JP3434884B2 - 厚紙製収納体 - Google Patents

厚紙製収納体

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JP3434884B2
JP3434884B2 JP09292194A JP9292194A JP3434884B2 JP 3434884 B2 JP3434884 B2 JP 3434884B2 JP 09292194 A JP09292194 A JP 09292194A JP 9292194 A JP9292194 A JP 9292194A JP 3434884 B2 JP3434884 B2 JP 3434884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロッピーディスクやコ
ンパクトディスク等のような記録媒体であるディスク
や、カード類、メモ帳類、菓子類等のような被収納物を
収納する厚紙製の収納体に関し、更に詳細には、被収納
物を収納しつつ本を構成する紙の間に綴じ込まれて好適
な厚紙製収納体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フロッピーディスクやコンパク
トディスク、CDーROM、CDーI等のような記録媒
体であるディスクは、近年、FDブックやCDブック等
のような形態をとり、本を構成する紙の間に収納されて
市場に流通し始めつつある。そして、簡便な収納構造と
して、実開平4ー21491号等に開示されるように、
袋にディスクを収納したものや、或は、凹部を形成した
厚紙を設け、この凹部にトレイを嵌込み、このトレイに
ディスクを収納したもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、袋にデ
ィスクを収納したものでは、特に、フロッピーディスク
のようにある程度厚さがあると、製本時に、ディスクの
上面及び下面に位置する紙にディスクの輪郭に沿った線
が形成され、本の見栄えを劣化させる不具合が生じる。
また、凹部を形成した厚紙では、製品を劣化させる不具
合を解消できるものの、トレイを用いるためコスト高と
なる不具合があり、実際に使用される度合いは少ない。
更に、ディスク等のような被収納物を本の間に収納させ
た場合、被収納物の取り出しが簡単に行なえることが望
ましい。
【0004】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、コストダウンを図りつつ、ま
た、本の見栄えを劣化させることなく、更には、被収納
物の取り出しを簡単に行なえる厚紙製収納体を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の厚紙製収納体は、折り畳まれ重ね合
わせられる一枚の厚紙と、前記重ね合わせられる一方の
厚紙部分に、被収納物よりも大きな輪郭で形成され前記
重ね合わされた状態で開閉可能な開閉片と、前記重ね合
わされる他方の厚紙部分で、前記開閉片に対応する箇所
に形成された窓と、前記被収納物を、前記重ね合わされ
る厚紙の内面側から前記開閉片の輪郭内において該開閉
片に保持させ、且つ、前記被収納物を前記窓内に配置さ
せた状態で収納する保持手段とを備え、前記保持手段
は、前記重ね合わされる厚紙の内面側から前記開閉片の
輪郭内において該開閉片に取着され前記被収納物が挿入
される袋で構成されていることを特徴とする。また、請
求項2記載の厚紙製収納体は、折り畳まれ重ね合わせら
れる一枚の厚紙と、前記重ね合わせられる一方の厚紙部
分に、被収納物よりも大きな輪郭で形成され前記重ね合
わされた状態で開閉可能な開閉片と、前記開閉片に形成
された窓と、前記被収納物を、前記重ね合わされる厚紙
の内面側から前記開閉片の輪郭内において該開閉片に保
持させ、且つ、前記被収納物を前記窓内に配置させた状
態で収納する保持手段とを備え、前記保持手段は、前記
重ね合わされる厚紙の内面側から前記開閉片の輪郭内に
おいて該開閉片に取着され前記被収納物が挿入される袋
で構成されていることを特徴とする。また、請求項3記
載の厚紙製収納体は、折り畳まれ重ね合わせられる一枚
の厚紙と、前記重ね合わせられる双方の厚紙部分に、被
収納物よりも大きな輪郭で形成され前記重ね合わされた
