JPH06156570A - 情報記録媒体用包装容器 - Google Patents
情報記録媒体用包装容器Info
- Publication number
- JPH06156570A JPH06156570A JP31612592A JP31612592A JPH06156570A JP H06156570 A JPH06156570 A JP H06156570A JP 31612592 A JP31612592 A JP 31612592A JP 31612592 A JP31612592 A JP 31612592A JP H06156570 A JPH06156570 A JP H06156570A
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- JP
- Japan
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- information recording
- recording medium
- opening
- floppy disk
- packaging container
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Packaging For Recording Disks (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 全て紙によって製造され、分別して捨てる必
要がなく、かつ、従来のものと同様の保持能力を有する
組立性に優れた包装容器を提供する。 【構成】 ベース部1とフロッピイディスク収納部2と
中蓋部3と蓋部4とを1枚の紙片Pによって形成し、ベ
ース部1に対してこれらの各部を折り込むことによって
平たい直方体を形成し、フロッピイディスク収納部2に
設けたフロッピイディスク収納用開口部17に紙製の中
敷15をセットし、この中敷15によって形成される空
間部に中蓋部3に形成した開口部9からフロッピイディ
スクを挿入し、当該開口部9の縁部から突出した押さえ
片11によって確実にフロッピイディスクを保持できる
ようにした。
要がなく、かつ、従来のものと同様の保持能力を有する
組立性に優れた包装容器を提供する。 【構成】 ベース部1とフロッピイディスク収納部2と
中蓋部3と蓋部4とを1枚の紙片Pによって形成し、ベ
ース部1に対してこれらの各部を折り込むことによって
平たい直方体を形成し、フロッピイディスク収納部2に
設けたフロッピイディスク収納用開口部17に紙製の中
敷15をセットし、この中敷15によって形成される空
間部に中蓋部3に形成した開口部9からフロッピイディ
スクを挿入し、当該開口部9の縁部から突出した押さえ
片11によって確実にフロッピイディスクを保持できる
ようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフロッピイディスク、
ミニディスクもしくは光ディスクなどの情報記録媒体用
の包装容器に係り、さらに詳しく言えば、コンピュータ
やワードプロセッサなどのソフトウェアを情報記録媒体
に記憶させて販売するときに好適な包装容器に関するも
のである。
ミニディスクもしくは光ディスクなどの情報記録媒体用
の包装容器に係り、さらに詳しく言えば、コンピュータ
やワードプロセッサなどのソフトウェアを情報記録媒体
に記憶させて販売するときに好適な包装容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサなどの
ソフトウェア(以下「ソフト」と略称する。)は、例え
ばフロッピイディスクに書き込まれた状態で販売される
が、その際、一般にはそのフロッピイディスクを同フロ
ッピイディスクよりも若干厚めに形成された箱内に収納
している。
ソフトウェア(以下「ソフト」と略称する。)は、例え
ばフロッピイディスクに書き込まれた状態で販売される
が、その際、一般にはそのフロッピイディスクを同フロ
ッピイディスクよりも若干厚めに形成された箱内に収納
している。
【0003】具体的には図15に示すように、フロッピ
イディスク収納用の開口部20を形成した例えばスチロ
−ルなどの板材21を、紙を折って形成した容器本体と
しての包装箱22の間に入れて接着剤で固定し、同包装
箱22側に形成した開口23からフロッピイディスクを
挿入し、包装箱22と一体に設けた蓋24によって閉蓋
できるように構成されている。
イディスク収納用の開口部20を形成した例えばスチロ
−ルなどの板材21を、紙を折って形成した容器本体と
しての包装箱22の間に入れて接着剤で固定し、同包装
箱22側に形成した開口23からフロッピイディスクを
挿入し、包装箱22と一体に設けた蓋24によって閉蓋
できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された包装容器Wでは、ソフトの使用説明書(マニ
ュアル)と同梱で陳列され販売されるが、ユーザが購入
し、持って帰る際にフロッピイディスク以外の包装体は
邪魔になるのでフロッピイディスクとマニュアルだけ包
装して欲しいという要望が多い。
構成された包装容器Wでは、ソフトの使用説明書(マニ
ュアル)と同梱で陳列され販売されるが、ユーザが購入
し、持って帰る際にフロッピイディスク以外の包装体は
邪魔になるのでフロッピイディスクとマニュアルだけ包
装して欲しいという要望が多い。
【0005】このように要望されると、当初収納されて
いた包装容器Wは捨てて、フロッピイディスクとマニュ
アルのみ取り出して包装することになる。すると、当然
包装容器Wは捨てなければならないが、この包装容器W
は前述のように外側が紙の包装箱22で、内側がスチロ
−ルなどの合成樹脂材からなる板材21によって構成さ
れているので、ごみとしてすてるときに分別する必要が
ある。
いた包装容器Wは捨てて、フロッピイディスクとマニュ
アルのみ取り出して包装することになる。すると、当然
包装容器Wは捨てなければならないが、この包装容器W
は前述のように外側が紙の包装箱22で、内側がスチロ
−ルなどの合成樹脂材からなる板材21によって構成さ
れているので、ごみとしてすてるときに分別する必要が
ある。
【0006】しかし、板材21は包装箱22に対して接
着剤によって接着されているため、分解するのもなかな
か面倒であり、量販店などではこの包装容器Wの処理が
負担となっていた。また、分別しないでこの種の包装容
器Wが捨てられる場合もあり、昨今の環境問題を考えた
