JP4128098B2 - 円板体の収納構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンパクトディスクなどの円板体を収納する円板体の収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
音楽やパーソナルコンピュータのソフトなどを記録している各種コンパクトディスク(以下、「CD」と称する。)を宣伝広告のために配布する場合などには、コスト低減などの観点からCDを紙製収納ケースに収納した状態で郵送することがある。その紙製収納ケースとしては、例えば、図8に示すようなものがある。
【0003】
図8に示すように、紙製収納ケース(以下、単に「収納ケース」と称する。)101は、円板体であるCD103を収納するための袋状の収納部105を、その収納部105に一体に形成されて折り返し可能な蓋部107により開閉できるようにしたものである。この収納ケース101は、蓋部107による収納部105の閉じ状態で蓋部107の係止片109を収納部105のスリット111に差し込むことにより、蓋部107を収納部105に係止できるようになっている。
【0004】
そして、収納ケース101では、収納部105にCD103を収容し蓋部107により前記収納部105を閉じると、CD103の略全体を覆いそのCD103をがたつかないように収納でき、この状態で郵送などされることとなる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、収納ケースとしては、図9に示すようなものもある。図9に示すように、収納ケース113は、矩形板状の紙板を二つ折りにして相互に重ね合わせた収納パネル115及びカバーパネル117間に、一方の収納パネル115にCD103の一部を差し込むためのスリット119を設けることによりCD103を収納するための収納部を形成したものである。この収納ケース113では、CD103の一部をスリット119に差し込み、その他の部分を前記収納パネル115上に露出させた状態で収納パネル115及びカバーパネル117を重ね合わせることにより前記CD103を収納するようになっている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−272687
【特許文献2】
特開2001−63789
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示す収納ケース101では、収納部105がCD103の略全体を覆う袋状に形成されているため、郵送先などにおいて収納部105からCD103を取り出さないと記録内容などについての表示をしている前記CD103の表示面を確認することができなかった。
【0008】
一方、図9に示す収納ケース113では、収納パネル115,117を展開すればCD103の表示面を一目で確認することができるものの、CD103の収納状態が一部をスリット119に差し込んでいるだけであるため、郵送時などにCD103ががたつきやすく、そのがたつきによりCD103の記録面が損傷するなどのおそれがあった。
【0009】
そこで、本発明は、上記従来の課題を考慮してなされたものであり、円板体をがたつきなく収納でき、かつ容易に確認することができる円板体の収納構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、矩形に形成された可撓性パネルの少なくとも直交する二辺は縁部が相手方パネルに連結された連結辺であり、他の一辺は前記相手方パネルに非連結で前記可撓性パネル及び相手パネル間に形成される収納部の差し込み口を形成し、前記差し込み口から円板体を前記両パネル間の収納部に差し込み収納し該円板体が前記直交する各連結辺側で外周が位置決められる円板体の収納構造であって、前記可撓性パネルに、前記他の一辺から該一辺に対向する連結辺に向かう縁部及び傾斜縁部からなる徐々に幅が狭くなる切り込みを設けて前記収納部を前記可撓性パネルで開口させ、前記切り込みの先端は、前記他の一辺と該他の一辺に対向する連結辺との間の途中に位置すると共に、前記他の一辺に対向する連結辺に対し前記円板体の半径より小さな間隔で位置し、前記切り込みの縁部は、前記円板体の相手方パネルに対向する裏面を通るように位置すると共に、前記傾斜縁部は、前記円板体の表面を通るように位置して前記切り込みの先端部が前記円板体の外周に近接し、前記直交する各連結辺と前記切り込みの先端部との三方で前記収納部内の円板体の動きを規制することを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の円板体の収納構造であって、前記相手方パネルは、前記差し込み口に沿った折り曲げのヒンジ部