JPH08337280A - コンパクトディスク用紙製ケース - Google Patents
コンパクトディスク用紙製ケースInfo
- Publication number
- JPH08337280A JPH08337280A JP16305495A JP16305495A JPH08337280A JP H08337280 A JPH08337280 A JP H08337280A JP 16305495 A JP16305495 A JP 16305495A JP 16305495 A JP16305495 A JP 16305495A JP H08337280 A JPH08337280 A JP H08337280A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- compact disc
- front plate
- thick
- upper side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Packaging For Recording Disks (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】コンパクトディスクを収容するケースを低コス
トで、かつ不要時に廃棄処分が容易に行える包装材料か
ら作製し、コンパクトディスクの出し入れに際して、記
録面が傷付けられないようにする。 【構成】正面板5と背面板6とを対面させて正面板5の
上辺側をコンパクトディスクが出し入れできるように開
放してなる扁平なディスク収納部3を備え、正面板5の
上辺側に出し入れ部分を開閉可能に覆う蓋板8を設け、
正面板5の少なくとも両側辺内面にコンパクトディスク
厚以上の厚さとなる厚肉板10を貼着して、該厚肉板1
0を介して正面板5と背面板6とを対向配置し、厚肉板
10の間にコンパクトディスクが配置できる凹部11を
設けた。
トで、かつ不要時に廃棄処分が容易に行える包装材料か
ら作製し、コンパクトディスクの出し入れに際して、記
録面が傷付けられないようにする。 【構成】正面板5と背面板6とを対面させて正面板5の
上辺側をコンパクトディスクが出し入れできるように開
放してなる扁平なディスク収納部3を備え、正面板5の
上辺側に出し入れ部分を開閉可能に覆う蓋板8を設け、
正面板5の少なくとも両側辺内面にコンパクトディスク
厚以上の厚さとなる厚肉板10を貼着して、該厚肉板1
0を介して正面板5と背面板6とを対向配置し、厚肉板
10の間にコンパクトディスクが配置できる凹部11を
設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽デ−タ、画像デ−
タ、プログラムなどの各種の情報を記録したコンパクト
ディスクを収めるための紙製ケースに関するものであ
る。
タ、プログラムなどの各種の情報を記録したコンパクト
ディスクを収めるための紙製ケースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスクの収納具とし
ては音楽CDのケースに代表されるように透明な合成樹
脂製のケース本体と開閉可能な蓋とからなる略方形のも
のがある。また、昨今においてはコンパクトディスクを
書籍ともに提供することが多くなり、この場合には窓を
開けた紙袋にコンパクトディスクを収めたり、窓を開け
た厚紙の間にコンパクトディスクを保持させるように
し、この紙袋や厚紙を綴じ込むようにしている。
ては音楽CDのケースに代表されるように透明な合成樹
脂製のケース本体と開閉可能な蓋とからなる略方形のも
のがある。また、昨今においてはコンパクトディスクを
書籍ともに提供することが多くなり、この場合には窓を
開けた紙袋にコンパクトディスクを収めたり、窓を開け
た厚紙の間にコンパクトディスクを保持させるように
し、この紙袋や厚紙を綴じ込むようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記合
成樹脂製ケースにあっては素材のコストが高く、そし
て、ケースが不要となった場合には不燃物として処理し
なければならず、不燃ゴミの増大を招くことになる。ま
た、紙袋や厚紙を利用してコンパクトディスクを書籍に
併せるものにあってはコンパクトディスクを密に覆って
おり、コンパクトディスクを容易に取り出すことができ
るものとはなっていなかった。加えて、書籍から取り外
した後の紙袋や厚紙単体では、コンパクトディスクを取
り出した後の取り出し口が常時開放する形態が多く、こ
れをコンパクトディスク専用の収容具として利用した場
合、取り扱い時に不用意にコンパクトディスクが取り出
し口から落下する可能性があり、コンパクトディスクを
破損させるという問題がある。さらに紙袋や厚紙なるも
のでは、収納部分を構成している板材の間隔が狭くなっ
てその紙袋や厚紙とコンパクトディスクと接する度合い
が高くなっており、出し入れの際に、コンパクトディス
クの記録面側が硬質の紙表面や厚紙表面と擦れ合い、前
記記録面を傷付けるという問題がある。
成樹脂製ケースにあっては素材のコストが高く、そし
て、ケースが不要となった場合には不燃物として処理し
なければならず、不燃ゴミの増大を招くことになる。ま
た、紙袋や厚紙を利用してコンパクトディスクを書籍に
併せるものにあってはコンパクトディスクを密に覆って
おり、コンパクトディスクを容易に取り出すことができ
るものとはなっていなかった。加えて、書籍から取り外
した後の紙袋や厚紙単体では、コンパクトディスクを取
り出した後の取り出し口が常時開放する形態が多く、こ
れをコンパクトディスク専用の収容具として利用した場
合、取り扱い時に不用意にコンパクトディスクが取り出
し口から落下する可能性があり、コンパクトディスクを
破損させるという問題がある。さらに紙袋や厚紙なるも
のでは、収納部分を構成している板材の間隔が狭くなっ
てその紙袋や厚紙とコンパクトディスクと接する度合い
が高くなっており、出し入れの際に、コンパクトディス
クの記録面側が硬質の紙表面や厚紙表面と擦れ合い、前
