JP4074597B2 - ディスクケース - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1枚のディスクを収納する頁を複数頁有するディスクケースに関する。
コンパクトディスク(以降CDとする)やデジタルビデオディスク(以降DVDとする)などを複数枚収納するディスクケースがある。中でも、ディスク収納部を紙材で形成するディスクケース(コンパクトディスクホルダー)がある(例えば、特許文献1参照。)。コンパクトディスクホルダーは、1枚以上のディスクを収納する頁を複数頁有している。この特許文献1には、収納頁を複数枚装丁してアルバム状に構成されているコンパクトディスクホルダーと、中間の頁(紙葉)となる収納頁の左右のいずれの面にもコンパクトディスク収納部を形成し、各収納頁の一面と同じ面積に形成された硬質板と仕切版とを収納頁と重ねて粘着しているコンパクトディスクホルダーとが開示されている。各頁は、1枚のディスクを収納する十分な厚みを有しており、全体では、分厚い本のような造りとなっている。
登録実用新案3081604号公報
しかしながら、上述のようなディスクケースは、ディスクを収納するために頁が厚く作られており、その結果、1つの紙葉を構成する部材が分厚いものとなる。特許文献1の前者のようなコンパクトディスクホルダーの場合、各紙葉は、のど部に筋が入れられられて頁の厚みを薄くすることで頁を捲りやすくする工夫がなされることもあるが、筋を入れるだけでは、隣合う頁(紙葉)と干渉し合う。また、これらのディスクケースは、各紙葉が分厚く曲がりにくいため、開いた頁を何かで押えておかなければ自然に閉じてしまう。特に、ディスクを取り出すために一方の手でどちらかの頁を押えても、他方の頁が浮き上がる。つまり、見開きの左右の頁を同時に片手で抑えなければ、もう片方の手でCDやDVDを取り出すことが困難である。
そして、利用者がディスクを取出すために各頁をしっかりと開こうとしても十分に開けないばかりか、隣り合う頁と干渉しているので無理に開こうとすることで筋を入れた箇所以外のところで曲がる。その結果、紙材である紙葉の厚さ方向に積層された部分が剥れたり、紙面が裂けたりするので、のど部を傷めてしまう。そして、紙材である紙面に印刷された文字や絵柄などの装飾を含め、特にのど部周辺の見栄えが悪くなる。
また、特許文献1の後者のコンパクトディスクホルダーの場合、左右の収納頁の裏面に貼られる硬質板が各頁を開いた状態で干渉してしまい、十分に開くことができない。これを無理に開こうとすると、隣合う頁ののど部に硬質板の干渉部を支点にてこの力が加わり、左右の頁がのど部で避けてしまう。特に、のど部の背側にキャラコ(布地)を貼り付けて補強する製本方法を採用すると、さらにのど部が分厚くなり、かえって見開き頁が平坦に開きにくくなる。
そこで、本発明は、複数のディスクを複数の頁にわたって収納し、見開き頁を開いたまま何かで押えることなく自然に維持できるディスクケースを提供することを目的とする。
本発明に係るディスクケースは、一続きに連続する紙面に一対の見開き頁を構成しかつ前記一対の見開き頁の間に折り目を有する見開き頁対と、少なくとも1枚のディスクを収納する厚みを有し見開き頁対の各頁の裏面に貼り付けられる裏当部材と、見開き頁対を平坦に開いた状態で見開き頁対の折目側の前記裏当部材の背側端どうしの間に隙間を構成するべく少なくとも一方の前記背側端に形成される逃部と、見開き頁対の少なくとも一方の頁およびこの頁に貼り付けられた裏当部材を貫通して形成されるディスク収納部と、前記逃部と折り目を覆う背表紙とを備えるディスクケースであって、前記見開き頁対と裏当部材とを厚さ方向に複数重ね合わせてなり、前記逃部は前記見開き頁対の見開き頁を180°開いた状態において互いに向き合う前記背側端が前記折目から前記裏当部材の厚み方向にテーパー状または放物線状に広がる形状に形成され、前記見開き頁対を180°開いた状態において該見開き頁対の両隣に位置する見開き頁対の各折り目どうしを互いに当接させることにより前記見開き頁対が前記開いた状態に維持されるようにしたことを特徴とするディスクケース。
