JPH0977085A - 包装構造および包装構造を備えた書籍 - Google Patents

包装構造および包装構造を備えた書籍

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JPH0977085A
JPH0977085A JP25177795A JP25177795A JPH0977085A JP H0977085 A JPH0977085 A JP H0977085A JP 25177795 A JP25177795 A JP 25177795A JP 25177795 A JP25177795 A JP 25177795A JP H0977085 A JPH0977085 A JP H0977085A
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packaging structure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑誌等に添付されるCD−ROM等の被包装
物を衝撃や埃あるいは擦り傷等から保護できるととも
に、被包装物の保管性,携帯性を向上できる包装構造お
よび包装構造を備えた書籍を提供する。 【解決手段】 第1面材21,第2面材22が積層され
た台材20と、第1面材21,第2面材22からそれぞ
れ切り取り可能に設けられ、かつ、互いに積層すること
により略封筒状の包袋部40を形成する第1切取部3
1,第2切取部32を有し、被包装物であるCD−RO
M11を収納可能に包袋部40を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装構造および包装
構造を備えた書籍に係り、さらに詳しく言えば、例えば
雑誌等に付録として添付されるCD−ROMやフロッピ
ーディスク等を包装するための包装構造および包装構造
を備えた書籍に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばコンピュータ関連の雑誌に
は、各種ソフトウェアあるいは記事内容を記録した光学
式情報記録媒体(以下CD−ROMと略す)やフロッピ
ーディスク(以下FDと略す)等を添付することが多
く、CD−ROMやFD等を包装するために様々な包装
構造が用いられている。例えば、図7に示す包装構造7
0は、CD−ROM71を雑誌72に添付するために、
雑誌72と同一の平面形状を有する厚紙73〜75を積
層することにより構成されている。
【0003】厚紙73〜75には、それぞれ貫通孔73
A〜75Aおよびミシン目73B〜75Bが形成されて
いる。これらの貫通孔73A〜75Aおよびミシン目7
3B〜75Bは、各厚紙73〜75が周縁を一致させて
積層されたときに互いに対応する位置に形成されてい
る。貫通孔73AはCD−ROM71の直径よりも小さ
な内径を有し、貫通孔74AはCD−ROM71が挿入
可能な内径を有している。一方、貫通孔75AはCD−
ROM71が挿通可能な内径を有するとともに、ストッ
パ76が厚紙75と一体的に設けられている。
【0004】この包装構造70においては、CD−RO
M71を貫通孔74A内に挿入し、次いで、厚紙73〜
75をそれぞれの周縁が一致するように積層させるとと
もに、接着剤等により相互貼着させ、これらによりCD
−ROM71を包装する。雑誌72は、多数積層された
折丁77の末頁と、当該雑誌72の表紙,背表紙および
裏表紙を構成する表紙材78との間において、ミシン目
73B〜75Bが背表紙側に向くように厚紙73〜75
を配置して接着製本される。そして、雑誌72は、背表
紙以外の3辺に裁断工程が施された後、書店等に配送さ
れる。
【0005】雑誌72の購入者は、ストッパ76を厚紙
75から切り取るとともに(図中鎖線の状態)、貫通孔
73Aに指等を挿入することによりCD−ROM71を
貫通孔74Aから押し出し、これにより貫通孔74Aか
ら取り出したCD−ROM71を使用する(図中鎖線の
状態)。この包装構造70においては、ミシン目73B
〜75Bを境界として雑誌72から厚紙73〜75を切
り離すとともに、CD−ROM71を再び貫通孔74A
に挿入すれば、厚紙73〜75がCD−ROM71を保
管あるいは運搬する際の保護ケースとして機能し、雑誌
72の購入者が別途保護ケースを用意する必要がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した包
装構造70では、CD−ROM71の保護ケースとして
機能する厚紙73〜75が雑誌72と略同一の平面形状
を有することになる。このため、CD−ROM71を保
管あるいは運搬するにあたっては、CD−ROM71よ
りも必要以上に大きな保管スペースあるいは運搬スペー
スが必要である。また、一般に、CD−ROM71を保
管あるいは運搬するにあたっては、CD−ROM71の
面方向を垂直にする、いわゆる立てた状態で保管あるい
は運搬することが多い。しかしながら、この包装構造7
0では、CD−ROM71を立てた状態で保管あるいは
