JP3804137B2 - ディスク収納体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスク(CD)や、CD−ROM、CD−I、DVD等のような記録媒体である円盤状のディスクを装着する紙製のディスク収納体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりCDやCD−ROMやCD−I等のような記録媒体である円盤状のディスクは、輸送や取扱い中に傷等が付易いために、ディスクが収納される本体と、この本体に開閉可能に連結された蓋とからなるプラスチック製の収納ケースが流通過程の中で主流を占めている。このようなプラスチック成形品は、丈夫で外圧等に対して耐久性がある等の優れた物性を有している。
【0003】
しかしながら、プラスチック成形品は、金型等の作製費用を含め成形コストが高くなる。またコスト以外にも、成形品のために余分なスペースが必要となり、保管は勿論、輸送効率が悪い、廃棄等の場合に環境問題が発生する、大量に取り扱う際に、嵩張って取扱いが面倒である等の問題がある。
また、CDブック等として、本の表紙や本文頁にCD等を添付するような場合に、プラスチックケースでは本が嵩張る他、プラスチックは紙に比べて比重も大きく、そのため本の重量が増し、大量に取り扱う際には、簡単に処理することができない不具合もあった。
さらに、カタログやパンフレットと共にCD等を配付するような場合、ケースはプラスチックであるため、取り付けが難しく、また一体感をだすことができない不具合があった。
【0004】
これに対して、近年においては記録媒体であるディスクは、紙製の収納ケースや、カタログやパンフレットと共に配付され、或いはCDブックとして市場に流通されており、簡易な形態で取り扱われるようになりつつある。
すなわち、紙を主体とした収納ケースの場合、容易で、かつ簡単な加工でCD等の装着、収納できるケースが提案され、実用化もされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に述べた紙製のディスク収納ケースは、図示はしないが、ディスクを装着する部分にスリットや切り欠き部を設けて、ディスク周縁をこのスリットや切り欠き部に挿入し係止する方法が多く採用されているが、挿入したり、引き抜いて取り出す際に、ディスク裏面側の記録保持面を支持部等で傷つける恐れがある等の問題があった。そこでディスクを収納する支持板の周縁の一部に、丘陵状の凸部による載置部を形成し、ディスクの裏面側が支持部全面に接触しないようにした方法が提案されているが、丘陵状の凸部による載置部の加工が金型等の作製費用を含めるとコストがかかり、しかも厚紙を使用しての収納ケースに対しては効果的であるが、パンフレット等の比較的薄い紙に対しては加工することができない等の問題があった。
また、載置部によりディスクは僅かではあるが中空に浮くように装着されるので、かえってディスクの挿入、引き抜きによる取り出しの際に支持部と接触し易く、傷が付きやすいという問題もあった。
【0006】
そこで本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、プラスチックケースのように嵩張ることなく、安価に作製することができ、しかも独立した収納ケースとして、あるいはカタログやパンフレット等と共に一体感を持たせてディスクを装着でき、ディスクを本に添付する場合であっても、重量増を抑え、かつディスクの挿入、抜き取りの際や保管、輸送中においても傷等から保護するディスク収納体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記目的を達成するために、請求項1の発明では、
