JPH1131572A - コネクタの製造方法及びコネクタ - Google Patents

コネクタの製造方法及びコネクタ

Info

Publication number
JPH1131572A
JPH1131572A JP18513397A JP18513397A JPH1131572A JP H1131572 A JPH1131572 A JP H1131572A JP 18513397 A JP18513397 A JP 18513397A JP 18513397 A JP18513397 A JP 18513397A JP H1131572 A JPH1131572 A JP H1131572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
connector
resin
terminals
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP18513397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsurou Saimoto
哲朗 斉本
Ikuyasu Hori
育泰 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP18513397A priority Critical patent/JPH1131572A/ja
Publication of JPH1131572A publication Critical patent/JPH1131572A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子の組付作業が簡素化され、生産性及び信
頼性が格段に向上し、製造コストの低減が図れるコネク
タの製造方法及びコネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタ11は、本体部3aの両端に接
触部3b、3dを連成する端子3の本体部3aの一部を
端子保持用の金属つなぎにより横一列に櫛歯状に連設し
て成る連鎖状端子をプレス成形する工程と、端子3の接
触部3bから適宜間隔をあけて本体部3aに、金属つな
ぎと平行に延びて断面形状が矩形に形成される端子保持
用の樹脂つなぎをアウトサート成形する工程と、各端子
3の本体部3aの側縁に沿って金属つなぎを切断する工
程と、端子3間の中央で樹脂つなぎを切断し、所望の極
数を有する端子ブロック13を形成する工程と、端子ブ
ロック13を単体で、若しくは複数の端子ブロック13
を切断された樹脂つなぎ15´に合せて並べ又は積み重
ねて所望の端子配列による端子集合体14を形成し、成
形金型に挿着してコネクタハウジング12の基壁12a
に一体成形する工程とから製造されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グの基壁に所望の配列で端子をインサート成形して成る
コネクタの製造方法及びコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、例えば
図11に示すようなものがある。図において、1はコネ
クタであって、合成樹脂製の凹型コネクタハウジング2
に上下二段に複数の端子3を等ピッチ配列して一体形成
して成る。尚、端子は一般的に端子の両端に様々な形態
の接触部を連成していることが知られている。この例に
おいては、従来公知の圧接端子を挙げ、前記端子3に対
応して説明する。
【0003】圧接端子3は本体部3aの一端に雄形接触
部3bが連成され、他端には接触部としてU字状の電線
圧入用のスロット3cをもつ圧接部3dが連成されてい
る。接触部3bは図示しないワイヤーハーネス端末の相
手コネクタの雌端子と接続され、圧接部3dは図示しな
いワイヤーハーネスから引き出された接続電線群の各電
線を圧入接続する。
【0004】圧接端子3は図12に示される如く、プレ
ス成形によって、圧接端子3の本体部3aの圧接部3d
側の側縁を端子保持用の金属つなぎ4により横一列に櫛
歯状に連設して成る連鎖状圧接端子5を製造した後、こ
の連鎖状圧接端子5から一極ごとに金属つなぎ4を切断
分離して得られる。
【0005】切り放された圧接端子3は図13に示すコ
ネクタハウジング用成形金型6の固定型、即ち前記コネ
クタハウジング2に対応する形状が形成されたキャビテ
ィ6aに一極ごとに挿着され、射出成形などによりコネ
クタハウジング2の基壁に一体に形成される。図中、6
bはスライド型、6cは可動型を示し、矢線はスライド
