JP3061162B2 - ディスク収納体 - Google Patents

ディスク収納体

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JP3061162B2
JP3061162B2 JP6085502A JP8550294A JP3061162B2 JP 3061162 B2 JP3061162 B2 JP 3061162B2 JP 6085502 A JP6085502 A JP 6085502A JP 8550294 A JP8550294 A JP 8550294A JP 3061162 B2 JP3061162 B2 JP 3061162B2
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弘直 野沢
文明 花田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクトディスクやフ
ロッピーディスク等のような記録媒体であるディスクを
収納するディスク収納体に関し、更に、詳細には、本を
構成する紙の間に綴じ込まれて好適なディスク収納体に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクやフロッピーディス
ク、CDーROM、CDーI等のような記録媒体である
ディスクは、近年、FDブックやCDブック等のような
形態をとり、例えば、本を構成する紙の間に収納されて
市場に流通し始めつつある。そして、簡便な収納構造と
して、実開平4ー21491号等に開示されるように、
袋にディスクを収納したものや、或は、凹部を形成した
厚紙を設け、この凹部にトレイを嵌込み、このトレイに
ディスクを収納したもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、ディスクを本と共に市場に流通させることが
できるものの、一般購買者に渡った後において、購買者
は本と共にしかディスクを保管することができず、ディ
スクを単独で保管するには、本とは別に収納ケース等を
用意しなければならない不具合があった。本発明は前記
事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、
ディスクを本と共に市場に流通させると共に、収納ケー
スを要することなく本と切り離してディスクを収納でき
るディスク収納体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、厚紙からなるディスク収納体であって、
前記ディスク収納体にはディスクよりも大きい輪郭を有
しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分が位置した状態
でディスクを収納するディスク収納部が設けられ、更
に、前記ディスク収納体には、前記ディスク収納部の切
り取り用の指示線が表示されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ディスク収納部が、ディスクが挿
入された袋を備え、この袋は、前記指示線により前記デ
ィスク収納部がディスク収納体から切り離された状態で
ディスクの挿脱が可能に形成されていることを特徴とす
る。また、本発明は、前記ディスク収納部が、ディスク
に対応した輪郭で厚紙に形成された窓を備え、前記ディ
スクは前記窓内に配置された状態で収納されていること
を特徴とする。また、本発明は、単一の厚紙が折り畳ま
れ重ね合わされて構成されたディスク収納体であって、
前記ディスク収納体には、ディスクよりも大きい輪郭を
有しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分が位置しかつ
重ね合わされた厚紙部分にディスクを収納するディスク
収納部が設けられ、更に、前記ディスク収納体には、前
記ディスク収納部の切り取り用の指示線が表示されてい
ることを特徴とする。また、本発明は、前記ディスク収
納部が、前記指示線により前記ディスク収納体から切り
離された状態でディスクの収納及び取り出しが可能に形
成されていることを特徴とする。また、本発明は、前記
重ね合わされた厚紙の少なくとも一枚の厚紙部分には、
ディスクに対応した輪郭の窓が形成され、前記ディスク
は前記窓内に配置された状態で収納されていることを特
徴とする。
【0005】また、本発明は、厚紙からなるディスク収
納体であって、前記ディスク収納体にはディスクよりも
大きい輪郭を有しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分
が位置した状態でディスクを収納するディスク収納部が
設けられ、更に、前記ディスク収納体には、前記ディス
ク収納部を取り出すための切り取り線や欠部などからな
る切り取り部が設けられていることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記ディスク収納部が、ディスクが挿入
された袋を備え、この袋は、前記切り取り部により前記
ディスク収納部がディスク収納体から切り離された状態
でディスクの挿脱が可能に形成されていることを特徴と
する。また、本発明は、前記ディスク収納部が、ディス
クに対応した輪郭で厚紙に形成された窓を備え、前記デ
ィスクは前記窓内に配置された状態で収納されているこ
とを特徴とする。また、本発明は、単一の厚紙が折り畳
まれ重ね合わされて構成されたディスク収納体であっ
て、前記ディスク収納体には、ディスクよりも大きい輪
郭を有しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分が位置し
かつ重ね合わされた厚紙部分にディスクを収納するディ
スク収納部が設けられ、更に、前記ディスク収納体に
は、前記ディスク収納部を取り出すための切り取り線や
欠部などからなる切り取り部が設けられていることを特
徴とする。また、本発明は、前記ディスク収納部が、前
記切り取り部により前記ディスク収納体から切り離され
た状態でディスクの収納及び取り出しが可能に形成され
ていることを特徴とする。また、本発明は、前記重ね合
わされた厚紙の少なくとも一枚の厚紙部分には、ディス
クに対応した輪郭の窓が形成され、前記ディスクは前記
窓内に配置された状態で収納されていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】ディスク収納体を、指示線に沿ってカッターナ
イフ等により切断し、或は、切り取り部から切り離し、
ディスク収納部を取り出す。以後、このディスク収納部
をディスクの保管ケースとして用いる。ディスク収納部
の構造は任意で、例えば、前記ディスク収納体から切り
離された状態でディスクの収納及び取り出しができるよ
うにしてもよく、或は、カッターナイフにより切断する
こと等で取り出し口を設け、これによりディスクの取り
出しをできるようにしてもよく、種々の構造が適用可能
である。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るディスク収納体を添付図
面に従って説明する。図1は第1実施例に係るディスク
収納体の斜視図、図2はディスク収納体からディスク収
納部を切り離した状態の斜視図、図3はディスク収納部
の斜視図を示す。1はディスク収納体で、ディスク収納
体1には円板状のコンパクトディスク3が収納され、デ
ィスク収納体1でコンパクトディスク3が収納された部
分の周囲には、コンパクトディスク3が収納された部分
を取り出すための切り取り部5が形成されている。ま
た、前記切り取り部5により取り出されたディスク収納
体1部分は、コンパクトディスク3よりも大きい輪郭を
有しコンパクトディスク3の周囲の外側全周に厚紙部分
が位置した状態でコンパクトディスク3の収納、取り出
しを可能としたディスク収納部7に形成されている。
【0008】前記ディスク収納体1は、図4に展開図で
示す一枚の厚紙11が折り畳まれることで形成されてい
る。厚紙11は、コンパクトディスク3とほぼ同等の厚
みのものが用いられ、展開された状態で左右に長い矩形
に形成され、厚紙11には、折曲用の第1折れ線13と
第2折れ線15が左右に間隔をおいて厚紙11の上縁か
ら下縁にわたって形成されている。厚紙11の左縁と前
記第1折れ線13の間における厚紙11部分により第1
外側片体17が形成され、第1折れ線13と第2折れ線