運搬すると、ストッパ76が厚紙75から切り取られて
いるため、貫通孔74AからCD−ROM71が脱落し
易い。さらに、包装構造70では、雑誌72の製本時か
らCD−ROM71の表裏が部分的に外部露出している
ため、埃や擦り傷等から保護されない。したがって、前
述した包装構造70では、CD−ROM71の保管性,
携帯性が低いという問題があった。
【0007】これらの問題に対して、所定強度を有す
る、例えば樹脂製の保護ケースにCD−ROM71を収
納し、この保護ケースを貫通孔74Aに挿入することが
考えられる。しかしながら、これによれば、保護ケース
と、保護ケースに対応した厚みを有する厚紙74とが別
途必要であるとともに、包装構造70の厚みが増加する
という問題がある。一方、厚紙73〜75の平面形状を
CD−ROM71を保護するために必要な最小形状に形
成しておくことが考えられる。しかしながら、これによ
れば、雑誌72の有効厚みが不均一になるため、書店等
において雑誌72を所定冊数平積みすると安定性が得ら
れず、陳列効率を低くするという問題がある。
【0008】これらのような問題は、雑誌にCD−RO
Mを添付する場合にのみ生ずるものではなく、CD−R
OMの平面積よりも大きな側面積を有する箱状体にCD
−ROMを添付する場合や、CD−ROMを運搬,郵
送,販売,頒布,貸借するために、CD−ROMの平面
積よりも大きな台紙にCD−ROMを添付する場合にも
生ずる。また、これらのような問題は、CD−ROM以
外にも、例えばFD,RAMカード,シングルを含む音
楽用,ゲーム機用,写真用CD,LD,LCD,MD,
MO(光磁気式記録媒体),PD(大容量磁気記録媒
体),LP,EP,SP等のレコード,ソノシート,カ
セットテープ,キャッシュカードを含む磁気記録形式の
会員証や各種プリペイドカード,フィルム,写真等、埃
や衝撃あるいは擦り傷等から保護すべき被包装物全般に
生じている。本発明は、これらのような従来の問題を解
決するためになされたもので、その目的は、例えば雑誌
等に添付されるCD−ROM等の被包装物を衝撃や埃あ
るいは擦り傷等から保護できるとともに、被包装物の保
管性および携帯性を向上できる包装構造および包装構造
を備えた書籍を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載した発明は、光学式情報記
録媒体等の被包装物を包装するための包装構造であっ
て、第1面材および第2面材が積層された台材と、前記
第1面材および前記第2面材からそれぞれ切り取り可能
に設けられ、かつ、互いに積層することにより略封筒状
の包袋部を形成する第1切取部および第2切取部とを有
し、前記包袋部が前記被包装物を収納可能とされている
ことを特徴としている。
【0010】この場合、第1面材および第2面材として
は、例えば雑誌と同一の平面形状を有する厚紙,段ボー
ル,任意材質の板材,金属箔,樹脂性フィルム等が採用
できる。これらの第1面材および第2面材は、平面形状
および材質が互いに異なっていてもよく、少なくとも互
いの一部同士が積層すればよい。また、第1切取部およ
び第2切取部としては、例えば矩形状,円形状等に設定
しておけばよく、第1面材および第2面材が積層したと
きに、少なくともそれぞれの一部同士が積層すればよ
い。これらの第1切取部および第2切取部は、平面形状
が互いに異なっていてもよく、第1面材および第2面材
からそれぞれ切り取り可能とするために、切取端縁にミ
シン目を形成しておいたり、あるいは切り取り指示線を
標記しておけばよい。
【0011】さらに、包袋部としては、第1切取部およ
び第2切取部を例えば接着,熱溶着,超音波溶着,圧着
等により、互いに線接続あるいは点接続する構造等が採
用できる。これらの第1切取部と第2切取部は、接続箇
所を結んだ線が、被包装物を囲むような平面略コ字状や
平面略半円状となればよい。そして、例えばCD−RO
M等の被包装物を包袋部に収納するためには、包袋部の
平面形状を被包装物の平面形状よりも大きく設定してお
くとともに、包袋部の開口部を被包装物が通過できるよ
うに設定しておけばよい。
【0012】このような本発明の請求項1に記載した発
明においては、例えばCD−ROM等の被包装物が包袋
部を介して第1面材および第2面材に支持されるため、
従来と同様に、雑誌等に付録として添付できることにな
る。そして、被包装物を保管あるいは運搬するにあたっ
ては、第1切取部および第2切取部を第1面材および第
2面材から切り取れば、包袋部が第1面材および第2面
材から分離して、被包装物を保管あるいは運搬するにあ
たっての保護ケースとして機能する。なお、第1面材お
よび第2面材が雑誌と同一の平面形状を有していれば、
雑誌の有効厚みが不均一とならず、平積みされた雑誌が
安定性を失うことはない。
【0013】したがって、本発明の請求項1に記載した
発明においては、保護ケースとして機能する包袋部が第
1面材および第2面材から分離するため、あらかじめ第
1切取部および第2切取部の形状,寸法を被包装物に対
応する最小に設定しておけば、保管スペースあるいは運