ディスクを載置する支持部と、該支持部の上下辺に突出させて面板を連設し、該面板は基板と折り部を介して揺動可能な翼部とで構成され、該基板と翼部の中央近傍を、上、下切り込み線により適宜な形状の切り欠き部を形成してなり、前記各基板を支持部上に貼着し、対向して配置された翼部の下側と前記支持部との間に円盤状のディスクを保持した状態で、該ディスクの端部が切り欠き部上に露出すると共に、前記翼部と基板との境界近傍の折り部端部にディスク周縁を係止し、前記保持されるディスクと支持部との間に、不織布が位置し、該不織布が、支持部の全面又は一部に貼着されていて、前記保持されるディスクが、少なくとも記録面側が不織布である袋に収納して収納体に装着されるディスク収納体において、前記翼部に設ける切り込み線が三角形状でなり、該上切り込み線の下側に三角形状に突出した載置片を形成し、前記切り込み線による折り部端面を形成し、前記不織布袋に収納したディスクを該不織布袋の相対する二方の角部を三角形状に形成された載置片に載置できるようにしたことを特徴とするディスク収納体である。
【0008】
請求項2の発明では、
ディスクを載置する支持部と該支持部周辺の内側又は支持部の一部領域に、切り込み線により互いに対向して配置され、折り部によって揺動可能に二つの翼部を設け、該二つの翼部の内端部側には、前記支持部と連続する適宜な形状の載置片を形成してなり、前記支持部上に対向して配置された二つの翼部の下側と、前記載置片上との間に円盤状のディスクを保持した状態で、該ディスクの端部が載置片上に露出すると共に、前記翼部と載置片との境界近傍の折り部端部にディスク周縁を係止し、前記保持されるディスクと支持部との間に、不織布が位置し、該不織布が、支持部の全面又は一部に貼着されていて、前記保持されるディスクが、少なくとも記録面側が不織布である袋に収納して収納体に装着されるディスク収納体において、前記翼部に設ける切り込み線が三角形状でなり、該上切り込み線の下側に三角形状に突出した載置片を形成し、前記切り込み線による折り部端面を形成し、前記不織布袋に収納したディスクを該不織布袋の相対する二方の角部を三角形状に形成された載置片に載置できるようにしたことを特徴とするディスク収納体である。
【0009】
請求項3の発明では、
ディスクを載置する支持部と、該支持部の上下辺に突出させて面板を連設し、該面板は基板と折り部を介して揺動可能な翼部とで構成され、該翼部の内端部側には切り込み線により適宜な形状で、前記基板と連続する載置片を形成してなり、前記各基板を支持部上に貼着し、対向して配置された翼部の下側と前記載置片との間に円盤状のディスクを保持した状態で、該ディスクの端部が載置片上に露出すると共に、前記翼部と載置片との境界近傍の折り部端部にディスク周縁を係止する収納体であって、前記翼部のいずれか一方の先端に、開封片を有する封止片を設け、前記保持されるディスクと支持部との間に、不織布が位置し、該不織布が、支持部の全面又は一部に貼着されていて、前記保持されるディスクが、少なくとも記録面側が不織布である袋に収納して収納体に装着されるディスク収納体において、前記翼部に設ける切り込み線が三角形状でなり、該上切り込み線の下側に三角形状に突出した載置片を形成し、前記切り込み線による折り部端面を形成し、前記不織布袋に収納したディスクを該不織布袋の相対する二方の角部を三角形状に形成された載置片に載置できるようにしたことを特徴とするディスク収納体である。
【0014】
請求項の発明では、請求項1に記載のディスク収納体において、
前記支持部のいずれか一方の側辺に、綴込片を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項の発明では、請求項1、2に記載のディスク収納体において、
前記支持部の両側辺又はいずれか一方の側辺に、1枚以上の表紙を設けたことを特徴とする。
【0016】
本発明のディスク収納体は、ディスクを載置する支持部上に切り欠き或いは切り込み線により、二つの対向して配置された翼部を形成し、この翼部は折り部を介して揺動可能に設けたものであり、この二つの翼部の下側と前記支持部上との間に円盤状のディスクを保持するもので、前記翼部に設ける切り込み線が三角形状でなり、該上切り込み線の下側に三角形状に突出した載置片を形成し、前記切り込み線による折り部端面を形成し、前記不織布袋に収納したディスクを該不織布袋の相対する二方の角部を三角形状に形成された載置片に載置できるようにしたことによって、この不織布袋の相対する二方の角部が載置片上に露出し、不織布袋に収納したディスクの外周縁が袋毎、翼部と折り部の内側境界端部の折り部端面に係止され、強固に固定されるディスク収納体が得られる
