JP3683820B2 - 記録媒体ホルダーの使用方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体を取り付けるための記録媒体ホルダーと、この記録媒体ホルダーを郵送用に適応させた記録媒体郵送体とに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、さまざまな情報が書き込まれた記録媒体、例えば磁気カード、ROMカード、プリペイドカード、CD、MD、FD等が、簡単な贈答用や販売促進用に、安価または無償で配布されることが多くなっている。そのため、このような配布の場合では、大量に重ねられたり、簡易に陳列されたり、郵送されたりすることが多い。それ故、記録媒体を樹脂ケース等に収納していてはコストも高く嵩張るため、より簡易な構造で、安価にかつ軽量、薄型に収納することが要望されていた。
【0003】
従来、記録媒体ホルダーとしては、例えば、特開平10−101170号公報に記載のものが知られている。
【0004】
この従来の記録媒体ホルダーは、2つ折りの本体と、この一方面の端部から突設して連接されたシート状の支持片を備えている。そして、支持片を記録媒体が収納された収納袋に差し込み、2つ折りの本体の間に折り返して挟持させる構造が開示されている。この構造は、冊子への綴じ込みを指向するものであるため、厚紙で作成することを前提としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の記録媒体ホルダーでは、突設した支持片が折り返されて収納袋に差し込まれているため、支持片が連接の境目を中心に自在に開閉する。この構造をより軽量、薄型に形成するため、厚紙に比較して薄い紙で形成しようとすると、支持片に対する記録媒体の重みの比率が高くなる。そのため、2つ折りの本体を僅かに開いたり傾けたりすると、記録媒体の重みで支持片が回動し連接の境目を中心に外側に開くため、収納袋や記録媒体の位置ずれや脱落を生じ易いという問題点がある。
【0006】
また、前述した支持片の開閉に伴って、連接の境目の線に負荷が係るため、支持片の根元で破断、捻れ等が生じ易く取付強度も低いという問題点がある。
【0007】
また、販売促進用や贈答用の場合、記録媒体もしくは収納袋にも特徴的な印刷が施されることが多い。しかし、前述の従来の構造では、本体にあらかじめ窓を開口しておかないと、前記印刷を視認することができないため、窓の開口のために加工コストが付加される。また、支持片が本体に突設されている分、紙材の取り分を多く必要とし、材料コストも高くなる。そのため、製造コストを低減させるためにもさらなる改良の余地があった。
【0008】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、記録媒体の取付強度が高く製造コストの安価な記録媒体ホルダーと、この記録媒体ホルダーを郵送用に適応させた記録媒体郵送体とを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明に係る記録媒体ホルダーの使用方法は、次のような手段を採用する。
【0010】
すなわち、請求項1では、シート状の被取付面を有する本体と、被取付面に片持梁形状に切り込み形成される支持片と、支持片の引き起こしにより被取付面に形成される窓部とが備えられ、支持片が記録媒体と略々同一形状であるホルダーに対して、開口部を有し内部に記録媒体が収納された扁平系の収納袋に前記支持片を挟入することにより、記録媒体を支持片に取り付け、記録媒体をその略々全体が窓部から表出するように窓部のきわに収納袋を介して填め込んで係止する。
【0011】
この手段では、収納袋が取り付けられた支持片は、窓部より外形が大きくなるため、支持片が窓部から外側に飛び出すことがない。また、記録媒体は収納袋を介して略々全体が窓部から表出しつつ窓部のきわに填め込まれて係止されるため、位置ずれが防止され、確実に保持される。
【0012】
また、支持片が片持梁形状のまま折り曲げられることなく記録媒体と収納袋との間に挟入されるため、取り付け時に支持片の根元へ負荷がかからない。さらに、挟入された支持片の記録媒体と収納袋に対する保持力が向上されるとともに、最大幅寸法が確保されれば、それ以外の支持片の形状は任意に選択される。加えて、記録媒体は収納袋に着脱自在ではあるが、嵌挿される程度の少ない隙間しかないため、この収納袋と記録媒体との間に支持片が挟入されると、支持片と記録媒体と収納袋の密着性が高められる。
【0013】
また、窓部は支持片の切り込み形成と同時に加工されるため、窓部のみを別個に加工工作する必要がない。
【0014】
さらに、支持片に取り付けられた記録媒体あるいは収納袋の略々全体が、窓部から視認される。
【0015】
