JP3028209B2 - 異なる長さの端子を備えた電気コネクタ - Google Patents
異なる長さの端子を備えた電気コネクタInfo
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- H01R12/77—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに係り、
より詳細には、異なる長さの複数の端子を備え、少なく
とも１つの端子が他の端子とは異なる順序で相補的な嵌
合コネクタの各対応端子と嵌合される電気コネクタ及び
その製造方法に係る。
より詳細には、異なる長さの複数の端子を備え、少なく
とも１つの端子が他の端子とは異なる順序で相補的な嵌
合コネクタの各対応端子と嵌合される電気コネクタ及び
その製造方法に係る。
【０００２】
【従来の技術】典型的な入力／出力（Ｉ／Ｏ）電気コネ
クタは、嵌合前面及び後面と、それらの間に延びる端子
受入空洞とを有する絶縁ハウジングを備えている。端子
受入空洞には複数の端子が取り付けられ、これら端子の
雄ピン部分が端子受入空洞からハウジングの外部へと突
出し、相補的な嵌合コネクタの端子に嵌合される。これ
ら端子の本体部分は、端子の突出部分を適切な間隔及び
整列状態に維持するように端子をハウジング内に固定す
る。
クタは、嵌合前面及び後面と、それらの間に延びる端子
受入空洞とを有する絶縁ハウジングを備えている。端子
受入空洞には複数の端子が取り付けられ、これら端子の
雄ピン部分が端子受入空洞からハウジングの外部へと突
出し、相補的な嵌合コネクタの端子に嵌合される。これ
ら端子の本体部分は、端子の突出部分を適切な間隔及び
整列状態に維持するように端子をハウジング内に固定す
る。
【０００３】この形式の別のコネクタでは、複数の端子
モジュールがハウジング空洞に挿入され、各端子モジュ
ールは、複数の端子を取り巻く絶縁インサート又はスト
リップを含む。この絶縁インサートは、複数の端子の本
体部分の周りにオーバーモールドされる。例えば、コネ
クタの絶縁ハウジングは、細長い形状であって、長手方
向に空洞を有し、そして、細長い端子モジュールがハウ
ジングの空洞内に横に並んで「スタックアレー」として
配置される。種々のラッチ手段が空洞内にモジュールを
保持し、そして、オーバーモールドされた絶縁インサー
トは、端子の突出部分を適切に間隔どりし整列する。
モジュールがハウジング空洞に挿入され、各端子モジュ
ールは、複数の端子を取り巻く絶縁インサート又はスト
リップを含む。この絶縁インサートは、複数の端子の本
体部分の周りにオーバーモールドされる。例えば、コネ
クタの絶縁ハウジングは、細長い形状であって、長手方
向に空洞を有し、そして、細長い端子モジュールがハウ
ジングの空洞内に横に並んで「スタックアレー」として
配置される。種々のラッチ手段が空洞内にモジュールを
保持し、そして、オーバーモールドされた絶縁インサー
トは、端子の突出部分を適切に間隔どりし整列する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような既知のＩ／
Ｏ電気コネクタは、全ての端子が同一のサイズ又は形状
であって、複数の端子を経費のかからない迅速な型抜き
作業で製造できるので、広く利用されてきている。同一
の端子は、個々の端子としても或いは絶縁インサートに
端子が埋め込まれた端子モジュールとしても容易に且つ
効率的に挿入される。しかしながら、コネクタの１つ以
上の端子を嵌合コネクタの相補的な端子と異なる順序で
嵌合する必要があるときに問題が生じる。
Ｏ電気コネクタは、全ての端子が同一のサイズ又は形状
であって、複数の端子を経費のかからない迅速な型抜き
作業で製造できるので、広く利用されてきている。同一
の端子は、個々の端子としても或いは絶縁インサートに
端子が埋め込まれた端子モジュールとしても容易に且つ
効率的に挿入される。しかしながら、コネクタの１つ以
上の端子を嵌合コネクタの相補的な端子と異なる順序で
嵌合する必要があるときに問題が生じる。
【０００５】例えば、コンピュータの分野では、このよ
うなＩ／Ｏコネクタの殆どの端子が信号端子であり、そ
して、幾つか（おそらくは１つ）の端子が電源端子であ
る。この場合、電源回路を完成する前に全ての信号回路
を完成させて動作させることが必要となる。これを行う
ために、電源端子は、通常、信号端子よりも短く形成さ
れ、従って、信号端子の嵌合端は、電源端子よりもコネ
クタハウジングから遠くへ突出して信号端子が電源端子
の嵌合の前に相補的な端子に嵌合される。しかしなが
ら、異なるサイズ又は長さで端子を製造することは、上
記のように、コネクタの全ての端子を同じ形状で順次に
製造することにより与えられる全ての利点を無効にして
しまう。例えば、このような異なる端子の製造に必要な
特注のダイは、複雑で且つ高価である。別の解決策は、
複数の同じ端子を製造し、そして、それらの１つ以上
を、他のものとは異なる距離でハウジングに挿入するこ
とである。この手順も複雑であり且つ高価である。
うなＩ／Ｏコネクタの殆どの端子が信号端子であり、そ
して、幾つか（おそらくは１つ）の端子が電源端子であ
る。この場合、電源回路を完成する前に全ての信号回路
を完成させて動作させることが必要となる。これを行う
ために、電源端子は、通常、信号端子よりも短く形成さ
れ、従って、信号端子の嵌合端は、電源端子よりもコネ
クタハウジングから遠くへ突出して信号端子が電源端子
の嵌合の前に相補的な端子に嵌合される。しかしなが
ら、異なるサイズ又は長さで端子を製造することは、上
記のように、コネクタの全ての端子を同じ形状で順次に
製造することにより与えられる全ての利点を無効にして
しまう。例えば、このような異なる端子の製造に必要な
特注のダイは、複雑で且つ高価である。別の解決策は、
複数の同じ端子を製造し、そして、それらの１つ以上
を、他のものとは異なる距離でハウジングに挿入するこ
とである。この手順も複雑であり且つ高価である。