搬スペースを小さくでき、従来に比較して、被包装物の
保管性,携帯性を向上できることになる。また、包袋部
が略封筒状であるため、被包装物を保管あるいは運搬す
るにあたっては、包袋部の開口部を上に向けておけば包
袋部から被包装物が脱落する虞れがないことになる。さ
らに、包袋部が略封筒状であるため、被包装物の表裏が
外部露出せず、被包装物が埃や擦り傷等の影響を受ける
虞れが少ないことになる。
【0014】また、本発明の請求項2に記載した発明
は、前記第1切取部および前記第2切取部が同一形状と
され、かつ、互いに対応する位置に設けられていること
を特徴としている。この場合、第1切取部および第2切
取部としては、被包装物の平面を覆うことができるよう
な、例えば平面正方形状あるいは平面円形状等に設定し
ておけばよく、第1面材および第2面材が積層したとき
に、それぞれの周縁が一致するように配置しておけばよ
い。そして、第1切取部および第2切取部の平面形状が
例えば正方形状である場合、第1切取部および第2切取
部における連続する3辺を平面略コ字状に接続すること
により、包袋部を形成すればよい。
【0015】このような本発明の請求項2に記載した発
明においては、第1切取部および第2切取部を例えば平
面略正方形状とし、かつ、その辺長をCD−ROM等の
被包装物の直径よりも若干大きく設定しておけば、保護
ケースとなる包袋部の平面形状が必要最小となるため、
被包装物の保管性,携帯性を一層向上できることにな
る。
【0016】さらに、本発明の請求項3に記載した発明
は、前記包袋部に第1包袋面材および第2包袋面材が積
層収容されていることを特徴としている。この場合、第
1収納面材および第2収納面材としては、埃等を遮断可
能な任意形状の紙,不織布,樹脂フィルム,金属フィル
ム等が採用でき、平面形状および材質が互いに異なって
いてもよい。そして、これらの第1収納面材および第2
収納面材は、第1切取部と第2切取部との間において互
いに少なくとも一部同士が重なり合い、かつ、重なり合
った平面形状が被包装物を覆えるように配置されていれ
ばよい。
【0017】このような本発明の請求項3に記載した発
明においては、第1切取部と第2切取部との間に第1包
袋面材および第2包袋面材が重なり合った状態で介装さ
れるため、第1切取部と第2切取部とを例えば接着剤に
より接続しても、第1収納面材および第2収納面材が接
着剤を浸透させない例えば不織布,樹脂フィルム等であ
れば、第1収納面材および第2収納面材が重なり合った
部分が略封筒状となり、接着剤に影響されることなく第
1切取部と第2切取部との間に包袋部が確実に設けられ
ることになる。
【0018】そして、本発明の請求項4に記載した発明
は、前記台材に前記第1包袋面材および前記第2包袋面
材を位置決めするための位置決め手段が設けられている
ことを特徴とし、例えば第1面材,第2面材,第1切取
部,第2切取部の所定位置に折線を形成しておいたり、
あるいは位置決め線を標記しておけばよい。このような
本発明の請求項4に記載した発明おいては、位置決め手
段により第1包袋面材および第2包袋面材の相対的な位
置ずれが生じ難くできるため、第1包袋面材および第2
包袋面材を確実に重ね合わせることができるようにな
る。
【0019】また、本発明の請求項5に記載した発明
は、前記第1包袋面材および前記第2包袋面材がそれぞ
れの周縁を一致させた略封筒状に接続されていることを
特徴としている。この場合、第1包袋面材および第2包
袋面材としては、例えば接着,熱溶着,超音波溶着,圧
着等により接続しておけばよく、第1面材と第2面材と
が重なり合った部分の内側に配置しておけばよい。この
ような本発明の請求項5に記載した発明おいては、第1
包袋面材および第2包袋面材が略封筒状に接続されてい
るため、第1包袋面材および第2包袋面材をそれぞれ第
1面材および第2面材に対して個別に配置する必要がな
く、包袋部を形成するための手順を簡略化できることに
なる。
【0020】一方、本発明の請求項6に記載した発明
は、前記第1包袋面材が不織布であることを特徴として
いる。このような本発明の請求項6に記載した発明おい
ては、第1包袋面材が不織布であるため、被包装物の表
面に擦り傷等を生じ難くできることになる。
【0021】また、本発明の請求項7に記載した発明
は、前記第2包袋面材が透視性を有するとともに、前記
第1切取部に中空部が設けられ、前記中空部側に前記第
2包袋面材が配置されていることを特徴としている。こ
の場合、第2包袋面材としては例えば透明フィルム等が
採用でき、CD−ROM等の被包装物の表面に標記され
た記事内容等が当該第2包袋面材を通して判別できれば
よく、着色や斑点,斜線等の各種模様等を選択的に施し
てもよい。そして、第1切取部に中空部として形成され
た平面任意形状の貫通孔を覆うように配置しておけばよ
い。このような本発明の請求項7に記載した発明おいて
は、包袋部の外側から第1包袋面材と第2包袋面材との
間を透視できるため、包袋部から取り出すことなく被包
装物の有無や内容を確認できることになる。