この場合、逃部は、互いに向き合う背側端が折目から裏当部材の厚み方向にテーパー状に広がる形状に形成することにより構成する。または、逃部は、互いに向き合う背側端が折目から裏当部材の厚み方向に放物線状に広がる形状に形成することにより構成する。
また、上製本の形態を備えるために、ディスクケースは、背表紙を挟んで一対の表紙を有する表紙部材と、隣り合わせに複数配置される見開き頁対の紙面と反対側の裏当部材の紙葉接合面どうしの間にディスク収納部の底部を形成する仕切部材をそれぞれ挟んで見開き頁対どうしが貼り付けられて構成されて背表紙側を中心に揺動する頁体と、表紙部材の表紙の内側面と頁体の外側の紙葉接合面との間を接合する一続きに連続する見返し部材とを備える。また、ディスクケースの印刷紙面を拡げるために頁体は、少なくともいずれか1つの紙葉接合面どうしの間、または、頁体の外側の少なくとも一方の紙葉接合面と表紙部材の内側面との間に、複数枚の紙葉を有する冊子を少なくとも1つ有することが好ましい。
ディスク収納部には、ディスクの外周と係合する爪を有するディスクトレイを装着するか、ディスクのセンタホールと係合するディスク保持具を備える。この場合、ディスク保持具は、ディスク収納部の底部に貼り付けるか、ディスクのセンタホールに嵌るボスと、このボスの基部からディスクの面に沿って広がる鍔とを有し、仕切部材を、ディスク収納部の底部として見開き頁側に配置されてボスが挿通されるボス孔を有する上層と、鍔の厚み以上の厚さを有するとともに見開き頁対と反対側から上層に貼り付けられて鍔の外周よりも大きい鍔孔を有する中層と、見開き頁対と反対側から中層に貼り付けられる下層とを有する構成にするとよい。
本発明のディスクケースによれば、各見開き頁どうしは、見開き頁対によって連結されている。ディスクケースは、いずれの見開きを開いても、開かれた見開きの折目を基点に開かれる。この結果、見開き頁を平坦に開く場合、開かれた頁の紙葉が他の紙葉と干渉することが無い。また、各頁の裏面に貼り付けられた裏当部材の背側端どうしは、見開き頁対を平坦に開いた状態で隙間を構成する逃部を有しているので、平坦に開いても互いに干渉することが無い。
つまり、このディスクケースは、各頁がディスクを収納する十分な厚みを有し、複数のディスクを複数の頁にわたって収納する場合にも、見開き頁を開いたまま何かで押えることなく自然に維持できる。したがって、ディスクを出し入れする場合や、各見開き頁に施される文字や絵柄などの装飾を観賞する場合など、利用者が煩わしさを感じることが無い。また、ディスクケースを開いた状態で、のど部に無理な負担がかからないので、のど部を傷めることも無い。
さらに、見開きを構成する頁どうしが一続きに連続した紙面であるので、隣合う頁同士での印刷の合わせなどを配慮した技術が不要である。したがって、片方の頁を越えるような見開き紙面の両頁にまたがる文字や絵柄などの装飾を施す場合でも、見栄えがよい。
本発明に係る第1の実施形態のディスクケース1aについて、図1から図10を参照して説明する。ディスクケース1aは、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)などのディスク100を収納するディスク収納部10を各見開きの両頁21aで少なくとも1つ、本実施形態においては、図1に示すように各頁21aに2つずつ、都合4つずつ備える。ディスクケース1aは、紙材からなる表紙部材2と頁体20と見返し部材30とを備える。表紙部材2は、背表紙2aを間に挟んで表紙2bを一続きに繋がる、いわゆる上製本と同じ造りを有している。
頁体20は、複数の見開き頁対21と、各頁21aの裏面に貼り付けられる裏当部材22と、ディスク収納部10と、ディスク収納部10の底部10a(図7〜10参照)を形成する仕切部材23とを備える。見開き頁対21は、一続きに連続する紙面に一対の見開き頁21a,21aを構成する。裏当部材22は、数枚の厚紙(ボール紙)を貼り合せて作られ、少なくとも1枚のディスク100を収納できる十分な厚みを有している。見開き頁対21の折目21b側、つまり背表紙2a側となる裏当部材22の背側端22aには、見開き頁対21を図4に示すように平坦に開いた状態で、対向する背側端22aどうしの間に隙間Cを構成するべく逃部24が形成されている。