ときに、分別しないで捨てられたときの影響も無視する
ことはできない。
着剤によって接着されているため、分解するのもなかな
か面倒であり、量販店などではこの包装容器Wの処理が
負担となっていた。また、分別しないでこの種の包装容
器Wが捨てられる場合もあり、昨今の環境問題を考えた
ときに、分別しないで捨てられたときの影響も無視する
ことはできない。
【0007】一方、紙だけで包装容器Wを構成して包装
すると、収納部をよほど堅実に形成していないとフロッ
ピイディスクを良好な状態で保持することに懸念が生じ
る。他方において、この保持能力を重視すると包装容器
の組立性が悪くなる。
すると、収納部をよほど堅実に形成していないとフロッ
ピイディスクを良好な状態で保持することに懸念が生じ
る。他方において、この保持能力を重視すると包装容器
の組立性が悪くなる。
【0008】この発明は、このような背景に鑑みてなさ
れたもので、その目的は全て紙によって製造され、分別
して捨てる必要がなく、かつ、従来のものと同様の保持
能力を有する組立性に優れた情報記録媒体用の包装容器
を提供することにある。
れたもので、その目的は全て紙によって製造され、分別
して捨てる必要がなく、かつ、従来のものと同様の保持
能力を有する組立性に優れた情報記録媒体用の包装容器
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明においては、容器本体が紙を折って形成さ
れ、当該容器本体の一部に情報記録媒体を収納する収納
部分が設けられた情報記録媒体用包装容器において、収
納対象となる情報記録媒体の枚数に応じて予め設定され
た大きさに形成された紙片からなるベ−ス部と、同ベ−
ス部に連設されていて、収納する情報記録媒体の枚数に
応じた情報記録媒体収納用開口部が切り込みにより形成
されているとともに、上記ベ−ス部に対して平行に折り
込まれ、上記ベ−ス部との間に情報記録媒体を収納可能
な空間を形成する情報記録媒体収納部と、上記情報記録
媒体収納用開口部の切り込みを覆う上記ベ−ス部とは別
紙で形成された中敷と、上記ベ−ス部に連設されてい
て、情報記録媒体が挿入可能な開口部と同情報記録媒体
を押さえる押さえ片とが形成されているとともに、上記
情報記録媒体収納部の上に折り込まれて上記開口部から
情報記録媒体を挿入した後、上記押さえ片によって上記
情報記録媒体収納用開口部内の空間に情報記録媒体を保
持する中蓋部とを備えていることを特徴としている。
め、この発明においては、容器本体が紙を折って形成さ
れ、当該容器本体の一部に情報記録媒体を収納する収納
部分が設けられた情報記録媒体用包装容器において、収
納対象となる情報記録媒体の枚数に応じて予め設定され
た大きさに形成された紙片からなるベ−ス部と、同ベ−
ス部に連設されていて、収納する情報記録媒体の枚数に
応じた情報記録媒体収納用開口部が切り込みにより形成
されているとともに、上記ベ−ス部に対して平行に折り
込まれ、上記ベ−ス部との間に情報記録媒体を収納可能
な空間を形成する情報記録媒体収納部と、上記情報記録
媒体収納用開口部の切り込みを覆う上記ベ−ス部とは別
紙で形成された中敷と、上記ベ−ス部に連設されてい
て、情報記録媒体が挿入可能な開口部と同情報記録媒体
を押さえる押さえ片とが形成されているとともに、上記
情報記録媒体収納部の上に折り込まれて上記開口部から
情報記録媒体を挿入した後、上記押さえ片によって上記
情報記録媒体収納用開口部内の空間に情報記録媒体を保
持する中蓋部とを備えていることを特徴としている。
【0010】この場合、上記ベース部に上記中蓋部の上
から閉蓋可能な蓋部を連設し、同蓋部にも情報記録媒体
収納部を形成することもできる。
から閉蓋可能な蓋部を連設し、同蓋部にも情報記録媒体
収納部を形成することもできる。
【0011】また、上記情報記録媒体収納用開口部の切
り込みを、ベース部の長手方向の中央部に沿って切り込
んだ第1の切り込みと、同第1の切り込みの両端部から
同長手方向に垂直に切り込んだ第2および第3の切り込
みとから形成し、上記情報記録媒体収納部を第2および
第3の切り込みの端部から長手方向に沿って折り込んで
形成した凹部によって構成することもできる。このと
き、中敷は第2および第3の切り込みを覆うような覆い
部を備えることが好ましい。
り込みを、ベース部の長手方向の中央部に沿って切り込
んだ第1の切り込みと、同第1の切り込みの両端部から
同長手方向に垂直に切り込んだ第2および第3の切り込
みとから形成し、上記情報記録媒体収納部を第2および
第3の切り込みの端部から長手方向に沿って折り込んで
形成した凹部によって構成することもできる。このと
き、中敷は第2および第3の切り込みを覆うような覆い
部を備えることが好ましい。
【0012】さらに、上記情報記録媒体収納用開口部の
切り込みを、その開口部のほぼ中心に当たる部分から同
開口部の四隅に当たる部分に沿って形成し、上記情報記
録媒体収納部を当該四隅の隣接する部分を両端としてベ
ース部側に折り込んで形成した凹部にて構成することも
できる。このとき、中敷は折り込んでベースうえに位置
する部分を押さえるような1枚の紙片によって形成すれ
ば良い。
切り込みを、その開口部のほぼ中心に当たる部分から同
開口部の四隅に当たる部分に沿って形成し、上記情報記
録媒体収納部を当該四隅の隣接する部分を両端としてベ
ース部側に折り込んで形成した凹部にて構成することも
できる。このとき、中敷は折り込んでベースうえに位置
する部分を押さえるような1枚の紙片によって形成すれ
ば良い。
【0013】
【作用】上記構成によれば、一枚の紙片を折曲して包装
容器本体を形成し、その包装容器の情報記録媒体収納用
開口部の切り込み部分を中敷で覆うと、切り込みによっ
て形成される段差を中敷によってなくすことができると
ともに、中敷は開口部の縁部によって位置が規制され
る。
容器本体を形成し、その包装容器の情報記録媒体収納用
開口部の切り込み部分を中敷で覆うと、切り込みによっ
て形成される段差を中敷によってなくすことができると
ともに、中敷は開口部の縁部によって位置が規制され
る。
【0014】これにより、情報記録媒体としてのフロッ
ピイディスクを見た目に綺麗に収納し、かつ当該収納用
開口部に確実に保持させることができる。また、ごみと
して出す場合には、そのまま可燃性のごみとして出せば
よく、分解して分別ごみとして出す必要はなくなる。
ピイディスクを見た目に綺麗に収納し、かつ当該収納用
開口部に確実に保持させることができる。また、ごみと