記記録面を傷付けるという問題がある。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、コンパク
トディスクを収容するケースを低コストで作製し、かつ
不要時に廃棄処分が容易に行える包装材料から作製し、
さらにコンパクトディスクの出し入れに際して、記録面
が傷付けられないようにすることを目的とする。
トディスクを収容するケースを低コストで作製し、かつ
不要時に廃棄処分が容易に行える包装材料から作製し、
さらにコンパクトディスクの出し入れに際して、記録面
が傷付けられないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、底面板を介して連なる正面板と背
面板とを対面させて正面板の上辺側をコンパクトディス
クが出し入れできるように開放してなる扁平なディスク
収納部を備え、前記正面板の上辺側に前記コンパクトデ
ィスクの出し入れ部分を開閉可能に覆う蓋板が設けられ
ているコンパクトディスク用紙製ケースであって、前記
正面板の少なくとも両側辺内面にコンパクトディスク厚
以上の厚さとなる厚肉板を貼着して、該厚肉板を介して
正面板と背面板とが対向配置され、前記厚肉板の間にコ
ンパクトディスクが配置できる凹部が設けられているこ
とを特徴とするコンパクトディスク用紙製ケースを提供
して、上記課題を解消するものである。
してなされたもので、底面板を介して連なる正面板と背
面板とを対面させて正面板の上辺側をコンパクトディス
クが出し入れできるように開放してなる扁平なディスク
収納部を備え、前記正面板の上辺側に前記コンパクトデ
ィスクの出し入れ部分を開閉可能に覆う蓋板が設けられ
ているコンパクトディスク用紙製ケースであって、前記
正面板の少なくとも両側辺内面にコンパクトディスク厚
以上の厚さとなる厚肉板を貼着して、該厚肉板を介して
正面板と背面板とが対向配置され、前記厚肉板の間にコ
ンパクトディスクが配置できる凹部が設けられているこ
とを特徴とするコンパクトディスク用紙製ケースを提供
して、上記課題を解消するものである。
【0006】
【作用】本発明において、正面板と背面板とが厚肉板の
厚さ分で離れた状態で相対するようになり、そして、厚
肉板の厚さがコンパクトディスクの厚さ以上であること
から、正面板と背面板とがコンパクトディスクの厚さ以
上に離れるようになり、コンパクトディスクと正面板や
背面板との接触度合いが小さくなる。また、蓋板を備え
ているため、ディスク収納部に収めたコンパクトディス
クが不用意に飛び出さないようになる。
厚さ分で離れた状態で相対するようになり、そして、厚
肉板の厚さがコンパクトディスクの厚さ以上であること
から、正面板と背面板とがコンパクトディスクの厚さ以
上に離れるようになり、コンパクトディスクと正面板や
背面板との接触度合いが小さくなる。また、蓋板を備え
ているため、ディスク収納部に収めたコンパクトディス
クが不用意に飛び出さないようになる。
【0007】
【実施例】次に本発明を図示した実施例に基づいて詳細
に説明する。図1と図2は第一の実施例を示している。
コンパクトディスク用紙製ケース(以下、ケースと略記
する)1は、コンパクトディスクAを収めることのでき
る大きさで、出し入れ口2として開放された部分を有し
て扁平なディスク収納部3を備えているものであって、
そのディスク収納部3はディスク収納部3の底部側とな
る底面板4を介して連なる正面板5と背面板6とが対面
する状態となって形成され、前記正面板5の上辺側にお
いて上面板7を介して蓋板8も連設されており、この蓋
板8が出し入れ口2を開閉可能に覆っている。
に説明する。図1と図2は第一の実施例を示している。
コンパクトディスク用紙製ケース(以下、ケースと略記
する)1は、コンパクトディスクAを収めることのでき
る大きさで、出し入れ口2として開放された部分を有し
て扁平なディスク収納部3を備えているものであって、
そのディスク収納部3はディスク収納部3の底部側とな
る底面板4を介して連なる正面板5と背面板6とが対面
する状態となって形成され、前記正面板5の上辺側にお
いて上面板7を介して蓋板8も連設されており、この蓋
板8が出し入れ口2を開閉可能に覆っている。
【0008】図2はケース1を得るための紙製包装材料
9を展開した状態が示されている。紙製包装材料9は、
図示されているようにディスク収納部3の片面となる正
面板5、正面板5に底面板4を介して連設されてディス
ク収納部3のもう一方の片面となる背面板6、正面板5
の上面板7を介して連設された蓋板8とからなり、さら
に前記正面板5の両側辺側における内面(ディスク収納
部内方側)それぞれに、薄くともコンパクトディスク厚
以上の厚さを有する厚肉板10が側辺の長さ方向に亘っ
て等幅にして貼着されている。前記厚肉板10は上述し
たようにコンパクトディスク厚以上であり、厚さ1.2
mm以上の段ボールや板紙などが素材として利用され
る。そして、この正面板5の両側辺に位置して相対する
この厚肉板10はその間がコンパクトディスク径より大
きい寸法で離れており、この厚肉板10の間にコンパク
トディスクAを収めることのできる凹部11が形成され
ている。
9を展開した状態が示されている。紙製包装材料9は、
図示されているようにディスク収納部3の片面となる正
面板5、正面板5に底面板4を介して連設されてディス
ク収納部3のもう一方の片面となる背面板6、正面板5
の上面板7を介して連設された蓋板8とからなり、さら
に前記正面板5の両側辺側における内面(ディスク収納
部内方側)それぞれに、薄くともコンパクトディスク厚
以上の厚さを有する厚肉板10が側辺の長さ方向に亘っ
て等幅にして貼着されている。前記厚肉板10は上述し
たようにコンパクトディスク厚以上であり、厚さ1.2
mm以上の段ボールや板紙などが素材として利用され
る。そして、この正面板5の両側辺に位置して相対する
この厚肉板10はその間がコンパクトディスク径より大
きい寸法で離れており、この厚肉板10の間にコンパク
トディスクAを収めることのできる凹部11が形成され
ている。
【0009】上記構造の紙製包装材料9の展開状態から