この逃部24は、互いに向き合う背側端22aが折目21bから裏当部材22の厚み方向にテーパー状に広がる形状に形成されることにより、構成されている。なお、逃部24は、見開き頁対21を平坦に開いた状態で背側端22aが干渉しなければよいので、背側端22aの少なくとも一方に形成されていればよい。逃部24は、見開き頁対21となる紙材に裏当部材22となるボール紙を貼り付け、図5に示すようにV字形の溝を形成するように、折目21bとなる部分の裏側のボール紙をV字形に切除することによって作られる。
ディスク収納部10は、図6に示すように、見開き頁21aとこの見開き頁21aに貼り付けられている裏当部材22とを貫通する型抜き成型によって形成される。なお、ディスク収納部10の説明は、後述する。
仕切部材は、図2に示すように、隣り合わせに複数配置される見開き頁対21の紙面(印刷面)と反対側に貼り付けられた裏当部材22の紙葉接合面22bどうしの間に挟まれ、それぞれと接着される。隣り合う見開き頁対21どうしは、貼り合わされ、隣どうしの見開き頁対21の一方の見開き頁対21の遇数頁21aと他方の見開き頁対21の奇数頁21aとによって1つの紙葉を形成する。また、仕切部材23は、隣り合う見開き頁対21で形成される紙葉の間に挟まれることによって、それぞれの頁21aに形成されるディスク収納部10を仕切り、かつ、各ディスク収納部10の底部10aを形成する。
以上のように構成される頁体20は、逃部24とディスク収納部10とが形成された図5に示した状態の見開き頁対21を、図中の矢印で示す方向に2つに折り曲げ、仕切部材23と図6に示すように交互に複数積層して貼り合わされて作られる。その結果、各紙葉は、折目21b側、つまり背表紙2a側を基点に揺動する。
見返し部材30は、中程で2つに折り曲げられており、一方の頁31と他方の頁31が一続きに連続している。頁体20の両外側の紙葉接合面20bには、見返し部材30のそれぞれ対応する一方の頁31が貼り付けられる。頁体20の一番外側の頁21aに設けられるディスク収納部10は、この見返し部材30によって塞がれる。つまり、見返し部材30の紙葉接合面20bに貼り付けられる頁31は、ディスク収納部10の底部10aとしての機能を兼ねる。
見返し部材30は、図6に示すように頁体20に積層されて貼り付けられた状態で、三方断裁されることで外周縁の形状が頁体20と同じ大きさに整えられる。見返し部材30の他方の頁31は、表紙部材2の表紙2bの内側面2cに貼り付けられる。つまり、見返し部材30は、表紙部材2の表紙2bの内側面2cと頁体20の外側の紙葉接合面20bとの間を接合する。
各ディスク収納部10には、ディスク100を保持するために、図7に示すように、ディスクトレイ11が取り付けられる場合と、ディスク保持具12が取り付けられる場合とがある。なお、ディスク収納部10の外周の一部には、ディスク収納部10に装着したCDやDVDなどのディスク100を取出すために利用者が指を入れる切欠部10bが設けられている。
ディスクトレイ11は、図8に示すように縁部11aと底部11bとが一体に成型された丸い盆形をしており、ディスク収納部10に嵌め込まれる。縁部11aには、ディスク100の外周100aと係合する爪11cが数箇所、本実施形態においては3箇所形成されるとともに、ディスク収納部10の切欠部10bと合わさる位置に指掛部11dが設けられている。なお、ディスクトレイ11を装着する場合、ディスクトレイ11自体が底部11bを有しているので、仕切部材23を採用しない場合でも対応することができる。また、ディスクトレイ11自体は、合成樹脂で作られるので、仕切部材23に薄い紙を使用してもディスク収納部10の底部10aの剛性を十分に確保することができる。また、透明な合成樹脂を使用すると、仕切部材23に印刷などの装飾をしたものが見えるので、見開き紙面の見栄えを向上させることができる。
ディスク保持具12は、図9に示すように仕切部材23に直接貼り付ける場合と、図10に示すように仕切部材23の間にディスク保持具12を挟み込む場合とがあり、それぞれデザインなどに応じて選択される。いずれのディスク保持具12もディスク100のセンタホール100bと係合する。
