JP3194424B2 - コンパクトディスク用ケース - Google Patents

コンパクトディスク用ケース

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JP3194424B2
JP3194424B2 JP23854896A JP23854896A JP3194424B2 JP 3194424 B2 JP3194424 B2 JP 3194424B2 JP 23854896 A JP23854896 A JP 23854896A JP 23854896 A JP23854896 A JP 23854896A JP 3194424 B2 JP3194424 B2 JP 3194424B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
クを安全確実に郵送できる定形郵便物の規格内の形状、
寸法(長さが14〜23.5cm、幅が9〜12cm、
厚さが1cmまでのもの)の郵送ケースで、該郵送ケー
ス自体と、コンパクトディスクである内容物、または、
郵送ケース自体とコンパクトディスクとハガキ、パンフ
レット等の内容物との総重量が50g以内であり、特に
幅が12cmを越えないケースとして、しかも90円以
内で郵送できるようにしたコンパクトディスク用ケース
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、プラスチックケース内に収納
し、これを封筒内に貼付した2枚の合成樹脂シートの間
に空気層を備えた緩衝材を介して収納したもの。あるい
は発泡スチロール等の緩衝材を挿入して、この緩衝材の
間に挟み込んで郵送するもの。また、コンパクトディス
ク用ケースではないが、紙箱本体と外蓋と中蓋とを有す
る組立紙箱として、紙箱本体は底部とその四周の側壁と
各側壁の左右両側端部間に形成された連結片とからな
り、一方の相対向する二側壁はそれぞれ本体底部に連成
された延出部材が内側に折返されることによって外側壁
と内側壁とを有する二重壁に構成されると共にこの折返
し先端部が本体底部に貼着され、他の相対向する二側壁
の一方の側壁上端には外蓋が連設され、他方の側壁上端
には中蓋が連設されると共にこの中蓋先端には閉止用の
延出片が形成され、前記連結片には内向きに折込むため
の対角線方向の折目が形成されてなる組立紙箱(実開昭
58−67732号公報参照)等が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術である封筒内に緩衝材を介在してその緩衝材の
間にコンパクトディスクを挟み込んで郵送するものは、
先ず、定形郵便物の条件である重量が50g以内におさ
えること、しかも、コンパクトディスクの直径が12c
mなので、これを単に紙で包むだけでも幅(短片)は1
2cm以内におさえることは至難の技であるという問題
があった。また、コンパクトディスクを破損させない、
傷つけないようにする工夫が十分でないという問題があ
った。さらに、郵送ケースとして使用後に収納ケースと
して使用するための工夫がされていないという問題があ
った。
【0004】また、従来技術である組立紙箱は、コンパ
クトディスクを郵送するものではなく、紙製の折り畳み
箱ではあるが、形状、寸法、重量の考慮は一切されてい
ないという問題があった。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑み、コンパク
トディスクを安全確実に、郵送料を定形郵便物の形状、
寸法である長さ14〜23.5cm、幅9〜12cm、
厚み1cmまでのもので90円以内におさえる関係で、
箱状のケースの風体と内容物の総重量を50g以内にす
るために、コンパクトディスク用ケース自体の重量を2
5g以内にし、しかもコンパクトディスクの直径が12
cmであるにもかかわらず、定形郵便物の最大幅である
12cmをクリアーし、さらにハガキ等が収納できるよ
うにした。さらに、コンパクトディスクに傷をつけない
