JP3233509U - ショベル機械用のバケットに付設されるツース盤、及び該ツース盤を備えるショベル機械用のバケット - Google Patents

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Abstract

【課題】ツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図り、EV仕様対応可能とするショベル機械用のバケットに付設されるツース盤を提供する。【解決手段】各々基端側に連結ピン用のピン穴を具備し、バケット側から突出させたアダプターが装着可能な嵌入用凹陥部12、22、32を設け、各々突出端側に掘削用の土砂等に食い込ませる歯部を露出状態に設けた中央ツース部材11、右ツース部材21及び左ツース部材31の並設構造でショベル機械用のバケットに付設されるツース盤1であって、前記中央ツース部材11の歯先側の表裏両表出面、右ツース部材21の歯先側の裏表出面、左ツース部材31の歯先側の表表出面に各々土砂の歯先側から嵌入用凹陥部12、22、32側への流通を補助する凹凸部19を設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、土木工事等に使用するショベル機械用のバケットに付設されるツース盤、及び該ツース盤を備えるショベル機械用のバケットに関し、詳しくは、リバーシブル使用可能であるとともに、ツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図り、EV仕様対応可能とした土木工事等に使用するショベル機械用のバケットに付設されるツース盤、及び該ツース盤を備えるショベル機械用のバケットに関するものである。
昨今の地球環境を意識したサスティナブル(持続可能性)な社会への潮流は、建設業界でも例外ではなく、内燃機関を有した建設機械から『EV』仕様により環境負荷の少ない機械へとシフトしている。ここにEVとはElectric Vehicleを意味する。
しかし、「EV仕様」の建設機械の弱点としては、連続稼働時間と掘削能力の両立が難しい点である。
従って、実際の掘削作業においても、より一層掘削抵抗の少ないツース盤が求められると推測される。
このように、上述したような要望に応えるツース盤の開発が現今要請されると考えられる。
特許文献1には、ショベル系掘削機のバケットの掘削縁部にアダプターを介して着脱自在に突設されるツース部材であって、上記ツース部材は上記アダプターが嵌入可能な嵌入凹部及び掘削作用をなす歯板部からなり、該嵌入凹部の裏側の左右方向の一方部に間隙設定部を突設し、該間隙設定部の一方側部に該歯板部を構成する差込板部を形成し、該間隙設定部の他方側部に該歯板部を構成する裏側板部を形成し、該嵌合凹部の他方側部に該裏側板部との間に該差込板部を差込可能な差込間隙を存して押さえ板部を突設して構成したショベル系掘削機用ツース部材が提案されている。
しかし、特許文献1のショベル系掘削機用ツース部材の場合、前記間隙設定部の構成を主体とするものであり、本願考案のようなツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図り、EV仕様対応可能とするような技術ではない。
特許第4882121号公報
本考案は、従来の上記事情に鑑み開発されたものであり、ツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図り、EV仕様対応可能とするショベル機械用のバケットに付設されるツース盤を提供するものである。
本考案は,各々基端側に連結ピン用のピン穴を具備し、バケット側から突出させたアダプターが装着可能な嵌入用凹陥部を設け、各々突出端側に掘削用の土砂等に食い込ませる歯部を露出状態に設けた中央ツース部材、右ツース部材及び左ツース部材の並設構造でショベル機械用のバケットに付設されるツース盤であって、前記中央ツース部材の歯先側の表裏両表出面、右ツース部材の歯先側の裏表出面、左ツース部材の歯先側の表表出面に各々土砂の歯先側から嵌入用凹陥部側への流通を補助する凹凸部を設けたことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、リバーシブル使用可能であるとともに、凹凸部を設けたことによるツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図り、EV仕様対応可能とした土木工事等に使用するショベル機械用のバケットを