JP2972143B2 - ディスク収納用ケース - Google Patents

ディスク収納用ケース

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JP2972143B2
JP2972143B2 JP8149519A JP14951996A JP2972143B2 JP 2972143 B2 JP2972143 B2 JP 2972143B2 JP 8149519 A JP8149519 A JP 8149519A JP 14951996 A JP14951996 A JP 14951996A JP 2972143 B2 JP2972143 B2 JP 2972143B2
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智紹 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク等のディスクを収納するディスク収納用ケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】定形郵便物は、重量及び大きさに制限が
ある。即ち、重量は50グラムまでであって、且つ大き
さは長さの範囲が14〜23.5cm、幅の範囲が9〜
12cm、厚さが1cmまでのものが定形郵便物となる
ことが知られている。
【0003】従来、コンパクトディスクを郵送する場
合、汎用プラスチックケースに収納して行うことが多か
った。この汎用プラスチックケースに収納されたコンパ
クトディスクを通常の紙封筒で郵送する場合、寸法・重
量共に定形外となり、郵送料金が190円以上となる。
また、通常の紙封筒には弾力性がないので、配送中に汎
用プラスチックケースが破損しやすいという問題があっ
た。この破損を防止するために、クッション封筒で郵送
する場合、郵便料金が400円以上となっていた。
【0004】また、最近、図4に示すように、定形郵便
物として扱えるディスク収納用ケース40が使用されて
いる。このディスク収納用ケース40は、三つ折りの台
紙43と、この台紙43の一端部に接着されたプラスチ
ック製のトレイ部41とからなり、トレイ部41の凹部
42にコンパクトディスクが収納されて、その上を台紙
43のトレイ接着部44に連続するカバー部45で覆う
ように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このデ
ィスク収納用ケース40を使用した場合には、配送中に
コンパクトディスクがディスク収納用ケース40から外
れる危険性がある。また、紙とプラスチックとの異種材
料を貼り合わせて使用しているため、再資源化するには
材料毎に分別する必要があり、再資源化に手間がかかる
という問題があった。
【0006】さらに、このディスク収納用ケース40で
は、ケース片側の紙カバー45の緩衝性が乏しくディス
クをキズつける危険性があった。また、ケース重量が多
いので、コンパクトディスク2枚を同時に郵送出来ない
という問題があった。
【0007】そこで、本発明は、定形郵便物として郵送
可能であって、コンパクトディスクがディスク収納用ケ
ースから外れるのを防止できるとともに、再資源化が容
易であり、さらにディスクをキズつける危険性の少ない
ディスク収納用ケースを提供することをその目的とす
る。また、本発明の他の目的は、定形郵便物としてコン
パクトディスクを2枚同時に郵送することができるディ
スク収納用ケースを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、段ボール製のディスク収納用ケ
ースであって、ディスクの一方の片面を覆う台紙部と、
この台紙部の一辺に第1折曲線を介して連接され、ディ
スクの他方の片面の少なくとも一部を覆う第1保持部
と、前記台紙部の他辺に第2折曲線を介して連接され、
ディスクの他方の片面の少なくとも一部を覆う第2保持
部と、前記第1及び第2折曲線上にそれぞれ形成され、
ディスクの径方向端部を挿入する切抜穴とを備え、該切
抜穴は前記第1及び第2折曲線に直交する前記ディスク
の直径上に配置され、ディスクの外径の接線が前記第1
及び第2折曲線の外形に一致するように構成されている
ことを特徴としている。
【0009】この構成によれば、折曲線上にディスクの
径方向端部を挿入する切抜穴を備えているので、ディス
クの径方向端部を切抜穴に挿入することができ、ケース
の幅をディスクの直径とほぼ同一とすることができる。
【0010】さらに、コンパクトディスクの両面の少な
くとも一部を段ボールで覆ったので、段ボールの弾性力
でディスクを保持することができる。また、段ボールの