を介して結合されたカバー部を有し、前記カバー部を前記ヒンジ部の折り曲げによって前記可撓性パネルに重ね合わせてカバーすることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2記載の円板体の収納構造であって、前記切り込みを有する可撓性パネルとカバー部を有する相手方パネルとを一枚の可撓性パネル材で展開状態に形成して、前記相手方パネルを挟んでその相手方パネルの一辺に前記可撓性のパネルの一方の辺を一体に結合すると共に、他方の辺に前記カバー部を前記ヒンジ部を介して一体に結合し、前記相手方パネルと可撓性のパネルとの間で折り曲げ前記可撓性のパネルの前記切り込みを有する辺以外の辺の縁部を後付けで前記相手方パネルに接合させ、前記カバー部を前記ヒンジ部で折り曲げ可能としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、矩形に形成された可撓性パネルの少なくとも直交する二辺は縁部が相手方パネルに連結された連結辺であり、他の一辺は前記相手方パネルに非連結で前記可撓性パネル及び相手パネル間に形成される収納部の差し込み口を形成し、前記差し込み口から円板体を前記両パネル間の収納部に差し込み収納し該円板体が前記直交する各連結辺側で外周が位置決められる円板体の収納構造であって、前記可撓性パネルに、前記他の一辺から該一辺に対向する連結辺に向かう縁部及び傾斜縁部からなる徐々に幅が狭くなる切り込みを設けて前記収納部を前記可撓性パネルで開口させ、前記切り込みの先端は、前記他の一辺と該他の一辺に対向する連結辺との間の途中に位置すると共に、前記他の一辺に対向する連結辺に対し前記円板体の半径より小さな間隔で位置し、前記切り込みの縁部は、前記円板体の相手方パネルに対向する裏面を通るように位置すると共に、前記傾斜縁部は、前記円板体の表面を通るように位置して前記切り込みの先端部が前記円板体の外周に近接し、前記直交する各連結辺と前記切り込みの先端部との三方で前記収納部内の円板体の動きを規制する。
【0014】
このため、円板体を前記差し込み口から切り込みの傾斜した辺内に差し込むと共に該切り込みの他方の返上に乗り上げるように前記収納部に収納させることができる。従って、円板体を収納した状態で前記支持部に対する前記円板体の動きを一対の連結辺と切り込みの先端との三方より規制することが可能となり、円板体のがたつきを防止しながら前記円板体を収納部に収納することができる。また、円板体の一部を、前記切り込みを介して露出させることができ、前記円板体の表面を容易に見ることができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、前記差し込み口に沿った折り曲げのヒンジ部を介して結合されたカバー部を有し、前記カバー部を前記ヒンジ部の折り曲げによって前記可撓性パネルに重ね合わせてカバーすることができる。
【0016】
また、前記カバー部を前記ヒンジ部の折り曲げによって前記可撓性パネルに重ね合わせると、前記ヒンジ部が前記差し込み口に沿っているため、円板体の動きを前記三方の規制にヒンジ部による規制を加えて、四方から規制することができる。従って、円板体のよりがたつきをより防止しながら前記円板体を収納部に収納保持させることができる。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、前記切り込みを有する可撓性パネルとカバー部を有する相手方パネルとを一枚の可撓性パネル材で展開状態に形成して、前記相手方パネルと可撓性のパネルとの間で折り曲げ前記可撓性のパネルの前記切り込みを有する辺以外の辺の縁部を後付けで前記相手方パネルに接合させ、前記カバー部を前記ヒンジ部で折り曲げ可能とすることで、製造を容易に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る円板体の収納構造を適用した紙製収納ケースの一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係り、円板体の収納構造を適用した紙製収納ケースを示す正面図、図2は図1に示す紙製収納ケースの背面図、図3は図1に示す紙製収納ケースの平面図、図4は図1に示す紙製収納ケースの右側面図、図5は図1に示す紙製収納ケースの左側面図、図6は図1に示す紙製収納ケースのA−A線矢視断面図、図7は図1に示す紙製収納ケースの展開図である。なお、本実施形態において底面図は、図3に示す平面図と同一となっている。
【0019】