状態で開閉可能な開閉片と、前記各開閉片に形成された
窓と、前記被収納物を、前記重ね合わされる厚紙の内面
側から各開閉片の輪郭内において該開閉片に保持させ、
且つ、前記被収納物を前記窓内に配置させた状態で収納
する保持手段とを備え、前記保持手段は、前記重ね合わ
される厚紙の内面側から前記開閉片の輪郭内において該
開閉片に取着され前記被収納物が挿入される袋で構成さ
れていることを特徴とする。
【0006】また、請求項4記載の厚紙製収納体は、フ
ロッピーディスクやコンパクトディスク等のような記録
媒体をなすディスクであることを特徴とする。また、請
求項5記載の厚紙製収納体は、前記厚紙が前記ディスク
とほぼ同じ厚みを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】厚紙を圧縮変形させたり、或は、被収納物を窓
内に配置することで、厚紙製収納体の厚みが均一とな
る。被収納物が、重ね合わされる厚紙の内面で開閉片に
保持されているため、開閉片を開くと、被収納物の取り
出しや収納が簡単に行なわれる。厚紙製収納体は一枚の
厚紙を利用した簡単な構造であるため、コストダウンが
図れる。
【0008】
【実施例】以下、被収納物がコンパクトディスクである
場合について添付図面に従って説明する。図1は第1実
施例に係る厚紙製収納体を正面から視た斜視図、図2は
同・背面から視た斜視図、図3は開閉片を開いた状態の
斜視図、図4は図1のXーX線断面図を示す。1は第1
実施例に係る厚紙製収納体で、厚紙製収納体1は図5に
展開図で示す一枚の厚紙3が折り畳まれ、重ね合わせて
構成されている。まず、この厚紙3の構成から説明する
と、厚紙3の厚みはコンパクトディスクCの厚みとほぼ
同じで、厚紙3としては、例えば、段ボール紙を用いる
ことができる。厚紙3には、第1折れ線5と第2折れ線
7が形成され、厚紙3にはこれら折れ線5,7により、
綴じ代9と第1面部11と第2面部13が画成されてい
る。厚紙3は、第2折れ線7を境に第1面部11と第2
面部13が重ね合わされて厚紙製収納体1となり、図中
Aは厚紙3の表面、Bはその裏面を示し、厚紙3の裏面
B(内面に相当)が重ね合わせられることになる。
【0009】前記第1面部11には、コンパクトディス
クCよりも大きな輪郭で開閉片15が形成されている。
前記開閉片15は、厚紙3の下縁に平行して所定の長さ
延在する第3折れ線17と、第3折れ線17の両端から
門型に延在する切り取り線19により画成され、第3折
れ線17とは反対の開閉片15の揺動端に臨む第1面部
11部分には切り欠き21が形成されている。前記第2
面部13には円形の窓23が形成されている。前記窓2
3はコンパクトディスクCとほぼ同じ径か、或は、コン
パクトディスクCよりも僅かに大きな径で形成され、前
記窓23は、第2折れ線7を境に第1面部11と第2面
部13を重ね合わせた状態で、前記開閉片15のほぼ中
央に位置するように形成されている。
【0010】次に、このような厚紙3から、コンパクト
ディスクCが収納された厚紙製収納体1を得る手順につ
いて説明する。まず、図6に想像線(イ)で示すよう
に、厚紙3の裏面Bで第2面部13の周囲に沿って糊を
塗布する。また、不織布からなる扁平な袋25を用意
し、厚紙3の裏面Bにおいて、この袋25を、その取り
出し口25Aを切り欠き21側に向け、切り取り線19
の内側で前記開閉片15に粘着テープ27等により取着
し、袋25にコンパクトディスクCを挿入する。或は、
コンパクトディスクCが挿入された袋25を、粘着テー
プ27により開閉片15に取着する。尚、袋25は糊に
より接着してもよい。
【0011】次に、第2折れ線7を境に第1面部11と
第2面部13を重ね合わせ、前記想像線(イ)で示す糊
により第1面部11と第2面部13を接着する。この
時、図4に示すように、前記コンパクトディスクCを前
記袋25に挿入させた状態で、且つ、前記窓23内に配
置させ、これにより、厚紙製収納体1が得られる。厚紙
製収納体1は綴じ代9が紙と共に製本され、製本された
状態で第1折れ線5を境に紙の厚み方向に屈曲可能であ
る。そして、製本された状態において、コンパクトディ
スクCは第2面部13の窓23内に配置されているの
で、窓23の縁によりコンパクトディスクCはその径方
向への動きが規制され、従って、コンパクトディスクC