また、本発明のディスクを載置する支持部のいずれか一方の側辺、或いは両側辺に1枚以上の表紙を設けることでケース状の収納体になり、また、支持部のいずれか一方の側辺に綴込片を設けることにより、本に綴じ込む台紙状のディスク収納体が得られる。いずれも切り込みや切り欠きにより対向して配置された二つの翼部を形成することで、安価で、かつ容易にディスク収納体が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、ケース状のディスク収納体、あるいは本に綴じ込む台紙状のディスク収納体であって、ディスクを載置する支持部と、支持部上に設けられた載置片(載置片を設けない場合もある)と、折り部によって揺動可能に対向して配置された二つの翼部とから構成され、この翼部の下側と支持部との間に円盤状のディスクを保持し、支持部上の翼部と載置片、或いは翼部と折り部との境界近傍の折り部内側の両端部(端面)にディスク周縁を係止固定する収納体であって、挿入されるディスクと支持部との間に、不織布が位置していることを特徴とするディスク収納体である。
【0018】
本発明の実施例を図に基づき詳細に説明する。
図1は、第1参考例におけるケース型の内表紙、外表紙付きのディスク収納体の展開図であり、図2は、展開図に基づき組み立てた平面図であり、図3は、組み立てたディスク収納体にディスクを収納した状態を示す斜視図である。
第1参考例におけるディスク収納体10は、ケース型の収納体を示すものであり、図1に示すように、支持部4の一方の側辺には側板11を介して下板2と下板の上辺には折れ線dを介して上板2a連設し、支持部4の他方の側辺には、側板12を介して外下板3と外下板上辺には折れ線dを介して外上板3aを連設して、内及び外表紙を構成する台紙とした。
さらに中央部に位置する支持部4の上、下辺には、突出させて折れ線e,eを介して面板8,8を連設し、この二枚の面板には、それぞれ基板15,15と折り部7,7を介して翼部5,5を連設したもので、このそれぞれの基板15と翼部5との折り部7,7を境界として、翼部5,5に円弧状の上切り込み線13と、基板15,15下切り込み線16により切り欠き部14,14を形成したものである。
【0019】
この切り欠き部14の周縁は、部分拡大図に示すように、前記下切り込み線16の先端は、折り部7を構成する下折線22の内側端部までとして、一方の上切り込み線13は、その先端を折り部7の下折線22の内側端部まで延長することにより、折り部7,7の内側端面23,23と基板15の切り欠き部14の周縁に、後述するディスク25の外周縁が当接、保持される。
【0020】
さらに加えて、このディスク収納体10の特徴は、ディスクを収納した際に、ディスクと支持部4との間に不織布20が位置するようにしたもので、図1に示すように、第1参考例においては支持部4の全面に不織布20を貼着ものである。
なお、この不織布20は、支持部4全面に設けたもので、これに限定されるものではなく、例えば、図示はしないが、円盤状のディスク25と同形状で、かつディスクと同じ大きさの不織布20を貼着することでもよい。
【0021】
このディスク収納体10の組立ては、図2に示すように、上板2a、外上板3aを内側に折り込みそれぞれ下板2と外下板3に貼着し、内表紙17と外表紙18を形成する。次いで、それぞれの面板8,8を内側に折り込みそれぞれの基板15,15を支持部4の不織布20上に貼り付けることでディスクの収納部が形成される。この際、円弧状の翼部5,5は、互いに対向して配置されると共に、折り部7,7から揺動可能に設けることができる。
【0022】