本実施形態の紙製収納ケース(収納ケース)1は、図1〜図7に示すように、相手方パネルである収納パネル3とカバー部であるカバーパネル5と、可撓性パネルとして重ね合わせパネル7とを有している。前記収納パネル3及びカバーパネル5は、矩形板状の紙板を二つ折りにして相互に重ね合わせられている。前記重ね合わせパネル7の少なくとも二辺、本実施形態では三辺は、前記収納パネル3に連結された連結辺7a,7b,7cとなっている。前記重ね合わせパネル7の他の辺7dは、非連結の差し込み口12となり、収納パネル3及び重ね合わせパネル7間に袋状の収納部13が形成されている。
【0020】
この収納ケース1は、収納部13に差し込み口12から円板体として、例えば、CD(コンパクトディスク)11を差し込み収納するものである。
【0021】
前記紙板としては、例えば、厚紙の表面に熱可塑性樹脂などの合成樹脂をコーティングし、可撓性を有したものが用いられている。ただし、紙板には合成樹脂をコーティングしない厚紙を用いることもできる。
【0022】
前記収納パネル3及びカバーパネル5は、図1に示すように、折り目9を介して相互に一体に連結され、その折り目9を支点として相互に重ね合わせ・展開自在に回動可能となっている。従って、収納ケース1では前記折り目9がヒンジ部となる。これらの収納パネル3及びカバーパネル5は、略同一形状に形成されて回動方向と交差する方向(図1において上下方向)に若干長く、幅方向(図1において左右方向)の寸法がCD11の直径と略同一か僅かに長い形状となっている。
【0023】
また、収納パネル3は、図5,図6,図7に示すように、長手方向の両端部に沿って一体に突設されて前記収納パネル3上に折り返され、重ね合わせパネル7の連結辺7a,7bを固着するための固着片15a,15bを有している。
【0024】
前記重ね合わせパネル7は、図1及び図7に示すように、幅方向の寸法が前記収納パネル3及びカバーパネル5よりも若干小さい矩形板状に形成され、幅方向の一端部(図1では右側)が前記収納パネル3の幅方向の端部に一体に形成されている。なお、重ね合わせパネル7は、収納パネル3と別体に形成して結合する構成としてもよい。
【0025】
そして、重ね合わせパネル7の連結片7a,7bは、図5及び図6に示すように、収納パネル3上に折り返されて固着片15a,15bに対応する長手方向の両端部がそれらの固着片15a,15bに固着されている。この固着は、例えば、粘着テープや接着剤による接着、紙板表面の合成樹脂の溶着などにより行われている。なお、重ね合わせパネル7は、連結片7cを連結しない構成にすることもできる。
【0026】
前記重ね合わせパネル7には、前記差し込み口12から切り込み17が設けられている。この重ね合わせパネル7の切り込み17は、図1及び図7に示すように、平面視形状が略直角三角形形状であり、前記重ね合わせパネル7を切り欠いて形成されている。すなわち、切り込み17は、重ね合わせパネル7の一辺7dから連結片7a側にわたって設けられている。前記切り込み17は、縁部17a、傾斜縁部17bによって形成されている。縁部17aは、CD11の直径分離れた位置よりも若干一端部側の位置に配置されている。また、縁部17aは、前記重ね合わせパネル7の一辺に略直交して連結片7a側に伸びている。前記傾斜縁部17bは、前記縁部17aの端部から前記重ね合わせパネル7の一辺7d側に向かって傾斜し、かつ連結片7dに対して差し込み口12側へ漸次接近するように傾斜している。
【0027】
このため、切り込み17は、その先端部18が差し込み口12と該差し込み口12に対向する重ね合わせパネル7の連結された一方の連結片7aとの間の途中に位置すると共に、連結された他方の連結片7bに対しCD11の直径より小さな間隔で位置している。
【0028】
また、切り込み17は傾斜縁部17bがその中間部で内側に略半円状に膨出し、前記傾斜縁部17bの中間部に切り込み17内に突出する略半円形状の突出片19が形成されている。この突出片19は、後述する収納部13によるCD11の支持状態でそのCD11の中心部を覆って支持するようになっている。
【0029】
このような収納部13では、前記CD11が差し込み口12から収納パネル3と重ね合わせパネル7との間に差し込まれると、そのCD11の一部、本実施形態では略半分を覆い支持する。すなわち、CD11は、収納パネル3及び重ね合わせパネル7間で狭持され、かつ前記固着片15aの内側にCD11の外周縁が当接する。
【0030】
この状態では、CD11の略半分が切り込み17を介して露出しており、縁部17aを越えて前記重ね合わせパネル7上に乗り上げる。
【0031】
CD11が乗り上げている重ね合わせパネル7の部分、すなわち、載置している載置部23は、CD11に対して収納パネル3側に撓んでおり、その復元力によりCD11を付勢する。このため、収納部13では、載置部23の付勢により重ね合わせパネル7の内面に押しつけ、より確実にCD11をCD11を支持する。
【0032】
