JP3712823B2 - ディスクケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)、レーザーディスク(LD)等の光ディスクを初めとして、レコード盤や磁気ディスク等のディスクを収納するための簡易なディスクケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクを雑誌や書籍に付帯させる場合、持ち運び時のディスクの脱落や書店店頭でのディスクの抜き取り防止のため、雑誌や書籍に綴じ込まれた簡易なディスクケースにディスクを封入しておくことが行われている。このディスクケースとしては、ディスクの保護も兼ねて、厚紙製のものが多く使用されている。例えば、2枚の厚紙の一方の内面側にディスクを収納する凹部を形成すると共に、他方の厚紙にディスクの中央部を露出させる窓部を形成しておき、凹部の周囲に接着剤を塗布し、凹部内にディスクを入れた後、2枚の厚紙を貼り合わせて密封したものが知られている。また、貼り合わせた厚紙間からディスクを取り出しやすくするために、ディスクを収容する凹部部分を開封するためのミシン目を形成したものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のディスクケースの場合は、収納したディスクの周囲を接着剤で貼り合わせることから、接着剤の塗布工程が必要となり、しかもディスクの収納部分を残して周囲に接着剤を塗布するために、接着剤の塗布工程が煩雑になる問題がある。また、接着剤を用いる場合、接着剤の乾燥状態に合わせて貼り合わせ作業を進める必要があり、ディスクの封入に手間がかかる問題がある。また、CDは、表面側が透明な合成樹脂フィルム、裏面側が合成繊維の不織布で構成された保護袋に収納されているのが通常で、この保護袋に入ったCDをディスクケースの納める場合、保護袋が接着されてしまう恐れもある。
【0004】
本発明は、上記接着剤を用いて密封する方式の従来のディスクケースの問題点に鑑みてなされたもので、基本的に接着剤による封止を行うことなくディスクの脱落や抜き取りを確実に防止できるディスクケースとすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために本発明で講じられた手段を一実施例に対応する図1で説明すると、本発明では、下蓋部1の一端に、下蓋部1上への折り重ねが可能な上蓋部2が連接されていると共に、上蓋部2との連接側とは対向する下蓋部1の他端に、下蓋部1上へ折り返すことで、上記折り重ねられる下蓋部1と上蓋部2の間へ挟み込まれる差し込み保持部3が連接されており、
この差し込み保持部3は、ディスク4が収納された保護袋5に差し込まれて、ディスク4を保護袋5ごと保持するディスクケースとしているものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図4に基づいて本発明に係るディスクケースの一例を説明する。
【0007】
図1は展開状態を示す平面図である。本ディスクケースは、一般的には厚紙で構成されるもので、図1中、中央が下蓋部1、左側が上蓋部2、右側が差し込み保持部3である。
【0008】
本例のディスクケースは、後述するように、雑誌や書籍への綴じ込みに適したもので、綴じ込んだ状態で開封してディスク4を取り出しやすくするためには開封部8を設けておくことが好ましい。開封部8は、ミシン目や切り込みによって引き裂き開封しやすくした箇所で、図示される開封部8は、下蓋部1の上蓋部2寄りに、2条のミシン目又は切り込みに挟まれた帯状部分として形成されている。この開封部8は、中央部分から左右に引っ張ることで引き裂き除去することができ、これによって容易に開封することができる。
【0009】
上蓋部2は下蓋部1の一端に連接されていて、折り返しライン6aを介して下蓋部1上に折り重ねることによって、次に述べる差し込み保持部3を下蓋部1との間に挟み込むものである。また、上蓋部2のほぼ中央部には、円形の外窓7aが形成されている。
【0010】
上記上蓋部2の連接側と対向する下蓋部1の他端には、差し込み保持部3が連接されている。この差し込み保持部3は、ディスク4を収納した保護袋5に差し込まれ、ディスク4を保護袋5ごと保持するものである。差し込み保持部3の基部(下蓋部1との連接側)は、ほぼ保護袋5の幅と等しい幅となっており、保護袋5にしっかり差し込むことができるようになっている。差し込み保持部3の先端部は、この基部より幅が狭くなっており、保護袋5の開口部に差し込みやすくなっている。また、差し込み保持部3は、折り返しライン8bを介して下蓋部1上へ折り返すことができるものとなっている。
【0011】