ように、しかも、郵送後に開封した後、収納ケースとし
て使用できるようにし、コンパクトディスク用ケースを
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような技術手段を採用した。請求項
1記載の発明においては、定形郵便物として扱える底
部、外蓋、側壁等からなる箱状のコンパクトディスク用
ケースにおいて、繊維質素材を貼り合わせた段ボール紙
からなるケース本体を平坦にした状態で側部の略中間部
に側面から見た時、コンパクトディスクの端部が見える
ように開口部を形成し、ケース本体底部に左右の折り畳
みガイド片を連設し、さらに、切り取り部としての外蓋
側切り取り片、底部側切り取り片、折り畳みガイド片側
切り取り片を設け、ケース本体底部に係合孔を穿設し、
ケース本体の側壁に連設された外蓋に切り起こし係止片
を設け、外蓋をケース本体底部に折り曲げ重合した際、
切り起こし係止片を係止孔に押し込むようにして係止で
きるようにするという技術手段を採用した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、公害問題のない最適な
実施の形態の第一実施例としては、ケース本体が段ボー
ル紙製で組み立てることができる箱状のコンパクトディ
スク用ケースである。この段ボール紙製組立コンパクト
ディスク用ケースは、段ボール紙を雄版面側から打抜
き、切断、罫線を形成したので製作工程が簡素化され、
しかも、段ボール紙を折り曲げ組み立てるケース本体
で、底部、該底部に連設した左右の折り畳みガイド片、
下の側壁、上のケース本体の底部と外蓋の重合部を形成
したので、左右、上下方向への大きい曲げ外力に対して
も耐えるものである。さらにケース本体の段ボール紙に
柔らかい繊維質素材を貼り合わせたコンパクトディスク
に傷をつけるのを防止するものが考えられる。
【0008】このケース本体を有する段ボール紙製コン
パクトディスク用ケースにおいて、段ボール紙に弾力
性、及び緩衝力のある、曲げ、ショックに強いコンパク
トディスクに傷をつけないように柔らかい素材、例えば
不織布繊維、和紙等を貼着し、さらに外蓋側切り取り片
の表面と、コンパクトディスクを保持する折り畳みガイ
ド片側切り取り片の裏面には糊が塗布されている。この
糊は、従来公知の糊材が採用される。その内特殊な糊材
として糊面同志が重なった所だけが接着される俗にいう
アベック糊も採用できる。
【0009】このケース本体は、雄版面側から、略T字
形に打抜き、切断、罫線を形成し、底部と左右の折り畳
みガイド片と、下方の側壁と、さらに、下方の側壁には
外蓋が連設され、該外蓋は、ケース本体底部に重ねるよ
うに側壁を介して内側に折り返される。
【0010】外蓋側切り取り片と底部側切り取り片と折
り畳みガイド片側切り取り片を切り離した後に、有効な
機能として、該外蓋には、ケース本体底部及び左右の折
り畳みガイド片に穿設した係止孔に係合できる切り起し
係止片を設け、外蓋をケース本体底部に折り曲げ重合し
た際、切り起し係止片を係止孔に押し込むようにして係
止するものである。
【0011】さらに、左右の折り畳みガイド片は、底部
から連設された側壁を備えて、しかもコンパクトディス
クの直径に対応する半径の円弧状切り欠き部を形成し、
左右の折り畳みガイド片を折り曲げた際コンパクトディ
スクの外周をガイドできるように設け、そして、図1か
らも理解できるように幅12cmを確保するために側壁
部にケース本体を平坦にした状態で側部の略中間部に側
面から見た時、コンパクトディスクの端部が見えるよう
に開口部、即ち一部切り抜いて切り欠き部を形成してい
る。
【0012】したがって、左右折り畳みガイド片が、前
記切り抜いて側壁が無い部分で上下に2分割されたよう
になっている。この左右折り畳みガイド片の上下の内、
上方(図1では下側に相当)に切り抜き係止孔を穿設す
る。
【0013】さらに、この左右折り畳みガイド片の係止
孔と若干ずらしてケース本体底部の一方(図1では下側
