JP2004292017A - 記録媒体用ジャケット - Google Patents

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Abstract

【課題】デイスク状記録媒体を浮き出し収納部の厚みと外形状にそって抜け出すことなく収納すると同時に外側の固着部でめくれ現象を阻止し、続いてデイスク状記録媒体の厚み分だけ板状体を離間させつつ板状体の間に積層状態で保持することによって、デイスク状記録媒体の幅外形と略々同寸法に抑える記録媒体用ジャケットを提供する。
【解決手段】重ね合わせた複数の板状体21,50,60,70,22,71の少なくとも一方にデイスク状記録媒体Dの厚みと外形状とに合わせて浮き出し加工した浮き出し収納部24を設けるとともに、浮き出し収納部24に続く上記板状体の少なくとも一方に上記各板状体を非接着状態として前記厚みで接離自在としたフリ−収納部31を設けることでデイスク状記録媒体Dのポケット部2を形成し、上記フリ−収納部31が位置する板状体はデイスク状記録媒体Dの幅外形と略々同寸法に構成され、前記浮き出し収納部24の外側には板状体の固着部25が形成されてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD、DVDを始めとするディスク状の記録媒体を収納するジャケット類の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、CD,CD‐ROM,DVD‐ROMなどのデイスク状の記録媒体の普及に伴い、郵便や小冊子の綴じ込み、あるいは保管や整理などにも適した薄型の記録媒体用ジャケットが求められている。また、このような記録媒体用ジャケットは、大量生産の工程に馴染むようにあらかじめ一括して表面の印刷等の意匠的加工を施すことが可能であることが望ましい。
【0003】
ディスクを収納する薄型の記録媒体用ジャケットとしては、図14および図15に示すものが提供されている。この薄型ジャケット100は、2つの厚紙101,102の3辺を接着領域103で接着して一体化し、接着されていない1辺を開口部とする収納部104を形成するとともに、板状体101,102の収納部104の外周を円弧状にわたるすじ押し部106を施した構造となっている。すじ押し部106は、凹条を呈しその外周側の凸条部107とで並行形成され、円弧状にわたって所定幅を備えている。なお、接着領域103はすじ押し部106のさらに外周側3辺にわたって所定幅に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記薄型ジャケット100は、すじ押し106と一方の板状体102とが接する当接部108が固着されずに積層状態で外周線上にわたって円弧状に形成されているので、ディスクDを押し込みすると、すじ押し106の傾斜壁109にディスクDの外周縁が当接して収納される。
【0005】
収納に際しては、傾斜壁109の傾斜が緩くなっており、最初には馴染んでいないことがあるので、どうしても強く押し込みしがちである。強く押し込みすると、ディスクDの外周縁が傾斜壁109を強く押し付けするために、傾斜壁109が当接部108を支点として垂直方向へと押し曲げされ易く、ディスクDの収納位置がだんだん深くなってくる。繰り返し収納に伴って、当接部108が板状体102から浮き上がってしまい、いわゆるめくれ現象を招来することとなって、適切な収納を確保できなくなる。
【0006】
そこで、接着領域103を当接部108まで拡張することを試みたが、凸条部107と板状体102との空隙110への接着剤の無駄を省くために空隙110を避けて接着剤を塗布しなければならないが、条件設定が難しいことが判明した。しかも、当接部108のみの線条にわたる接着だけでは、繰り返し押し込みに対して強固なものとは言えないことも判明した。また、当接部108までを接着剤で接着すると、接着剤が狭幅の当接部108から収納部側に流出してしまうので、収納時にデイスク外周縁部が接着剤に接触するという問題点が避けられなかった。
【0007】