【０００６】これらの問題は、端子の一部分、例えば、
端子の嵌合端又は接点部分を選択的にメッキする必要が
ある場合には、一層厄介なものとなる。全ての端子が同
一のサイズ及び形状であるときには、通常、端子の尖端
が連続的な直線経路において型抜きされるので、端子の
嵌合端又は接点部分を正確に均一に容易に選択的にメッ
キすることができる。しかしながら、１つ以上の端子の
長さが異なる場合は、選択的なメッキプロセスの利点が
損なわれるか又は少なくとも低減される。例えば、引っ
込んだ端子もカバーするに充分な深さまで全ての端子を
メッキする場合には、貴重な金属メッキ材料が浪費され
る。或いは、従来のメッキ工程を使用することもできる
が、これは、不充分な上に、コストもかかる。
端子の嵌合端又は接点部分を選択的にメッキする必要が
ある場合には、一層厄介なものとなる。全ての端子が同
一のサイズ及び形状であるときには、通常、端子の尖端
が連続的な直線経路において型抜きされるので、端子の
嵌合端又は接点部分を正確に均一に容易に選択的にメッ
キすることができる。しかしながら、１つ以上の端子の
長さが異なる場合は、選択的なメッキプロセスの利点が
損なわれるか又は少なくとも低減される。例えば、引っ
込んだ端子もカバーするに充分な深さまで全ての端子を
メッキする場合には、貴重な金属メッキ材料が浪費され
る。或いは、従来のメッキ工程を使用することもできる
が、これは、不充分な上に、コストもかかる。
【０００７】本発明は、全ての端子を同じ形状で製造で
き、しかも、１つ以上の端子を異なる長さにすることが
でき、更に、従来の効率的なメッキ工程を使用できるよ
うな電気コネクタを提供することにより、上記問題を解
消することに向けられる。
き、しかも、１つ以上の端子を異なる長さにすることが
でき、更に、従来の効率的なメッキ工程を使用できるよ
うな電気コネクタを提供することにより、上記問題を解
消することに向けられる。
【０００８】そこで、本発明の目的は、１つ以上の端子
を他の端子と順次に嵌合できるような上記特徴の新規で
且つ改良された電気コネクタ及びその製造方法を提供す
ることである。
を他の端子と順次に嵌合できるような上記特徴の新規で
且つ改良された電気コネクタ及びその製造方法を提供す
ることである。
【０００９】
【課題を解決する為の手段】本発明によれば、細長い絶
縁ハウジングは、嵌合面と、少なくとも１つの端子モジ
ュールを受け入れるためにこの嵌合面に垂直な挿入軸を
定める細長い空洞とを有する。この空洞には、少なくと
も１つの端子モジュールが受け入れられ、この端子モジ
ュールは、挿入軸の方向に延びる複数の同一の型抜き端
子を備えている。これらの端子は、上記嵌合面を越えて
絶縁ハウジングから突出した嵌合部分を有する。同一の
型抜き端子の少なくとも１つは、その長さを短縮するよ
うに屈曲され、この少なくとも１つの端子の嵌合部分が
上記嵌合面を越えて突出する距離は、他の端子の嵌合部
分よりも短くされる。絶縁ハウジングの空洞には細長い
絶縁インサートが受け入れられ、そして、絶縁インサー
トは、端子の一部分の周りにモールドされる。しかも、
上記端子モジュールを成す型抜きされた複数の端子は、
その近方端にキャリアストリップを、その反対の遠方端
に嵌合部分を備えると共に、このキャリアストリップと
嵌合部分との間にウェブを備え、そして、このウェブ
は、少なくとも１つの端子を屈曲させてその長さを短縮
する際に必要であれば切断され、さらに、上記端子に対
してウェブが露出するように絶縁インサートをモールド
して、この絶縁インサートから露出したウェブ及びキャ
リアストリップを切り離することにより端子モジュール
が形成される。
縁ハウジングは、嵌合面と、少なくとも１つの端子モジ
ュールを受け入れるためにこの嵌合面に垂直な挿入軸を
定める細長い空洞とを有する。この空洞には、少なくと
も１つの端子モジュールが受け入れられ、この端子モジ
ュールは、挿入軸の方向に延びる複数の同一の型抜き端
子を備えている。これらの端子は、上記嵌合面を越えて
絶縁ハウジングから突出した嵌合部分を有する。同一の
型抜き端子の少なくとも１つは、その長さを短縮するよ
うに屈曲され、この少なくとも１つの端子の嵌合部分が
上記嵌合面を越えて突出する距離は、他の端子の嵌合部
分よりも短くされる。絶縁ハウジングの空洞には細長い
絶縁インサートが受け入れられ、そして、絶縁インサー
トは、端子の一部分の周りにモールドされる。しかも、
上記端子モジュールを成す型抜きされた複数の端子は、
その近方端にキャリアストリップを、その反対の遠方端
に嵌合部分を備えると共に、このキャリアストリップと
嵌合部分との間にウェブを備え、そして、このウェブ
は、少なくとも１つの端子を屈曲させてその長さを短縮
する際に必要であれば切断され、さらに、上記端子に対
してウェブが露出するように絶縁インサートをモールド
して、この絶縁インサートから露出したウェブ及びキャ
リアストリップを切り離することにより端子モジュール
が形成される。
【００１０】さらに、以下に述べるように、複数の細長
い端子は、導電性のシートメタル材料で型抜きされる。
端子の嵌合部分は、平らであって、端子の遠方尖端は、
各嵌合部分の平面からねじられ、端子の接点部分を形成
する。これら接点部分は、端子の基礎部分の金属とは異
なる金属材料で選択的にメッキされる。そして、少なく
とも１つの端子が二重の屈曲部を含み、これら屈曲部
は、端子のシートメタル材料の平面の両側に配置され
る。
い端子は、導電性のシートメタル材料で型抜きされる。
端子の嵌合部分は、平らであって、端子の遠方尖端は、
各嵌合部分の平面からねじられ、端子の接点部分を形成
する。これら接点部分は、端子の基礎部分の金属とは異
なる金属材料で選択的にメッキされる。そして、少なく
とも１つの端子が二重の屈曲部を含み、これら屈曲部
は、端子のシートメタル材料の平面の両側に配置され
る。