に相当)に2ケ所以上係止孔を穿設する。
【0014】以上のような構成をしたコンパクトディス
ク用ケースは、まず、左右の折り畳みガイド片を折り曲
げ、この左右の折り畳みガイド片に連設されている側壁
が折り曲げ立ち上げられた際、幅12cmを出ないよう
に罫線が形成されていて、この左右の折り畳みガイド片
には普通の接着糊が塗布されているので底部に重合する
ように折り畳み接着させる。こうすることにより、ケー
ス本体底部上にコンパクトディスクのガイド部が形成さ
れる。
【0015】さらに、重合接着されたケース本体底部と
左右折り畳みガイド片に穿設した係止孔が若干ずれた状
態で形成されている。この状態で、ケース本体底部上に
形成された緩衝保護を兼ねたガイド片の切り抜き円弧部
にコンパクトディスクを載置した上で、外蓋で覆うよう
に折り曲げ、外蓋に形成した切り起し係止片を前記ケー
ス本体底部と折り畳みガイド片に穿設した係止孔に押し
込み係止するものである。
【0016】したがって、外力が掛った際に、弱い部分
をなくし、よりコンパクトディスクに対する安全性が高
められる。しかも公害の恐れのある緩衝材は使用せず、
再生紙を含めたダンボール紙だけで確実に安全にコンパ
クトディスクを郵送することができる。さらに定形郵便
物として扱うことができるようにしたものである。ま
た、このコンパクトディスク用ケースのケース本体底部
と外蓋を組み付けた際、合致するようにフック孔を形成
すると店頭に展示したり、保管する上で有効である。
【0017】次に第二実施例としては底部、蓋体、係止
用蓋、位置決めフラップ部片と上下側壁を有することに
よりコンパクトディスクだけでなくハガキ等、メッセー
ジも同封してコンパクトディスクを動かないように押し
付けるようにして定形郵便物として、郵送できるもので
ある。また、ケース本体にコンパクトディスクを収納し
た後、コンパクトディスクを左右の折り畳みガイド片で
ガイドした状態を維持するように側壁部に保護パッドを
介在させて、該保護パッドでコンパクトディスクを蓋側
に押し付けるようにずれ動かないようにするものであ
る。その他は、前記説明と同一の技術思想を採用するも
のである。尚、詳細な説明は実施例の項で説明する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。材料としては、コンパクトディスクの保護の
ために緩衝材としての役目を備えた段ボール紙製が考え
られる。但し、公害を考慮しなければ発泡合成樹脂シー
ト等の採用も可能なことはいうまでもない。
【0019】そして、第一実施例としての構成の概略に
ついて図1、図2に基づいて説明すると、公害の心配の
ない材料を選択したものとして、段ボール紙製組立コン
パクトディスク用ケースについて説明する。図1に示す
ように箱状のケース本体に、段ボール紙に弾力性、及び
緩衝力のある、曲げ、ショックに強い柔らかい素材、例
えば不織布繊維、和紙等を貼着したものも考えられる。
さらに、ケース本体の外蓋側切り取り片14の内面と、
折り畳みガイド片側切り取り片16の外面とに、糊が塗
布されている。この糊は、糊面同志が重なった所だけが
接着される俗にいうアベック糊等も採用できる。
【0020】このケース本体は、雄版面側から、略T字
形に打抜き、切断、罫線を形成し、底部1と左右の折り
畳みガイド片11と、側壁4とからなり、側壁4には外
蓋2が連設され、該外蓋2は、ケース本体底部1に重ね
るように側壁4を介して内側に折り返される。
【0021】該外蓋2にケース本体底部1及び左右の折
り畳みガイド片11に穿設した係合孔に係合できる切り
起し係止片6を設け、外蓋2をケース本体底部1に折り
曲げ重合した際、切り起し係止片6を係止孔5に押し込
むようにして係止するものである。
【0022】さらに、左右の折り畳みガイド片11の内
面には糊が塗布されており、折り返した際に、底部1に
接着させるものである。該左右の折り畳みガイド片11
は、底部1から連設された上下側壁10を備えて、しか
もコンパクトディスクの直径に対応する半径の円弧切り