はほぼ静止した状態で収納される。
【0012】厚紙製収納体1からコンパクトディスクC
を取り出すには、切り取り線19から開閉片15を切り
離し、図3に示すように、切り欠き21から開閉片15
の上部を摘み、該開閉片15を第3折れ線17を境に第
1面部11の表面A側に揺動させ、開閉片15の上部か
らコンパクトディスクCの取り出しや収納を行なう。開
閉片15の切り離しは、切り取り線19に沿ってカッタ
ーナイフを滑らせてもよいし、或は、開閉片15を、厚
紙製収納体1の厚み方向に押し出すようにして切り取り
線19を破断させることで行なってもよい。
【0013】本実施例によれば、コンパクトディスクC
は、同じ厚さの厚紙3の窓23内に位置するため、厚紙
製収納体1はほぼ均一な厚みとなり、紙にディスクの輪
郭に沿った線が形成され本の見栄えを劣化する不具合は
生じない。また、開閉片15を折れ線を境に第1面部1
1の表面A側に揺動させると、開閉片15の裏面Bの揺
動端に、袋25の取り出し口25Aが臨み、従って、コ
ンパクトディスクCの取り出しや収納を簡単に行なうこ
とができる。更に、厚紙製収納体1は一枚の厚紙3によ
り構成された簡単な構造であり、コストダウンを図りつ
つコンパクトディスクCを収納することが可能となる。
【0014】尚、実施例では、第2面部13に窓23を
設けた場合について説明したが、第2面部13に窓23
を設けず、開閉片15に窓23を設けても前記と同様な
効果が得られる。更に、開閉片15と第2面部13の双
方に窓23を設ければ、コンパクトディスクCの半分の
厚みの厚紙3を用いることができる。また、実施例で
は、窓23を設け、この窓23内にコンパクトディスク
Cを配置して厚紙製収納体1の厚みがほぼ均一となるよ
うにしたが、厚紙3の厚みや材料を適宜設定し、コンパ
クトディスクCが収納された箇所の厚紙部分を圧縮変形
させる等するようにすれば、窓23を省略しても厚紙製
収納体1の厚みをほぼ均一にすることが可能である。
【0015】次に、図7乃至図9を参照して第2実施例
について説明する。図7は第2実施例に係る厚紙製収納
体の正面図を示す。第2実施例に係る厚紙製収納体20
01は二枚のコンパクトディスクCを収納する点が前記
第1実施例と異なる。第2実施例に係る厚紙製収納体2
001は図8に展開図で示す一枚の厚紙2003が折り
畳まれ、重ね合わせて構成されている。厚紙2003に
は段ボール紙等が用いられ、厚紙2003の厚みはコン
パクトディスクCの厚みとほぼ同じで、厚紙2003に
は、第1折れ線2005と第2折れ線2007と長溝2
008が形成され、厚紙2003にはこれら折れ線20
05,2007と長溝2008により、綴じ代2009
と第1面部2011と第2面部2013と綴じ代201
4が画成されている。厚紙2003は、第2折れ線20
07を境に第1面部2011と第2面部2013が重ね
合わされて厚紙製収納体2001となり、重ね合わされ
た状態で長溝2008の幅方向の中央に第1折れ線20
05が位置するように構成されている。尚、図8におい
て、破断部分(イ)は段ボール紙の目の方向を示す。
【0016】前記第2面部2013には、二枚のコンパ
クトディスクCが上下に間隔をおいて並べられた輪郭よ
りも大きな輪郭で開閉片2015が形成されている。前
記開閉片2015は、第2折れ線2007に平行して所
定の長さ延在する第3折れ線2017と、第3折れ線2
017の上下端から長溝2008側に門型状に延在する
切り取り線2019により画成され、第2折れ線200
7とは反対箇所に位置する開閉片2015の揺動端に
は、上方に突出するつまみ部2020が二つ突設されて
いる。前記第1面部2011には円形の窓2023が上
下に間隔をおいて二つ形成されている。前記窓2023
はコンパクトディスクCとほぼ同じ径か、或は、コンパ
クトディスクCよりも僅かに大きな径で形成され、二つ
の窓2023は、第2折れ線2007を境に第1面部2
011と第2面部2013を重ね合わせた状態で、前記
開閉片2015内で上下に位置するように形成されてい
る。
【0017】次に、このような厚紙2003から、コン
パクトディスクCが収納された厚紙製収納体2001を
得る手順について説明する。まず、図9に斜線(ロ)で
示すように、厚紙2003の裏面Bにおいて、第2面部
