JP3670433B2 - ディスクケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)、レーザーディスク(LD)等の光ディスクを初めとして、レコード盤や磁気ディスク等のディスクを収納するための簡易なディスクケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクを雑誌や書籍に付帯させる場合、持ち運び時のディスクの脱落や書店店頭でのディスクの抜き取り防止のため、雑誌や書籍に綴じ込まれた簡易なディスクケースにディスクを封入しておくことが行われている。このディスクケースとしては、ディスクの保護も兼ねて、厚紙製のものが多く使用されている。例えば、2枚の厚紙の一方の内面側にディスクを収納する凹部を形成すると共に、他方の厚紙にディスク中央のラベル部分を露出させる窓部を形成しておき、凹部の周囲に接着剤を塗布し、凹部内にディスクを入れた後、2枚の厚紙を貼り合わせて密封したものが知られている。また、貼り合わせた厚紙間からディスクを取り出しやすくするために、ディスクを収容する凹部部分を開封するためのミシン目を形成したものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のディスクケースの場合は、収納したディスクの周囲を接着剤で貼り合わせることから、接着剤の塗布工程が必要となり、しかもディスクの収納部分を残して周囲に接着剤を塗布するために、接着剤の塗布工程が煩雑になる問題がある。また、接着剤を用いる場合、接着剤の乾燥状態に合わせて貼り合わせ作業を進める必要があり、ディスクの封入に手間がかかる問題がある。
【0004】
本発明は、上記接着剤を用いて密封する方式の従来のディスクケースの問題点に鑑みてなされたもので、基本的に接着剤による封止を行うことなくディスクの脱落や抜き取りを確実に防止できるディスクケースとすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために本発明で講じられた手段を一実施例に対応する図1で説明すると、本発明では、下蓋部1の一端に、下蓋部1上へ折り重ねられる上蓋部2が連接されていると共に、下蓋部1の他端に、下蓋部1上へ折り返すことで、上記折り重ねられる上蓋部2と下蓋部1の間へ挟み込まれる収納部3が連接されており、
この収納部3は、底辺側が下蓋部1に連接された略三角形状をなし、ディスク4が載置される受け部5と、受け部5の一方の斜辺に連接され、受け部5上に折り返されて、受け部5上のディスク4に被さる第1保持片6と、受け部5の他方の斜辺に連接され、受け部5上に折り返されて、ディスク4上に被さった第1保持片6上からディスク4に被さる第2保持片7とを有し、
更に第2保持片7は、上記第1保持片上6からディスク4に被さった状態でディスク4の下側に折り込まれる折り込み片8を有するディスクケースとしているものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図5に基づいて本発明に係るディスクケースの一例を説明する。
【0007】
図1は展開状態を示す平面図である。本ディスクケースは、一般的には厚紙で構成されるもので、図1中、中央が下蓋部1、左側が上蓋部2、右側が収納部3である。
【0008】
下蓋部1の上蓋部2寄りには、開封部9が設けられている。この開封部9は、2条のミシン目や切れ目に挟まれた帯状部分で、これを中央から左右に引き剥すことで、下蓋部1を切断できるようにするものである。開封部9は必須のものではないが、ディスク4を収納した本ディスクケースを後述するようにして書籍や雑誌に綴じ込んだ場合、これを開封しやすくする上で設けることが好ましい。また、図1における開封部9は下蓋部1に設けられているが、これは上蓋部2に設けてもよい。
【0009】
上蓋部2は、下蓋部1の一端に連接されていて、下蓋部1上へ折り返して重ねることができるものとなっている。図中10aが、上蓋部2を下蓋部1上へ折り返して重ねる時の折り返しラインである。また、上蓋部2のほぼ中央部には、円形の外窓11aが形成されている。
【0010】
下蓋部1の他端には、収納部3が連接されている。この収納部3は、底辺側が下蓋部に連接された略三角形状をなす受け部5と、受け部5の一方の斜辺に連接された第1保持片6と、受け部5の他方の斜辺に連接された第2保持片7とを有している。また、収納部3は、折り返しライン10bを介して下蓋部1上へ折り返すことができるものとなっている。
