JP3146367B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JP3146367B2
JP3146367B2 JP15673691A JP15673691A JP3146367B2 JP 3146367 B2 JP3146367 B2 JP 3146367B2 JP 15673691 A JP15673691 A JP 15673691A JP 15673691 A JP15673691 A JP 15673691A JP 3146367 B2 JP3146367 B2 JP 3146367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置において、転写材上の画像を光沢を有する画
像とするカラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機等の画像形成装置
においては、現像剤のトナー濃度を監視してトナーを自
動補給する手段を設けて現像条件を一定に保持すると
か、原稿の平均濃度を測定しその結果に応じて現像条件
を変更し、可能な限り原稿に忠実な、また読取りやすい
コピーを得るようにした装置は知られている。しかし、
原稿画像の光沢度まで再現することのできるカラー画像
形成方法は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、オーバーヘッド
プロジェクタ等に使用されるトランスペアレンシーシー
トに記録される画像についてみると、画像面に光沢をも
たせることによって透過光の乱反射を防止し、クリアで
彩度の高い投影画像が得られることから、光沢度の高い
転写画像が求められている。
【0004】また、記録紙上に転写する画像に関して
も、原稿が写真等の場合には光沢のあるのが好ましく、
それによって画像の品位をさらに高めることもできる。
【0005】本発明は前記要望に応えるべく転写材上の
コピー画像を、転写材の材質に左右されず凹凸のない光
沢画像として記録することのできるカラー画像形成方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、転写紙上に
Y,M,C,Kのトナー画像を形成してカラー画像を形
成するカラー画像形成装置において、Y,M,C,Kの
画像データに基づいて、Y,M,C,Kトナー画像に重
なる透明トナー画像用の透明成分信号を作成し、前記転
写紙上の画像領域に付着した各トナー総量がほぼ一様と
なるように該透明トナーの付着量を制御することを特徴
とするカラー画像形成装置によって達成される。
【0007】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明を適用し、光沢あるいは非光
沢のコピーが得られるようにした画像形成装置の一例を
示す断面図である。この画像形成装置は画像読取り系
A、レーザ書込み系B、画像形成部H等よりなってい
る。
【0008】画像形成装置上部には、透明なガラス板な
どからなる原稿台と、さらに原稿台上に載置した原稿D
を覆う原稿カバー等からなる原稿載置部11があり、原稿
台の下方であって、装置本体内には第1ミラーユニット
12、第2ミラーユニット13、主レンズ20、カラーCCD23
等からなる画像読取り系Aが設けられている。第1ミラ
ーユニット12は露光ランプ14、第1ミラー15を備え、前
記原稿台と平行に、かつ図面左右方向へ直線移動可能に
取り付けられていて、原稿Dの全面を光学走査する。第
2ミラーユニット13は第2ミラー16及び第3ミラー17を
一体化して備え、常に所定の光路長を保つように第1ミ
ラーユニット12の1/2の速度で左右同方向に直線移動す
る。勿論この第2ミラーユニット13の移動は前記第1ミ
ラーユニット12と同様に原稿台に対して平行である。前
記露光ランプ14によって照明される原稿台上の原稿Dの
像は、主レンズ20により第1ミラー15、第2ミラー16、
第3ミラー17を経てカラーCCD23上へ結像されるように
なっている。走査が終わると第1ミラーユニット12及び
第2ミラーユニット13は元の位置に戻り、次のコピーま
で待機する。
【0009】上記走査によってカラーCCD23より得られ
る画像データは、図2に示す画像信号処理部60によって
処理され、画像信号としてセレクター68を経てレーザ書
込み系Bに出力される。
【0010】画像信号処理部60は、A/D変換部61B,61
G,61R、シェーディング補正部62、補色変換部63、黒成
分抽出部64、マスキング部65、透明成分抽出部66、メモ
リ部67から構成されている。
