JP3043506B2 - 自動車の乗員保護装置 - Google Patents
自動車の乗員保護装置Info
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- JP3043506B2 JP3043506B2 JP4011801A JP1180192A JP3043506B2 JP 3043506 B2 JP3043506 B2 JP 3043506B2 JP 4011801 A JP4011801 A JP 4011801A JP 1180192 A JP1180192 A JP 1180192A JP 3043506 B2 JP3043506 B2 JP 3043506B2
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- JP
- Japan
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- glove box
- wall
- strength
- occupant protection
- vehicle
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/04—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings
- B60R21/045—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings associated with the instrument panel or dashboard
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R7/00—Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps
- B60R7/04—Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks
- B60R7/06—Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks mounted on or below dashboards
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インストルメントパネ
ルの下部にグローブボックスを備えている自動車に適用
される自動車の乗員保護装置に関するものである。
ルの下部にグローブボックスを備えている自動車に適用
される自動車の乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車は、衝突時において、乗員
の上半身をシートベルトあるいはエアバッグによって保
護する一方、乗員の下半身、特に膝部をニープロテクタ
によって保護するようになっている。
の上半身をシートベルトあるいはエアバッグによって保
護する一方、乗員の下半身、特に膝部をニープロテクタ
によって保護するようになっている。
【0003】上記のニープロテクタとしては、膝部が衝
突したときに、膝部の前方に設けられた部材が変形する
ことにより、自動車の衝突にて膝部に加わる衝撃、即ち
荷重を吸収するものが知られている。この種のニープロ
テクタには、特開平2−164638号公報に開示され
ているように、インストルメントパネルの下部の内面側
に、閉断面構造の部材を設け、この部材を膝部がインス
トルメントパネルに衝突することによって変形させるよ
うにしたものがある。また、特開平2−182553号
公報には、インストルメントパネルの下部に設けられた
グローブボックスにおけるリッドの内面側に、衝撃伝達
機構を設け、乗員の膝部がグローブボックスのリッドに
衝突したときに、上記の衝撃伝達機構により、グローブ
ボックスの前方に設けられた空気調和装置のダクトを変
形させるようにしたものが開示されている。
突したときに、膝部の前方に設けられた部材が変形する
ことにより、自動車の衝突にて膝部に加わる衝撃、即ち
荷重を吸収するものが知られている。この種のニープロ
テクタには、特開平2−164638号公報に開示され
ているように、インストルメントパネルの下部の内面側
に、閉断面構造の部材を設け、この部材を膝部がインス
トルメントパネルに衝突することによって変形させるよ
うにしたものがある。また、特開平2−182553号
公報には、インストルメントパネルの下部に設けられた
グローブボックスにおけるリッドの内面側に、衝撃伝達
機構を設け、乗員の膝部がグローブボックスのリッドに
衝突したときに、上記の衝撃伝達機構により、グローブ
ボックスの前方に設けられた空気調和装置のダクトを変
形させるようにしたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構造では、インストルメントパネルの内面側に、ニープ
ロテクタを構成するための専用の部材、即ちニープロテ
クタ構成部材が必要となり、構造が複雑となる。また、
