JP3030576B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3030576B2
JP3030576B2 JP3178435A JP17843591A JP3030576B2 JP 3030576 B2 JP3030576 B2 JP 3030576B2 JP 3178435 A JP3178435 A JP 3178435A JP 17843591 A JP17843591 A JP 17843591A JP 3030576 B2 JP3030576 B2 JP 3030576B2
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gloss
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哲 羽根田
正人 上田
正 三輪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置において、コピー画像の一部分または全面を
光沢画像とすることのできるカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機等の画像形成装置
においては、現像剤のトナー濃度を監視してトナーを自
動補給する手段を設けて現像条件を一定に保持すると
か、原稿の平均濃度を測定しその結果に応じて現像条件
を変更し、可能な限り原稿に忠実な、また読取りやすい
コピーを得るようにした装置は知られている。しかし、
画像読取り時に原稿の光沢度を測定し、その測定結果に
基づいて原稿の光沢を有する部分または全面に対応する
コピー画像を光沢を有するように処理する装置は未だ実
現されるに至ってない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の画像形
成装置では、光沢を有する原稿のコピーは転写材に普通
用紙を用いるので原稿とは異なる感じのものとなった
り、画像データの変化による文字部分の濃度の低下、或
はカラーコピーでは彩度の低下したものとなるという問
題点があった。また銀塩などの光沢は、普通用紙では再
現することができないので、印刷やコピーと銀塩との混
在した原稿の再現は極めて困難であった。
【0004】また、オーバーヘッドプロジェクタ等に使
用されるトランスペアレンシーシートに記録される画像
についてみると、画像面に光沢を持たせることによって
透過光の乱反射を防止し、クリアで彩度の高い投影画像
が得られることから、光沢度の高い転写画像が求められ
ている。
【0005】本発明はこのような要望に応えるべく転写
材上のコピー画像を、転写材の材質に左右されずトナー
像の存在しない部分にも光沢画像として記録することの
できるカラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、転写材上に
トナー像を固着するカラー画像形成装置において、1転
写材中に光沢画像領域を選択的に形成する際、該光沢画
像領域内のトナー像の有無に関わらず該光沢画像領域に
少なくとも透明トナーを用いると共に、該光沢画像領域
においては該透明トナー用の画像データを作成して透明
層を選択的に形成することにより光沢画像を形成するこ
とを特徴とするカラー画像形成装置によって達成され
る。
【0007】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明のカラー画像形成装置の一実
施例を示す断面図である。この画像形成装置は画像読取
り系A、レーザ書込み系B、画像形成部C等よりなって
いる。
【0008】画像形成装置上部には、透明なガラス板な
どからなる原稿台と、さらに原稿台上に載置した原稿D
を覆う原稿カバー等からなる原稿載置部11があり、原稿
台の下方であって、装置本体内には第1ミラーユニット
12、第2ミラーユニット13、主レンズ20、カラーCCD23
等からなる画像読取り系Aが設けられている。第1ミラ
ーユニット12は露光ランプ14、第1ミラー15を備え、前
記原稿台と平行に、かつ図面左右方向へ直線移動可能に
取り付けられていて、原稿Dの全面を光学走査する。第
2ミラーユニット13は第2ミラー16及び第3ミラー17を
一体化して備え、常に所定の光路長を保つように第1ミ
ラーユニット12の1/2の速度で左右同方向に直線移動す
る。勿論この第2ミラーユニット13の移動は前記第1ミ
ラーユニット12と同様に原稿台に対して平行である。前
記露光ランプ14によって照明される原稿台上の原稿Dの
