JP3632966B2 - ディスク収納体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はコンパクトディスクやフロッピーディスク等のような記録媒体であるディスクを収納するディスク収納体に関し、更に詳細には、本を構成する紙の間に綴じ込まれて好適なディスク収納体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスクやフロッピーディスク、CDーROM、CDーI等のような記録媒体であるディスクは、近年、CDブックやFDブック等のような形態をとり、例えば、本を構成する紙の間に収納されて市場に流通し始めつつある。
そして、簡便な収納構造として、実開平4ー21491号等に開示されるように、袋にディスクを収納したものや、或は、凹部を形成した厚紙を設け、この凹部にトレイを嵌込み、このトレイにディスクを収納したもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、袋にディスクを収納する構成では、製本時に、ディスクの上面及び下面に位置する紙にディスクの輪郭に沿った線が形成され、本を劣化させる不具合や、束ねて取り扱う際、ディスクが収納された部分が他の部分よりも厚くなるため、少量ずつしか束ねられず、また、少量ずつしか積み重ねられず、その取り扱いが面倒になる不具合がある。
また、トレイを用いる構成では、製品を劣化させる不具合や取り扱い時の不具合を解消できるものの、トレイを用いるためコスト高となる不具合がある。
更に、例えば、B5サイズの本の中に、二枚のコンパクトディスクを平面的に並べて収納しようとした場合、二枚のコンパクトディスクを収納するトレイは本の天地方向の寸法が大きくなり、B5サイズの本には二枚のコンパクトディスクを収納できない不具合があった。
【0004】
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、コストダウンを図り、本の外観を劣化することなくディスクを収納でき、取り扱いを簡単に行なえ、更には、二枚のコンパクトディスクをB5サイズの本の内部に平面的に並べて収納できるディスク収納体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、外側厚紙とこの外側厚紙に貼着された内側厚紙とからなる一対の複合厚紙が、前記内側厚紙が向かい合うように重ね合わされて接着された厚紙体を備え、前記内側厚紙は、収納すべきディスクと同じ厚みかあるいは収納すべきディスクよりも大きい厚みを有し、前記一対の複合厚紙のうちの一方の複合厚紙の内側厚紙部分にディスク収納用の第1ディスク収納用欠部が形成され、前記一対の複合厚紙のうちの他方の複合厚紙の内側厚紙部分にディスク収納用の第2ディスク収納用欠部が形成され、前記第1ディスク収納用欠部と第2ディスク収納用欠部は、前記一対の複合厚紙の内側厚紙が向かい合うように重ね合わされて接着された状態において、互いにずれた箇所で、かつ、各第1ディスク収納用欠部と第2ディスク収納用欠部にそれぞれ収納されるディスクの外周部の一部が、平面視した場合に、重なる箇所に形成され、前記一方の複合厚紙の内側厚紙部分と外側厚紙部分に、前記第2ディスク収納用欠部に収納されたコンパクトディスクの部分を露出させる露出用窓が形成されていることを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、前記ディスクがコンパクトディスクであり、前記第1、第2ディスク収納用欠部は、コンパクトディスクが収容される大きさの矩形に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記一方の複合厚紙の外側厚紙部分に、前記第1ディスク収納用欠部に収納されたコンパクトディスクの部分を露出させる露出用窓が形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記一方の複合厚紙の内側厚紙部分に形成された露出用窓と前記第1ディスク収納用欠部とは一部において繋がっていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記一方の複合厚紙の外側厚紙部分に、前記第1ディスク収納用欠部とほぼ同じ輪郭で、或いは、第1ディスク収納用欠部の内側部分に、開閉蓋用切り取り線が形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記他方の複合厚紙