インストルメントパネルの下部にグローブボックスを備
えている場合、上記のニープロテクタ構成部材を設ける
ために、グローブボックスの容量を犠牲にしなければな
らないといった問題点を有している。
構造では、インストルメントパネルの内面側に、ニープ
ロテクタを構成するための専用の部材、即ちニープロテ
クタ構成部材が必要となり、構造が複雑となる。また、
インストルメントパネルの下部にグローブボックスを備
えている場合、上記のニープロテクタ構成部材を設ける
ために、グローブボックスの容量を犠牲にしなければな
らないといった問題点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の自動車
の乗員保護装置は、上記の課題を解決するために、イン
ストルメントパネルの下部における座席前方部位に、開
閉可能なグローブボックスが設けられている自動車の乗
員保護装置において、上記グローブボックスは前壁部と
後壁部との間に中間壁部を有し、前壁部および後壁部の
強度はほぼ同一となるように設定されており、中間壁部
の強度は、グローブボックスに対する前後方向からの衝
突によりグローブボックスが車幅方向へ延びる上方のス
テアリング支持メンバに達して中間壁部から圧壊される
ように、前壁部および後壁部の強度に比べて弱く設定さ
れ、グローブボックスの車体前方側には車両の衝突時に
後壁部に衝突しグローブボックスの車体前方への移動を
阻止する強度部材が設けられていることを特徴としてい
る。
の乗員保護装置は、上記の課題を解決するために、イン
ストルメントパネルの下部における座席前方部位に、開
閉可能なグローブボックスが設けられている自動車の乗
員保護装置において、上記グローブボックスは前壁部と
後壁部との間に中間壁部を有し、前壁部および後壁部の
強度はほぼ同一となるように設定されており、中間壁部
の強度は、グローブボックスに対する前後方向からの衝
突によりグローブボックスが車幅方向へ延びる上方のス
テアリング支持メンバに達して中間壁部から圧壊される
ように、前壁部および後壁部の強度に比べて弱く設定さ
れ、グローブボックスの車体前方側には車両の衝突時に
後壁部に衝突しグローブボックスの車体前方への移動を
阻止する強度部材が設けられていることを特徴としてい
る。
【0006】請求項2の発明の自動車の乗員保護装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載の自
動車の乗員保護装置において、強度部材が、空調用のク
ーラユニットであることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載の自
動車の乗員保護装置において、強度部材が、空調用のク
ーラユニットであることを特徴としている。
【0007】請求項3の発明の自動車の乗員保護装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1または2に
記載の自動車の乗員保護装置において、グローブボック
スが、繊維強化プラスチックからなり、中間壁部におけ
る繊維の含有率を前壁部および後壁部よりも低くするこ
とによって中間壁部の強度を前壁部および後壁部の強度
に比べて弱くしたものであることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、請求項1または2に
記載の自動車の乗員保護装置において、グローブボック
スが、繊維強化プラスチックからなり、中間壁部におけ
る繊維の含有率を前壁部および後壁部よりも低くするこ
とによって中間壁部の強度を前壁部および後壁部の強度
に比べて弱くしたものであることを特徴としている。
【0008】請求項4の発明の自動車の乗員保護装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1または2に
記載の自動車の乗員保護装置において、上記の中間壁部
に圧壊を促進する形状部を形成することにより、中間壁
部の強度を前壁部および後壁部の強度に比べて弱くした
ものであることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、請求項1または2に
記載の自動車の乗員保護装置において、上記の中間壁部
に圧壊を促進する形状部を形成することにより、中間壁
部の強度を前壁部および後壁部の強度に比べて弱くした
ものであることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の構成によれば、自動車が正面衝突し
て乗員の膝部がグローブボックスの前壁部と衝突した場
合、車体前方へのグローブボックスの移動は、グローブ
ボックスの後壁部が強度部材と衝突することにより規制
される。グローブボックスは前後方向からの衝突により
車幅方向へ延びる上方のステアリング支持メンバ に達す
るが、前壁部および後壁部の強度はほぼ同一となるよう
に、また前壁部と後壁部との間の中間壁部の強度はこれ
らに比べて弱く設定されているので、グローブボックス