像は、主レンズ20により第1ミラー15、第2ミラー16、
第3ミラー17を経てカラーCCD23上へ結像されるように
なっている。走査が終わると第1ミラーユニット12及び
第2ミラーユニット13は元の位置に戻り、次のコピーま
で待機する。
【0009】前記カラーCCD23によって得られた各色の
画像データは画像処理され、画像信号としてレーザ書込
み系Bから出力される。
【0010】画像形成部Cは、像形成体である感光体ド
ラム30の周縁に配設された帯電器35、像露光部55、現像
器36T,36Y,36M,36C,36BK、転写器37、分離器3
8、クリーニング装置39及び感光体ドラム30の近傍に配
設された給紙カセット40、搬送ベルト44、定着器45A,45
B等からなっている。
【0011】上記現像器36T,36Y,36M,36C,36BKは感
光体ドラム30周縁の最上流部に透明トナーTを収容した
現像器36Tが最下流部には黒色トナーBKを収容した現像
器36BKが配設されている。現像器36Y,36M,36C,36BK
に収容されるカラートナー及び黒色トナーBKについては
周知のものが使用されるので説明は省略する。
【0012】上記現像器36Tに収容される透明トナーT
は、着色剤の入らない樹脂からなるもので、例えばスチ
レン等のスチレン系単量体とブチルアクリレート等のア
クリル酸エステル類単量体及び/またはメチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類単量体との共重合に
より得られるスチレン-アクリル系共重合体樹脂で、ポ
リエステル樹脂等の熱可塑性樹脂その他熱硬化性樹脂も
用いられる。
【0013】前記定着器45Aは通常の定着が行われる定
着器であるが、定着器45Bは定着温度が通常より高い
か、又は加圧が通常より大か、或はまた定着時間が通常
より長くなるよう設定されているか、さらにまた上記3
条件のうちの2条件又は3条件が組み合わされていて、
トナー像が充分に溶融定着されて光沢を有するように定
着される強化定着設定された定着器である。搬送ベルト
44は可動式になっていて、通常の非光沢定着時には転写
紙Pを定着器45Aに搬送し、光沢定着時には2点鎖線で
示す位置に回動して転写紙Pを定着器45Bに搬送する。
【0014】本発明のカラー画像形成装置では、光沢モ
ード、非光沢モード、光沢及び非光沢モードの何れかの
選択が可能となっていて、コピー動作の開始に先立ち、
図3に示す操作盤100によって希望するコピー画像の光
沢に対応したモードが選択される。
【0015】即ちコピー画像全体を光沢画像とする場合
には光沢用釦101を、同じくコピー画像全体を非光沢画
像とする場合には非光沢用釦102を、またコピー画像を
部分的に光沢画像とする場合には光沢及び非光沢用釦10
3を選択して押圧される。
【0016】上記の光沢及び非光沢用釦103が選択され
た場合には、さらにエディタを用いる方式もしくは画像
判別による方式のいずれかによって画像の光沢領域が設
定される。
【0017】それにより図4に示すように制御部の光沢
範囲用のRAM73に、画像の光沢モードと光沢画像領域
(光沢範囲)の各情報が入力されて、CPU70は続く画像
形成のプロセスに応じて定着されるコピー画像が予め設
定した光沢モード、非光沢モードもしくは光沢及び非光
沢モードのいずれかのモードで処理を行う。
【0018】最初に光沢用釦101が押圧されて光沢モー
ドが設定された場合について説明する。
【0019】この場合まず前記光沢用釦101の押圧によ
って搬送ベルト44が2点鎖線をもって示す定着器45Bに転
写材を搬送する位置にセットされる。
【0020】次いでコピー釦104の押圧により前述した
画像読取り系A、レーザ書込み系B及び画像形成部Cの
各プロセスが作動してカラーのコピー画像を形成する。
即ち、制御部のCPU70の制御によって画像読取り系Aか
らの画像信号が、駆動モータ31、ポリゴンミラー32、及
び図示しない半導体レーザ、fθレンズ、補正レンズ等
からなるレーザ書込み系Bに入力されるとコピー動作を
開始する。即ち、感光体ドラム30は矢示のように時計方
向に回転し、帯電器35により一様に電荷を与えられ、像
露光部55において原稿Dの画像に対応したイエロー
(Y)像の書き込みがレーザ書込み系Bによるレーザビ
ームによって行われY像の静電潜像が形成される。この
感光体ドラム30上の上記静電的な潜像は、現像器36Yに
よってYトナーによる反転現像が行われ可視のYトナー
像となる。即ち現像器36Yのマグネットロールを内蔵し
た現像スリーブには、直流或はさらに交流のバイアス電