背面板6を正面板5側に折り返して背面板6の側辺夫々
を厚肉板10に貼着することで、この厚肉板10の厚さ
分離れた状態で正面板5と背面板6とが対面する状態と
なり、開放されている出し入れ口2からコンパクトディ
スクAを出し入れできるものとなる。さらに正面板5に
連設された蓋板8を折り返して、この蓋板8で出し入れ
口2が開閉可能に覆われるケース1が得られる。なお、
上面板7、底面板4はそれぞれ厚肉板10の厚さに対応
した寸法とされている。
背面板6を正面板5側に折り返して背面板6の側辺夫々
を厚肉板10に貼着することで、この厚肉板10の厚さ
分離れた状態で正面板5と背面板6とが対面する状態と
なり、開放されている出し入れ口2からコンパクトディ
スクAを出し入れできるものとなる。さらに正面板5に
連設された蓋板8を折り返して、この蓋板8で出し入れ
口2が開閉可能に覆われるケース1が得られる。なお、
上面板7、底面板4はそれぞれ厚肉板10の厚さに対応
した寸法とされている。
【0010】上記背面板6の上辺12にはその中央部分
で切欠き13があり、収められたコンパクトディスクA
の上端側から中央孔Bまでが前記切欠き13から表出す
るように設けられており、コンパクトディスクAの上端
から前記中央孔Bを挟み持つようにしてコンパクトディ
スクの出し入れが行えるようにしている。なお、蓋板8
を重ねることで切欠き13を覆われるようにしている。
収めたコンパクトディスクの情報記録面と対面すること
になる正面板5の内面や背面板6の内面に、不織布やガ
ーゼなどの保護ベースを貼着すれば出し入れの際の接触
度合いが一層弱められるようになる。
で切欠き13があり、収められたコンパクトディスクA
の上端側から中央孔Bまでが前記切欠き13から表出す
るように設けられており、コンパクトディスクAの上端
から前記中央孔Bを挟み持つようにしてコンパクトディ
スクの出し入れが行えるようにしている。なお、蓋板8
を重ねることで切欠き13を覆われるようにしている。
収めたコンパクトディスクの情報記録面と対面すること
になる正面板5の内面や背面板6の内面に、不織布やガ
ーゼなどの保護ベースを貼着すれば出し入れの際の接触
度合いが一層弱められるようになる。
【0011】図3は上記厚肉板10を変形させた例が示
されていて、(イ)として図示するように厚肉板10を
正面板5の下辺内面を経て正面板5の両側辺内面に連続
させて略コ字状とし、これを貼着するようにしてもよ
く、(ロ)として図示するように厚肉板10を正面板5
の下辺内面を経て正面板5の両側辺内面に連続させ、デ
ィスク収納部3の底部側となる内周縁14をコンパクト
ディスクAの外周形状に対応させた円弧状として、これ
を貼着するようにしてもよい。
されていて、(イ)として図示するように厚肉板10を
正面板5の下辺内面を経て正面板5の両側辺内面に連続
させて略コ字状とし、これを貼着するようにしてもよ
く、(ロ)として図示するように厚肉板10を正面板5
の下辺内面を経て正面板5の両側辺内面に連続させ、デ
ィスク収納部3の底部側となる内周縁14をコンパクト
ディスクAの外周形状に対応させた円弧状として、これ
を貼着するようにしてもよい。
【0012】図4は第二の実施例を示している。この実
施例においては、(イ)に示すように正面板5は、上面
板7を介して蓋板8を連設し底面板4を介して背面板6
を連設した正面板本体15に、この正面板本体15と同
一寸法の台紙16を貼り付けてなるものであり、その台
紙16の両側辺に上述のコンパクトディスク厚以上の厚
さとして長さ方向に亘り等幅とした厚肉板10が貼着さ
れている。また、(ロ)に示すように台紙16に貼着さ
れる厚肉板10を略コ字状としたり、(ハ)に示すよう
にディスク収納部の底部側となる内周縁14をコンパク
トディスクの外周形状に対応させて略円弧状とした厚肉
板10を貼着するようにしてもよい。この第二の実施例
では、ディスク収納部の内方には上記背面板6の内面と
台紙16の内面とが面することになり、上記第一の実施
例に対して述べたように、コンパクトディスクの情報記
録面に対応する背面板6の内面や台紙16の内面に保護
ベースを設けるようにしてもよい。
施例においては、(イ)に示すように正面板5は、上面
板7を介して蓋板8を連設し底面板4を介して背面板6
を連設した正面板本体15に、この正面板本体15と同
一寸法の台紙16を貼り付けてなるものであり、その台
紙16の両側辺に上述のコンパクトディスク厚以上の厚
さとして長さ方向に亘り等幅とした厚肉板10が貼着さ
れている。また、(ロ)に示すように台紙16に貼着さ
れる厚肉板10を略コ字状としたり、(ハ)に示すよう
にディスク収納部の底部側となる内周縁14をコンパク
トディスクの外周形状に対応させて略円弧状とした厚肉
板10を貼着するようにしてもよい。この第二の実施例
では、ディスク収納部の内方には上記背面板6の内面と
台紙16の内面とが面することになり、上記第一の実施
例に対して述べたように、コンパクトディスクの情報記
録面に対応する背面板6の内面や台紙16の内面に保護
ベースを設けるようにしてもよい。
【0013】上記実施例では正面板が板状としてその形
状が保たれているものであるが、その正面板を一部分か
ら外方に傾斜させてコンパクトディスクの出し入れを行
い易くすることが可能である。図5から図7はその例を
第三の実施例として示している。図5(イ)に示してい
るように正面板5には所定の位置で幅方向に亘って折線
17が入れられていて、該折線17から上辺側の部分に
かけて外方に傾斜可能とされ、また、正面板5に貼着さ
れている厚肉材10にも前記折線17に対応する位置に
この厚肉材を分断することのないハーフカット18が入
れられていて、厚肉材10がハーフカット18の位置か
ら正面板5の上辺側とともに外方に傾斜可能に設けられ
ている。このケース1において蓋板8を開き前記正面板
5の一部分を傾斜させれば、(ロ)に示すように収めら
れているコンパクトディスクAの一部分が大きく表出す
るようになり、取り出し易くなる。
状が保たれているものであるが、その正面板を一部分か
ら外方に傾斜させてコンパクトディスクの出し入れを行