【0022】さらに、本発明の請求項8に記載した発明
は、前記包袋部の開口部にフラップが設けられているこ
とを特徴としている。この場合、例えば第1切取部を平
面正方形状に設定しておくとともに、第2切取部を第1
切取部の辺縁に平面略三角形を接続したような形状に設
定しておき、第1切取部および第2切取部を重ね合わせ
たときに第1切取部よりも突出する第2切取部の平面略
三角形状の部分をフラップとすればよい。このような本
発明の請求項8に記載した発明おいては、包袋部の開口
部にフラップが設けられているため、開口部を閉じるよ
うにフラップを折り曲げれば、包袋部から被包装物が脱
落する虞れを少なくできることになる。
【0023】そして、本発明の請求項9に記載した発明
は、前記フラップの先端を係止可能な係止手段が設けら
れていることを特徴としている。この場合、係止手段と
しては、フラップが第1切取部に一体的に設けられてい
る場合、フラップの先端が挿入可能な切込部を第2切取
部に形成しておく構造等が採用できる。このような本発
明の請求項9に記載した発明おいては、フラップの先端
が係止可能であるため、フッラプによる開口部の閉鎖状
態が維持できることになる。
【0024】また、本発明の請求項10に記載した発明
は、前記第1面材と前記第2面材との間に前記包袋部か
ら前記被包装物が脱落しないようにするための止部が設
けられていることを特徴としている。この場合、止部と
しては、例えば第1面材および第2面材の相互対向面に
おいて、第1切取部の切取端縁および第2切取部の切取
端縁を挟む包袋部の開口部と反対側を接着剤等により相
互貼着しておく構造等が採用できる。
【0025】このような本発明の請求項10に記載した
発明おいては、止部により包袋部からCD−ROM等の
被包装物が脱落しないようにされているため、第1切取
部および第2切取部を第1面材および第2面材に接続し
た状態では被包装物が第1切取部の切取端縁および第2
切取部の切取端縁に跨がることはない。したがって、第
1面材および第2面材から第1切取部および第2切取部
を切り取るときに、被包装物を傷つける虞れがないこと
になる。そして、第2包袋面材が透視性を有するととも
に、第1切取部に中空部が設けられ、中空部側に第2包
袋面材が配置されている場合、包袋部が被包装物の形状
に対応した最小に設定されていれば、被包装物が所定位
置に固定されていることになるため、第2包袋面材を透
視して被包装物の有無や内容を容易に確認できることに
なる。
【0026】また、本発明の請求項11に記載した発明
は、前記第1面材および前記第2面材が折線を介して接
続され、前記台材が前記折線を中心とする線対称形状で
あることを特徴としている。この場合、第1面材および
第2面材を雑誌等に対応した略長方形状に設定しておく
とともに、互いの長辺同士を接続しておけばよい。そし
て、接続線には、ミシン目を形成しておいたり、あるい
は折線を標記しておけばよい。このような本発明の請求
項11に記載した発明おいては、折線を中心として台材
を折り曲げれば、自動的に第1面材および第2面材が周
縁を一致させた状態で積層する。したがって、別途部材
の第1面材および第2面材を積層する場合に比較して手
順を簡略化できることになる。
【0027】そして、本発明の請求項12に記載した発
明は、前記第1切取部の切取端縁と、前記第2切取部の
切取端縁とにミシン目が形成されていることを特徴とし
ている。このような本発明の請求項12に記載した発明
おいては、第1切取部の切取端縁と、第2切取部の切取
端縁とにミシン目が形成されているため、第1面材およ
び第2面材から第1切取部および第2切取部を切り取る
にあたって、はさみ,カッタ−等を用意する必要がな
く、容易に包袋部を第1面材および第2面材から分離さ
せることができることになる。
【0028】さらに、本発明の請求項13に記載した書
籍は、請求項1に記載した前記包袋部に前記被包装物が
収納された前記台材を付録として備えたことを特徴とし
ている。このような本発明の請求項13に記載した発明
おいては、CD−ROM等の被包装物を雑誌等の書籍に
付録として添付できることになり、以上により前記目的
が達成される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に係る一実施例
が示されている。本実施例における包装構造10は、被
包装物であるCD−ROM11を包装し、かつ、縦寸法
Hおよび幅寸法Wを有する雑誌11の巻末に付録として
添付するためのものである。この包装構造10は、第1
面材21および第2面材22が積層された台材20と、
第1面材21および第2面材22からそれぞれ切り取り
可能に設けられ、かつ、互いに積層することにより略封
筒状の包袋部40を形成する第1切取部31および第2
切取部32とを有している。包袋部40は、内部に積層
収容された第1包袋面材41および第2包袋面材42間
にCD−ROM11を収納可能となっている。
【0030】本実施例の包装構造10は、以下に説明す
る手順により作成される。まず、図2に示すように、第
