JP3049475B2 - 包装構造および包装構造を備えた書籍 - Google Patents
包装構造および包装構造を備えた書籍Info
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Description
構造を備えた書籍に係り、さらに詳しく言えば、例えば
雑誌等に付録として添付されるCD−ROMやフロッピ
ーディスク等を包装するための包装構造および包装構造
を備えた書籍に関するものである。
は、各種ソフトウェアあるいは記事内容を記録した光学
式情報記録媒体(以下CD−ROMと略す)やフロッピ
ーディスク(以下FDと略す)等を添付することが多
く、CD−ROMやFD等を包装するために様々な包装
構造が用いられている。例えば、図7に示す包装構造7
0は、CD−ROM71を雑誌72に添付するために、
雑誌72と同一の平面形状を有する厚紙73〜75を積
層することにより構成されている。
A〜75Aおよびミシン目73B〜75Bが形成されて
いる。これらの貫通孔73A〜75Aおよびミシン目7
3B〜75Bは、各厚紙73〜75が周縁を一致させて
積層されたときに互いに対応する位置に形成されてい
る。
りも小さな内径を有し、貫通孔74AはCD−ROM7
1が挿入可能な内径を有している。一方、貫通孔75A
はCD−ROM71が挿通可能な内径を有するととも
に、ストッパ76が厚紙75と一体的に設けられてい
る。
M71を貫通孔74A内に挿入し、次いで、厚紙73〜
75をそれぞれの周縁が一致するように積層させるとと
もに、接着剤等により相互貼着させ、これらによりCD
−ROM71を包装する。
頁と、当該雑誌72の表紙、背表紙および裏表紙を構成
する表紙材78との間において、ミシン目73B〜75
Bが背表紙側に向くように厚紙73〜75を配置して接
着製本される。そして、雑誌72は、背表紙以外の3辺
に裁断工程が施された後、書店等に配送される。
75から切り取るとともに(図中鎖線の状態)、貫通孔
73Aに指等を挿入することによりCD−ROM71を
貫通孔74Aから押し出し、これにより貫通孔74Aか
ら取り出したCD−ROM71を使用する(図中鎖線の
状態)。
3B〜75Bを境界として雑誌72から厚紙73〜75
を切り離すとともに、CD−ROM71を再び貫通孔7
4Aに挿入すれば、厚紙73〜75がCD−ROM71
を保管あるいは運搬する際の保護ケースとして機能し、
雑誌72の購入者が別途保護ケースを用意する必要がな
い。
装構造70では、CD−ROM71の保護ケースとして
機能する厚紙73〜75が雑誌72と略同一の平面形状
を有することになる。このため、CD−ROM71を保
管あるいは運搬するにあたっては、CD−ROM71よ
りも必要以上に大きな保管スペースあるいは運搬スペー
スが必要である。
るいは運搬するにあたっては、CD−ROM71の面方
向を垂直にする、いわゆる立てた状態で保管あるいは運
搬することが多い。しかしながら、この包装構造70で
は、CD−ROM71を立てた状態で保管あるいは運搬
すると、ストッパ76が厚紙75から切り取られている
ため、貫通孔74AからCD−ROM71が脱落し易
い。
本時からCD−ROM71の表裏が部分的に外部露出し
ているため、埃や擦り傷等から保護されない。したがっ
て、前述した包装構造70では、CD−ROM71の保
管性、携帯性が低いという問題があった。
る、例えば樹脂製の保護ケースにCD−ROM71を収
納し、この保護ケースを貫通孔74Aに挿入することが
考えられる。しかしながら、これによれば、保護ケース
と、保護ケースに対応した厚みを有する厚紙74とが別
途必要であるとともに、包装構造70の厚みが増加する
という問題がある。
ROM71を保護するために必要な最小形状に形成して
おくことが考えられる。しかしながら、これによれば、
雑誌72の有効厚みが不均一になるため、書店等におい
て雑誌72を所定冊数平積みすると安定性が得られず、
陳列効率を低くするという問題がある。
Mを添付する場合にのみ生ずるものではなく、CD−R
OMの平面積よりも大きな側面積を有する箱状体にCD