【0011】A/D変換部61B,61G,61Rは、カラーCCD23
より入力されるブルー(B),グリーン(G),レッド
(R)の画像データからなるカラー画像データを、例え
ば256階調のデジタル信号の画像デジタルに変換してシ
ェーディング補正部62によって階調性向上の補正を行っ
たのち後述する補色変換部63に出力する。
【0012】補色変換部63は、A/D変換部61で変換さ
れシェーディング補正部62で補正されたカラー画像デー
タのデジタル信号を補色変換してイエロー(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C)の画像データを得る。
【0013】黒成分抽出部64は、例えば下色除去するこ
とにより、補色変換部63で得られたY,M,Cの画像デー
タから黒(BK)の画像データを抽出する。
【0014】マスキング部65は、下色除去後のY,M,C
の画像データを補正する。
【0015】透明成分抽出部66はマスキング部65で補正
されたY,M,C画像信号(y,m,c)と下色除去による黒
成分抽出部64で抽出された黒成分信号(bk)とより次式の
演算を行い、透明成分信号tを抽出する。
【0016】t=Z−(y+m+c+bk) ここで、Zは正の定数であり、好ましくは各信号y,m,
c,bkの和の最大値あるいは、それより大なる定数であ
る。これによって、後述するコピープロセスで感光体上
に図3に示すトナー層が形成され、全面のトナー層の厚
みをほぼ一様にすることができる。Zが和の最大値と一
致するときは、最大濃度の画像部では透明トナーTが付
着しないし(図3A)、Zが大なるときは、最大濃度の
画像部においてもある程度の透明トナーTが付着するこ
とになる(図3B)。Zを和の最大値より小さくした場
合は図3Cに示すようになる。なお、Zが比較的小さく
設定され、tが負となる条件の時は、t=0に再設定す
る条件を付加しておく。
【0017】メモリ部67は、マスキング部65で色補正さ
れたY,M,Cの画像データ(y,m,c)と黒成分抽出部64
で抽出されたBKの画像データ(bk)及び透明成分抽出部66
で抽出された透明トナーのデータ(t)とからなるカラー
画像データを記憶する。なお、ここまでの画像処理過程
をコンピュータ等により代用してもよいことはいうまで
もない。また、メモリ部67は読取り走査を色毎に走査す
ることにより省略することもできる。
【0018】また、収納されている画像データはコンピ
ュータ等により作成され、メモリ部67に収納したカラー
或はモノクロ画像データであってもよい。
【0019】画像形成部Hは、像形成体である感光体ド
ラム30の周縁に配設された帯電器35、像露光部50、現像
器36T,36Y,36M,36C,36BK、転写器37、分離器3
8、クリーニング装置39及び搬送ベルト44、定着器45A,4
5B等からなっている。
【0020】上記現像器36T,36Y,36M,36C,36BKは感
光体ドラム30周縁の最上流部に透明トナーTを収容した
現像器36Tが、最下流部には黒色トナーBKを収容した現
像器36BKが配設されている。現像器36Y,36M,36C,36B
Kに収容されるカラートナーについては周知のものが使
用されるので説明は省略する。ただし黒色トナーBKは、
赤外透過性を有するものを用いることにより、画像形成
順の制約を受けないものを選択する。
【0021】上記現像器36Tに収容される透明トナーT
は、着色剤の入らない樹脂からなるもので、例えばスチ
レン等のスチレン系単量体とブチルアクリレート等のア
クリル酸エステル類単量体及び/またはメチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類単量体との共重合に
より得られるスチレン-アクリル系共重合体樹脂で、ポ
リエステル樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。
【0022】前記定着器45Aは通常の定着が行われる定
着器である。定着器45Bは定着温度が通常より高いか、
又は加圧が通常より大か、或はまた定着時間が通常より
長くなるよう設定されているか、さらにまた上記3条件
のうちの2条件又は3条件が組み合わされていて、トナ
ー像が充分に溶融定着されて光沢を有するように定着さ
れる強化定着設定の定着器である。搬送ベルト44は可動
式になっていて、通常の非光沢定着時には転写紙Pを定
着器45Aに搬送し、光沢定着時には2点鎖線で示す位置
に回動して転写紙Pを定着器45Bに搬送する。
【0023】次に画像形成部Hの光沢モード時のコピー
プロセスについて説明する。