して出す場合には、そのまま可燃性のごみとして出せば
よく、分解して分別ごみとして出す必要はなくなる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について説明する。なお、包装すべき情報記録媒体とし
てはフロッピイディスクを例にしている。
について説明する。なお、包装すべき情報記録媒体とし
てはフロッピイディスクを例にしている。
【0016】この実施例に係るフロッピイディスク用包
装容器(以下、包装容器と略称する。)Wは、図1の斜
視図および図2の包装容器本体Pの展開図に示すよう
に、厚さ0.5mm程度の1枚の厚紙を折って形成され
るもので、ベ−ス部1と、フロッピイディスク収納部2
と、中蓋部3と、蓋部4とから構成されている。
装容器(以下、包装容器と略称する。)Wは、図1の斜
視図および図2の包装容器本体Pの展開図に示すよう
に、厚さ0.5mm程度の1枚の厚紙を折って形成され
るもので、ベ−ス部1と、フロッピイディスク収納部2
と、中蓋部3と、蓋部4とから構成されている。
【0017】ベ−ス部1はフロッピイディスクの外寸よ
りも若干大寸のほぼ長方形状に形成され、図2において
長手方向の上下に蓋部4と中蓋部3が連続して設けら
れ、さらに、ベ−ス部1の長手方向の側面に沿ってフロ
ッピイディスク収納部2が連続して設けられている。
りも若干大寸のほぼ長方形状に形成され、図2において
長手方向の上下に蓋部4と中蓋部3が連続して設けら
れ、さらに、ベ−ス部1の長手方向の側面に沿ってフロ
ッピイディスク収納部2が連続して設けられている。
【0018】これら各部2,3,4とベ−ス部1との間
には、1点鎖線で示すようにそれぞれ2本の折り目2
a,2b,3a,3b,4a,4bが形成され、これら
の折り目2a,2b,3a,3b,4a,4bからそれ
ぞれ90度ずつ折り曲げて当該各部2,3,4をベ−ス
部1に対して平行に対向させることができるようになっ
ている。
には、1点鎖線で示すようにそれぞれ2本の折り目2
a,2b,3a,3b,4a,4bが形成され、これら
の折り目2a,2b,3a,3b,4a,4bからそれ
ぞれ90度ずつ折り曲げて当該各部2,3,4をベ−ス
部1に対して平行に対向させることができるようになっ
ている。
【0019】フロッピイディスク収納部2には、図2に
示すようにフロッピイディスクの外寸に合わせて2本の
平行な切れ目2c,2dと両切れ目2c,2dの中央に
沿って1本の切れ目2eが入れられている。また、両切
れ目2c,2dの基端部にはそれぞれ2本の折り目2
f,2g、2h,2iが設けられ、図において下側の切
れ目の下部には開口5が形成されている。
示すようにフロッピイディスクの外寸に合わせて2本の
平行な切れ目2c,2dと両切れ目2c,2dの中央に
沿って1本の切れ目2eが入れられている。また、両切
れ目2c,2dの基端部にはそれぞれ2本の折り目2
f,2g、2h,2iが設けられ、図において下側の切
れ目の下部には開口5が形成されている。
【0020】また、同フロッピイディスク収納部2の長
手方向に沿った側面と長手方向の蓋部4側の端部にはそ
れぞれ2本の折り目2j,2k、2m,2nを介して折
り返し部6,7が設けられている。この一方の折り返し
部6の図2において裏面にあたる部分には、図4に示す
ような両面テープからなる固定用の粘着テープ8が貼着
されている。
手方向に沿った側面と長手方向の蓋部4側の端部にはそ
れぞれ2本の折り目2j,2k、2m,2nを介して折
り返し部6,7が設けられている。この一方の折り返し
部6の図2において裏面にあたる部分には、図4に示す
ような両面テープからなる固定用の粘着テープ8が貼着
されている。
【0021】中蓋部3には、前述の切れ目2c,2dと
対応する部分に開口部9が形成され、この開口部9の図
において上部には前述の開口5の上に重なるような切り
欠き10が設けられ、下部には3本の切り込み3cによ
って若干弾性を持たせた状態で片持ち状の押さえ片11
として機能する切片が形成されている。
対応する部分に開口部9が形成され、この開口部9の図
において上部には前述の開口5の上に重なるような切り
欠き10が設けられ、下部には3本の切り込み3cによ
って若干弾性を持たせた状態で片持ち状の押さえ片11
として機能する切片が形成されている。
【0022】この押さえ片11は、その先端部がフロッ
ピイディスクのほぼ中央に位置するような寸法に設定さ
れている。また、長手方向の両側部に沿って前述の粘着
テープ8と同様の粘着テープ12が貼着されている。さ
らに、前記切り欠き10のさらに上部には後述の係止片
14が係止する切り込み13が切り込まれている。
ピイディスクのほぼ中央に位置するような寸法に設定さ
れている。また、長手方向の両側部に沿って前述の粘着
テープ8と同様の粘着テープ12が貼着されている。さ
らに、前記切り欠き10のさらに上部には後述の係止片
14が係止する切り込み13が切り込まれている。
【0023】蓋部4の長手方向の端部には、縦に2本の
切り込み4cを入れて係止片14が形成され、閉蓋時に
前記切り込み13に係止させ、蓋部4が開かないように
なっている。
切り込み4cを入れて係止片14が形成され、閉蓋時に
前記切り込み13に係止させ、蓋部4が開かないように
なっている。
【0024】図3は別紙で形成される中敷15の平面図
である。この中敷15は、後述のようにフロッピイディ
スク収納用開口部17に挿入されて、フロッピイディス
クを当該開口部17にきちんと収納させるためのもの
で、両端部側に長手方向と直角にそれぞれ2本の折り目
15a,15b,15c,15dが設けられ、さらに、
前述の開口5と対応する位置に切り込み15eによって
舌片16が形成されている。
である。この中敷15は、後述のようにフロッピイディ
スク収納用開口部17に挿入されて、フロッピイディス
クを当該開口部17にきちんと収納させるためのもの
で、両端部側に長手方向と直角にそれぞれ2本の折り目
15a,15b,15c,15dが設けられ、さらに、
前述の開口5と対応する位置に切り込み15eによって
舌片16が形成されている。
【0025】引き続き上述のように各部が構成された包
装容器Wの組み立て方法について説明する。
装容器Wの組み立て方法について説明する。
【0026】これまでの説明から明らかなように、この
包装容器Wは、包装容器本体Pを構成する厚紙と中敷1
5とからなり、包装容器本体は、ベ−ス部1に対して、
フロッピイディスク収納部2、中蓋部3および蓋部4を