実現し提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、前記各凹凸部を、台形凹部、楔形凸部により形成したことから、ツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図ることが可能なショベル機械用のバケットを実現し提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、前記右ツース部材及び左ツース部材の両隅端部には、歯先先端側に向かって角度θで先細状に傾斜する傾斜部が設けられているので、より一層掘削性向上に寄与するショベル機械用のバケットを実現し提供することができる。
請求項4記載の考案によれば、前記請求項1乃至3のいずれかに記載の考案の効果を発揮し、土砂等の掘削作業時の作業効率に優れ、EV仕様対応可能とした斬新な機能を発揮するショベル機械用のバケットを実現し提供することができる。
図1は本考案の実施例に係るショベル機械用のバケットに付設されるツース盤において2個の中央ツース部材の両側に右ツース部材、左ツース部材を装着した4連状態とした概略斜視図である。 図2は実施例に係るショベル機械用のバケットに付設されるツース盤において表裏反転使用態様であり、2個の中央ツース部材の両側に右ツース部材、左ツース部材を装着し、4連状態とした概略斜視図である。 図3は本実施例に係るツース盤における中央ツース部材の正面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図及び背面図の各図を示すものである。 図4は本実施例に係るツース盤における右ツース部材の正面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図及び背面図の各図を示すものである。 図5は本実施例に係るツース盤における左ツース部材の正面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図及び背面図の各図を示すものである。 図6は本実施例に係る中央ツース部材の表側上面使用の場合の概略斜視図である。 図7は本実施例に係る中央ツース部材の裏側上面使用の場合の概略斜視図である。 図8は本実施例に係るツース盤を付設したショベル機械用のバケットを示す概略斜視図である。
本考案は、リバーシブル使用可能であるとともに、ツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図り、EV仕様対応可能とした土木工事等に使用するショベル機械用のバケットを実現し提供するという目的を、各々基端側に連結ピン用のピン穴を具備し、バケット側から突出させたアダプターが装着可能な嵌入用凹陥部を設け、各々突出端側に掘削用の土砂等に食い込ませる歯部を露出状態に設けた中央ツース部材、右ツース部材及び左ツース部材の並設構造でショベル機械用のバケットに付設されるツース盤であって、前記中央ツース部材の歯先側の表裏両表出面、右ツース部材の歯先側の裏表出面、左ツース部材の歯先側の表表出面に各々土砂の歯先側から嵌入用凹陥部側への流通を補助する凹凸部を設け、前記各凹凸部は、台形凹部、楔形凸部により形成し、前記右ツース部材及び左ツース部材の両隅端部には、歯先先端側に向かって角度θで先細状に傾斜する傾斜部を設けた構成により実現した。
以下、図面を参照して、本考案の実施例に係るショベル機械用のバケットに付設されるツース盤、、及び該ツース盤を備えるショベル機械用のバケットについて図1乃至図8を参照して詳細に説明する。
本実施例に係るショベル機械用のバケット51(詳細は後述する)に付設されるツース盤(以下「ツース盤」という)1は、図1、図2及び図8に示すように、4連並設構造としたものであり、2個の中央ツース部材11、右ツース部材21、左ツース部材31を具備し、これらをショベル機械用のバケット51に取り付けた各アダプター41に着脱可能に付設する構成としている。
なお、図1において、ツース盤1に関する右、中央、左の方向性を同図に示すように定義して以下の説明を行う。
また、図2は本実施例に係るショベル機械用のバケット51に付設されるツース盤1において、表裏反転使用の2個の中央ツース部材11、11の左側に表裏反転使用の右ツース部材21、同右側に表裏反転使用の左ツース部材31を装着し、表裏反転(リバーシブル)使用態様とした4連状態の構成を示すものである。