そして、収納部13では、CD11が連結辺7c側へ動こうとするとき、切り込み17の先端部18に係合して位置決められる。従って、CD11の動きは、連結辺7a,7b側と切り込み17の先端部18との三方より規制される。
【0033】
前記のようにCD11を収納部13に収納したら、カバーパネル5を折り目9で折り返し、重ね合わせパネル7上に相互に重ね合わせる。折り目9は差し込み口9に沿っているため、その折り目9の内側により、CD11が差し込み口12外へ動くのを規制することができる。すなわち、CD11の動きは、前記連結片7a,7b側及び切り込み17の先端部18の三方と折り目9とにより合わせて四方から規制され、CD11を収納部13に確実に支持させることができる。
【0034】
この結果、収納ケース1では、CD11を収納部13に支持した状態でそのCD11の動きを略完全に規制することができ、そのCD11を、がたつきを防止しながら収納することができる。従って、CD11を収納した収納ケース1の郵送時などにCD11の記録面などが損傷することなどを防止できる。
【0035】
また、本実施形態の収納ケース1では、例えば、郵送先などで収納パネル3及びカバーパネル5を展開すれば、CD11は収納部13の切り込み17により表示面の略半分が露出された状態となり、一目で容易に前記表示面を確認することができる。
【0036】
また、本実施形態の収納ケース1では、郵送先などで収納パネル3及びカバーパネル5を展開すれば、CD11の重ね合わせパネル7の幅方向一端部側、すなわち、前記折り目9側の規制が解除され、CD11を取り出し可能状態とすることができる。そして、従来のようなCD11の全体を覆う袋状の場合と比較して、略半分が露出する収納部13からCD11を容易に取り出すことができる。
【0037】
また、本実施形態の収納ケース1では、CD11を収納した状態で、封筒などに封入して、あるいは収納パネル3及びカバーパネル5間を係止手段により係止することによりそのまま葉書などとして容易に郵送などすることができる。この場合、収納パネル3は、一般的な葉書台の大きさに形成するのがよい。
【0038】
次に、本発明の一実施形態に係る紙製収納ケース1の製造方法について説明する。
【0039】
本実施形態の紙製収納ケース1の製造方法は、まず、図7に示すように、収納ケース1を打ち抜きにより一枚の可撓性パネル材としての紙板で展開状態に形成して、前記収納パネル3を挟んでその収納パネル3の幅方向両端に、前記重ね合わせパネル7の幅方向一端部、及び前記折り目9を介してカバーパネル5をそれぞれ一体に結合しておく。なお、打ち抜きはプレス機などにより行われる。
【0040】
この打ち抜き時には、収納パネル3にその長手方向両端部に沿って一体に突設された前記固着片15a,15b、及び前記重ね合わせパネル7に幅方向他端部から一端部側に向かう切り込み17をも形成しておく。
【0041】
次に、図1に示すように、収納パネル3と重ね合わせパネル7との間で折り曲げその重ね合わせパネル7の長手方向の両端部を後付けで収納パネル3に接合させる。
【0042】
すなわち、手あるいは折り曲げ成形機などにより固着片15a,15bを収納パネル3との間で折り曲げてその収納パネル3上に折り返し、重ね合わせパネル7を収納パネル3との間で折り曲げてその収納パネル3上に折り返す。
【0043】
そして、重ね合わせパネル7の固着片15a,15bに対応する長手方向の両端部をそれらの固着片15a,15bに固着することにより収納部13を形成する。この固着は、前記固着片15a,15bに、例えば、粘着テープを張り付け、あるいは接着剤を予め塗布しておくことにより、重ね合わせパネル7の折り返しと同時に行うことができる。ただし、前記固着は、重ね合わせパネル7の折り返した後に、溶着機などにより固着片15a,15bと重ね合わせパネル7の端部との紙板表面間の合成樹脂を溶着することで行ってもよい。
【0044】
次に、カバーパネル5を折り目9で折り曲げる。すなわち、収納パネル3及びカバーパネル5間を折り曲げて折り目9を形成すると共にそれらの収納パネル3及びカバーパネル5を前記重ね合わせパネル7を挟み込むように相互に重ね合わせる。これにより収納ケース1が完成する。
【0045】
このように、本実施形態では、収納ケース1を打ち抜きにより一枚の紙板で展開状態に形成した後、折り曲げなどを行うだけで収納ケース1が完成するため、前記収納ケース1の製造を容易に行うことができる。
【0046】
なお、前記打ち抜き時においては、前記収納パネル3及びカバーパネル5間の折り目9、及び前記収納パネル3と固着片15a,15bとの間及び前記収納パネル3と重ね合わせパネル7との間を、プレス機などで溝などを形成しておくことにより折り曲げやすくすることもできる。
【0047】
