部構造8が載置される。上部構造8は、鉄筋コンクリート製や鋼製等の複数の橋桁81と、複数の橋桁81の上に設けられた床版82と、床版82の縁に沿って立設された高欄83等、から構成されている。床版82の上には、アスファルト等の舗装84が敷設されている。橋桁81の長手方向を橋軸方向Xとし、橋軸方向Xに水平に交わる方向を橋軸直交方向Yとし、橋軸直交方向Yに鉛直に交わる方向を高さ方向Zとする。
吊足場9は、橋軸方向Xに向けて延伸され、橋桁81等の上部構造8からチェーン92を介して吊り下げられる複数の底面板91を有する。吊足場9は、複数の底面板91が連結されることで、作業員等が橋梁6の補修工事や塗装工事等を行う際の足場として用いられる。吊足場9には、橋桁81や高欄83等の補修工事等を行う際の足場として昇降足場30が設けられる。昇降足場30は、昇降足場用パイプ31、中段昇降足場32、上段昇降足場33等から構成される。
底面板91は、橋軸方向X及び橋軸直交方向Yに略隙間なく複数並べて設けられる。底面板91は、矩形状のパネルが用いられ、短手方向が橋軸方向Xに沿って配置され、長手方向が橋軸直交方向Yに沿って配置される。底面板91は、橋軸方向Xで隣り合う底面板91に差し込んで連結可能に構成され、橋軸方向Xで隣り合う底面板91に連結される。また、底面板91は、番線やクランプ等を介して、橋軸直交方向Yで隣り合う底面板91に連結される。
底面板91は、高さ方向Zに向けて延伸された昇降足場用パイプ31が設けられる。昇降足場用パイプ31は、高さ方向Zの略中央付近に中段昇降足場32が設けられ、中段昇降足場32の上方側に上段昇降足場33が設けられる。中段昇降足場32及び上段昇降足場33は、水平方向に延伸される単管パイプ等に、所定の足場板を載置して取り付けることで構成される。
朝顔装置1は、底面板91に取り付けられる複数の側面板11と、吊足場9の橋軸直交方向Yの端部9a側に立設される複数の縦材12と、複数の縦材12に取り付けられる複数の横材13と、横材13に取り付けられる防護ネット14を有する。
側面板11は、橋軸方向Xで隣り合う側面板11に差し込んで連結可能に構成される矩形状のパネルが用いられる。なお、側面板11は、橋軸方向Xで隣り合う側面板11に差し込んで連結可能に構成される矩形状のパネルに限らず、矩形状等の板材であってもよい。
側面板11は、長手方向が高さ方向Zに向けて配置され、底面板91に対して略直交するように配置される。なお、側面板11は、底面板91に対して略直交するように配置されることなく、底面板91に対して傾斜するように配置されてもよい。
側面板11は、必要に応じて、単管パイプ等の補強部材19が取り付けられてもよい。補強部材19は、側面板11から橋軸直交方向Yに所定の距離だけ離間させた位置に設けられる昇降足場用パイプ31に固定されることで、側面板11の転倒を防止するものとして機能する。この他、この補強部材19は、昇降足場用パイプ31に設けられる場合のみならず、例えば、底面板91に固定されてもよい。
縦材12は、単管パイプ等の棒状部材が用いられ、高さ方向Zに向けて延伸される。縦材12は、側面板11に固定され、吊足場9の橋軸直交方向Yの端部9a側に設けられる。なお、縦材12は、底面板91に固定され、吊足場9の橋軸直交方向Yの端部9a側に設けられてもよい。また、縦材12は、吊足場9の橋軸直交方向Yの端部9a側に設けられることで、その上端が上部構造8の高欄83よりも高い位置に配置される。
横材13は、単管パイプ等の棒状部材が用いられ、橋軸方向Xに向けて延伸される。横材13は、クランプ等の連結材15を介して縦材12に連結される。
防護ネット14は、網状に形成され、矩形状のものが用いられる。防護ネット14は、上端14aが横材13に取り付けられ、下端14bが底面板91の下面側に固定される。
次に、本発明を適用した朝顔装置の設置方法について、説明する。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法は、図3に示すように、予め橋桁81にチェーン92を介して吊り下げられた底面板91が複数連結されて、橋軸方向Xに向けて延伸された吊足場9に用いられる。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、先ず、予め設置された吊足場9の底面板91に側面板11を取り付け、吊足場9の橋軸直交方向Yの端部9a側に側面板11を設ける。
なお、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、地上に配置された高所作業車等の昇降装置5が用いられ、昇降装置5上の作業員と、吊足場9上の作業員とにより、側面板11の取り付け作業が行われる。側面板11の取り付け作業では、昇降装置5に複数の側面板11を積載しておき、落下防止ロープが取り付けられた側面板11を、吊足場9上及び昇降装置5上の作業員等により橋軸方向Xで隣り合う側面板11に差し込むことで、橋軸方向Xに略隙間なく複数並べて設ける。本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、昇降装置5に積載していた側面板11を全て底面板91に取り付けたら、昇降装置5を降下させ、複数の側面板11を昇降装置5に積載した後、昇降装置5を昇降させる。本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、側面板11を底面板91に取り付ける作業を所定の回数繰り返し、吊足場9の橋軸直交方向Yの端部9aに、橋軸方向Xに略隙間なく側面板11を設ける。