それぞれ折り目に沿って折り曲げ、粘着テープ8,12
によって貼着して固定することによって組み上げられ
る。
包装容器Wは、包装容器本体Pを構成する厚紙と中敷1
5とからなり、包装容器本体は、ベ−ス部1に対して、
フロッピイディスク収納部2、中蓋部3および蓋部4を
それぞれ折り目に沿って折り曲げ、粘着テープ8,12
によって貼着して固定することによって組み上げられ
る。
【0027】以下、詳しく説明する。組み立てに際して
は、まず、フロッピイディスク収納部2の切れ目2c,
2dに垂直に設けられた折り目2f,2g,2h,2i
に沿って図4に示すように折る。
は、まず、フロッピイディスク収納部2の切れ目2c,
2dに垂直に設けられた折り目2f,2g,2h,2i
に沿って図4に示すように折る。
【0028】このとき、各折り目2f,2g、2h,2
iの間隔は、フロッピイディスクの厚さを考慮して設定
されており、厚紙Pの紙厚と中敷15の紙厚を加えたと
きにフロッピイディスクが丁度収納できるような寸法に
なっている。
iの間隔は、フロッピイディスクの厚さを考慮して設定
されており、厚紙Pの紙厚と中敷15の紙厚を加えたと
きにフロッピイディスクが丁度収納できるような寸法に
なっている。
【0029】このようにして折った後、ベース部2と隣
接する折り目2a,2bおよび折り返し部6,7の折り
目2j,2k,2m,2nをそれぞれ図4に示すように
折り、フロッピイディスク収納部2をベース部1に平行
にして粘着テープ8によってベース部1に貼着する。
接する折り目2a,2bおよび折り返し部6,7の折り
目2j,2k,2m,2nをそれぞれ図4に示すように
折り、フロッピイディスク収納部2をベース部1に平行
にして粘着テープ8によってベース部1に貼着する。
【0030】このようにフロッピイディスク収納部2を
ベ−ス部1に対して固定した状態を示すのが図5であ
る。なお、粘着テープ8は両面テープからなるので、テ
ープ固定に際しては、粘着テープ8の粘着面に張り付け
てある保護テープを剥がせば簡単に貼着作業が行える。
粘着テープ8に代えて糊付けなどの接着手段を導入する
こともできるが、組み立て作業が面倒になることは否め
ない。
ベ−ス部1に対して固定した状態を示すのが図5であ
る。なお、粘着テープ8は両面テープからなるので、テ
ープ固定に際しては、粘着テープ8の粘着面に張り付け
てある保護テープを剥がせば簡単に貼着作業が行える。
粘着テープ8に代えて糊付けなどの接着手段を導入する
こともできるが、組み立て作業が面倒になることは否め
ない。
【0031】次いで、中敷15の折り目15a,15
b,15c,15dを図5に示すように折り、その中央
部の底面部15fをフロッピイディスク収納部2の切れ
目2c,2d,2eと折り目2f,2g,2h,2iと
によって形成されたフロッピイディスク収納用開口部1
7の上から舌片16が開口5に対応するようにして差し
込み、両端部の支え片15g,15hが前記開口部17
の外周の一部にあたるフロッピイディスク収納部本体部
2pの上面に当接し、底面部15fが折り目2g,2i
から折り曲げられた部分に当接するようにして当該開口
部17を中敷15で覆う。
b,15c,15dを図5に示すように折り、その中央
部の底面部15fをフロッピイディスク収納部2の切れ
目2c,2d,2eと折り目2f,2g,2h,2iと
によって形成されたフロッピイディスク収納用開口部1
7の上から舌片16が開口5に対応するようにして差し
込み、両端部の支え片15g,15hが前記開口部17
の外周の一部にあたるフロッピイディスク収納部本体部
2pの上面に当接し、底面部15fが折り目2g,2i
から折り曲げられた部分に当接するようにして当該開口
部17を中敷15で覆う。
【0032】これによりフロッピイディスクを収納する
部分には、切れ目2eによって生じる段差が露出するこ
となく、綺麗な収納部が形成される。また、中敷15の
位置が当該開口部17の開口縁によって確実に規制さ
れ、フロッピイディスクを収納するための空間が確保さ
れる。
部分には、切れ目2eによって生じる段差が露出するこ
となく、綺麗な収納部が形成される。また、中敷15の
位置が当該開口部17の開口縁によって確実に規制さ
れ、フロッピイディスクを収納するための空間が確保さ
れる。
【0033】このようにして中敷15をセットした後、
粘着テープ12の保護テープを剥がして、中蓋部3を折
り目3a,3bから折り返し、粘着テープ12をフロッ
ピイディスク収納部本体2pの上面に貼着して中蓋部3
をフロッピイディスク収納部2に固定する。これによ
り、中敷15は外れることなくフロッピイディスク収納
用開口部17を覆うことになる。この状態を示すのが図
1である。
粘着テープ12の保護テープを剥がして、中蓋部3を折
り目3a,3bから折り返し、粘着テープ12をフロッ
ピイディスク収納部本体2pの上面に貼着して中蓋部3
をフロッピイディスク収納部2に固定する。これによ
り、中敷15は外れることなくフロッピイディスク収納
用開口部17を覆うことになる。この状態を示すのが図
1である。
【0034】この図から分るように、フロッピイディス
ク収納用開口部17は、その図において右上方向に押さ
え片11が突出した状態で、左下方向にフロッピイディ
スクの挿入口(開口部9)が形成される。
ク収納用開口部17は、その図において右上方向に押さ
え片11が突出した状態で、左下方向にフロッピイディ
スクの挿入口(開口部9)が形成される。
【0035】したがって、フロッピイディスクをこの挿
入口(開口部9)から挿入し、蓋部4を閉じて係止片1
4を切り込み13に差し込んで係止させれば、蓋部4は
確実に閉じた状態で保持される。
入口(開口部9)から挿入し、蓋部4を閉じて係止片1
4を切り込み13に差し込んで係止させれば、蓋部4は
確実に閉じた状態で保持される。
【0036】このように構成すると、もし、ユーザが包
装容器を捨てて欲しいと希望したときには、当該包装容
器Wからフロッピイディスクを抜いて、そのままごみ箱
に捨てれば、材質が全て紙、もしくは紙を主体としたも
のなので、分解して分別する必要がなくなり、捨てると
きの手間が省けると同時に公害の原因を排除することが
でき、いわゆる地球に優しい包装容器を提供することが
できる。
装容器を捨てて欲しいと希望したときには、当該包装容
器Wからフロッピイディスクを抜いて、そのままごみ箱
に捨てれば、材質が全て紙、もしくは紙を主体としたも
のなので、分解して分別する必要がなくなり、捨てると