い易くすることが可能である。図5から図7はその例を
第三の実施例として示している。図5(イ)に示してい
るように正面板5には所定の位置で幅方向に亘って折線
17が入れられていて、該折線17から上辺側の部分に
かけて外方に傾斜可能とされ、また、正面板5に貼着さ
れている厚肉材10にも前記折線17に対応する位置に
この厚肉材を分断することのないハーフカット18が入
れられていて、厚肉材10がハーフカット18の位置か
ら正面板5の上辺側とともに外方に傾斜可能に設けられ
ている。このケース1において蓋板8を開き前記正面板
5の一部分を傾斜させれば、(ロ)に示すように収めら
れているコンパクトディスクAの一部分が大きく表出す
るようになり、取り出し易くなる。
【0014】図6は図5に示された実施例のように正面
板5に折線17、厚肉板10にハーフカット18が入れ
られて、外方に傾斜可能とされている点が同じである。
そして、図6に示された実施例は、コンパクトディスク
を収める凹部11の周囲に厚肉板10が貼着されて囲ま
れている。ハーフカット18から正面板下辺側となる厚
肉板10aの凹部11に臨む内周縁10bの形状はコン
パクトディスクの外周形状より大きな曲率となるように
形成され、ハーフカット18より正面板上辺側となる厚
肉板10cの凹部11に臨む内周縁10dの形状はコン
パクトディスクの外周形状とほぼ同一となる曲率で形成
されている。このように内周縁10bの形状がコンパク
トディスクの形状より大きくなっていることから、その
コンパクトディスクの出し入れが容易となり、内周縁1
0dの形状がコンパクトディスクの形状とほぼ同様とさ
れていることから、正面板の傾斜部分を戻したときに内
周縁10dがコンパクトディスクの外周にほぼ接するよ
うになってそのコンパクトディスクを保持するようにな
る。なお、内周縁10bの中央から内周縁10dの中央
までの距離がほぼコンパクトディスクの外径に対応する
寸法となっている。さらに図7に示すように上記厚肉板
10aの内周縁10bと厚肉板10cの内周縁10dと
を共にコンパクトディスクの形状に対応させ、かつ折線
17とハーフカット18とが凹部11の中央に位置させ
るようにしてもよい。即ち、凹部11の形状がコンパク
トディスクの形状に対応するようにしたものである。
板5に折線17、厚肉板10にハーフカット18が入れ
られて、外方に傾斜可能とされている点が同じである。
そして、図6に示された実施例は、コンパクトディスク
を収める凹部11の周囲に厚肉板10が貼着されて囲ま
れている。ハーフカット18から正面板下辺側となる厚
肉板10aの凹部11に臨む内周縁10bの形状はコン
パクトディスクの外周形状より大きな曲率となるように
形成され、ハーフカット18より正面板上辺側となる厚
肉板10cの凹部11に臨む内周縁10dの形状はコン
パクトディスクの外周形状とほぼ同一となる曲率で形成
されている。このように内周縁10bの形状がコンパク
トディスクの形状より大きくなっていることから、その
コンパクトディスクの出し入れが容易となり、内周縁1
0dの形状がコンパクトディスクの形状とほぼ同様とさ
れていることから、正面板の傾斜部分を戻したときに内
周縁10dがコンパクトディスクの外周にほぼ接するよ
うになってそのコンパクトディスクを保持するようにな
る。なお、内周縁10bの中央から内周縁10dの中央
までの距離がほぼコンパクトディスクの外径に対応する
寸法となっている。さらに図7に示すように上記厚肉板
10aの内周縁10bと厚肉板10cの内周縁10dと
を共にコンパクトディスクの形状に対応させ、かつ折線
17とハーフカット18とが凹部11の中央に位置させ
るようにしてもよい。即ち、凹部11の形状がコンパク
トディスクの形状に対応するようにしたものである。
【0015】正面板の一部を外方に傾斜可能とする場
合、上記の実施例においてはハーフカットで厚肉板が連
続するように設けられているが、折り部分でこの厚肉板
が分断されるようになっていてもよい。その実施例を図
8と図9に第四の実施例として示されている。図8にお
いて図示されているように正面板5は正面板本体15と
これに貼着する台紙16とからなり、その台紙16に厚
肉板10が貼着されている。この正面板5に対して所定
の位置で幅方向に亘って折線17を入れ、該正面板5の
上辺側が前記折線17から外方に傾斜可能にし、厚肉板
10は前記折線17に対応する位置に分離部19を有し
て分割され、分離部19の位置から正面板5の上辺側に
貼着されている厚肉板10が正面板5と共に傾斜できる
ようになっている。また、図9に示すように分離部19
を介して分割され、かつ凹部11をほぼ取り囲むように
なる厚肉板10を、一枚の正面板5に対して直接貼着す
るようにしてもよい。
合、上記の実施例においてはハーフカットで厚肉板が連
続するように設けられているが、折り部分でこの厚肉板
が分断されるようになっていてもよい。その実施例を図
8と図9に第四の実施例として示されている。図8にお
いて図示されているように正面板5は正面板本体15と
これに貼着する台紙16とからなり、その台紙16に厚
肉板10が貼着されている。この正面板5に対して所定
の位置で幅方向に亘って折線17を入れ、該正面板5の
上辺側が前記折線17から外方に傾斜可能にし、厚肉板
10は前記折線17に対応する位置に分離部19を有し
て分割され、分離部19の位置から正面板5の上辺側に
貼着されている厚肉板10が正面板5と共に傾斜できる
ようになっている。また、図9に示すように分離部19
を介して分割され、かつ凹部11をほぼ取り囲むように
なる厚肉板10を、一枚の正面板5に対して直接貼着す
るようにしてもよい。
【0016】上記各実施例では蓋板8を上面板7を介し
て単に背面板6側に折り重ねることができるようになっ
ているものであるが、図10に示すように蓋板8の重ね
状態を安定させるための止め手段20を設けることが可
能である。例えば図10(イ)に示すように、蓋板8に
おける背面板6に対応する面の一部に弱接着力の粘着材
からなる止め手段20を配し、この止め手段20によっ
て蓋板8を背面板6に着脱可能に貼り付けるようにして