【0011】
更にこの収納部3について説明する。
【0012】
受け部5はディスク4が載置される部分で、その一方の斜辺に連接された第1保持片6は、折り返しライン10cを介して受け部5上へ折り返されることで、受け部5上に載置されたディスク4に被さるものである。受け部5の他方の斜辺に連接された第2保持片7は、折り返しライン10dを介して受け部5上へ折り返されるもので、受け部5上に折り返されてディスク4に被さった第1保持片6の上からディスク4に被さるものである。また、第2保持片7は、第1保持片6上からディスク4に被さった状態で、折り返しライン10eを介してディスク4の下側に折り込まれる折り込み片8を有している。
【0013】
後述するディスク4の収納手順からも明らかになるように、第1保持片6及び第2保持片7をディスク4に被せ、折り込み片8をディスク4の下側に折り込むと、ディスク4は、三方から折り返された第1保持片6、第2保持片7及び折り込み片8によって収納部3に保持される。つまり、このように組み立てられた収納部3からのディスク4の脱落は、折り返しライン10c,10d,10e部分にディスク4が当接することで防止されることになる。従って、組み立てられた収納部3内でのディスク4の遊びを抑える上で、折り返しライン10c,10d,は、受け部5上のディスク4の周縁とほぼ接していることが好ましく、折り返しライン10dは、第2保持片7を受け部5上に折り返した状態において、受け部5上のディスク4の周縁とほぼ接する位置に設けられていることが好ましい。
【0014】
受け部5には、後述するように収納部3を下蓋部1上に折り返し、更に上蓋部2を下蓋部1上に折り返した時に、前記上蓋部2の外窓11aとほぼ重なる円形の内窓11bが設けられている。この外窓11aと内窓11bは、収納されているディスク4(特に中央部ラベル部分)を外から確認することができるようにするためのもので、必須のものではないが、本ディスクケース内に収容されたディスク4の存在やその内容を外部から確認できるようにするために、設けることが好ましい。この外窓11aと内窓11bは、同じ大きさの円孔として形成してもよいが、外窓11aと内窓11bが正確に重なり合わなかった時にもそのずれが外から見えないようにするために、外窓11aより内窓11bを若干大きくしておくことが好ましい。また、ディスク4が飛び出さない範囲で、両者の大きさや形状を相違したものとしたり、三角形、四角形、その他の形状とすることもできる。更に、外窓11aと内窓11bの一方又は両者をプラスチックシートやフィルム等の透明材料で覆い、収納されるディスク4の保護を図ることもできる。
【0015】
次に、図1〜図6に基づいて、本ディスクケースへのディスク4の収納手順を説明する。
【0016】
まず、図1に一点鎖線で示されるような定められた位置にディスク4を置く。最も好ましいこの載置位置は、前述したように、ディスク4の周縁が折り返しライン10c,10dにほぼ接する位置である。外窓11a及び内窓11bを設けた場合、この載置位置は、ディスク4が内窓11bをほぼ同心円状に覆う位置に定められる。
【0017】
次に、図2に示されるように、第1保持片6を折り返しライン10cを介して受け部5上へ折り返し、第1保持片6をディスク4に被せる。
【0018】
第1保持片6をディスク4に被せた後、図3に示されるように、折り返しライン10dを介して第2保持片7を受け部5上へ折り返し、ディスク4に被さった第1保持片6上から第2保持片7をディスク4に被せる。
【0019】
更に、図4に示されるように、受け部5上へ折り返された第2保持片7の差し込み片8を、折り返しライン10eを介してディスク4側へ折り返し、ディスク4の下側に差し込む。この状態とすることで、ディスク4は、第1保持片6、第2保持片7及び差し込み片8によって三方から囲まれ、収納部3に保持されることになる。また、第1保持片6の浮き上がりは第2保持片7が被さっていることによって押えられ、第2保持片7の浮き上がりは差し込み片8がディスク4の下側に差し込まれていることによって押えられる。
【0020】
特に図4から明らかなように、ディスク4の脱落は、その周縁が折り返しライン10c,10d,10eに当接することで防止されるもので、この各折り返しライン10c,10d,10eがディスク4の周縁とほぼ接する位置にあると、保持したディスク4の遊びを防止することができる。尚、折り込み片8先端の弧状切り欠き部12は、ディスク4の下側に折り込まれた折り込み片8が内窓11b(図1参照)内に突出してしまうのを防止するためのものである。