また、郵送形態としては、この種の薄型ジャケット100を郵送用パッケ−ジで包装することなく、ジャケットのままで郵送しようとすることが試みられている。薄型ジャケット100はすじ押し106の幅と3辺の接着領域103との存在によって郵便法の定型郵便物外となるので、最低限の料金体系を利用することが困難であった。
【0008】
本発明は、上述の課題を考慮してなされたものであって、最も簡略化された構造として必要限度のパッケ−ジ保護形態とし、郵送に際しても低額料金体系を利用できるようにした記録媒体用ジャケットを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の記録媒体用ジャケットは、次のような手段を採用する。
【0010】
すなわち、請求項1の記録媒体用ジャケットでは、重ね合わせた複数の板状体の少なくとも一方にデイスク状記録媒体の厚みと外形状とに合わせて浮き出し加工した浮き出し収納部を設けるとともに、浮き出し収納部に続く上記板状体の少なくとも一方に上記各板状体を非接着状態として前記厚みで接離自在としたフリ−収納部を設けることでデイスク状記録媒体のポケット部を形成し、上記フリ−収納部が位置する板状体はデイスク状記録媒体の外形寸法内に構成され、前記浮き出し収納部の外側には板状体の固着部が形成されてなる。
【0011】
この手段によると、デイスク状記録媒体が浮き出し収納部の厚みと外形状にそって抜け出すことなく収納されると同時に外側の固着部でめくれ現象が阻止されている。デイスク状記録媒体は、浮きだし収納部では外形にそって抜け出すことなく位置決めされて保持されることに続いて、フリ−収納部ではデイスク状記録媒体の厚み分だけ板状体が離間させられつつ板状体の間に積層状態で保持される。これに伴って、フリ−収納部ではデイスク状記録媒体の外形と略々同寸法あるいは同寸法以内に抑えられていると同時に、浮き出し収納部ではデイスク状記録媒体の径小部位となる。
【0012】
また、請求項2では、請求項1記載の記録媒体用ジャケットにおいて、浮き出し収納部には浮き出し部位の立上壁を外形線上にわたって部分的に切除する切除部が設けられていることを特徴とする。
【0013】
この手段によると、浮き出し収納部にデイスク状記録媒体の大部分が押し込みされる際に、切除部へ記録媒体の外縁が当接するので、外形線上にわたって立上壁に強く当接することなく嵌まり込んで、浮き出し収納部に収納される。
【0014】
また、請求項3では、 請求項2記載の記録媒体用ジャケットにおいて、切除部が浮き出し収納部の収納縁部に位置して設けられていることを特徴とする。
【0015】
この手段によると、押し込み先端側の収納縁部が切除されているので、デイスク状記録媒体が収納縁部で傾斜壁に当接することなく嵌まり込みされる。
【0016】
また、請求項4では、請求項1から3のいずれかに記載の記録媒体用ジャケットにおいて、表面に郵便物として扱われることが可能な印刷面が形成されていることを特徴とする。
【0017】
この手段によると、デイスク状記録媒体を収納したジャケットが定形郵便物の規格サイズとして低額で郵送可能となる。
【0018】
さらに、請求項5では、請求項1から5のいずれかに記載の記録媒体用ジャケットに、デイスク状記録媒体に積層されてなるカバ−部を折り畳み自在に設けたことを特徴とする。
【0019】
この手段によると、カバ−部の積層に伴う補強効果が奏される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(1)について、図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は記録媒体用ジャケットの概略を示す全体斜視図、図2は図1の折り畳み状態の斜視図、図3は図1の展開図、図4は図1のA‐A線拡大断面図、図5は図1のB‐B線拡大断面図、図6は浮き出し加工を施す際の拡大断面図である。記録媒体用ジャケットとしては円盤状のディスクジャケットを例示する。
【0022】
ディスクジャケット1は、厚紙ないし薄くて保形性を有するシ−ト紙等の板状体を素材として成形され、ディスクDを収納するポケット部2と、カバー部4とから構成される。図2に示すように、ディスクジャケット1は、ポケット部2とカバ−部4とを折り畳み自在な全体形態を呈し、ポケット部2とカバ−部4はそれぞれ折り畳んだときの長さ方向Yに僅かに横長な寸法に構成され、幅方向XではディスクDの直径と略々同寸法に構成されている。