1面材21および第2面材22が折線23を介して接続
された台材20を用意する。第1面材21および第2面
材22は、例えば所定厚みを有するとともに表面化粧仕
上げが施された厚紙とされ、互いに同一形状の平面略長
方形に形成されている。これらの第1面材21および第
2面材22は、短辺寸法L1が雑誌11の幅寸法Wより
も若干大きく、かつ、長辺寸法L2が雑誌11の縦寸法
Hよりも若干大きく設定されていて、いわゆるリードケ
イと呼ばれるミシン目が折線23に沿って形成されてい
るとともに(図中破線参照)、折線23と反対側の長辺
と平行にミシン目24,25が形成されている(図中点
線参照)。このような台材20は、折線23を中心とす
る線対称形状となっていて、折線23を境界として折り
曲げると、第1面材21および第2面材22が互いの周
縁を一致させた状態で積層するようになっている。
【0031】第1切取部31および第2切取部32は、
1辺の長さがCD−ROM12の直径よりも大きく、か
つ、互いに同一形状の平面略正方形とされ、それぞれ第
1面材21および第2面材22の略中央に配置されてい
る。これらの第1切取部31および第2切取部32は、
第1面材21および第2面材22が積層したときに、周
縁が一致して積層するように、折線23を中心とする線
対称位置に配置されている。
【0032】第1切取部31は、平面略中央にミシン目
33が環状に形成されているとともに(図中点線参
照)、1辺に平面略三角形状のフラップ34が設けられ
ている。フッラプ34の角部間には、いわゆる折ケイと
呼ばれるエンボス加工線35が形成されている(図中一
点鎖線参照)。このような第1切取部31は、当該第1
切取部31およびフラップ34を囲む平面略弾丸形状の
切取端縁36に沿ってミシン目が形成されている(図中
点線参照)。
【0033】一方、第2切取部32は、平面略中央にフ
ラップ34の先端形状に対応した切り込み線37が形成
されているとともに、平面略コ字状に連続する3辺に沿
って、位置決め手段であるエンボス加工線38が形成さ
れている(図中一点鎖線参照)。エンボス加工線38
は、当該エンボス加工線38内にCD−ROM11を収
容できるように設定されている。このような第2切取部
32は、当該第2切取部32を囲む切取端縁39にミシ
ン目が形成されている(図中点線参照)。
【0034】次に、第1包袋面材41および第2包袋面
材42を用意する。第1包袋面材41は不織布とされ、
第2包袋面材42は透視性を有するビニールフィルムと
され、互いに同一形状を有している。第1包袋面材41
および第2包袋面材42は、1辺長さがエンボス加工線
38の1辺長さに対応する平面正方形とされ、互いに同
一形状となっている。これらの第1包袋面材41および
第2包袋面材42は、それぞれの周縁のうち、略コ字状
に連続する3辺同士が接着あるいは熱溶着等により接続
されていて、CD−ROM11が挿通可能な開口部43
を有する略封筒状となっている。
【0035】そして、折線23を境界として台材20を
折り曲げたとき、互いに積層する第1面材21および第
2面材22の相互対向面にいわゆるアベックボンドと呼
ばれる接着剤を塗布する。接着剤は、第1面材21およ
び第2面材22の相互対向面に設定された塗布範囲A〜
Fに塗布される。塗布範囲Aは第1面材21の周縁から
ミシン目24を跨ぐ位置までの範囲とされ、塗布範囲B
は第2面材22の周縁からミシン目25を跨ぐ位置まで
の範囲とされている。さらに、塗布範囲Cは第1切取部
31における平面略コ字状に連続する3辺の切取端縁3
5を跨ぐ位置から環状のミシン目33を跨ぐ位置までの
範囲とされ、塗布範囲Dは第2切取部32におけるエン
ボス加工線38に沿った切取端縁39を跨ぐ位置からエ
ンボス加工線38を跨ぎ、かつ、切り込み線37に到達
しない位置までの範囲とされている。また、塗布範囲E
は第2切取部32におけるエンボス加工線38に沿わな
い切取端縁39の外側に設定された略矩形状の範囲とさ
れ、塗布範囲Fは折線23を中心とする塗布範囲Eの線
対称位置に設定された略矩形状の範囲とされている。
【0036】次に、第1包袋面材41および第2包袋面
材42を介してCD−ROM11を第2面材22に固定
する。この際、CD−ROM11は、内容表示面11A
が第2包袋面材42側を向くように、第1包袋面材41
と第2包袋面材42との間に開口部43から挿入される
(図中二点鎖線参照)。そして、第1包袋面材41の周
縁がエンボス加工線38に沿うとともに、開口部43が
塗布範囲E側を向くように、第1包袋面材41および第
2包袋面材42を塗布範囲D上に載置することにより、
CD−ROM11が第2切取部22に固定される。な
お、切り込み線37は、あらかじめ接着剤の塗布範囲D
が当該切り込み線37に到達しないように設定されてい
るため、塗布範囲D上に第1包袋面材41および第2包
袋面材42を載置しても開口可能となっている。
【0037】そして、図3に示すように、環状のミシン
目33を切り離して円盤50を第1切取部31から分離
させ、これにより第1切取部31に中空部51を設け