また、側面板11の取り付け作業では、橋桁81に固定された親綱85に取り付けられた落下防止ロープ86に、側面板11を取り付ける。そして、側面板11の取り付け作業では、落下防止ロープ86が取り付けられた側面板11を底面板91に対して略垂直となるように、底面板91に取り付ける。このように側面板11に落下防止ロープ86が取り付けられているため、側面板11を底面板91に取り付ける際に、側面板11が吊足場9から落下するのを防止することができる。
次に、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図4に示すように、底面板91に昇降足場用パイプ31を設けるとともに、昇降足場用パイプ31の高さ方向Zの略中央付近に中段昇降足場32を設ける。そして、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、昇降足場用パイプ31と底面板91に取り付けた側面板11とを補強部材19で連結する。
次に、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図5(a)及び図5(b)に示すように、吊足場9に複数の縦材12を橋軸方向Xで所定の間隔を空けて立設する。
吊足場9に複数の縦材12を立設する作業は、4本の縦材12を立設し、この4本の縦材12のうち、2本の縦材12の先端に、予め巻上装置2を取り付けておく。吊足場9に縦材12を立設する作業は、昇降装置5に縦材12を積載しておき、昇降装置5上の作業員等と、吊足場9上の作業員等とにより行われる。
巻上装置2は、例えば、クランプ滑車が用いられ、ロープ等の索状体21を介して巻き上げ及び巻き下げできるものである。なお、巻上装置2は、縦材12に取り付けられて巻き上げ及び巻き下げできるものであれば、クランプ滑車に限定されることなく、如何なるものが用いられてもよい。また、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、巻上装置2の索状体21の先端を昇降装置5の近傍に配置させておく。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、吊足場9に縦材12を立設することで、縦材12の上端に取り付けられる巻上装置2を橋梁6の高欄83よりも高い位置に配置させる。
なお、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、吊足場9に縦材12を立設する作業において、4本の縦材12を立設することに限定されることなく、少なくとも1本以上の縦材12を立設すればよい。
また、本実施形態においては、図5(b)に示すように、4本の縦材12−1〜12−4のうち、橋軸方向Xの両端に配置される縦材12−1、12−4の間に配置される2本の縦材12−2、12−3に、それぞれ巻上装置2を取り付ける。なお、本発明では、例えば、橋軸方向Xの両端に配置される2本の縦材12−1、12−4に取り付けてもよく、何れの縦材12に巻上装置2が取り付けられてもよい。また、巻上装置2も少なくとも1つ以上縦材12に取り付けられていればよい。
次に、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図6(a)及び図6(b)に示すように、横材13に防護ネット14を取り付けるとともに、防護ネット14を取り付けた横材13を2つの巻上装置2の索状体21に吊り下げる。
なお、防護ネット14を横材13に取り付ける作業は、高所作業車等の昇降装置5上で行われてもよいし、地上で行われてもよい。防護ネット14は、屈曲された状態で横材13に取り付けられる。防護ネット14を屈曲された状態で横材13に取り付けることにより、この取り付け作業を容易に行うことができる。また、防護ネット14は、横材13の橋軸方向Xの両方の端部13aから所定の距離だけ離間させ、横材13の橋軸方向Xの略中央に取り付けられる。
巻上装置2の索状体21に横材13を吊り下げる作業は、昇降装置5上で作業員等により行われる。巻上装置2の索状体21に横材13を吊り下げる作業は、各々の巻上装置2の索状体21を横材13の2箇所に取り付け、索状体21に吊り下げた横材13を略水平に保つ。このように、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、各々の巻上装置2の索状体21を横材13の2箇所に取り付けることで、横材13を略水平に保ちやすくすることができる。
次に、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図7(a)及び図7(b)に示すように、巻上装置2に吊り下げた横材13を水平を保った状態で、巻上装置2の索状体21に吊り下げた横材13を巻き上げるとともに、屈曲されて横材13に取り付けられた防護ネット14を伸展させ、防護ネット14を吊足場9の底面板91の下面側に固定する。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、巻き上げた索状体21を底面板91や、昇降足場用パイプ31等に仮固定する。これにより、防護ネット14が取り付けられた横材13が巻上装置2から落下するのを防止することができる。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、巻上装置2が高欄83よりも高い位置に配置させており、この巻上装置2を巻き上げることで、防護ネット14の上端14aを橋梁6の高欄83よりも高い位置に配置させることができる。