【0023】
図3に示すように、上記ディスクジャケット1は、ポケット部2を形成する浮き出し基板21及び支持基板22と、カバ−部4を形成するカバ−裏板41及びカバ−表板42とからなる連続した複数の板状体から全体構成される。浮き出し基板21と支持基板22は折り目23を介して積層され、カバ−裏板41とカバ−表板42は折り目43を介して積層され、ポケット側の基板21,22とカバ−側の表裏板41,42は所定幅を有する複数条の折り目ないしすじ押し11を介して折り畳み自在に連結されている。
【0024】
上記ポケット部2は、浮き出し基板21に浮き出し加工を施してなる浮き出し収納部24を備え、浮き出し収納部24の外周外側では浮き出し基板21と支持基板22とが接着剤などによって積層状態で固着されて固着部25が形成されている。浮き出し収納部24は、ディスクDを抜け出さずに収納可能な程度の外周線上にわたって構成され、少なくとも全周の略々1/3程度に設けられている。また、浮き出し収納部24は、外周線上の幅方向Xの両縁手前まで延び、両縁手前の浮き出しされていない位置で終了している。
【0025】
上記固着部25は、外周外側に沿って幅方向Xの両縁手前までわたり、両縁手前では非接着状態のフリ−収納部31になっている。固着部25は、浮き出し基板21と支持基板22の重ね合わせ部分の全域とする必要がなく、図3に示すように、外周外側に沿って部分的とすることで足りる。図5に示すように、固着部25から浮き出し加工による立上壁26が浮き出しされ、立上壁26の支持基板側は強固に固着されている。なお、立上壁26は基板に対してきつい立上角度αが浮き出しされている。
【0026】
また、フリ−収納部31は、浮き出し加工されておらず、非接着状態で支持基板22に重ねられて構成され、長さ方向YにおいてディスクDの約半径程度から約2/3超程度まで自由端が延長されていることが望ましい。フリ−収納部31は、ディスクDの厚みなどで離間される程度の可撓性を有し、収納後に自復する柔軟性を備えている。なお、フリ−収納部31の開口側中央には指かけ32が切欠されている。
【0027】
さらに、浮き出し収納部24には浮き出し部位の立上壁26を外周線上にわたって部分的に切除した切除部27が設けられている。この実施例では、切除部27が浮き出し収納部24の収納縁部に位置し、ディスクDの外周縁が嵌まり込みできる幅と長さに形成されている。切除部24は、図示するように幅寸法よりも長さ寸法が大きく形成され、デイスクDの外周縁を外周線上にわたって確実に保持可能に構成されている。切除部24の外周縁部では板状体21の端面でストッパ部28が構成されている。ストッパ部28は、板状体21の肉厚端面で外周線上にわたる長さ寸法に形成されている。図示しないが切除部27は外周線上の所望位置に複数設けることができ、所望の嵌まり込みが得られる。
【0028】
次に、カバ−部4は、舌片44,45を折り目23を介してカバ−裏板41の上側に折り曲げ、舌片44,45を覆うようにしてカバ−表板42を積層して舌片44,45により接着して袋状に構成される。カバ−部4は舌片44,45の折り曲げと袋状体とによって補強され、ポケット部2に重ねられて全体としてディスクジャケット1が補強される。カバ−部4にはしおりなどの小冊子47が挿入可能となっている。
【0029】
上記構成に基づく作用を説明する。
ポケット部2のフリ−収納部31と支持基板22との間にディスクDを差し込みすると、フリ−収納部31が支持基板22から離間されて浮き出し収納部24に連通する空隙が形成される。その結果、ディスクDが空隙に沿って挿入され、ディスクDの外周縁が浮き出し収納部24の立上壁26に接近し、切除部27に嵌まり込みされると同時にストッパ部28に当接して位置決めされる。位置決め状態では、外周縁が立上壁26に当接している。即ち、ディスクDの挿入位置は、切除部27に嵌まり込みされた外周縁が切除部27のストッパ部28に当接することで決せられるうえに、切除部27から外周縁が露出して肉視されることで確認されてから、挿入操作も停止される。ディスクDは、切除部27に嵌まり込みされつつ浮き出し収納部24の立上壁26に沿って外周縁が位置決めされ、浮き出し収納部24の浮き出し面域で挟み込みされる。