図10に示すディスク保持具12は、ディスク100のセンタホール100bに嵌るボス12aと、このボス12aの基部からディスク100の面に沿って広がる鍔12bとを有している。この場合、仕切部材23は、上層23aと中層23bと下層23cの3層構造を有し、ディスク保持具12の鍔12bが仕切部材23に挟まれる状態に組み立てられる。上層23aは、ディスク収納部10の底部10aとして見開き頁21a側に配置されてボス12aが挿通されるボス孔23dを有する。中層23bは、鍔12bの厚み以上の厚さを有するとともに、見開き頁対21と反対側から上層23aに貼り付けられて、鍔12bの外周よりも大きい鍔孔23eを有している。下層23cは、見開き頁対21と反対側から中層23bに貼り付けられる。
以上のように構成されたディスクケース1aは、見開きが一続きに連続した紙面で構成され、各頁21aの裏面に貼り付けられた裏当部材22の背側端22aに逃部24が設けられている。したがって、各見開き頁対21を、図4および図7に示すように、何かで押えることなく平坦に180°に開いた状態を維持することができる。したがって、ディスク収納部10に装着されたCDやDVDなどのディスク100を取り出す場合あるいは、ディスク収納部10にディスク100を収納する場合に利用者に煩わしさを感じさせることがない。
さらに、各頁21aは、紙で構成されているので、見開き紙面を印刷によって文字や絵柄で装飾することが容易であるとともに、見開き紙面が継ぎ目なく連続しているので、見開き紙面に渡って連続する文字や絵柄の見栄えもよい。
本発明に係る第2の実施形態のディスクケース1bについて、図11および図12を参照して説明する。なお、第1の実施形態に記載のディスクケース1bと同じ機能を有する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施形態のディスクケース1aが背表紙2aに沿って縦に2つのディスク収納部10を各頁21aに備えていたことに対し、図11に示すディスクケース1bは、背表紙2aに対して離れる方向に2つのディスク収納部10を並べて設けることのできる大きさを有している。また、第2の実施形態のディスクケース1bは、表紙部材2と頁体20とを備え、第1の実施形態における見返し部材30を有していない。
したがって、両外側の裏当部材22の紙葉接合面20bは、ディスク収納部10の底部10aを形成するとともにこの底部10aに印刷による装飾を施すためにも仕切部材23が貼り付けられて、表紙部材2の表紙2bの内側面2cに接着される。なお、ディスク収納部10には、ディスクトレイ11を装着した図を示したが、第1の実施形態において図9および図10に示したディスク保持具12を仕切部材23に取り付けてもよい。
また、図11に示された側の表紙2bの内側面2cと貼り付けられて一体に動く頁体20の一番外側の頁21aには、ディスク収納部10が1つ形成されている。そして、一番外側の頁21aと対になっている頁21aには、ディスク収納部10が形成されていない。つまり、見開き頁対21の一方の頁21aにディスク収納部10が1つ形成されている状態である。残りの頁21aは、図12に点線で示すように、第1の実施形態の図1で示したのと同様のディスク収納部10が形成されている。また、各見開き頁対21aは、第1の実施形態と同じように、裏当部材22の背側端22aに逃部24が設けられている。
このように、第2の実施形態のディスクケース1bは、第1の実施形態のディスクケース1aと同様に、何かで押えることなく、見開き紙面を180°に開いた状態で維持できるという効果を有する以外に、見開き頁対21が直接表紙2bの内側面2cに貼り付けられるので、さらに、表紙部材2の剛性が高まるという効果を有する。
本発明に係る第3の実施形態のディスクケース1cについて、図13から図15を参照して説明する。なお、第1および第2の実施形態に記載のディスクケース1a,1bと同じ機能を有する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13に示すディスクケース1cは、表紙部材2と頁体20と冊子40とを備え、仕切部材23と見返し部材30とを備えていない。ディスク収納部10を有する頁21aと直接貼り合わされる表紙2bは、ディスク収納部10の底部10aを兼ねる。表紙2bは、見開き頁対21と同様の材質で両面印刷可能なものを使用する。これにより、表紙部材2は、ディスク収納部10の底部10aとして見開き紙面から見える部分に、この見開き紙面の頁21aと同じ装飾を施すことができる。