また、請求項2では、請求項1に記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、本体には、被取付面に対向する対向面が備えられ、収納袋と記録媒体が取り付けられた支持片は、被取付面と対向面との間に挟み込まれることを特徴とする。
【0016】
この手段では、支持片に取り付けられた記録媒体および収納袋の位置ずれ防止に確実性が備えられる。
【0017】
また、請求項3では、請求項2記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、収納袋の少なくとも一面は透明または半透明であり、窓部から記録媒体が視認できるよう支持片が収納袋と記録媒体との間に挟入されることを特徴とする。
【0018】
この手段では、本体に記録媒体が取り付けられていることが、収納袋を介して窓部から視認される。
【0019】
また、請求項4では、請求項3記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、記録媒体は印刷面を有し、この印刷面が窓部から視認されることを特徴とする。
【0020】
この手段では、記録媒体の印刷面が視認されるため、記録媒体の印刷の表示効果が向上される。
【0021】
また、請求項5では、請求項2から4のいずれかに記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、被取付面と対向面は、本体を折り畳んで形成されることを特徴とする。
【0022】
この手段では、安価にかつ簡便に被取付面と対向面が形成される。
【0023】
また、請求項6では、請求項1から5のいずれかに記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、支持片には、カード形の記録媒体が取り付けられることを特徴とする。
【0024】
この手段では、カード形の多様な記録媒体の取付が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記録媒体ホルダーおよび記録媒体郵送体の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(1)を図面に基づいて説明する。図1は取付前状態の斜視図、図2は図1の取付後状態の斜視図。図3は図2の最終的使用状態の斜視図、図4は図3のX−X線拡大断面図、図5〜図8は実施の形態(1)の変形例である。
【0027】
実施の形態(1)の記録媒体ホルダー100は、開口部23を有する扁平形の収納袋2に着脱自在に嵌挿された記録媒体1を取り付けるためのホルダーであって、シート状の被取付面31を有する本体3と、被取付面31に片持梁形状に切り込み形成され収納袋2と記録媒体1との間に挟入される支持片4と、支持片4の引き起こしにより被取付面31に形成される窓部6とが備えられる。
【0028】
この実施の形態(1)では、宣伝用の販売促進パンフレットとして構成されるものを示している。
【0029】
記録媒体1は、長方形のカード形を呈し、プリペイドカードのようなものからなる。表面11には、記録内容の表記や宣伝用のイラスト等の図柄12が印刷されている。裏面13には、磁気記録等の記録層が設けられている。
【0030】
収納袋2は、その内側に記録媒体1が着脱自在に嵌挿される形状を有している。すなわち、収納袋2は記録媒体1より僅かに大きい程度の大きさを有している。具体的には、記録媒体1と略々相似形の長方形で、扁平形の袋状を呈している。この収納袋2は透明または半透明の2枚のシート21、22を重ねて周縁部24を固着(接着または溶着)することにより、記録媒体1の全体を収納可能な扁平形に形成されている。シート21、22の短手辺の1つは、固着されずに記録媒体1が出し入れされる開口部23となっている。開口部23におけるシート21、22の端部211、212は、図4、図5に示すように、外側への突出長を異ならせている。シート21、22の素材は、合成樹脂等が適している。なお、本体3の紙材の厚みは、比較的薄く、180g/m2〜280g/m2程度のものが好適で、白板紙等が適用される。また、記録媒体1を視認させる必要のない場合には、シート21、22の一方または両方が透明または半透明でなくてもよく、その場合には不織布等を素材としてもよい。
【0031】
本体3は、シート状の被取付面31と同じくシート状の対向面32を有し、これらは1枚のシートを2つ折りして形成されている。本体3は紙材からなり、被取付面31の外側面311、内側面312、及び対向面32の外側面321、内側面322はいずれも印刷や書き込みが可能である。ここでは外側面311に、図3に示すように宣伝用の図柄33が印刷され、内側面322に、図1、図2に示すように、解説文34が印刷されている。なお、本体3の素材は、印刷可能であれば紙材に限定されない。また、被取付面31と対向面32は、本体を3つ折り以上に畳んで形成してもよい。なお、折り畳みの境界線には、スジ押し等が施されていることが望ましい。
【0032】