欠き部12を形成し、左右の折り畳みガイド片11を折
り曲げた際コンパクトディスクの外周をガイドするよう
に設け、そして、図1からも理解できるように幅12c
mを確保するために一部切り抜いて側壁がない切り欠き
部9を形成している。
【0023】また、左右折り畳みガイド片11が、前記
切り抜いて側壁が無い部分で上下に2分割されたように
なっている。
【0024】この左右折り畳みガイド片11の上下の
内、上方(図1では下側に相当)に切り抜き係止孔5を
穿設する。
【0025】さらに、この左右折り畳みガイド片11の
係止孔5と若干ずらしてケース本体底部1の一方(図1
では下側に相当)に2ケ所以上係止孔5を穿設する。
【0026】以上のような構成をしたコンパクトディス
ク用ケースは、まず、左右の折り畳みガイド片11を折
り曲げ、この左右の折り畳みガイド片11に連設されて
いる上下側壁10が折り曲げ立ち上げられた際、幅12
cmを出ないように罫線が形成されていて、左右の折り
畳みガイド片11に塗布された糊面が底部1と接合する
ように折り畳み接着させる。こうすることにより、ケー
ス本体底部1上にコンパクトディスクのガイド部が形成
される。
【0027】さらに、重合接着されたケース本体底部1
と左右折り畳みガイド片11に穿設した係止孔5が若干
ずれた状態で形成されている。この状態で、ケース本体
底部1上に形成された緩衝保護を兼ねた左右折り畳みガ
イド片の切り抜き円弧部12にコンパクトディスクを載
置した上で、外蓋2で覆うように折り曲げ、外蓋2に連
設された外蓋側切り取り片14の内面に塗布された糊
と、コンパクトディスクの保持用の折り畳みガイド片1
1に連設された折り畳みガイド片側切り取り片16を接
合するものである。
【0028】ここで、収納物であるコンパクトディスク
を取り出す場合には、切り取り部8から外蓋側切り取り
片14、底部側切り取り片15、折り畳みガイド片側切
り取り片16を切り取り、コンパクトディスクを取り出
すものである。
【0029】このケースを収納ケースとして使用する場
合は、左右折り畳みガイド片11の切り抜き円弧部12
にコンパクトディスクを載置した上で、外蓋2で覆うよ
うに折り曲げ、外蓋2に形成した切り起し係止片6を前
記ケース本体底部1と折り畳みガイド片11に穿設した
係止孔5に押し込み係止するものである。
【0030】以上のように構成されていることにより、
コンパクトディスクの一面(下面)は、ケース本体底部
1の柔らかい素材の上に接し、周囲は左右折り畳みガイ
ド片11で保持され、他面(上面)は外蓋2の内側の柔
らかい素材で覆われ保持されるので、郵送中にずれた
り、きずをつけたりすることがない。
【0031】さらに、詳細に説明すると、一枚の比較的
薄い段ボール紙材から、図1に示す略T字形の展開状態
のように打抜き形成する。
【0032】そして、この比較的薄い段ボール紙材の外
側は印刷、あるいは筆記できるような材料を採用し、内
側は、曲げ、ショックに強い弾性力のある柔らかい繊維
質素材、例えば不織布、和紙を貼り着けてある。
【0033】さらに、ケース本体の外蓋側切り取り片1
4の内面と、コンパクトディスクの保持用の折り畳みガ
イド片側切り取り片16の外面とに糊材が塗布されてい
る。この糊材の一実施例としては糊面同志を重ねると接
着力が発揮されるが、糊面と他のもの例えば紙材等とが
重ねられても接着しないような糊材で、通称アベック糊
といわれているものを塗布したものである。
【0034】すなわち、定形郵便物の規格内でおさまっ
ているケース本体は、図1に示すように縦長方向に見
て、左側に幅12cm以下の本体底部1と右側に幅12
cm以下の外蓋2を側壁4を介して連設されている。
【0035】そして、本体底部1と側壁4及び側壁4と
外蓋2の間には折り目3が形成されている。この外蓋2
は側壁4を介して折り目3の部分で内側に折り曲げ、本
体底部1の内側を覆うように形成されている。
【0036】さらに、本体底部1は側壁4とは反対側の