図14に示すように、表紙2bと張り合わされた側と反対側の頁体20の外側に配置される裏当部材22の紙葉接合面20bは、冊子40と貼り合わされる。冊子40は、複数の紙材が複数枚重ねられて2つ折にされたものである。紙葉接合面20bと張り合わされた冊子40の最外紙葉41は、この最外紙葉41と貼り合わされた頁21aに設けられるディスク収納部10の底部10aを兼ねる。
また、各見開き頁対21の裏当部材22どうしの間に仕切部材23を有していないので、この部分についても裏当部材22の紙葉接合面22bは、図14に示すように直接張り合わされる。したがって、ディスク収納部10は、底部10aを一体に備えるディスクトレイ11を採用することとなる。ディスクトレイ11の材料に透明な合成樹脂を使用すると、ディスクトレイ11の底部11bを通して隣り合う見開き頁対21の紙面が見えるようになる。同様に、ディスクトレイ11の材料に透明な合成樹脂を使用し、表紙2bに窓を設けると、表紙2bの外側からディスクトレイ11の底部11bを通して見開き頁対21の紙面が見えるようになる。
なお、本実施形態において、第1および第2の実施形態のディスクケース1a,1bのように、仕切部材23および見返し部材30をそれぞれ設けてもよい。また、第3の実施形態の構成は、第1および第2の実施形態に応用することができる。
以上のように構成された、ディスクケース1cは、図15に示すように、第1および第2の実施形態のディスクケース1a,1bと同様に、何かで押えることなく、見開き紙面を180°に開いた状態で維持できるという効果を有する以外に、冊子40を備えるので、より多くの文字や絵柄などの装飾をディスクケースに施すことができる。特に、音楽CDなどの歌詞カードを冊子40としてつけることが好ましい。なお、冊子40を挟む位置は、表紙部材2と頁体20の間に限らず、隣り合う見開き頁対21の裏当部材22の間に設けてもよい。
本発明に係る第4の実施形態のディスクケース1dについて、図16から図18を参照して説明する。なお、第1から第3の実施形態に記載のディスクケース1dと同じ機能を有する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、全体の外観は、他の実施形態と同様であるので、図示することを省略し、他の実施形態と異なる部分を示すこととする。
図16に示すディスクケース1dは、表紙部材2と頁体20と見返し部材30とを備える。表紙部材2と見返し部材30については、第1の実施形態と同様である。頁体20は、他の実施形態と同じ見開き頁対21を備えるほかに、複数の紙葉からなる冊子51を見開き紙面の側に挟んだ冊子付見開き頁対50を備えている。本実施形態においては、冊子付見開き頁対50は、頁体20の一方の外側に面して設けられているが、頁体20の中程に設けてもよい。
この冊子付見開き頁対50の逃部52は、図18に示すように、冊子付見開き頁対50の紙面を平坦に開いた状態で、互いに向き合う裏当部材22の背側端22aが折目50aから裏当部材22の厚み方向に放物線状に広がる形状に形成されることにより構成される。つまり、見開き頁対21の逃部24がV字型に形成されていたのに対し、冊子付見開き頁対50の逃部52は、折目50aとなる部分の裏側のボール紙をU字型に切除することで形成される。
図18に示すように形成された冊子付見開き頁対50は、図中の矢印に示す見開き紙面側に折り曲げる際に冊子51を挟み込み、図16に示す状態となる。そして、この冊子付見開き頁対50は、他の見開き頁対21と同様に図17に示すように見開きとなる紙面を平坦に180°開いた状態で、何かで押えることなくこの状態を維持することができる。
なお、ディスク収納部10には、ディスクトレイ11またはディスク保持具12が仕様に応じて選択されて装着される。また、この冊子付見開き頁対50は、前述の第1から第3の実施形態のディスクケース1a,1b,1cの頁体20の一部として入れ替えて使用することが可能である。