支持片4は、本体3に片持梁形状に切り込み形成されている。本体3の支持片4を形成する切込線5は、U字形の線部51と、線部51の端末に設けられた小孔形の抜孔部52とを有している。線部51は、記録媒体1と略々同一形状の長方形の1つの短辺と2つの長辺とからなる形状に形成されている。そして、この支持片4の根元部41を支点に片持梁形状を引き起こすことにより被取付面31に窓部6が形成される。なお、実施の形態(1)では、支持片4と窓部6が同一の切込線5により形成される例を示している。これにより支持片4の最大幅寸法W1は、記録媒体1の幅寸法W2に略々一致し、支持片4を挟入した際に、収納袋2内でがたつくことが防止される。なお、取付面31に対する支持片4の形成位置は、図1に限定されない。
【0033】
この実施の形態によると、図1〜図3に示す手順で記録媒体1が本体3に取り付けられる。まず、収納袋2に開口部23から記録媒体1の一部または全部を嵌挿し収納する(図1参照)。次ぎに、本体3から支持片4を引き起こし、収納袋2に開口部23から記録媒体1の裏面13と収納袋2の記録媒体1の裏面13側のシート22との間に支持片4を挟入し、支持片4への記録媒体1及び収納袋2の取り付けを完了する(図2参照)。そして、本体3の被取付面31と対向面32を折畳んで、記録媒体1と収納袋2を取り付けた支持片4を挟込む(図3参照)。
【0034】
なお、記録媒体1の収納袋2への収納では、開口部23のシート21、22の突出長の相違により収納袋2を開口させ易いため、記録媒体1を収納袋2に容易に滑り込ませることが可能となる。この点については、記録媒体1の収納袋2からの取出しについても同様である。また、支持片4の本体3から引き起こしでは、切込線5の抜孔部52が引き起こしの捻れ応力を吸収するため、切込線5の線部51の端末(根元部41の両脇)から本体3、支持片4が折曲がったり破断したりすることがない。
【0035】
図3に示すように、記録媒体1が本体3に取り付けられると、収納袋2を介して記録媒体1の略々全体が窓部6から表出し、外部から図柄12が視認できる。従って、本体3を展開しなくても、記録媒体3が取り付けられていることが識別できるだけでなく、図柄12が見られることで、記録媒体1の読取りを実行しなくても記録内容の概略等を知ることができる。さらに、被取付面31の外側面311に施された図柄33と記録媒体1の図柄12が一体的に表現されていると、表示効果や宣伝効果が向上される。
【0036】
また、前述の従来例のように記録媒体1や収納袋2を視認するための窓部6をわざわざ本体3に開口しなくても、支持片4の形成と同時に窓部6も形成できるため、窓部6の開口のための加工コストが不要である。また、支持片4は本体3の領域に形成されるため、支持片4の形成のための材料コストが不要である。これらにより製造コストが安価になる。
【0037】
また、収納袋2が取り付けられた支持片4は、窓部6より外形が大きくなるため、被取付面31と対向面32との間に挟まれた図3の状態では、支持片4が窓部6から外側に飛び出すことが不可能となり、挟み込まれた状態が安定して維持される。また、記録媒体1は、収納袋2を介して窓部6に填め込まれるように係止するため、さらに位置ずれが防止され、確実に保持される
【0038】
さらに、記録媒体1は、支持片4の片持梁形状の方向にそのまま取り付けられているため、被取付面31と対向面32の折り畳みを開いたり傾けたりしても、記録媒体1の重みで支持片4が回動して反対側に折れて開くこともなく、記録媒体1や収納袋2の位置ずれや脱落を抑制できる。
【0039】
なお、この実施の形態(1)では、図5に示すように、記録媒体1の表面11、裏面13を逆にして収納袋に収納し、支持片4を窓部6側に位置させる使用態様を採ることもできる。
【0040】
この使用態様によると、窓部6からは収納袋2のみが視認され、記録媒体1を視認することができない。これにより、本体3の展開前に記録媒体1の記録内容の概略等を秘匿することができるとともに、記録媒体1の両面が紙材で覆われるため保護性が向上される。また、支持片4の外側面311側に適切な表示を記載し、収納袋2の透明または半透明のシート21から透視させることもできる。
【0041】
また、支持片4及び窓部6の形状は、図1に示される形状に限定されるのものではなく、例えば図6に示されるように、窓部6のみ記録媒体1と略々同一形状とし、支持片4を窓部6の領域内で任意の形状としてもよい。このとき、支持片4の最大幅寸法W1のみは、記録媒体1の幅寸法W2と略々同一にしておくことが脱落防止のために望ましい。またこの他に図7に示されるように、ディスク形の記録媒体1を取り付けるために支持片4を片持梁の略々円形状に形成してもよい。あるいは、図8に示されるように、支持片4及び窓部6を記録媒体1より小さく形成し、記録媒体1の一部のみを窓部6から表出させるように構成してもよい。
【0042】