−ROMを添付する場合や、CD−ROMを運搬、郵
送、販売、頒布、貸借するために、CD−ROMの平面
積よりも大きな台紙にCD−ROMを添付する場合にも
生ずる。
M以外にも、例えばFD,RAMカード,シングルを含
む音楽用、ゲーム機用、写真用CD,LD,LCD,M
D,MO(光磁気式記録媒体),PD(大容量磁気記録
媒体),LP,EP,SP等のレコード、ソノシート、
カセットテープ、キャッシュカードを含む磁気記録形式
の会員証や各種プリペイドカード、フィルム、写真等、
埃や衝撃あるいは擦り傷等から保護すべき被包装物全般
に生じている。
な従来の問題を解決するためになされたもので、その目
的は、例えば雑誌等に添付されるCD−ROM等の被包
装物を衝撃や埃あるいは擦り傷等から保護できるととも
に、その被包装物が不用意に逸脱(脱落)することがな
く、被包装物の保管性および携帯性を向上できる包装構
造および包装構造を備えた書籍を提供することにある。
り曲げることにより互いに積層される第1面材および第
2面材を含む台材と、前記第1面材および前記第2面材
の互いに対応する位置に設けられ、かつ、それらの各面
材からミシン目に沿って切り取り可能な第1切取部およ
び第2切取部と、前記第1切取部および前記第2切取部
を接着剤を介して互いに積層することにより形成される
略封筒状の包袋部とを備え、前記包袋部に光学式情報記
録媒体などの被包装物が収納される包装構造において、
前記第1切取部は前記包袋部の開口部側に連設されるフ
ラップを有するとともに、前記第2切取部には前記包袋
部の全周に沿ってミシン目が入れられており、前記第1
切取部と前記第2切取部とを、前記包袋部の開口部を塞
がないようにそれらの周縁に塗布された接着剤を介して
互いに積層するにあたって、前記包袋部からの前記被包
装物の逸脱(脱落)を防止する止部として、前記フラッ
プの所定部位が前記第2切取部の前記包袋部の開口部に
沿ったミシン目の外側部分に接着固定されていることを
特徴としている。
材同士を貼り合わせるとき、包袋部の開口部に連設され
ているフラップの一部分(所定部位)が対向する第2面
材側に接着固定される。すなわち、包袋部の開口部の上
方に止部が形成され、これにより包袋部からの被包装物
の逸脱が防止される。
部をミシン目に沿って台材から切り離す際、止部の接着
も剥がされる。したがって、この接着剤には接着力の弱
いものが用いられることが好ましい。なお、厳格には接
着剤と粘着剤とは使い分けられているが、本発明の趣旨
からすれば、そのような厳格さは必要でなく、粘着剤を
使用する場合にも本発明に含まれる。
包袋面材とからなる略封筒状に形成された第2包袋部が
さらに収納され、接着剤により固定されていることが好
まし い態様として挙げられる。これによれば、第1包袋
面材および第2包袋面材をそれぞれ第1面材および第2
面材に対して個別に配置する必要がなく、包袋部を形成
するための手順を簡略化できることになる。
包袋面材が透視性を有するシートからなり、第1および
第2切取部の内の第2包袋面材と対向する側の切取部に
は中空部が設けられていることが好ましい。すなわち、
第1包袋面材を不織布とすることにより、被包装物の表
面に擦り傷等を生じ難くできることになる。また、包袋
部の外側から第1包袋面材と第2包袋面材との間を透視
できるため、包袋部から取り出すことなく被包装物の有
無や内容を確認できることになる。
M等の被包装物が包袋部を介して第1面材および第2面
材に支持されるため、従来と同様に、雑誌等に付録とし
て添付できることになる。そして、被包装物を保管ある
いは運搬するにあたっては、第1切取部および第2切取
部を第1面材および第2面材から切り取れば、包袋部が
第1面材および第2面材から分離して、被包装物を保管
あるいは運搬するにあたっての保護ケースとして機能す
る。
第2面材としては、例えば雑誌と同一の平面形状を有す
る厚紙、段ボール、任意材質の板材、金属箔、樹脂製フ
ィルム等が採用できる。これらの第1面材および第2面
材は、平面形状および材質が互いに異なっていてもよ
く、少なくとも互いの一部同士が積層すればよい。
は、例えば矩形状、円形状等に設定しておけばよく、第