更にこの差し込み保持部3について説明すると、差し込み保持部3には、保護袋5ごと保持したときのディスク4の中央部分に対応する位置に内窓7bが形成されている。前記上蓋部2の外窓7aは、差し込み保持部3を下蓋部1と上蓋部2との間に挟み込んだときに、内窓7bとほぼ重なる位置に形成されているものである。また、差し込み保持部3は、下蓋部1上に折り返したときに、先端部が下蓋部1と上蓋部2間の折り返しライン6a付近に位置する長さとなっていることが好ましい。差し込み保持部3を下蓋部1と上蓋部2との間に挟み込んだ状態において、差し込み保持部3から保護袋5が抜けないようにするためである。
【0012】
次に、図2〜図4に基づいて、本ディスクケースへのディスク4の収納手順を説明する。
【0013】
まず、図2及び図3に示されるように、ディスク4を収納した保護袋5に差し込み保持部3を差し込む。保護袋5は、一般に表面側が透明な合成樹脂フィルム、裏面側が合成繊維の不織布で構成されており、表面側からのみディスク4を目視できるので、差し込み保持部3を下蓋部1上に折り返したときに、保護袋5の表面側が上向きとなるように差し込み保持部3の差し込みを行う。また、この保護袋5は、透明な合成樹脂フィルムである表面側の保護効果がやや低いことから、これを補うために、保護袋5の表面側とディスク4の間に差し込み保持部3を差し込むことが好ましい。このとき、差し込み保持部3には内窓7bが形成されているので、ディスク4が差し込み保持部3で隠されてしまうことがない。但し、差し込み保持部3は、保護袋5の裏面側とディスク4の間に差し込んでもよい。この場合、内窓7bは不要となる。また、保護袋5は、表面と裏面の両者が透明な合成樹脂フィルム製の袋や、表面側にディスク4を目視できるようにするための開口部を有する紙製の袋等であってもよい。
【0014】
差し込み保持部3を保護袋5にしっかり差し込んで、ディスク4を保護袋5ごと保持させた後、差し込み支持部3を折り返しライン6bを介して下蓋部1上へ折り返す。そして、その上から、折り返しライン6aを介して上蓋部2を下蓋部1上へ折り返し、下蓋部1と上蓋部2との間に、保護袋5ごとディスク4を保持した差し込み保持部3を挟み込む。この状態の平面図が図4である。この状態では、上蓋部2の外窓7aと差し込み保持部3の内窓7bはほぼ重なり、外窓7aと内窓7bを介して、保護袋5に収納されて保持されいるディスク4を外から確認することができる。
【0015】
外窓7aと内窓7bは必須のものではないが、本ディスクケース内に収容されたディスク4の存在を外部から確認できるようにするために、設けることが好ましい。この外窓7aと内窓7bは、同じ大きさでもよいが、両者の位置が多少ずれてもこのずれが外から見えないようにするために、内窓7bより外窓7aを若干小さくしておくことが好ましい。外窓7aと内窓7bは、通常、円孔として形成されるが、ディスク4の保持を阻害しない範囲で、両者の大きさや形状を相違したものとしたり、三角形、四角形、その他の形状とすることもできる。また、外窓7aと内窓7bの一方又は両者をプラスチックシートやフィルム等の透明材料で覆い、収納されるディスク4の更なる保護を図ることもできる。
【0016】
本例のディスクケースは、特に雑誌や書籍に綴じ込むのに適したもので、図4に示されるように、重ね合わされた下蓋部1と上蓋部2の自由端側に綴じ込み代9がとられている。そして、この綴じ込み代9を用いて雑誌や書籍に綴じ込むことで、ディスク4の包み込みに特に接着剤を使用することなく、ディスク4を雑誌や書籍に付帯させることができる。雑誌や書籍への綴じ込みは、例えばアジロ綴や無線綴で行うことができる。
【0017】
上記のようにして雑誌や書籍に綴じ込まれた本ディスクケースの上下は、上蓋部2と下蓋部1が重なり合っただけの状態で、接着剤もしくは粘着剤による封止は行われていない。しかし、ここから上蓋部2と下蓋部1の間に指等をこじ入れても、ディスク4は保護袋5に収納されており、しかも差し込み保持部3の先端側には保護袋5を差し込み保持部3から抜き取るだけの空間がないので、開封することなくディスク4を抜き取ることはできない状態となっている。また、同様の理由から、持ち運び時のディスク4の脱落も生じる恐れがないものである。
【0018】
上記のように雑誌や書籍に綴じ込んだ本ディスクケースを開封してディスク4を取り出しやすくするためには、前述のような開封部8を設けておけばよい。また、雑誌や書籍に綴じ込まれた本ディスクケース自体を雑誌や書籍から容易に取り外せるよう、綴じ込み代9に沿って、下蓋部1と上蓋部2を貫通するミシン目や切れ目等を設けておくこともできる。
【0019】