本発明に係る第5の実施形態のディスクケース1eについて、図19および図20を参照して説明する。なお、第1から第4の実施形態に記載のディスクケース1eと同じ機能を有する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、全体の外観は、他の実施形態と同様であるので、図示することを省略し、他の実施形態と異なる部分を示すこととする。
図19に示すディスクケース1eは、表紙部材と頁体20とを備える。見返し部材30は、備えておらず、表紙部材2と頁体20との接合部は、第2および第3の実施形態に記載のディスクケースと同様に作られている。頁体20は、見開き頁対21と冊子付見開き頁対50と仕切部材23と冊子40とを混在させている。本実施形態では、冊子40を隣り合う見開き頁対21の間に配置し、冊子付見開き頁対50は、頁体20の外側に面して配置されている。
本実施形態のディスクケース1eも、他の実施形態のディスクケース1a,1b,1c,1dと同様に、図20に示すように、いずれの見開きとなる紙面を平坦に180°に開いた状態で、何かで押えることもなくこの状態を維持することができる。ディスク収納部10には、ディスクトレイ11またはディスク保持具12が仕様に応じて選択されて装着される。
なお、いずれの実施形態においても、頁体20は、見開き頁対21、冊子付見開き頁対50、仕切部材23、冊子40が、これらの中から適宜選択されて組み合わされるものであればよい。
本発明のディスクケースは、音楽や映像を収録したCDやDVDを収納するほか、写真集、マニュアル本、動画を収録したDVDを文集などとともに収める記念アルバムなどといったものに利用することが可能である。
本発明に係る第1の実施形態のディスクケースを示す斜視図。 図1に示したディスクケースを各部材に分解した平面図。 図1に示したディスクケースの背表紙および頁体の折目周辺の平面図。 図3に示したディスクケースの一つの見開き頁対を開いた状態の背表紙および頁体の折目周辺の図。 図1に示したディスクケースの見開き頁対を平坦に伸ばした状態の折目周辺の斜視図。 図1に示したディスクケースの分解斜視図。 図1に示したディスクケースの見開き頁対の一つを180°に開いた状態の斜視図。 図1に示したディスクケースのディスク収納部にディスクトレイを装着する状態の分解斜視図。 図1に示したディスクケースのディスク収納部の底部にディスク保持具を貼り付ける状態の分解斜視図。 図1に示したディスクケースのディスク収納部の底部を構成する仕切部材の間にディスク保持具を取り付ける状態の分解斜視図。 本発明に係る第2の実施形態のディスクケースを示す斜視図。 図11に示したディスクケースを分解して示す平面図。 本発明に係る第3の実施形態のディスクケースを示す斜視図。 図13に示したディスクケースの背表紙および折目周辺の平面図。 図14に示したディスクケースの見開き頁対のひとつを180°に開いた状態を示す図。 本発明に係る第4の実施形態のディスクケースの背表紙部および折目周辺を示す図。 図16に示したディスクケースの冊子付見開き頁対を180°に開いた状態を示す図。 図16に示したディスクケースの冊子付見開き頁対を平坦に伸ばした状態の折目周辺の斜視図。 本発明に係る第5の実施形態のディスクケースの頁体を分解する平面図 図19に示したディスクケースの見開き頁対のひとつを180°に開いた状態を示す図。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e…ディスクケース、2…表紙部材、2a…背表紙、2b…表紙、2c…内側面、10…ディスク収納部、10a…底部、11…ディスクトレイ、11c…爪、12…ディスク保持具、12a…ボス、12b…鍔、20…頁体、20b…紙葉接合面、21…見開き頁対、21a…頁、22…裏当部材、23…仕切部材、23a…上層、23b…中層、23c…下層、24…逃部、30…見返し部材、40…冊子、50…冊子付見開き頁対、51…冊子、52…逃部、100…ディスク、100a…外周、100b…センタホール、C…隙間。

Claims (5)