もよい。また、図10(ロ)に示すように、蓋板8と背
面板6とが重ね合わされたときに対向する部分それぞれ
に、互いに着脱可能に接合する面ファスナーからなる止
め手段20を設けることができる。図10(ハ)に示す
ように蓋板8の上辺21の一部を外方に張出させて止め
手段20を設け、背面板6に入れた切込み22に前記止
め手段20を差し入れるようにしてもよい。また(ハ)
に示す例の変形として(ニ)に示すように、前記蓋板8
を、連設する第一蓋板23と第二蓋板24の折り重ねで
得られるようにし、その第一蓋板23と第二蓋板24と
の連設部分の一部に切込み形成された止め手段20を有
するようにしてもよい。
て単に背面板6側に折り重ねることができるようになっ
ているものであるが、図10に示すように蓋板8の重ね
状態を安定させるための止め手段20を設けることが可
能である。例えば図10(イ)に示すように、蓋板8に
おける背面板6に対応する面の一部に弱接着力の粘着材
からなる止め手段20を配し、この止め手段20によっ
て蓋板8を背面板6に着脱可能に貼り付けるようにして
もよい。また、図10(ロ)に示すように、蓋板8と背
面板6とが重ね合わされたときに対向する部分それぞれ
に、互いに着脱可能に接合する面ファスナーからなる止
め手段20を設けることができる。図10(ハ)に示す
ように蓋板8の上辺21の一部を外方に張出させて止め
手段20を設け、背面板6に入れた切込み22に前記止
め手段20を差し入れるようにしてもよい。また(ハ)
に示す例の変形として(ニ)に示すように、前記蓋板8
を、連設する第一蓋板23と第二蓋板24の折り重ねで
得られるようにし、その第一蓋板23と第二蓋板24と
の連設部分の一部に切込み形成された止め手段20を有
するようにしてもよい。
【0017】図11はディスク収納部3の出し入れ口2
を覆う蓋板8の他の形態を示している。この図示された
例では蓋板8の上辺21側の両側辺が切り欠かれて背面
板6の切欠き13に差し入れできる幅とされているもの
であり、蓋板8の短幅とされた部分25をディスク収納
部内に差し入れることにより出し入れ口2を覆うものと
なっている。
を覆う蓋板8の他の形態を示している。この図示された
例では蓋板8の上辺21側の両側辺が切り欠かれて背面
板6の切欠き13に差し入れできる幅とされているもの
であり、蓋板8の短幅とされた部分25をディスク収納
部内に差し入れることにより出し入れ口2を覆うものと
なっている。
【0018】コンパクトディスクの中央孔まで表出する
ように開いている切欠き13において背面板6の上辺1
2側の角部26は、図12(イ)に示すように円弧状と
することにより、コンパクトディスクを出し入れする際
の接触度合いを柔らげることができる。図12(ロ)に
示すように、切欠き13の縁27に沿って不織布やガー
ゼなどからなる保護補強部材28を設けることも可能で
ある。この保護補強部材28を設けることによってもコ
ンパクトディスクを出し入れする際の接触度合いを柔ら
げることができる。そして、図12(ハ)に示すように
角部26を円弧状とし、さらに前記保護補強部材28を
設けるようにしてもよい。
ように開いている切欠き13において背面板6の上辺1
2側の角部26は、図12(イ)に示すように円弧状と
することにより、コンパクトディスクを出し入れする際
の接触度合いを柔らげることができる。図12(ロ)に
示すように、切欠き13の縁27に沿って不織布やガー
ゼなどからなる保護補強部材28を設けることも可能で
ある。この保護補強部材28を設けることによってもコ
ンパクトディスクを出し入れする際の接触度合いを柔ら
げることができる。そして、図12(ハ)に示すように
角部26を円弧状とし、さらに前記保護補強部材28を
設けるようにしてもよい。
【0019】本発明のケース1にあっては、このケース
自体を吊り下げ支持できるようにするための手段を予め
設けておくようにすることが可能である。図13はその
手段を有した実施例を示していて、正面板5と背面板6
との一部を貼り合わせてなる接合部29からディスク収
納部3の底部を外方に延設した延設部30に挿通孔31
を穿設するとともに、蓋板8の前記延設部30に対応し
て延設された上辺側に挿通孔32が穿設されていて、蓋
板8を折り倒した際に挿通孔31、32が対応し、この
挿通孔31,32に棒状の吊り下げ治具33を通すこと
でケース1を吊り下げ支持できるようにしている(図1
3(ロ)参照)。
自体を吊り下げ支持できるようにするための手段を予め
設けておくようにすることが可能である。図13はその
手段を有した実施例を示していて、正面板5と背面板6
との一部を貼り合わせてなる接合部29からディスク収
納部3の底部を外方に延設した延設部30に挿通孔31
を穿設するとともに、蓋板8の前記延設部30に対応し
て延設された上辺側に挿通孔32が穿設されていて、蓋
板8を折り倒した際に挿通孔31、32が対応し、この
挿通孔31,32に棒状の吊り下げ治具33を通すこと
でケース1を吊り下げ支持できるようにしている(図1
3(ロ)参照)。
【0020】上記各構造のケース1は単体として取り扱
えるものであるが、コンパクトディスクを収めたケース
1をパンフレット、雑誌、書籍などと一緒に流通させる
場合も多く、その場合にはこれらパンフレットなどにケ
ース1を取り付けて一体的に取り扱えるようにすればよ
い。図14(イ)はその例を示していて、二つ折りされ
たパンフレット34の片頁側内面に、出し入れ口2を上
にした状態とし正面板を接着して取り付けられているも
のである。(ロ)は中綴じされた雑誌35の表紙におけ
る内面に、前述と同様にして出し入れ口2を上にした状
態とし正面板を接着して取り付けられているものであ
る。(ハ)は無線綴じの書籍36の表紙における内面
に、出し入れ口2を上にした状態とし正面板を接着して
取り付けられている例を示している。
えるものであるが、コンパクトディスクを収めたケース
1をパンフレット、雑誌、書籍などと一緒に流通させる
場合も多く、その場合にはこれらパンフレットなどにケ
ース1を取り付けて一体的に取り扱えるようにすればよ
い。図14(イ)はその例を示していて、二つ折りされ