圧が印加され、顕像手段である2成分現像剤による非接
触現像が行われYトナー像が形成される。このYトナー
像を形成した感光体ドラム30は退避しているクリーニン
グ装置39の下を通過し、続いて帯電器35による帯電とレ
ーザ書込み系Bによるマゼンタ(M)像のレーザビーム
書込みが行われ、前記Yトナー像の上にマゼンタ(M)
像の静電潜像が形成される。この潜像はマゼンタのトナ
ーを収容した現像器36Mによって反転現像されMトナー
像となる。続いて同様にシアン(C)トナー像、黒色
(BK)トナー像、最後に前記透明トナーT層が全面に形
成される。感光体ドラム30上には透明トナーTが全面に
加わった多色のトナー画像が形成される。
【0021】原稿Dがモノクロ画像の場合は、現像器36
BKと現像器36Tとのみが作動して黒色トナーBKに透明ト
ナーTが全面に加わったトナー像が形成される。
【0022】次に、転写材である転写紙Pの収容された
給紙カセット40より1枚ずつ給紙ローラ41によって繰り
出された転写紙Pは、感光体ドラム30上の前記トナー像
と同期して作動するタイミングローラ42によって感光体
ドラム30上に送出される。この転写紙Pには、転写器37
の作用により、感光体ドラム30上のトナー像が転写さ
れ、分離器38によって感光体ドラム30上から分離された
のち、2点鎖線で示した位置に回動した搬送ベルト44を
経て定着器45Bへ送られ、熱定着ローラ及び圧着ローラ
によって挟持押圧されて光沢定着がなされたコピーが排
紙ローラ46により装置外のトレイへ排出される。かくし
て、画像域全面に透明トナーTからなる透明層を有して
光沢のあるカラーコピーが得られる。
【0023】一方、前記感光体ドラム30は回転を続け、
その表面に転写されずに残留したトナーは、退避を解除
されたクリーニングブレード39A等を有するクリーニン
グ装置39により回収清掃されて、次回のコピーに待機す
る。
【0024】次に非光沢モードが設定された場合につい
て説明する。この場合、前記非光沢用釦102の押圧によ
って搬送ベルト44は実線にて示す位置にセットされる。
また前記コピープロセスにおいて、現像器36Tは作動し
ないように制御される。従って、Y,M,C,BKの画像デ
ータによる静電潜像の形成と、Y,M,C,BKトナーによ
る反転現像が行われ、多色のカラートナー画像が感光体
ドラム30上に形成される。このトナー画像を転写された
転写紙Pは定着器45Aに搬送されて非光沢画像に定着さ
れ排紙ローラ46を介して非光沢のコピーが装置外部に排
出される。
【0025】さらに光沢及び非光沢モードが設定された
場合には、前記光沢及び非光沢用釦103の押圧によっ
て、まず搬送ベルト44は2点鎖線をもって示す位置に、
また案内板47が破線にて示す位置にセットされる。
【0026】次いでコピー画像の光沢画像領域が設定さ
れたあとコピー釦104が押圧されるが、まずエディタを
用いて光沢範囲(光沢画像領域)を設定するプロセスに
ついて説明する。
【0027】図6に示すようにエディタE上に原稿Dを
載置する。原稿Dは写真等で光沢を希望する光沢部D
(L)と非光沢を希望する非光沢部D(N)とよりなっ
ているものとする。オペレータは斜線をもって示す光沢
部D(L)の範囲(X1Y1,X2Y2,X3Y3,X
4Y4)をライトペンL・Pを用いて指示することによ
り、その範囲が光沢範囲として制御部の光沢範囲用RAM7
3に記憶される。
【0028】コピー釦104の押圧によって第1回目には
光沢範囲のみの像露光と引き続く現像が行われる。この
像露光と現像は最後に光沢範囲全域に透明トナーTのた
めの露光と透明トナーTを収容した現像器36Tによる現
像が行われ、光沢範囲のトナー画像と透明トナーT層を
転写された転写紙Pが前記定着器45Bにおいて光沢画像
として定着される。
【0029】定着された転写紙Pはさらに前記案内板47
に突き当たって反転給紙路48に入り、搬送ローラ49A及
び49Bを介して再びタイミングローラ42に搬送される。
このプロセスに続いて第2回目の非光沢画像領域(非光
沢範囲)の像露光とそれに続く現像が行われ(この場合
は透明トナーTの像露光と現像は行われない)、転写紙
Pは転写器37を通過して同一面の非光沢範囲へのカラー
のトナー画像の転写が行われる。このとき搬送ベルト44
は実線で示す位置にあって回動されていて定着器45Aに
よって非光沢定着がなされる。かくして光沢範囲には光
沢のあるコピー画像、非光沢範囲には非光沢のコピー画
像が形成され、当初選択した光沢及び非光沢の光沢モー
ドに応じた透明層形成と定着処理がなされて、図5