は中間壁部から圧壊される。従って、乗員の膝部に加わ
る衝撃は圧壊される中間壁部によって吸収され、膝部が
保護される。
て乗員の膝部がグローブボックスの前壁部と衝突した場
合、車体前方へのグローブボックスの移動は、グローブ
ボックスの後壁部が強度部材と衝突することにより規制
される。グローブボックスは前後方向からの衝突により
車幅方向へ延びる上方のステアリング支持メンバ に達す
るが、前壁部および後壁部の強度はほぼ同一となるよう
に、また前壁部と後壁部との間の中間壁部の強度はこれ
らに比べて弱く設定されているので、グローブボックス
は中間壁部から圧壊される。従って、乗員の膝部に加わ
る衝撃は圧壊される中間壁部によって吸収され、膝部が
保護される。
【0010】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
による作用に加え、強度部材として空調用のクーラユニ
ットを利用しているので、専用の強度部材が不要になっ
ている。
による作用に加え、強度部材として空調用のクーラユニ
ットを利用しているので、専用の強度部材が不要になっ
ている。
【0011】請求項3の構成によれば、グローブボック
スの中間壁部を特殊な形状に形成することなく、乗員の
膝部を保護し得るようになっている。即ち、グローブボ
ックスの中間壁部の強度を中間壁部の形状を変化させる
ことにより弱くしようとした場合、中間壁部を特殊な形
状にする必要がある。本請求項の構成においては、グロ
ーブボックスが繊維強化プラスチックにて形成されてお
り、中間壁部における繊維の含有量を、前壁部および後
壁部における繊維の含有量よりも少ない適当な量に調整
することにより、中間壁部を特殊な形状にすることな
く、中間壁部の強度を適当に弱くすることができる。
スの中間壁部を特殊な形状に形成することなく、乗員の
膝部を保護し得るようになっている。即ち、グローブボ
ックスの中間壁部の強度を中間壁部の形状を変化させる
ことにより弱くしようとした場合、中間壁部を特殊な形
状にする必要がある。本請求項の構成においては、グロ
ーブボックスが繊維強化プラスチックにて形成されてお
り、中間壁部における繊維の含有量を、前壁部および後
壁部における繊維の含有量よりも少ない適当な量に調整
することにより、中間壁部を特殊な形状にすることな
く、中間壁部の強度を適当に弱くすることができる。
【0012】請求項4の構成によれば、自動車の正面衝
突時には、グローブボックスの中間壁部が、圧壊を促進
する形状部から圧壊される。従って、請求項1の構成の
場合と同様、乗員の膝部に加わる衝撃は圧壊される中間
壁部によって吸収され、膝部が保護される。
突時には、グローブボックスの中間壁部が、圧壊を促進
する形状部から圧壊される。従って、請求項1の構成の
場合と同様、乗員の膝部に加わる衝撃は圧壊される中間
壁部によって吸収され、膝部が保護される。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図23に基づ
いて以下に説明する。自動車の車室内の前部には、図1
に示すように、インストルメントパネル1が設けられ、
このインストルメントパネル1の内方には、車幅方向へ
延びるステアリング支持メンバ2が設けられている。こ
のステアリング支持メンバ2は、両端部が、ブラケット
3を介してカウルサイドパネル(図示せず)と連結さ
れ、中央部が、補強部材4を介してフロアトンネル部
(図示せず)と連結されている。
いて以下に説明する。自動車の車室内の前部には、図1
に示すように、インストルメントパネル1が設けられ、
このインストルメントパネル1の内方には、車幅方向へ
延びるステアリング支持メンバ2が設けられている。こ
のステアリング支持メンバ2は、両端部が、ブラケット
3を介してカウルサイドパネル(図示せず)と連結さ
れ、中央部が、補強部材4を介してフロアトンネル部
(図示せず)と連結されている。
【0014】ステアリング支持メンバ2上における助手
席前方との対応部位には、エアバッグ装置5が取り付け
られている。このエアバッグ装置5は、折り畳まれた後
述のエアバッグ本体5aを内部に有し、自動車の衝突時
に、この衝突を衝突センサで検出してイグナイタを発火
させ、ガス発生器に内蔵された化学物質に着火し、この
化学物質から発生するガスをエアバッグ本体5a内に導
入して、このエアバッグ本体を膨張展開させることによ
り、衝突時に車体前方へ移動しようとする乗員の上半身
を保護するものである。
席前方との対応部位には、エアバッグ装置5が取り付け
られている。このエアバッグ装置5は、折り畳まれた後
述のエアバッグ本体5aを内部に有し、自動車の衝突時
に、この衝突を衝突センサで検出してイグナイタを発火
させ、ガス発生器に内蔵された化学物質に着火し、この
化学物質から発生するガスをエアバッグ本体5a内に導
入して、このエアバッグ本体を膨張展開させることによ
り、衝突時に車体前方へ移動しようとする乗員の上半身
を保護するものである。
【0015】上記のエアバッグ装置5の下方におけるイ
ンストルメントパネル1の下部には、樹脂形成品である