弾性力によりディスクをキズつける危険性が少ないとい
う効果を有する。また、段ボールという単一素材から構
成したので、廃棄に際して分別する必要がなく、再資源
化が容易である。
【0011】また、請求項2の発明では、2枚組用の段
ボール製のディスク収納用ケースであって、第1ディス
クの一方の片面を覆う第1の台紙部と、この第1の台紙
部に、第1ディスクの径方向一端部に位置する第1折曲
線を介して連接され、第1ディスクの他方の片面の少な
くとも一部を覆う第1保持部と、前記第1の台紙部に、
第1ディスクの径方向他端部に位置する第3折曲線を介
して連結され、第2ディスクの一方の片面を覆う第2の
台紙部と、この第2の台紙部に、第2ディスクの径方向
端部に位置する第3折曲線を介して連接され、第2ディ
スクの他方の片面を覆う第2保持部と、前記第1、第2
及び第3折曲線上に前記ディスクの径方向端部を挿入す
る切抜穴とを備えていることを特徴としている。
【0012】また、この構成によれば、上記作用に加え
てコンパクトディスクを2枚同時にケースに収納しても
定形郵便物の重量以下とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
に係わるディスク収納用ケースを示す図であり、(a)
は展開図、(b)はコンパクトディスクの収納を示す
図、(c)はコンパクトディスクの収納後を示す図、
(d)は図1(c)中の部分Mの要部拡大図である。
【0014】本発明の第1の実施形態に係わるディスク
収納用ケースは段ボール製であり、図1(a)に示すよ
うに、コンパクトディスクDの一方の片面を覆う矩形状
の裏面板である第1の台紙部である台紙部11と、この
台紙部11の一辺に第1折曲線である折曲線14を介し
て連接され、折り返して台紙部11との間にコンパクト
ディスクDを保持する矩形状の第1保持部である保持板
12と、台紙部11の他の辺に第2折曲線である折曲線
15を介して連接された矩形状の第2保持部である保持
板13と、折曲線14,15上にコンパクトディスクD
の径方向端部を挿入する切抜穴16,17とを備えてい
る。以上の保持板12と保持板13とから表面カバー部
が構成される。
【0015】前記台紙部11は矩形状であり、図1
(c)に示すように、台紙部11の短辺の外形長さA′
は、収納するコンパクトディスクDの直径と同一、即ち
12cmに形成されている。また、長辺Cは、保持板1
2及び保持板13の長辺と同様に、14≦C≦23.5
(cm)に形成される。この上限は、定形郵便物基準を
満たすため、23.5cm以下(C≦23.5cm)で
あることが必要であり、下限は、コンパクトディスクD
の全面を覆うために12cm以上(C≧12cm)必要
なだけでなく、定形郵便物としての大きさの条件を満た
すために14cm以上(C≧14cm)であることが必
要である。本実施形態のディスク収納用ケースでは、後
述する第2及び第3の実施形態のディスク収納用ケース
と同様に、17cmとした。
【0016】図1(b)に示すように、保持板13の幅
Bは台紙部11の幅Aと同じか小さく形成されている
(B≦A)。また、前記台紙部11は、折曲線14,1
5と直交する幅方向に保持板12より長大に形成され、
折曲線14で保持板12を折り返したとき保持板12の
接着側の面の全面を覆うように構成されている。
【0017】さらに、この台紙部11は、接着部である
糊代18を備えている。この糊代18は、収納するコン
パクトディスクDの両側に位置するように、即ち一対の
糊代18と折曲線14とでコンパクトディスクDを囲む
ように配置されている。これにより、ディスク収納用ケ
ースを組み立てたときに、一対の糊代18と折曲線14
とで袋状部が形成されるように構成されている。この袋
状部の内側には台紙部11と保持板12とによるディス
ク圧接領域が形成されている。この圧接領域により、コ
ンパクトディスクDはディスク収納用ケースに圧接され
て、確実に保持される。
【0018】前記保持板12は、折曲線14で折り返さ
れて、台紙部11の糊代18に塗布された接着剤を介し
て台紙部11に貼付され、保持板12と台紙部11との
間にコンパクトディスクDの少なくとも一部を収納して
保持できるように構成されている。
【0019】この保持板12では、保持板13を開いた
ときに、コンパクトディスクDを収納した保護袋Eの端
部が折曲線14と対向する側から外部にほぼ半分露出す
るように構成したので、ケースからコンパクトディスク
Dを取り出す際に、保護袋Eの端部を把持してケースか
ら取り出すことができる。
【0020】前記台紙部11と保持板12との間の折曲
線14上には、ほぼ中央部に切抜穴16が形成されてい