15の間における厚紙11部分により第2外側片体19
が形成され、第2折れ線15と厚紙11の右縁の間にお
ける厚紙11部分により内側片体21が形成されてい
る。前記厚紙11は、図6に示すように、第2折れ線1
5を境に内側片体21が第2外側片体19上に折り畳ま
れ、この状態で内側片体21内にコンパクトディスク3
が置かれ、次に、図8に示すように、第1折れ線13を
境に内側片体21上に第1外側片体17が折り畳まれ、
ディスク収納体1が得られる。
【0009】ディスク収納体1には、紙と共に製本され
た時に、製本された部分からディスク収納体1が本の厚
み方向に屈曲できるように、綴じ代23が形成されてい
る。この綴じ代23は、図4に示すように、第1外側片
体17では、厚紙11の左側部寄りに上下に形成された
スリット25の左側に画成され、第2外側片体19で
は、前記第2折れ線15の左寄り箇所で上下に形成され
たスリット27の右側に画成され、内側片体21におい
ては前記第2折れ線15の右側に上下に形成された折れ
線29の左側に画成されている。前記スリット25,2
7及び折れ線29は、内側片体21と第1外側片体17
を折り畳みディスク収納体1とした状態で、スリット2
5,27が合致し、また、スリット25,27の幅方向
の中心に前記折れ線29が位置するように形成されてい
る。
【0010】コンパクトディスク3を取り出すための切
り取り部5は、各第1外側片体17、第2外側片体1
9、内側片体21にそれぞれ形成され、各切り取り部5
の内側に分割片体30が形成されている。前記第1外側
片体17と第2外側片体19の切り取り部5はそれぞれ
切り取り線31,33により形成されている。前記第1
外側片体17の切り取り線31は、ディスク収納部7の
上縁に沿って形成された複数の上縁用切れ線31Aと、
ディスク収納部7の左右の側縁に沿って形成された複数
の側縁用切れ線31Bと、ディスク収納部7の下縁に沿
って形成された複数の下縁用切れ線31Cとで構成さ
れ、更に、第1外側片体17には、前記上縁用切れ線3
1Aの下方で上縁用切れ線31Aと平行に蓋体用切れ線
31Dが形成されている。前記第2外側片体19の切り
取り線33は、ディスク収納部7の上縁に沿って形成さ
れた複数の上縁用切れ線33Aと、ディスク収納部7の
左右の側縁に沿って形成された複数の側縁用切れ線33
Bと、ディスク収納部7の下縁に沿って形成された複数
の下縁用切れ線33Cとで構成され、上縁用切れ線31
Aの長手方向の中央部には下方に向けて円弧状の切り欠
き35が形成されている。
【0011】前記内側片体21の切り取り部5は欠部3
7により形成されている。前記欠部37は、ディスク収
納部7の上縁に沿って形成された複数の横長の上縁用欠
部37Aと、ディスク収納部7の左右の側縁に沿って形
成された複数の縦長の側縁用欠部37Bと、ディスク収
納部7の下縁沿って形成された複数の横長の下縁用欠部
37Cとで構成されている。内側片体21で上縁用欠部
37Aと左右の側縁用欠部37Bと下縁用欠部37Cの
内側部分、即ち分割片体30には、各上縁用欠部37
A、左右の側縁用欠部37B、下縁用欠部37Cとの間
に細幅の残存部分41,43,43,45を残し矩形の
窓47が貫設され、この窓47は、コンパクトディスク
3が収納されるように、該コンパクトディスク3よりも
大きな輪郭で形成されている。更に、左右の側縁用欠部
37Bの上縁と前記窓47の左右の縁とを接続するよう
に切れ線49が形成されている。
【0012】前記第1、第2外側片体17,19の上縁
用切れ線31A,33Aと、内側片体21の上縁用欠部
37Aとは、内側片体21と第1外側片体17をそれぞ
れ折り畳んでディスク収納体1とした時に、上縁用欠部
37Aの幅方向中央に前記上縁用切れ線31A,33A
が位置するように形成され、同様に、前記第1、第2外
側片体17,19の側縁用切れ線31B,33Bと、内
側片体21の側縁用欠部37Bとは、側縁用欠部37B
の幅方向中央に側縁用切れ線31B,33Bが位置する
ように形成され、第1、第2外側片体17,19の下縁
用切れ線31C,33Cと、内側片体21の下縁用欠部
37Cとは、下縁用欠部37Cの幅方向中央に前記下縁
用切れ線31C,33Cが位置するように形成されてい
る。また、内側片体21の切れ線49で左右に延出する
部分49Aと、第1外側片体17の蓋体用切れ線31D
とは、内側片体21と第1外側片体17を折り畳んでデ
ィスク収納体1とした時に、互いに合致する箇所に形成
されている。尚、切り取り線31,33は、実施例のよ
うに一部のみが繋っている切れ線で構成してもよく、或
は、ミシン目や、切れ線、或はこれらの組み合わせ、或
は、ミシン目や、切れ線、孔や切り欠き等を組み合わせ
て構成する等任意であり、欠部の形状も矩形に限らず任
意である。
【0013】次に、厚紙11からディスク収納体1を得
る手順について説明する。まず、図5に想像線(イ)で
示すように、内側片体21の綴じ代23部分に糊付け
し、想像線(ロ)で示すように、上下左右の縁に沿った
部分に糊付けし、想像線(ハ)で示すように、窓47の
周囲に残存された左右及び下部分43,43,45に糊
付けする。そして、図6に示すように、第2折れ線15
を境に内側片体21を第2外側片体19上に折り畳み、
内側片体21と第2外側片体19を糊により接着する。
次に、コンパクトディスク3を不織布からなる袋51に
挿入し、この袋51を窓47内に露出する第2外側片体
19上に置く。この場合、袋51におけるコンパクトデ
ィスク3の取り出し口51Aを上縁用欠部37A側に向
ける。尚、袋51を第2外側片体19に糊付けするか否
かは任意である。
【0014】次に、図7に想像線(イ)で示すように、
内側片体21の綴じ代23部分に糊付けし、想像線
(ロ)で示すように、上下左右の縁に沿った部分に糊付
けし、想像線(ハ)で示すように、窓47の周囲に残存
された左右及び下部分43,43,45に糊付けし、想
像線(ニ)で示すように、上縁用欠部37Aの下方に残
存された部分41で上縁用欠部37Aに沿った直線部分
に糊付けする。そして、図8に示すように、第1折れ線
13を境に内側片体21上に第1外側片体17を折り畳
み、前記糊により内側片体21と第1外側片体17を接
着し、これにより、図9に図8のAーA線断面図で示す
ように、ディスク収納部7を有するディスク収納体1が
得られ、このディスク収納体1は綴じ代23が紙と製本
され、図10はディスク収納体1の背面図を示す。
【0015】前記ディスク収納部7は、各第1外側片体
17、第2外側片体19、内側片体21の分割片体30
の重ね合わせにより構成され、ディスク収納部7は市販
されているコンパクトディスク収納ラックなどに収納で
きるように、その上下左右の寸法や、厚みが、市販のコ
ンパクトディスクケースと同一に形成されている。
【0016】ディスク収納部7は、図3に示すように、
コンパクトディスク3を収納する本体53と、前記本体
53に係脱可能に取着される蓋体55で構成されてい
る。前記本体53は、図4に示すように、前記第2外側
片体19の分割片体30、即ち前記切り取り線33の内
側に位置する部分53Aと、前記内側片体21の分割片
体30で前記窓47と欠部37B,37Cと切れ線49
との間に画成された部分53B,53B,53Cと、第
1外側片体17の分割片体30で前記切れ線31B,3
1C,31Dの内側に位置する部分53Eにより形成さ
れている。そして、これらの部分は図5及び図7に示す
ように糊で接着され、図3に示すように、前記第2外側
片体19の部分53Aによりディスク収納部7の背面が
形成され、第1外側片体17の部分53Eにより前記背
面よりも高さの低いディスク収納部7の表面が形成さ
れ、また、これら背面と表面の間で前記内側片体21の
部分53B,53B,53Cにより、表面の上縁に取出
口53Fが臨むコンパクトディスク3の収納凹部53G
が形成されている。
【0017】前記蓋体55は、図4に示すように、前記
内側片体21の分割片体30で窓47と切れ線49との
間の部分55Aと、欠部37Aの下方で欠部37Aに沿
って直線状に延在する部分55Bと、第1外側片体17
の分割片体30の切れ線31A,31Dの間の部分55
Cで形成され、前記部分55Bと55Cは図7に示すよ
うに糊により接着され、これにより図3に示すように、
蓋体55のつまみ部55Dが形成され、また、前記部分
55Aは前記取出口53Fから収納凹部53Gに挿入可