【００１１】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施形態を詳細に説明する。図１ないし３を参照すれ
ば、本発明の入力／出力（Ｉ／Ｏ）電気コネクタ１２
は、細長い絶縁ハウジング１４と、前部シールド１６と
を備えている。絶縁ハウジング１４は、プラスチック等
の絶縁材料で一体成形された１部片構造であり、前部シ
ールド１６は、シートメタル材料で型抜き成形された１
部片構造である。
実施形態を詳細に説明する。図１ないし３を参照すれ
ば、本発明の入力／出力（Ｉ／Ｏ）電気コネクタ１２
は、細長い絶縁ハウジング１４と、前部シールド１６と
を備えている。絶縁ハウジング１４は、プラスチック等
の絶縁材料で一体成形された１部片構造であり、前部シ
ールド１６は、シートメタル材料で型抜き成形された１
部片構造である。
【００１２】絶縁ハウジング１４は、前方の嵌合面１８
と、後方の終端面２０とを有する。前部シールド１６
は、前方の嵌合面１８を越えて絶縁ハウジング１４の前
方に突出する複数の端子の嵌合部分２４を取り巻くＤ字
型シュラウド２２によって形成された前方部分を有す
る。端子のテイル部分２６は、電気コネクタ１２の後方
の終端面２０から突出し、プリント回路板の適当な穴に
挿入されて、回路板の回路トレース及び／又は穴に接続
される。もちろん、絶縁ハウジング１４は、種々の形
状、構成及び寸法をもつことができ、そして同様に、端
子は、テイル部分２６以外の種々の他の終端部分をもつ
ことができる。
と、後方の終端面２０とを有する。前部シールド１６
は、前方の嵌合面１８を越えて絶縁ハウジング１４の前
方に突出する複数の端子の嵌合部分２４を取り巻くＤ字
型シュラウド２２によって形成された前方部分を有す
る。端子のテイル部分２６は、電気コネクタ１２の後方
の終端面２０から突出し、プリント回路板の適当な穴に
挿入されて、回路板の回路トレース及び／又は穴に接続
される。もちろん、絶縁ハウジング１４は、種々の形
状、構成及び寸法をもつことができ、そして同様に、端
子は、テイル部分２６以外の種々の他の終端部分をもつ
ことができる。
【００１３】図１に最も良く示されたように、前部シー
ルド１６の複数の後方に形成されたタブ２８は、絶縁ハ
ウジング１４をそのくぼみ３０において掴む。更に、前
部シールド１６のベースプレート３４の一対の穴３２
は、絶縁ハウジング１４に設けられた一対の内部にねじ
が切られた穴３６と整列され、これらの穴３２及び３６
は、電気コネクタ１２をプリント回路板や相補的な嵌合
コネクタに固定するために適当なネジを受け入れる。
ルド１６の複数の後方に形成されたタブ２８は、絶縁ハ
ウジング１４をそのくぼみ３０において掴む。更に、前
部シールド１６のベースプレート３４の一対の穴３２
は、絶縁ハウジング１４に設けられた一対の内部にねじ
が切られた穴３６と整列され、これらの穴３２及び３６
は、電気コネクタ１２をプリント回路板や相補的な嵌合
コネクタに固定するために適当なネジを受け入れる。
【００１４】図１ないし３と共に図４及び５も参照し、
特に、図３を参照すれば、電気コネクタ１２の絶縁ハウ
ジング１４は、複数の端子モジュール４０を受け入れる
ための細長い空洞３８を備え、端子モジュール４０は、
空洞３８内にスタックアレー（積層配列体）として受け
入れられる。各端子モジュール４０は、１部片の細長い
絶縁インサート４２を備え、これは、複数の端子４６の
本体部分４４（図６）の周りにオーバーモールドされ
る。各端子４６は、雄型部分の形態のブレード状の前方
に突出する嵌合部分２４と、本体部分４４の反対端から
延びる後方に突出するテイル部分２６とを含む。図３に
最も良く示されたように、端子４６の嵌合部分２４は、
絶縁ハウジング１４の複数の通路５０へと延び、そし
て、これら通路５０から絶縁ハウジング１４の前方の嵌
合面１８を越えて外方へと延びる。テイル部分２６は、
絶縁ハウジング１４の空洞３８から後方の終端面２０を
越えて外方に突出する。更に、図３ないし５から明らか
なように、端子４６の嵌合部分２４は、遠方尖端、即
ち、接点部分２４ａで終わり、これら接点部分２４ａ
は、端子４６の嵌合部分２４の平面からねじられるのが
好ましい。
特に、図３を参照すれば、電気コネクタ１２の絶縁ハウ
ジング１４は、複数の端子モジュール４０を受け入れる
ための細長い空洞３８を備え、端子モジュール４０は、
空洞３８内にスタックアレー（積層配列体）として受け
入れられる。各端子モジュール４０は、１部片の細長い
絶縁インサート４２を備え、これは、複数の端子４６の
本体部分４４（図６）の周りにオーバーモールドされ
る。各端子４６は、雄型部分の形態のブレード状の前方
に突出する嵌合部分２４と、本体部分４４の反対端から
延びる後方に突出するテイル部分２６とを含む。図３に
最も良く示されたように、端子４６の嵌合部分２４は、
絶縁ハウジング１４の複数の通路５０へと延び、そし
て、これら通路５０から絶縁ハウジング１４の前方の嵌
合面１８を越えて外方へと延びる。テイル部分２６は、
絶縁ハウジング１４の空洞３８から後方の終端面２０を
越えて外方に突出する。更に、図３ないし５から明らか
なように、端子４６の嵌合部分２４は、遠方尖端、即
ち、接点部分２４ａで終わり、これら接点部分２４ａ
は、端子４６の嵌合部分２４の平面からねじられるのが
好ましい。
【００１５】端子モジュール４０は、絶縁ハウジング１
４の空洞３８内でスタックアレーとして相互に係合され
る。特に、図５に良く示されているように、一対のラッ
チ突起５２が、端子モジュール４０の絶縁インサート４
２の両側から、それに隣接する端子モジュール４０の絶
縁インサート４２の両側に設けられた相補的なくぼみ５
３へと外方に突出する。又、一対の外方に突出する位置
決めリブ５４（図４及び５）が、細長い端子モジュール
４０の両端から突出し、細長い空洞３８の両端において
絶縁ハウジング１４の適当な溝（図示せず）に配置され
る。
４の空洞３８内でスタックアレーとして相互に係合され
る。特に、図５に良く示されているように、一対のラッ