の外側厚紙部分に、前記第2ディスク収納用欠部とほぼ同じ輪郭で、或いは、第2ディスク収納用欠部の内側部分に、開閉蓋用切り取り線が形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、本の本文を構成する紙と共に製本される綴じ代が前記厚紙体に屈曲可能に連設されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ディスクがコンパクトディスクであり、コンパクトディスクは袋に挿入された状態で前記ディスク収納用欠部に収納されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記ディスクを前記ディスク収納用欠部に収納した状態に保持する保持手段が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記保持手段が、粘着テープであることを特徴とする。
また、本発明は、前記厚紙体が、横長の一枚の複合厚紙が折り畳まれ接着されて構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ディスクがコンパクトディスクであり、前記第1、第2ディスク収納用欠部は天地方向に並べて配置され、第1ディスク収納用欠部に収納されるコンパクトディスクの下端と、第2ディスク収納用欠部に収納されるコンパクトディスクの上端が、平面視した場合に重なることを特徴とする。
【0009】
【作用】
ディスク収納体は、外側厚紙と内側厚紙とからなる厚紙体で構成されており、安価に製作でき、コストダウンを図れる。
また、第1、第2ディスク収納用欠部は内側厚紙に形成されており、内側厚紙はディスクと同じ厚みかあるいはディスクよりも大きい厚みを有するため、ディスクを収納しても、ディスクの輪郭に対応した膨出部が生じることを防止でき、本を劣化させる不具合や、多数積み重ねることができない等の不具合を解消できる。
また、ディスクの外周部が、平面視した場合に、重なるように第1ディスク収納用欠部と第2ディスク収納用欠部が形成されているので、B5サイズの本の中に、記録面を損傷することなく二枚のコンパクトディスクを平面的に並べて収納することも可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
図1は実施例に係るディスク収納体の斜視図、図2はディスク収納体を裏面から見た斜視図、図3はディスク収納体の平面図を示す。
2はディスク収納体、ディスク収納体2には二枚のコンパクトディスク4が収納され、各コンパクトディスク4はそれぞれ袋6(図8参照)に挿入された状態で収納されている。
ディスク収納体2は、紙の間に綴じ込まれ製本されるもので、ディスク収納体2は、コンパクトディスク4が収納された収納本体8と、収納本体8の左側部に形成され紙と共に製本される綴じ代10とで構成されている。
【0011】
ディスク収納体2をその製作工程順に説明していく。
ディスク収納体2は、図4、図5に示す一枚の複合厚紙12が折り畳まれ、重ね合わされて接着された厚紙体14により構成されている。
図4は複合厚紙12を内面から見た展開図、図5(A)、(B)は図4のAA線、BB線断面図を示す。
【0012】
複合厚紙12は図6に示す左右に横長の外側厚紙16と、この外側厚紙16の内面に貼着された図7に示す左右に横長の内側厚紙18とから構成されている。
図6は外側厚紙16をその内面から見た展開図、図7は内側厚紙18をその内面から見た展開図を示す。
前記外側厚紙16として、例えば、外面がコートされた厚紙やアート紙等が用いられ、内側厚紙18として、例えば、芯紙や段ボール等が用いられる。
コンパクトディスク4の厚みがほぼ1.2mmであることから、内側厚紙18の厚みも1.2mm程度のものが用いられている。
図6、図7において仮想線22は、この外側厚紙16上に内側厚紙18が貼着されて複合厚紙12が構成された後に形成される中央折れ線を示し、中央折れ線22により、外側厚紙16と内側厚紙18は左右方向の幅が等しい右半部1602、1802と左半部1604、1804に区切られる。
【0013】
図6に示すように、外側厚紙16の右半部1602のほぼ中央の上下には、コンパクトディスク4よりも小さい直径で、円形の第1露出用窓24と第2露出用窓26が上下に間隔をおいて形成されている。