適宣部位に係止孔5を穿設し、この係止孔5に対応する
ように、外蓋2に側壁4とは反対側の部位に切り起し係
止片6が形成されている。
【0037】また、外蓋2を延長して展示等に利用でき
るフック孔7を穿設し、この延長した部分を不要の場合
は、切り離せるように切り取り部8を形成したものであ
る。
【0038】次に、本体底部1について詳細に説明する
と、図1からも理解できるように上下の中央に切り欠き
部9を形成して、上下側壁10を連設し、この上下側壁
10には上下側壁10を折り曲げるようにする上下側壁
の折り目13が形成されている。この上下側壁10に延
設してコンパクトディスク折り畳みガイド片11を形成
する。
【0039】このコンパクトディスクの保持用の折り畳
みガイド片11はコンパクトディスクの径より若干大き
い径の円弧切り欠き部12が形成されていて、この折り
畳みガイド片11を内側に折り畳んで、本体底部1に重
ねると、前記したように内面に塗布された糊面が重ねら
れることになるので接着される。
【0040】また、この重ねた状態にした時、コンパク
トディスク折り畳みガイド片11に、前記した本体底部
1に穿設した係止孔5に対して図1で見て左右方向に若
干ずらした位置に係止孔5を穿設する。
【0041】さらに、外蓋2を延設して、フック孔7を
設けたものに対応するように、本体底部1も延設して、
外蓋2のフック孔7に相対するフック孔7を穿設し、不
必要時には切り離せるように切り取り部8を形成してあ
る。
【0042】定形郵便物の90円で郵送できる規格は、
長さ14cm以上、23.5cm以下、幅9cm以上、
12cm以下、厚さ1cm以下、重さは50g以下であ
る。ところがコンパクトディスクは円盤でその外径は約
12cmのため、これを完全にケースで覆うと、定形郵
便物の幅の限度である12cmをオーバーして定形外と
なってしまうので、郵便料金は高くなる。
【0043】これをさけるために、本体底部1に連設す
るコンパクトディスク折り畳みガイド片11の略中間部
にコンパクトディスクの外径の一部が係合できるような
切り欠き部9を形成して、組み立てた時に幅方向が規格
内である12cmを確保するように切り欠いた状態にし
てあり、そこにコンパクトディスクのほんの一部が露出
して収納できるものである。そして、ケース本体とコン
パクトディスクの内容物との総重量を50g以内にでき
るようにしたコンパクトディスク用郵送ケースである。
【0044】以上のように、展開状態で段ボール紙を雄
版面側から打抜き、切断、罫線に相当する外形の打抜
き、及び係止孔5、切り起し係止片6、フック孔7、円
弧切り欠き部12、各折り目3、13を形成し、ケース
本体を得、このケース本体に折り畳み重ねたコンパクト
ディスク折り畳みガイド片11で挟持して、コンパクト
ディスクを本体底部1上に載置し、これを利用して図2
に示すように折り曲げ組み立てていくものである。
【0045】これを具体的に説明すると、コンパクトデ
ィスク用ケースを組み立てた時、内側になる面を上にし
て、いいかえれば雄版が押圧される側を上にして図1の
ようにひろげ、そして、本体底部1の内側にコンパクト
ディスクが保持されるようにコンパクトディスク折り畳
みガイド片11を折り畳み重合して接着して作り上げ
る。
【0046】そして最後に、コンパクトディスク折り畳
みガイド片11の部分をガイドとして本体底部1上にコ
ンパクトディスクを載置し、外蓋2を側壁4の折り目3
を介して内側に折り曲げコンパクトディスクを保持して
覆うようにして、最後にシール等で封緘する。また、コ
ンパクトディスクを取り出し、再度収納する場合には、
シール等で封緘せずに、外蓋2に形成した切り起し係止
片6と、本体底部1と左右折り畳みガイド片11に穿設
した係止孔5とで押し込み係止するものである。
【0047】次に、第二実施例について、図3、図4に
基づいて詳細に説明する。定形郵便物として扱えるコン
パクトディスク用ケースで、ハガキ等を収納できるよう
にしたものである。
【0048】ケース本体は、底部17を中間にして、蓋