【0024】いま図示しない操作部において光沢モード
が指定されると、図示しない制御部の制御によってまず
搬送ベルト44は2点鎖線で示した位置に回動し、次に画
像読取り系Aからの画像信号が、駆動モータ31、回転多
面鏡32、及び図示しない半導体レーザ、fθレンズ、補
正レンズ等からなるレーザ書込み系Bに入力されるとコ
ピー動作を開始する。即ち、感光体ドラム30は矢示のよ
うに時計方向に回転し、帯電器35により一様に電荷を与
えられ、像露光部50において原稿Dの画像に対応したイ
エロー(Y)像の書き込みがレーザ書き込み系Bによる
レーザビームによって行われY像の静電潜像が形成され
る。この感光体ドラム30上の上記静電的な潜像は、現像
器36YによってYトナーによる反転現像が行われ可視の
Yトナー像となる。即ち現像器36Yのマグネットロール
を内蔵した現像スリーブには、直流或はさらに交流のバ
イアス電圧が印加され、顕像手段である2成分現像剤に
よる非接触現像が行われYトナー像が形成される。この
Yトナー像を形成した感光体ドラム30は退避しているク
リーニング装置39の下を通過し、続いて帯電器35による
帯電とレーザ書き込み系Bによるマゼンタ(M)像のレ
ーザビーム書込みが行われ、前記Yトナー像の上にマゼ
ンタ(M)像の静電潜像が形成される。この潜像はマゼ
ンタのトナーを収容した現像器36Mによって反転現像さ
れMトナー像となる。続いて同様にシアン(C)トナー
像、黒色(BK)トナー像が形成される。最後に前記透明
トナーT部に対する信号tによる透明トナーT部が重ね
て形成され、感光体ドラム30上には多色で透明トナーT
部が全面に加わったカラートナー画像が形成される。転
写紙への転写程度により透明トナーはカラートナーの下
層に形成される。
【0025】原稿Dがモノクロ画像の場合は、現像器36
BKと現像器36Tとのみが作動して黒色トナーBKと透明ト
ナーT部が全面に加わったトナー画像が形成される。
【0026】次に、転写材である白色の転写紙Pの収容
された給紙カセット40より1枚ずつ給紙ローラ41によっ
て繰り出された転写紙Pは、感光体ドラム30上の前記ト
ナー像と同期して作動するレジストローラ42によって感
光体ドラム30上に送出される。この転写紙Pには、転写
器37の作用により、感光体ドラム30上の透明なトナーT
部を含むカラートナー画像が転写され、分離器38によっ
て感光体ドラム30上から分離されたのち、2点鎖線で示
す位置に回動された搬送ベルト44を経て定着器45Bへ送
られ、熱定着ローラ及び圧着ローラによって挟持押圧さ
れて透明トナーT部を下層とした光沢定着がなされたの
ち、排紙ローラ46により装置外のトレイへ排出される。
【0027】一方、前記感光体ドラム30は回転を続け、
その表面に転写されずに残留したトナーは、退避を解除
されたクリーニングブレード39A等を有するクリーニン
グ装置39により回収清掃されて、次回のコピーに待機す
る。
【0028】図示しない操作部において通常の非光沢コ
ピーが指定された場合は、前記コピープロセスにおい
て、透明成分抽出部66の透明成分の抽出は行われず、ま
た現像器36Tも作動しないように制御される。従って、
Y,M,C,BKの画像データによる静電潜像の形成と、Y,
M,C,BKトナーによる現像が行われ、このトナー像を転
写された転写紙Pは実線で示した位置の搬送ベルト44に
よって定着器45Aに搬送され通常定着が行われたのち排
紙ローラ46により装置外のトレイへ排出される。
【0029】以上のようにして、光沢コピーの指定があ
った場合は、転写材全面はカラートナーの溶融付着領域
と透明トナーの溶着領域とからなる光沢定着されたカラ
ートナー画像が形成される。しかも透明トナーTの付着
量は他のトナー付着量を勘案して決定されているので、
全トナー層の厚みが全面ほぼ一様になり凹凸のないコピ
ーを得ることができる。
【0030】なお、上記実施例の定着器としては45A,4
5Bの2つを用いたが、定着器45Aのみにより光沢画像形
成条件より非光沢画像条件へと定着条件を変更するよう
にして、1個の定着器45Aにより光沢画像コピーと非光
沢画像コピーを得るようにすることもできる。これによ
りカラー画像形成装置をより簡単な構成とすることがで
きる。
【0031】(実施例2)本実施例は図1に示すカラー
画像形成装置を用いて、感光体30上に形成するトナー像
の順序を、実施例1と同様なプロセスにより、まず透明
トナーT部を形成し、その上にY,M,C,BKの順にトナ
ー像を重ね合わせて形成し、図4に示すようなトナー層
構成としたものである。このカラートナー画像を転写紙