外側厚紙16の右半部1602の上半部と、左半部1604の下半部には、それぞれコンパクトディスク4よりも大きい輪郭で、上切り取り線2802と左右の切り取り線2804とからなる開閉蓋用切り取り線28が形成され、上切り取り線2802と左右の切り取り線2804とが交わる角部には傾斜切り取り線2806が形成されている。尚、開閉蓋用切り取り線28を破断することで左右の切り取り線2804の下端間を接続する直線部分を中心として開閉可能なコンパクトディスク取出用の開閉蓋30が形成される。
さらに、右半部1602の右縁寄り部分には、上下に綴じ代用折れ線32が形成され、また、左半部1604の左縁寄り部分には、上下にわたりスリット34が形成され、綴じ代用折れ線32の右側の部分とスリット34の左側の部分にそれぞれ綴じ代用片体36が構成されている。
【0014】
図7に示すように、内側厚紙18の右半部1802の上半部にはコンパクトディスク4よりも僅かに大きい輪郭で、矩形の第1ディスク収納用切り欠き42が形成され、下半部には円形のディスク露出用窓44が形成されている。
前記第1ディスク収納用切り欠き42の下端とディスク露出用窓44は、ディスク露出用窓44の直径よりも小さい幅の切り欠き46により繋がっている。
内側厚紙18の左半部1804の下半部にはコンパクトディスク4よりも僅かに大きい輪郭で、矩形の第2ディスク収納用切り欠き48が形成されている。
さらに、右半部1802の右縁寄り部分と左半部1804の左縁寄り部分には、上下にわたりスリット50が形成され、スリット50の外側の部分にそれぞれ綴じ代用片体52が構成されている。
【0015】
次に、ディスク収納体2の製作手順について説明する。
まず、図4及び図5に示すように、外側厚紙16の内面に内側厚紙18を貼着し、複合厚紙12を構成する。
これにより第2露出用窓26とディスク露出用窓44が合致し、複合厚紙12を内側厚紙18側から見ると、第1ディスク収納用切り欠き42内に開閉蓋用切り取り線28と第1露出用窓24が位置し、第2ディスク収納用切り欠き48内に開閉蓋用切り取り線28が位置する。
また、内側厚紙18の右側のスリット52の幅方向中央に綴じ代用折れ線32が位置し、外側厚紙の左側のスリット34と内側厚紙の左側のスリット52が合致し、綴じ代用片体36、52が貼着される。
【0016】
次に、外側厚紙16側から切れ目を入れて中央折れ線22を形成する。
次に、図8に示すように、一方の面が不織布により他方の面が透明性の合成樹脂フィルムにより形成された扁平の袋6にコンパクトディスク4を収容し、このコンパクトディスク4が収容された袋6を、透明性の合成樹脂フィルムがディスク露出用窓24、26に位置するように、各第1、第2ディスク収納用切り欠き42、48内に載置する。
次に、例えば、粘着テープ54により袋6の上下左右の縁を内側厚紙18上に貼着する。
【0017】
次に、図8に仮想線(イ)で示すように、内側厚紙18の内面でスリット50の左側の綴じ代用片体52部分に糊を塗布し、スリット52の右側部分と中央折れ線22の左側部分、天地部分に糊を塗布する。或は両面テープを貼着する。
次に、中央折れ線22を境にして、内側厚紙18が向かい合うように複合厚紙12を折り畳んで重ね、糊、或は両面テープで接着する。
これにより収納本体8と綴じ代10からなるディスク収納体2が得られ、綴じ代10は、綴じ代用折れ線32を境に収納本体8に対して屈曲可能である。
【0018】
次に、綴じ代10が本文と共に表紙の背に取着され、ディスク収納体2の天地と小口側が、本文と共に、或は、本文と表紙と共に三方断裁され、CD付き本が得られる。
ディスク収納体2からコンパクトディスク4を取り出す場合には、開閉蓋用切り取り線28を破断し、開閉蓋30を持ち上げる。この場合、傾斜切り取り線2806部分を押すと、上切り取り線2802と左右の切り取り線2804とが交わる角部が抜け、この部分に指を挿入することで開閉蓋30の持ち上げが簡単になされる。
そして、開閉蓋30が持ち上げられることにより開閉蓋用切り取り線28の内側に開口3002が形成され、コンパクトディスク4はこの開口3002から取り出される。
【0019】
本実施例によれば、ディスク収納体2は、外側厚紙16と内側厚紙18とからなる複合厚紙12が重ね合わされて構成されており、従って、安価に製作でき、コストダウンを図ることができる。
また、コンパクトディスク4は、第1、第2ディスク収納用切り欠き42、48に収納され、これら切り欠き42、44が形成された内側厚紙18の厚みは、コンパクトディスク4の厚みと同じか、或はコンパクトディスク4の厚み以上の寸法を有するため、コンパクトディスク4が収納されたディスク収納体2を本に綴じ込んだ場合であっても、コンパクトディスク4の上面及び下面に位置する紙にコンパクトディスク4の輪郭に沿った線が形成され、本を劣化させる不具合や、束ねて取り扱う際にコンパクトディスク4が収納された部分が他の部分よりも厚くなり、多数積み重ねることができず取り扱いが面倒になる不具合を解消できる。