型6b,6b及び可動型6cの動きを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、各圧接端子3に対する十分な保持力を確保するため
に、コネクタハウジング2の材質は高価な合成樹脂材
(例えば、PBT=ポリブチレンテレフタレート)が用
いられており、成形金型6においては圧接端子3の圧接
部3dがあるために本体部3aに対応する部分の金型に
間隙が生じ、スライド型6b等が必要となって、金型構
造が複雑になり、製造コストの増加を招いている。更に
は、圧接端子3を一極ごとに連鎖状圧接端子5から切り
放して成形金型6にセットしているので、組付けによる
加工費の増大も問題となっている。また、これら製造コ
ストに係る諸問題点の他に、コネクタハウジング2の成
形直後の収縮によって各圧接端子3のピッチ寸法の精度
が悪くなるという問題点もある。
【0007】本発明は上記問題点を解決するため、端子
の組付作業が簡素化され、生産性及び信頼性が格段に向
上し、製造コストの低減が図れるコネクタの製造方法及
びコネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成されたコネクタの製造方法は、請求項1
に記載されたように、本体部の両端に接触部を連成する
端子の前記本体部の一部を端子保持用の金属つなぎによ
り横一列に櫛歯状に連設して成る連鎖状端子をプレスに
より成形する工程と、前記連鎖状端子に対し、前記端子
の接触部から適宜間隔をあけて前記端子の本体部に、前
記金属つなぎと平行に延びて断面形状が矩形に形成され
る端子保持用の樹脂つなぎをアウトサート成形する工程
と、前記各端子の本体部の側縁に沿って前記金属つなぎ
を切断する工程と、前記端子間の中央で前記樹脂つなぎ
を切断し、所望の極数を有する端子ブロックを形成する
工程と、前記端子ブロックを単体で、若しくは複数の前
記端子ブロックを前記切断された樹脂つなぎに合せて並
べ又は積み重ねて所望の端子配列による端子集合体を形
成し、コネクタハウジング用成形金型に挿着してコネク
タハウジングの基壁に一体成形する工程と、から成るこ
とを特徴としている。
【0009】前記樹脂つなぎには、複数の前記端子を一
列に挟んだ一方の面に複数個の位置決め突起を形成する
とともに他方の面に前記位置決め突起に対応する複数個
の受承溝を形成し、前記位置決め突起と前記受承溝の嵌
合によって前記端子ブロックの積み重ねに対する位置決
めを行うことが好適である(請求項2)。
【0010】前記樹脂つなぎの端子軸方向の幅を前記コ
ネクタハウジングの基壁の肉厚よりも幅広に形成して前
記樹脂つなぎが前記基壁の外面に該樹脂つなぎの一部を
突出するようにインサート成形されることが好適である
(請求項3)。
【0011】上記目的を達成するため本発明により成さ
れたコネクタは、請求項4に記載されたように、本体部
の両端に接触部を連成する複数の端子と、該複数の端子
が所望の配列で基壁にインサート成形されるコネクタハ
ウジングとから成るコネクタにおいて、前記複数の端子
の本体部には、前記所望の配列に対応する所望の極数ご
とに前記端子を一列に連設する断面形状が矩形に形成さ
れて前記コネクタハウジングの材質と異なる材質から成
る端子保持用の樹脂つなぎを設け、該樹脂つなぎが前記
所望の配列に対応して配置されるとともに前記コネクタ
ハウジングの基壁に一体に設けられる構造を採用した。
【0012】前記樹脂つなぎには、前記複数の端子を一
列に挟んだ一方の面に前記所望の配列に対する複数個の
位置決め突起を形成し、他方の面に前記位置決め突起に
対応した複数個の受承溝を形成することが好適である
(請求項5)。
【0013】前記樹脂つなぎの端子軸方向の幅を前記コ
ネクタハウジングの基壁の肉厚よりも幅広に形成し、前
記樹脂つなぎが前記基壁の外面に該樹脂つなぎの一部を
突出して設けられることが好適である(請求項6)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明に係るコネクタの
製造方法及びコネクタの一実施例を示すものである。
尚、従来例と同様の構成部分には同一符号を付して詳細
な説明を省略する。また、コネクタに備えられる端子
は、一般的に端子の本体部の両端に様々な接触部(雄
形、雌形、基板にハンダ付けされるタイプ、電線を圧入
及び圧接するタイプなど)を連成していることが知られ
ているので、本発明の実施例においては、上記接触部の
組み合わせのなかから端子の一例として、従来例と同様
に圧接端子を挙げ、この圧接端子を備えた圧接端子コネ
クタについて、以下説明する。