る。その後、折線23を境界として台材20を折り曲
げ、塗布範囲A,C,Fと塗布範囲B,D,Eとを相互
接着させることにより、第1面材21および第2面材2
2を積層させた状態で固定させる。
【0038】この際、あらかじめ第1包袋面材41が第
2切取部22側に配置されているため、第2包袋面材4
2が自動的に中空部51側に配置されて固定され、か
つ、中空部51が第2包袋面材42に封鎖される。ま
た、第1切取部31と第2切取部32との間に第1包袋
面材41および第2包袋面材42が積層収納されること
になるため、接着剤が塗布範囲C,Dから逸脱して塗布
されていても、第1包袋面材41と第2包袋面材42と
の間がCD−ROM11を収納可能な包袋部40として
確保される。
【0039】図4に示すように、このようにして作成さ
れた包袋構造10は、雑誌12の製本にあたって、多数
積層された折丁77の末頁と、雑誌12の表紙,背表紙
および裏表紙を構成する表紙材78との間において、ミ
シン目24およびミシン目25(図示せず)が背表紙側
に向くように配置される。この雑誌12は、接着製本工
程および裁断工程により所定形状に整えられた後(図中
二点鎖線参照)、書店等に配送される。そして、図5に
示すように、本実施例の包装構造10では、第1面材2
1および第2面材22にそれぞれ設定された接着剤の塗
布範囲E,Fが相互接着することにより、第1包袋面材
41および第2包袋面材42の開口部43から飛び出そ
うとするCD−ROM11の動きを規制する止部52と
なる。
【0040】図1に戻って、雑誌12の購入者は、切取
端縁36,39に形成されたミシン目を切り離すことに
より、第1面材21および第2面材22から第1切取部
31および第2切取部32を分離させる。この際、CD
−ROM11は、止部52により第1包袋面材41およ
び第2包袋面材42の開口部43から飛び出すことがな
く、換言すればCD−ROM11が切取端縁36,39
に跨ることがないため、ミシン目を切り離すにあたって
CD−ROM11を傷つける虞れはない。なお、ミシン
目24,25を切り離すことにより第1面材21および
第2面材22を雑誌12から分離させるか否かは、雑誌
12の購入者の任意である。
【0041】第1切取部31および第2切取部32は、
第1面材21および第2面材22から分離しても、接着
剤C,Dにより積層状態が維持されている。そして、雑
誌12の購入者は、第1包袋面材41と第2包袋面材4
2との間から開口部43を通してCD−ROM11を取
り出し、使用する。CD−ROM11を保管あるいは運
搬するにあたっては、CD−ROM11を包袋部40に
収納し、図6に示すように、フラップ34をエンボス加
工線35,35に沿って折り曲げ、フラップ34の先端
を係止手段として機能する切り込み線37に挿入するこ
とにより、開口部43を閉鎖する。
【0042】以上のような本実施例によれば、CD−R
OM11を付録として雑誌に添付できるとともに、第1
面材21および第2面材22から分離する包袋部40が
CD−ROM11の保護ケースとして機能するため、従
来と同様な効果が得られる。一方、本実施例によれば、
CD−ROM11の形状,寸法に対応する包袋部40が
第1面材21および第2面材22から分離するため、C
D−ROM11の保管スペースあるいは運搬スペースを
小さくでき、従来に比較して、CD−ROM11の保管
性,携帯性を向上できる。また、包袋部40が略封筒状
であるため、CD−ROM11を保管あるいは運搬する
にあたっては、開口部43を上に向けておけば包袋部4
0からCD−ROM11が脱落する虞れがない。さら
に、包袋部40が略封筒状であるため、CD−ROM1
1の表裏が外部露出せず、埃や擦り傷等の影響を受ける
虞れが少ない。
【0043】そして、第1切取部31および第2切取部
32を互いに辺縁が一致するように配置された同一形状
の平面正方形であるため、各辺長をCD−ROM11の
直径に対応した必要最小にでき、これによりCD−RO
M11の保管性あるいは携帯性を一層向上できる。ま
た、第1切取部31と第2切取部32との間に第1包袋
面材41および第2包袋面材42が積層収容されている
ため、塗布範囲C,Dから逸脱して接着剤が塗布されて
いても、包袋部40取り付けなる空間を確保できる。さ
らに、第2切取部にエンボス加工線38が設けられてい
るため、容易に第1包袋面材41および第2包袋面材4
2を位置決めできる。また、第1包袋面材41および第
2包袋面材42が略封筒状に接続されているため、包袋
部40を形成するための手順を簡略化できる。
【0044】そして、第1包袋面材41が不織布である
ため、CD−ROM11の表裏に擦り傷等が生じる虞れ
を少なくできる。一方、第2包袋面材42が透視性を有
するとともに、第1切取部31に中空部51が設けら
れ、中空部51側に第2包袋面材42が配置されている
ため、包袋部40の外側からCD−ROM11の有無や
CD−ROM11の内容表示面を確認できる。また、包
袋部40の開口部43にフラップ34が設けられている
ため、包袋部40の保管あるいは運搬にあたって、フラ