前記中央ツース部材11は、図1、図3に示すように、基端側の端辺の並設方向の中央近傍から突出方向に向かって前記アダプター41装着用の嵌入用凹陥部12を形成するピン穴12a付きの例えば四角筒状のアダプター用筒体部13を設け、並設方向の略中央から右側を右ツース部材21に、又は他の中央ツース部材11にスライド嵌入させるとともに突出端側の端辺に掘削用の土砂等に食い込ませる歯部15を露出状態で、かつ、並設方向に備える間隔調整用突出部14とし、並設方向の略中央から左側を左ツース部材31用の間隔調整用凹陥部16とした中央ツース部材本体11Aを具備している。
前記アダプター用筒体部13内の嵌入用凹陥部12は、前記アダプター41の外形に対応して開口部からその内方一定の範囲が直方体状の空間で、更に、その突出端側に先細の空間を形成する形状としている。
そして、前記嵌入用凹陥部12内に前記アダプター41を装着し、前記ピン穴12aを貫通させた図示しないピンを前記アダプター41に嵌着することで、中央ツース部材11を、アダプター41を介してバケット51に付設するように構成している。
前記間隔調整用突出部14は、中央ツース部材本体11Aの基端側に位置するアダプター用筒体部13のピン穴12aの領域、及び当該ピン穴12aにおける領域の隣りの平坦突出部14cの領域を除いて、この中央ツース部材本体11Aの突出方向略中央部に至る領域を斜面部領域14aとするとともに、この斜面部領域14aより突出方向側で、かつ、前記歯部15の手前の領域までを平坦部領域14bとしている。
前記歯部15には、平坦部領域14bに至る台形凹部19a、楔形凸部19bにより形成した凹凸部19を設けている。
なお、前記凹凸部19としては台形凹部19a、楔形凸部19bの代わりに、四角形凹部、四角形凸部としたり、U形凹部、これに対応する凸部としたりすることもでき、特に限定するものではない。以下に述べる凹凸部19に関しても同様である。
前記左ツース部材31用の間隔調整用凹陥部16は、図3に示すように、基端側に平坦突出部17cを備えるとともに突出方向右隅部領域を前記間隔調整用突出部14の左隅部領域上に両者が一部重合する状態で一体的に連結した上面遮蔽部材17と、この上面遮蔽部材17とは一定間隔を有する下方に位置し、前記歯部15を有する間隔調整用突出部14の左辺下部側に段違いで一体に連なる歯部として機能する平坦な底面部材18との間の空間領域として形成している。
前記底面部材18の裏表出面にも既述した場合と同様な台形凹部19a、楔形凸部19bにより形成した凹凸部19を設けている。
また、上面遮蔽部材17における平坦突出部17cより突出方向略中央部に至る領域を斜面部領域17aとするとともに、この斜面部領域17aより突出方向側で、かつ、前記歯部15の手前の領域までを平坦部領域17bとしている。
すなわち、上面遮蔽部材17の平坦部領域17bの突出端側で前記歯部15の上方を覆うことのない構成としている。
このように、本実施例の中央ツース部材11は、中央ツース部材本体11Aの突出方向に存在する前記歯部15、前記底面部材18の双方の表出面の双方に前記凹凸部19を設けた構成としている。
前記右ツース部材21は、図1、図4に示すように、基端側の端辺の並設方向の中央近傍から突出方向に向かって前記アダプター41装着用の嵌入用凹陥部22を形成するピン穴22a付きの四角筒状のアダプター用筒体部23を設け、並設方向の略中央から右側を必要に応じて他のツース部材にスライド嵌入可能とするとともに突出端側の端辺に掘削用の土砂等に食い込ませる歯部25を露出状態で、かつ、並設方向に備える間隔調整用突出部24とし、並設方向の略中央から左側を前記中央ツース部材11用の間隔調整用凹陥部26とした右ツース部材本体21Aを具備している。
前記右ツース部材21の基端側から突出端までの寸法は、前記中央ツース部材11と同一としている。
前記嵌入用凹陥部22、アダプター用筒体部23は、前記中央ツース部材11と同一の形状としている。また、前記間隔調整用突出部24は前記間隔調整用突出部14と略同様で、かつ、堅牢な構成としている。
前記中央ツース部材11用の間隔調整用凹陥部26は、前記間隔調整用凹陥部16の場合と同様に、基端側に平坦突出部27cを備えるとともに突出方向右隅部領域を前記間隔調整用突出部24の左隅部領域上に両者が一部重合する状態で一体的に連結した上面遮蔽部材27と、この上面遮蔽部材27とは一定間隔を有する下方に位置し、前記歯部25を有する間隔調整用突出部24の左辺下部側に段違いで一体に連なる歯部として機能する平坦な底面部材28との間の空間領域として形成している。