体18と係止用蓋19を左右側壁20を介して連設し、
該左右側壁20の略中間部には切り抜き部21を設け、
さらに、前記蓋体18に上下側壁22を介して、位置決
めフラップ部片23を設けたものである。
【0049】該位置決めフラップ部片23の裏面側に全
長に渡って接着剤30を塗布し、位置決めフラップ部片
23を折り曲げて蓋体18に接着させて、コンパクトデ
ィスクの位置決めを行えるようにしたものである。
【0050】さらに、コンパクトディスクの情報面の傷
等に対する保護のために、ケース本体の内側に柔らかい
繊維質素材、例えば不織布、和紙等からなるスペーサで
ある保護パッド31を上下側壁22の間に介在させる。
またはこの保護パッド31に換えて往復ハガキ状のスペ
ーサ、あるいはスペーサのかわりにハガキ、説明パンフ
レット等を挿入することにより、コンパクトディスクを
ケース本体底部1に押し付けてずれ動かないようにする
ものである。
【0051】また、蓋体18の略中央部にコンパクトデ
ィスクの中央部の情報に関係のない部分と略同径の孔部
24を穿設し、さらに、蓋体18と反対側に取り出し用
切り欠き部25を形成する。
【0052】そして、前記係止用蓋19にフック孔26
を穿設する。なお、係止用蓋19は、ケース本体の重量
を軽減するために、円弧状あるいは三角形状に切り欠い
たものにすることが有効である。
【0053】また、底部17の係止用蓋側に折り曲げ用
罫線27が形成されている。蓋体18に係止孔28を、
係止用蓋19には、組み立てた際、蓋体18の係止孔2
8に対応するように切り起こし係止片29を形成したも
のである。なお、この切り起こし係止片29を蓋体18
の係止孔28に確実に挿入できるように位置決めフラッ
プ部片23には切り欠き部が形成されている。
【0054】以上のような構成を有するために、組み立
てることにより、次のようにコンパクトディスクを安全
に保護保持することができる。
【0055】先ず、蓋体18に上下側壁22を介して設
けた位置決めフラップ部片23を折り曲げ、底部17に
接着することにより底部17と位置決めフラップ部片2
3によりコンパクトディスクを保持し、そして、上下側
壁22の部分に保護パッド31、ハガキ、パンフレット
等を選択し収納できるものである。
【0056】底部17の左右に形成した切り抜き部21
により定形郵便物の幅の限度である12cmをクリヤす
るために設けたものであり、しかも位置決めの補助的作
用を奏するものである。
【0057】また、蓋体18の孔部24及び取り出し用
切り欠き部25はコンパクトディスクを取り出すのに都
合よくしたものである。しかも、この孔部24、取り出
し用切り欠き部25はケース本体の重量を軽減するもの
である。
【0058】係止用蓋19に形成したフック孔26はコ
ンパクトディスクを取り出すために開封した後は、吊り
下げ用として利用するものである。さらに、蓋体18の
孔部24の部分を打ち抜いたものをフック孔26と同一
径の孔を穿設して、これを係止用蓋19に接着すること
により、フック孔26の補強を行うものである。
【0059】また、底部に形成した折り曲げ用罫線27
は、開封した際、コンパクトディスクの取り出しを容易
にするのに折り曲げ易くしたものである。
【0060】第三実施例として図5〜図7に基づいて説
明する。位置決めフラップ部片23を底部17側に設け
た場合は、コンパクトディスクは蓋体18と位置決めフ
ラップ部片23で保持することになり、この点だけが、
前記した第二実施例のものと相違するもので、その他の
点は同一なので詳細な説明は省略する。
【0061】以上、具体的な実施例について説明した
が、軽量の点を主に設計すれば、切り抜き量を多くした
り、公害の点を考慮せず、軽量材料(例えば発泡スチロ
ール等)を使用することができるが、強度の問題、公害
の問題が生じる。ところが強度の点を主に設計すると、
段ボール紙の厚いもの、切り抜き部分を少なくする等が
考えられるが、重量が重くなって郵便料金が高くなって
しまう。