ディスク25の収納体への装着は、図3に示すように、支持部4上に対向して配置された二つの翼部5,5を外方に折り曲げ開き、切り込み部14を介して円盤状のディスク25を挿入することで、このディスク25の外周縁が基板15側の下切り込み線16,16の周縁に当接する。そして翼部5,5の双方が近接するように折り曲げ閉じることで、ディスクは翼部5,5と折り部7,7との境界近傍の折り部7,7内側端面23,23に係止保持される。
【0023】
また、支持部4とディスク25との間に不織布20が位置するので、ディスク25は、押圧されても、挿入や取り出しの際も、情報が記録されている裏面の傷付きを防止することができる。
なお、ディスク収納体10の内表紙17や外表紙18の表裏面や、、支持部4の裏面側に、適宜絵柄等の印刷を施すことも可能で、絵柄等を設けることでディスク収納体10の意匠性が向上することは言うまでもない。
【0024】
また、第1参考例においては、支持部4両側辺に内、外表紙17,18を設けたケース型収納体の構成を示したが、図示はしないが、支持部4のいずれか一方の側辺に綴込片を連設することにより、本に綴じ込む台紙状のディスク収納体が得られる。なお、この綴込片を設けた台紙状の収納体は、本の表紙裏面や本文頁の間に綴じ込むことでもよく、勿論貼着することも可能である。
【0025】
図4は、第2参考例における片側表紙によるケース型のディスク収納体の展開図であり、図5は、ディスクを収納した後のディスク収納体の斜視図である。
図4に示すように、第2参考例におけるディスク収納体100は、任意形状の支持部4と、支持部4のいずれか一方の側辺に折れ線dを介して背面板19と、側板12を介して外表紙18を連設した一枚の台紙からなるケース型の収納体である。この台紙の支持部4面上に、外切り込み線26,26と円弧状の上切り込み線13により円弧状の翼部5,5と、上切り込み線13の外方側に載置片6,6を形成する。また、この翼部5,5の基端には、上折線21と下折線22による折り部7,7を形成したものである。さらに、上切り込み線13の先端は折り部7,7の下折線22,22まで切り込んで、載置片6,6と折り部7,7との境界端部に折り部端面23,23を形成したものである。また、載置片6,6上には筋状の型押しにより円弧状の型押し部h,hを設けて、ディスク25を挿入収納する際に、載置部との接触面積を減少させたものであるが、特に限定するものではない。
【0026】
第2参考例におけるディスク収納体100の特徴は、切り込み線26,26と上切り込み線13のみで、しかも支持部4の上下辺或いは側辺から突出させずに、支持部4面内上に対向して配置された二つの翼部5,5と、この外方側にディスクを載置する載置片6,6を形成したものである。
【0027】
この片側表紙付きのディスク収納体100は、図5に示すように、翼部5,5を開き円盤状のディスク25を挿入し、載置片6,6上にディスク端部を載置させた後、再び翼部5,5を閉じることで載置片6,6と翼部5,5の内側端部の境界近傍の折り部端面23,23に、ディスク25周縁を係止することで固定される。
【0028】
ディスク25を翼部5,5に装着すると、ディスク25端部が載置片6,6上に載置されるので、ディスク25の厚み分だけ上方に持ち上げられるようになるが、この折り部7,7が下折線22と上折線21により段差状に持ち上がり、折り部端面23,23でしっかりとディスク外周縁を挟持すると共に、翼部5,5でディスク25を覆うように抑えることになる。さらに、図5に示すように、ディスク25を固定した支持部4を内側に折畳み、ディスク裏面側が露出するようにした後、収納したディスク25を軽く押圧するように外表紙18を内側に折り曲げるディスク収納体100の構成である。なお、翼部5,5間に位置する帯状の部材は設けても良いし、切断線f,fにより除去しても良い。
【0029】
なお、本発明のディスク収納体100においても、載置片6,6上に不織布20を設けることも可能であり、特に限定はされない。また、対向して配置された二つの翼部5,5の形状も、任意の形状とすることができる。
【0030】