能な挿入部55Eに形成されている。
【0018】次に、ディスク収納体1からコンパクトデ
ィスク3を取り出す場合の手順について説明する。ま
ず、図2に示すように、各第1外側片体17、第2外側
片体19、内側片体21の切り取り部5から分割片体3
0を切り取る。この切り取りによりディスク収納部7が
取り出される。ディスク収納部7の切り取りは、手によ
りディスク収納部7部分を、ディスク収納体1の厚み方
向に押し出すことにより行なってもよいし、或は、上縁
用切れ線31A,33A、側縁用切れ線31B,33
B、下縁用切れ線31C,33Cに沿ってカッターナイ
フを滑らせ切断することで行なってもよい。実施例で
は、第1外側片体17と第2外側片体19の切り取り部
5を切り取り線31,33で形成し、また、内側片体2
1の切り取り部5を欠部37で形成したので、第1外側
片体17と内側片体21を折り畳んだ際、切り取り線3
1,33が多少ずれても欠部37が所定の幅をもって形
成されているので、このずれを吸収でき、ディスク収納
部7の取り出しを円滑に行なう上で有利となる。
【0019】そして、図3に示すように、ディスク収納
部7からコンパクトディスク3を取り出すには、第1外
側片体17の分割片体30における上縁用切れ線31A
の左右両端と切れ線31Dの左右両端との間の部分、及
び、内側片体21の分割片体30における上縁用欠部3
7Aの左右両端と側縁用欠部37Bの上端との間を本体
53部分から切り取り、これにより蓋体55が本体53
から切り離される。この蓋体55の切り取りは、切り欠
き35から手によりつまみ部55Dを摘み蓋体55を引
き出すことにより行なってもよいし、或は、カッターナ
イフにより切断することで行なってもよい。
【0020】蓋体55を本体53から切り離した後、購
買者は、本体53の取り出し口53F及び袋51の取り
出し口51Aからコンパクトディスク3を取り出すこと
が可能となる。また、コンパクトディスク3の収納時に
は、取り出し口51Fから袋51を介して収納凹部53
Gにコンパクトディスク3を収納し、前記取り出し口5
3Fに前記挿入部55Eを挿入して蓋体55を本体53
の上縁に係合させ、これによりコンパクトディスク3
は、その両面及び外周部が厚紙により保護されて保管さ
れることになる。以後、コンパクトディスク3は本と切
り離なされたディスク収納部7により取り扱われる。本
実施例によれば、コンパクトディスク専用の収納ケース
を用意することなく、ディスク収納体1から切り離した
ディスク収納部7によりコンパクトディスク3を保管す
ることが可能となる。
【0021】次に、図11を参照して前記第1実施例の
変形例1について説明する。図11は厚紙11の展開図
を示し、厚紙11は前記第1実施例と同様に折り畳まれ
てディスク収納体1となり、この変形例1では、ディス
ク収納部7をディスク収納体1から取り出す切り取り部
5の構成が前記第1実施例と異なる。即ち、第1外側片
体17の切り取り部5は、第1実施例と同様に、切り取
り線31により形成され、切り取り線31は、上縁用切
れ線31Aと、側縁用切れ線31Bと、下縁用切れ線3
1Cとで構成され、上縁用切れ線31Aと平行に蓋体用
切れ線31Dが形成されている。前記第2外側片体19
の切り取り部5は、多数の曲線状切れ線からなるジッパ
ー63により構成され、前記ジッパー63は、ディスク
収納部7の上縁に平行して延在する上縁用ジッパー63
Aと、ディスク収納部7の左右の側縁に平行して延在す
る側縁用ジッパー63Bと、ディスク収納部7の下縁に
平行して延在する下縁用ジッパー63Cとで構成されて
いる。
【0022】前記内側片体21の切り取り部5は、切り
取り線65により形成され、切り取り線65は、矩形の
窓47の周囲に形成された上縁用切れ線65Aと、側縁
用切れ線65Bと、下縁用切れ線65Cとで構成され、
更に、左右の側縁切れ線65Bの上縁と前記窓47の左
右の縁とを接続するように切れ線67が形成されてい
る。この変形例1では、内側片体21と第1外側片体1
7をそれぞれ折り畳んでディスク収納体1とした時に、
ジッパー63の幅方向の中央に、第1,第3面部17,
21の上縁用切れ線31A,65A、側縁用切れ線31
B,65B、下縁用切れ線31C,65Cが位置するよ
うに形成されている。そして、切り取り線31,65が
多少ずれてもジッパー63が幅をもって形成されている
ので、このずれを吸収でき、分割片体30の重ね合わせ
からなるディスク収納部7の取り出しを円滑に行なう上
で有利となっている。
【0023】次に、図12及び図13を参照して前記第
1実施例の変形例2について説明する。図12は厚紙1
1の展開図を示し、厚紙11は前記第1実施例と同様に
折り畳まれてディスク収納体1となり、この変形例2
も、前記変形例1と同様にディスク収納部7をディスク
収納体1から取り出す切り取り部5の構成が前記第1実
施例と異なる。即ち、変形例2では前記各片体17,1
9,21の各切り取り部5はそれぞれ切り取り線31,
33,65により形成され、各切り取り線31,33,
65は上縁用切れ線31A,33A,65Aと、側縁用
切れ線31B,33B,65Bと、下縁用切れ線31
C,33C,65Cとで構成されている。また、第1外
側片体17には蓋体用切れ線31Dが形成され、内側片
体21には、左右の側縁切れ線65Bの上縁と前記窓4
7の左右の縁とを接続するように切れ線67が形成され
ている。更に、この変形例2では、内側片体21と第1
外側片体17をそれぞれ折り畳んでディスク収納体1と
した時に、各片体17,19,21の各切り取り線3
1,33,65を合致させるための小径な丸孔69が、
上縁用切れ線31A,33A,65Aと、側縁用切れ線
31B,33B,65Bと、下縁用切れ線31C,33
C,65Cとが交差する四箇所にそれぞれ貫設されてい
る。
【0024】図13を参照してこの丸孔69を用いて各
切り取り線31,33,65を合致させる手順について
説明する。71は治具であり、治具7は平板状の基板7
3と、基板73から突設された四本のピン75を備え、
このピン75は前記丸孔69に装入可能な外径で形成さ
れ、また、四本のピン75の相互の間隔は、各片体1
7,19,21に形成された丸孔69相互の間隔と合致
させて形成されている。まず、丸孔69にピン75を挿
通させつつ第2外側片体19を基板73上に載せる。次
に、丸孔69にピン75を挿通させつつ内側片体21を
第2外側片体19上に折り畳む。次に、丸孔69にピン
75を挿通させつつ第1外側片体17を内側片体21上
に折り畳む。このような手順により厚紙11を折り畳ん
でいくことで、丸孔69及びピン75を基準として各切
り取り線31,33,65の位置合わせが正確に行なわ
れる。従って、切り取り線31,33,65が合致した
状態のディスク収納体1が得られ、分割片体30の重ね
合わせからなるディスク収納部7の取り出しを円滑に行
なう上で有利となる。
【0025】次に、図14乃至図22を参照して第2実
施例について説明する。図14は第2実施例に係るディ
スク収納体の斜視図、図15はディスク収納体からディ
スク収納部を切り離した状態の斜視図、図16はディス
ク収納部の斜視図を示す。第2実施例に係るディスク収
納体2001は、ディスク収納部2007の形成箇所及
び向きが前記第1実施例と異なり、そのため、切り取り
部2005からディスク収納部2007を取り出した時
に、第1実施例ではディスク収納体1に矩形状の欠部が
生じたのに対して、第2実施例では側部2001Aに開
放された矩形状の欠部2001Bが生じる。
【0026】前記ディスク収納体2001は、図17に
展開図で示す一枚の厚紙2011が折り畳まれることで
形成されている。厚紙2011は展開された状態で左右
に長い矩形に形成され、厚紙2011には、第1折れ線
2013と第2折れ線2015により第1外側片体20
17,第2外側片体2019,内側片体2021が形成
されている。
【0027】また、ディスク収納体2001が紙と共に
製本された時に、製本された部分からディスク収納体2
001が本の厚み方向に屈曲できるように、綴じ代20
23が形成されている。この綴じ代2023は、第1外
側片体2017ではスリット2025の左側に画成さ
れ、第2外側片体2019では、前記第2折れ線201
5とスリット2027の間に画成され、内側片体202
1では第2折れ線2015と折れ線2029の間に画成