1面材および第2面材が積層したときに、少なくともそ
れぞの一部同士が積層すればよい。これらの第1切取部
および第2切取部は、平面形状が互いに異なっていても
よく、第1面材および第2面材からそれぞれ切り取り可
能とするために、切取端縁にミシン目を形成しておくこ
とが好ましいが、切り取り指示線で代用してもよい。
が示されている。本実施例における包装構造10は、被
包装物であるCD−ROM11を包装し、かつ、縦寸法
Hおよび幅寸法Wを有する雑誌11の巻末に付録として
添付するためのものである。
第2面材22が積層された台材20と、第1面材21お
よび第2面材22からそれぞれ切り取り可能に設けら
れ、かつ、互いに積層することにより略封筒状の包袋部
40を形成する第1切取部31および第2切取部32と
を有している。包袋部40は、内部に積層収容された第
1包袋面材41および第2包袋面材42間にCD−RO
M11を収納可能となっている。
る手順により作成される。まず、図2に示すように、第
1面材21および第2面材22が折線23を介して接続
された台材20を用意する。
ば所定厚みを有するとともに表面化粧仕上げが施された
厚紙とされ、互いに同一形状の平面略長方形に形成され
ている。これらの第1面材21および第2面材22は、
短辺寸法L1が雑誌11の幅寸法Wよりも若干大きく、
かつ、長辺寸法L2が雑誌11の縦寸法Hよりも若干大
きく設定されていて、いわゆるリードケイと呼ばれるミ
シン目が折線23に沿って形成されているとともに(図
中破線参照)、折線23と反対側の長辺と平行にミシン
目24,25が形成されている(図中点線参照)。
する線対称形状となっていて、折線23を境界として折
り曲げると、第1面材21および第2面材22が互いの
周縁を一致させた状態で積層するようになっている。
1辺の長さがCD−ROM11の直径よりも大きく、か
つ、互いに同一形状の平面略正方形とされ、それぞれ第
1面材21および第2面材22の略中央に配置されてい
る。
32は、第1面材21および第2面材22が積層したと
きに、周縁が一致して積層するように、折線23を中心
とする線対称位置に配置されている。
33が環状に形成されているとともに(図中点線参
照)、1辺に平面略三角形状のフラップ34が設けられ
ている。フラップ34の角部間には、いわゆる折ケイと
呼ばれるエンボス加工線35が形成されている(図中一
点鎖線参照)。このような第1切取部31は、当該第1
切取部31およびフラップ34を囲む平面略弾丸形状の
切取端縁36に沿ってミシン目が形成されている(図中
点線参照)。
ラップ34の先端形状に対応した切り込み線37が形成
されているとともに、平面略コ字状に連続する3辺に沿
って、位置決め手段であるエンボス加工線38が形成さ
れている(図中一点鎖線参照)。エンボス加工線38
は、当該エンボス加工線38内にCD−ROM11を収
容できるように設定されている。このような第2切取部
32は、当該第2切取部32を囲む切取端縁39にミシ
ン目が形成されている(図中点線参照)。
材42を用意する。第1包袋面材41は不織布とされ、
第2包袋面材42は透視性を有するビニールフィルムと
され、互いに同一形状を有している。第1包袋面材41
および第2包袋面材42は、1辺長さがエンボス加工線
38の1辺長さに対応する平面正方形とされ、互いに同
一形状となっている。
面材42は、それぞれの周縁のうち、略コ字状に連続す
る3辺同士が接着あるいは熱溶着等により接続されてい
て、CD−ROM11が挿通可能な開口部43を有する
略封筒状(第2包袋部)となっている。
折り曲げたとき、互いに積層する第1面材21および第
2面材22の相互対向面にいわゆるアベックボンドと呼
ばれる接着剤を塗布する。接着剤は、第1面材21およ
び第2面材22の相互対向面に設定された塗布範囲A〜
Fに塗布される。
ン目24を跨ぐ位置までの範囲とされ、塗布範囲Bは第
2面材22の周縁からミシン目25を跨ぐ位置までの範
囲とされている。
ける平面略コ字状に連続する3辺の切取端縁35を跨ぐ
位置から環状のミシン目33を跨ぐ位置までの範囲とさ