グローブボックス6が設けられている。このグローブボ
ックス6は、下端部における角部の回動点Pを中心とし
て回動し、インストルメントパネル1に対して開閉自在
となっている。グローブボックス6の車体前方部位に
は、強度部材としてのクーラユニット7と、空調用のエ
アダクト8とが設けられている。上記のクーラユニット
7は、エンジンルームの後端に位置するダッシュロアパ
ネル(図示せず)の後面に近接して配されている。
ンストルメントパネル1の下部には、樹脂形成品である
グローブボックス6が設けられている。このグローブボ
ックス6は、下端部における角部の回動点Pを中心とし
て回動し、インストルメントパネル1に対して開閉自在
となっている。グローブボックス6の車体前方部位に
は、強度部材としてのクーラユニット7と、空調用のエ
アダクト8とが設けられている。上記のクーラユニット
7は、エンジンルームの後端に位置するダッシュロアパ
ネル(図示せず)の後面に近接して配されている。
【0016】上記のグローブボックス6は、図1ないし
図4に示すように、上面が開口された容器状に形成さ
れ、前壁部であるリッド部9と、後壁部10と、これら
リッド部9と後壁部10との間の中間壁部である両側壁
部11・11および底壁部12とを有している。
図4に示すように、上面が開口された容器状に形成さ
れ、前壁部であるリッド部9と、後壁部10と、これら
リッド部9と後壁部10との間の中間壁部である両側壁
部11・11および底壁部12とを有している。
【0017】リッド部9は、インストルメントパネル1
におけるグローブボックス6配設用の開口部を適切に塞
ぐため、インストルメントパネル1の面に沿うように湾
曲して形成され、かつ後壁部10よりも大きい面積を有
している。リッド部9の前面には、図4、図3における
A方向矢視図である図6、および図6におけるB−B線
矢視断面図である図7に示すように、リッド部9に強度
を付与するためのリッド部補強リブ13が格子状に形成
されている。このリッド部補強リブ13において、自動
車が正面衝突した場合に、高さ位置および左右方向の位
置から考えて乗員の膝部14が衝突すると想定される部
位には、リッド部補強リブ13の交差部13aが位置す
るようになっている。また、グローブボックス6をイン
ストルメントパネル1にロックするためのロック機構の
ロック穴15とリッド部補強リブ13とが交差すること
なく、ロック穴15がリッド部補強リブ13によって囲
まれるようになっている。また、リッド部9と側壁部1
1との間には、図2および図3に示すように、リッド部
9における側壁部11との連結部から左右方向の外側へ
突出する部位を補強するために複数の突出部補強リブ1
6…が設けられている。
におけるグローブボックス6配設用の開口部を適切に塞
ぐため、インストルメントパネル1の面に沿うように湾
曲して形成され、かつ後壁部10よりも大きい面積を有
している。リッド部9の前面には、図4、図3における
A方向矢視図である図6、および図6におけるB−B線
矢視断面図である図7に示すように、リッド部9に強度
を付与するためのリッド部補強リブ13が格子状に形成
されている。このリッド部補強リブ13において、自動
車が正面衝突した場合に、高さ位置および左右方向の位
置から考えて乗員の膝部14が衝突すると想定される部
位には、リッド部補強リブ13の交差部13aが位置す
るようになっている。また、グローブボックス6をイン
ストルメントパネル1にロックするためのロック機構の
ロック穴15とリッド部補強リブ13とが交差すること
なく、ロック穴15がリッド部補強リブ13によって囲
まれるようになっている。また、リッド部9と側壁部1
1との間には、図2および図3に示すように、リッド部
9における側壁部11との連結部から左右方向の外側へ
突出する部位を補強するために複数の突出部補強リブ1
6…が設けられている。
【0018】後壁部10の後面には、図8に示すよう
に、リッド部9の前面と同様、後壁部10に強度を付与
するための後壁部補強リブ17が格子状に形成されてい
る。また、後壁部10の上縁部には上縁部補強リブ18
が形成されている。
に、リッド部9の前面と同様、後壁部10に強度を付与
するための後壁部補強リブ17が格子状に形成されてい
る。また、後壁部10の上縁部には上縁部補強リブ18
が形成されている。
【0019】側壁部11は、自動車が正面衝突して乗員
の膝部14がリッド部9に衝突したときに、側壁部11
が圧壊されるように、リッド部9および後壁部10より
も強度的に弱く形成されている。本実施例においては、
側壁部11の厚さをリッド部9および後壁部10の厚さ
よりも薄く設定することにより、上記の関係を得てい
る。尚、リッド部9と後壁部10との強度はほぼ同一と
なるように設定されている。
の膝部14がリッド部9に衝突したときに、側壁部11
が圧壊されるように、リッド部9および後壁部10より
も強度的に弱く形成されている。本実施例においては、
側壁部11の厚さをリッド部9および後壁部10の厚さ
よりも薄く設定することにより、上記の関係を得てい