きの手間が省けると同時に公害の原因を排除することが
でき、いわゆる地球に優しい包装容器を提供することが
できる。
【0037】上述の実施例は、一枚のフロッピイディス
ク用の包装容器であるが、この種のソフトでは複数枚の
フロッピイディスクで一つのソフトを構築する場合があ
る。これに対応して、例えば2枚入りの包装容器も簡単
に作成できる。
ク用の包装容器であるが、この種のソフトでは複数枚の
フロッピイディスクで一つのソフトを構築する場合があ
る。これに対応して、例えば2枚入りの包装容器も簡単
に作成できる。
【0038】図6は2枚入りの包装容器の実施例を示す
もので、フロッピイディスク収納用開口部を2個所設
け、そのそれぞれに中敷を挿入することを除けば基本的
に上述の実施例を同様である。したがって、同等と見な
せる各部には同一の参照符号を付し、これらの各部につ
いての説明はここでは省略する。
もので、フロッピイディスク収納用開口部を2個所設
け、そのそれぞれに中敷を挿入することを除けば基本的
に上述の実施例を同様である。したがって、同等と見な
せる各部には同一の参照符号を付し、これらの各部につ
いての説明はここでは省略する。
【0039】また、図7に例示されているように、蓋部
4側にもベース部1側のフロッピイディスク収納部2と
対向するようにフロッピイディスク収納部2を形成して
も良い。
4側にもベース部1側のフロッピイディスク収納部2と
対向するようにフロッピイディスク収納部2を形成して
も良い。
【0040】引き続き他の実施例について説明する。こ
の第4の実施例は上記第1の実施例におけるベース部1
の長手方向の一方の端部に設けた蓋部4と長手方向の側
面に沿って設けたフロッピイディスク収納部2とを入れ
替え、さらにフロッピイディスク収納部2の開口部17
の形成方法を変えたもので、第1の実施例と同等とみな
せる各部には同一の参照符号を付して説明する。なお、
以下の説明において、上述の実施例と重複する説明は省
略する。
の第4の実施例は上記第1の実施例におけるベース部1
の長手方向の一方の端部に設けた蓋部4と長手方向の側
面に沿って設けたフロッピイディスク収納部2とを入れ
替え、さらにフロッピイディスク収納部2の開口部17
の形成方法を変えたもので、第1の実施例と同等とみな
せる各部には同一の参照符号を付して説明する。なお、
以下の説明において、上述の実施例と重複する説明は省
略する。
【0041】この第4の実施例に係る包装容器Wは図8
の斜視図および図9の包装容器本体Pの展開図に示され
ているように、厚さ0.5mm程度の1枚の厚紙を折っ
て形成されるもので、ベース部1と、フロッピイディス
ク収納部2と、中蓋部3と、蓋部4とから構成されてい
る。
の斜視図および図9の包装容器本体Pの展開図に示され
ているように、厚さ0.5mm程度の1枚の厚紙を折っ
て形成されるもので、ベース部1と、フロッピイディス
ク収納部2と、中蓋部3と、蓋部4とから構成されてい
る。
【0042】ベース部1の長手方向の上下には図9から
分かるようにフロッピイディスク収納部2と中蓋部3が
連続して設けられ、さらにベース部1の長手方向の側面
に沿って蓋部4が連続して設けられている。
分かるようにフロッピイディスク収納部2と中蓋部3が
連続して設けられ、さらにベース部1の長手方向の側面
に沿って蓋部4が連続して設けられている。
【0043】これら各部2,3,4とベース部1との間
には、一点鎖線で示されているように、それぞれ2本の
折り目2a,2b,3a,3b,4a,4bが形成さ
れ、これらの折り目2a,2b,3a,3b,4a,4
bからそれぞれ90度ずつ折り曲げて当該各部2,3,
4をベース部1に対して平行に対向させることができる
ようになっている。なお、折り目2a,2bによって形
成される厚み部分2uの端部にはそれぞれ折り込んで箱
体に組み上げたときの補強となるタブ2vが設けられて
いる。
には、一点鎖線で示されているように、それぞれ2本の
折り目2a,2b,3a,3b,4a,4bが形成さ
れ、これらの折り目2a,2b,3a,3b,4a,4
bからそれぞれ90度ずつ折り曲げて当該各部2,3,
4をベース部1に対して平行に対向させることができる
ようになっている。なお、折り目2a,2bによって形
成される厚み部分2uの端部にはそれぞれ折り込んで箱
体に組み上げたときの補強となるタブ2vが設けられて
いる。
【0044】フロッピイディスク収納部2には、図9に
示されているように、フロッピイディスクの外寸に合わ
せて設定された四隅に対して開口部17のほぼ中央から
実線で示す2対の切れ目2c,2dと開口5を形成する
ための切れ目2tが切り込まれている。
示されているように、フロッピイディスクの外寸に合わ
せて設定された四隅に対して開口部17のほぼ中央から
実線で示す2対の切れ目2c,2dと開口5を形成する
ための切れ目2tが切り込まれている。
【0045】切れ目2c,2dのそれぞれ末端側(四隅
側)をつなぐように折り目2q,2rが形成され、当該
折り目2q,2rからそれぞれ収納部の厚さ分内側の位
置に当該折り目2q,2rと平行にそれぞれ折り目2
p,2sが形成されている。
側)をつなぐように折り目2q,2rが形成され、当該
折り目2q,2rからそれぞれ収納部の厚さ分内側の位
置に当該折り目2q,2rと平行にそれぞれ折り目2
p,2sが形成されている。
【0046】また、図において左側および右側の上下の
隅部をそれぞれつなぐように折り目2f,2hが形成さ
れ、さらに当該折り目2f,2hに平行に収納部の厚さ
分内側に寄った部分にそれぞれ折り目2g,2iが形成
されている。
隅部をそれぞれつなぐように折り目2f,2hが形成さ
れ、さらに当該折り目2f,2hに平行に収納部の厚さ
分内側に寄った部分にそれぞれ折り目2g,2iが形成
されている。
【0047】フロッピイディスク収納部2の折り目2r
の上部に当たる部分と、折り目2qの下部に当たる部分
の図9の裏面側には、同フロッピイディスク収納部2の
幅方向のほぼ全域にわたって糊塗布部30が設けられて
いる。この糊塗布部30は後述するが、中蓋部3を上面
に固定するためのものである。
の上部に当たる部分と、折り目2qの下部に当たる部分
の図9の裏面側には、同フロッピイディスク収納部2の
幅方向のほぼ全域にわたって糊塗布部30が設けられて
いる。この糊塗布部30は後述するが、中蓋部3を上面
に固定するためのものである。
【0048】中蓋部3には、上記の折り目2g,2r,
2f,2hと対応する部分に開口部9が形成され、同開