図6は、第3参考例における本に綴じ込む台紙状のディスク収納体の展開図である。第3実施例のディスク収納体200は、図6に示すように、本の綴部に合わせて、矩形状の支持部4のいずれか一方の側辺に切離線mを介して綴込片31を設けた台紙の一部領域に、第2参考例に述べたように、切り込み線26,26と円弧状の上切り込み線13により円弧状の翼部5,5と、上切り込み線13の外方側に載置片6,6を形成する。また、この翼部5,5の基端には、上折線21と下折線22による折り部7,7を形成したものである。さらに、上切り込み線13の先端は折り部7,7の下折線22,22まで切り込んで、載置片6,6と折り部7,7との境界端部にディスク25を係止する折り部端面23,23を形成したものである。また、第2参考例と同様に、載置片6,6上には筋状の型押しにより円弧状の型押し部h,hを設けて、ディスク25を挿入収納する際に載置部との接触面積を減少させたものであるが、特に限定するものではない。また、前述した切離線mは、限定されるものではなく、設けなくとも良い。
【0031】
第3の参考例におけるディスク収納体200の特徴は、切り込み線26,26と上切り込み線13のみで、しかも支持部4の上下辺或いは側辺から突出させずに、支持部4面内上に対向して配置された二つの翼部5,5と、この外方側にディスクを載置する載置片6,6を形成したものである。
また、この本に綴じ込むディスク収納体200は、切り込み線のみにより形成されたディスク25を係止固定する折り部端面23,23や翼部5,5、載置片6,6が容易に得られると共に、本の表紙裏面や本文頁の間に綴込片31を貼着するか、綴じ込むことで、両面から本文頁がディスク25を保護する。さらに加えてこの収納体200は、安価で、かつ容易に作製することができる。
【0032】
図7は、第4参考例における本に綴じ込む台紙状のディスク収納体の展開図、図8は、この収納体を組立てデイスクを収納した状態を示す斜視図である。
図7に示すように、第4参考例におけるディスク収納体300は、適宜な厚みの用紙からなる矩形状の支持部4のいずれか一方の側辺に切離線mを介して綴込片31を設け、支持部4の上、下辺には、折れ線e,eを介して面板8,8を突出させて連設し、この二枚の面板には、それぞれ基板15,15と折り部7,7を介して翼部5,5を連設し、このいずれか一方の翼部5の先端に、開封片35を介して封止片33を設けたもので、翼部5,5の型抜きと同時に形成したものである。さらに、円弧状の上切り込み線13により翼部5,5を形成すると共に、上切り込み線13の下側に載置片6,6を形成する。また、この翼部5,5の基端には、上折線21と下折線22による折り部7,7を形成したものである。
また、他の参考例で述べたように、前記上切り込み線13の先端は折り部7,7の下折線22,22まで切り込んで、載置片6,6と翼部5,5基端との境界端部に折り部端面2
3,23を形成したものである。また、載置片6,6上には筋状の型押しにより円弧状の型押し部h,hを設けて、ディスク25を挿入収納する際に、載置部との接触面積を減少させたものであるが、特に限定するものではない。
【0033】
また、図に示すように、このディスク収納体300においても、支持部4上、或いは載置片6,6上のいずれかに不織布20設けることが好ましい。
【0034】
この収納体300の組立ては、それぞれの面板8,8を内側の支持部4上に折り込みそれぞれの基板15,15を支持部4の不織布20上に貼り付けることで、ディスク25の収納部が形成される。この際、円弧状に形成された翼部5,5は互いに対向して配置されると共に、折り部7,7から揺動可能に設けることができる。しかも一方の翼部5先端に形成した封止片33が他方の翼部5先端の一部に重なるように組み立てられる。
【0035】
ディスク25の収納体への装着は、図8に示すように、支持部4上に対向して配置された二つの翼部5,5を外方に開き、円盤状のディスク25を載置片6,6上に装着することで、このディスク25の端部が載置片6,6上に露出し、かつディスク外周縁が翼部5,5と載置片6,6の内側境界端部の折り部端面23,23に係止、固定される。