されている。前記スリット2025,2027及び折れ
線2029は、内側片体2021と第1外側片体201
7を折り畳みディスク収納体2001とした状態で、ス
リット2025,2027が合致し、また、スリット2
025,2027の幅方向の中心に前記折れ線2029
が位置するように形成されている。
【0028】ディスク収納部2007からディスク収納
部2007を取り出す切り取り部2005は各第1外側
片体2017,第2外側片体2019,内側片体202
1に形成され、各片体2017,2019,2021の
切り取り部2005の内側には分割片体2030が形成
されている。前記第1外側片体2017の切り取り部2
005は切り取り線2031により形成されている。前
記切り取り線2031は、ディスク収納部2007の上
縁に沿って形成された複数の上縁用切れ線2031A
と、ディスク収納部7の左右の側縁に沿って形成された
複数の側縁用切れ線2031Bとで構成され、更に、第
1外側片体2017には、前記上縁用切れ線2031A
の右方で上縁用切れ線2031Aと平行に蓋体用切れ線
2031Dが形成されている。
【0029】前記第2外側片体2019の切り取り部2
005は切り取り線2033と長孔2033Cとの組み
合わせにより形成されている。前記切り取り線2033
は、ディスク収納部2007の上縁に沿って形成された
複数の上縁用切れ線2033Aと、ディスク収納部20
07の左右の側縁に沿って形成された複数の側縁用切れ
線2033Bとで構成され、前記長孔2033Cは、各
切れ線2033A,2033Bの長手方向の中間部に間
隔をおいて二つずつ形成されている。
【0030】前記内側片体2021の切り取り部200
5は切り取り線2037と小孔2037Cとの組み合わ
せにより形成されている。前記切り取り線2037は、
ディスク収納部2007の上縁に沿って形成された複数
の上縁用切れ線2037Aと、ディスク収納部7の左右
の側縁に沿って形成された複数の側縁用切れ線2037
Bとで構成され、前記小孔2037Cは各切れ線203
7A,2037Bがとぎれてその向かい合う端部にそれ
ぞれ形成され、小孔2037C間には切れ線2037
A,2037Bが形成されていない部分が残存してい
る。また、内側片体2021で上縁用切れ線2037A
と側縁用切れ線2037Bの内側部分、即ち分割片体2
030には、各切れ線2037A,2037Bと厚紙2
011の右縁の間に細幅の残存部分2041,204
3,2043,2045を残し矩形の窓2047が貫設
され、この窓2047は、コンパクトディスク3が収納
されるように、該コンパクトディスク3よりも大きな輪
郭で形成されている。更に、各側縁用切れ線2037B
の上縁と前記窓2047の縁とを接続するように切れ線
2049が形成されている。
【0031】前記各片体2017,2019,2021
の各切り取り線2031,2033,2037は、内側
片体2021と第1外側片体2017をそれぞれ折り畳
んでディスク収納体2001とした時に互いに合致する
箇所に形成され、また、図22に示すように、前記長孔
2033C内に二つの小孔2037Cが位置するように
形成されている。また、内側片体2021の切れ線20
49で上下に延出する部分2049Aと、第1外側片体
2017の蓋体用切れ線2031Dとは、内側片体20
21と第1外側片体2017をそれぞれ折り畳んでディ
スク収納体2001とした時に、互いに合致する箇所に
形成されている。
【0032】次に、厚紙2011からディスク収納体2
001を得る手順について説明する。まず、図18に想
像線(イ)、(ロ)、(ハ)で示すように内側片体20
21に糊付けし、次に、図19に示すように、第2折れ
線2015を境に内側片体2021を第2外側片体20
19上に折り畳み、内側片体2021と第2外側片体2
019を糊により接着する。次に、コンパクトディスク
3を不織布からなる袋51に挿入し、この袋51を窓2
047内に露出する第2外側片体2019上に置く。こ
の場合、袋51におけるコンパクトディスク3の取り出
し口51Aを上縁用切れ線2037A側に向ける。
【0033】次に、図20に想像線(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)で示すように内側片体2021の表面に
糊付けし、図21に示すように、第1折れ線2013を
境に内側片体2021上に第1外側片体2017を折り
畳み、前記糊により内側片体2021と第1外側片体2
017を接着し、これにより、ディスク収納部2007
を有するディスク収納体2001が得られ、このディス
ク収納体2001は綴じ代2023が紙と製本され、図
22はディスク収納体2001の背面図を示す。
【0034】前記ディスク収納部2007は、各片体2
017,2019,2021の分割片体2030の重ね
合わせにより構成され、ディスク収納部2007は市販
されているコンパクトディスク収納ラックなどに収納で
きるように、その上下左右の寸法や、厚みが、市販のコ
ンパクトディスクケースと同一に形成されている。
【0035】ディスク収納部2007の構成は、前記第
1実施例と同様で、図16に示すように、本体2053
と蓋体2055で構成され、本体2053には、取出口
2053Fを有する収納凹部2053Gが形成され、蓋
体2055にはつまみ部2055Dと挿入部2055E
が形成されている。
【0036】次に、ディスク収納体2001からコンパ
クトディスク3を取り出す場合の手順について説明す
る。まず、図15に示すように、ディスク収納体200
1から切り取り部2005を介してディスク収納部20
07を取り出す。ディスク収納部2007の取り出し
は、手によりディスク収納部2007部分を、ディスク
収納体2001から引き出すことにより行なってもよい
し、或は、切り取り部2005に沿ってカッターナイフ
を滑らせ切断することで行なってもよい。この場合、デ
ィスク収納体2001の裏面では、長孔2033C内に
二つの小孔2037Cが位置するので、カッターナイフ
による切り取り部2005に沿った切断を簡単に行なえ
る。
【0037】そして、ディスク収納部2007からコン
パクトディスク3を取り出すには、第1外側片体201
7の分割片体2030における上縁用切れ線2031A
の左右両端と切れ線2031Dの左右両端との間の部
分、及び、内側片体2021の分割片体2030におけ
る上縁用切れ線2037Aの左右両端と側縁用切れ線2
037Bの上端との間を本体2053部分から切り取
り、図16に示すように、蓋体2055を本体2053
から引き抜く。蓋体2055の切り取りは、手によりつ
まみ部2055Dを摘み蓋体2055を引き出すことに
より行なってもよいし、或は、カッターナイフにより切
断することで行なってもよい。
【0038】蓋体2055を本体2053から外した
後、購買者は、本体2053の取り出し口2053F及
び袋51の取り出し口51Aからコンパクトディスク3
を取り出すことが可能となる。また、コンパクトディス
ク3の収納時には、取り出し口2053Fから袋51を
介して収納凹部2053Gにコンパクトディスク3を収
納し、前記取り出し口2053Fに前記挿入部2055
Eを挿入して蓋体2055を本体2053の上縁に係合
させ、これによりコンパクトディスク3は、その両面及
び外周部が厚紙により保護されて保管されることにな
る。
【0039】次に、図23乃至図30を参照して第3実
施例について説明する。図23は第3実施例に係るディ
スク収納体の斜視図、図24はディスク収納体からディ
スク収納部を切り離した状態の斜視図、図25はディス
ク収納部の斜視図を示す。第3実施例に係るディスク収
納体3001は、ディスク収納部3007がコンパクト
ディスク3よりも大きい輪郭を有しコンパクトディスク
3の周囲の外側全周に厚紙部分が位置した状態でコンパ
クトディスク3を収納し、切り取り部3005を介して
ディスク収納体3001から取り出される点において前
記第1,第2実施例と同様であるが、その他の点が前記
第1,第2実施例と異なっている。
【0040】前記ディスク収納体3001は、図26に
展開図で示す一枚の厚紙3011が折り畳まれることで
形成され、第3実施例では、厚紙3011はコンパクト
ディスク3の厚みのほぼ1/2のものが用いられてい
る。厚紙3011は展開された状態で左右に長い矩形に
形成され、厚紙3011には、第1折れ線3013と第