る。さらに、台紙部11と保持板13との間の折曲線1
5上にもほぼ中央部に切抜穴17が形成されている。こ
れらの切抜穴16,17は互いに折曲線14,15の直
交方向に位置している。
【0021】前記保持板13及び台紙部11はコンパク
トディスクDの全面を覆っているので、コンパクトディ
スクD全面を保護できる。さらに、コンパクトディスク
Dを収納した保護袋Eの端部が保持板の折曲線と対向す
る側から外部に露出可能としたので、ケースからコンパ
クトディスクDを取り出す際に、保護袋Eの端部を把持
してケースから取り出すことができる。
【0022】本発明に係わるディスク収納用ケースの段
ボール基板は、波形状の中芯と、この中芯の両側に貼着
されたライナーとからなる両面段ボールである。この両
面段ボールのケース内面となる片面に、不織布(パルプ
製)を貼り合わせることにより、コンパクトディスクD
を収納する保護袋(内袋)Eを不要とすることができ
る。
【0023】本実施形態では、ディスク収納用ケースの
段ボール基板として、(株)クラウン・パッケージ社の
「ミニダン(登録商標)」を使用している。この「ミニ
ダン」は、内寸(中芯8)の山の高さが0.6mm、3
0cm当たりの山数が120±3であり、中芯8の両面
にライナー7を貼り合わせて両面段ボールとした場合に
は、仕上がり厚さで略1.0mmの薄型段ボールであ
る。このような「ミニダン」を段ボール基板として使用
した場合には、型押し加工が可能なので、台紙部11の
コンパクトディスクDを載置する部分に型押し加工によ
る凹部を形成してコンパクトディスクDを収納するよう
にしてもよい。
【0024】また、「ミニダン」以外にも、例えば、公
知の「Eフルート」を使用することもできる。この「E
フルート」は内寸(中芯)の山の高さが1.0mm、3
0cm当たりの山数が93±5であり、中芯の両面にラ
イナーを貼り合わせて両面段ボールとした場合には、仕
上がり厚さで略1.1mm〜1.6mmの薄型段ボール
である。
【0025】以上の如く構成された第1実施形態のディ
スク収納用ケースを製造するには、先ず図1(a)のよ
うに展開された段ボール基板を搬送し、次に図1(b)
のようにこの段ボール基板の台紙部11上の袋状部とな
る部分に、保護袋Eに収納されたコンパクトディスクD
を載置するとともに糊代18に接着剤であるホットメル
トを塗布し、次に折曲線14に沿って、載置されたコン
パクトディスクD上を覆うように保持板12を折曲し、
保持板12を台紙部11に接着する。
【0026】このように保持板12を台紙部11に接着
することにより、コンパクトディスクDは保持板12と
台紙部11とに挟まれてこれらの弾性力で保持される。
このとき、図1(c)(d)に示すように、切抜穴17
が折曲線14,15の直交方向に位置しているので、コ
ンパクトディスクDの両外端部が切抜穴16及び17に
挿入され、コンパクトディスクDの外径の接線がディス
ク収納用ケースの折曲線14,15の外形にそれぞれ一
致する。したがって、ディスク収納用ケースの幅が12
cmとなり、定形郵便物の寸法条件を満足することがで
きる。
【0027】また、ケース重量が約13グラム、コンパ
クトディスクDの重量が約15グラム、保護袋Eの重量
が約2グラムであり、総重量約30グラムとなるので、
定形郵便物の重量の条件についても満足することができ
る。したがって、郵便料金が90円の定形郵便物として
郵送することができる。
【0028】なお、具体的な郵送方法としては、保持板
を保持板に接着又は粘着テープ止めしてそのまま送って
もよく、また、ディスク収納用ケースをノリ付きポリ袋
に入れて送ってもよく、また、ディスク収納用ケースを
収縮包装して送ってもよい。
【0029】図2は、本発明の第2の実施形態に係わる
2枚組用のディスク収納用ケースを示す図であり、
(a)は展開図、(b)はコンパクトディスクの収納を
示す図、(c)はコンパクトディスクの第1の郵送方法
を示す図、(d)はコンパクトディスクの第2の郵送方
法を示す図である。
【0030】本発明の第2の実施形態に係わるディスク
収納用ケースも第1の実施形態と同様に段ボール製であ
り、図2(a)に示すように、台紙部11と、この台紙
部11の一辺に第1折曲線である折曲線24a,24b
を介して連接され、折り返して台紙部11との間にコン
パクトディスクDを保持する矩形状の第1保持部である
保持板12と、台紙部11の他の辺に第2折曲線である
折曲線25a,25bを介して連接された矩形状の第2
保持部である保持板23と、折曲線24a,24b、折
曲線25a,25b上にコンパクトディスクDの径方向
端部をそれぞれ挿入する切抜穴16,17とを備えてい
る。以上の保持板12と保持板23とから表面カバー部