【0030】
浮き出し収納部24でディスクDが位置決め保持されると、フリ−収納部31では自由端側がディスク側に接近して積層される状態となるので、ディスクDは浮き出し収納部24での保持とこれに連続するフリ−収納部31での抑え込みとによって収納されるに至る。
カバ−部4には袋体内部に小冊子47が挿入されるので、カバ−部4とポケット部2とを折り目11を介して重ね合わせると、ディスクジャケット1が全体として補強される。図示しない結束手段やフィルムカバ−に挿入すれば、図2に示すようなカバ−表板42の郵便表示面48により郵送可能な状態となる。
【0031】
この実施の形態(1)によると、幅方向XではディスクDの厚みで立上壁26が浮き出し加工が施されているために、従来のポケット部の如くきつくて無理押しすることもなく、スムーズに収納できる。切除部27を通して、記録媒体がポケットの最奥部まで挿入されていることを視覚的にも確認でき、無理に奥へ挿入しようとするのを抑止できる。さらに、図3に示しすように、カバー部4を閉じた状態にあっては、舌片44,45を含めた5層構造となるうえに、対向する2つの舌片部分が補強部となるために、ディスクジャケット1の剛性を著しく高くすることができた。さらにまた、切除部27を肉視することでディスクDの収納状態を容易に確認することも可能となった。
【0032】
さらに、図6に示すように、浮き出し収納部24の浮き出し加工は、上型12と下型13の一方の押さえ側12a,13aで板状体を挟み込みし、他方側では板状体の移動を許容しつつプレスすることで段部12b,13bで浮き出し加工がなされる。この場合には、立上壁26がきつい角度で形成される。
【0033】
ところで、平成15年3月現在では、横幅12cm以下、縦幅23.5cm以下、厚み1cm以下であって、重量が50g以下という条件を満たせば、定型郵便物として扱われ、郵便料金90円で郵送できるとされている.この実施の形態(1)にかかるデイスクジャケットは、横幅Xが12cmとされているため、図2に示すように折畳みして図示しない結束手段で結束して郵送可能である。また、図示しないシュリンクラップ等の薄手の袋状体に包んで郵送することもでき、この際にも重量が50g以下である限りは前記条件を満たすことができる。従って、前記袋状体の表面に宛先等の郵便用の情報を表示したうえで、安価に郵送することが可能である。
【0034】
図7は実施の形態(2)を示す展開図、図8は図7の背面を示す展開図、図9は折り畳み状態を示す平面図である。なお、同一符号は同等部分を示す。
【0035】
ディスクジャケット1は、主に郵送を目的とした紙製のものであり、生産工程の迅速化、生産コストの低減化を意図して、あらかじめ郵送するための情報を印刷していることを特徴とする。
【0036】
すなわち、ディスクジャケット1は、定型郵便物として郵送できるように、幅方向Xを12cmとし、長さ方向Yをを14cmとし、カバー部4を一枚のカバ−表板52から構成したことを特徴とする。カバ−表板52は、その背面に郵便用の情報をあらかじめ印刷した郵送表示面48を設け、折り畳んだ際に支持基板22の背面と接合するための舌片51が設けられている。浮き出し基板50は、切除部53を外周線上のやや偏った位置に楕円形で設け、これによって浮き出し収納部24が形成される。フリ−収納部31は長さ方向Yに対して実施の形態(1)よりも僅かに短く形成することができる。また、指かけ54は、ディスクDの貫通孔を略々半分程度露出させるように拡開している。
【0037】
このディスクジャケット1は、3枚の紙状体50,22,52を折り畳みで糊付けすることにより得られる点で生産工程が極めて簡略化されているばかりか、3枚の紙状体と浮き出し基板50の長さ寸法と一枚のカバ−部4とによる軽量化を図った上で郵送のための情報があらかじめ印刷されているために、簡易に低額に郵送可能となる。
【0038】
図10は実施の形態(3)を示す展開図、図11はポケット部が折り畳まれた平面図である。
【0039】
ディスクジャケット1は、郵送を目的として3枚の基板から構成される紙製のディスクジャケットであり、浮き出し基板50の形状がディスクの外周にあわせた形状とされていることを特徴とする。