口部9の図において下部には、上記の切り込み2tによ
って形成される開口5の上に重なるような切欠10が設
けられ、下部には3本の切り込み3cによって若干弾性
を持たせた状態で片持ち上の押さえ片11として機能す
る舌片が形成され、その反対側の開口部9の縁部が若干
拡げられ、広幅部9aを構成し、フロッピイディスクの
挿抜の利便性を図っている。
2f,2hと対応する部分に開口部9が形成され、同開
口部9の図において下部には、上記の切り込み2tによ
って形成される開口5の上に重なるような切欠10が設
けられ、下部には3本の切り込み3cによって若干弾性
を持たせた状態で片持ち上の押さえ片11として機能す
る舌片が形成され、その反対側の開口部9の縁部が若干
拡げられ、広幅部9aを構成し、フロッピイディスクの
挿抜の利便性を図っている。
【0049】また、中蓋部3の両端部には、それぞれ2
本の折り目3d,3e,3f,3gが形成され、それら
の各端部には差し込み部33,34が設けられている。
さらに、開口部9と折り目3fとの間には後述の係止片
14が係止される切り込み13が切り込まれ、当該折り
目3fのほぼ中央部には、後述の差し込み部31を差し
込むための切り込み3hが形成され、当該差し込み部3
1を切り込み3hに差し込むことにより、ベース部1と
中蓋部3との間の弛みを防止するようにしている。
本の折り目3d,3e,3f,3gが形成され、それら
の各端部には差し込み部33,34が設けられている。
さらに、開口部9と折り目3fとの間には後述の係止片
14が係止される切り込み13が切り込まれ、当該折り
目3fのほぼ中央部には、後述の差し込み部31を差し
込むための切り込み3hが形成され、当該差し込み部3
1を切り込み3hに差し込むことにより、ベース部1と
中蓋部3との間の弛みを防止するようにしている。
【0050】なお、参照符号3iで示す部分は、上述の
2uと同様の厚み部分を示し、符号3jで示す部分は上
述の2vと同様のタブである。また、符号1a,1bは
差し込み部31を折り込む折り目である。
2uと同様の厚み部分を示し、符号3jで示す部分は上
述の2vと同様のタブである。また、符号1a,1bは
差し込み部31を折り込む折り目である。
【0051】蓋4の長手方向の端部には、縦に2本の切
り込み4cを入れて係止片14が形成され、閉蓋時に上
記切り込み13に係止させ、蓋部4が開かないようにな
っている。
り込み4cを入れて係止片14が形成され、閉蓋時に上
記切り込み13に係止させ、蓋部4が開かないようにな
っている。
【0052】図10は別紙で形成される中敷32の平面
図である。同中敷32は、後述のようにフロッピイディ
スク収納用開口部17に挿入されてフロッピイディスク
を当該開口部にきちんと収納させるためのもので、1枚
の厚紙から形成され、上記の開口5と対応する位置に切
欠32aが設けられている。
図である。同中敷32は、後述のようにフロッピイディ
スク収納用開口部17に挿入されてフロッピイディスク
を当該開口部にきちんと収納させるためのもので、1枚
の厚紙から形成され、上記の開口5と対応する位置に切
欠32aが設けられている。
【0053】引き続き上述のように各部が構成された包
装容器Wの組み立て方法について説明する。この実施例
における包装容器Wは、包装容器本体Pを構成する厚紙
と中敷32とからなり、包装容器本体Pはベース部1に
対してフロッピイディスク収納部2、中蓋部3および蓋
部4をそれぞれ折り目に沿って折り曲げ、糊塗布部30
で糊付けされ、さらに差し込み部31を切り込み3hに
差し込んで固定することにより組み上げられる。
装容器Wの組み立て方法について説明する。この実施例
における包装容器Wは、包装容器本体Pを構成する厚紙
と中敷32とからなり、包装容器本体Pはベース部1に
対してフロッピイディスク収納部2、中蓋部3および蓋
部4をそれぞれ折り目に沿って折り曲げ、糊塗布部30
で糊付けされ、さらに差し込み部31を切り込み3hに
差し込んで固定することにより組み上げられる。
【0054】以下より詳しく説明する。なお、この実施
例の包装容器Wの組み立てに際しては、機械貼りも可能
である。これは、糊付けに際して、ベース部1とフロッ
ピイディスク収納部2と中蓋部3とを平らに押しつぶし
てフロッピイディスク収納部2と中蓋部3とを貼着する
ことができるからである。
例の包装容器Wの組み立てに際しては、機械貼りも可能
である。これは、糊付けに際して、ベース部1とフロッ
ピイディスク収納部2と中蓋部3とを平らに押しつぶし
てフロッピイディスク収納部2と中蓋部3とを貼着する
ことができるからである。
【0055】まず、最初に糊塗布部30に糊を塗布し、
フロッピイディスク収納部2の折り目2a、中蓋部3の
折り目3aの順に折り込むことによって図11に示すよ
うに、ベース部1の上にフロッピイディスク収納部2と
中蓋部3が接着された状態で重ねられる。このとき、プ
レスなどの手段で押さえることにより、確実に接着する
ことができる。
フロッピイディスク収納部2の折り目2a、中蓋部3の
折り目3aの順に折り込むことによって図11に示すよ
うに、ベース部1の上にフロッピイディスク収納部2と
中蓋部3が接着された状態で重ねられる。このとき、プ
レスなどの手段で押さえることにより、確実に接着する
ことができる。
【0056】しかる後、折り目2a,2b,3a,3b
がそれぞれベース部1およびフロッピイディスク収納部
2もしくは中蓋部3に対して直角になるようにし、差し
込み部13,14をベース部1の面に沿って差し込み、
さらに上記切り込み3hに差し込み部31を差し込むこ
とにより、ベース部1に対してフロッピイディスク収納
部2と中蓋部3とがしっかりと固定される。その際、タ
ブ2u,3iによってフロッピイディスク収納部2およ
び中蓋部3とベース部1との間隔を確実に規制し得るよ
うになっている。
がそれぞれベース部1およびフロッピイディスク収納部
2もしくは中蓋部3に対して直角になるようにし、差し
込み部13,14をベース部1の面に沿って差し込み、
さらに上記切り込み3hに差し込み部31を差し込むこ
とにより、ベース部1に対してフロッピイディスク収納
部2と中蓋部3とがしっかりと固定される。その際、タ
ブ2u,3iによってフロッピイディスク収納部2およ
び中蓋部3とベース部1との間隔を確実に規制し得るよ
うになっている。
【0057】次いで、フロッピイディスク収納部2の折
り目2f,2h,2q,2rを直角に山折りし、折り目