たパンフレット34の片頁側内面に、出し入れ口2を上
にした状態とし正面板を接着して取り付けられているも
のである。(ロ)は中綴じされた雑誌35の表紙におけ
る内面に、前述と同様にして出し入れ口2を上にした状
態とし正面板を接着して取り付けられているものであ
る。(ハ)は無線綴じの書籍36の表紙における内面
に、出し入れ口2を上にした状態とし正面板を接着して
取り付けられている例を示している。
【0021】図15から図17は折丁などと一緒に中綴
じできるケース1を示している。この例におけるケース
1は図15に展開した紙製包装材料9の状態で示すよう
に、蓋板8が第一蓋板23と第二蓋板24とを連設して
折り合わせるものとされ、前記第二蓋板24の上辺側に
切り取りミシン目37を介して綴じ込み片38が延設さ
れている。そして、上述したように厚肉板10を正面板
5と背面板6との間に配した状態でディスク収納部3を
形成するとともに、第二蓋板24を第一蓋板23の外面
側に折り重ねて接着し(図16参照)、その第一蓋板2
3と第二蓋板24との貼り合わせで形成された蓋板8を
ディスク収納部3側に折り倒すことによって、前記綴じ
込み片38が蓋板8の基端側から立ち上がり(図17
(イ)参照)、その綴じ込み片38を利用して雑誌など
に綴じ込むようにしている(図17(ロ)参照)。この
構造のケース1では綴じ込み片38を折丁などとともに
綴じ合わせることにより雑誌に一体化でき、必要時に切
り取りミシン目37から分離することでケースを単体と
して取り扱えるようにしている。
じできるケース1を示している。この例におけるケース
1は図15に展開した紙製包装材料9の状態で示すよう
に、蓋板8が第一蓋板23と第二蓋板24とを連設して
折り合わせるものとされ、前記第二蓋板24の上辺側に
切り取りミシン目37を介して綴じ込み片38が延設さ
れている。そして、上述したように厚肉板10を正面板
5と背面板6との間に配した状態でディスク収納部3を
形成するとともに、第二蓋板24を第一蓋板23の外面
側に折り重ねて接着し(図16参照)、その第一蓋板2
3と第二蓋板24との貼り合わせで形成された蓋板8を
ディスク収納部3側に折り倒すことによって、前記綴じ
込み片38が蓋板8の基端側から立ち上がり(図17
(イ)参照)、その綴じ込み片38を利用して雑誌など
に綴じ込むようにしている(図17(ロ)参照)。この
構造のケース1では綴じ込み片38を折丁などとともに
綴じ合わせることにより雑誌に一体化でき、必要時に切
り取りミシン目37から分離することでケースを単体と
して取り扱えるようにしている。
【0022】図18から図21はディスク収納部に収め
るコンパクトディスクの内容や連絡文などの情報をケー
スに設けた例を示している。図18に示した例にあって
は、一枚の板材からなる蓋板8の内面(重ねた時に背面
板と対向する面)に情報記載部39があって、コンパク
トディスクの収録内容などに対する情報を印刷により施
したりメッセージ欄として情報を書き込めるようにして
おり、この蓋板8を開くことで前記情報記載部39を見
ることができるようになっている。図19に示した例に
あっては、蓋板8が、見開き可能に折り合わされる第一
蓋板23と第二蓋板24とから形成されるものであっ
て、その第一蓋板23と第二蓋板24の所要箇所に上記
情報記載部39が設けられている。この情報記載部39
を見るには第二蓋板24を見開くなどすればよい。
るコンパクトディスクの内容や連絡文などの情報をケー
スに設けた例を示している。図18に示した例にあって
は、一枚の板材からなる蓋板8の内面(重ねた時に背面
板と対向する面)に情報記載部39があって、コンパク
トディスクの収録内容などに対する情報を印刷により施
したりメッセージ欄として情報を書き込めるようにして
おり、この蓋板8を開くことで前記情報記載部39を見
ることができるようになっている。図19に示した例に
あっては、蓋板8が、見開き可能に折り合わされる第一
蓋板23と第二蓋板24とから形成されるものであっ
て、その第一蓋板23と第二蓋板24の所要箇所に上記
情報記載部39が設けられている。この情報記載部39
を見るには第二蓋板24を見開くなどすればよい。
【0023】図20はコンパクトディスクの収録内容や
メッセージなどを記載できる情報記載部39を有するカ
ード40に設け、このカード40を蓋板8などに着脱可
能に取り付けるようにした例を示している。即ち、蓋板
8を形成する第二蓋板24に対して四方にスリット41
が入れられ(図20(イ)参照)、第一蓋板23に対し
て所要箇所を貼り合わせた第二蓋板24の前記スリット
41にカード40の隅部を差し入れて取り付けたもので
あり(図20(ロ)参照)、蓋板8を背面板6側に折り
重ねた際には前記カード40が見えないようにしてい
る。さらに図21は背面板6の所要箇所に、前記と同様
にして四方のスリット41を入れ、これらスリット41
にカード40の隅部を差し入れるようにすることによ
り、カード40を着脱可能に取り付けたものである。こ
の場合においても、蓋板8の折り倒しでカード40が隠
蔽されるようにすることが可能である。
メッセージなどを記載できる情報記載部39を有するカ
ード40に設け、このカード40を蓋板8などに着脱可
能に取り付けるようにした例を示している。即ち、蓋板
8を形成する第二蓋板24に対して四方にスリット41
が入れられ(図20(イ)参照)、第一蓋板23に対し
て所要箇所を貼り合わせた第二蓋板24の前記スリット
41にカード40の隅部を差し入れて取り付けたもので
あり(図20(ロ)参照)、蓋板8を背面板6側に折り
重ねた際には前記カード40が見えないようにしてい
る。さらに図21は背面板6の所要箇所に、前記と同様
にして四方のスリット41を入れ、これらスリット41
にカード40の隅部を差し入れるようにすることによ
り、カード40を着脱可能に取り付けたものである。こ
の場合においても、蓋板8の折り倒しでカード40が隠
蔽されるようにすることが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコンパクト
ディスク用紙製ケースは、底面板を介して連なる正面板
と背面板とを対面させて正面板の上辺側をコンパクトデ
ィスクが出し入れできるように開放してなる扁平なディ
スク収納部を備え、前記正面板の上辺側に前記コンパク
トディスクの出し入れ部分を開閉可能に覆う蓋板が設け
られているものであって、前記正面板の少なくとも両側
辺内面にコンパクトディスク厚以上の厚さとなる厚肉板
を貼着して、該厚肉板を介して正面板と背面板とが対向
配置され、前記厚肉板の間にコンパクトディスクが配置
できる凹部が設けられていることを特徴としている。こ
のように紙により作製されるものであることから、不要
になった際の処分が容易にして安全に行えるようにな
り、ケースの構造も簡単であり低コストにて提供できる
ようになる。また、コンパクトディスク厚以上の厚さの
厚肉板を間に配して正面板と背面板とが対面状態となっ
てディスク収納部が形成されているため、コンパクトデ
ィスク表面に背面板や正面板が接する度合いが小さくな
り、出し入れに際してコンパクトディスクの情報記録面
を傷付けるようなことがなくなる。そして、書籍や雑誌
などに取り付けるに際しても貼り付けが行えるととも
に、ケースが紙製のものであることから綴じ込み用の片
を容易に連設でき、よって書籍や雑誌などに綴じ込むと
いう取付手段を選択できるようになるなど、実用性に優
れた効果を奏するものである。
ディスク用紙製ケースは、底面板を介して連なる正面板
と背面板とを対面させて正面板の上辺側をコンパクトデ
ィスクが出し入れできるように開放してなる扁平なディ
スク収納部を備え、前記正面板の上辺側に前記コンパク
トディスクの出し入れ部分を開閉可能に覆う蓋板が設け
られているものであって、前記正面板の少なくとも両側
辺内面にコンパクトディスク厚以上の厚さとなる厚肉板
を貼着して、該厚肉板を介して正面板と背面板とが対向
配置され、前記厚肉板の間にコンパクトディスクが配置
できる凹部が設けられていることを特徴としている。こ
のように紙により作製されるものであることから、不要
になった際の処分が容易にして安全に行えるようにな
り、ケースの構造も簡単であり低コストにて提供できる
ようになる。また、コンパクトディスク厚以上の厚さの
厚肉板を間に配して正面板と背面板とが対面状態となっ
てディスク収納部が形成されているため、コンパクトデ
ィスク表面に背面板や正面板が接する度合いが小さくな
り、出し入れに際してコンパクトディスクの情報記録面
を傷付けるようなことがなくなる。そして、書籍や雑誌
などに取り付けるに際しても貼り付けが行えるととも
に、ケースが紙製のものであることから綴じ込み用の片
を容易に連設でき、よって書籍や雑誌などに綴じ込むと
いう取付手段を選択できるようになるなど、実用性に優
れた効果を奏するものである。
【図1】本発明に係るコンパクトディスク用紙製ケース
の第一の実施例を示す説明図である。
の第一の実施例を示す説明図である。
【図2】第一の実施例を展開した状態で示す説明図であ
る。
る。
【図3】厚肉板の変形例を示すもので、(イ)は略コ字
型状の厚肉板を用いた状態を示す説明図、(ロ)は下部
側内周縁が円弧状にされた厚肉板を用いた状態を示す説
明図である。
型状の厚肉板を用いた状態を示す説明図、(ロ)は下部
側内周縁が円弧状にされた厚肉板を用いた状態を示す説
明図である。
【図4】第二の実施例を示すもので、(イ)は台紙両側
に等幅の厚肉板が設けられている状態を示す説明図、
(ロ)は台紙に略コ字状の厚肉板が設けられている状態
を示す説明図、(ハ)は台紙に下部内周縁が円弧状の厚
肉板が設けられている状態を示す説明図である。
に等幅の厚肉板が設けられている状態を示す説明図、
(ロ)は台紙に略コ字状の厚肉板が設けられている状態
を示す説明図、(ハ)は台紙に下部内周縁が円弧状の厚
肉板が設けられている状態を示す説明図である。
【図5】第三の実施例を示すもので、(イ)は厚肉板に
ハーフカットを入れた状態を示す説明図、(ロ)は正面
板の上辺側を傾斜させた状態を示す説明図である。
ハーフカットを入れた状態を示す説明図、(ロ)は正面
板の上辺側を傾斜させた状態を示す説明図である。
【図6】上下内周形状が異なっている状態の厚肉板を示
す説明図である。
す説明図である。
【図7】凹部形状が円とされている状態の厚肉板を示す
説明図である。
説明図である。
【図8】第四の実施例を示す説明図である。
【図9】分断された厚肉板が凹部の周囲を囲むようにし
て配置されている状態を示す説明図である。
て配置されている状態を示す説明図である。
【図10】蓋板の止め手段を示すもので、(イ)は蓋板
に粘着材からなる止め手段を設けた例を示す説明図、
(ロ)は面ファスナーからなる止め手段を蓋板と背面板
とに設けた例を示す説明図、(ハ)は舌片からなる止め
手段を示す説明図、(ニ)は同じく舌片からなる止め手
段を示す説明図である。
に粘着材からなる止め手段を設けた例を示す説明図、
(ロ)は面ファスナーからなる止め手段を蓋板と背面板
とに設けた例を示す説明図、(ハ)は舌片からなる止め
手段を示す説明図、(ニ)は同じく舌片からなる止め手
段を示す説明図である。
【図11】先端側を短幅状にした蓋板を示す説明図であ
る。
る。
【図12】切欠きの変形例を示すもので、(イ)は角を
円弧状とした例を示す説明図、(ロ)は切欠き内縁に沿
って保護補強部材を設けた例を示す説明図、(ハ)は角
を円弧状とし内縁に沿って保護補強部材を設けた例を示
す説明図である。
円弧状とした例を示す説明図、(ロ)は切欠き内縁に沿
って保護補強部材を設けた例を示す説明図、(ハ)は角
を円弧状とし内縁に沿って保護補強部材を設けた例を示
す説明図である。
【図13】吊り下げ可能なケースを示すもので、(イ)
は吊り下げ用の挿通孔を設けた例を示す説明図、(ロ)
吊り下げ状態を示す説明図である。
は吊り下げ用の挿通孔を設けた例を示す説明図、(ロ)
吊り下げ状態を示す説明図である。
【図14】ケースの取付状態を示すもので、(イ)はパ
ンフレットなどに取り付けた状態を示す説明図、(ロ)
は中綴じの雑誌に取り付けた状態を示す説明図、(ハ)
は無線綴じの書籍に取り付けた状態を示す説明図であ