【0015】図1において、11は圧接端子コネクタを
示しており、この圧接端子コネクタ11は合成樹脂製の
凹型コネクタハウジング12と、所望の極数を有する圧
接端子3の端子ブロック13を積み重ねて形成した端子
集合体14とから成り、これらコネクタハウジング12
と端子集合体14はコネクタハウジング12の基壁12
aにおいて一体に成形固定されている。
【0016】圧接端子コネクタ11は図2ないし図8に
示される工程を経て製造される。図2は従来例と同様
に、銅またはベリリウム−銅などの銅合金から成る導電
性金属板をプレス成形することによってつくられた連鎖
状圧接端子5を示している。この連鎖状圧接端子5は、
圧接端子3の本体部3aに連成された一方の接触部とし
ての圧接部3d側の側縁を、端子保持用の金属つなぎ4
により横一列に櫛歯状に連設したものである(連鎖状圧
接端子のプレス成形工程)。
【0017】この連鎖状圧接端子5に対し、図3に示さ
れるように、圧接端子3の他方の接触部としての雄形接
触部3bから適宜間隔をあけ、かつ金属つなぎ4よりも
本体部3a中央側に、金属つなぎ4と平行に延びて断面
形状が矩形に形成された端子保持用の樹脂つなぎ15を
アウトサート成形によって各圧接端子3を挟み込むよう
に連結して形成する(樹脂つなぎ成形工程)。尚、樹脂
つなぎ15はコネクタ11の完成品時の各圧接端子3の
保持力とピッチ寸法の精度を得るために、PBT、ナイ
ロン系アロイ材、ナイロン、その他のエンジニアリング
プラスチックによって成形される。また、樹脂つなぎ1
5は均一な断面形状であることから、成形直後の樹脂材
の収縮の影響を受けにくい。
【0018】次に、樹脂つなぎ15を形成した連鎖状圧
接端子5の金属つなぎ4を圧接端子3の本体部3aの側
縁に沿って図示しない切断装置により切断(金属つなぎ
切断工程)すると、図4に示される如く、各圧接端子3
は樹脂つなぎ15によって横一列に連設された状態にな
る。
【0019】続いて、図5に示すように、所望の極数ご
とに樹脂つなぎ15を圧接端子3間の中央で図示しない
切断装置又は治具により切断(樹脂つなぎ切断工程)し
て端子ブロック13を形成する。図においては、切断さ
れた樹脂つなぎ15′(以下、切断されて端子ブロック
13を構成する樹脂つなぎには符号15′を付す)によ
って圧接端子3が2及び3極保持された端子ブロック1
3a,13bと、別な連鎖状圧接端子(図示しない)か
ら切り放された多極数の長い圧接端子3′から成る端子
ブロック13cを示す。
【0020】所望の極数ごとに分けられた端子ブロック
13a,13b,13cは、図6に示される如く、樹脂
つなぎ15′により位置合わせがされて積み重ねられ
る。即ち、端子ブロック13cの樹脂つなぎ15′の圧
接端子3を挟んだ一方の面が座部16となり、この座部
16上に該樹脂つなぎ15′の両端部と位置合わせがさ
れた端子ブロック13a,13bが載せられて、上下二
段から成る圧接端子3の端子集合体14を形成する。
【0021】図7はコネクタハウジング用成形金型18
を示す断面図である。キャビティとしての固定型18a
には、前記コネクタハウジング12の基壁12a及びフ
ード12bに対応して形成された空間19と、端子集合
体14の前半部、即ち端子集合体14の樹脂つなぎ1
5′に対して圧接端子3の雄形接触部3b側をコネクタ
ハウジング12の基壁12aに位置する部分から収容す
る端子収容穴20とが形成されている。また、この固定
型18aに対応する可動型18bには端子集合体14の
後半部に対する空間21が形成されている。このような
構成の金型18に端子集合体14をセットし、コネクタ
ハウジング12と一体成形をする(コネクタハウジング
の成形工程)。
【0022】成形後、本一実施例においては、圧接端子
3及び3′の本体部3aの圧接部3d側が図8に示され
る如く、図示しない電線の配置に対応してL字状に折曲
形成される。
【0023】以上説明したように、連鎖状圧接端子5の
プレス成形後、前記樹脂つなぎ形成工程において、樹脂
つなぎ15をPBTなどの樹脂材によって成形すれば、
コネクタハウジング12の材質を高価な樹脂材としなく
とも、各圧接端子3の保持力の確保とピッチ寸法の精度
が向上するので、高い信頼性が得られると共に、製造コ
ストの低減を図ることができる。また、圧接端子3は各
種コネクタの端子配列や極数によって自由に樹脂つなぎ
15を切断分離して使用することができるので、部品の
標準化が図れ、端子ブロック13単体又は端子集合体1
4として圧接端子3を成形金型18へセットすると、組
付けの工数を大幅に削減することができる。更に、端子