本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、次に、図8(a)及び図8(b)に示すように、縦材12に複数の横材13を連結する。本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、縦材12に横材13を連結する作業において、昇降足場用パイプ31の上端付近に、上段昇降足場33を設ける。縦材12に横材13を連結する作業は、昇降足場用パイプ31に設けられた中段昇降足場32や上段昇降足場33上で、作業員等により行われる。
なお、図8(a)に示すように、縦材12に連結する複数の横材13のうち、防護ネット14が取り付けられた横材13が高さ方向Zの最上段に配置されて、吊足場9の外側方向で縦材12に設けられる。また、縦材12に連結する複数の横材13のうち、最上段の横材13以外の複数の横材13は、吊足場9の内側方向で縦材12に設けられる。
このとき、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、防護ネット14の上端14aが横材13に固定されるとともに、防護ネット14の下端14bが底面板91に固定されているため、縦材12に横材13を連結するとき、吊足場9からの工具等の落下や作業員等の転落の危険性を低減させることができる。
また、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図9に示すように、縦材12に複数の横材13を連結する作業において、クランプ等の連結材15を介して、縦材12及び横材13を連結する。このとき、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、防護ネット14の橋軸方向Xの側端部14c、14dには、他の防護ネット等が設けられておらず、防護ネット14がいわば開放された状態となる。このため、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、朝顔装置1の橋軸方向Xの両端に配置される縦材12−1、12−4に横材13を連結せずに、両端の2本の縦材12−1、12−4の間に配置される2本の縦材12−2、12−3に横材13を連結材15を介して連結する。これにより、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、防護ネット14の橋軸方向Xの側端部14c、14dから連結材15等の工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性を低減させることができる。
そして、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、縦材12の先端に取り付けた巻上装置2を縦材12から取り外して、朝顔装置1の設置が一部完了する。
次に、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図10に示すように、昇降装置5を移動させ、既に設置した朝顔装置1に隣接するように、4本の縦材12´−1〜縦材12´−4を吊足場9に橋軸方向Xで所定の間隔を空けて新たに立設する。このとき、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、新たに吊足場9に立設する4本の縦材12´−1〜縦材12´−4のうち、橋軸方向Xの端部側に配置される縦材12´−1を、既に縦材12に連結した横材13に対して連結可能な位置に立設する。
そして、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、上述した手順を繰り返す。即ち、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図11に示すように、横材13´に防護ネット14´を取り付けるとともに、防護ネット14´を取り付けた横材13´を、新たに立設した縦材12´の先端の巻上装置2´の索状体21´に吊り下げる。そして、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、巻上装置2´に吊り下げた横材13´を巻き上げるとともに、屈曲されて横材13´に取り付けられた防護ネット14´を伸展させ、防護ネット14´を吊足場9の底面板91の下面側に固定する。
そして、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、図12に示すように、縦材12´に複数の横材13´を連結する。本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、新たに縦材12´に連結する複数の横材13´を、既に縦材12に連結した複数の横材13に橋軸方向Xで重複するように設ける。そして、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、既に吊足場9に固定した防護ネット14と、新たに吊足場9に固定した防護ネット14´とを橋軸方向Xで重複するように設ける。
このとき、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、防護ネット14を固定した段階において、連結していなかった縦材12−4と横材13とを連結材15を介して連結する。これにより、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、既に吊足場9に固定した防護ネット14の橋軸方向Xの側端部14dに、新たに吊足場9に固定した防護ネット14´が重複されて設けられることとなる。このため、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、防護ネット14を吊足場9に固定した段階において連結していなかった縦材12−4と横材13とを連結したとき、連結材15等の工具等や作業員自体が吊足場9から落下したしても、重複して設けた防護ネット14、14´に保護されるため、防護ネット14の橋軸方向Xの14dから連結材15等の工具等の落下や作業員等の転落の危険性を著しく低減させることができる。