次に、本発明に係るディスクケースの他の例について図5〜図22で説明する。尚、図5〜図22において図1と同じ符号は同様の部材若しくは部位を示すものである。
【0020】
図5及び図6は、大きな内窓7bを有するディスクケースの一例を示すもので、差し込み保持部3の内窓7bが、保護袋5ごと保持したときのディスク4の中央部分に対応する位置から差し込み保持部3の先端に抜けたU字形の切り抜き部として形成されている。このようにすると、ディスク4のより広い面積を、内窓7bから目視することができる。この場合、上蓋部2の外窓7aも、大きな内窓7bに対応してできるだけ大きなものとするのは勿論のことである。
【0021】
図7及び図8は、ディスク4や保護袋5の保持状態を安定させるための舌片10を有するディスクケースの一例を示すものである。図示されるように、本例における差し込み保持部3の基部寄りには、コ字形の切り込みが形成されており、その内側が舌片10となっている。この舌片10は、ディスク4を収納した保護袋5に差し込み保持部3を差し込んだときの保護袋5の開口縁部付近に位置するもので、折り返しライン6cを介して上向きに押し出されるものとなっている。即ち、舌片10は、ディスク4を収納した保護袋5を差し込み保持部3に差し込んだときに、ディスク4の外周部及び/又は保護袋5の開口縁部を受け入れて挟み込み、これを安定させるものである。
【0022】
図9及び図10は、内窓7b(図7及び図8参照)をも兼ねる舌片10を有するディスクケースの一例を示すものである。図示されるように、本例における舌片10は、ディスク4を収納した保護袋5に差し込み保持部3を差し込んだときの保護袋5の開口縁部付近からディスク4の中央部分に対応する領域を含む大きさで形成された切り込みの内側部分とし設けられている。本例の舌片10は、図7及び図9のものと同様に折り返しライン6cを介して上向きに押し出されるもので、ディスク4や保護袋5の保持状態を安定させるのは勿論のこと、舌片10を押し出した跡の開口部からディスク4を目視できるので、その形成と同時に内窓7b(図7及び図8参照)を形成したことにもなる。
【0023】
図11及び図12は、保護袋5を安定させる、把持用切り込み12を有する枠体部11を備えたディスクケースの一例を示すものである。図示されるように、下蓋部1に連接されたシート片に形成された切り込みによって、内側に差し込み保持部3、外側に枠体部11が形成されている。即ち、差し込み保持部3は、枠体部11の内側に嵌り合った状態で形成されている。また、差し込み保持部3は、基部に比して先端部の幅が狭くなっており、これを差し込んだ保護袋5は、差し込み支持部3の先端部側で左右が枠体部11側に張り出した状態になる。そして、枠体部11の先端側内周部には、把持用切り込み12が形成されており、この把持用切り込み12に上記枠体部11側に張り出した保護袋5の外縁部を挟み込むことで、保護袋5の保持状態を安定させることができる。
【0024】
図13及び図14は、差し込み保持部3をやや下蓋部1側へ食い込ませたディスクケースの一例を示すものである。図示されるように、本例のディスクケースの場合、差し込み保持部3を下蓋部1上へ折り返す時の折り返しライン6bが下蓋部1の内側へやや食い込んでいる。即ち、差し込み保持部3が下蓋部1のやや内側まで食い込んで形成されている。本例のディスクケースは、図14から分かるように、差し込み保持部3を下蓋部1上へ折り返したときに、折り返しライン6bの部分がその両脇の下蓋部1の端縁より凹んだ状態となる。このような下蓋部1と差し込み保持部3の連接状態は、特に無線綴を行う場合に有利である。即ち、無線綴の場合、丁合いされて1冊の本にまとめられた中身の背の部分を2.5〜3mm程度の幅でミーリングカットして1枚単位に切り離し、そのカットした部分に接着剤を塗布して製本することになるが、上記のように下蓋部1と差し込み保持部3の連接部分が凹んでいると、ミーリングカット時に、この連接部が切り離されて、差し込み保持部3がずれやすくなるのを防止することができる。従って、下蓋部1の内側への折り返しライン6bの食い込み量、換言すると下蓋部1の内側への差し込み保持部3の食い込み量は、ミーリングカットの幅よりやや大きめに設定しておくことが好ましい。
【0025】
図15〜図20は、差し込み保持部3に、例えばくじ、懸賞応募券、賞品引替券、懸賞やアンケート葉書、取り扱い説明カード、ユーザー登録用返信葉書等の付属カードを付帯させる場合を示すものである。
【0026】