チ突起５２が、端子モジュール４０の絶縁インサート４
２の両側から、それに隣接する端子モジュール４０の絶
縁インサート４２の両側に設けられた相補的なくぼみ５
３へと外方に突出する。又、一対の外方に突出する位置
決めリブ５４（図４及び５）が、細長い端子モジュール
４０の両端から突出し、細長い空洞３８の両端において
絶縁ハウジング１４の適当な溝（図示せず）に配置され
る。
【００１６】図６ないし９は、端子４６及び端子モジュ
ール４０が本発明によっていかに形成されるかを示す。
先ず、図６を参照すれば、導電性金属材料のリボン状シ
ートがダイに通されて、図示されたブランクＢが型抜き
成形される。実際に、図６のブランクＢは、連続長さの
型抜き成形されたシートメタル材料の一部分であり、複
数の型抜きされた同一の端子４６がそのテイル部分２６
の端においてキャリアストリップ５６により接合され、
このキャリアストリップ５６は、プロセスマシンを通し
てシートメタル材料を増分的にインデックスするために
従来のインデックス穴５８を直線路に沿って有してい
る。端子４６の嵌合部分２４は、接点部分２４ａを形成
するようにねじれた尖端が既に作られている。端子４６
の本体部分４４は、ウェブ６０によってブランクＢの長
手方向に接合されている。本体部分４４の外方に突出す
るとげ４４ａは、端子４６がその後に絶縁インサート４
２に埋め込まれるときに端子４６の保持を容易にする。
ール４０が本発明によっていかに形成されるかを示す。
先ず、図６を参照すれば、導電性金属材料のリボン状シ
ートがダイに通されて、図示されたブランクＢが型抜き
成形される。実際に、図６のブランクＢは、連続長さの
型抜き成形されたシートメタル材料の一部分であり、複
数の型抜きされた同一の端子４６がそのテイル部分２６
の端においてキャリアストリップ５６により接合され、
このキャリアストリップ５６は、プロセスマシンを通し
てシートメタル材料を増分的にインデックスするために
従来のインデックス穴５８を直線路に沿って有してい
る。端子４６の嵌合部分２４は、接点部分２４ａを形成
するようにねじれた尖端が既に作られている。端子４６
の本体部分４４は、ウェブ６０によってブランクＢの長
手方向に接合されている。本体部分４４の外方に突出す
るとげ４４ａは、端子４６がその後に絶縁インサート４
２に埋め込まれるときに端子４６の保持を容易にする。
【００１７】次いで、図７を参照すれば、図６の同一に
型抜きされた端子４６の１つ４６’の長さが短縮されて
いる。この端子４６’の短縮は、個別の処理ステーショ
ンで行われ、端子４６’とそれに隣接する端子４６との
間でウェブ６０が、６２において切断される。更に、端
子４６’のテイル部分２６が、図８に明確に示すよう
に、屈曲部６４を形成することにより変形される。この
屈曲部６４は、図７の矢印Ａ−Ａ間の距離だけ端子４
６’を他の端子４６に対して短縮するように働く。例え
ば、この距離は０．０３０インチ程度であり、図７で
は、この距離が端子の他の寸法に対して誇張して示され
ていることに注意されたい。その他の点では、端子４
６’は、他の端子４６と構造上同一であり、テイル部分
２６、とげ４４ａを含む本体部分４４、嵌合部分２４、
及びねじれた遠方端即ち接点部分２４ａを備えている。
唯一の相違は、端子４６’が屈曲部６４により端子４６
より短いことである。
型抜きされた端子４６の１つ４６’の長さが短縮されて
いる。この端子４６’の短縮は、個別の処理ステーショ
ンで行われ、端子４６’とそれに隣接する端子４６との
間でウェブ６０が、６２において切断される。更に、端
子４６’のテイル部分２６が、図８に明確に示すよう
に、屈曲部６４を形成することにより変形される。この
屈曲部６４は、図７の矢印Ａ−Ａ間の距離だけ端子４
６’を他の端子４６に対して短縮するように働く。例え
ば、この距離は０．０３０インチ程度であり、図７で
は、この距離が端子の他の寸法に対して誇張して示され
ていることに注意されたい。その他の点では、端子４
６’は、他の端子４６と構造上同一であり、テイル部分
２６、とげ４４ａを含む本体部分４４、嵌合部分２４、
及びねじれた遠方端即ち接点部分２４ａを備えている。
唯一の相違は、端子４６’が屈曲部６４により端子４６
より短いことである。
【００１８】端子４６及び４６’の接点部分２４ａのよ
うな部分を端子の基礎金属とは異なる金属材料で選択的
にメッキすることが所望される場合には、本発明によれ
ば、図６に示す型抜き成形プロセスの後であって且つ図
７に示すように端子４６’を分離及び短縮する前に、メ
ッキプロセスが実行される。換言すれば、図６に示すよ
うに、全ての端子４６の接点部分２４ａは、ブランクＢ
の長手方向に直線的に配列されている。選択的にメッキ
される部分のこの直線配列は、メッキプロセスを簡単化
する。ウェブ６０は、端子４６’を含む全ての端子４６
をメッキプロセス中に分離又は移動しないように保持す
る。メッキの後に、端子４６’は、その接点部分２４ａ
が予めメッキされた状態で、図７に示すように容易に分
離し、変形し、そして、短縮することができる。
うな部分を端子の基礎金属とは異なる金属材料で選択的
にメッキすることが所望される場合には、本発明によれ
ば、図６に示す型抜き成形プロセスの後であって且つ図
７に示すように端子４６’を分離及び短縮する前に、メ
ッキプロセスが実行される。換言すれば、図６に示すよ
うに、全ての端子４６の接点部分２４ａは、ブランクＢ
の長手方向に直線的に配列されている。選択的にメッキ
される部分のこの直線配列は、メッキプロセスを簡単化
する。ウェブ６０は、端子４６’を含む全ての端子４６
をメッキプロセス中に分離又は移動しないように保持す
る。メッキの後に、端子４６’は、その接点部分２４ａ
が予めメッキされた状態で、図７に示すように容易に分
離し、変形し、そして、短縮することができる。
【００１９】図９は、テイル部分２６がキャリアストリ
ップ５６に接続されたままである端子４６及び４６’を
示している。これら端子４６及び４６’は、次いで、１