2g,2i,2p,2sを直角に谷折りし、折り目2
f,2i,2p,2sの先端の3角形の部分をベース部
1の面に平行になるように押し当てる。このときの各折
り目2f,2g,2h,2i,2q,2r,2sの間隔
は上記と同様にフロッピイディスクの厚さを考慮して設
定されており、厚紙の紙厚と中敷32の紙厚を加えたと
きにフロッピイディスクが丁度収納できるような寸法に
なっている。
り目2f,2h,2q,2rを直角に山折りし、折り目
2g,2i,2p,2sを直角に谷折りし、折り目2
f,2i,2p,2sの先端の3角形の部分をベース部
1の面に平行になるように押し当てる。このときの各折
り目2f,2g,2h,2i,2q,2r,2sの間隔
は上記と同様にフロッピイディスクの厚さを考慮して設
定されており、厚紙の紙厚と中敷32の紙厚を加えたと
きにフロッピイディスクが丁度収納できるような寸法に
なっている。
【0058】このようにして、折り目から折り込んで形
成した凹部からなるフロッピイディスク収納用開口部1
7の上から中敷32をその切欠32aが開口5に対応す
るように差し込み(図12)、谷折りされた折り目2
g,2i,2p,2sに中敷32の端縁を当接させるこ
とにより、、当該開口部17の底面を形成する。
成した凹部からなるフロッピイディスク収納用開口部1
7の上から中敷32をその切欠32aが開口5に対応す
るように差し込み(図12)、谷折りされた折り目2
g,2i,2p,2sに中敷32の端縁を当接させるこ
とにより、、当該開口部17の底面を形成する。
【0059】これにより、フロッピイディスクを収納す
る部分には、切れ目2c,2dによって生ずる段さが露
出することなく、きれいな収納部が形成される。また、
中敷の位置が上記の谷折りした折り目2g,2i,2
p,2sによって確実に規制され、フロッピイディスク
を収納するための空間が確保される。図8にはこの状態
が図解されている。
る部分には、切れ目2c,2dによって生ずる段さが露
出することなく、きれいな収納部が形成される。また、
中敷の位置が上記の谷折りした折り目2g,2i,2
p,2sによって確実に規制され、フロッピイディスク
を収納するための空間が確保される。図8にはこの状態
が図解されている。
【0060】同図から分かるように、フロッピイディス
ク収納用開口部17は、その図において右上方向に押さ
え片11が突出した状態で、左下方向にフロッピイディ
スクの挿入口(開口部9)が形成される。
ク収納用開口部17は、その図において右上方向に押さ
え片11が突出した状態で、左下方向にフロッピイディ
スクの挿入口(開口部9)が形成される。
【0061】したがって、フロッピイディスクをこの挿
入口(開口部9)から挿入し、蓋部4を閉じて係止片1
4を切り込み13に差し込んで係止させれば、蓋部4は
確実に閉じた状態に保持される。
入口(開口部9)から挿入し、蓋部4を閉じて係止片1
4を切り込み13に差し込んで係止させれば、蓋部4は
確実に閉じた状態に保持される。
【0062】この第4の実施例は1枚のフロッピイディ
スク収納用の包装容器であるが、上記の第2の実施例に
おけるものと同様に2枚収容のものとすることも可能で
ある。この例(第5の実施例)を図13に示す。同第5
の実施例は、フロッピイディスク収納用開口部9を2箇
所設け、そのそれぞれに中敷32を挿入すること、差し
込み31および切り込み3iを2箇所設けて固定できる
ようにすることを除けば、実質的に第4の実施例と同様
である。したがって、同等とみなせる各部には同一の参
照符号を付し、これらの各部についての説明は省略す
る。
スク収納用の包装容器であるが、上記の第2の実施例に
おけるものと同様に2枚収容のものとすることも可能で
ある。この例(第5の実施例)を図13に示す。同第5
の実施例は、フロッピイディスク収納用開口部9を2箇
所設け、そのそれぞれに中敷32を挿入すること、差し
込み31および切り込み3iを2箇所設けて固定できる
ようにすることを除けば、実質的に第4の実施例と同様
である。したがって、同等とみなせる各部には同一の参
照符号を付し、これらの各部についての説明は省略す
る。
【0063】また、図14に第6の実施例として示すよ
うに、第3の実施例と同様に蓋部4側にもベース部1側
のフロッピイディスク収納部2と対向するようにフロッ
ピイディスク収納部2を形成しても良い。
うに、第3の実施例と同様に蓋部4側にもベース部1側
のフロッピイディスク収納部2と対向するようにフロッ
ピイディスク収納部2を形成しても良い。
【0064】なお、上記各実施例ではフロッピイディス
クを例にしているが、この発明の包装容器は、この他に
ミニディスク、光ディスクなどの情報記録媒体にも適用
可能である。
クを例にしているが、この発明の包装容器は、この他に
ミニディスク、光ディスクなどの情報記録媒体にも適用
可能である。
【0065】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、上述
のように構成されたこの発明によれば、紙によってフロ
ッピイディスクを収納する包装容器を構成できるので、
特に分別する必要もなく捨てることができ、捨てるとき
の手間を大幅に省くことが可能になる。
のように構成されたこの発明によれば、紙によってフロ
ッピイディスクを収納する包装容器を構成できるので、
特に分別する必要もなく捨てることができ、捨てるとき
の手間を大幅に省くことが可能になる。
【0066】また、フロッピイディスク収納用開口部を
当該開口部の開口縁で位置規制される中敷で覆うことに
よって従来と同様のフロッピイディスクの保持能力も確
保でき、全てを紙によって形成したことによる不具合を
招来することもなく、組立性にも優れた包装容器を提供
できる。
当該開口部の開口縁で位置規制される中敷で覆うことに
よって従来と同様のフロッピイディスクの保持能力も確
保でき、全てを紙によって形成したことによる不具合を
招来することもなく、組立性にも優れた包装容器を提供
できる。
【図1】第1の実施例に係るフロッピイディスク包装容
器の全体を示す斜視図。
器の全体を示す斜視図。
【図2】同実施例に係る包装容器の本体部の展開図。
【図3】同実施例に係る中敷の平面図。
【図4】同実施例における包装容器を組み立てるときの
組み立て方法を示す斜視図。
組み立て方法を示す斜視図。
【図5】同実施例における包装容器を組み立てるときの
組み立て方法を示す斜視図。
組み立て方法を示す斜視図。
【図6】第2の実施例に係る包装容器の本体部の展開
図。
図。