が構成される。
【0031】前記折曲線24a,24bの間隔及び折曲
線25a,25bの間隔は同一であって、その長さはコ
ンパクトディスクの厚さのほぼ2倍又は2倍よりわずか
に小さく形成されている。したがって、コンパクトディ
スクDを2枚収納することができる。
【0032】図2(b)に示すように、保持板23の幅
は、保持板12の幅と同様に、台紙部11の幅の半分に
形成されている。したがって、保持板23を折曲線25
a,25bを介して折り畳んだときに、保持板23によ
り保持板12と面一にして、台紙部11の保持板12で
覆われていない部分を覆うことができる。このように、
保持板23を小さくしたので、ケースの軽量化を図るこ
とができる。また、前記台紙部11は、折曲線24a,
24b及び折曲線25a,25bと直交する幅方向に保
持板12より長大に形成され、折曲線24a,24bで
保持板12を折り返したとき保持板12の接着側の面の
全面を覆うように構成されている。
【0033】前記台紙部11と保持板12との間の折曲
線24a,24b上には、ほぼ中央部に切抜穴16が形
成されている。さらに、台紙部11と保持板23との間
の折曲線25a,25b上にもほぼ中央部に切抜穴17
が形成されている。これらの切抜穴17は互いに折曲線
24a,24b,25a,25bの直交方向に位置して
いる。
【0034】以上の如く構成された第2実施形態のディ
スク収納用ケースを製造するには、先ず図2(a)のよ
うに展開された段ボール基板を搬送し、次に図2(b)
のようにこの段ボール基板の台紙部11上の袋状部とな
る部分に、保護袋Eに収納されたコンパクトディスクD
を2枚載置するとともに糊代18に接着剤であるホット
メルトを塗布し、次に折曲線24a,24bに沿って、
載置された2枚のコンパクトディスクD上を覆うように
保持板12を折曲し、保持板12を台紙部11に接着す
る。このように保持板12を台紙部11に接着すること
により、コンパクトディスクDは保持板12と台紙部1
1とに挟まれてこれらの弾性力で保持される。
【0035】このとき、図2(c)、(d)に示すよう
に、切抜穴16,17が折曲線24a,24b、25
a,25bの直交方向に位置しているので、コンパクト
ディスクDの両外端部が切抜穴16及び17に挿入さ
れ、コンパクトディスクDの外形の接線がディスク収納
用ケースの折曲線24a,24b、25a,25bの外
形にそれぞれ一致する。したがって、ディスク収納用ケ
ースの幅が12cmとなり、定形郵便物の寸法条件を満
足することができる。このディスク収納用ケースを郵送
するには、例えば、図2(c)に示すように、保持板1
2と保持板23との間に粘着テープTを貼るか、また
は、図2(d)に示すように、ノリ付きポリ袋29にデ
ィスク収納用ケースを入れて、蓋29bの部分を折り返
して糊代29bに貼り付ける等により行うことができ
る。
【0036】また、ケース重量が約11グラム、2枚の
コンパクトディスクDの重量が約30グラム、2枚の保
護袋Eの重量が約4グラムであり、総重量約45グラム
となるので、定形郵便物の重量の条件についても満足す
ることができる。したがって、郵便料金が90円の定形
郵便物として郵送することができる。
【0037】図3は、本発明の第3の実施形態に係わる
ディスク収納用ケースを示す図であり、(a)は展開
図、(b)はコンパクトディスクの収納を示す図、
(c)はコンパクトディスクの収納後を示す図である。
【0038】本発明の第3の実施形態に係わるディスク
収納用ケースは、第1及び第2の実施形態と同様に、段
ボール製であり、図3(a)に示すように、2枚のコン
パクトディスクDの一方の片面をそれぞれ覆う矩形状の
裏面板であり第1及び第2の台紙部である台紙部11
A,11Bと、これらの台紙部11A,11B間に介在
する第3折曲線である折曲線39a,39bと、台紙部
11A,11Bに折曲線14,35を介して連接され、
折り返して台紙部11A,11Bとの間にコンパクトデ
ィスクDを保持する矩形状の第1及び第2の保持部であ
る保持板32,33と、折曲線14,35,39a,3
9b上に形成されたコンパクトディスクDの径方向端部
を挿入する切抜穴16,17,39とを備えている。以
上の保持板32,33から表面カバー部が構成される。
なお、折曲線35は第2折曲線である。
【0039】前記台紙部11A,11Bは矩形状であ
り、図3(c)に示すように、台紙部11A,11Bの
短辺の外形長さは、収納するコンパクトディスクDの直
径と同一、即ち12cmに形成されている。また、長辺
は、保持板32,33の長辺と同様に、14≦C≦2
3.5(cm)に形成される。