先ず、図15及び図16は、例えばくじ、懸賞応募券、賞品引替券等の付属カードを付帯させる場合に適した例を示すものである。図示されるように、差し込み保持部3の先端縁には、折り返しライン6dを介して付属カード13が突出して連接されている。また、付属カード13の中間部分を横断して、折り返しライン6eが設けられている。この付属カード13の少なくとも先端部(折り返しライン6eより先端寄り部分)の図15における底面側には、本ディスクケースの外表面への印刷時に、例えばくじ、懸賞応募券、賞品引替券等として必要な内容が印刷されるものである。
【0027】
上記付属カード13は、先端部を折り返しライン6eを介して図15における上方に折り返した後、更に折り返しライン6dを介して全体を上方に折り返して差し込み保持部3上に重ねられ、差し込み保持部3と共に、ディスク4が収納された保護袋5に差し込まれるものである。従って、付属カード13の先端部の印刷は、折り重ねられた付属カード13の内側になって、使用者が差し込み保持部3から保護袋5を外して付属カード13を延ばさないと見えない状態となっており、外部からの覗き見を防止することができる。また、上記のようにして折り畳まれた付属カード13の存在によって差し込み保持部3の先端分が厚くなるので、差し込み保持部3による保護袋5の保持効果も向上する。
【0028】
尚、図15及び図16に示される14は差し込みスリットで、折り畳んだ付属カード13のコーナー部を差し込み保持するものである。この差し込みスリット14は必須のものではないが、付属カード13の折り畳み状態を安定させるためには設けることが好ましい。また、本例における付属カードは、保護袋5に差し込まれる領域であれば、差し込み保持部3の側辺に設けることもできるし、折り返しライン6eを省略してもよい。
【0029】
図17及び図18は、例えば懸賞やアンケート葉書、取り扱い説明カード、ユーザー登録用返信葉書等の付属カードを付帯させる場合に適した例を示すものである。図示されるように、差し込み保持部3の先端縁には、折り返しライン6d(切り離しラインを兼ねている。)を介して付属カード13が突出して連接されている。また、この付属カード13の表裏面には、例えば懸賞やアンケート葉書、取り扱い説明カード、ユーザー登録用返信葉書等として必要な内容が印刷されるものである。
【0030】
上記付属カード13は、折り返しライン6dを介して全体を上方に折り返して差し込み保持部3上に重ねられ、差し込み保持部3と共に、ディスク4が収納された保護袋5に差し込まれるものである。従って、付属カード13は保護袋5に収納された状態となるので、汚損したり脱落することなく付帯させることができる。また、本例における差し込み保持部3には、折り返された付属カード13で覆われてしまうことから、図1に示されるような内窓7bが設けられていないが、差し込み保持部3を、保護袋5の裏面側とディスク4の間に差し込むようにすれば、外窓7aを介して外からディスク4を確認することができる。
【0031】
図19及び図20も、夫々、例えば懸賞やアンケート葉書、取り扱い説明カード、ユーザー登録用返信葉書等の付属カードを付帯させる場合に適した例を示すもので、図19では、付属カード13が、折り返しライン6d(切り離しラインを兼ねている。)を介して差し込み保持部3の側部に連接されており、図20では、差し込み保持部3の一部を、ミシン目や断続的な切り込み等で形成した切り離しライン15で仕切った内側部分として付属カード13が付帯されている。図19の例においては、付属カード13は側方に折り返されて差し込み保持部3と重ねられてから保護袋5(図18参照)に差し込まれることになる。また、図20の例においては、このような折り返しを行うことなく、差し込み保持部3を保護袋5(図18参照)に差し込むことができる。
【0032】
本発明に係るディスクケースは、これまで説明したような1枚のディスク4を収納するもののみではなく、複数枚のディスク4を収納できるものとすることができる。
【0033】
図21は、複数枚のディスク4を収容できるディスクケースの一例を示すもので、1つの下蓋部1に2つの差し込み保持部3が並列して夫々連接されており、同時に2枚のディスクを収納できるディスクケースとなっている。また、図21では差し込み保持部3を2つ設けたものとなっているが、これは3つ以上とすることもできる。
【0034】
以上の各例は、いずれも雑誌や書籍に綴じ込む場合に便利なものであるが、本発明のディスクケースはこのような綴じ込み用だけでなく、通常の保護ケースとしても応用することができる。この場合、差し込み保持部3を挟んで重ね合わされた下蓋部1と上蓋部2が開いてしまわないよう、両者間を止める蓋止め手段を設けることが好ましい。
【0035】