2013の周囲と綴じ代2014に糊を塗布する。ま
た、不織布からなる扁平な袋25を二つ用意し、厚紙2
003の裏面Bにおいて、この袋25を、その取り出し
口25Aを開閉片2015の揺動端側に向け、切り取り
線2019の内側で前記開閉片2015に粘着テープ2
7等により取着し、各袋25にそれぞれコンパクトディ
スクCを挿入する。或は、コンパクトディスクCが挿入
された袋25を、粘着テープ27により開閉片2015
に取着する。尚、袋25は糊により接着してもよい。ま
た、二つの袋25を用いず、二つコンパクトディスクC
を挿入できる大きさの袋25を一枚用いてもよい。
【0018】次に、第2折れ線2007を境に第1面部
2011と第2面部2013を重ね合わせ、前記斜線
(ロ)で示す糊により第1面部2011と第2面部20
13を接着し、また、綴じ代2009と綴じ代2014
を接着する。この時、二枚のコンパクトディスクCを各
袋25に挿入させた状態で、且つ、二枚のコンパクトデ
ィスクCをそれぞれ対応する窓2023内に配置させ、
これにより、厚紙製収納体2001が得られる。厚紙製
収納体2001は綴じ代2009,2014が紙と共に
製本され、製本された状態で第1折れ線2005を境に
紙の厚み方向に屈曲可能である。そして、製本された状
態において、二枚のコンパクトディスクCはそれぞれ第
2面部2013の窓2023内に配置されているので、
窓2023の縁によりコンパクトディスクCはその径方
向への動きが規制され、従って、コンパクトディスクC
はほぼ静止した状態で収納される。
【0019】厚紙製収納体2001からコンパクトディ
スクCを取り出すには、切り取り線2019から開閉片
2015を切り離し、つまみ部2020を摘み、開閉片
2015を第3折れ線2017を境に第1面部2011
の表面A側に揺動させ、開閉片2015の裏面Bの揺動
端に臨む袋25の取り出し口25Aからコンパクトディ
スクCの取り出しや収納を行なう。開閉片2015の切
り離しは、切り取り線2019に沿ってカッターナイフ
を滑らせてもよいし、或は、開閉片2015を、厚紙製
収納体2001の厚み方向に押し出すようにして切り取
り線2019を破断させることで行なってもよい。
【0020】このような第2実施例によっても、前記第
1実施例と同様に、本の見栄えを劣化させる不具合を解
消でき、コンパクトディスクCの取り出しや収納を簡単
に行なえ、コストダウンを図ることができる他、更に、
一つの厚紙製収納体2001に二枚のコンパクトディス
クCを収納できるという効果が発揮される。
【0021】尚、開閉片2015を大きくし、また、窓
2023の数を増やせば、収納するコンパクトディスク
Cの数を増やせることは当然のことである。また、開閉
片2015に窓2023を設けたり、或は、開閉片20
15と第1面部2011の双方に窓2023を設けた
り、或は、窓2023を省略する等の点については前記
第1実施例と同様である。
【0022】次に、図10乃至図13を参照して第3実
施例について説明する。図10は第3実施例に係る厚紙
製収納体の正面図、図11は図10のXーX線断面図を
示す。第3実施例に係る厚紙製収納体3001は二枚の
コンパクトディスクCを重ねた状態で収納する点が前記
第2実施例と異なる。第3実施例に係る厚紙製収納体3
001は図12に展開図で示す一枚の厚紙3003が折
り畳まれ、重ね合わせて構成されている。厚紙3003
には段ボール紙等が用いられ、厚紙3003の厚みはコ
ンパクトディスクCの厚みとほぼ同じで、厚紙3003
には、第1折れ線3005と第2折れ線3007と長溝
3008が形成され、厚紙3003にはこれら折れ線3
005,3007と長溝3008により、綴じ代300
9と第1面部3011と第2面部3013と綴じ代30
14が画成されている。厚紙3003は、第2折れ線3
007を境に第1面部3011と第2面部3013が重
ね合わされて厚紙製収納体3001となり、重ね合わさ
れた状態で長溝3008の幅方向の中央に第1折れ線3
005が位置するように構成されている。尚、図12に
おいて、破断部分(イ)は段ボール紙の目の方向を示
す。
【0023】前記第1面部3011と第2面部3013
には、コンパクトディスクCよりも大きな輪郭で開閉片
3015がそれぞれ形成されている。前記開閉片301