【0040】
すなわち、浮き出し基板60はディスクDの直径よりも幅狭に形成され、幅方向XからはデイスクDの記録面に影響を与えない両外周外側が表出される。浮き出し収納部24は浅めに形成され、これに対応して切除部61は外周の長さ方向に沿って長く切除される。フリ−収納部31は長さ方向Yに長くて先端がデイスクDの外周にあわせた円弧状に形成されている。
【0041】
このディスクジャケット1によれば、浮き出し収納部24からフリ−収納部31が長く伸ばされているので、ディスクDの略々表面全体にわたってディスクDを抑え込み、広い面域で挟持することができるため、ディスクジャケット1内でのディスクDの揺れ動きを防止するのに優れている。また、ディスクDの表面の露出が少ないのでディスク表面の損傷を防止するのにも優れている。さらに、フリ−収納部31が長さ方向Yに長く構成されているので、フリ−収納部の撓みを利用して容易に接離自在に操作することができ、デイスクDの収納と取り出しが容易に行える。
【0042】
さらにまた、切除部61が外周上に沿ってデイスクDの外周を長く嵌め込みすることができ、浮き出し収納部24が浅い場合でも抜け出すことがない。切除部61を外周線上の約1/6程度に図示したが、最大限1/3程度まで連続的にあるいは不連続的に延長することが可能である。なお、カバー部4を折り畳みして図示しない郵送表示面により郵送可能である。
【0043】
図12は実施の形態(4)を示す展開図であり、図13は折り畳み状態を示す平面図である。
【0044】
ディスクジャケット1は、浮き出し基板70と支持基板71との2枚の基板から構成されていることを特徴とする。
【0045】
すなわち、ディスクジャケット1は、実施の形態(1)ないし(3)とは異なってカバー部が設けられておらず、浮き出し基板70が支持基板71と略々同寸法とされ、支持基板71がカバー部を兼ねている。また、切除部73が立上壁26に沿う外周線上の複数形成されている。なお、支持基板71の背面には図示しない郵送表示面が設けられ、舌片51が設けられている。
【0046】
このディスクジャケット1は、一枚のシート状の紙状体を折りたたみ、接合することにより得られる点のみならず、浮き出し基板70と支持基板71の僅か2枚の板状体のみから得られる点で、最も生産工程を簡略化でき、生産コストも最も低く抑えられるものである。また、切除部73がデイスクDの外周縁を複数箇所ではめ込み保持しているので、確実な収納保持が確保できるうえに、外周縁のみの部分的な露出であるから、記録面に影響を与えることがない状態で実施加工である。切除部73は嵌め込みの必要に応じて任意に設計可能となる。
【0047】
以上のように実施の形態(1)〜(4)について、図面に基づいて詳細に説明してきたが、本発明の具体的な実施の形態はこれらに限定されるものではなく、各実施の形態を組み合わせることや、各部に必要に応じて適宜変更を加えることが自由である。
例えば、記録媒体用ジャケットの材料としてプラスチックシ−トを用い、板状体も溶着する方法を採用することも可能であるし、切除部27,53,61,73を嵌め込み効果やデザイン上の観点よりさまざまな形状に変更することもできる。さらに、2枚から4枚の基板を前提として説明したが、基板の枚数を増加することも可能である。
【0048】
また、上記実施の形態(1)〜(4)において、円盤状のデイスクDの収納を前提としたデイスクジャケット1を図示説明したが、円盤状に限定する趣旨ではなく、小型の長方形カ−ド型や2辺弧形状のカ−ド型等の各種形状のデイスク状記録媒体用ジャケットとして実施可能である。この場合には、浮き出し収納部24とフリ−収納部31を各種形状に合致させることで実現される。
【0049】
さらに、実施の形態(1)のデイスクジャケットの幅Xが12cmの場合を例示したが、これに限定する趣旨ではない。上述した小型デイスクの場合には12cm以下の実施は可能であるが、上述した現行郵便法の範囲内であれば敢えて幅Xを狭く実施しなくてもよい。なお、郵便法の改正に対応する寸法(横幅を含む)や重量などの範囲内で本発明の実施を行えることは明らかである。
【0050】
