JP2993644B2 - フラットケーブルコネクタ - Google Patents
フラットケーブルコネクタInfo
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- JP2993644B2 JP2993644B2 JP1278720A JP27872089A JP2993644B2 JP 2993644 B2 JP2993644 B2 JP 2993644B2 JP 1278720 A JP1278720 A JP 1278720A JP 27872089 A JP27872089 A JP 27872089A JP 2993644 B2 JP2993644 B2 JP 2993644B2
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/50—Fixed connections
- H01R12/59—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/65—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures characterised by the terminal
- H01R12/67—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures characterised by the terminal insulation penetrating terminals
- H01R12/675—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures characterised by the terminal insulation penetrating terminals with contacts having at least a slotted plate for penetration of cable insulation, e.g. insulation displacement contacts for round conductor flat cables
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複数のフラットケーブルを重ねて実装可能
なフラットケーブルコネクタに関する。
なフラットケーブルコネクタに関する。
［従来の技術］ この種従来のフラットケーブルコネクタとして第16図
〜第18図に示すものが公知であり、これは本出願人が昭
和61年１月31日に出願（特願昭61−17831号明細書）
し、すでに公開されている。第16図はツーピースコネク
タのレセプタクル側のみを示す縦断面図であり、第17図
は第16図のレセプタクル本体の上面図、正面図、下面図
で、第18図は第17図のＢ−Ｂ線に沿って切断し矢印方向
に見た拡大断面図である。図から明らかなように、レセ
プタクル30の絶縁物からなる直方体のインシュレータ31
の一方の平坦面に、４種類のコンタクト361,361,362,36
2を、この圧接部361a,361a、362a,362aの突出長さが異
なるように４列構成でかつ各列毎に等間隔に植立すると
ともに、第１列と第２列間および第３列と第４列間にお
いてフラットケーブル351,352の心線ピッチ（この場合
1.27mm）だけずれ、さらに第１列と第３列（第２列と第
４列）間においてフラットケーブル351,352の心線ピッ
チの1/2（この場合0.635mm）だけずれるように植立し、
前記圧接部36aのうち第１列，第２列および第３列，第
４列のコンタクトの圧接部361a,362aにフラットケーブ
ル351,352の心線を第１圧接カバー32、第２圧接カバー3
3で圧接接続（以下圧接と称す）させたものである。こ
の様な構成であるので、圧接部が２列のフラットケーブ
ルコネクタを２個並設するものに比べて実装密度を高く
できる。なお、図中34は押え具、361b、362bは接触部で
ある。
〜第18図に示すものが公知であり、これは本出願人が昭
和61年１月31日に出願（特願昭61−17831号明細書）
し、すでに公開されている。第16図はツーピースコネク
タのレセプタクル側のみを示す縦断面図であり、第17図
は第16図のレセプタクル本体の上面図、正面図、下面図
で、第18図は第17図のＢ−Ｂ線に沿って切断し矢印方向
に見た拡大断面図である。図から明らかなように、レセ
プタクル30の絶縁物からなる直方体のインシュレータ31
の一方の平坦面に、４種類のコンタクト361,361,362,36
2を、この圧接部361a,361a、362a,362aの突出長さが異
なるように４列構成でかつ各列毎に等間隔に植立すると
ともに、第１列と第２列間および第３列と第４列間にお
いてフラットケーブル351,352の心線ピッチ（この場合
1.27mm）だけずれ、さらに第１列と第３列（第２列と第
４列）間においてフラットケーブル351,352の心線ピッ
チの1/2（この場合0.635mm）だけずれるように植立し、
前記圧接部36aのうち第１列，第２列および第３列，第
４列のコンタクトの圧接部361a,362aにフラットケーブ
ル351,352の心線を第１圧接カバー32、第２圧接カバー3
3で圧接接続（以下圧接と称す）させたものである。こ
の様な構成であるので、圧接部が２列のフラットケーブ
ルコネクタを２個並設するものに比べて実装密度を高く
できる。なお、図中34は押え具、361b、362bは接触部で
ある。
［発明が解決しようとする課題］ 以上述べた従来のフラットケーブルコネクタではつぎ
のような問題点がある。フラットケーブル351,352を圧
接する際に、例えば第15図のように始めに圧接カバー33
を圧接治具50のベース51の溝51aに挿入し、圧接カバー3
3の上にフラットケーブル352を載せ、さらにこのフラッ
トケーブル352の上に圧接カバー32と、フラットケーブ
ル351を順次載せて、最後にコネクタ本体30のコンタク