れ、塗布範囲Dは第2切取部32におけるエンボス加工
線38に沿った切取端縁39を跨ぐ位置からエンボス加
工線38を跨ぎ、かつ、切り込み線37に到達しない位
置までの範囲とされている。
るエンボス加工線38に沿わない切取端縁39の外側に
設定された略矩形状の範囲とされ、塗布範囲Fは折線2
3を中心とする塗布範囲Eの線対称位置に設定された略
矩形状の範囲とされている。この塗布範囲Eと塗布範囲
Fとに、後述する被包装物(CD−ROM11)の脱落
防止用の止部52が形成される。
材42を介してCD−ROM11を第2面材22に固定
する。この際、CD−ROM11は、内容表示面11A
が第2包袋面材42側を向くように、第1包袋面材41
と第2包袋面材42との間に開口部43から挿入される
(図中二点鎖線参照)。そして、第1包袋面材41の周
縁がエンボス加工線38に沿うとともに、開口部43が
塗布範囲E側を向くように、第1包袋面材41および第
2包袋面材42を塗布範囲D上に載置することにより、
CD−ROM11が第2切取部22に固定される。
剤の塗布範囲Dが当該切り込み線37に到達しないよう
に設定されているため、塗布範囲D上に第1包袋面材4
1および第2包装面材42を載置しても開口可能となっ
ている。
目33を切り離して円盤50を第1切取部31から分離
させ、これにより第1切取部31に中空部51を設け
る。その後、折線23を境界として台材20を折り曲
げ、塗布範囲A,C,Fと塗布範囲B,D,Eとを相互
接着させることにより、第1面材21および第2面材2
2を積層させた状態で固定させる。
2切取部22側に配置されているため、第2包袋面材4
2が自動的に中空部51側に配置されて固定され、か
つ、中空部51が第2包袋面材42に封鎖される。
の間に第1包袋面材41および第2包袋面材42が積層
収納されることになるため、接着剤が塗布範囲C,Dか
ら逸脱して塗布されていても、第1包袋面材41と第2
包袋面材42との間がCD−ROM11を収納可能な包
袋部40として確保される。
れた包袋構造10は、雑誌12の製本にあたって、多数
積層された折丁77の末頁と、雑誌12の表紙、背表紙
および裏表紙を構成する表紙材78との間において、ミ
シン目24およびミシン目25(図示せず)が背表紙側
に向くように配置される。この雑誌12は、接着製本工
程および裁断工程により所定形状に整えられた後(図中
二点鎖線参照)、書店等に配送される。
装構造10では、第1面材21および第2面材22にそ
れぞれ設定された接着剤の塗布範囲E,Fが相互接着す
ることにより、第1包袋面材41および第2包袋面材4
2の開口部43から飛び出そうとするCD−ROM11
の動きを規制する止部52となる。
端縁36,39に形成されたミシン目を切り離すことに
より、第1面材21および第2面材22から第1切取部
31および第2切取部32を分離させる。
より第1包袋面材41および第2包袋面材42の開口部
43から飛び出すことがなく、換言すればCD−ROM
11が切取端縁36,39に跨ることがないため、ミシ
ン目を切り離すにあたってCD−ROM11を傷つける
虞れはない。なお、ミシン目24,25を切り離すこと
により第1面材21および第2面材22を雑誌12から
分離させるか否かは、雑誌12の購入者の任意である。
第1面材21および第2面材22から分離しても、接着
剤C,Dにより積層状態が維持され、包袋部40として
取り出すことができる。そして、雑誌12の購入者は、
第1包袋面材41と第2包袋面材42との間から開口部
43を通してCD−ROM11を取り出し使用する。
際、塗布範囲E側はミシン目39より第2切取部32か
ら切り離されて第2面材22側に残されるため、
塗布範囲Eと塗布範囲F間の接着剤が剥がされること
になる。したがって、止部52がなくなり、CD−RO
M11を取り出すことが可能な状態となる。
にあたっては、CD−ROM11を包袋部40に収納
し、図6に示すように、フラップ34をエンボス加工線
35,35に沿って折り曲げ、フラップ34の先端を係
止手段として機能する切り込み線37に挿入することに
より、開口部43を閉鎖する。
OM11を付録として雑誌に添付できるとともに、第1