つのユニットとして鋳型に配置され、短くされた端子４
６’の屈曲部６４を含む端子４６及び４６’の本体部分
４４の周りに絶縁インサート４２を挿入モールドするこ
とができる。絶縁インサート４２が端子４６及び４６’
の本体部分４４の周りにオーバーモールドされた後に、
ウェブ６０が切断され、そして、キャリアストリップ５
６がテイル部分２６の切断により除去され、図３ないし
５に示すような１つの端子モジュール４０が形成され
る。ウェブ６０は、モールドプロセス中に端子４６を相
対的に移動しないように保持する。
ップ５６に接続されたままである端子４６及び４６’を
示している。これら端子４６及び４６’は、次いで、１
つのユニットとして鋳型に配置され、短くされた端子４
６’の屈曲部６４を含む端子４６及び４６’の本体部分
４４の周りに絶縁インサート４２を挿入モールドするこ
とができる。絶縁インサート４２が端子４６及び４６’
の本体部分４４の周りにオーバーモールドされた後に、
ウェブ６０が切断され、そして、キャリアストリップ５
６がテイル部分２６の切断により除去され、図３ないし
５に示すような１つの端子モジュール４０が形成され
る。ウェブ６０は、モールドプロセス中に端子４６を相
対的に移動しないように保持する。
【００２０】端子４６の１つを図７及び８に示した程度
以上に短縮することが望まれる場合には、図１０から明
らかなように、端子４６’の平面の両側に２つの屈曲部
６４ａを設けるように二重の屈曲部が形成される。この
ように、端子４６’は、屈曲部分が片側にふくらむこと
なく、図７の場合の２倍の長さを短縮することができ
る。
以上に短縮することが望まれる場合には、図１０から明
らかなように、端子４６’の平面の両側に２つの屈曲部
６４ａを設けるように二重の屈曲部が形成される。この
ように、端子４６’は、屈曲部分が片側にふくらむこと
なく、図７の場合の２倍の長さを短縮することができ
る。
【００２１】更に、端子４６’を短縮するための屈曲部
６４、６４ａは、端子４６’のどこに位置されてもよい
ことが明らかである。例えば、図１０に４４’で示すよ
うに本体部分４４の位置に屈曲部を形成することもでき
る。この位置（又はウェブ６０の接点側の位置）に屈曲
部を設ける場合の利点は、短縮される端子４６’の付近
のウェブ６０を屈曲作業の前に切断しなくてもよいこと
である。更に、図１０から明らかなように、もし必要で
あれば、端子４６’に沿った別々の位置、例えば、６４
ａ及び４４’に多数の屈曲部があってもよい。或いは
又、図５、７及び８に示された屈曲部６４は、キャリア
ストリップ５６に充分接近してテイル部分２６に配置
し、キャリアストリップ５６を切断する際に屈曲部６４
がテイル部分２６からカットされるようにしてもよい。
６４、６４ａは、端子４６’のどこに位置されてもよい
ことが明らかである。例えば、図１０に４４’で示すよ
うに本体部分４４の位置に屈曲部を形成することもでき
る。この位置（又はウェブ６０の接点側の位置）に屈曲
部を設ける場合の利点は、短縮される端子４６’の付近
のウェブ６０を屈曲作業の前に切断しなくてもよいこと
である。更に、図１０から明らかなように、もし必要で
あれば、端子４６’に沿った別々の位置、例えば、６４
ａ及び４４’に多数の屈曲部があってもよい。或いは
又、図５、７及び８に示された屈曲部６４は、キャリア
ストリップ５６に充分接近してテイル部分２６に配置
し、キャリアストリップ５６を切断する際に屈曲部６４
がテイル部分２６からカットされるようにしてもよい。
【００２２】図１１は、上記したように端子モジュール
４０の１つを製造する方法を要約するフローチャートで
ある。端子を型抜き成形する第１の段階７０は、図６に
対応し、即ち、ブランクＢが型抜きされて同じ端子４６
が形成され、そして端子４６の嵌合部分２４から接点部
分２４ａがねじられて形成される。図１１の次の段階７
２では、１つの端子４６’を短縮する前に接点部分２４
ａが選択的にメッキされる。図１１の次の段階７４で
は、端子４６及び４６’の最終的な成形が行われる。即
ち、６２で示すように、端子４６’の両側でウェブ６０
が切断され、そして、６４で示すように、端子４６’の
テイル部分２６が屈曲され、端子４６’が他の端子４６
に対し矢印Ａ−Ａで示す距離だけ短縮される。図１１の
最後の段階７６は、図９に対応し、即ち、絶縁インサー
ト４６が端子４６及び４６’の周りに挿入モールドさ
れ、１つの端子モジュール４０が形成される。もちろ
ん、その後、キャリアストリップ５６が、上記のように
端子４６及び４６’のテイル部分２６から切断される。
４０の１つを製造する方法を要約するフローチャートで
ある。端子を型抜き成形する第１の段階７０は、図６に
対応し、即ち、ブランクＢが型抜きされて同じ端子４６
が形成され、そして端子４６の嵌合部分２４から接点部
分２４ａがねじられて形成される。図１１の次の段階７
２では、１つの端子４６’を短縮する前に接点部分２４
ａが選択的にメッキされる。図１１の次の段階７４で
は、端子４６及び４６’の最終的な成形が行われる。即
ち、６２で示すように、端子４６’の両側でウェブ６０
が切断され、そして、６４で示すように、端子４６’の
テイル部分２６が屈曲され、端子４６’が他の端子４６
に対し矢印Ａ−Ａで示す距離だけ短縮される。図１１の
最後の段階７６は、図９に対応し、即ち、絶縁インサー
ト４６が端子４６及び４６’の周りに挿入モールドさ
れ、１つの端子モジュール４０が形成される。もちろ
ん、その後、キャリアストリップ５６が、上記のように
端子４６及び４６’のテイル部分２６から切断される。
【００２３】これによって形成された端子モジュール４
０は、他の端子モジュール４０と共に空洞３８（図３）
に挿入することができる。電気コネクタ１２が完全に組
み立てられると、短縮された端子４６’の嵌合部分２４
が絶縁ハウジング１４から前方の嵌合面１８を越えて突
出する距離は、他の端子４６の嵌合部分２４よりも短
い。換言すれば、端子４６の接点部分２４ａは、短縮さ