(a)に示すような感光体上で各々光沢範囲と非光沢範
囲が形成され、結果として光沢範囲と非光沢範囲とを併
せ持ったコピーが装置外部に排出される。
【0030】次に画像判別によって光沢範囲を設定する
プロセスについて説明する。
【0031】この場合には光沢及び非光沢用釦103が押
圧されたのち、コピー釦104が押圧されると、画像読取
り系Aによる画像読取りに先立って予備走査が行われ、
原稿Dの写真等の光沢画像とする部分と、文字等の非光
沢画像とする部分を判別し、光沢画像とする部分が制御
部の光沢範囲用RAM73に記憶される。なお、光沢部分と
非光沢部分との判別は、図7に示すように第1ミラーユ
ニット12に取り付けた露光ランプ14の位置を予備走査中
に画像判別位置1と画像判別位置2との間を周期的に移
動させ、原稿Dに対する照明光の入射角度を周期的に変
化させ、カラーCCD23の出力変動から画像の光沢部分
と、非光沢部分との判別を行うようにすることもでき
る。
【0032】次いで画像読取り走査が行われ、前述した
エディタEによる光沢範囲の設定の場合と同様の画像形
成ならびに転写・定着処理のプロセスを経て部分的に光
沢画像としたカラーコピーを得ることができる。
【0033】なお、透明トナーT層は図5(b)に示す
ように、感光体上に前記画像読取り系Aによって得られ
る画像データの処理方法を変更して、常に一定量のトナ
ーが付着する。即ち光沢範囲のトナー画像でカラートナ
ーの付着が少ない部分に多く透明トナー層を形成するよ
うにすることもできる。
【0034】また、前記実施例の定着器としては45A,4
5Bの2つを用いたが、定着器45Bのみにより光沢画像形
成条件より非光沢画像条件へと定着条件を変更するよう
にして、1個の切換可能とした定着器45Bにより光沢画
像コピーと非光沢画像コピーを得るようにすることもで
きる。これによりカラー画像形成装置をより簡単な構成
とすることができる。
【0035】(実施例2)(Y→M→C→BK→W) 図8は本実施例の画像形成方法を説明するカラー画像形
成装置の断面図でKは画像読取り部、Lはレーザ書込み
部の各ユニット、Mは画像形成部、Nは給紙部である。
【0036】画像読取り部Kはミラー225とハロゲンラ
ンプ224とが取付けられたキャリッジ222と、ミラー226
および227が取付けられた可動ミラーユニット223と、レ
ンズ230、色分解フィルタを有するカラーCCD233、画像
処理装置234とから構成されている。
【0037】前記レーザ書込み部Lはモータ241と回転
多面鏡242等から成る。画像形成部Mはビスアゾ顔料を
含む有機光導電層が設けられた像形成体である感光体24
0と、前露光ランプ245Aと、該感光体面を例えば、−700
Vに帯電させるスコロトロン型の帯電器245Bと、ACバイ
アスP1とDCバイアスP2が現像時のみ交互に印加される
Y,M,C,BKおよび透明(W)の負極性トナーを含む現像
剤が充填された現像器246Y,246M,246C,246BKおよび246W
と、前記感光体240に形成されたカラートナー像を転写
材である転写紙に一括転写する転写極247と、分離極248
と、前記カラートナー像を定着する定着器255と、前記
感光体240上に残留するトナーを除去するクリーニング
ブレード249Aを備えたクリーニング装置249とから構成
されている。
【0038】給紙部Nは転写極247および分離極248に給
紙カセット250Aまたは250Bから転写材である転写紙PAま
たは転写紙PBを送り出すための送り出しローラ251Aおよ
び251Bおよびタイミングローラ252を有している。
【0039】前記転写紙PA,PBは50μm厚の上質紙にZnO2
5wt%を分散含有する1μm厚のポリビニルブチラール
層を設け、その上にさらに5μm厚の塩化ビニル-酢酸ビ
ニル共重合樹脂層を積層した構成とされる。
【0040】前記のように構成されたカラー画像装置は
図9のタイムチャートに基づいて像形成が行われる。
【0041】まずコピーボタンが「ON」されて制御回路を
介してイニシャライズ信号が画像読取り部Kに出力され
る。次に感光体の1回転目において画像読取り部Kの原
稿台221の原稿220はキャリッジ222のハロゲンランプ224
によって光走査され、ステッピングモータにより駆動さ
れる前記ミラー群225,226,227を介して原稿の光像がレ
ンズ230を介してカラーCCD233の受光面に結像され、か
つ電気信号に変換される。得られた電気信号は画像処理
装置234において、A/D変換、シェイディング補正、階調