また、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、縦材12−4と横材13とを連結するとともに、縦材12´−1と横材13´とを連結材15を介して連結する。このとき、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、防護ネット14、14´が互いに重複するように設けられているため、仮に縦材12´−1及び横材13´を連結する連結材15等の工具等や作業員自体が吊足場9から落下したしても、防護ネット14、14´に保護されるため、工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性を低減させることが可能となる。
また、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、12´−4に横材13´を連結せずに、両端の2本の縦材12´−1、12´−4の間に配置される2本の縦材12´−2、12´−3に横材13´を連結材15を介して連結する。これにより、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、防護ネット14´の橋軸方向Xの側端部14´c、14´dから連結材15等の工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性を低減させることができる。
そして、本発明を適用した朝顔装置の設置方法を所定の回数繰り返し、吊足場9に朝顔装置1を順次設けることで、朝顔装置1の施工が完了する。
このように、本発明を適用した朝顔装置の設置方法によれば、防護ネット14を吊足場9に固定した上で、縦材12に横材13を連結するため、縦材12に横材13を連結する作業において、仮に縦材12及び横材13を連結する連結材15等の工具等や作業員自体が吊足場9から落下したしても、防護ネット14に保護されるため、工具等の飛来落下や作業員等の転落の危険性を低減させることが可能となる。
また、本発明を適用した朝顔装置の設置方法によれば、地上に配置された高所作業車等の昇降装置5で昇降させることができる側面板11、縦材12、横材13及び防護ネット14等が用いられて、朝顔装置1を設置することが可能となる。即ち、本発明を適用した朝顔装置の設置方法によれば、地上から橋梁等の高欄や橋桁へ通行できる吊足場を設けることができるため、高速道路等の舗装84側から交通規制ができない橋梁等においても適用することが可能となる。また、本発明を適用した朝顔装置の設置方法によれば、地上で組み上げた朝顔装置付きの足場設備を大型クレーン等で楊重する作業を行うことなく、高所作業車等の簡素な昇降装置5のみで朝顔装置1を設置することが可能となる。このように、本発明を適用した朝顔装置の設置方法によれば、大型クレーン等の大型な楊重機械が必要ないため、施工費用を低減させることができ、さらには大型クレーン等による重量物の楊重作業もないため、より安全に朝顔装置1を設置することが可能となる。
なお、本発明を適用した朝顔装置の設置方法によれば、側面板11が吊足場9の底面板91の橋軸直交方向Yの端部91aに設けられる形態について説明したが、図13に示すように、側面板11は省略してもよい。
また、本発明を適用した朝顔装置の設置方法では、底面板91が橋軸方向Xで隣り合う底面板91に差し込んで連結可能に構成されるパネルに限らず、図14に示すように、チェーン92に吊り下げられて単管パイプ等が格子状に組まれた足場パイプ93に載置される矩形状等の板材であってもよい。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明
1 :朝顔装置
11 :側面板
12 :縦材
12´ :縦材
13 :横材
13a :端部
13´ :横材
14 :防護ネット
14a :上端
14b :下端
14c :側端部
14d :側端部
14´ :防護ネット
15 :連結材
19 :補強部材
2 :巻上装置
21 :索状体
5 :昇降装置
6 :橋梁
7 :下部構造
8 :上部構造
81 :橋桁
82 :床版
83 :高欄
84 :舗装
85 :親綱
86 :落下防止ロープ
9 :吊足場
9a :端部
91 :底面板
91a :端部
92 :チェーン
93 :足場パイプ
X :橋軸方向
Y :橋軸直交方向
Z :高さ方向

Claims (1)

  1. 橋梁の吊足場に用いられる朝顔装置の設置方法であって、
    先端に巻上手段が固定された縦材を、吊足場の橋軸直交方向の端部側に設け、
    横材に防護ネットを取り付けるとともに、防護ネットを取り付けた横材を前記巻上手段に吊り下げ、
    前記横材を前記巻上手段により巻き上げるとともに、前記防護ネットを前記吊足場に固定し、
    前記縦材及び前記横材を連結すること
    を特徴とする朝顔装置の設置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114293562A (zh) * 2021-12-31 2022-04-08 天津二建建筑工程有限公司 封闭式施工围挡

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