れた端子４６’の接点部分２４ａより前に、相補的な嵌
合コネクタの対応端子と係合する。
０は、他の端子モジュール４０と共に空洞３８（図３）
に挿入することができる。電気コネクタ１２が完全に組
み立てられると、短縮された端子４６’の嵌合部分２４
が絶縁ハウジング１４から前方の嵌合面１８を越えて突
出する距離は、他の端子４６の嵌合部分２４よりも短
い。換言すれば、端子４６の接点部分２４ａは、短縮さ
れた端子４６’の接点部分２４ａより前に、相補的な嵌
合コネクタの対応端子と係合する。
【００２４】尚、１つの端子モジュール４０の１つの端
子４６’がその端子モジュールの他の端子４６に対して
短縮される場合について上記したが、本発明によれば、
電気コネクタの用途に基づいて、所与の端子モジュール
の２つ以上の端子を短縮することもできるし、或いは、
２つ以上の端子モジュールの端子を短縮することもでき
る。更に、１つの端子モジュール又は端子モジュールの
スタックアレーにおいて端子を多数の長さに形成し、例
えば、３つの異なる長さに形成し、電気コネクタを３段
階に嵌合することもできる。更に、図１に示す電気コネ
クタ１２の巾と図５及び９に示す端子モジュール４０の
巾とを比較することにより明らかなように、所与の端子
モジュールにおける端子の本数を変えることもできる。
又、異なる長さの同一の型抜き成形端子を形成する本発
明の方法は、端子モジュールを使用しない電気コネクタ
にも適用でき、即ち、端子が、絶縁インサートを含む端
子モジュールの一部分として絶縁ハウジング内に取り付
けられるものとは別に、端子がコネクタハウジングの通
路に挿入される電気コネクタにも等しく適用できること
を理解されたい。
子４６’がその端子モジュールの他の端子４６に対して
短縮される場合について上記したが、本発明によれば、
電気コネクタの用途に基づいて、所与の端子モジュール
の２つ以上の端子を短縮することもできるし、或いは、
２つ以上の端子モジュールの端子を短縮することもでき
る。更に、１つの端子モジュール又は端子モジュールの
スタックアレーにおいて端子を多数の長さに形成し、例
えば、３つの異なる長さに形成し、電気コネクタを３段
階に嵌合することもできる。更に、図１に示す電気コネ
クタ１２の巾と図５及び９に示す端子モジュール４０の
巾とを比較することにより明らかなように、所与の端子
モジュールにおける端子の本数を変えることもできる。
又、異なる長さの同一の型抜き成形端子を形成する本発
明の方法は、端子モジュールを使用しない電気コネクタ
にも適用でき、即ち、端子が、絶縁インサートを含む端
子モジュールの一部分として絶縁ハウジング内に取り付
けられるものとは別に、端子がコネクタハウジングの通
路に挿入される電気コネクタにも等しく適用できること
を理解されたい。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、全ての端子を同じ形状で製造でき、しかも、１
つ以上の端子を異なる長さにすることができ、更に、従
来の効率的なメッキプロセスを使用できる電気コネクタ
が提供され、そして、１つ以上の端子を他の端子と順次
に嵌合できる新規で且つ改良された電気コネクタが提供
された。
により、全ての端子を同じ形状で製造でき、しかも、１
つ以上の端子を異なる長さにすることができ、更に、従
来の効率的なメッキプロセスを使用できる電気コネクタ
が提供され、そして、１つ以上の端子を他の端子と順次
に嵌合できる新規で且つ改良された電気コネクタが提供
された。
【図１】本発明による電気コネクタの斜視図である。
【図２】電気コネクタの前面図である。
【図３】複数の端子モジュールが取り付けられたハウジ
ングの縦断面図である。
ングの縦断面図である。
【図４】端子モジュールの１つを示す端面図である。
【図５】端子モジュールの１つを示す側面図である。
【図６】シートメタル材料の「ブランク」において一連
の端子を示す平面図である。
の端子を示す平面図である。
【図７】一連の型抜きされた端子を示す図で、端子の１
つがその隣接端子から切断されそして屈曲部が形成され
てその長さが短くされたところを示す図である。
つがその隣接端子から切断されそして屈曲部が形成され
てその長さが短くされたところを示す図である。
【図８】屈曲部が形成された端子を、キャリアストリッ
プにまだ取り付けられた状態で示す側面図である。
プにまだ取り付けられた状態で示す側面図である。
【図９】図５と同様の図であるが、端子をキャリアスト
リップから切断する前の状態で示した図である。
リップから切断する前の状態で示した図である。
【図１０】図８と同様の図であるが、端子を短くするた
めの別の曲げ方を示す図である。
めの別の曲げ方を示す図である。
【図１１】端子モジュールを製造する方法のフローチャ
ートである。
ートである。
１２ 入力／出力電気コネクタ １４ 絶縁ハウジング １６ 前部シールド １８ 前方の嵌合面 ２０ 後方の終端面 ２２ Ｄ字型シュラウド ２４ 端子の嵌合部分 ２４ａ 端子の接点部分 ２６ 端子のテイル部分 ３８ 空洞 ４０ 端子モジュール ４２ 絶縁インサート ４４ 端子の本体部分 ４４ａ とげ ４６ 端子 ４６’ 短縮された端子 ５２ ラッチ突起 ５３ くぼみ ５６ キャリアストリップ ６０ ウェブ ６４，６４ａ 屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−366578（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−8030（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−295181（ＪＰ，Ａ) 登録実用新案3035825（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 24/00 H01R 43/16 H01R 107:00
Claims (18)