5は、厚紙3003の下縁に平行して所定の長さ延在す
る第3折れ線3017と、第3折れ線3017の両端か
ら門型に延在する切り取り線3019により画成され、
第3折れ線3017とは反対箇所に位置する開閉片30
15の揺動端には、上方に突出するつまみ部3020が
突設されている。前記各開閉片3015のほぼ中央には
円形の窓3023が形成されている。前記窓3023は
コンパクトディスクCとほぼ同じ径か、或は、コンパク
トディスクCよりも僅かに大きな径で形成され、二つ開
閉片3015の窓3023は、第2折れ線3007を境
に第1面部3011と第2面部3013を重ね合わせた
状態で、互いに合致する箇所に形成されている。
【0024】次に、このような厚紙3003から、コン
パクトディスクCが収納された厚紙製収納体3001を
得る手順について説明する。まず、図13に斜線(ロ)
で示すように、厚紙3003の裏面Bにおいて、第2面
部3013の周囲と綴じ代3014に糊を塗布する。ま
た、不織布からなる扁平な袋25を二つ用意し、厚紙3
003の裏面Bにおいて、この袋25を、その取り出し
口25Aを開閉片3015の揺動端側に向け、切り取り
線3019の内側で各開閉片3015に粘着テープ27
等により取着し、各袋25にそれぞれコンパクトディス
クCを挿入する。或は、コンパクトディスクCが挿入さ
れた袋25を、粘着テープ27により各開閉片3015
に取着する。尚、袋25は糊により接着してもよい。
【0025】次に、第2折れ線3007を境に第1面部
3011と第2面部3013を重ね合わせ、前記斜線
(ロ)で示す糊により第1面部3011と第2面部30
13を接着し、また、綴じ代3009と綴じ代3014
を接着する。この時、図11に示すように、二枚のコン
パクトディスクCを各袋25に挿入させた状態で、且
つ、二枚のコンパクトディスクCをそれぞれ対応する窓
3023内に配置させ、これにより、厚紙製収納体30
01が得られる。厚紙製収納体3001は綴じ代300
9,3014が紙と共に製本され、製本された状態で第
1折れ線3005を境に紙の厚み方向に屈曲可能であ
る。そして、製本された状態において、二枚のコンパク
トディスクCはそれぞれ第1面部3011と第2面部3
013の各窓3023内に配置されているので、窓30
23の縁によりコンパクトディスクCはその径方向への
動きが規制され、従って、コンパクトディスクCはほぼ
静止した状態で収納される。
【0026】厚紙製収納体3001からコンパクトディ
スクCを取り出すには、取り出すべきコンパクトディス
クCが収納された開閉片3015側において、切り取り
線3019から開閉片3015を切り離し、つまみ部3
020を摘み、開閉片3015を第3折れ線3017を
境に第1面部3011の表面A側に揺動させ、開閉片3
015の裏面Bの揺動端に臨む袋25の取り出し口25
AからコンパクトディスクCの取り出しや収納を行な
う。開閉片3015の切り離しは、切り取り線3019
に沿ってカッターナイフを滑らせてもよいし、或は、開
閉片3015を、厚紙製収納体3001の厚み方向に押
し出すようにして切り取り線3019を破断させること
で行なってもよい。
【0027】このような第3実施例によっても、前記第
2実施例と同様に、本の見栄えを劣化させる不具合を解
消でき、コンパクトディスクCの取り出しや収納を簡単
に行なえ、コストダウンを図ることができ、一つの厚紙
製収納体3001に二枚のコンパクトディスクCを収納
できるという効果が発揮される。
【0028】尚、前記第1乃至第3実施例では、被収納
物がコンパクトディスクである場合について説明した
が、被収納物はコンパクトディスクの他、フロッピーデ
ィスク、CDーROM、CDーI等のような他の記録媒
体をなすディスクでもよく、或は、カード類、メモ帳
類、菓子類等でもよく、特に限定はされないが、被収納
物が薄い厚みのものである場合には好適である。また、
本発明に係る厚紙製収納体は、紙と共に製本されず紙の
間に挿入されて用いられたり、或は、本とは別に単独で
用いることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、本の見栄えを劣化させることなく、また、被収納
物の取り出しを簡単に行なえ、コストダウンを図れる厚