2折れ線3015により第1外側片体3017,第2外
側片体3019が形成されている。また、第2折れ線3
015の右側に第3折れ線3021が形成され、第2折
れ線3015と第3折れ線3021の間と、第3折れ線
3021の右側にそれぞれ綴じ代3023A,3023
Bが形成されている。
【0041】前記厚紙3011は、第1折れ線3013
を境に第1外側片体3017が第2外側片体3019上
に折り畳まれ、また、綴じ代3023Bが第3折れ線3
021を境に綴じ代3023A上に折り畳まれ、ディス
ク収納体3001が構成される。そして、折り畳まれた
第1外側片体3017の縁と、折り畳まれた綴じ代30
23Bの縁との間にスリット3025が形成され、この
スリット3025の幅方向の中央に前記第2折れ線30
15が位置するように形成され、ディスク収納体300
1は綴じ代3023A,3023Bが紙と共に製本さ
れ、製本された状態で、ディスク収納体3001は第2
折れ線3015を境に紙の厚み方向に屈曲可能となる。
【0042】前記切り取り部3005は、第1外側片体
3017と第2外側片体3019にそれぞれ切り取り線
3031を介して形成され、各切り取り線3031の内
側に分割片体3030がそれぞれ形成されている。前記
切り取り線3031は、ディスク収納部3007の上縁
に沿って形成された複数の上縁用切れ線3031Aと、
ディスク収納部7の左右の側縁に沿って形成された複数
の側縁用切れ線3031Bと、ディスク収納部7の下縁
に沿って形成された複数の下縁用切れ線3031Cとで
構成され、これら第1外側片体3017と第2外側片体
3019の切り取り線3031は、第1折れ線3013
を境に第1外側片体3017を第2外側片体3019上
に折り畳んだ時に互いに合致する箇所に形成されてい
る。
【0043】また、第1外側片体3017と第2外側片
体3019の各分割片体3030の中央には円形の窓3
033が貫設されている。この窓3033は、コンパク
トディスク3が収納されるように、該コンパクトディス
ク3よりも大きな輪郭で形成され、第1外側片体301
7を第2外側片体3019上に折り畳んだ時に互いに合
致するように形成されている。また、第1外側片体30
17の分割片体3030には、窓3033の上半部の周
囲に沿って切り取り線3035が形成され、この切り取
り線3035と窓3033の上半部により、一対の脚部
3037Aと上部3037Bからなる逆凹字状の蓋体3
037が形成されている。また、蓋体3037の上部3
037Bに臨む第1外側片体3017箇所には、該蓋体
3037をつまみ易いように切り欠き3039が形成さ
れ、各脚部3037Aの下端には折れ線3041が形成
されている。
【0044】次に、厚紙3011からディスク収納体3
001を得る手順について説明する。まず、図27に想
像線(イ)で示すように、綴じ代3023Aの上下にわ
たり糊を塗布し、また、想像線(ロ)で示すように、第
1外側片体3017の外縁に沿って糊を塗布し、また、
想像線(ハ)で示すように、第1外側片体3017の切
り取り線3031の内側に沿って糊を塗布する。次に、
図27及び図30で示すように、一方の面が不織布51
Cにより他方の面が透明性の合成樹脂フィルム51Dに
より形成された扁平の袋51にコンパクトディスク3を
収容し、コンパクトディスク3の外周の袋51部分を窓
3033の周囲の第2外側片体3019部分に載せ、袋
51の取り出し口51Aを上方に向けて内部のコンパク
トディスク3を窓3033内に位置させる。
【0045】次に、図28に示すように、第3折れ線3
021を境にして綴じ代3023Bを折り畳み、糊によ
り綴じ代3023A,3023Bを接着する。また、第
1折れ線3013を境にして第1外側片体3017を第
2面部上に折り畳み、糊により接着する。これにより、
コンパクトディスク3が収納されたディスク収納部30
07を有するディスク収納体3001が得られ、図29
はディスク収納体3001の背面図、図30は図28の
AーA線断面図を示す。
【0046】前記ディスク収納部3007は、分割片体
3030の重ね合わせにより形成され、ディスク収納部
3007は市販されているコンパクトディスク収納ラッ
クなどに収納できるように、その上下左右の寸法が、市
販のコンパクトディスクケースと同一に形成されてい
る。ディスク収納部3007は、図24及び図25に示
すように、本体3051と前記蓋体3037で構成され
ている。本体3051は、第1外側片体3017の分割
片体3030で切り取り線3035の外側部分及び窓3
033の下方の部分、並びに、第2外側片体3019の
分割片体3030で構成されている。
【0047】次に、ディスク収納体3001からコンパ
クトディスク3を取り出す場合の手順について説明す
る。まず、図24に示すように、ディスク収納体300
1から切り取り部3005を介してディスク収納部30
07を取り出す。ディスク収納部3007の取り出し
は、手によりディスク収納部3007部分を、ディスク
収納体3001の厚み方向に押し出すことにより行なっ
てもよいし、或は、切り取り部3005に沿ってカッタ
ーナイフを滑らせ切断することで行なってもよい。
【0048】そして、ディスク収納部3007からコン
パクトディスク3を取り出すには、切り欠き3039か
ら上部3037Bをつまみ、蓋体3037を折れ線30
41を境として開いてもよく、或は、切り取り線303
5に沿ってカッターナイフを滑らせ切断した後、蓋体3
037を開いてもよい。蓋体3037を開くことで、購
買者は、切り取り線3035の内側に形成される取り出
し口3037C及び袋51の取り出し口51Aからコン
パクトディスク3を取り出すことが可能となる。また、
コンパクトディスク3の収納時には、袋51に挿入後、
蓋体3037を閉じ、これによりコンパクトディスク3
はディスク収納部3007に収納されて保管されること
になる。尚、この第3実施例では、扁平な袋5を用いた
場合について説明したが、粘着テープを用いてコンパク
トディスク3をディスク収納部3007に保持させる等
任意である。
【0049】次に、図31乃至図43を参照して第4実
施例について説明する。図31は第4実施例に係るディ
スク収納体の斜視図、図32はディスク収納体からディ
スク収納部を切り離した状態の斜視図、図33はディス
ク収納部の斜視図、図34は図31のAーA線断面図、
図35は図32のAーA線断面図、図36は図32のB
ーB線断面図、図37は図33のAーA線断面図、図3
8は図33のBーB線断面図を示す。第4実施例に係る
ディスク収納体4001は、ディスク収納部4007が
コンパクトディスク3よりも大きい輪郭を有しコンパク
トディスク3の周囲の外側全周に厚紙部分が位置した状
態でコンパクトディスク3を収納し、切り取り部400
5を介してディスク収納体4001から取り出される点
において前記第1,第2,第3実施例と同様であるが、
その他の点が前記第1,第2,第3実施例と異なってい
る。
【0050】前記ディスク収納体4001は、図39に
展開図で示す一枚の厚紙4011が折り畳まれることで
形成されている。厚紙4011は厚みがコンパクトディ
スク3よりも薄い紙材から形成され、展開した状態で横
長の矩形に形成されている。この実施例では厚紙401
1を二枚重ね合わせた状態でほぼコンパクトディスク3
と同じ厚みになるものを用いている。厚紙4011に
は、左右に間隔をおき第1折れ線4013,第2折れ線
4015,第3折れ線4017、第4折れ線4019が
形成され、これら折れ線により厚紙4011に、第1内
側片体4021、第2内側片体4023、第1外側片体
4025、第2外側片体4027、綴じ代4029が画
成されている。第1内側片体4021はコンパクトディ
スク3よりも大きい幅で形成され、第2内側片体402
3は第1内側片体4021よりも僅かに大きい幅で形成
され、第1外側片体4025は第2内側片体4023よ
りも大きい幅で形成され、第2外側片体4027は第1
外側片体4025よりも大きい幅で形成されている。
【0051】ディスク収納体4001からディスク収納
部4007を取り出すための切り取り部4005は、各
第1内側片体4021、第2内側片体4023、第1外
側片体4025、第2外側片体4027に、それぞれ切
り取り線4031を介して形成されている。前記切り取
り線4031は、ディスク収納部4007の上縁に沿っ