る。尚、リッド部9と後壁部10との強度はほぼ同一と
なるように設定されている。
【0020】上記の構成において、自動車が正面衝突し
た場合には、図9に示す状態から、図10に矢印にて示
すように、クーラユニット7が車体後方へ移動してグロ
ーブボックス6の後壁部10と衝突する一方、乗員の膝
部14が前方へ移動し、グローブボックス6のリッド部
9と衝突する。また、グローブボックス6自体が、膝部
14に押されてステアリング支持メンバ2に達するまで
上方へ移動する。また、エアバッグ装置5が作動し、エ
アバッグ本体5aが、膨張してリッド5bを開き、展開
する。
た場合には、図9に示す状態から、図10に矢印にて示
すように、クーラユニット7が車体後方へ移動してグロ
ーブボックス6の後壁部10と衝突する一方、乗員の膝
部14が前方へ移動し、グローブボックス6のリッド部
9と衝突する。また、グローブボックス6自体が、膝部
14に押されてステアリング支持メンバ2に達するまで
上方へ移動する。また、エアバッグ装置5が作動し、エ
アバッグ本体5aが、膨張してリッド5bを開き、展開
する。
【0021】その後、図11および図12に示すよう
に、グローブボックス6の側壁部11が圧壊され、これ
によって膝部14に加わる荷重が吸収される。また、こ
の状態からのさらに車体前方への膝部14の移動は、ク
ーラユニット7により車体前方へのグローブボックス6
の移動が阻止されているので、生じない。
に、グローブボックス6の側壁部11が圧壊され、これ
によって膝部14に加わる荷重が吸収される。また、こ
の状態からのさらに車体前方への膝部14の移動は、ク
ーラユニット7により車体前方へのグローブボックス6
の移動が阻止されているので、生じない。
【0022】ここで、ダミーを使用して衝突試験を行
い、衝突時において膝部14に加わる衝撃力と時間との
関係を調べたところ、図13に示す結果が得られた。同
図の結果により、衝撃力は適当な立ち上がり高さを有
し、かつ適当な時間的幅を持って変化しているので、衝
撃吸収が良好に行われていることが分かる。
い、衝突時において膝部14に加わる衝撃力と時間との
関係を調べたところ、図13に示す結果が得られた。同
図の結果により、衝撃力は適当な立ち上がり高さを有
し、かつ適当な時間的幅を持って変化しているので、衝
撃吸収が良好に行われていることが分かる。
【0023】尚、リッド部補強リブ13および後壁部補
強リブ17の形状は格子状に限らず、リッド部9および
後壁部10のそれぞれに適当な強度を付与し得るもので
あればよい。また、リッド部9および後壁部10が、リ
ッド部補強リブ13および後壁部補強リブ17を形成し
なくても十分な強度を備えていれば、これらリブ13・
17は省略することができる。また、図14に示すグロ
ーブボックス21のように、リッド部補強リブ22の膝
部14と対応する交差部22aの周りにおいて、リッド
部補強リブ22の密度を高くしてもよい。この場合に
は、交差部22aの強度をさらに高めることができる。
強リブ17の形状は格子状に限らず、リッド部9および
後壁部10のそれぞれに適当な強度を付与し得るもので
あればよい。また、リッド部9および後壁部10が、リ
ッド部補強リブ13および後壁部補強リブ17を形成し
なくても十分な強度を備えていれば、これらリブ13・
17は省略することができる。また、図14に示すグロ
ーブボックス21のように、リッド部補強リブ22の膝
部14と対応する交差部22aの周りにおいて、リッド
部補強リブ22の密度を高くしてもよい。この場合に
は、交差部22aの強度をさらに高めることができる。
【0024】また、グローブボックス6は繊維強化プラ
スチック(FRP)にて形成することも可能である。こ
の場合、例えば側壁部11の厚さをリッド部9および後
壁部10と同等にし、側壁部11におけるガラス等の短
繊維の含有率をリッド部9および後壁部10よりも低く
することにより、側壁部11をリッド部9および後壁部
10よりも強度的に弱くすればよい。また、グローブボ
ックス6をFRPに形成することにより、側壁部11
を、薄くするといったように、特殊な形状に形成する必
要がなくなる。
スチック(FRP)にて形成することも可能である。こ
の場合、例えば側壁部11の厚さをリッド部9および後
壁部10と同等にし、側壁部11におけるガラス等の短
繊維の含有率をリッド部9および後壁部10よりも低く
することにより、側壁部11をリッド部9および後壁部
10よりも強度的に弱くすればよい。また、グローブボ
ックス6をFRPに形成することにより、側壁部11
を、薄くするといったように、特殊な形状に形成する必
要がなくなる。
【0025】また、リッド部9および後壁部10に対し
て側壁部11の強度を弱くするために、グローブボック
ス6を図15、図17および図18、図20、あるいは
図22に示す構成としてもよい。
て側壁部11の強度を弱くするために、グローブボック
ス6を図15、図17および図18、図20、あるいは
図22に示す構成としてもよい。
【0026】図15に示すグローブボックス31では、
側壁部32に圧壊を促進する形状部である段部32aが