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、構成の要素に付随する各種の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、円板体の収納構造を紙板からなる紙製収納ケース1に適用した場合について説明したが、紙板に代えて、例えば、可撓性の合成樹脂製板などを用いた樹脂製収納ケースなどに適用することもできる。
【0048】
また、収納部13の切り込みは、先端が差し込み口12と該差し込み口12に対向する重ね合わせパネル7の連結辺7aとの間の途中に位置すると共に、重ね合わせパネル7の連結辺7bに対しCD11の直径より小さな間隔で位置していればよく、その平面視形状が、例えば、矩形状や線状のものであってもよい。さらに、縁部17aを傾斜縁部17bに平行に傾斜させることもできる。
【0049】
また、収納部は、収納パネルを重ね合わせパネルに対して大きく形成し、1つの収納パネルに複数の重ね合わせパネルを取り付けて、複数設けられた構成としてもよい。
【0050】
また、上記実施形態では、収納部13を収納パネル3のみに設けた構成であるが、収納パネル3及びカバーパネル5の双方に収納部を設けた構成としてもよい。
【0051】
また、収納ケース1では、単体の収納パネル3及びカバーパネル5を有した構成であるが、複数の収納パネル及びカバーパネルを一体に形成した構成であってもよい。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係り、円板体の収納構造を適用した紙製収納ケースを示す正面図である。
【図2】図2は図1に示す紙製収納ケースの背面図である。
【図3】図3は図1に示す紙製収納ケースの平面図である。
【図4】図4は図1に示す紙製収納ケースの右側面図である。
【図5】図5は図1に示す紙製収納ケースの左側面図である。
【図6】図6は図1に示す紙製収納ケースのA−A線矢視断面図である。
【図7】図7は図1に示す紙製収納ケースの展開図である。
【図8】図8は従来の紙製収納ケースを示す正面図である。
【図9】図9は、別の従来の紙製収納ケースを示す正面図である。
【符号の説明】
1 紙製収納ケース
3 収納パネル(相手方パネル)
7 重ね合わせパネル(可撓性のパネル)
7a,7b 連結辺
7d 他の一辺
9 折り目(ヒンジ部)
12 差し込み口
11 CD(円板体)
13 収納部
17 切り込み
18 先端部(先端)

Claims (3)

  1. 矩形に形成された可撓性パネルの少なくとも直交する二辺は縁部が相手方パネルに連結された連結辺であり、他の一辺は前記相手方パネルに非連結で前記可撓性パネル及び相手パネル間に形成される収納部の差し込み口を形成し、前記差し込み口から円板体を前記両パネル間の収納部に差し込み収納し該円板体が前記直交する各連結辺側で外周が位置決められる円板体の収納構造であって、
    前記可撓性パネルに、前記他の一辺から該一辺に対向する連結辺に向かう縁部及び傾斜縁部からなる徐々に幅が狭くなる切り込みを設けて前記収納部を前記可撓性パネルで開口させ、
    前記切り込みの先端は、前記他の一辺と該他の一辺に対向する連結辺との間の途中に位置すると共に、前記他の一辺に対向する連結辺に対し前記円板体の半径より小さな間隔で位置し、
    前記切り込みの縁部は、前記円板体の相手方パネルに対向する裏面を通るように位置すると共に、前記傾斜縁部は、前記円板体の表面を通るように位置して前記切り込みの先端部が前記円板体の外周に近接し、前記直交する各連結辺と前記切り込みの先端部との三方で前記収納部内の円板体の動きを規制することを特徴とする円板体の収納構造。
  2. 請求項1記載の円板体の収納構造であって、
    前記相手方パネルは、前記差し込み口に沿った折り曲げのヒンジ部を介して結合されたカバー部を有し、
    前記カバー部を前記ヒンジ部の折り曲げによって前記可撓性パネルに重ね合わせてカバーすることを特徴とする円板体の収納構造。
  3. 請求項2記載の円板体の収納構造であって、
    前記切り込みを有する可撓性パネルとカバー部を有する相手方パネルとを一枚の可撓性パネル材で展開状態に形成して、前記相手方パネルを挟んでその相手方パネルの一辺に前記可撓性のパネルの一方の辺を一体に結合すると共に、他方の辺に前記カバー部を前記ヒンジ部を介して一体に結合し、
    前記相手方パネルと可撓性のパネルとの間で折り曲げ前記可撓性のパネルの前記切り込みを有する辺以外の辺の縁部を後付けで前記相手方パネルに接合させ、前記カバー部を前記ヒンジ部で折り曲げ可能としたことを特徴とする円板体の収納構造。
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