紙製収納体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る厚紙製収納体を正面から視た
斜視図である。
【図2】第1実施例に係る厚紙製収納体を背面から視た
斜視図である。
【図3】開閉片を開いた状態の斜視図である。
【図4】図1のXーX線断面図である。
【図5】厚紙の展開図である。
【図6】ディスクを収納する説明図である。
【図7】第2実施例に係る厚紙製収納体の正面図であ
る。
【図8】厚紙の展開図である。
【図9】ディスクを収納する説明図である。
【図10】第3実施例に係る厚紙製収納体の正面図であ
る。
【図11】図10のXーX線断面図である。
【図12】厚紙の展開図である。
【図13】ディスクを収納する説明図である。
【符号の説明】
1,2001,3001 厚紙製収納体 3,2003,3003 厚紙 15,2015,3015 開閉片 11,2017,3017 折れ線 19,2019,3019 切り取り線 23,2023,3023 窓 25 袋 C コンパクトディスク
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−82568(JP,U) 実開 平5−29989(JP,U) 実開 昭59−185769(JP,U) 実開 平3−78794(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/60 - 23/033 B65D 85/00 - 85/575 B42D 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳まれ重ね合わせられる一枚の厚紙
    と、 前記重ね合わせられる一方の厚紙部分に、被収納物より
    も大きな輪郭で形成され前記重ね合わされた状態で開閉
    可能な開閉片と、 前記重ね合わされる他方の厚紙部分で、前記開閉片に対
    応する箇所に形成された窓と、 前記被収納物を、前記重ね合わされる厚紙の内面側から
    前記開閉片の輪郭内において該開閉片に保持させ、且
    つ、前記被収納物を前記窓内に配置させた状態で収納す
    る保持手段とを備え、 前記保持手段は、前記重ね合わされる厚紙の内面側から
    前記開閉片の輪郭内において該開閉片に取着され前記被
    収納物が挿入される袋で構成されている、 ことを特徴とする 厚紙製収納体。
  2. 【請求項2】 折り畳まれ重ね合わせられる一枚の厚紙
    と、 前記重ね合わせられる一方の厚紙部分に、被収納物より
    も大きな輪郭で形成され前記重ね合わされた状態で開閉
    可能な開閉片と、 前記開閉片に形成された窓と、 前記被収納物を、前記重ね合わされる厚紙の内面側から
    前記開閉片の輪郭内において該開閉片に保持させ、且
    つ、前記被収納物を前記窓内に配置させた状態で収納す
    る保持手段とを備え、 前記保持手段は、前記重ね合わされる厚紙の内面側から
    前記開閉片の輪郭内において該開閉片に取着され前記被
    収納物が挿入される袋で構成されている、 ことを特徴とする 厚紙製収納体。
  3. 【請求項3】 折り畳まれ重ね合わせられる一枚の厚紙
    と、 前記重ね合わせられる双方の厚紙部分に、被収納物より
    も大きな輪郭で形成され前記重ね合わされた状態で開閉
    可能な開閉片と、 前記各開閉片に形成された窓と、 前記被収納物を、前記重ね合わされる厚紙の内面側から
    各開閉片の輪郭内において該開閉片に保持させ、且つ、
    前記被収納物を前記窓内に配置させた状態で収納する保
    持手段とを備え、 前記保持手段は、前記重ね合わされる厚紙の内面側から
    前記開閉片の輪郭内において該開閉片に取着され前記被
    収納物が挿入される袋で構成されている、 ことを特徴とする 厚紙製収納体。
  4. 【請求項4】 前記被収納物は、フロッピーディスクや
    コンパクトディスク等のような記録媒体をなすディスク
    である請求項1,2または3記載の厚紙製収納体。
  5. 【請求項5】 前記厚紙は、前記ディスクとほぼ同じ厚
    みを有する請求項記載の厚紙製収納体。
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