Pに転写し、光沢定着を行って凹凸のない光沢を有する
カラー画像又は黒白画像を得ることができる。転写紙上
で透明トナーはカラートナーの上層に形成される。
【0032】(実施例3)本実施例は転写ドラム70を用
いた図5の如き転写方式のカラー画像形成装置を用いた
例である。なお、図1と同一部分は同一符号が付されて
いる。
【0033】本実施例では感光体ドラム30の1回転目に
おいて、最初実施例1(図1)のときと同様の画像読取
り系AによりBK画像信号が読取られ、該信号によりレー
ザ光を変調し、変調されたレーザ光は回転多面鏡、fθ
レンズ等を介して、予め帯電器35による均一帯電が付与
された感光体上に像露光されて静電潜像が形成される。
【0034】この静電潜像は交流バイアス及び直流バイ
アスが付与された現像器36BKにより非接触反転現像され
て、感光体ドラム30上にBKトナー像が形成される。この
BKトナー像は転写ドラム70に金具71によりその先端が咥
えられ、転写ドラム70上に捲付け固定された転写紙P上
に転写器37の作用で転写される。感光体ドラム30の2回
転目において、前回と同様均一帯電を受けた感光体ドラ
ム30はY画像信号により変調されたレーザ光により像露
光され、現像器36Yにより非接触反転現像されて感光体
ドラム30上にYトナー像が形成され、BKトナー像を担持
した転写紙P上に重ねてYトナー像が転写される。以後
感光体30の3回転、4回転目において前回と同様にして
M画像信号及びC画像信号に基づくレーザ光による静像
形成、現像器36M及び36Cによる現像を経てMトナー像
及びCトナー像が形成され、それぞれ像形成毎に転写紙
P上に重ねて転写されてカラートナー像が形成される。
さらに感光体ドラム30の5回転目において画像読取り系
Aにより得られた実施例1と同じ透明成分信号tにより
潜像形成を行い、レーザ書込系感光体ドラム30を着色剤
を除いた透明トナーTを含む現像剤が充填された現像器
36Tにより交流及び直流のバイアス印加下に非接触反転
現像して透明トナーT部を形成し、これを前記カラート
ナー像を担持した転写紙P上に転写される。ここで分離
爪72が作動して転写紙Pは転写ドラム70から分離搬送さ
れ、かつ光沢定着されて図6に示すような透明トナーT
の付着領域である透明トナーT部を有する凹凸のない光
沢を有するカラー画像が形成される。なお現像器36Tを
不作動とし透明トナーT部を形成せず通常定着によって
通常のカラー画像とすることもできる。
【0035】(実施例4)本実施例は、実施例3(図
5)の転写ドラム70を用いたカラー画像形成装置の非接
触反転現像方式の現像器を、感光体ドラム30に対し36
T,36Y,36M,36C,36BKの順に配置換えし、最初に透明
トナーTから現像していくほかは実施例3と同様の像形
成を行った。
【0036】像形成方法として、コピースタート時感光
体ドラム30の1回転目で画像読取り系A、帯電器35およ
びレーザ書込み系Bを作動せず、感光体ドラム30上に現
像器36Tにより非接触反転現像して負に帯電された感光
体ドラム30上に一様な透明トナーT部を形成し、転写器
37の作用により転写紙Pに転写する。次いで該透明トナ
ーT部上に実施例1の帯電、像露光、反転現像、転写か
らなる像形成方法を行うことによりYトナー像、Mトナ
ー像、Cトナー像およびBKトナー像を重ね合わせてカラ
ートナー画像を形成し、転写ドラム70上の転写紙Pには
前記透明トナーT部を含むカラートナー画像が形成され
る。こののち転写紙Pは定着器へと搬送され光沢定着さ
れる。この場合形成されるトナー層は、図7に示すよう
に前記現像器36Tによって形成された透明トナーT部の
上に上記カラートナー画像を有するもので、凹凸のない
光沢のあるカラー画像を形成することができる。
【0037】(実施例5)本実施例は図1に示すカラー
画像形成装置によって、図8に示す構成のトナー層を有
するカラートナー画像を形成するカラー画像形成方法で
ある。
【0038】現像器36Tによる透明トナーT部は各トナ
ー層毎に形成され、各色Y,M,C,BKトナー層の透明成
分信号ty,tm,tc,tbkは各色成分毎に次のような演算
によって得られる。
【0039】ty=Zy−y tm=Zm−m tc=Zc−c tbk=Zbk−bk ここで、Zy〜Zbkは正の定数、好ましくは各色信号y,
m,c,bkの各々の最大値あるいはそれより大なる定数で
ある。これによって各色毎のトナー層の厚みがほぼ全面
に亙って均一になる。なお、Zy〜Zbkが比較的小さく
設定され、ty〜tbkが負となる条件の時はty〜tbkを
0と再設定する条件と付加しておく。