【0062】以上のような相矛盾する点をバランス良く
設計し、封筒状でなく、箱状のコンパクトディスク用郵
送ケースとコンパクトディスクの総重量を50g以内に
することは種々設計できることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次の効果を得ることができる。 (1)箱状のコンパクトディスク用ケースにコンパクト
ディスクをセットし、破損防止を確実にしながら、定形
郵便物として扱うことができ、格安の郵便料金で郵送で
きる。
【0064】(2)郵送ケースとして使用後、切り取り
部を切り取ることによりコンパクトディスクの収納ケー
スとして利用できる。
【0065】(3)コンパクトディスクの厚み分は折り
畳みガイド片の厚み分で対応できるためコンパクトディ
スクが移動せず安定的に保持される。
【0066】(4)箱状のコンパクトディスク用ケース
に収納するのでコンパクトディスクを傷付けず安全に郵
送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例であるコンパクトディスク
用ケースのケース本体の展開状態を示す平面図である。
【図2】前記第一実施例における、コンパクトディスク
を収納保持した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第二実施例であるコンパクトディスク
用ケースのケース本体の展開状態を示す平面図である。
【図4】前記第二実施例における、ケース本体の組立途
中の状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第三実施例であるコンパクトディスク
用ケースのケース本体の展開状態を示す平面図である。
【図6】前記第三実施例における、ケース本体の組立途
中の状態を示す斜視図である。
【図7】前記第三実施例におけるコンパクトディスクを
収納した状態の断面図である。
【符号の説明】
1‥‥本体底部 2‥‥
外蓋 3‥‥折り目 4‥‥
側壁 5‥‥係止孔 6‥‥
切り起し係止片 7‥‥フック孔 8‥‥
切り取り部 9‥‥切り欠き部 10‥‥
上下側壁 11‥‥コンパクトディスク折り畳みガイド片 12‥
‥円弧切り欠き部 13‥‥上下側壁の折り目 14‥
‥外蓋側切り取り片 15‥‥底部側切り取り片 16‥‥折り畳みガイド片側切り取り片 17‥
‥底部 18‥‥蓋体 19‥
‥係止用蓋 20‥‥左右側壁 21‥
‥切り抜き部 22‥‥上下側壁 23‥
‥位置決めフラップ部片 24‥‥孔部 25‥
‥取り出し用切り欠き部 26‥‥フック孔 27‥
‥折り曲げ用罫線 28‥‥係止孔 29‥
‥切り起こし係止片 30‥‥接着材 31‥
‥保護パッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57 B65D 27/00 G11B 23/033 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定形郵便物として扱える底部、外蓋、側
    壁等からなる箱状のコンパクトディスク用ケースにおい
    て、繊維質素材を貼り合わせた段ボール紙からなるケー
    ス本体を平坦にした状態で側部の略中間部に側面から見
    た時、コンパクトディスクの端部が見えるように開口部
    を形成し、ケース本体底部に左右の折り畳みガイド片を
    連設し、さらに、切り取り部としての外蓋側切り取り
    片、底部側切り取り片、折り畳みガイド片側切り取り片
    を設け、ケース本体底部に係合孔を穿設し、ケース本体
    の側壁に連設された外蓋に切り起こし係止片を設け、外
    蓋をケース本体底部に折り曲げ重合した際、切り起こし
    係止片を係止孔に押し込むようにして係止できるように
    したことを特徴とするコンパクトディスク用ケース。
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