形成され、衝突時には、図16に示すように、側壁部3
2が段部32aから圧壊されるようになっている。
側壁部32に圧壊を促進する形状部である段部32aが
形成され、衝突時には、図16に示すように、側壁部3
2が段部32aから圧壊されるようになっている。
【0027】図17および図18に示すグローブボック
ス41においては、側壁部42に圧壊を促進する形状部
である溝部42aが形成され、衝突時には、図19に示
すように、側壁部42が溝部42aから圧壊され、破断
するようになっている。
ス41においては、側壁部42に圧壊を促進する形状部
である溝部42aが形成され、衝突時には、図19に示
すように、側壁部42が溝部42aから圧壊され、破断
するようになっている。
【0028】図20に示すグローブボックス51におい
ては、側壁部52に圧壊を促進する形状部である薄肉部
52aが形成され、衝突時には、図21に示すように、
側壁部52が薄肉部52aから圧壊され、破断するよう
になっている。
ては、側壁部52に圧壊を促進する形状部である薄肉部
52aが形成され、衝突時には、図21に示すように、
側壁部52が薄肉部52aから圧壊され、破断するよう
になっている。
【0029】図22に示すグローブボックス61におい
ては、側壁部62に圧壊を促進する形状部である多数の
破断促進孔62a…が並設され、衝突時には、図23に
示すように、側壁部62の破断誘発孔62a…間に亀裂
63が生じ、この部分から圧壊され、破断するようにな
っている。
ては、側壁部62に圧壊を促進する形状部である多数の
破断促進孔62a…が並設され、衝突時には、図23に
示すように、側壁部62の破断誘発孔62a…間に亀裂
63が生じ、この部分から圧壊され、破断するようにな
っている。
【0030】また、以上の説明においては、リッド部9
および後壁部10に対して強度的に弱くする構造を各側
壁部のみに適用した例について示しているが、使用する
グローブボックスの形状によっては、上記の各側壁部の
構造を、底壁部12にも、あるいは底壁部12のみに適
用してもよい。即ち、リッド部9と後壁部10との間の
中間壁部が、自動車の衝突時に乗員の膝部14が衝突す
ることにより圧壊され、膝部14に加わる荷重を吸収し
得るように、リッド部9および後壁部10よりも強度的
に弱く形成されていればよい。
および後壁部10に対して強度的に弱くする構造を各側
壁部のみに適用した例について示しているが、使用する
グローブボックスの形状によっては、上記の各側壁部の
構造を、底壁部12にも、あるいは底壁部12のみに適
用してもよい。即ち、リッド部9と後壁部10との間の
中間壁部が、自動車の衝突時に乗員の膝部14が衝突す
ることにより圧壊され、膝部14に加わる荷重を吸収し
得るように、リッド部9および後壁部10よりも強度的
に弱く形成されていればよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明の自動車の乗員保護装置
は、以上のように、グローブボックスは前壁部と後壁部
との間に中間壁部を有し、前壁部および後壁部の強度は
ほぼ同一となるように設定されており、中間壁部の強度
は、グローブボックスに対する前後方向からの衝突によ
りグローブボックスが車幅方向へ延びる上方のステアリ
ング支持メンバに達して中間壁部から圧壊されるよう
に、前壁部および後壁部の強度に比べて弱く設定され、
グローブボックスの車体前方側には車両の衝突時に後壁
部に衝突しグローブボックスの車体前方への移動を阻止
する強度部材が設けられている構成である。
は、以上のように、グローブボックスは前壁部と後壁部
との間に中間壁部を有し、前壁部および後壁部の強度は
ほぼ同一となるように設定されており、中間壁部の強度
は、グローブボックスに対する前後方向からの衝突によ
りグローブボックスが車幅方向へ延びる上方のステアリ
ング支持メンバに達して中間壁部から圧壊されるよう
に、前壁部および後壁部の強度に比べて弱く設定され、
グローブボックスの車体前方側には車両の衝突時に後壁
部に衝突しグローブボックスの車体前方への移動を阻止
する強度部材が設けられている構成である。
【0032】これにより、自動車の正面衝突時に、グロ
ーブボックスの前壁部と衝突する乗員の膝部に加わる衝
撃は、グローブボックスの圧壊される中間壁部によって
吸収されるので、衝撃吸収部材を別途設定することな
く、乗員保護性能を維持することができる。
ーブボックスの前壁部と衝突する乗員の膝部に加わる衝
撃は、グローブボックスの圧壊される中間壁部によって
吸収されるので、衝撃吸収部材を別途設定することな
く、乗員保護性能を維持することができる。
【0033】請求項2の発明の自動車の乗員保護装置
は、以上のように、請求項1に記載の自動車の乗員保護
装置において、強度部材が、空調用のクーラユニットで
ある構成である。
は、以上のように、請求項1に記載の自動車の乗員保護
装置において、強度部材が、空調用のクーラユニットで
ある構成である。
【0034】これにより、請求項1の発明による効果に