補正、色変換、ゴースト処理、多値化などの信号処理が
施されて第1の色信号であるY画像信号が次のレーザ書
込み部Lに出力される。レーザ源から発振された810nm
のレーザビームは前記Y画像信号によりパルス幅変調さ
れ、モータ241により回転駆動される回転多面鏡242によ
って回転走査され、fθレンズ243を経てミラー244によ
り光路を曲げられて予め前露光ランプ245Aによる前露光
及び帯電器245Bによって一様な帯電が付与された感光体
面上に像露光され、静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像器246Yに収容されたYトナーを含む2成分現
像剤により前記ACおよびDCバイアスの印加下に非接触反
転現像方式で現像されYトナー像が形成される。得られ
たYトナー像は感光体240に保持されたまま、既に感光
体240の面から離間されているクリーニング装置249の下
を通過し、次のMトナー像を形成すべく感光体240の第
2の回転に伴って帯電器245Bへと搬送される。
【0042】即ち感光体240はYトナー像を担持したま
ま、帯電器245Bにより負に再帯電され、次いで画像読取
り部Kの次の走査により画像処理装置234からの第2の
色信号であるM画像信号に基づくレーザビームの像露光
がなされて感光体240上に静電潜像が形成され、現像器2
46Mにより現像器246Yの場合と同様反転現像されてYト
ナー像上にMトナー像が重ねて形成される。
【0043】以下同様にして感光体240の第3回転およ
び第4回転において、C画像信号に基づくレーザビーム
の像露光、現像器246Cによる現像およびBK画像信号に基
づくレーザビームの像露光、現像器246BKによる現像を
経て、前記感光体上のYトナー像、Mトナー像上にCト
ナー像およびBKトナー像が重ね合わされてカラートナー
像が形成される。次に透明トナー粒子層は、先に第1の
実施例で説明した位置指定に基づいてレーザ書込み部L
によるレーザビーム露光がなされたのち、現像器246Wに
より反転現像がなされる。この透明トナー粒子層を有し
たカラートナー像は像形成とタイミングを合わせてカセ
ット250Aから送り出しローラ251Aおよびタイミングロー
ラ252を介して転写領域に搬送された前記層構成の転写
紙PA(A4,横送り)上に転写極247の作用で一括転写さ
れる。なお250BはB4,縦送りの転写紙PBを収容するカ
セットである。
【0044】透明トナー粒子層とカラートナー像が転写
された転写紙PAは分離極248により感光体240から分離さ
れた後、搬送ベルト254により熱ローラ定着器255へと搬
送され、該定着器255で加熱定着されて透明トナー粒子
層を下層に有するカラー画像が形成され、排紙ローラ25
6により排紙皿257へと排出される。
【0045】これにより、トナーの付着した領域に光沢
領域を有する画像と、トナーの付着しない領域に非光沢
領域を有する画像との混在が実現できる。
【0046】なお本実施例においては、負帯電OPCを
用い、2成分非接触用の各現像器246Y,246M,246C,246B
K,246Wに用いられた現像剤は以下のものとされる。
【0047】トナーの製法: スチレン-メタクリル酸ブチル(75:25)共重合体樹脂 100重量部 着色剤 10重量部 荷電制御転移温度剤 0.2重量部 ガラス転移温度120℃ 上記組成物を溶融、練肉、冷却、粉砕、分級して−15μ
c/gの電荷量を有する10μm径のトナーを得た。
【0048】キャリアの製法:40μm径の球形フェライ
ト粒子にスチレン樹脂の0.5μm厚の被覆層を設けて形成
した。
【0049】現像剤の調製:キャリアに対してトナーが
5wt%となるよう混合するとともに疎水性シリカを0.5w
t%となるよう加えて現像剤とした。
【0050】なおトナー中の着色剤を除いたものを透明
トナーとし、トナー中の着色剤として現像器246Y用のト
ナーはベンジジンイエロー、現像器246M用のトナーはロ
ーダミンB、現像器246C用のトナーは銅フタロシアニ
ン、現像器246BK用のトナーは上記着色剤をブレンドし
たものが用いられた。この黒トナーは半導体レーザから
発せられるレーザ光に対し透光性を有している。
【0051】また光欠性を強調するにはカラートナーに
対し透明トナーのガラス転移温度を5−20℃低くするこ
とが好ましい。
【0052】(第3実施例)図2は本発明のカラー画像
形成装置の他の実施例を示す断面図である。説明を簡単
にするために図1に示したと同様の作用をなす部分は同
一符号で説明する。本実施例は、透明トナーTを収容し