前記底面部材28にもその裏表出面に、既述した場合と同様な台形凹部19a、楔形凸部19bにより形成した凹凸部19を形成している。
また、上面遮蔽部材27における平坦突出部27cより突出方向略中央部に至る領域を斜面部領域27aとするとともに、この斜面部領域27aより突出方向側で、かつ、前記歯部25の手前の領域までを平坦部領域27bとしている。
すなわち、上面遮蔽部材27の平坦部領域27bの突出端側で前記歯部25の上方を覆うことのない構成としている。
更に、前記右ツース部材21の歯部25の右隅領域には、歯先先端側に向かって角度θ(例えば3度乃至10度程度)で先細状に傾斜する傾斜部29が設けられている。
このように本実施例の右ツース部材21は、前記底面部材28の裏表出面に、凹凸部19を形成した構成としている。
前記左ツース部材31は、図1、図5に示すように、基端側の端辺の並設方向の中央近傍から突出方向に向かって前記アダプター41装着用の嵌入用凹陥部32を形成するピン穴32a付きの四角筒状のアダプター用筒体部33を設け、基端側に平坦突出部36を備え、突出方向の略中央から右側を前記中央ツース部材11の間隔調整用突出部14にスライド嵌入可能とするとともに、突出端側の端辺全域に掘削用の土砂等に食い込ませる歯部35を露出状態で、かつ、並設方向に備える間隔調整用突出部34を具備し、更に、突出方向の略中央から左側に前記中央ツース部材11の上面遮蔽部材17の左辺と当接する段部36aを設けた左ツース部材本体31Aを具備する構成としている。
前記歯部35の表出面には、既述した場合と同様な台形凹部19a、楔形凸部19bにより形成した凹凸部19を形成している。
前記間隔調整用突出部34における平坦突出部37cより突出方向略中央部に至る領域を斜面部領域37aとするとともに、この斜面部領域37aより突出方向側で、かつ、前記歯部35の手前の領域までを平坦部領域37bとしている。
前記左ツース部材31の基端側から突出端までの寸法は、前記中央ツース部材11と同一としている。
前記嵌入用凹陥部32、アダプター用筒体部33は、前記中央ツース部材11の場合と同一の形状としている。
更に、前記左ツース部材本体31Aの左隅領域には、突出先端側に向かって角度θ(例えば3度乃至10度程度)で先細状に傾斜する傾斜部29aが設けられている。
このように本実施例の左ツース部材31は、前記歯部35の表出面に、凹凸部19を形成した構成としている。
図6、図7は、本実施例に係るツース盤1を構成する例えば中央ツース部材11の表側上面使用の場合、及び裏側上面使用の場合の概略斜視図を示すものである(リパーシブル使用)。
図6、図7から明らかなように、表側上面使用の場合、及び裏側上面使用の場合の双方とも、掘削対象物である土砂等の掘削作業時の流れは図6、図7に示す矢印方向の態様となる。
本実施例に係るツース盤1によれば、既述したように中央ツース部材11の歯先側の表裏両表出面、右ツース部材21の歯先側の裏表出面、左ツース部材31の歯先側の表表出面に各々土砂の歯先側から嵌入用凹陥部側への流通を補助する前記各台形凹部19a、各楔形凸部19bからなる各凹凸部19を設けているので、特に各台形凹部19aの存在により従来同タイプのツース盤に比べ、例えば約10〜15%の軽量化が期待できる。
また、ツース盤1の各歯先をポイントツース盤の歯先形状(楔形)に近づけることにぶり、掘削抵抗の低減が図ることができる。
更に、従来同タイプのツース盤と比べ、ツース盤1の各歯先を台形凹部19aにより凹ませることで、歯先が鋭くなり、掘削抵抗が低減することから、掘削性能の向上を図ることができる。
加えて、ツース盤1の各歯先を台形凹部19aにより凹ませることによって、歯部に楔形状の楔形凸部19bが残り、この凹凸部19により掘削時の土砂の流れに直進性が生じ、バケット51における土砂積載部に効率良く土砂を積載することが可能となる。
更に、上記掘削抵抗低減との相乗効果で、より一層効率的な掘削性を得ることが可能となる。
これにより、EV仕様の建設機械の弱点であった連続稼働時間と掘削能率の両立を実現し、エネルギー使用率を抑えるという面で貢献できるツース盤1を提供することが可能となる。
なお、前記台形凹部19a、楔形凸部19bからなる凹凸部19は、地盤の均し作業においてもその直進性効果よって土砂の横方肉への流れを規制でき、より一層効率的な均し作業を実現できる。
上述した台形凹部19a、楔形凸部19bからなる凹凸部19は、堆積岩(泥岩や砂岩等)の比較的柔らかい地層であれば、その特徴的な歯先形状からある程度の破砕助果が期待でき、より一層広範囲な現場での効率的な掘削作業を実行できる。