ブロック13又は端子集合体14の樹脂つなぎ15′の
後半部分が図8で示される如く、コネクタハウジング1
2の基壁12aの一部を形成して突出していることか
ら、コネクタハウジング用成形金型には、圧接端子3に
対するスライド型などが不要となり、金型費の低減をす
ることができる。
【0024】図9は上述の樹脂つなぎ15の他の形態を
示すものである。樹脂つなぎ22は、各圧接端子3を挟
んだ一方の面に、端子ブロック25,26,27(図1
0参照)の積み重ねに対する位置決め突起23が圧接端
子3ごとに突設され、他方の面に該位置決め突起23に
対応する受承溝24が形成される。これにより、樹脂つ
なぎ22を切断して所望の極数を有する端子ブロック2
5,26,27(図10参照)を所望の端子配列に合わ
せて様々なパターンで積み重ね、端子集合体28(図1
0参照)を形成することができる。また、端子集合体2
8を形成する際に、位置決めが非常に容易になるととも
に正確に配置することができ、さらに、一目で端子の位
置ズレを見つけることもできて、工数の低減が図れ、端
子配列の精度を向上させ、高品位の圧接端子コネクタを
提供することができる。
【0025】以上は、圧接端子をコネクタハウジングに
インサート成形した圧接端子コネクタについて説明した
が、これに限らず、本発明のコネクタの製造方法及びコ
ネクタは、上述の様々な形態の接触部を備えた端子を適
用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、コネクタの製造方法は、本体部の両端に
接触部を連成する端子の前記本体部の一部を端子保持用
の金属つなぎにより横一列に櫛歯状に連設して成る連鎖
状端子をプレスにより成形する工程と、前記連鎖状端子
に対し、前記端子の接触部から適宜間隔をあけて前記端
子の本体部に、前記金属つなぎと平行に延びて断面形状
が矩形に形成される端子保持用の樹脂つなぎをアウトサ
ート成形する工程と、前記各端子の本体部の側縁に沿っ
て前記金属つなぎを切断する工程と、前記端子間の中央
で前記樹脂つなぎを切断し、所望の極数を有する端子ブ
ロックを形成する工程と、前記端子ブロックを単体で、
若しくは複数の前記端子ブロックを前記切断された樹脂
つなぎに合せて並べ又は積み重ねて所望の端子配列によ
る端子集合体を形成し、コネクタハウジング用成形金型
に挿着してコネクタハウジングの基壁に一体成形する工
程と、から成ることを特徴としているので、樹脂つなぎ
を成形すればコネクタハウジングの材質を高価な樹脂材
としなくとも各端子の保持力の確保とピッチ寸法の精度
が向上し、高い信頼性が得られると共に製造コストの低
減を図ることができるという効果を奏する。また、端子
は各種コネクタの端子配列や極数によって自由に樹脂つ
なぎを切断分離して使用することができるので、部品の
標準化が図れ、端子ブロック単体又は端子集合体として
端子を成形金型にセットすると組付けの工数を大幅に削
減することができるという効果を奏する。
【0027】また、請求項2記載の本発明によれば、前
記樹脂つなぎには、複数の前記端子を一列に挟んだ一方
の面に複数個の位置決め突起を形成するとともに他方の
面に前記位置決め突起に対応する複数個の受承溝を形成
し、前記位置決め突起と前記受承溝の嵌合によって前記
端子ブロックの積み重ねに対する位置決めを行うので、
端子ブロックを所望の端子配列に合わせて様々なパター
ンで積み重ねることができるという効果を奏する。ま
た、端子集合体を形成する際に、位置決めが非常に容易
になるとともに正確に配置することができ、さらに、一
目で端子の位置ズレを見つけることもできて、工数低減
が図れ、端子配列の精度をさらに向上させ、高品位のコ
ネクタを提供することができるという効果を奏する。
【0028】更に、請求項3記載の本発明によれば、前
記樹脂つなぎの端子軸方向の幅を前記コネクタハウジン
グの基壁の肉厚よりも幅広に形成して前記樹脂つなぎが
前記基壁の外面に該樹脂つなぎの一部を突出するように
インサート成形されるので、コネクタハウジング用成形
金型には端子の接触部の形態にかかわらず端子に対する
スライド型などが不要となり、金型費の低減をすること
ができるという効果を奏する。
【0029】請求項4記載のコネクタに係る本発明によ
れば、本体部の両端に接触部を連成する複数の端子と、
該複数の端子が所望の配列で基壁にインサート成形され
るコネクタハウジングとから成るコネクタにおいて、前
記複数の端子の本体部には、前記所望の配列に対応する
所望の極数ごとに前記端子を一列に連設する断面形状が