【0040】図3(b)に示すように、保持板32の幅
は台紙部11の幅の1/3程度に形成されている。ま
た、前記台紙部11A,11Bは、折曲線14,35,
39a,39bと直交する幅方向に保持板32,33よ
り長大に形成され、折曲線14,35で保持板32,3
3を折り返したとき保持板32,33の接着側の面の全
面を覆うように構成されている。
【0041】前記保持板32,33は、折曲線14,3
5で折り返されて、台紙部11A,11Bの糊代18に
塗布された接着剤を介して台紙部11A,11Bに貼付
され、保持板32,33と台紙部11A,11Bとの間
にコンパクトディスクDの少なくとも一部を収納して保
持できるように構成されている。
【0042】この保持板32,33では、折曲線39
a,39bを介して開いたときに、コンパクトディスク
Dを収納した保護袋Eの端部が折曲線14,35と対向
する側から外部に露出するように構成したので、ケース
からコンパクトディスクDを取り出す際に、保護袋Eの
端部を把持してケースから取り出すことができる。
【0043】前記台紙部11A,11Bと保持板32,
33との間の折曲線14,35上には、ほぼ中央部に切
抜穴16,17が形成されている。さらに、台紙部11
A,11B間の折曲線39a,39b上にもほぼ中央部
に切抜穴39が形成されている。
【0044】前記台紙部11A,11Bはコンパクトデ
ィスクDの全面を覆っているので、コンパクトディスク
D全面を保護できる。さらに、コンパクトディスクDを
収納した保護袋Eの端部が上述したように外部に露出可
能としたので、ケースからコンパクトディスクDを取り
出す際に、保護袋Eの端部を把持してケースから取り出
すことができる。
【0045】以上の如く構成された第3実施形態のディ
スク収納用ケースを製造するには、先ず図3(a)のよ
うに展開された段ボール基板を搬送し、次に図3(b)
のようにこの段ボール基板の台紙部11A,11B上の
袋状部となる部分に、保護袋Eに収納されたコンパクト
ディスクDを載置するとともに糊代18に接着剤である
ホットメルトを塗布し、次に折曲線14,35に沿っ
て、載置されたコンパクトディスクD上を覆うように保
持板32,33を折曲し、保持板32,33を台紙部1
1A,11Bに接着する。
【0046】このように保持板32,33を台紙部11
A,11Bに接着することにより、2枚のコンパクトデ
ィスクDはそれぞれ保持板32,33と台紙部11A,
11Bとに挟まれてこれらの弾性力で保持される。
【0047】このとき、図3(c)に示すように、切抜
穴16,17,39が折曲線14,35,39a,39
bの直交方向に位置しているので、2枚のコンパクトデ
ィスクDのそれぞれの両外端部が切抜穴16,39及び
切抜穴17,39に挿入され、コンパクトディスクDの
外径の接線がディスク収納用ケースの折曲線14,3
5,39a,39bの外形にそれぞれ一致する。したが
って、ディスク収納用ケースの幅が12cmとなり、定
形郵便物の寸法条件を満足することができる。
【0048】また、ケース重量が約15グラム、2枚の
コンパクトディスクDの重量が約30グラム、2枚の保
護袋Eの重量が約4グラムであり、総重量約49グラム
となるので、定形郵便物の重量の条件についても満足す
ることができる。したがって、郵便料金が90円の定形
郵便物として郵送することができる。
【0049】以上の実施形態では、オーディオ用コンパ
クトディスクDを収納するディスク収納用ケースについ
て説明したが、収納するコンパクトディスクDとして
は、オーディオ用コンパクトディスク以外にDVD(高
密度ディスク)、CD−ROM(CD−Read On
ly Memory)、CD−I(CD Intera
ctive)、ビデオCD等の直径12cmのディスク
であってもよいのはもちろんである。
【0050】また、上記実施形態では、保持板と台紙部
とを接着する接着剤としてホットメルトを使用した場合
について説明したが、この接着剤は、ホットメルト以外
の紙を接着可能な接着剤、粘着テープ等であってもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く請求項1の
発明によれぽ、段ボール製のディスク収納用ケースであ
って、ディスクの一方の片面を覆う台紙部と、この台紙
部の一辺に第1折曲線を介して連接され、ディスクの他
方の片面の少なくとも一部を覆う第1保持部と、前記台
紙部の他辺に第2折曲線を介して連接され、ディスクの
他方の片面の少なくとも一部を覆う第2保持部と、前記
第1及び第2折曲線上にそれぞれ形成され、ディスクの
径方向端部を挿入する切抜穴とを備え、該切抜穴は前記
第1及び第2折曲線に直交する前記ディスクの直径上に