この際、ディスク25端部が載置片6,6上に載置されるので、載置片6,6上の不織布20やディスク25の厚み分だけ上方に持ち上げられるようになるが、この折り部7,7が下折線22と上折線21により段差状に持ち上がり、折り部端面23,23でしっかりとディスク外周縁を挟持すると共に、翼部5,5でディスク25を覆うように抑えて、かつ一方の翼部5先端に設けた開封片35を有する封止片33を他方の翼部5の一部に重なるように貼着することにより、ディスク25はしっかりと固定され、収納部から外れることがない。
【0036】
また、本に綴じ込むか、貼着するこのディスク収納体300は、切離線mから切り取ってもよく、また開封片35を破いてディスク25を取り出し、使用後またこの収納体に係止保管することも可能である。但し、切離線mは限定されるものではなく、特に設けなくとも良い。すなわち、この収納体は、本に綴じ込んだまま使用することも可能である。
【0037】
図9は、本実施例における本に綴じ込む台紙状のディスク収納体の展開図であり、図10は、収納体を組み立てた後、不織布袋にデイスクを収納し、この不織布袋をディスク収納体に納めた状態を示す斜視図である。
図9に示すように、本実施例におけるディスク収納体400は、適宜な厚みの用紙からなる矩形状の支持部4のいずれか一方の側辺に切離線mを介して綴込片31を設け、支持部4の上、下辺には、折れ線e,eを介して面板8,8を突出させて連設し、この二枚の面板には、それぞれ基板15,15と折り部7,7を介して翼部5,5を連設し、このいずれか一方の翼部5の先端には、開封片35を介して封止片33を設けたもので、翼部5,5の型抜きと同時に形成したものである。さらに、直角三角形状の上切り込み線13により翼部5,5を形成すると共に、上切り込み線13の下側に三角形状に突出した載置片6,6を形成する。また、この翼部5,5の基端には、上折線21と下折線22による折り部7,7を形成したもので、この上切り込み線13の先端は折り部7,7の下折線22,22まで切り込んで、載置片6,6と翼部5,5との境界近傍で、かつ折り部7,7の内側端部にディスク25を係止する折り部端面23,23を形成したものである。
【0038】
この収納体の組立ては、図10(A)に示すように、それぞれに突出させて形成した面板8,8を内側の支持部4上に折り込み、各々の基板15,15を支持部4上に貼り付けることで、ディスクの収納部が形成される。この際、翼部5,5は一方の先端に設けられた封止片33により、先端の一部が重なるように配置されると共に、折り部7,7から揺動可能に設けたものである。
【0039】
本実施例における収納体400へのディスク25の装着は、図10(B)に示すように、裏面が不織布20で表面が透明又は着色フィルム41等の不織布袋28に円盤状のディスク25を収納した後、図10(A)に示すように、支持部4上に配置された二つの翼部5,5を折り部7,7を介して開き、不織布袋28に収納したディスク25を、この袋28の相対する二方の角部を直角三角形状に形成された載置片6,6上に載置することで、この袋の相対する二方の角部が載置片6,6上に露出し、不織布袋に収納したディスク25の外周縁が袋毎、翼部5,5と折り部7,7の内側境界端部の折り部端面23,23に係止、固定される。
【0040】
この際、ディスク25端部が袋毎載置片6,6上に載置されるので、ディスク25の厚み分だけ上方に持ち上げられるようになるが、この折り部7,7が下折線22と上折線21により段差状に持ち上がり、折り部端面23,23でしっかりと袋毎ディスク外周縁を挟持すると共に、翼部5,5で不織布袋28を覆うように抑えて、かつ一方の翼部5先端に設けた開封片35を有する封止片33を他方の翼部5の一部に重なるように貼着することにより、内袋28に収納されたディスク25はしっかりと固定され、収納部から外れることがない。
【0041】
なお、ディスク25を収納した不織布袋28を、この収納体に装着した場合、露出する不織布袋28は載置片6,6上に突出するようになるので、露出する不織布袋28の角部形状に合わせて載置片6,6を切り取ることも可能である。すなわち、載置片6,6を略正方形状に切り取ることにより、露出する不織布袋28の二方の角部が、切り取られた基板15端面に当接し、しかも支持部4上に直接嵌め込まれるので、不織布袋28はしっかりと装着される。