た現像器36Tが廃止されていて、定着器は通常の定着条
件に設定されている定着器45Aのみで、搬送ベルト44は
固定されていることと、新たに透明層形成部50が定着器
45Aと排紙ローラ46との間に設けられていることが異な
り、他の構成は前述した第1実施例と全く同様である。
【0053】透明層形成部50は、ロール状に巻かれた透
明層を転写する熱転写シートを繰り出し可能に保持する
熱転写シート供給部51、サーマルヘッド52、プラテンロ
ーラ53、巻取りローラ54よりなり、前記CPU70によりサ
ーマルヘッド52の通電が制御され、転写紙Pの全面、又
は指定した光沢範囲に熱転写シートの透明層を転写する
ことができる。
【0054】この第3実施例においては、基本のコピー
プロセスはほぼ第1実施例の非光沢モードの場合と同様
で、多色トナー像の転写、感光体ドラム30からの分離が
行われた転写紙Pは、搬送ベルト44を経て定着器45Aに
よって通常定着がなされる。そののち透明層形成部50に
おいて、前記各モードに従って作動する前記CPU70は光
沢範囲用RAM73に記憶された画像の光沢範囲に対応する
転写紙P上の部分にサーマルヘッド52を作動させて転写
紙シートより透明層を転写する。これにより図5(a)
に示すように感光体上に上記光沢範囲には透明層が重ね
て形成されてトナー画像の存在しない部分も含めて光沢
を有するようになって、排紙ローラ46により装置外部に
排出される。
【0055】(実施例4)(W→Y→M→C→BK) 本実施例では感光体240に対して図10の如く図8に示し
た実施例2の場合の非接触反転現像方式の現像器246を2
46W,246Y,246M,246C,246BKの順に配置換えし、現像器24
6Wによって透明トナーから現像していくほかは実施例2
と同様のカラー画像形成装置を用いて像形成を行った。
【0056】像形成方法として、コピースタート時、感
光体240の1回転目で帯電器245Bによって感光体240上を
一様帯電したのち、先の第1の実施例で説明した透明ト
ナー付着部の位置指定に基づいてレーザ書込み部Lによ
るレーザビーム露光がなされたのち、現像器246Wにより
非接触反転現像して透明トナー粒子層の付着部を形成す
る。ついで実施例2の帯電、像露光、反転現像から成る
像形成方法を行うことによりYトナー像、Mトナー像、
Cトナー像およびBKトナー像を重ね合わせてカラートナ
ー像を形成し、前記透明トナー粒子層を含むカラートナ
ー像を実施例2の場合と同様転写紙PA上に一括転写・熱
ローラ定着して光沢部に対して透明被覆層を有するカラ
ー画像を形成した。
【0057】図5(a),(c)は実施例3及び4によ
って感光体240上に画像の光沢範囲と非光沢範囲が形成
される状態を示したものである。又、実施例4において
現像順をY→M→C→BK→Wとした場合は図5(a)の
層構成となる。
【0058】(実施例5)(Y→M→C→BK→W) 次に実施例5について説明する。実施例5は指定領域に
一定量のトナー量が付着するようにY,M,C,BKの付着
量データを基に透明トナーTを付着するようにしたもの
である。
【0059】走査によってカラーCCD23より得られる画
像データは、図11に示す画像信号処理部60によって処理
され、画像信号としてセレクター68を経てレーザ書込み
系Bに出力される。
【0060】画像信号処理部60は、A/D変換部61B,61
G,61R、シェーディング補正部62、補色変換部63、第1
のマスキング部64、第2のマスキング部65、メモリ部67
から構成されている。
【0061】A/D変換部61B,61G,61Rは、カラーCCD23
より入力されるブルー(B),グリーン(G),レッド
(R)の画像データからなるカラー画像データを、例え
ば256階調のデジタル信号の画像デジタルに変換してシ
ェーディング補正部62によって階調性向上の補正を行っ
たのち後述する補色変換部63に出力する。
【0062】補色変換部63は、A/D変換部61で変換さ
れシェーディング補正部62で補正されたカラー画像デー
タのデジタル信号を補色変換してイエロー(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C)の画像データを得る。
【0063】第1のマスキング部64は、例えば下色除去
することにより、補色変換部63で得られたY,M,Cの画
像データから黒(BK)の画像データを抽出する。
【0064】第2のマスキング部65は、下色除去後の
Y,M,Cの画像データを補正する。
【0065】第1のマスキング部64で抽出された黒成分
