JP4107529B2 - 溝用バケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は暗渠の集水溝や溝渠のように、地中に所定巾の深い溝を掘削するのに適した暗渠用バケット、あるいは、これらの溝の堆積物を排出するのに適したクラムシェルバケットなどの溝用バケットに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
水田、畑、果樹園などの農地、あるいはゴルフ場などの排水を改良するための暗渠は、巾が狭く深い集水溝(例えば、巾15cm、深さ1m)を掘り、この溝の底に吸水渠を配設し、その上部に疎水材を埋設して施工される。
このように、巾が狭く、深い溝を掘削する場合は、掘削巾の広い通常の掘削バケットを使用できないため、掘削巾と深さに適合した特殊の暗渠用バケットを使用する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種の暗渠用バケットは、溝の巾と深さに適合する底板と左右側板で掘削バケット本体を形成し、巾の狭いバケットを地中深く押し込んで所定巾の土を所定深さに切り取るようにして掘削している。しかしながら、この構造のものは切り取った土が底板と左右側板に囲まれたバケットの内部に押し込められて、圧縮されるため、掘削した土をバケットから排出するのがきわめて困難であった。
【0004】
この問題を解決する手段としては、バケット本体の内側に排土板を取付けたものがあるが、製作コストが高くなり、排出機能も充分でない。また、この種の土工バケットは過酷な荷重を受けるため、変形して排土板が動かなくなるなどのトラブルが生じ、耐久性に問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、所定巾で深く掘り起こした土をバケットから容易に排出できる構造の溝用バケットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の溝用バケットは、土工機械本体の操作部材が連結されるステイ部(ブラケット)と、このステイ部に一体結合され、内側に弧状凹面に湾曲した底面を有するバケット底板と、バケット底板の先端とステイ部先端間に結合された左右の掘削切刃とを有し、前記バケット底板は、弧状凹面に湾曲させた底板表面の平坦縁辺と掘削切刃に囲まれた左右側面の全面が開口しているとともに、平坦な鋼板の外側背面軸方向に沿って直線状の補強リブを一体結合した構成になることを特徴とする。
【0007】
本発明の溝用バケットは、また、土工機械本体の操作部材が連結されるステイ部と、このステイ部に一体結合され、内側に弧状に湾曲した底面を有するバケット底板と、バケット底板の先端とステイ部先端間に結合された左右の掘削切刃とを有し、バケット底板と掘削切刃間の側面が開口している一対のバケット部材を、
各々の掘削切刃を向き合せて一組のクラムシェルバケットとしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は本発明の溝用バケットの一実施例を示すもので、この溝用バケット1は、鋼材などの金属製材質からなり、所定溝巾のバケット底板2と、バケット底板2の上部に結合されたステイ部(ブラケット)3と、バケット底板2の先端とステイ部3の先端間に結合された左右の掘削切刃4、4を基本構成部材として備え、バケット底板2と掘削切刃4、4間の側面を開放させた構造になっている。
【0009】
バケット底板2は溝巾の鋼板2aを外側に弧状に湾曲させた構造になり、好ましくは外側背面軸方向に沿って補強用のリブ2bが一体結合されている。
図は省略したが、バケット底板2の先端に掘削爪を固設してもよい。
【0010】
ステイ部3は2個の連結孔3a、3bを形成した一対のブラケット3c、3cを基板3dの左右に一体結合した構成になり、連結孔3a、3bに土工機械本体のアームや作動リンク(図は省略)をピンを介して連結するようになっている。
【0011】
掘削切刃4、4は所定巾の鋼板をステイ部3の基板3dとバケット底板2の先端間に、バケット底板2の巾間隔をもって一体結合した構成になり、掘削の際に巾寸法の土を堀切って、所定巾の溝を形成するようになっている。このため、掘削切刃4、4は掘削の際の抵抗に充分耐え得る厚さと巾に形成されている。
【0012】
このように、溝用バケット1はバケット底板2とステイ部3と掘削切刃4、4で構成され、実質的な側板を有しないので、バケット底板2と掘削切刃4間の側面に広く開放された開口5が形成され、掘削の際に掘り出したバケット1内の土をこの開口5から排出できるようにしてある。
【0013】
図4は、本発明の別の実施例を示すもので、このものは、上記と同様に所定巾のバケット底板2の上端にステイ部3を結合し、バケット底板2の先端とステイ部3の先端間に掘削切刃4、4を結合した左右一対の掘削ユニット1a、1bを、各々の掘削切刃4側を対向させて一組のクラムシェルバケットに構成したもので、各々の掘削ユニット1a、1bは、バケット底板2と掘削切刃4とステイ部3に囲まれた側面が開口5によって開放されている。
【0014】
図4の溝用バケット1は、ステイ部3の角部に形成した連結孔3aを支柱6の先端に軸着して一対の掘削ユニット1a、1bの掘削切刃4、4を向き合せるとともに、支柱6に沿って上下作動するシリンダ7のリンク8をステイ部3の別の連結孔3bに軸着し、シリンダリンク8の上下作動により一対の掘削ユニット1a、1bを連結孔3aを支点にして回動させる、いわゆるクラムシェルバケットとして使用するものであり、掘削により掘り上げた掘削ユニット1a、1bの土は各々の開口5からも排出することができる。
【0015】
【効果】
本発明の溝用バケットは、底板内側縁辺と掘削切刃に囲まれた側面の全面が広く開放されているので、バケット底板と掘削切刃で切り起した土はバケットに軽い衝撃を与えるだけで側面・開口から外へ排出される。従って、バケット内に切り取った土がバケットの内壁に密着することがなく簡単に排出されるので、特に、暗渠のように巾が狭く、比較的深い溝の掘削や土砂排出用のバケットとして使用することにより、作業能率が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による溝用バケットの透視図
【図2】 図1の溝用バケットの正面図
【図3】 図1の溝用バケットの側面図
【図4】 本発明の他の実施例によるクラムシェル型溝用バケットの透視図
【符号の説明】
1…溝用バケット
1a、1b…掘削ユニット
2…バケット底板
3…ステイ部
3a、3b…連結孔
4…掘削切刃
5…開口
6…支柱
7…シリンダ
8…シリンダリンク
Claims (1)
- 土工機械本体の操作部材が連結されるステイ部と、このステイ部に一体結合され、内側に弧状凹面に湾曲した底面を有するバケット底板と、バケット底板の先端とステイ部先端間に結合された左右の掘削切刃とを有し、前記バケット底板は、弧状凹面に湾曲させた底板表面の平坦縁辺と掘削切刃に囲まれた左右側面の全面が開口しているとともに、平坦な鋼板の外側背面軸方向に沿って直線状の補強リブを一体結合した構成になることを特徴とする溝用バケット
Priority Applications (1)
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JP35458898A JP4107529B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 溝用バケット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP35458898A JP4107529B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 溝用バケット |
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Family Applications (1)
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- 1998-12-14 JP JP35458898A patent/JP4107529B2/ja not_active Expired - Fee Related
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