【0020】
また、各第1、第2ディスク収納用切り欠き42、48内のコンパクトディスク4は、それぞれ第1、第2ディスク収納用切り欠き42、48により、コンパクトディスク4の厚み方向と直交する方向の動きが阻止された状態で収納される。
実施例では粘着テープ54により袋6あるいはコンパクトディスク4を押えているため、第1、第2ディスク収納用切り欠き42、48内でのコンパクトディスク4の動きはより効果的に阻止されている。
【0021】
また、第1ディスク収納用切り欠き42に収納されたコンパクトディスク4の表面には、第1ディスク露出用窓24の周囲の外側厚紙16が位置し、コンパクトディスク4の裏面の下端を除く部分には、内側厚紙18の左半部1804が位置し、コンパクトディスク4の裏面の下端には、第2ディスク収納用切り欠き48に収納されたコンパクトディスク4の表面が位置する。
そして、第1ディスク収納用切り欠き42内のコンパクトディスク4の裏面が臨む、内側厚紙18の左半部1804と第2ディスク収納用切り欠き48内のコンパクトディスク4の上端の表面は、ほぼ同一平面である。あるいは、第1ディスク収納用切り欠き42内のコンパクトディスク4の裏面に対して、第2ディスク収納用切り欠き48内のコンパクトディスク4の表面のほうが内側厚紙18よりも僅かに窪んでいる。
同様に、第2ディスク収納用切り欠き48に収納されたコンパクトディスク4の表面に対して、ディスク露出用窓44の周囲の内側厚紙18と第1ディスク収納用切り欠き42内のコンパクトディスク4の下端の裏面は、ほぼ同一平面である。あるいは、第2ディスク収納用切り欠き48に収納されたコンパクトディスク4の表面に対して、第1ディスク収納用切り欠き42内のコンパクトディスク4の裏面のほうが内側厚紙18よりも僅かに窪んでいる。
そのため、コンパクトディスク4はその記録面である裏面が傷付くことなく、第1ディスク収納用切り欠き42内で厚み方向に移動不能に収納される。
【0022】
また、第2ディスク収納用切り欠き48に収納されたコンパクトディスク4の裏面には、外側厚紙16の左半部1604が位置し、従って、コンパクトディスク4はその記録面である裏面が傷付くことなく、第2ディスク収納用切り欠き48内で厚み方向に移動不能に収納される。
従って、平面視した場合に、図3に示すように、記録面を傷付けることなく二枚のコンパクトディスク4の外周部を重ねて収納でき、B5サイズの本に二枚のコンパクトディスク4を平面的に並べて収納することが可能となる。
【0023】
また、展開された複合厚紙12の左半部と右半部にそれぞれコンパクトディスク4を載置することで二枚のコンパクトディスク4を収納するので、二枚のコンパクトディスク4の外周部が重ねられて収納されるにも拘らず、その収納作業を簡単に行うことが可能となる。
【0024】
また、コンパクトディスク4を取り出す際には、開閉蓋用切り取り線28を破断するが、開閉蓋用切り取り線28の下方にはそれぞれ第1、第2ディスク収納用切り欠き42、48が位置しており空間が形成されているため、開閉蓋用切り取り線28部分を押さえることで、或いは、傾斜切り取り線2806部分を押えることで、開閉蓋用切り取り線28や傾斜切り取り線2806部分の破断が簡単になされる。
従って、コンパクトディスク4の取り出しを簡単に行うことができる。
【0025】
尚、前記第1,第2実施例では袋6を用いた場合について説明したが、袋6は省略することも可能である。
また、実施例では、ディスクがコンパクトディスクである場合について説明したが、フロッピーディスク等のような他の記録媒体にも本発明は無論適用可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、コストダウンを図り、本を劣化することなくディスクを収納でき、取り扱いも簡単になされ、更には、記録面を傷付けることなくB5サイズの本に二枚のコンパクトディスクを平面的に並べて収納することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク収納体の斜視図である。
【図2】ディスク収納体を裏面から見た斜視図である。
【図3】ディスク収納体の平面図である。