【0021】
上記のようにディスク4を収納部3に保持させた後、図5に示されるように、収納部3全体を折り返しライン10bを介して下蓋部1上へ折り返す。ディスク4は前記のように収納部3にしっかり保持されていることから、この収納部3全体の折り返し作業時にディスク4が脱落することはない。
【0022】
収納部3を下蓋部1上へ折り返して図5に示される状態とした後、更に上蓋部2を下蓋部1上へ折り返して重ね、上蓋部2と下蓋部1の間に収納部3を挟み込む。この状態の平面図が図6(a)、概略正面図が図6(b)である。この状態では、図5に示される上蓋部2の外窓11aと、収納部3の内窓11bはほぼ重なり、外窓11aと内窓11bを介して、収納されているディスク4を外から確認することができる。
【0023】
図6(a)及び(b)に示されるように、上蓋部2の自由端側を下蓋部1(収納部3)上に重ね、この自由端側の綴じ込み代19を介して雑誌や書籍に綴じ込むことで、ディスク4の包み込みに特に接着剤を使用することなく、ディスク4を雑誌や書籍に付帯させることができる。雑誌や書籍への綴じ込みは、例えばアジロ綴や無線綴で行うことができる。また、綴じ込み代19は、収納部3の第1保持片6、第2保持片7及び差し込み片8にかからないように設定されるものである。
【0024】
上記のようにして雑誌や書籍に綴じ込まれた本ディスクケースの両側部は、上蓋部2と下蓋部1が重なり合っただけの状態で、接着剤もしくは粘着剤による封止は行われていない。しかし、側部から上蓋部2と下蓋部1の間に指等をこじ入れても、収納部3内のディスク4には第1保持片6及び第2保持片7が被さっており、差し込み片8によってこれらが外れないように押えられているため、ディスク4を抜き取ることはできない状態となっている。また、同様の理由から、持ち運び時のディスク4の脱落も生じる恐れがないものである。
【0025】
一方、上記のようにして書籍や雑誌に綴じ込んだ本ディスクケースからのディスク4の取り出しは、図1に示されるような開封部9を設けておけば、この開封部9を引き剥して開封することで容易に行うことができる。
【0026】
図7及び図8は収納部3の第2の例を示すもので、基本的には図1のディスクケースと同様であるが、受け部5の下蓋部1側に、切り込み13を介して受け部5から押し出される押え片14が形成されている点が相違している。この押え片14は、図8に示されるように、図1〜図4と同様の手順で、第1保持片6及び第2保持片7をディスク4に被せ、折り込み片8をディスク4の下側に折り込んだ後に、第2保持片7上に被せられるものである。
【0027】
上記押え片14を設けておくと、第2保持片7が押え片14でも押さえ付けられて浮き上がりにくくなるので、ディスク4の保持状態を更に安定させることができる。特に押え片14の位置を差し込み片8の位置に合わせておくと、差し込み片8がディスク4の下側から抜け出しにくくなり、一層効果的である。
【0028】
図9及び図10は収納部3の第3の例を示すもので、折り返しライン10c,10dの中間部に各々スリット15,15が形成されている点が図1のディスクケースと相違している。
【0029】
ところで、ディスク4は、図示されるように、矩形の袋16に入れてディスクケースに収納するのが一般的である。この場合、図1に示されるディスクケースでも大きな支障はないが、袋16の一部が折り畳まれたりしわ寄せられやすい。これを防止する上では、図示されるようなスリット15,15を設け、折り返しライン10c,10dを介しての第1保持片6及び第2保持片7の折り返しによって折り曲げられる袋16のコーナー部を、スリット15,15に差し込んで、この折り返しから逃がすことができるようにしておくことが好ましい。
【0030】
袋16は、ディスク4を保護するためのもので、どのようなものでも差し支えないが、一般的には片面が透明なプラスチックフィルムで他面が不織布で構成されたものが用いられる。このプラスチックフィルムと不織布からなる袋に収容したディスク4を受け部5に載置する場合、内窓11bからプラスチックフィルムを介してディスク4を確認できるよう、プラスチックフィルム側を受け部5と向き合わせて載置することになる。
【0031】