矩形に形成されて前記コネクタハウジングの材質と異な
る材質から成る端子保持用の樹脂つなぎを設け、該樹脂
つなぎが前記所望の配列に対応して配置されるとともに
前記コネクタハウジングの基壁に一体に設けられるの
で、樹脂つなぎを設けることによりコネクタハウジング
の材質を高価な樹脂材としなくとも各端子の保持力の確
保とピッチ寸法の精度が向上し、高い信頼性が得られる
と共に製造コストの低減を図ることができるという効果
を奏する。また、各種コネクタの端子配列や極数によっ
て複数の端子を樹脂つなぎを介して成形金型にセットす
ることができるので、組付けの工数が大幅に削減される
という効果を奏する。
【0030】また、請求項5記載の本発明によれば、前
記樹脂つなぎには、前記複数の端子を一列に挟んだ一方
の面に前記所望の配列に対する複数個の位置決め突起を
形成し、他方の面に前記位置決め突起に対応した複数個
の受承溝を形成することにより、所望の端子の配列に合
わせて様々なパターンで樹脂つなぎを積み重ねることが
できるという効果を奏する。また、位置決めが非常に容
易になるとともに一目で端子の位置ズレを見つけること
ができて工数低減が図れ、端子配列の精度をさらに向上
させ、高品位のコネクタを提供することができるという
効果を奏する。
【0031】更に、請求項6記載の本発明によれば、前
記樹脂つなぎの端子軸方向の幅を前記コネクタハウジン
グの基壁の肉厚よりも幅広に形成し、前記樹脂つなぎが
前記基壁の外面に該樹脂つなぎの一部を突出して設けら
れるので、コネクタハウジング用成形金型には端子の接
触部の形態にかかわらず端子に対するスライド型などが
不要となり、金型費の低減をすることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの製造方法及びコネクタ
の一実施例における圧接端子コネクタの外観斜視図であ
る。
【図2】プレスにより成形された連鎖状圧接端子を示す
図である。
【図3】図2に対して樹脂つなぎを成形した状態を示す
図である。
【図4】図3に対して金属つなぎを切断した状態を示す
図である。
【図5】図4に対して所望の極数ごとに樹脂つなぎを切
断し端子ブロックを形成した状態を示す図である。
【図6】端子ブロックにより端子集合体を形成した状態
を示す斜視図である。
【図7】コネクタハウジング用金型を示す断面図であ
る。
【図8】圧接端子をL字状に折曲形成した状態を示す圧
接端子コネクタの断面図である。
【図9】樹脂つなぎの他の形態を示す斜視図である。
【図10】図9の樹脂つなぎを備えた圧接端子コネクタ
の正面図である。
【図11】従来例の圧接端子コネクタの外観斜視図であ
る。
【図12】プレスにより成形された連鎖状圧接端子を示
す図である。
【図13】図11のコネクタハウジング用金型を示す断
面図である。
【符号の説明】
3 圧接端子 3a 本体部 3b 雄形接触部(接触部) 3d 圧接部(接触部) 4 金属つなぎ 11 圧接端子コネクタ(コネクタ) 12 コネクタハウジング 13 端子ブロック 14 端子集合体 15,22 樹脂つなぎ 16 座部 23 位置決め突起 24 受承溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の両端に接触部を連成する端子の
    前記本体部の一部を端子保持用の金属つなぎにより横一
    列に櫛歯状に連設して成る連鎖状端子をプレスにより成
    形する工程と、 前記連鎖状端子に対し、前記端子の接触部から適宜間隔
    をあけて前記端子の本体部に、前記金属つなぎと平行に
    延びて断面形状が矩形に形成される端子保持用の樹脂つ
    なぎをアウトサート成形する工程と、 前記各端子の本体部の側縁に沿って前記金属つなぎを切
    断する工程と、 前記端子間の中央で前記樹脂つなぎを切断し、所望の極
    数を有する端子ブロックを形成する工程と、 前記端子ブロックを単体で、若しくは複数の前記端子ブ
    ロックを前記切断された樹脂つなぎに合せて並べ又は積
    み重ねて所望の端子配列による端子集合体を形成し、コ
    ネクタハウジング用成形金型に挿着してコネクタハウジ
    ングの基壁に一体成形する工程と、 から成ることを特徴とするコネクタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂つなぎには、複数の前記端子を
    一列に挟んだ一方の面に複数個の位置決め突起を形成す
    るとともに他方の面に前記位置決め突起に対応する複数
    個の受承溝を形成し、前記位置決め突起と前記受承溝の