【0042】
なお、図1に示す第1参考例の収納体10、図4に示す第2参考例の収納体100、図6に示す第3参考例の収納体200、図7に示す第4参考例の収納体300においても、仮想線k(破線)に示すように、上切り込み線13の形状を円弧状でなく直角三角形状とすることで、翼部5,5及び載置片6,6の形状を変化させることにより、本実施例で述べたように、不織布袋28に収納したディスク25も装着できる収納体が得られる。
また、載置片6,6を不織布袋28の二方の角部形状に合わせて除去することも可能で、本実施例と同様に、不織布袋に収納されたディスクを袋毎嵌め込むようにしっかりと装
着することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明のディスク収納体は、ディスクを載置する支持部上に切り欠き或いは切り込みにより、二つの対向して配置された翼部を形成し、この翼部は折り部を介して揺動可能に設けたもので、この二つの翼部を開きディスクを装着することで、切り込みによる翼部下方の載置片上で、かつ折り部内側両端の折り部端部(端面)に係止、固定される。さらに加えて、ディスクと支持部との間、或いは載置片上に不織布が位置することにより、ディスクの挿入、引き抜き、輸送、保管、展示時における際に、ディスクの記録面の傷付きを防止する。
【0044】
また、本発明のディスクを載置する支持部のいずれか一方の側辺、或いは両側辺に1枚以上の表紙を設けることでケース状の収納体になり、また、支持部のいずれか一方の側辺に綴込片を設けることにより、本に綴じ込む台紙状のディスク収納体が得られ、本の本文頁で挟むようにディスクを保護するので、輸送などによるディスクの傷付きを防止する。
【0045】
また、いずれも切り込みや切り欠きにより対向して配置される二つの翼部を形成することができるので安価で、かつ容易にディスク収納体が得られる。
【0046】
また、本に綴じ込むか、貼着するこのディスク収納体は、切離線から外しても良く、また開封片を破いてディスクを取り出し、使用後またこの収納体に係止保管することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例におけるケース型の内表紙、外表紙付きのディスク収納体の展開図である。
【図2】 上記、展開図に基づき組み立てた収納体の平面図である。
【図3】 組み立てたディスク収納体にディスクを装着した状態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第2参考例における片側表紙によるケース型のディスク収納体の展開図である。
【図5】 本発明の第2参考例における支持部にディスクを収納した後のディスク収納体の斜視図である。
【図6】 本発明の第3参考例における本に綴じ込む台紙状のディスク収納体の展開図である。
【図7】 本発明の第4参考例における本に綴じ込む台紙状のディスク収納体の展開図である。
【図8】 本発明の第4参考例における収納体を組立てデイスクを装着した状態を示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施例における本に綴じ込む台紙状のディスク収納体の展開図である。
【図10】 (A)は、本発明の実施例における不織布袋にデイスクを収納し、この袋をディスク収納体に装着した状態を示す斜視図である。
(B)は、デイスクを収納した不織布袋の説明図である。
【符号の説明】
2 …下板
2a…上板
3 …外下板
3a…外上板
4 …支持部
5 …翼部
6 …載置片
7 …折り部
8 …面板
10,100,200,300,400 …ディスク収納体
11,12 …側板
13 …上切り込み線
14 …切り欠き部
15 …基板
16 …下切り込み線
17 …内表紙
18 …外表紙
19 …背面板
20 …不織布
21 …上折線
22 …下折線