図22は、通常の保護ケースとして使用できるディスクケースの一例を示すもので、蓋止め手段として、上蓋部2の自由端側に差し込み片16を設け、下蓋部1の自由端側に差し込み口17を設けたものとなっている。このようにすると、差し込み片16を差し込み口17に差し込んでおくことで、下蓋部1と上蓋部2が開いてしまうのを防止することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した通りのものであり、次の効果を奏するものである。
【0037】
(1)接着剤による封止を行うことなくディスク4を収納できるので、ディスク4の収納に際して接着剤の塗布工程が不要であり、収納作業が容易である。
【0038】
(2)ディスク4は保護袋5に収納されており、しかも保護袋5は開封しなければ差し込み保持片3から抜けない構造となるので、持ち運び時のディスク4の脱落や書店店頭でのディスク4の抜き取りを確実に防止することができる。
【0039】
(3)多くの場合ディスク4の保護のために付随する保護袋5をディスク4の保持構造の一部として利用しているので、特別な保持構造を構成する必要が少なく、簡便で経済的である。
【0040】
(4)舌片10や、把持用切り込み12を有する枠体部11を設けることで、更にディスク4や保護袋5の保持状態を安定させることができる。
【0041】
(5)差し込み保持部3の下蓋部1上への折り返しライン8bを下蓋部1の内側にやや食い込んだ位置に形成しておくことで、ミーリングカットを伴う無線綴を行う場合でも、このミーリングカットによって差し込み保持部3が分離されないディスクケースとすることができる。
【0042】
(6)差し込み保持部3に、例えばくじ、懸賞応募券、賞品引替券、懸賞やアンケート葉書、取り扱い説明カード、ユーザー登録用返信葉書等を付属カード13として付帯させることで、これらを保護袋3で覆って保護した状態で付帯させることができる。
【0043】
(7)複数の差し込み保持部3を連接することで、一度に複数のディスク4を収納できるディスクケースとすることもできる。
【0044】
(8)容易に通常の保護ケースとしても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図2】図1のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込む直前の状態を示す斜視図である。
【図3】図1のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込んだ状態を示す斜視図である。
【図4】図3の状態から、差し込み保持部を下蓋部上へ折り返し、更にその上に上蓋部を折り返した状態の平面図である。
【図5】大きな内窓を有するディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図6】図5のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込んだ状態を示す斜視図である。
【図7】舌片を有するディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図8】図7のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込んだ状態を示す斜視図である。
【図9】内窓を兼ねる舌片を有するディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図10】図9のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込んだ状態を示す斜視図である。
【図11】把持用切り込みを有する枠体部を備えたディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図12】図11のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込んだ状態を示す斜視図である。
【図13】差し込み保持部が下蓋部に食い込んで設けられたディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図14】図13のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込んだ状態を示す斜視図である。
【図15】差し込み保持部に付属カードを付帯させる場合の一例を示す展開平面図である。
【図16】図15のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込む直前の状態を示す斜視図である。
【図17】差し込み保持部に付属カードを付帯させる場合の他の例を示す展開平面図である。