【図7】第3の実施例に係る包装容器の全体を示す斜視
図。
図。
【図8】第4の実施例に係るフロッピイディスク包装容
器の全体を示す斜視図。
器の全体を示す斜視図。
【図9】同実施例に係る包装容器本体の展開図。
【図10】同実施例に係る中敷の平面図。
【図11】同実施例における包装容器を組み立てるとき
の組み立て方法を示す斜視図。
の組み立て方法を示す斜視図。
【図12】同実施例における包装容器を組み立てるとき
の組み立て方法を示す斜視図。
の組み立て方法を示す斜視図。
【図13】第5の実施例に係る包装容器本体の展開図。
【図14】第6の実施例に係る包装容器の斜視図。
【図15】従来例に係る包装容器の構造を示す斜視図で
ある。
ある。
1 ベ−ス部 1a,1b 折り目 2 フロッピイディスク収納部 2a,2b,2f〜2k,2m,2n,2p〜2s 折
り目 2c,2d,2e,2t 切れ目 3 中蓋部 3a,3b,3d,3e,3f,3g 折り目 3c,3h 切れ目 4 蓋部 4a,4b 折り目 4c 切れ目 5 開口 8 粘着テープ 9 開口部 11 押さえ片 12 粘着テープ 13 切れ目 14 係止片 15,32 中敷 30 糊塗布部 31 係止片 W 包装容器 P 包装容器本体
り目 2c,2d,2e,2t 切れ目 3 中蓋部 3a,3b,3d,3e,3f,3g 折り目 3c,3h 切れ目 4 蓋部 4a,4b 折り目 4c 切れ目 5 開口 8 粘着テープ 9 開口部 11 押さえ片 12 粘着テープ 13 切れ目 14 係止片 15,32 中敷 30 糊塗布部 31 係止片 W 包装容器 P 包装容器本体
Claims (4)
- 【請求項1】 容器本体が紙を折って形成され、当該容
器本体の一部に情報記録媒体を収納する収納部分が設け
られた情報記録媒体用包装容器において、収納対象とな
る情報記録媒体の枚数に応じて予め設定された大きさに
形成された紙片からなるベ−ス部と、同ベ−ス部に連設
されていて、収納する情報記録媒体の枚数に応じた情報
記録媒体収納用開口部が切り込みにより形成されている
とともに、上記ベ−ス部に対して平行に折り込まれ、上
記ベ−ス部との間に情報記録媒体を収納可能な空間を形
成する情報記録媒体収納部と、上記情報記録媒体収納用
開口部の切り込みを覆う上記ベ−ス部とは別紙で形成さ
れた中敷と、上記ベ−ス部に連設されていて、情報記録
媒体が挿入可能な開口部と同情報記録媒体を押さえる押
さえ片とが形成されているとともに、上記情報記録媒体
収納部の上に折り込まれて上記開口部から情報記録媒体
を挿入した後、上記押さえ片によって上記情報記録媒体
収納用開口部内の空間に情報記録媒体を保持する中蓋部
とを備えていることを特徴とする情報記録媒体用包装容
器。 - 【請求項2】 上記ベース部には上記中蓋部の上から閉
蓋可能な蓋部が連設されており、同蓋部にも情報記録媒
体収納部が形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の情報記録媒体用包装容器。 - 【請求項3】 上記情報記録媒体収納用開口部の切り込
みを、ベース部の長手方向の中央部に沿って切り込んだ
第1の切り込みと、同第1の切り込みの両端部から同長
手方向に垂直に切り込んだ第2および第3の切り込みと
から形成し、上記情報記録媒体収納部を第2および第3
の切り込みの端部から長手方向に沿って折り込んで形成
した凹部によって構成したことを特徴とする請求項1に
記載の情報記録媒体用包装容器。 - 【請求項4】 上記情報記録媒体収納用開口部の切り込
みを、その開口部のほぼ中心に当たる部分から同開口部
の四隅に当たる部分に沿って形成し、上記情報記録媒体
収納部を当該四隅の隣接する部分を両端としてベース部
側に折り込んで形成した凹部にて構成したことを特徴と
する請求項1に記載の情報記録媒体用包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31612592A JPH06156570A (ja) | 1992-09-22 | 1992-10-30 | 情報記録媒体用包装容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27793692 | 1992-09-22 | ||
JP4-277936 | 1992-09-22 | ||
JP31612592A JPH06156570A (ja) | 1992-09-22 | 1992-10-30 | 情報記録媒体用包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156570A true JPH06156570A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=26552636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31612592A Withdrawn JPH06156570A (ja) | 1992-09-22 | 1992-10-30 | 情報記録媒体用包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06156570A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006041383A1 (en) * | 2004-10-15 | 2006-04-20 | LÖFMAN, Emelie | Packaging for flat objects and method for producing the packaging |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31612592A patent/JPH06156570A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006041383A1 (en) * | 2004-10-15 | 2006-04-20 | LÖFMAN, Emelie | Packaging for flat objects and method for producing the packaging |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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