て形成された複数の上縁用切れ線4031Aと、ディス
ク収納部7の左右の側縁に沿って形成された複数の側縁
用切れ線4031Bと、ディスク収納部7の下縁に沿っ
て形成された複数の下縁用切れ線4031Cとで構成さ
れ、このような切り取り線4031の内側に矩形の分割
片体4030が形成されている。これら各第1内側片体
4021、第2内側片体4023、第1外側片体402
5、第2外側片体4027の切り取り線4031は、第
1内側片体4021を第1折れ線4013を境に第2内
側片体4023上に折り畳み、この折り畳まれた第1内
側片体4021及び第2内側片体4023を第2折れ線
4015を境に第1外側片体4025上に折り畳み、こ
れら第1内側片体4021、第2内側片体4023、第
1外側片体4025を第3折れ線4017を境に第2外
側片体4027上に折り畳み、ディスク収納体4001
とした時、互いに合致する箇所に形成されている。
【0052】第1内側片体4021,第2内側片体40
23、第1外側片体4025の各分割片体4030の内
側中央には、円形の窓4033が夫々形成されている。
前記窓4033はコンパクトディスク3とほぼ同じ大き
さ或はコンパクトディスク3よりも幾分大きな内径で形
成されている。前記窓4033は、第1内側片体402
1を第2内側片体4023上に折り畳み、この折り畳ま
れた第1内側片体4021及び第2内側片体4023を
第1外側片体4025上に折り畳んだ時、互いに合致す
るように形成されている。
【0053】前記第1内側片体4021と第2内側片体
4023の分割片体4030には、窓4033の外側で
切り取り線4031の内側部分に切り取り線4035が
形成され、切り取り線4035の内側にスライド片体4
041が形成されている。前記スライド片体4041
は、窓4033の上方に位置する上部4041Aと、窓
4033の両側に位置する左右の側部4041Bと、窓
の下方に位置する下部4041Cとで構成されている。
前記切り取り線4035は、分割片体4030が切り取
り線4031から取り出された状態でスライド片体40
41を上方に引っ張った時に、スライド片体4041が
分割片体4030からそれぞれ切り取られるように形成
されている。前記切り取り線4035は、切れ線403
7と小径の丸孔4039との組み合わせにより形成され
ている。
【0054】前記切れ線4037は、上縁用切れ線40
31Aの両端寄り箇所からそれぞれ下方に延在する二本
の側縁用切れ線4037Aと、二本の側縁用切れ線40
37Aの下端を接続する下縁用切れ線4037Bとで構
成されている。前記丸孔4039は各側縁用切れ線40
37Aの中間部において切れ線4037Aがとぎれてそ
の向かい合う端部にそれぞれ形成され、また、側縁用切
れ線4037Aと下縁用切れ線4037Bの接続部分に
おいて、双方の切れ線4037A,4037Bがとぎれ
てその向かい合う端部にそれぞれ形成され、丸孔403
9間には切れ線4037A,4037Bが形成されてい
ない部分が残存している。前記第1内側片体4021と
第2内側片体4023の切り取り線4035は、第1内
側片体4021を第1折れ線4013を境に第2内側片
体4023上に折り畳んだ時、互いに合致する箇所に形
成されている。
【0055】また、第1外側片体4025の窓4033
の中央両側と斜め下方箇所には、第1内側片体402
1,第2内側片体4023を第1外側片体4025上に
折り畳んだ状態で、前記丸孔4039が臨むように、長
孔4043と大径の丸孔4045が形成され、また、上
縁用切れ線4031Aの中央下方に位置する分割片体4
030箇所には半円状の切り欠き4046が形成されて
いる。
【0056】第1内側片体4021と第2内側片体40
23の分割片体4030からスライド片体4041が切
り取られると、各分割片体4030には、折り畳まれた
状態で合致し上縁に開放状で上下に縦長の切り欠き40
47が形成され、各分割片体4030には、左右の側部
4049,4049と底部4051が残存される。
【0057】次に、厚紙4011からディスク収納体4
001を得る手順について説明する。まず、図40に想
像線(イ)で示すように、第2内側片体4023、第1
外側片体4025、第2外側片体4027の外縁に沿っ
て糊を塗布する。また、想像線(ロ)に示すように、第
2内側片体4023の分割片体4030における切り取
り線4031と切り取り線4035の間に糊を塗布し、
想像線(ハ)に示すように、この糊を塗布した箇所に対
応する第1外側片体4025、第2外側片体4027の
分割片体4030箇所にも糊を塗布する。また、想像線
(ニ)に示すように、第2内側片体4023のスライド
片体4041における左右の側部4041Bの下半部
と、下部4041Cに糊を塗布する。そして、不織布か
らなる扁平の袋51にコンパクトディスク3を収容し、
コンパクトディスク3の外周の袋51部分を第2内側片
体4023の窓4033の周囲のスライド片体4041
部分に載せ、袋51の取り出し口51Aを上方に向けて
内部のコンパクトディスク3を窓4033内に位置させ
る。
【0058】次に、図41に示すように、前記第1内側
片体4021を第1折れ線4013を境として第2内側
片体4023上に折り畳み、糊により接着する。これに
より、第1内側片体4021と第2内側片体4023の
外縁に沿った部分が糊により接着される。また、第1内
側片体4021と第2内側片体4023の各分割片体4
030およびスライド片体4041が糊により接着され
る。そして、第1内側片体4021と第2内側片体40
23のスライド片体4041が糊で接着されることで、
コンパクトディスク3は両スライド片体4041の間で
袋51に挿入された状態で収納されることになる。
【0059】次に、この折り畳まれた第1内側片体40
21及び第2内側片体4023を、図42に示すよう
に、第2折れ線4015を境に第1外側片体4025上
に折り畳み、糊により接着する。これにより、第1内側
片体4021と第1外側片体4025の外縁に沿った部
分が糊により接着される。また、第1内側片体4021
と第1外側片体4025の各分割片体4030が糊によ
り接着される。
【0060】次に、この折り畳まれた第1内側片体40
21、第2内側片体4023、第1外側片体4025
を、図43に示すように、第3折れ線4017を境に第
2外側片体4027上に折り畳み、糊により接着する。
これにより、第2内側片体4023と第2外側片体40
27の外縁に沿った部分が糊により接着される。また、
第2内側片体4023と第2外側片体4027の各分割
片体4030が糊により接着される。そして、図34で
示すように、第2外側片体4027上に、第2内側片体
4023、第1内側片体4021、第1外側片体402
5が重ね合わされることになり、コンパクトディスク3
が収納されたディスク収納部4007を有するディスク
収納体4001が得られ、ディスク収納体4001に左
側部には綴じ代4029が露出し、前記丸孔4039は
長孔4043及び丸孔4045内に位置している。
【0061】前記ディスク収納部4007は、第1内側
片体4021、第2内側片体4023、第1外側片体4
025、第2外側片体4027の分割片体4030の重
ね合わせにより構成され、ディスク収納部4007はそ
の上下左右の寸法が、市販のコンパクトディスクケース
と同一に形成されている。ディスク収納部4007は、
図33,図36乃至図38に示すように、本体4061
と前記スライド片体4041で構成されている。本体4
061は、第1外側片体4025、第2外側片体402
7の分割片体4030と、第1内側片体4021、第2
内側片体4023の分割片体4030の左右の側部40
49,4049及び底部4051とにより構成され、ス
ライド片体4041が切り離された時に、第1外側片体
4025と第2外側片体4027の分割片体4030間
に、前記切り欠き4047により上方に開放状の収納凹
部4052が形成される。
【0062】次に、ディスク収納体4001からコンパ
クトディスク3を取り出す場合の手順について説明す
る。まず、図32に示すように、ディスク収納体400
1から切り取り部4005を介してディスク収納部40
07を取り出す。ディスク収納部4007の取り出し
は、手によりディスク収納部4007部分を、ディスク
収納体4001の厚み方向に押し出すことにより行なっ
てもよいし、或は、切り取り部4005に沿ってカッタ