ップ34をエンボス加工線35に沿って折り曲げれば、
包袋部40からCD−ROM11が脱落する虞れを少な
くできる。その上、第2切取部32にフラップ34の先
端が挿入可能な切り込み線37が形成されているため、
フッラプ34による開口部43の閉鎖状態を維持でき
る。
【0045】さらに、第1面材21と第2面材22との
間に止部52が設けられているため、CD−ROM11
が切取端縁36,39に跨ることなく包袋部40内に維
持される。したがって、第1面材21および第2面材2
2から第1切取部31および第2切取部32を切り取る
ときに、CD−ROM11を傷つける虞れがない。そし
て、CD−ROM11が包袋部40内に維持されるた
め、中空部51および第2包袋面材42を通して内容商
事面を確実に確認できる。また、第1面材21および第
2面材22が折線23を介して接続され、台材20が折
線23を中心とする線対称形状であるため、折線23を
中心として台材20を折り曲げれば、自動的に第1面材
21および第2面材22が周縁を一致させた状態で積層
し、包装構造の作成手順を簡略化できる。その上、切取
端縁36,39にミシン目が形成されているため、第1
面材21および第2面材22から第1切取部31および
第2切取部31を容易に切り取ることができる。
【0046】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。例えば、第1面材
および第2面材としては、平面形状を任意に設定しても
よく、段ボール,任意材質の板材,金属箔,樹脂性フィ
ルム等が採用してもよい。そして、これらの第1面材お
よび第2面材は、平面形状および材質が互いに異なって
いてもよく、少なくとも互いの一部同士が積層すればよ
い。また、第1切取部および第2切取部としては、例え
ば矩形状,円形状等に設定しておいてもよく、第1面材
および第2面材が積層したときに、少なくともそれぞれ
の一部同士が積層すれば平面形状が互いに異なっていて
もよい。そして、第1面材および第2面材,第1切取部
および第2切取部はそれぞれ平面形状,材質が異なって
いてもよい。
【0047】さらに、包袋部としては、第1切取部およ
び第2切取部の材質等を考慮して、例えば超音波溶着,
圧着等により第1切取部および第2切取部を線接続ある
いは点接続してもよい。この包袋部は、CD−ROM等
の被包装物を囲むような平面略コ字状や平面略半円状等
の略封筒状に形成しておいてもよい。また、第1収納面
材および第2収納面材としては、埃等を遮断可能であれ
ばよく、紙,金属フィルム等を採用してもよく、平面形
状および材質が互いに異なっていてもよい。
【0048】また、本発明は、雑誌等の書籍にCD−R
OMを付録として添付する場合にのみ適用可能なもので
はなく、CD−ROMの平面積よりも大きな側面積を有
する箱状体にCD−ROMを添付する場合や、CD−R
OMを運搬,郵送,販売,頒布,貸借するために、CD
−ROMの平面積よりも大きな台紙にCD−ROMを添
付する場合にも適用可能である。また、本発明は、CD
−ROM以外にも、例えばFD,RAMカード,シング
ルを含む音楽用,ゲーム機用,写真用CD,LD,LC
D,MD,MO(光磁気式記録媒体),PD(大容量磁
気記録媒体),LP,EP,SP等のレコード,ソノシ
ート,カセットテープ,キャッシュカードを含む磁気記
録形式の会員証や各種プリペイドカード,フィルム,写
真等、埃や衝撃あるいは擦り傷等から保護すべき被包装
物を包装する場合にも適用可能である。その他、前記実
施例で示した台材,第1面材,第2面材,第1切取部,
第2切取部,包袋部,第1包袋面材,第2包袋面材,開
口部,位置決め手段,フラップ,係止手段,折線,ミシ
ン目,エンボス加工線,中空部等の変形は本発明を達成
できる範囲内であれば任意であり、限定されない。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載した発明によれ
ば、CD−ROM等の被包装物の保管性あるいは携帯性
を向上できるとともに、被包装物が埃や擦り傷等の影響
を受ける虞れを少なくできる。また、本発明の請求項2
に記載した発明によれば、包袋部の平面形状を必要最小
にできるため、被包装物の保管性あるいは携帯性を一層
向上できる。さらに、本発明の請求項3に記載した発明
によれば、第1切取部と第2切取部との間に包袋部が確
実に設けられる。そして、本発明の請求項4に記載した
発明によれば、第1包袋面材および第2包袋面材を確実
に重ね合わせることができる。
【0050】一方、本発明の請求項5に記載した発明に
よれば、包袋部を形成するための手順を簡略化できる。
さらに、本発明の請求項6に記載した発明によれば被包
装物の表面に擦り傷等が生じる虞れを少なくでき、本発
明の請求項7に記載した発明によれば包袋部から取り出
すことなく被包装物の有無や内容を確認できる。また、
本発明の請求項8に記載した発明によれば、包袋部から
被包装物が脱落する虞れを少なくできる。その上、本発
明の請求項9に記載した発明によれば、開口部の閉鎖状
態が維持できる。