    嵌合によって前記端子ブロックの積み重ねに対する位置
    決めを行うことを特徴とする請求項1記載のコネクタの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂つなぎの端子軸方向の幅を前記
    コネクタハウジングの基壁の肉厚よりも幅広に形成して
    前記樹脂つなぎが前記基壁の外面に該樹脂つなぎの一部
    を突出するようにインサート成形されることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のコネクタの製造方法。
  4. 【請求項4】 本体部の両端に接触部を連成する複数の
    端子と、該複数の端子が所望の配列で基壁にインサート
    成形されるコネクタハウジングとから成るコネクタにお
    いて、 前記複数の端子の本体部には、前記所望の配列に対応す
    る所望の極数ごとに前記端子を一列に連設する断面形状
    が矩形に形成されて前記コネクタハウジングの材質と異
    なる材質から成る端子保持用の樹脂つなぎを設け、 該樹脂つなぎが前記所望の配列に対応して配置されると
    ともに前記コネクタハウジングの基壁に一体に設けられ
    ることを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記樹脂つなぎには、前記複数の端子を
    一列に挟んだ一方の面に前記所望の配列に対する複数個
    の位置決め突起を形成し、他方の面に前記位置決め突起
    に対応した複数個の受承溝を形成することを特徴とする
    請求項4記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記樹脂つなぎの端子軸方向の幅を前記
    コネクタハウジングの基壁の肉厚よりも幅広に形成し、
    前記樹脂つなぎが前記基壁の外面に該樹脂つなぎの一部
    を突出して設けられることを特徴とする請求項4又は請
    求項5記載のコネクタ。
JP18513397A 1997-07-10 1997-07-10 コネクタの製造方法及びコネクタ Abandoned JPH1131572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18513397A JPH1131572A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 コネクタの製造方法及びコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18513397A JPH1131572A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 コネクタの製造方法及びコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1131572A true JPH1131572A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16165457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18513397A Abandoned JPH1131572A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 コネクタの製造方法及びコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1131572A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091441A1 (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Hitachi, Ltd. 複合モールド品
US8231413B2 (en) 2008-07-03 2012-07-31 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector and method for producing the same
JP2019003852A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 矢崎総業株式会社 端子ユニット及び端子ユニット製造方法
CN110290670A (zh) * 2019-07-19 2019-09-27 宁波伯骏智能科技有限公司 一种电控盒及其制造方法