次に、本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(2)を図面を用いて説明する。図9は実施の形態(2)を示す要部の平面図である。
【0043】
実施の形態(2)の記録媒体ホルダー100では、本体3の被取付面31と対向面32にそれぞれ互違いに支持片4を設け、双方に被取付面と対向面の両機能を備えさせている。
【0044】
この実施の形態によると、記録媒体1と収納袋2が取り付けられた支持片4に対する本体3による挟み込みを維持しながら、複数枚の記録媒体1を本体3に取り付けることができる。その他の作用、効果は実施の形態(1)と同様である。
【0045】
次に、本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(3)を図面を用いて説明する。図10は実施の形態(3)を示す要部の斜視図である。
【0046】
実施の形態(3)の記録媒体ホルダー100では、支持片4を本体3の長さ方向と一致させて形成している。
【0047】
この実施の形態によると、記録媒体1を支持片4に取り付けた状態で、被取付面31と対向面32を山形に折り畳んで立てて陳列する場合に好適となる。その他の作用、効果は実施の形態(1)と同様である。
【0048】
次に、本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(4)を図面を用いて説明する。図11は実施の形態(4)を示す斜視図である。
【0049】
実施の形態(4)の記録媒体ホルダー100では、本体3が冊子形からなり、冊子の表紙を利用して支持片4が切り込み形成されている。この場合には、対向面32は被取付面31と初めは別体で形成され、綴じ込み等により被取付面31と対向するように設けられている。
【0050】
この実施の形態によると、記録媒体1が取り付けられる本体3に記載される情報の量、あるいは本体3の形態の種類を増加させることができる。その他の作用、効果は実施の形態(1)と同様である。
【0051】
上述してきた実施の形態(1)〜(4)の記録媒体ホルダー100の用途としては、前述した宣伝用の販売促進用のパンフレット以外に、慶弔用や挨拶用のグリーティングカード等にも好適である。
【0052】
また、本発明の記録媒体ホルダー100に、取り付けられる記録媒体1としては、磁気カード、ROMカード、プリペイドカード(テレフォンカード、イオカード他)等のカード形の記録媒体1が比較的薄く軽量であるため好適であるが、この形に限定されない。他には、MDやFD等に矩形のものに適用したり、あるいはCDやDVD等のディスク形のものに適用しても良い。
【0053】
また以上図示した実施の形態の外に、冊子の内部への綴込み等に適応させることも可能である。
【0054】
さらに、本体3の対向面32を省略し、取付面31のみの1枚の台紙として形成してもよい。
【0055】
次に本発明の記録媒体郵送体の実施の形態(1)を図面に基づいて説明する。図12は実施の形態(1)の平面図、図13は図12の要部の拡大断面図である。
【0056】
実施の形態(1)の記録媒体郵送体200では、前述の本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態を郵送等の送付に適応させたものである。すなわち、本体3の折り畳まれた最終的な外形がハガキサイズに形成されているとともに、本体3に郵便番号、宛先人住所、宛先人名等の宛先情報7の記載領域35が設けられている。この実施の形態では、記載領域35は支持片4が切り込み形成されている領域を避けて設けられている。
【0057】
また、窓部6に臨む記録媒体1の図柄12あるいは支持片4に郵便番号、差出人住所、差出人名等の差出情報8が記載されている。もちろん差出情報8は、これ以外の部位に記載してもよい。
【0058】
また、本体3の外側の全体が包装材9で包まれている。この包装材9は透明もしくは半透明のフィルム(例えば合成樹脂製)からなっている。これにより、郵送時の記録媒体1の脱落が完全に防止される。そのため、この実施の形態(1)では、本体3の対向面32を省略し、郵送時に包装材9の一面を対向面32として機能させてもよい。
【0059】
この実施の形態によると、宛先情報7を記載することで、そのまま郵送することができる。
【0060】
なお、本体3の全体のサイズは、ハガキサイズに限定されず定形外のサイズであってもよい。
【0061】
また、宛先情報7を支持片4に差出情報8を記載領域35に記載してもよい。
【0062】
さらに、対向面32に返信用のハガキをあらかじめ印刷しておき、被取付面31と対向面32との間を切り離して、記録媒体1の配布の後のアンケートや申し込み等の返信を受けられるように構成してもよい。
【0063】
次に、本発明に係る記録媒体郵送体の実施の形態(2)を図面に基づいて説明する。図14は実施の形態(2)を示す平面図、図15は図14の要部の拡大断面図である。
【0064】