  1. 一続きに連続する紙面に一対の見開き頁(21a,21a)を構成しかつ前記一対の見開き頁(21a,21a)の間に折り目(21b)を有する見開き頁対(21)と、
    少なくとも1枚のディスクを収納する厚みを有し前記見開き頁対(21)の各頁(21a,21a)の裏面に貼り付けられる裏当部材(22)と、
    前記見開き頁対(21)を平坦に開いた状態で前記見開き頁対(21)の折目(21b)側の前記裏当部材(22)の背側端(22a)どうしの間に隙間(C)を構成するべく少なくとも一方の前記背側端(22a)に形成される逃部(24)と、
    前記見開き頁対(21)の少なくとも一方の頁(21a)およびこの頁(21a)に貼り付けられた前記裏当部材(22)を貫通して形成されるディスク収納部(10)と
    前記逃部(24)と前記折り目(21b)を覆う背表紙(2a)と、
    を備えるディスクケースであって、
    前記見開き頁対(21)と前記裏当部材(22)とを厚さ方向に複数重ね合わせてなり、
    前記逃部(24)は、前記見開き頁対(21)の見開き頁(21a,21a)を180°開いた状態において互いに向き合う前記背側端(22a)が前記折目(21b)から前記裏当部材(22)の厚み方向にテーパー状または放物線状に広がる形状に形成され、
    前記見開き頁対(21)を180°開いた状態において該見開き頁対(21)の両隣に位置する見開き頁対(21)の各折り目(21b)どうしを互いに当接させることにより前記見開き頁対(21)が前記開いた状態に維持されるようにしたことを特徴とするディスクケース。
  2. 背表紙(2a)を挟んで一対の表紙(2b)を有する表紙部材(2)と、
    前記裏当部材(22)が貼り付けられた複数の前記見開き頁対(21)をそれぞれ前記紙面と反対側の前記裏当部材(22)の紙葉接合面(22b)で互いに貼り合せて構成されて前記背表紙(2a)側を中心に揺動する頁体(20)とを備え、
    前記表紙(2b)の内側面(2c)と前記頁体(20)の外側の前記紙葉接合面(20b)とを貼り合せることを特徴とする請求項1に記載のディスクケース。
  3. 背表紙(2a)を挟んで一対の表紙(2b)を有する表紙部材(2)と、
    隣り合わせに複数配置される見開き頁対(21)の前記紙面と反対側の前記裏当部材(22)の紙葉接合面(22b)どうしの間に前記ディスク収納部(10)の底部(10a)を形成する仕切部材(23)をそれぞれ挟んで前記見開き頁対(21)どうしが貼り付けられて構成されて前記背表紙(2a)側を中心に揺動する頁体(20)とを備え、
    前記表紙(2b)の内側面(2c)と前記頁体(20)の外側の前記紙葉接合面(20b)との間に前記仕切部材(23)を挟んで貼り合せることを特徴とする請求項1に記載のディスクケース。
  4. 背表紙(2a)を挟んで一対の表紙(2b)を有する表紙部材(2)と、
    前記裏当部材(22)が貼り付けられた複数の前記見開き頁対(21)をそれぞれ前記紙面と反対側の前記裏当部材(22)の紙葉接合面(22b)で互いに貼り合せて構成されて前記背表紙(2a)側を中心に揺動する頁体(20)と、
    前記表紙部材(2)の前記表紙(2b)の内側面(2c)と前記頁体(20)の外側の前記紙葉接合面(20b)との間を接合する一続きに連続する見返し部材(30)とを備えることを特徴とする請求項1に記載のディスクケース。
  5. 背表紙(2a)を挟んで一対の表紙(2b)を有する表紙部材(2)と、
    隣り合わせに複数配置される見開き頁対(21)の前記紙面と反対側の前記裏当部材(22)の紙葉接合面(22b)どうしの間に前記ディスク収納部(10)の底部(10a)を形成する仕切部材(23)をそれぞれ挟んで前記見開き頁対(21)どうしが貼り付けられて構成されて前記背表紙(2a)側を中心に揺動する頁体(20)と、
    前記表紙部材(2)の前記表紙(2b)の内側面(2c)と前記頁体(20)の外側の前記紙葉接合面(20b)との間を接合する一続きに連続する見返し部材(30)とを備えることを特徴とする請求項1に記載のディスクケース。
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