【0040】(実施例6)本実施例は図5に示す転写ド
ラム70を用いたカラー画像形成装置によって、実施例5
と同様の方法により図9に示すトナー層構成を形成する
カラー画像形成方法であり、透明トナーT部は各トナー
層毎に形成され、各色毎のトナー層の厚みがほぼ全面に
亙って均一になるようにしたものである。
【0041】(実施例7)以上の本実施例において用い
た透明トナーT部は一枚の画像中で選択可能に設けるこ
ともできる。例えば、エディタ等により指定された領域
や光沢画像部分(画像中で写真が貼られたもの)に対
し、透明トナーT部を選択的に形成することができる。
この場合定着器は従来の実施例では光沢用と非光沢用を
選択的に用いたが共通とし、1つの定着器を使用する。
同一定着条件においても透明トナーを用いた領域では光
沢性は向上する。
【0042】この光沢用をさらに向上させる手段とし
て、透明トナーのトナーのガラス転移温度TgTをカラー
のガラス転移温度TgCに対して下げることが有効であ
る。
【0043】 例として、カラートナーとして、TgC=57℃のもの 透明トナーとして、TgT=52℃のもの を用いて上記実施例(1)〜(6)をトナーの使用部は
光沢性が高く非使用部は光沢性が低いという好ましい結
果が得られた。
【0044】実験の結果、TgTは50〜60℃、TgCは53〜65
℃であり、TgC−TgTは好ましくは3〜15℃が好ましいこ
とが明らかとなった。これ以下であると光沢と非光沢の
差が不充分であり、これ以上であるとオフセットが生じ
易かった。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上説明した方法により、一般
の転写紙を用いても優れた光沢を有し、しかも凹凸のな
いカラーコピーを得ることができ、さらに、転写材とし
てトランスペアレンシーシートを用いる場合は、透過性
が良好で乱反射がなく、クリアで彩度の優れた画像を投
影可能な優れたコピーを得る方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカラー画像形成装置の一実施
例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1の画像信号処理部の一例を示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施例1により形成される感光体上の
トナー層構成を示す断面図である。
【図4】実施例2により形成した感光体上のトナー層構
成を示す断面図である。
【図5】本発明を適用したカラー画像形成装置の他の実
施例を示す断面図である。
【図6】実施例3により形成した転写紙上のトナー層構
成を示す断面図である。
【図7】実施例4により形成した転写紙上のトナー層構
成を示す断面図である。
【図8】実施例5により形成した感光体上のトナー層構
成を示す断面図である。
【図9】実施例6により形成した転写紙上のトナー層構
成を示す断面図である。
【符号の説明】
30 感光体ドラム 35 帯電器 36T,36Y,36M,36C,36BK 現像器 37 転写器 38 分離器 39 クリーニング装置 40 給紙カセット 44 搬送ベルト 45A 定着器(非光沢用) 45B 定着器(光沢用) 46 排紙ローラ 60 画像信号処理部 66 透明成分抽出部 70 転写ドラム A 画像読取り系 B レーザ書込み系 BK 黒色トナー C シアントナー H 画像形成部 M マゼンタトナー T 透明トナー Y イエロートナー P,PA,PB 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−108563(JP,A) 特開 昭63−109458(JP,A) 特開 平2−201383(JP,A) 特開 昭63−212268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 H04N 1/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写紙上にY,M,C,Kのトナー画像
    を形成してカラー画像を形成するカラー画像形成装置に
    おいて、 Y,M,C,Kの画像データに基づいて、Y,M,C,
    Kトナー画像に重なる透明トナー画像用の透明成分信号
    を作成し、前記転写紙上の画像領域に付着した各トナー
    総量がほぼ一様となるように該透明トナーの付着量を制
    御することを特徴とするカラー画像形成装置。
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