さらにまた、浮き出し収納部24を浮き出し基板21,50,60,70に形成した場合を示したが、支持基板22,71にも付加形成することを妨げない。この場合には、両基板の総和によって浮き出し厚みが得られれば良い。
【0051】
【発明の効果】
以上、詳述してきたように、本発明の記録媒体用ジャケットは、デイスク状記録媒体が浮き出し収納部の厚みと外周形状にそって抜け出すことなく収納できると同時に外周外側の固着部でめくれ現象を阻止することができ、浮きだし収納部の位置決め保持によってフリ−収納部では記録媒体の厚み分だけ板状体が離間させられつつ板状体の間に積層状態で保持される。これに伴って、フリ−収納部では固着代などを不要としてデイスク状記録媒体の外形と略々同寸法あるいは同寸法内に抑えられているので、特に低額な郵便料金体系の利用が可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)にかかる記録媒体用ジャケットを開いた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態(1)にかかる記録媒体用ジャケットを折り畳み状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態(1)にかかる記録媒体用ジャケットが紙状体の展開図である。
【図4】図1のA‐A線で切断した拡大断面図である。
【図5】図1のB‐B線で切断した拡大断面図である。
【図6】板状体に浮き出し加工する拡大断面図である。
【図7】本発明の実施の形態(2)にかかる記録媒体用ジャケットの展開図である。
【図8】本発明の実施の形態(2)にかかる記録媒体用ジャケットの背面を示す展開図である。
【図9】実施の形態(2)の折りたたみ状態を示す平面図である。
【図10】実施の形態(3)にかかる記録媒体用ジャケットの展開図である。
【図11】実施の形態(3)にかかる記録媒体用ジャケットの平面図である。
【図12】実施の形態(4)にかかる記録媒体用ジャケットの展開図である。
【図13】実施の形態(4)にかかる記録媒体用ジャケットの平面図である。
【図14】従来の技術の一例を示す斜視図である。
【図15】図14のA‐A線で切断した拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクジャケット
2 ポケット部
4 カバ−部
21,50,60,70 浮き出し基板
22,71 支持基板
24 浮き出し収納部
25 固着部
26 立上壁
27,53,61,73 切除部
28 ストッパ部
31 フリ−収納部
41 カバ−裏板
42,52 カバ−表板
48 郵送表示面
54 指かけ
X 幅方向
Y 長さ方向
D ディスク

Claims (5)

  1. 重ね合わせた複数の板状体の少なくとも一方にデイスク状記録媒体の厚みと外形状とに合わせて浮き出し加工した浮き出し収納部を設けるとともに、浮き出し収納部に続く上記板状体の少なくとも一方に上記各板状体を非接着状態として前記厚みで接離自在としたフリ−収納部を設けることでデイスク状記録媒体のポケット部を形成し、上記フリ−収納部が位置する板状体はデイスク状記録媒体の外形寸法内に構成され、前記浮き出し収納部の外側には板状体の固着部が形成されてなる記録媒体用ジャケット。
  2. 請求項1記載の記録媒体用ジャケットにおいて、浮き出し収納部には浮き出し部位の立上壁を外形線上にわたって部分的に切除する切除部が設けられていることを特徴とする記録媒体用ジャケット。
  3. 請求項2記載の記録媒体用ジャケットにおいて、切除部が浮き出し収納部の収納縁部に位置して設けられていることを特徴とする記録媒体用ジャケット。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の記録媒体用ジャケットにおいて、表面に郵便物として扱われることが可能な印刷面が形成されていることを特徴とする記録媒体用ジャケット。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の記録媒体用ジャケットに、デイスク状記録媒体に積層されてなるカバ−部を折り畳み自在に設けたことを特徴とする記録媒体用ジャケット。
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