【図18】図17のディスクケースの差し込み保持部を、ディスクを収納した保護袋に差し込む直前の状態を示す斜視図である。
【図19】差し込み保持部に付属カードを付帯させる場合の他の例を示す展開平面図である。
【図20】差し込み保持部に付属カードを付帯させる場合の他の例を示す展開平面図である。
【図21】複数の差し込み保持部を有するディスクケースの一例を示す展開平面図である。
【図22】通常の保護ケースとして使用できるディスクケースの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下蓋部
2 上蓋部
3 差し込み保持部
4 ディスク
5 保護袋
6a 折り返しライン
6b 折り返しライン
6c 折り返しライン
6d 折り返しライン
6e 折り返しライン
7a 外窓
7b 内窓
8 開封部
9 綴じ込み代
10 舌片
11 枠体部
12 把持用切り込み
13 付属カード
14 差し込みスリット
15 切り離しライン
16 差し込み片
17 差し込み口

Claims (13)

  1. 下蓋部の一端に、下蓋部上への折り重ねが可能な上蓋部が連接されていると共に、上蓋部との連接側とは対向する下蓋部の他端に、下蓋部上へ折り返すことで、上記折り重ねられる下蓋部と上蓋部の間へ挟み込まれる差し込み保持部が連接されており、
    この差し込み保持部は、ディスクが収納された保護袋に差し込まれて、ディスクを保護袋ごと保持するものであることを特徴とするディスクケース。
  2. 差し込み保持部は、下蓋部上に折り返したときに、先端が下蓋部と上蓋部間の折り返しライン付近に位置する長さを有することを特徴とする請求項1のディスクケース。
  3. 重ね合わされた下蓋部と上蓋部の自由端側に綴じ込み代がとられていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  4. 差し込み保持部には、保護袋ごと保持したときのディスクの中央部分に対応する位置に内窓が形成され、上蓋部には、差し込み保持部を下蓋部と上蓋部の間に挟み込んだときに内窓とほぼ重なる位置に外窓が形成されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  5. 内窓が、保護袋ごと保持したときのディスクの中央部分に対応する位置から差し込み保持部の先端に抜けた切り抜き部として形成されていることを特徴とする請求項4のディスクケース。
  6. ディスクを収納した保護袋に差し込み保持部を差し込んだときの保護袋の開口縁部付近に、差し込み保持部に設けた切り込みの内側を押し出すことで上向きに突出する舌片が設けられていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  7. 内側が舌片となる切り込みが、ディスクを収納した保護袋に差し込み保持部を差し込んだときの保護袋の開口縁部付近からディスクの中央部分に対応する領域を含む大きさで形成されていることを特徴とする請求項6のディスクケース。
  8. 内側に差し込み保持部が嵌り合う枠体部が下蓋部に連接されており、枠体部の内周側には、保護袋の外縁部が差し込まれる把持用切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  9. 差し込み保持部が下蓋部の内側にやや食い込んで下蓋部に連接されていることにより、差し込み保持部の下蓋部上への折り返しラインが下蓋部の内側にやや食い込んだ位置に形成されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  10. 差し込み保持部に、差し込み保持部上に折り重ねられて、ディスクが収納された保護袋に差し込み保持部と共に差し込まれる付属カードが連接されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  11. 差し込み保持部に、差し込み保持部の一部を切り離しラインで仕切った内側部分として付属カードが付帯されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  12. 1つの下蓋部に対して複数の差し込み保持部が並列して夫々連接されていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
  13. 差し込み保持部が折り返された下蓋と、下蓋上に折り返された上蓋間を止める蓋止め手段が設けられていることを特徴とする請求項1のディスクケース。
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