ーナイフを滑らせ切断することで行なってもよい。
【0063】そして、ディスク収納部4007からコン
パクトディスク3を取り出すには、切り欠き4046か
らスライド片体4041の上部4041Aをつまみ、図
33に示すように、本体4061の上部から引き出す。
或は、前記長孔4043及び丸孔4045内に位置する
丸孔4039間にカッターナイフを滑らせ切断した後、
スライド片体4041を引き出す。スライド片体404
1を引き出したならば、第1内側片体4021と第2内
側片体4023の各側部4041Bの上部を開き、袋5
1の取り出し口51Aからコンパクトディスク3を取り
出す。また、コンパクトディスク3の収納時には、袋5
1に挿入後、スライド片体4041を本体4061の収
納凹部4052に収納し、これによりコンパクトディス
ク3はディスク収納部3007に収納されて保管される
ことになる。
【0064】本実施例によれば、スライド片体4041
は第1内側片体4021と第2内側片体4023から切
り取られたものであり、切り欠き4047と合致した形
状であるため、収納凹部4052に円滑に挿入されると
共に、スライド片体4041の下部4041Cが収納凹
部4052の底部に当接するまで簡単に挿入され、これ
によりコンパクトディスク3はディスク収納部3007
に確実に位置決め保持される。
【0065】尚、この第4実施例では、扁平な袋5を用
いた場合について説明したが、粘着テープを用いてコン
パクトディスク3をディスク収納部4007に保持させ
る等任意である。また、第4実施例では、内側片体を二
枚設けた場合について説明したが、設ける内側片体の数
は任意である。また、実施例では厚紙を二枚重ね合わせ
た状態でほぼコンパクトディスク3と同じ厚みになるも
のを用いた場合について説明したが、厚紙を二枚重ね合
わせた厚みよりもコンパクトディスク3の厚みが大きい
場合には、実施例のように外側片体にも窓4033を設
け、この窓4033にコンパクトディスク3を位置させ
るようにすれば、ディスク収納体4001の厚みをほぼ
均一にする上でより有利となる。
【0066】次に、図44乃至図52を参照して第5実
施例について説明する。図44は第5実施例に係るディ
スク収納体の斜視図、図45はディスク収納体からディ
スク収納部を切り離した状態の斜視図、図46はディス
ク収納部の斜視図を示す。第5実施例では、厚紙が重ね
合わせて用いられず、一枚の厚紙の状態のままでディス
ク収納体5001が構成されている点が前記第1,第
2,第3,第4実施例と異なり、コンパクトディスク3
が収納されたディスク収納部5007は前記第1,第
2,第3,第4実施例と同様に、切り取り部5005を
介してディスク収納体5001から取り出される。
【0067】前記ディスク収納体5001は、図47に
平面図で、図48に背面図で示す一枚の矩形の厚紙50
11からなり、厚紙5011はコンパクトディスク3と
ほぼ同じ厚みのものが用いられている。厚紙5011の
左側部寄りには折れ線5013が形成され、この折れ線
5013により厚紙5011の左側部に綴じ代5015
が画成されている。
【0068】ディスク収納体5001からディスク収納
部5007を取り出すための切り取り部5005は切り
取り線5017を介して形成されている。前記切り取り
線5017は、コンパクトディスク3よりも大きい輪郭
の矩形に形成され、切り取り線5017の内側に、その
上下左右の寸法が、市販のコンパクトディスクケースと
同一の分割片体5019が形成され、分割片体5019
の内側中央には、円形の窓5021が形成されている。
前記窓5021はコンパクトディスク3とほぼ同じ大き
さ或はコンパクトディスク3よりも幾分大きな内径で形
成されている。前記窓5021の上部に臨む分割片体5
019部分には、上部に位置する切り取り線5017部
分に平行して切り取り線5023が形成され、切り取り
線5017の内側で切り取り線5023の上方に蓋片5
025が画成され、切り取り線5023の下方に本体5
027が画成される。
【0069】次に、厚紙5011からディスク収納体5
001を得る手順について説明する。まず、図49に想
像線(イ)で示すように、厚紙5011の裏面で切り取
り線5017の内側部分に沿って糊を塗布し、また、想
像線(ハ)で示すように、窓5021の両側下部に糊を
塗布する。次に、図50及び図52で示すように、一方
の面が不織布51Cにより他方の面が透明性の合成樹脂
フィルム51Dにより形成された扁平の袋51にコンパ
クトディスク3を収容し、袋51の取り出し口51Aを
上方に向け、厚紙5011の表面側にフィルム51Dが
位置するようにしてコンパクトディスク3の外周の袋5
1部分を窓5021の周囲の分割片体5019に載せて
糊により接着し、コンパクトディスク3を窓5021内
に位置させる。
【0070】次に、分割片体5019よりも幾分小さな
輪郭の矩形の薄紙5031を用意し、図51に示すよう
に、この薄紙5031を切り取り線5017の内側で分
割片体5019の裏面にあててその周囲を糊により接着
し、前記袋51の背面を覆う。これによりコンパクトデ
ィスク3が収納されたディスク収納部5007を有する
ディスク収納体5001が得られ、図52は図51のA
ーA線断面図を示す。
【0071】次に、ディスク収納体5001からコンパ
クトディスク3を取り出す場合の手順について説明す
る。まず、図45に示すように、ディスク収納体500
1から切り取り部5005を介してディスク収納部50
07を取り出す。ディスク収納部5007の取り出し
は、手によりディスク収納部5007部分を、ディスク
収納体5001の厚み方向に押し出すことにより行なっ
てもよいし、或は、切り取り部5005に沿ってカッタ
ーナイフを滑らせ切断することで行なってもよい。
【0072】そして、ディスク収納部5007からコン
パクトディスク3を取り出すには、図46に示すよう
に、切り取り線5023を介して蓋片5025を本体5
027から切り、切り取り線5023を境に蓋片502
5を折曲させる。尚、この状態で、蓋片5025と本体
5027は前記薄紙5031により連結されている。蓋
片5025を折曲させることで、購買者は、本体502
7の上縁に臨む袋51の取り出し口51Aからコンパク
トディスク3を取り出すことが可能となる。また、コン
パクトディスク3の収納時には、袋51に挿入後、蓋片
5025を元の状態に折曲させ、これによりコンパクト
ディスク3はディスク収納部5007に収納されて保管
されることになる。
【0073】尚、前記第1乃至第5実施例では、コンパ
クトディスクを収納する場合について説明したが、ディ
スクはコンパクトディスクに限らずフロッピーディスク
等の他のものにも適用可能であり、収納する個数も一つ
に限らず複数であってもよい。また、実施例では、ディ
スク収納体からディスク収納部を取り出すために切り取
り部を形成した場合について説明したが、切り取り部を
形成せずに、カッターナイフ等により切り取るための指
示線を単に印刷等により表示するようにしてもよい。ま
た、ディスク収納体からディスク収納部を取り出し、以
後、ディスク収納部を保管ケースとして用いる際、ディ
スクの内容を表示したラベルを、予めディスク収納部に
貼着しておいたり、或は、ディスク収納体に剥離可能に
貼着しておいたり、ディスク収納体が綴じられる紙に剥
離可能に貼着しておくと、ディスクを保管する上で便利
となる。
【0074】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、厚紙からなるディスク収納体であって、前記ディス
ク収納体にはディスクよりも大きい輪郭を有しディスク
の周囲の外側全周に厚紙部分が位置した状態でディスク
を収納するディスク収納部が設けられ、更に、前記ディ
スク収納体には、前記ディスク収納部の切り取り用の指
示線が表示されている。また、本発明は、厚紙からなる
ディスク収納体であって、前記ディスク収納体にはディ
スクよりも大きい輪郭を有しディスクの周囲の外側全周
に厚紙部分が位置した状態でディスクを収納するディス
ク収納部が設けられ、更に、前記ディスク収納体には、
前記ディスク収納部を取り出すための切り取り線や欠部
などからなる切り取り部が設けられている。そのため、
ディスクディスク収納体を、指示線に沿ってカッターナ
イフ等により切断し、或は、切り取り部から切り離し、
ディスク収納部を取り出し、以後、ディスクケースを別