【図4】複合厚紙を内面から見た展開図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ図4のAA線、BB線断面図を示す。
【図6】外側厚紙をその内面から見た展開図である。
【図7】内側厚紙をその内面から見た展開図である。
【図8】複合厚紙の第1、第2ディスク収納用切り欠き内にコンパクトディスクを載せた状態の平面図である。
【図9】図3のAA断面図である。
【符号の説明】
2……ディスク収納体、4……コンパクトディスク、6……袋、8……収納本体、10……綴じ代、12……複合厚紙、14……厚紙体、16……外側厚紙、18……内側厚紙、22……中央折れ線、24……第1露出用窓、26……第2露出用窓、28……開閉蓋用切り取り線、30……開閉蓋、42……第1ディスク収納用切り欠き、48……第1ディスク収納用切り欠き。
Claims (12)
- 外側厚紙とこの外側厚紙に貼着された内側厚紙とからなる一対の複合厚紙が、前記内側厚紙が向かい合うように重ね合わされて接着された厚紙体を備え、
前記内側厚紙は、収納すべきディスクと同じ厚みかあるいは収納すべきディスクよりも大きい厚みを有し、
前記一対の複合厚紙のうちの一方の複合厚紙の内側厚紙部分にディスク収納用の第1ディスク収納用欠部が形成され、
前記一対の複合厚紙のうちの他方の複合厚紙の内側厚紙部分にディスク収納用の第2ディスク収納用欠部が形成され、
前記第1ディスク収納用欠部と第2ディスク収納用欠部は、前記一対の複合厚紙の内側厚紙が向かい合うように重ね合わされて接着された状態において、互いにずれた箇所で、かつ、各第1ディスク収納用欠部と第2ディスク収納用欠部にそれぞれ収納されるディスクの外周部の一部が、平面視した場合に、重なる箇所に形成され、
前記一方の複合厚紙の内側厚紙部分と外側厚紙部分に、前記第2ディスク収納用欠部に収納されたコンパクトディスクの部分を露出させる露出用窓が形成されている、
ことを特徴とするディスク収納体。 - 前記ディスクはコンパクトディスクであり、前記第1、第2ディスク収納用欠部は、コンパクトディスクが収容される大きさの矩形に形成されている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記一方の複合厚紙の外側厚紙部分に、前記第1ディスク収納用欠部に収納されたコンパクトディスクの部分を露出させる露出用窓が形成されている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記一方の複合厚紙の内側厚紙部分に形成された露出用窓と前記第1ディスク収納用欠部とは一部において繋がっている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記一方の複合厚紙の外側厚紙部分に、前記第1ディスク収納用欠部とほぼ同じ輪郭で、或いは、第1ディスク収納用欠部の内側部分に、開閉蓋用切り取り線が形成されている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記他方の複合厚紙の外側厚紙部分に、前記第2ディスク収納用欠部とほぼ同じ輪郭で、或いは、第2ディスク収納用欠部の内側部分に、開閉蓋用切り取り線が形成されている請求項1記載のディスク収納体。
- 本の本文を構成する紙と共に製本される綴じ代が前記厚紙体に屈曲可能に連設されている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記ディスクはコンパクトディスクであり、コンパクトディスクは袋に挿入された状態で前記ディスク収納用欠部に収納されている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記ディスクを前記ディスク収納用欠部に収納した状態に保持する保持手段が設けられている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記保持手段は、粘着テープである請求項9記載のディスク収納体。
- 前記厚紙体は、横長の一枚の複合厚紙が折り畳まれ接着されて構成されている請求項1記載のディスク収納体。
- 前記ディスクはコンパクトディスクであり、前記第1、第2ディスク収納用欠部は天地方向に並べて配置され、第1ディスク収納用欠部に収納されるコンパクトディスクの下端と、第2ディスク収納用欠部に収納されるコンパクトディスクの上端が、平面視した場合に重なる請求項1記載のディスク収納体。
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