また、上述した台形凹部19a、楔形凸部19bからなる各凹凸部19のもう一つの効果は、粘土質の土壌での掘削作業において、その粘土質土壌のツース盤への付着を抑制できる効果も期待できる。
従来の同タイプのツース盤では、バケットに積載された土砂を排出する際に、裏面補強リブと上面側隠蔽部の間にできた袋状の空間に土砂が詰まる不具合があったが、本実施例のツース盤1は、図2に示す各裏面補強リブ40を上面遮蔽部材17の形状に沿わせる事により、両者間の隙間を無くし排土時の土砂詰まりを解決したことにより、メンテナンス作業も軽減される。
更に、両端の右ツース部材21、左ツース部材31の歯先の端縁部を任意の角度(θ)内側に向けることにより、掘削作業、メンテナンス作業の更なる向上を図ることができる。
図8は、本実施例に係るツース盤を付設したショベル機械用のバケット51を示すものであり、前記バケット51の先端側に並設配置に取り付けた4個のアダプター41に対して、本実施例に係るツース盤1における右ツース部材21のアダプター用筒体部23、中央ツース部材11、11の各アダプター用筒体部13、左ツース部材31のアダプター用筒体部33の間隔を、前記4個のアダプター41の間隔と同一となるように調整し、これらを各々対応するアダプター41に装着し、各々図示しないが連結ピンを用いて前記ツース盤1を前記バケット51の先端側に一体的に、かつ、着脱可能に取り付けたものである。
このようなツース盤1を取り付けたショベル機械用のバケット51によれば、このバケット51を使用しての土砂等の掘削作業時において、既述したように、ツース盤1のリバーシブル使用が可能であるとともに、ツース盤自体の軽量化、掘削性向上を図り、EV仕様にも対応可能であるという斬新な機能を発揮するショベル機械用のバケット51を提供することができる。
本考案のツース盤は、パワーショベルやショベルローダ等の掘削等を行う作業機械に用いられる各種バケット用として広範に適用可能である。
1 ショベル機械用のバケットに付設されるツース盤
11 中央ツース部材
11A 中央ツース部材本体
12 嵌入用凹陥部
12a ピン穴
13 アダプター用筒体部
14 間隔調整用突出部
14a 斜面部領域
14b 平坦部領域
14c 平坦突出部
15 歯部
16 間隔調整用凹陥部
17 上面遮蔽部材
17a 斜面部領域
17b 平坦部領域
17c 平坦突出部
18 底面部材
19 凹凸部
19a 台形凹部
19b 楔形凸部
21 右ツース部材
21A 右ツース部材本体
22 嵌入用凹陥部
22a ピン穴
23 アダプター用筒体部
24 間隔調整用突出部
25 歯部
26 間隔調整用凹陥部
27 上面遮蔽部材
27a 斜面部領域
27b 平坦部領域
27c 平坦突出部
28 底面部材
29 傾斜部
29a 傾斜部
31 左ツース部材
31A 左ツース部材本体
32 嵌入用凹陥部
32a ピン穴
33 アダプター用筒体部
34 間隔調整用突出部
35 歯部
36 平坦突出部
36a 段部
37a 斜面部領域
37b 平坦部領域
37c 平坦突出部
40 裏面側リブ
41 アダプター
51 バケット

Claims (4)

  1. 各々基端側に連結ピン用のピン穴を具備し、バケット側から突出させたアダプターが装着可能な嵌入用凹陥部を設け、各々突出端側に掘削用の土砂等に食い込ませる歯部を露出状態に設けた中央ツース部材、右ツース部材及び左ツース部材の並設構造でショベル機械用のバケットに付設されるツース盤であって、
    前記中央ツース部材の歯先側の表裏両表出面、右ツース部材の歯先側の裏表出面、左ツース部材の歯先側の表表出面に各々土砂の歯先側から嵌入用凹陥部側への流通を補助する凹凸部を設けたことを特徴とするショベル機械用のバケットに付設されるツース盤。
  2. 前記各凹凸部は、台形凹部、楔形凸部により形成したことを特徴とする請求項1記載のショベル機械用のバケットに付設されるツース盤。
  3. 前記右ツース部材及び左ツース部材の両隅端部には、歯先先端側に向かって角度θで先細状に傾斜する傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のショベル機械用のバケットに付設されるツース盤。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のツース盤を備えることを特徴とするショベル機械用のバケット。
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