加え、強度部材として空調用のクーラユニットを利用し
ているので、専用の強度部材が不要になっている。
加え、強度部材として空調用のクーラユニットを利用し
ているので、専用の強度部材が不要になっている。
【0035】請求項3の発明の自動車の乗員保護装置
は、以上のように、請求項1または2に記載の自動車の
乗員保護装置において、グローブボックスが、繊維強化
プラスチックからなり、中間壁部における繊維の含有率
を前壁部および後壁部よりも低くすることによって中間
壁部の強度を前壁部および後壁部の強度に比べて弱くし
たものである構成である。
は、以上のように、請求項1または2に記載の自動車の
乗員保護装置において、グローブボックスが、繊維強化
プラスチックからなり、中間壁部における繊維の含有率
を前壁部および後壁部よりも低くすることによって中間
壁部の強度を前壁部および後壁部の強度に比べて弱くし
たものである構成である。
【0036】これにより、グローブボックスの中間壁部
を特殊な形状にすることなく、かつ衝撃吸収部材を別途
設定することなく、乗員保護性能を維持することができ
る。
を特殊な形状にすることなく、かつ衝撃吸収部材を別途
設定することなく、乗員保護性能を維持することができ
る。
【0037】請求項4の発明の自動車の乗員保護装置
は、以上のように、請求項1または2に記載の自動車の
乗員保護装置において、上記の中間壁部に圧壊を促進す
る形状部を形成することにより、中間壁部の強度を前壁
部および後壁部の強度に比べて弱くしたものである構成
である。
は、以上のように、請求項1または2に記載の自動車の
乗員保護装置において、上記の中間壁部に圧壊を促進す
る形状部を形成することにより、中間壁部の強度を前壁
部および後壁部の強度に比べて弱くしたものである構成
である。
【0038】これにより、自動車の正面衝突時には、グ
ローブボックスの中間壁部が、圧壊を促進する形状部か
ら圧壊されるので、請求項1の発明の効果と同様、衝撃
吸収部材を別途設定することなく、乗員保護性能を維持
することができる。
ローブボックスの中間壁部が、圧壊を促進する形状部か
ら圧壊されるので、請求項1の発明の効果と同様、衝撃
吸収部材を別途設定することなく、乗員保護性能を維持
することができる。
【図1】本発明の一実施例における自動車の乗員保護装
置の構成を示す斜視図である。
置の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示したグローブボックスの平面図であ
る。
る。
【図3】上記のグローブボックスの側面図である。
【図4】上記のグローブボックスを正面の斜め上方から
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図5】上記のグローブボックスを背面の斜め上方から
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図6】図3におけるA方向矢視図である。
【図7】図6におけるB−B線矢視断面図である。
【図8】上記のグローブボックスの背面図である。
【図9】図1に示した構成を有する自動車の衝突前の状
態を示す概略の側面図である。
態を示す概略の側面図である。
【図10】図9に示した状態から衝突が生じたときの初
期の状態を示す側面図である。
期の状態を示す側面図である。
【図11】図9に示した状態から衝突が生じたときの後
期の状態を示す側面図である。
期の状態を示す側面図である。
【図12】図11に示した状態におけるグローブボック
スを示す平面図である。
スを示す平面図である。
【図13】図1に示した構成において、衝突時に乗員の
左右の膝部に加わる衝撃力と時間との関係の測定結果を
示すグラフである。
左右の膝部に加わる衝撃力と時間との関係の測定結果を
示すグラフである。
【図14】リッド部補強リブの膝部に対応する交差部付
近の他の例を示す、図3におけるA方向矢視図である。
近の他の例を示す、図3におけるA方向矢視図である。
【図15】図1に示したグローブボックスの他の例を示
す概略の平面図である。
す概略の平面図である。
【図16】図15に示したグローブボックスの側壁部が
衝突により圧壊される様子を示す平面図である。
衝突により圧壊される様子を示す平面図である。
【図17】図1に示したグローブボックスのさらに他の
例を示す概略の側面図である。
例を示す概略の側面図である。
【図18】図17に示したグローブボックスの平面図で
ある。
ある。
【図19】図18に示したグローブボックスの側壁部が
衝突により圧壊される様子を示す平面図である。
衝突により圧壊される様子を示す平面図である。
【図20】図1に示したグローブボックスのさらに他の
例を示す概略の平面図である。
例を示す概略の平面図である。
【図21】図20に示したグローブボックスの側壁部が
衝突により圧壊される様子を示す平面図である。
衝突により圧壊される様子を示す平面図である。
【図22】図1に示したグローブボックスのさらに他の
例を示す概略の側面図である。
例を示す概略の側面図である。
【図23】図22に示したグローブボックスの側壁部が