23 …折り部端面(端部)
25 …ディスク
26 …外切り込み線
28 …不織布袋
31 …綴込片
33 …封止片
35 …開封片
d,e…折れ線
f …切断線
m …切離線
k …仮想線

Claims (5)

  1. ディスクを載置する支持部と、該支持部の上下辺に突出させて面板を連設し、該面板は基板と折り部を介して揺動可能な翼部とで構成され、該基板と翼部の中央近傍を、上、下切り込み線により適宜な形状の切り欠き部を形成してなり、前記各基板を支持部上に貼着し、対向して配置された翼部の下側と前記支持部との間に円盤状のディスクを保持した状態で、該ディスクの端部が切り欠き部上に露出すると共に、前記翼部と基板との境界近傍の折り部端部にディスク周縁を係止し、前記保持されるディスクと支持部との間に、不織布が位置し、該不織布が、支持部の全面又は一部に貼着されていて、前記保持されるディスクが、少なくとも記録面側が不織布である袋に収納して収納体に装着されるディスク収納体において、前記翼部に設ける切り込み線が三角形状でなり、該上切り込み線の下側に三角形状に突出した載置片を形成し、前記切り込み線による折り部端面を形成し、前記不織布袋に収納したディスクを該不織布袋の相対する二方の角部を三角形状に形成された載置片に載置できるようにしたことを特徴とするディスク収納体。
  2. ディスクを載置する支持部と該支持部周辺の内側又は支持部の一部領域に、切り込み線により互いに対向して配置され、折り部によって揺動可能に二つの翼部を設け、該二つの翼部の内端部側には、前記支持部と連続する適宜な形状の載置片を形成してなり、前記支持部上に対向して配置された二つの翼部の下側と、前記載置片上との間に円盤状のディスクを保持した状態で、該ディスクの端部が載置片上に露出すると共に、前記翼部と載置片との境界近傍の折り部端部にディスク周縁を係止し、前記保持されるディスクと支持部との間に、不織布が位置し、該不織布が、支持部の全面又は一部に貼着されていて、前記保持されるディスクが、少なくとも記録面側が不織布である袋に収納して収納体に装着されるディスク収納体において、前記翼部に設ける切り込み線が三角形状でなり、該上切り込み線の下側に三角形状に突出した載置片を形成し、前記切り込み線による折り部端面を形成し、前記不織布袋に収納したディスクを該不織布袋の相対する二方の角部を三角形状に形成された載置片に載置できるようにしたことを特徴とするディスク収納体。
  3. ディスクを載置する支持部と、該支持部の上下辺に突出させて面板を連設し、該面板は基板と折り部を介して揺動可能な翼部とで構成され、該翼部の内端部側には切り込み線により適宜な形状で、前記基板と連続する載置片を形成してなり、前記各基板を支持部上に貼着し、対向して配置された翼部の下側と前記載置片との間に円盤状のディスクを保持した状態で、該ディスクの端部が載置片上に露出すると共に、前記翼部と載置片との境界近
    傍の折り部端部にディスク周縁を係止する収納体であって、前記翼部のいずれか一方の先端に、開封片を有する封止片を設け、前記保持されるディスクと支持部との間に、不織布が位置し、該不織布が、支持部の全面又は一部に貼着されていて、前記保持されるディスクが、少なくとも記録面側が不織布である袋に収納して収納体に装着されるディスク収納体において、前記翼部に設ける切り込み線が三角形状でなり、該上切り込み線の下側に三角形状に突出した載置片を形成し、前記切り込み線による折り部端面を形成し、前記不織布袋に収納したディスクを該不織布袋の相対する二方の角部を三角形状に形成された載置片に載置できるようにしたことを特徴とするディスク収納体。
  4. 前記支持部のいずれか一方の側辺に、綴込片を設けたことを特徴とする請求項1、2又は請求項のいずれかに記載のディスク収納体。
  5. 前記支持部の両側辺又はいずれか一方の側辺に、1枚以上の表紙を設けたことを特徴とす請求項1、2、3又は請求項のいずれかに記載のディスク収納体。
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