【0051】また、本発明の請求項10に記載した発明
によれば、第1面材および第2面材から第1切取部およ
び第2切取部を切り取るときに被包装物を傷つける虞れ
がないとともに、被包装物の有無や内容を容易に確認で
きることになる。さらに、本発明の請求項11に記載し
た発明によれば、第1面材および第2面材を積層する手
順を簡略化できる。そして、本発明の請求項12に記載
した発明によれば、第1面材および第2面材から容易に
第1切取部および第2切取部を切り取ることができる。
また、本発明の請求項13に記載した発明おいては、C
D−ROM等の被包装物を雑誌等の書籍に付録として添
付できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の雑誌を示す全体斜視図であ
る。
【図2】台材を示す全体斜視図である。
【図3】台材を折り曲げた状態を示す全体斜視図であ
る。
【図4】雑誌の製本工程を示す模式斜視図である。
【図5】止部の作用を示す模式断面図である。
【図6】フラップの作用を示す斜視図である。
【図7】従来の包装構造を示す模式斜視図である。
【符号の説明】
10 包装構造 11 被包装物であるCD−ROM 12 書籍である雑誌 20 台材 21 第1面材 22 第2面材 23 折線 31 第1切取部 32 第2切取部 34 フラップ 36,39 切取端縁 37 係止手段である切り込み線 38 位置決め手段であるエンボス加工線 40 包袋部 41 第1包袋面材 42 第2包袋面材 43 開口部 50 中空部 E,F 止部である接着剤の塗布範囲

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式情報記録媒体等の被包装物を包装
    するための包装構造であって、第1面材および第2面材
    が積層された台材と、前記第1面材および前記第2面材
    からそれぞれ切り取り可能に設けられ、かつ、互いに積
    層することにより略封筒状の包袋部を形成する第1切取
    部および第2切取部とを有し、前記包袋部が前記被包装
    物を収納可能とされていることを特徴とする包装構造。
  2. 【請求項2】 前記第1切取部および前記第2切取部が
    同一形状とされ、かつ、互いに対応する位置に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載した包装構造。
  3. 【請求項3】 前記包袋部に第1包袋面材および第2包
    袋面材が積層収容されていることを特徴とする請求項1
    に記載した包装構造。
  4. 【請求項4】 前記台材に前記第1包袋面材および前記
    第2包袋面材を位置決めするための位置決め手段が設け
    られていることを特徴とする請求項3に記載した包装構
    造。
  5. 【請求項5】 前記第1包袋面材および前記第2包袋面
    材がそれぞれの周縁を一致させた略封筒状に接続されて
    いることを特徴とする請求項3に記載した包装構造。
  6. 【請求項6】 前記第1包袋面材が不織布であることを
    特徴とする請求項3に記載した包装構造。
  7. 【請求項7】 前記第2包袋面材が透視性を有するとと
    もに、前記第1切取部に中空部が設けられ、前記中空部
    側に前記第2包袋面材が配置されていることを特徴とす
    る請求項3に記載した包装構造。
  8. 【請求項8】 前記包袋部の開口部にフラップが設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載した包装構
    造。
  9. 【請求項9】 前記フラップの先端を係止可能な係止手
    段が設けられていることを特徴とする請求項8に記載し
    た包装構造。
  10. 【請求項10】 前記第1面材と前記第2面材との間に
    前記包袋部から前記被包装物が脱落しないようにするた
    めの止部が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載した包装構造。
  11. 【請求項11】 前記第1面材および前記第2面材が折
    線を介して接続され、前記台材が前記折線を中心とする
    線対称形状であることを特徴とする請求項1に記載した
    包装構造。
  12. 【請求項12】 前記第1切取部の切取端縁と、前記第
    2切取部の切取端縁とにミシン目が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載した包装構造。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載した前記包袋部に前記
    被包装物が収納された前記台材を付録として備えたこと
    を特徴とする書籍。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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