衝突により圧壊される様子を示す側面図である。
衝突により圧壊される様子を示す側面図である。
1 インストルメントパネル 6 グローブボックス 7 クーラユニット(強度部材) 9 リッド部 10 後壁部 11 側壁部(中間壁部) 12 底壁部(中間壁部) 13 リッド部補強リブ 14 膝部 17 後壁部補強リブ 31 グローブボックス 32 側壁部 32a 段部(圧壊を促進する形状部) 41 グローブボックス 42 側壁部 42a 溝部(圧壊を促進する形状部) 51 グローブボックス 52 側壁部 52a 薄肉部(圧壊を促進する形状部) 61 グローブボックス 62 側壁部 62a 破断促進孔(圧壊を促進する形状部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−182553(JP,A) 特開 平2−164638(JP,A) 実開 昭50−73135(JP,U) 実開 昭63−114751(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/045 - 21/05 B60R 7/06
Claims (4)
- 【請求項1】インストルメントパネルの下部における座
席前方部位に、開閉可能なグローブボックスが設けられ
ている自動車の乗員保護装置において、上記のグローブボックスは前壁部と後壁部との間に中間
壁部を有し、前壁部および後壁部の強度はほぼ同一とな
るように設定されており、 中間壁部の強度は、グローブ
ボックスに対する前後方向からの衝突によりグローブボ
ックスが車幅方向へ延びる上方のステアリング支持メン
バに達して中間壁部から圧壊されるように、前壁部およ
び後壁部の強度に比べて弱く設定され、グローブボック
スの車体前方側には車両の衝突時に後壁部に衝突しグロ
ーブボックスの車体前方への移動を阻止する強度部材が
設けられていることを特徴とする自動車の乗員保護装
置。 - 【請求項2】上記の強度部材は、空調用のクーラユニッ
トであることを特徴とする請求項1に記載の自動車の乗
員保護装置。 - 【請求項3】上記のグローブボックスは、繊維強化プラ
スチックからなり、中間壁部における繊維の含有率を前
壁部および後壁部よりも低くすることによって中間壁部
の強度を前壁部および後壁部の強度に比べて弱くしたも
のであることを特徴とする請求項1または2に記載の自
動車の乗員保護装置。 - 【請求項4】上記の中間壁部に圧壊を促進する形状部を
形成することにより、中間壁部の強度を前壁部および後
壁部の強度に比べて弱くしたものであることを特徴とす
る請求項1または2に記載の自動車の乗員保護装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011801A JP3043506B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 自動車の乗員保護装置 |
US08/008,808 US5431442A (en) | 1992-01-27 | 1993-01-27 | Passenger restraint structure for an automotive vehicle |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011801A JP3043506B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 自動車の乗員保護装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05201300A JPH05201300A (ja) | 1993-08-10 |
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Family
ID=11787970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4011801A Expired - Fee Related JP3043506B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 自動車の乗員保護装置 |
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---|---|
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- 1992-01-27 JP JP4011801A patent/JP3043506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1993
- 1993-01-27 US US08/008,808 patent/US5431442A/en not_active Expired - Fee Related
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