JPWO2022044663A1 (ja) * 2020-08-26 2022-03-03

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091441A1 (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Hitachi, Ltd. 複合モールド品
US7723619B2 (en) 2004-03-19 2010-05-25 Hitachi, Ltd. Composite moldings and a method of manufacturing the same
US8231413B2 (en) 2008-07-03 2012-07-31 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector and method for producing the same
US8398437B2 (en) 2008-07-03 2013-03-19 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector and method for producing the same
JP2019003852A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 矢崎総業株式会社 端子ユニット及び端子ユニット製造方法
CN110290670A (zh) * 2019-07-19 2019-09-27 宁波伯骏智能科技有限公司 一种电控盒及其制造方法
CN110290670B (zh) * 2019-07-19 2024-05-17 宁波伯骏智能科技有限公司 一种电控盒及其制造方法
JPWO2022044663A1 (ja) * 2020-08-26 2022-03-03
WO2022044663A1 (ja) * 2020-08-26 2022-03-03 住友電装株式会社 成形コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2993644B2 (ja) フラットケーブルコネクタ
JP2932152B2 (ja) 電気コネクタに於ける端子及び電気コネクタの形成方法
JP3028209B2 (ja) 異なる長さの端子を備えた電気コネクタ
US6019928A (en) Method for resin insert molding a connector block for injectors of an internal combustion engine
JP3661149B2 (ja) コンタクトモジュール
JP3078616B2 (ja) プラグコネクタおよびその製造方法
JP2000251965A (ja) 電気コネクタ
JP3753687B2 (ja) コネクタ
JP2004362827A (ja) 電気コネクタ及びその製造方法
EP0966075A1 (en) Appliance connector and production method thereof
JP2928987B2 (ja) コンタクト及びその製造方法
JPH1131572A (ja) コネクタの製造方法及びコネクタ
EP1351346A1 (en) Joint connector for wire harness
JP3096901B2 (ja) コネクタ
JP3096804B2 (ja) ケーブルコネクタ用コンタクト、コンタクトアセンブリ、多芯ケーブルコネクタおよび圧着工具
JPH10255950A (ja) 電気コネクタの製造法
JPH0644495B2 (ja) 分割式コネクタ
JPH11251007A (ja) フラットケーブル用ピッチ変換コネクタ
JPH021810Y2 (ja)
JP3303800B2 (ja) 回路板および該回路板を収容している電気接続箱
JP2003173827A (ja) コネクタにおけるケーブル保持構造
JPH0256790B2 (ja)
JP2871475B2 (ja) 電気接続箱の絶縁板
JPS5846541Y2 (ja) フラツトケ−ブル用コネクタ
JPH07142145A (ja) ターミナル付き成形品の成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Effective date: 20040126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762