信号(bk)とY,M,C画像信号(y,m,c)とより次式の演
算を行い、透明成分信号tを抽出する。
【0066】t=Z−(y+m+c+bk) ここで、Zは正の定数であり、好ましくは各信号y,m,
c,bkの和の最大値あるいは、それより大なる定数であ
る。これによって、後述するコピープロセスで感光体上
に図5に示すトナー層が形成され、全面のトナー層の厚
みをほぼ一様にすることができる。Zが和の最大値と一
致するときは、最大濃度の画像部では透明トナーTが付
着しない(図5b)。一方Zが大なるときは、最大濃度
の画像部においてもある程度の透明トナーTが付着する
ことになる。
【0067】メモリ部67は、第2のマスキング部65で色
補正されたY,M,Cの画像データ(y,m,c)と第1のマ
スキング部64で抽出されたBKの画像データ(bk)及び抽出
された透明トナーのデータ(t)とからなるカラー画像デ
ータを記憶する。なお、ここまでの画像処理過程をコン
ピュータ等により代用してもよいことはいうまでもな
い。また、メモリ部67は読取り走査を色毎に走査するこ
とにより省略することもできる。
【0068】又、実施例5において現像順をW→Y→M
→C→BKとした場合の層構成は逆となる。図5dには、
Zが大なる時すなわち最大濃度の画像部においてもある
程度トナーTが付着する場合を示している。
【0069】なお、実施例として感光体上にトナー像を
重ね合わせるカラー画像形成装置を用いたが、その他に
転写体上に転写紙を巻きつけておき、感光体上に形成さ
れたトナー像を順次転写して転写紙上に重ね合せていく
カラー画像形成装置を用いることもできる。
【0070】この場合は、透明トナーの使用順を変更
し、図5に示した感光体30或いは240上に重なるトナー
の状態が転写紙上に同様に形成されることになることが
好ましい。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば以上説明したような構成
とプロセス制御により、コピー画像全面、あるいはコピ
ー画像の希望した部分を、トナー像が存在しない部分を
含めて光沢を有するコピー画像とすることが可能で、ト
ランスペアレンシーの場合にも透明性が優れ、クリアで
彩度の高い光沢コピーを得ることの可能なカラー画像形
成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の第1の実施例を
示す断面図である。
【図2】本発明のカラー画像形成装置の他の実施例を示
す断面図である。
【図3】操作部を示す要部平面図である。
【図4】制御回路を示すブロック図である。
【図5】本発明により形成された感光体上のトナー画像
の断面図である。
【図6】エディタによる光沢範囲の設定を示す説明図で
ある。
【図7】予備走査による光沢度検知方法を示す説明図で
ある。
【図8】本発明のカラー画像形成装置の第2の実施例を
示す断面図である。
【図9】第2の実施例のタイムチャート図である。
【図10】第4の実施例を示す画像形成装置の要部断面
図である。
【図11】第5の実施例の画像信号処理部の一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
12 第1ミラーユニット 14 露光ランプ 30 感光体ドラム 35 帯電器 36T,36Y,36M,36C,36BK 現像器 45A 定着器(非光沢用) 45B 定着器(光沢用) 47 案内板 48 反転給紙路 50 透明層形成部 51 熱転写シート供給部 52 サーマルヘッド 100 操作盤 A 画像読取り系 B レーザ書込み系 C 画像形成部 E エディタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−108563(JP,A) 特開 昭62−135851(JP,A) 特開 昭50−89036(JP,A) 特開 昭59−104977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材上にトナー像を固着するカラー画
    像形成装置において、1転写材中に光沢画像領域を選択
    的に形成する際、該光沢画像領域内のトナー像の有無に
    関わらず該光沢画像領域に少なくとも透明トナーを用い
    ると共に、該光沢画像領域においては該透明トナー用の
    画像データを作成して透明層を選択的に形成することに
    より光沢画像を形成することを特徴とするカラー画像形
    成装置。
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