図11及び図12は収納部の第4の例を示すもので、折り返しライン10c,10dが、受け部5上に載置されたディスク4の周縁部と交差する位置を通っており、このディスク4の周縁部との交差領域において、ディスク4の周縁に沿った、外方に凸形状の円弧状のスリット15,15が形成されている点が図1のディスクケースと相違している。
【0032】
上記円弧状のスリット15,15を設けておくと、ディスク4をこの円弧状のスリット15,15に沿った図11の位置に載置し、第1保持片6及び第2保持片7を折り返してディスク4に被せると、図12に示されるように、自動的にディスク4の周縁部がスリット15,15に差し込まれ、保持された状態とすることができる。第1保持片6及び第2保持片7の折り返しによって自動的にディスク4が差し込まれた状態を得ることができるスリット15,15は、折り返しライン10c,10dとディスク4周縁部との交差領域に設けられる外方に凸形状のものであれば、図13及び図14に示されるようなコ字形や図15及び図16に示される鉤形のスリット15,15であってもよい。また、これらのスリット15,15は、図9及び図10で説明したスリット15,15と同様に、袋16に入れてディスクを収納する場合に、袋16のコーナー部を折り返しから逃がすものとしても機能する。
【0033】
本発明に係るディスクケースは、これまで説明したような1枚のディスク4を収納するもののみではなく、複数枚のディスク4を収納できるものとすることができる。例えば、図17に示されるように、1つの下蓋部1に対して2つの収納部3が並列して夫々連接すれば、同時に2枚のディスクを収納できるディスクケースとすることができる。また、図17に示されるディスクケースは図1に示されるディスクケースの収納部3を2つ設けたものとなっているが、他の例の収納部3を2つ設けたものとすることもでき、更には3つ以上の収納部3を設けたものとすることもできる。
【0034】
尚、図7〜図17において、図1と同じ符号は同じ部材又は部位を示すものである。
【0035】
以上の各例は、いずれも雑誌や書籍に綴じ込む場合に便利なものであるが、本発明のディスクケースはこのような綴じ込み用だけでなく、通常の保護ケースとしても応用することができる。この場合、間に収納部3を挟んで重ね合わされた下蓋部1と上蓋部2が開いてしまわないよう、両者間を止める蓋止め手段を設けることが好ましい。この蓋止め手段としては、例えば図18に示されるように、上蓋部2に設けた舌片17と、下蓋部1に設けた差し込み口18を用いることができる。舌片17を差し込み口18に差し込んでおくことで、下蓋部1と上蓋部2が開いてしまうのを防止することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した通りのものであり、次の効果を奏するものである。
【0037】
(1)接着剤による封止を行うことなくディスク4を収納できるので、ディスク4の収納に際して接着剤の塗布工程が不要であり、収納作業が容易である。
【0038】
(2)ディスク4は第1保持片6及び第2保持片7が被さり、更に差し込み片8で止められた状態で収納部3内にしっかり保持されるので、持ち運び時のディスク4の脱落や書店店頭でのディスク4の抜き取りを確実に防止することができる。
【0039】
(3)むき出しのディスク4であるか袋16入りのディスク4であるかを問わず、簡単かつ確実に収納することができる。
【0040】
(4)受け部5に押え片14を設けておくと、ディスク4の保持状態を更に安定させることができる。
【0041】
(5)受け部5と第1保持片6及び第2保持片7との境界部分に、ディスク4の周縁部が差し込まれるスリット15,15を設けておくと、このスリット15,15によってもディスク4を保持することができ、ディスク4の遊びを防止しやすくなる。
【0042】
(6)複数の収納部3を連接することで、一度に複数のディスク4を収納できるディスクケースとすることもできる。
【0043】
(7)容易に通常の保護ケースとしても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図2】図1の状態から第1保持片を受け部上へ折り返した状態を示す図である。
【図3】図2の状態から第2保持片を保持部上へ折り返した状態を示す図である。
【図4】図3の状態から差し込み片をディスクの下側へ差し込んだ状態を示す図である。