る。
ンフレットなどに取り付けた状態を示す説明図、(ロ)
は中綴じの雑誌に取り付けた状態を示す説明図、(ハ)
は無線綴じの書籍に取り付けた状態を示す説明図であ
る。
【図15】綴じ込み片を備えた紙製包装材料を示す説明
図である。
図である。
【図16】綴じ込み片を備えた紙製包装材料において第
二蓋板を折り返す状態を示す説明図である。
二蓋板を折り返す状態を示す説明図である。
【図17】綴じ込み片を有する例を示すもので、(イ)
は綴じ込み片を有した実施例を示す説明図、(ロ)は雑
誌に綴じ込んだ状態を示す説明図である。
は綴じ込み片を有した実施例を示す説明図、(ロ)は雑
誌に綴じ込んだ状態を示す説明図である。
【図18】蓋板に情報記載部を有する例を示す説明図で
ある。
ある。
【図19】第一蓋板と第二蓋板とからなる蓋板に情報記
載部を有する例を示す説明図である。
載部を有する例を示す説明図である。
【図20】カードを取付けできる例を示すもので、
(イ)は第二蓋板に切込みを設けた例を示す説明図、
(ロ)は第二蓋板にカードを取り付けた状態を示す説明
図である。
(イ)は第二蓋板に切込みを設けた例を示す説明図、
(ロ)は第二蓋板にカードを取り付けた状態を示す説明
図である。
【図21】背面板にカードを取り付けた例を示す説明図
である。
である。
1…コンパクトディスク用紙製ケース 2…出し入れ口 3…ディスク収納部 5…正面板 6…背面板 8…蓋板 10…厚肉板 11…凹部 17…折線 18…ハーフカット 19…分離部
Claims (6)
- 【請求項1】底面板を介して連なる正面板と背面板とを
対面させて正面板の上辺側をコンパクトディスクが出し
入れできるように開放してなる扁平なディスク収納部を
備え、前記正面板の上辺側に前記コンパクトディスクの
出し入れ部分を開閉可能に覆う蓋板が設けられているコ
ンパクトディスク用紙製ケースであって、 前記正面板の少なくとも両側辺内面にコンパクトディス
ク厚以上の厚さとなる厚肉板を貼着して、該厚肉板を介
して正面板と背面板とが対向配置され、 前記厚肉板の間にコンパクトディスクが配置できる凹部
が設けられていることを特徴とするコンパクトディスク
用紙製ケース。 - 【請求項2】上記厚肉板は、正面板の下辺内面を経て正
面板の両側辺内面に連続して貼着されている請求項1に
記載のコンパクトディスク用紙製ケース。 - 【請求項3】コンパクトディスクが配置できる上記凹部
の周囲に、上記厚肉材が配置されている請求項1または
2に記載のコンパクトディスク用紙製ケース。 - 【請求項4】上記正面板は、上記背面板と上記蓋板とが
連設された正面板本体に、ディスク収納部内方側となる
台紙を貼り合わせてなるものであり、前記台紙に上記厚
肉板が貼り合わされている請求項1から3のいずれか一
項に記載のコンパクトディスク用紙製ケース。 - 【請求項5】上記正面板に幅方向に亘って折線を入れ
て、該正面板の上辺側が前記折線から外方に傾斜可能に
設けられ、かつ、上記厚肉材に前記折線に対応する位置
でハーフカットを入れて、厚肉材が前記ハーフカットの
位置から前記正面板の上辺側とともに外方に傾斜可能に
設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の
コンパクトディスク用紙製ケース。 - 【請求項6】上記正面板に幅方向に亘って折線を入れ
て、該正面板の上辺側が前記折線から外方に傾斜可能に
設けられ、かつ、上記厚肉材は前記折線に対応する位置
に分離部を有して分割され、厚肉材が前記分離部の位置
から前記正面板の上辺側とともに外方に傾斜可能に設け
られている請求項1から4のいずれか一項に記載のコン
パクトディスク用紙製ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16305495A JPH08337280A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | コンパクトディスク用紙製ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16305495A JPH08337280A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | コンパクトディスク用紙製ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08337280A true JPH08337280A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15766304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16305495A Pending JPH08337280A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | コンパクトディスク用紙製ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08337280A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998040290A1 (fr) * | 1997-03-11 | 1998-09-17 | Ecolopack Co., Ltd. | Ustensile d'emballage |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP16305495A patent/JPH08337280A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998040290A1 (fr) * | 1997-03-11 | 1998-09-17 | Ecolopack Co., Ltd. | Ustensile d'emballage |
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