面材21および第2面材22から分離する包袋部40が
CD−ROM11の保護ケースとして機能する。
1の形状、寸法に対応する包袋部40が第1面材21お
よび第2面材22から分離するため、CD−ROM11
の保管スペースあるいは運搬スペースを小さくでき、従
来に比較して、CD−ROM11の保管性、携帯性を向
上できる。
CD−ROM11を保管あるいは運搬するにあたって
は、開口部43を上に向けておけば包袋部40からCD
−ROM11が脱落する虞れがない。さらに、包袋部4
0が略封筒状であるため、CD−ROM11の表裏が外
部に露出せず、埃や擦り傷等の影響を受ける虞れが少な
い。
32を互いに辺縁が一致するように配置された同一形状
の平面正方形であるため、各辺長をCD−ROM11の
直径に対応した必要最小にでき、これによりCD−RO
M11の保管性あるいは携帯性を一層向上できる。
の間に第1包袋面材41および第2包袋面材42が積層
収容されているため、塗布範囲C,Dから逸脱して接着
剤が塗布されていても、包袋部40の取り付け空間を確
保できる。
38が設けられているため、容易に第1包袋面材41お
よび第2包袋面材42を位置決めできる。また、第1包
袋面材41および第2包袋面材42が略封筒状に接続さ
れているため、包袋部40を形成するための手順を簡略
化できる。
ため、CD−ROM11の表裏に擦り傷等が生じる虞れ
を少なくできる。一方、第2包袋面材42が透視性を有
するとともに、第1切取部31に中空部51が設けら
れ、中空部51側に第2包袋面材42が配置されている
ため、包袋部40の外側からCD−ROM11の有無や
CD−ROM11の内容表示面を確認できる。
34が設けられているため、包袋部40の保管あるいは
運搬にあたって、フラップ34をエンボス加工線35に
沿って折り曲げれば、包袋部40からCD−ROM11
が脱落する虞れを少なくできる。その上、第2切取部3
2にフラップ34の先端が挿入可能な切り込み線37が
形成されているため、フラップ34による開口部43の
閉鎖状態を維持できる。
間に止部52が設けられているため、CD−ROM11
が切取端縁36,39に跨ることなく包袋部40内に維
持される。したがって、第1面材21および第2面材2
2から第1切取部31および第2切取部32を切り取る
ときに、CD−ROM11を傷つける虞れがない。
に維持されるため、中空部51および第2包袋面材42
を通して内容表示面を確実に確認できる。また、第1面
材21および第2面材22が折線23を介して接続さ
れ、台材20が折線23を中心とする線対称形状である
ため、折線23を中心として台材20を折り曲げれば、
自動的に第1面材21および第2面材22が周縁を一致
させた状態で積層し、包装構造の作成手順を簡略化でき
る。
形成されているため、第1面材21および第2面材22
から第1切取部31および第2切取部32を容易に切り
取ることができる。
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良、変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、第1面材
および第2面材としては、平面形状を任意に設定しても
よく、段ボール、任意材質の板材、金属箔、樹脂製フィ
ルム等を採用してもよい。そして、これらの第1面材お
よび第2面材は、平面形状および材質が互いに異なって
いてもよく、少なくとも互いの一部同士が積層すればよ
い。
は、例えば矩形状、円形状等に設定しておいてもよく、
第1面材および第2面材が積層したときに、少なくとも
それぞれの一部同士が積層すれば平面形状が互いに異な
っていてもよい。そして、第1面材および第2面材、第
1切取部および第2切取部はそれぞれ平面形状、材質が
異なっていてもよい。
び第2切取部の材質等を考慮して、例えば超音波溶着、
圧着等により第1切取部および第2切取部を線接続ある
いは点接続してもよい。この包袋部は、CD−ROM等
の被包装物を囲むような平面略コ字状や平面略半円状等
の略封筒状に形成しておいてもよい。また、第1収納面