- 【請求項１】 嵌合面１８と、少なくとも１つの端子モ
ジュール４０を受け入れるためにこの嵌合面１８に垂直
な挿入軸を定める細長い空洞３８とを有する細長い絶縁
ハウジング１４を備え、上記空洞３８に受け入れられる
少なくとも１つの端子モジュール４０の各々は、複数の
型抜きされた端子４６と、細長い絶縁インサート４２と
を含み、各端子４６は、同一の嵌合部分２４を有すると
共に、所定の長さを有し、そして、上記挿入軸の方向に
細長くなっており、上記細長い絶縁インサート４２は、
上記端子４６の本体部分４４を取り巻き、そして更に、
上記端子４６の少なくとも１つの端子４６’は、その長
さを短縮するための屈曲部６４を有し、これにより、上
記少なくとも１つの端子４６’の嵌合部分２４が絶縁イ
ンサート４２から突出する距離は、他の端子４６の嵌合
部分２４より小さくされた異なる長さの端子を備えた電
気コネクタ１２において、 上記複数の型抜きされた端子４６は、その近方端に、隣
接する端子４６間を接合するキャリアストリップ５６
を、その反対の遠方端に嵌合部分２４を備えると共に、
上記キャリアストリップ５６と嵌合部分２４との間にて
隣接する端子４６間を接合するウェブ６０を備え、さら
に、上記端子４６の少なくとも１つの端子４６’は、こ
れに隣接する端子４６と接合するウェブ６０が切断され
ていると共に、上記キャリアストリップ５６とウェブ６
０との間に屈曲部６４を備え、上記端子モジュール４０
は、上記複数の型抜きされた端子４６に対して残りのウ
ェブ６０が露出するようにモールドされる絶縁インサー
ト４２を備えると共に、上記絶縁インサート４２から露
出した残りのウェブ６０及びキャリアストリップ５６を
切り離して成ることを特徴とする異なる長さの端子を備
えた電気コネクタ。 - 【請求項２】 嵌合面１８と、少なくとも１つの端子モ
ジュール４０を受け入れるためにこの嵌合面１８に垂直
な挿入軸を定める細長い空洞３８とを有する細長い絶縁
ハウジング１４を備え、上記空洞３８に受け入れられる
少なくとも１つの端子モジュール４０の各々は、複数の
型抜きされた端子４６と、細長い絶縁インサート４２と
を含み、各端子４６は、同一の嵌合部分２４を有すると
共に、所定の長さを有し、そして、上記挿入軸の方向に
細長くなっており、上記細長い絶縁インサート４２は、
上記端子４６の本体部分４４を取り巻き、そして更に、
上記端子４６の少なくとも１つの端子４６’は、その長
さを短縮するための屈曲部６４を有し、これにより、上
記少なくとも１つの端子４６’の嵌合部分２４が絶縁イ
ンサート４２から突出する距離は、他の端子４６の嵌合
部分２４より小さくされた異なる長さの端子を備えた電
気コネクタ１２において、 上記複数の型抜きされた端子４６は、その近方端に、隣
接する端子４６間を接合するキャリアストリップ５６
を、その反対の遠方端に嵌合部分２４を備えると共に、
上記キャリアストリップ５６と嵌合部分２４との間にて
隣接する端子４６間を接合するウェブ６０を備え、さら
に、上記端子４６の少なくとも１つの端子４６’は、上
記嵌合部分２４とウェブ６０との間に屈曲部６４を備
え、上記端子モジュール４０は、上記複数の型抜きされ
た端子４６に対してウェブ６０が露出するようにモール
ドされる絶縁インサート４２を備えると共に、上記絶縁
インサート４２から露出したウェブ６０及びキャリアス
トリップ５６を切り離して成ることを特徴とする異なる
長さの端子を備えた電気コネクタ。 - 【請求項３】 上記端子４６の嵌合部分２４は、平面で
あり、その尖端は、嵌合部分２４の平面からねじれて、
端子４６の接点部分２４ａを形成する請求項１又は請求
項２に記載の異なる長さの端子を備えた電気コネクタ。 - 【請求項４】 上記複数の細長い型抜きされた端子４６
は、各々の長手方向軸を画成し、そして、上記少なくと
も１つの端子４６’は、その長手方向軸の両側に二重の
屈曲部６４ａを含む請求項１又は請求項２に記載の異な
る長さの端子を備えた電気コネクタ。 - 【請求項５】 上記絶縁インサート４２は、上記屈曲部
６４を取り巻く請求項１又は請求項２に記載の異なる長
さの端子を備えた電気コネクタ。 - 【請求項６】 上記絶縁インサート４２は、上記屈曲部
６４から離間される請求項１又は請求項２に記載の異な
る長さの端子を備えた電気コネクタ。 - 【請求項７】 同一の嵌合部分２４と、所定の長さを各
々有する複数の平行な細長い型抜きされた端子４６と、
上記端子４６の本体部分４４の周りにモールドされた絶
縁インサート４２とを備え、上記端子４６の嵌合部分２
４は、この絶縁インサート４２から突出し、上記端子４
６の少なくとも１つの端子４６’は、その長さを短縮す
るための屈曲部６４を有し、これによって、上記少なく
とも１つの端子４６’の嵌合部分２４が絶縁インサート
４２から突出する距離は、他の端子４６の嵌合部分２４
より小さくされた異なる長さの端子を備えた電気コネク
タ１２に使用する端子モジュール４０において、 上記複数の型抜きされた端子４６は、その近方端に、隣
接する端子４６間を接合するキャリアストリップ５６
を、その反対の遠方端に嵌合部分２４を備えると共に、
上記キャリアストリップ５６と嵌合部分２４との間にて
隣接する端子４６間を接合するウェブ６０を備え、さら
に、上記端子４６の少なくとも１つの端子４６’は、こ
れに隣接する端子４６と接合するウェブ６０が切断され
ていると共に、上記キャリアストリップ５６とウェブ６
０との間に屈曲部６４を備え、上記端子モジュール４０
は、上記複数の型抜きされた端子４６に対して残りのウ
ェブ６０が露出するようにモールドされる絶縁インサー
ト４２を備えると共に、上記絶縁インサート４２から露
出した残りのウェブ６０及びキャリアストリップ５６を
切り離して成ることを特徴とする端子モジュール。 - 【請求項８】 同一の嵌合部分２４と、所定の長さを各
々有する複数の平行な細長い型抜きされた端子４６と、
上記端子４６の本体部分４４の周りにモールドされた絶
縁インサート４２とを備え、上記端子４６の嵌合部分２