実施の形態(2)の記録媒体郵送体200では、前述の実施の形態(1)の包装材9を省略して、本体3を折り畳んだ状態の被取付面31と対向面32との間の3辺に固着部10(接着等による)を設け固着している。
【0065】
この実施の形態によると、本体3を1枚の台紙とすることができるため、我国の現行の郵便事業制度の下で私製ハガキの扱いを受けることができる。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る記録媒体ホルダーの使用方法では、収納袋が取り付けられた支持片は、窓部から外側に飛び出すことがない。また、記録媒体は収納袋を介して略々全体が窓部から表出しつつ窓部のきわに填め込まれるように係止するため、位置ずれが防止され、確実に保持される。
【0067】
また、本体に切り込み形成された支持片に、記録媒体と収納袋を取り付けるため、取付強度が高くなる効果がある。
【0068】
また、支持片が本体の内部に切込み形成されて、窓部も同時に加工工作されるため、製造コストが安価になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(1)を示す取付前状態の斜視図である。
【図2】 図1の取付後状態の斜視図である。
【図3】 図2の最終的使用状態の斜視図である。
【図4】 図3のX−X線拡大断面図である。
【図5】 実施の形態(1)の変形例の断面図である。
【図6】 実施の形態(1)の変形例の平面図である。
【図7】 実施の形態(1)の変形例の平面図である。
【図8】 実施の形態(1)の変形例の平面図である。
【図9】 本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(2)を示す要部の平面図である。
【図10】 本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(3)を示す要部の斜視図である。
【図11】 本発明に係る記録媒体ホルダーの実施の形態(4)を示す斜視図である。
【図12】 本発明に係る記録媒体郵送体の実施の形態(1)を示す平面図である。
【図13】 図9の要部の拡大断面図である。
【図14】 本発明に係る記録媒体郵送体の実施の形態(2)を示す平面図である。
【図15】 図11の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
11 表面
12 図柄
13 裏面
2 収納袋
21、22 シート
211、212 端部
23 開口部
24 周縁部
3 本体
31 被取付面
311 外側面
312 内側面
32 対向面
321 外側面
322 内側面
33 図柄
34 解説文
35 記載領域
4 支持片
41 根元部
5 切込線
51 線部
52 抜穴部
6 窓部
7 宛先情報
8 差出情報
9 包装材
10 固着部
100 記録媒体ホルダー
200 記録媒体郵送構造
Claims (6)
- シート状の被取付面を有する本体と、被取付面に片持梁形状に切り込み形成される支持片と、支持片の引き起こしにより被取付面に形成される窓部とが備えられ、支持片が記録媒体と略々同一形状であるホルダーに対して、
開口部を有し内部に記録媒体が収納された扁平系の収納袋に前記支持片を挟入することにより、記録媒体を支持片に取り付け、記録媒体をその略々全体が窓部から表出するように窓部のきわに収納袋を介して填め込んで係止する記録媒体ホルダーの使用方法。 - 請求項1に記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、本体には、被取付面に対向する対向面が備えられ、収納袋と記録媒体が取り付けられた支持片は、被取付面と対向面との間に挟み込まれることを特徴とする記録媒体ホルダーの使用方法。
- 請求項2記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、収納袋の少なくとも一面は透明または半透明であり、窓部から記録媒体が視認できるよう支持片が収納袋と記録媒体との間に挟入されることを特徴とする記録媒体ホルダーの使用方法。
- 請求項3記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、記録媒体は印刷面を有し、この印刷面が窓部から視認されることを特徴とする記録媒体ホルダーの使用方法。
- 請求項3または4に記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、被取付面と対向面は、本体を折り畳んで形成されることを特徴とする記録媒体ホルダーの使用方法。
- 請求項1から5のいずれかに記載の記録媒体ホルダーの使用方法において、支持片には、カード形の記録媒体が取り付けられることを特徴とする記録媒体ホルダーの使用方法。
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