材および第2収納面材としては、埃等が遮断可能であれ
ばよく、紙、金属フィルム等を採用してもよく、平面形
状および材質が互いに異なっていてもよい。
OMを付録として添付する場合にのみ適用可能なもので
はなく、CD−ROMの平面積よりも大きな側面積を有
する箱状体にCD−ROMを添付する場合や、CD−R
OMを運搬、郵送、販売、頒布、貸借するために、CD
−ROMの平面積よりも大きな台紙にCD−ROMを添
付する場合にも適用可能である。
例えばFD、RAMカード、シングルを含む音楽用、ゲ
ーム機用、写真用CD,LD,LCD,MD,MO(光
磁気式記録媒体),PD(大容量磁気記録媒体),L
P,EP,SP等のレコード、ソノシート、カセットテ
ープ、キャッシュカードを含む磁気記録形式の会員証や
各種プリペイドカード、フィルム、写真等、埃や衝撃あ
るいは擦り傷等から保護すべき被包装物を包装する場合
にも適用可能である。
材、第2面材、第1切取部、第2切取部、包袋部、第1
包袋面材、第2包袋面材、開口部、位置決め手段、フラ
ップ、係止手段、折線、ミシン目、エンボス加工線、中
空部等の変形は本発明を達成できる範囲内であれば任意
であり、限定されない。
例えば雑誌等に添付されるCD−ROM等の被包装物を
衝撃や埃あるいは擦り傷等から保護できるとともに、そ
の被包装物が不用意に逸脱することがなく、被包装物の
保管性および携帯性を向上できる包装構造および包装構
造を備えた書籍が提供される。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 折り曲げることにより互いに積層される
第1面材および第2面材を含む台材と、前記第1面材お
よび前記第2面材の互いに対応する位置に設けられ、か
つ、それらの各面材からミシン目に沿って切り取り可能
な第1切取部および第2切取部と、前記第1切取部およ
び前記第2切取部を接着剤を介して互いに積層すること
により形成される略封筒状の包袋部とを備え、前記包袋
部に光学式情報記録媒体などの被包装物が収納される包
装構造において、 前記第1切取部は前記包袋部の開口部側に連設されるフ
ラップを有するとともに、前記第2切取部には前記包袋
部の全周に沿ってミシン目が入れられており、前記第1
切取部と前記第2切取部とを、前記包袋部の開口部を塞
がないようにそれらの周縁に塗布された接着剤を介して
互いに積層するにあたって、前記包袋部からの前記被包
装物の逸脱を防止する止部として、前記フラップの所定
部位が前記第2切取部の前記包袋部の開口部に沿ったミ
シン目の外側部分に接着固定されている ことを特徴とす
る包装構造。 - 【請求項2】 前記包袋部内には、第1包袋面材と第2
包袋面材とからなる略封筒状に形成された第2包袋部が
収納され、上記接着剤により固定されていることを特徴
とする請求項1に記載の包装構造。 - 【請求項3】 前記第1包袋面材が不織布で、前記第2
包袋面材が透視性を有するシートからなり、前記第1お
よび第2切取部の内の前記第2包袋面材と対向する側の
前記切取部には中空部が設けられていることを特徴とす
る請求項2に記載の包装構造。 - 【請求項4】 請求項1に記載した前記包袋部に前記被
包装物が収納された前記台材を付録として備えたことを
特徴とする書籍。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251777A JP3049475B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 包装構造および包装構造を備えた書籍 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251777A JP3049475B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 包装構造および包装構造を備えた書籍 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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