【図5】図4の状態から収納部全体を下蓋部上へ折り返した状態を示す図である。
【図6】図5の状態から上蓋部を下蓋部上へ折り返した状態を示す図である。
【図7】収納部の第2の例を示す展開平面図である。
【図8】図7の収納部を図2〜図4に相当する状態を経て組み立て、更に押え片を第2保持片上に被せた状態を示す図である。
【図9】収納部の第3の例を示す展開平面図である。
【図10】図9の収納部を図2〜図4に相当する状態を経て組み立てた状態を示す図である。
【図11】収納部の第4の例を示す展開平面図である。
【図12】図11の収納部を図2〜図4に相当する状態を経て組み立てた状態を示す図である。
【図13】コ字形のスリットを設けた収納部を示す展開平面図である。
【図14】図13の収納部を図2〜図4に相当する状態を経て組み立てた状態を示す図である。
【図15】鉤形のスリットを設けた収納部を示す展開平面図である。
【図16】図15の収納部を図2〜図4に相当する状態を経て組み立てた状態を示す図である。
【図17】複数の収納部を有するディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図18】蓋止め手段の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 下蓋部
2 上蓋部
3 収納部
4 ディスク
5 受け部
6 第1保持片
7 第2保持片
8 差し込み片
9 開封部
10a 折り返しライン
10b 折り返しライン
10c 折り返しライン
10d 折り返しライン
10e 折り返しライン
11a 外窓
11b 内窓
12 弧状切り欠き部
13 切り込み
14 押え片
15 スリット
16 袋
17 舌片
18 差し込み口
19 綴じ込み代

Claims (9)

  1. 下蓋部の一端に、下蓋部上へ折り重ねられる上蓋部が連接されていると共に、下蓋部の他端に、下蓋部上へ折り返すことで、上記折り重ねられる上蓋部と下蓋部の間へ挟み込まれる収納部が連接されており、
    この収納部は、底辺側が下蓋部に連接された略三角形状をなし、ディスクが載置される受け部と、受け部の一方の斜辺に連接され、受け部上に折り返されて、受け部上のディスクに被さる第1保持片と、受け部の他方の斜辺に連接され、受け部上に折り返されて、ディスク上に被さった第1保持片上からディスクに被さる第2保持片とを有し、
    更に第2保持片は、上記第1保持片上からディスクに被さった状態でディスクの下側に折り込まれる折り込み片を有することを特徴とするディスクケース。
  2. 受け部の下蓋部側に、切り込みを介して受け部から押し出されて、折り込み片をディスクの下側に折り込んだ第2保持片上に被さる押え片が形成されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  3. 第1保持片と第2保持片を受け部上へ折り返す各折り返しラインが、受け部上に載置されたディスクの周縁にほぼ接していることを特徴とする請求項1又は2のディスクケース。
  4. 第1保持片と第2保持片を受け部上へ折り返す各折り返しラインの中間部にスリットが夫々形成されていることを特徴とする請求項1又は2のディスクケース。
  5. スリットが、受け部上に載置されたディスクの周縁部が差し込まれるもので、しかも外方に凸形状をなしていることを特徴とする請求項1又は2のディスクケース。
  6. 折り込み片をディスクの下側に折り込む折り返しラインが、第2保持片を受け部上へ折り返した状態において、受け部上に載置されたディスクの周縁にほぼ接していることを特徴とする請求項1〜5いずれかのディスクケース。
  7. 上蓋部には、ほぼ中央部に外窓が設けられ、受け部のディスク載置位置には、収納部が下蓋部と上蓋部間に挟み込まれた時に上蓋部の外窓とほぼ重なる内窓が設けられていることを特徴とする請求項1〜6いずれかのディスクケース。
  8. 1つの下蓋部に対して複数の収納部が並列して夫々連接されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  9. 収納部が折り返された下蓋と、下蓋上に折り返された上蓋間を止める蓋止め手段が設けられていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
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