に用意することなくこのディスク収納部を保管ケースと
して用いることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るディスク収納体の斜視図であ
る。
【図2】ディスク収納体からディスク収納部を切り離し
た状態の斜視図である。
【図3】ディスク収納部の斜視図である。
【図4】ディスク収納体を構成する厚紙の展開図であ
る。
【図5】厚紙に糊を塗布する説明図である。
【図6】内側片体を第2外側片体上に折り畳んた状態の
平面図である。
【図7】図6の状態で内側片体に糊を塗布する説明図で
ある。
【図8】ディスク収納体の平面図である。
【図9】図8のAーA線断面図である。
【図10】ディスク収納体の背面図である。
【図11】第1実施例の変形例1の厚紙の展開図であ
る。
【図12】第1実施例の変形例2の厚紙の展開図であ
る。
【図13】変形例2の厚紙を折り畳む場合の説明図であ
る。
【図14】第2実施例に係るディスク収納体の斜視図で
ある。
【図15】ディスク収納体からディスク収納部を切り離
した状態の斜視図である。
【図16】ディスク収納部の斜視図である。
【図17】ディスク収納体を構成する厚紙の展開図であ
る。
【図18】厚紙に糊を塗布する説明図である。
【図19】内側片体を第2外側片体上に折り畳んた状態
の平面図である。
【図20】図19の状態で内側片体に糊を塗布する説明
図である。
【図21】ディスク収納体の平面図である。
【図22】ディスク収納体の背面図である。
【図23】第3実施例に係るディスク収納体の斜視図で
ある。
【図24】ディスク収納体からディスク収納部を切り離
した状態の斜視図である。
【図25】ディスク収納部の斜視図である。
【図26】ディスク収納体を構成する厚紙の展開図であ
る。
【図27】厚紙に糊を塗布する説明図である。
【図28】ディスク収納体の平面図である。
【図29】ディスク収納体の背面図である。
【図30】図28のAーA線断面図である。
【図31】第4実施例に係るディスク収納体の斜視図で
ある。
【図32】ディスク収納体からディスク収納部を切り離
した状態の斜視図である。
【図33】ディスク収納部の斜視図である。
【図34】図31のAーA線断面図である。
【図35】図32のAーA線断面図である。
【図36】図32のBーB線断面図である。
【図37】図33のAーA線断面図である。
【図38】図33のBーB線断面図である。
【図39】ディスク収納体を構成する厚紙の展開図であ
る。
【図40】厚紙に糊を塗布する説明図である。
【図41】第1内側片体を第2内側片体上に折り畳んた
状態の平面図である。
【図42】第1内側片体、第2内側片体を第1外側片体
上に折り畳んた状態の平面図である。
【図43】ディスク収納体の平面図である。
【図44】第5実施例に係るディスク収納体の斜視図で
ある。
【図45】ディスク収納体からディスク収納部を切り離
した状態の斜視図である。
【図46】ディスク収納部の斜視図を示す。
【図47】厚紙の平面図である。
【図48】厚紙の背面図である。
【図49】厚紙に糊を塗布する説明図である。
【図50】ディスクが挿入された袋を厚紙に置いた説明
図である。
【図51】袋の上から薄紙を貼着した説明図である。
【図52】図51のAーA線断面図である。
【符号の説明】
1,2001,3001,4001,5001 ディス
ク収納体 3 コンパクトディスク 5,2005,3005,4005,5005 切り取
り部 7,2007,3007,4007,5007 ディス
ク収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−60874(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57 G11B 23/03 B42D 3/12

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚紙からなるディスク収納体であって、 前記ディスク収納体にはディスクよりも大きい輪郭を有
    しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分が位置した状態
    ディスクを収納するディスク収納部が設けられ、 更に、前記ディスク収納体には、前記ディスク収納部の
    切り取り用の指示線が表示されている、 ことを特徴とするディスク収納体。
  2. 【請求項2】 前記ディスク収納部は、ディスクが挿入
    された袋を備え、この袋は、前記指示線により前記ディ
    スク収納部がディスク収納体から切り離された状態でデ
    ィスクの挿脱が可能に形成されている請求項1記載のデ
    ィスク収納体。
  3. 【請求項3】 前記ディスク収納部は、ディスクに対応
    した輪郭で厚紙に形成された窓を備え、前記ディスクは
    前記窓内に配置された状態で収納されている請求項2記
    載のディスク収納体。
  4. 【請求項4】 単一の厚紙が折り畳まれ重ね合わされて
    構成されたディスク収納体であって、 前記ディスク収納体には、ディスクよりも大きい輪郭を
    有しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分が位置しかつ
    重ね合わされた厚紙部分にディスクを収納するディスク
    収納部が設けられ、 更に、前記ディスク収納体には、前記ディスク収納部の
    切り取り用の指示線が表示されている、 ことを特徴とするディスク収納体。
  5. 【請求項5】 前記ディスク収納部は、前記指示線によ
    り前記ディスク収納体から切り離された状態でディスク
    の収納及び取り出しが可能に形成されている請求項4記
    載のディスク収納体。
  6. 【請求項6】 前記重ね合わされた厚紙の少なくとも一
    枚の厚紙部分には、ディスクに対応した輪郭の窓が形成
    され、前記ディスクは前記窓内に配置された状態で収納
    されている請求項4または5記載のディスク収納体。
  7. 【請求項7】 厚紙からなるディスク収納体であって、 前記ディスク収納体にはディスクよりも大きい輪郭を有
    しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分が位置した状態
    ディスクを収納するディスク収納部が設けられ、 更に、前記ディスク収納体には、前記ディスク収納部を
    取り出すための切り取り線や欠部などからなる切り取り
    部が設けられている、 ことを特徴とするディスク収納体。
  8. 【請求項8】 前記ディスク収納部は、ディスクが挿入
    された袋を備え、この袋は、前記切り取り部により前記
    ディスク収納部がディスク収納体から切り離された状態
    でディスクの挿脱が可能に形成されている請求項7記載
    のディスク収納体。
  9. 【請求項9】 前記ディスク収納部は、ディスクに対応
    した輪郭で厚紙に形成された窓を備え、前記ディスクは
    前記窓内に配置された状態で収納されている請求項8記
    載のディスク収納体。
  10. 【請求項10】 単一の厚紙が折り畳まれ重ね合わされ
    て構成されたディスク収納体であって、 前記ディスク収納体には、ディスクよりも大きい輪郭を
    有しディスクの周囲の外側全周に厚紙部分が位置しかつ
    重ね合わされた厚紙部分にディスクを収納するディスク
    収納部が設けられ、 更に、前記ディスク収納体には、前記ディスク収納部を
    取り出すための切り取り線や欠部などからなる切り取り
    部が設けられている、 ことを特徴とするディスク収納体。
  11. 【請求項11】 前記ディスク収納部は、前記切り取り
    部により前記ディスク収納体から切り離された状態でデ
    ィスクの収納及び取り出しが可能に形成されている請求
    項10記載のディスク収納体。
  12. 【請求項12】 前記重ね合わされた厚紙の少なくとも
    一枚の厚紙部分には、ディスクに対応した輪郭の窓が形
    成され、前記ディスクは前記窓内に配置された状態で収
    納されている請求項10または11記載のディスク収納
    体。
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