配置され、ディスクの外径の接線が前記第1及び第2折
曲線の外形に一致するように構成されているので、第1
及び第2折曲線に直交する方向に配置されている切抜穴
に、ディスクの径方向端部を挿入して、ディスクの外径
の接線を第1及び第2折曲線に一致させることができ、
直径12cmのディスクであっても定形郵便物の大きさ
とすることができ、定形郵便物として郵送可能である。
【0052】さらに、コンパクトディスクの両面の少な
くとも一部を段ボール製のケースで覆ったので、コンパ
クトディスクがディスク収納用ケースから外れるのを防
止できる。
【0053】また、段ボールという単一素材から構成し
たので、再資源化が容易であり、さらに段ボールの弾性
力によりディスクをキズつける危険性が少ないという効
果を有する。
【0054】また、請求項2の発明によれば、定形郵便
物としてコンパクトディスクを2枚同時に郵送すること
ができるディスク収納用ケースを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるディスク収納
用ケースを示す図であり、(a)は展開図、(b)はコ
ンパクトディスクの収納を示す図、(c)はコンパクト
ディスクの収納後を示す図、(d)は図1(c)中の部
分Mの要部拡大図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係わる2枚組用ディ
スク収納用ケースを示す図であり、(a)は展開図、
(b)はコンパクトディスクの収納を示す図、(c)は
コンパクトディスクの第1の郵送方法を示す図、(d)
はコンパクトディスクの第2の郵送方法を示す図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施形態に係わるディスク収納
用ケースを示す図であり、(a)は展開図、(b)はコ
ンパクトディスクの収納を示す図、(c)はコンパクト
ディスクの収納後を示す図である。
【図4】従来のディスク収納用ケースを示す図である。
【符号の説明】
11 台紙部 11A 第1の台紙部 11B 第2の台紙部 12 保持板(第1保持部) 13 保持板(第2保持部) 14 第1折曲線 15 第2折曲線 16 切抜穴 17 切抜穴 23 保持板(第2保持部) 24a 第1折曲線 24b 第1折曲線 25a 第2折曲線 25b 第2折曲線 35 第2折曲線 39 切抜穴 39a 第3折曲線 39b 第3折曲線 D ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−42760(JP,U) 登録実用新案3026154(JP,U) 登録実用新案3018722(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/00 - 85/57

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール製のディスク収納用ケースであ
    って、ディスクの一方の片面を覆う台紙部と、この台紙
    部の一辺に第1折曲線を介して連接され、ディスクの他
    方の片面の少なくとも一部を覆う第1保持部と、前記台
    紙部の他辺に第2折曲線を介して連接され、ディスクの
    他方の片面の少なくとも一部を覆う第2保持部と、前記
    第1及び第2折曲線上にそれぞれ形成され、ディスクの
    径方向端部を挿入する切抜穴とを備え、該切抜穴は前記
    第1及び第2折曲線に直交する前記ディスクの直径上に
    配置され、ディスクの外径の接線が前記第1及び第2折
    曲線の外形に一致するように構成されているディスク収
    納用ケース。
  2. 【請求項2】 2枚組用の段ボール製のディスク収納用
    ケースであって、第1ディスクの一方の片面を覆う第1
    の台紙部と、この第1の台紙部に、第1ディスクの径方
    向一端部に位置する第1折曲線を介して連接され、第1
    ディスクの他方の片面の少なくとも一部を覆う第1保持
    部と、前記第1の台紙部に、第1ディスクの径方向他端
    部に位置する第3折曲線を介して連結され、第2ディス
    クの一方の片面を覆う第2の台紙部と、この第2の台紙
    部に、第2ディスクの径方向端部に位置する第3折曲線
    を介して連接され、第2ディスクの他方の片面を覆う第
    2保持部と、前記第1、第2及び第3折曲線上に前記デ
    ィスクの径方向端部を挿入する切抜穴とを備えているデ
    ィスク収納用ケース。
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