４は、この絶縁インサート４２から突出し、上記端子４
６の少なくとも１つの端子４６’は、その長さを短縮す
るための屈曲部６４を有し、これによって、上記少なく
とも１つの端子４６’の嵌合部分２４が絶縁インサート
４２から突出する距離は、他の端子４６の嵌合部分２４
より小さくされた異なる長さの端子を備えた電気コネク
タ１２に使用する端子モジュール４０において、 上記複数の型抜きされた端子４６は、その近方端に、隣
接する端子４６間を接合するキャリアストリップ５６
を、その反対の遠方端に嵌合部分２４を備えると共に、
上記キャリアストリップ５６と嵌合部分２４との間にて
隣接する端子４６間を接合するウェブ６０を備え、さら
に、上記端子４６の少なくとも１つの端子４６’は、上
記嵌合部分２４とウェブ６０との間に屈曲部６４を備
え、上記端子モジュール４０は、上記複数の型抜きされ
た端子４６に対してウェブ６０が露出するようにモール
ドされる絶縁インサート４２を備えると共に、上記絶縁
インサート４２から露出したウェブ６０及びキャリアス
トリップ５６を切り離して成ることを特徴とする端子モ
ジュール。 - 【請求項９】 上記端子４６の嵌合部分２４は、平面で
あり、その尖端は、嵌合部分２４の平面からねじれて、
端子４６の接点部分２４ａを形成する請求項７又は請求
項８に記載の端子モジュール。 - 【請求項１０】 上記複数の細長い型抜きされた端子４
６は、各々の長手方向軸を画成し、そして、上記少なく
とも１つの端子４６’は、その長手方向軸の両側に二重
の屈曲部６４ａを含む請求項７又は請求項８に記載の端
子モジュール。 - 【請求項１１】 上記絶縁インサート４２は、上記屈曲
部６４を取り巻く請求項７又は請求項８に記載の端子モ
ジュール。 - 【請求項１２】 上記絶縁インサート４２は、上記屈曲
部６４から離間される請求項７又は請求項８に記載の端
子モジュール４０。 - 【請求項１３】 電気コネクタ１２に挿入される複数の
端子４６を製造する方法において、複数の同一の細長い
端子４６を導電性のシートメタル材料から型抜きし、こ
れら端子４６は、その近方端においてキャリアストリッ
プ５６に接合され、そして、その反対の遠方端が、端子
４６の接点部分２４ａを形成し、そして、各端子４６
は、所定の長さを有し、端子４６の遠方端の接点部分２
４ａを、端子４６の基礎材料とは異なる金属材料でメッ
キし、そして、上記複数の同一の端子４６の少なくとも
１つの端子４６’を変形してその長さを短縮し、これに
より、上記少なくとも１つの端子４６’の接点部分２４
ａがキャリアストリップ５６から突出する距離が、他の
端子４６の接点部分２４ａより小さくされ而も上記端子
４６の上記少なくとも1つの端子４６’は、長手方向軸
を含み、上記変形段階は、上記少なくとも１つの端子４
６’の上記長手方向軸の両側に二重の屈曲部６４ａを形
成する方法。 - 【請求項１４】 上記型抜き段階は、上記端子４６がシ
ートメタル材料のウェブ６０により接合されるように上
記端子４６を型抜きし、そして、上記メッキ段階と変形
段階との間にウェブ６０を上記少なくとも１つの端子４
６’とそれに隣接する端子４６との間で切断することを
含む請求項１３に記載の方法。 - 【請求項１５】 電気コネクタ１２に使用される端子モ
ジュール４０を製造する方法において、複数の同一の端
子４６を導電性のシートメタル材料から型抜きし、これ
ら端子４６は、所定の長さを有し、そして、その近方端
に、隣接する端子４６間を接合するキャリアストリップ
５６を、その反対の遠方端に嵌合部分２４を有すると共
に、上記キャリアストリップ５６と嵌合部分２４との間
にて隣接する端子４６間を接合するウェブ６０を有し、
さらに、これら端子４６の尖端は、接点部分２４ａを形
成し、少なくとも１つの端子４６’とそれに隣接する端
子４６との間で上記ウェブ６０を切断し、上記少なくと
も１つの端子４６’を上記ウェブ６０とキャリアストリ
ップ５６との間で変形して、その長さを短縮し、上記ウ
ェブ６０を露出したままで上記端子４６の本体部分４４
の周りに絶縁インサート４２をモールドし、上記少なく
とも１つの端子４６’の接点部分２４ａが絶縁インサー
ト４２から突出する距離は、他の端子４６の接点部分２
４ａより小さくされ、そして、上記端子４６間に残って
いるウェブ６０及びキャリアストリップ５６を切断す
る、という段階を備えたことを特徴とする方法。 - 【請求項１６】 電気コネクタ１２に使用される端子モ
ジュール４０を製造する方法において、複数の同一の端
子４６を導電性のシートメタル材料から型抜きし、これ
ら端子４６は、所定の長さを有し、そして、その近方端
に、隣接する端子４６間を接合するキャリアストリップ
５６を、その反対の遠方端に嵌合部分２４を有すると共
に、上記キャリアストリップ５６と嵌合部分２４との間
にて隣接する端子４６間を接合するウェブ６０を有し、
さらに、これら端子４６の尖端は、接点部分２４ａを形
成し、少なくとも１つの端子４６’を上記ウェブ６０と
嵌合部分２４との間で変形して、その長さを短縮し、上
記ウェブ６０を露出したままで上記端子４６の本体部分
４４の周りに絶縁インサート４２をモールドし、上記少
なくとも１つの端子４６’の接点部分２４ａが絶縁イン
サート４２から突出する距離は、他の端子４６の接点部
分２４ａより小さくされ、そして、上記端子４６間のウ
ェブ６０及びキャリアストリップ５６を切断する、とい
う段階を備えたことを特徴とする方法。 - 【請求項１７】 上記変形段階は、上記少なくとも１つ
の端子４６’に屈曲部６４を形成することを含む請求項
１５又は請求１６に記載の方法。 - 【請求項１８】 上記少なくとも１つの端子４６’は、
長手方向軸を含み、上記変形段階は、上記少なくとも１
つの端子４６’の長手方向軸の両側に二重の屈曲部６４
ａを形成することを含む請求項１５又は請求項１６に記
載の方法。
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