ト361,362の圧接部361a、362aを下側に向けてコネクタ
本体30を図示しないハンドプレスにより押し下げること
により、第１列〜第４列のコンタクト361,362の圧接部3
62a,361aに、フラットケーブル352,351の心線が圧接さ
れる。この様な圧接作業時、圧接カバー33の上に、フラ
ットケーブル352を載せてこの上に圧接カバー32を載せ
ると、フラットケーブル352と圧接カバー33のピッチず
れ等を確認することは難しい。これは、圧接カバー32の
大きさが大きく、これによりフラットケーブル352の圧
接される部分がすべて遮蔽されるからである。このよう
にフラットケーブル352と圧接カバー33のピッチずれ等
を確認することは難しいことから、圧接カバー33の上に
フラットケーブル352を載せる際に慎重に位置合わせし
なければならず、場合によっては圧接カバー32を載せた
後再度確認するため、圧接カバー32をフラットケーブル
352から持ち上げなければならず、作業性が悪い。な
お、第15図において、33aは係止部、52は極数位置決め
板である。
のような問題点がある。フラットケーブル351,352を圧
接する際に、例えば第15図のように始めに圧接カバー33
を圧接治具50のベース51の溝51aに挿入し、圧接カバー3
3の上にフラットケーブル352を載せ、さらにこのフラッ
トケーブル352の上に圧接カバー32と、フラットケーブ
ル351を順次載せて、最後にコネクタ本体30のコンタク
ト361,362の圧接部361a、362aを下側に向けてコネクタ
本体30を図示しないハンドプレスにより押し下げること
により、第１列〜第４列のコンタクト361,362の圧接部3
62a,361aに、フラットケーブル352,351の心線が圧接さ
れる。この様な圧接作業時、圧接カバー33の上に、フラ
ットケーブル352を載せてこの上に圧接カバー32を載せ
ると、フラットケーブル352と圧接カバー33のピッチず
れ等を確認することは難しい。これは、圧接カバー32の
大きさが大きく、これによりフラットケーブル352の圧
接される部分がすべて遮蔽されるからである。このよう
にフラットケーブル352と圧接カバー33のピッチずれ等
を確認することは難しいことから、圧接カバー33の上に
フラットケーブル352を載せる際に慎重に位置合わせし
なければならず、場合によっては圧接カバー32を載せた
後再度確認するため、圧接カバー32をフラットケーブル
352から持ち上げなければならず、作業性が悪い。な
お、第15図において、33aは係止部、52は極数位置決め
板である。
また、インシュレータ31の平坦面から突出している圧
接部361a,362aのうち、突出長さの長い圧接部361aは、
突出長さの短い圧接部362aに比べて圧接作業時あるいは
輸送中に生ずる外力により変形しやすい。この場合の外
力として、例えば前述の圧接作業時に固定状態にある圧
接カバー33に対するコネクタ本体30の押し下げ力あるい
は他の異物がぶつかる力等がある。圧接部361aが変形す
ると、圧接部361aの中心位置と圧接カバー33の各ケーブ
ル挿入溝との中心位置がずれて圧接部361aとフラットケ
ーブル351の心線の中心位置がずれて、両者の圧接が不
確実になり、場合によって心線がほとんど圧接されない
ことが生じたり、圧接されても心線が少なくなることか
ら、フラットケーブル351の心線との圧接部361aとの圧
接に対する信頼性が悪い。
接部361a,362aのうち、突出長さの長い圧接部361aは、
突出長さの短い圧接部362aに比べて圧接作業時あるいは
輸送中に生ずる外力により変形しやすい。この場合の外
力として、例えば前述の圧接作業時に固定状態にある圧
接カバー33に対するコネクタ本体30の押し下げ力あるい
は他の異物がぶつかる力等がある。圧接部361aが変形す
ると、圧接部361aの中心位置と圧接カバー33の各ケーブ
ル挿入溝との中心位置がずれて圧接部361aとフラットケ
ーブル351の心線の中心位置がずれて、両者の圧接が不
確実になり、場合によって心線がほとんど圧接されない
ことが生じたり、圧接されても心線が少なくなることか
ら、フラットケーブル351の心線との圧接部361aとの圧
接に対する信頼性が悪い。
本発明は、外力によりコンタクトの圧接部の変形が生
じにくく、これにより圧接部の位置精度がよくフラット
ケーブルの心線との圧接に対する信頼性が向上し、圧接
時の作業性が向上するフラットケーブルコネクタを提供
することを目的とする。
じにくく、これにより圧接部の位置精度がよくフラット
ケーブルの心線との圧接に対する信頼性が向上し、圧接
時の作業性が向上するフラットケーブルコネクタを提供
することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、前記目的を達成するため、フラットケーブ
ルコネクタを、上端面が高端面と低端面とを有して階段
状に形成されてなる絶縁ハウジングと、この絶縁ハウジ
ング内に配設されるとともに高端面および低端面からそ
れぞれ列状に整列して上方に突出する圧接部を有した複
数のコンタクトと、低端面上に第１フラットケーブルの
端部を挟むとともに第１フラットケーブルの心線を低端
面から上方に突出した圧接部に圧接接続させる第１圧接
カバーと、このようにして低端面上に取り付けられた第
１圧接カバーの上面と高端面とが略同一平面となり、こ
のように同一平面となった第１圧接カバーの上面および
高端面上に第２フラットケーブルの端部を挟むとともに
第２フラットケーブルの心線を高端面から上方に突出し
た圧接部に圧接接続させる第２圧接カバーとから構成し
ている。さらに、高端面から上方に突出した圧接部にお
ける最も低端面に近い列をなす圧接部を高端面と前記低
端面との段差面に沿って上方に突出させ、且つ、第１圧
接カバーの高端面側の側面に、低端面上に取り付けられ
るときに段差面に沿って突出した圧接部の間に入り込む
複数のガイド用突起を形成している。
ルコネクタを、上端面が高端面と低端面とを有して階段
状に形成されてなる絶縁ハウジングと、この絶縁ハウジ
ング内に配設されるとともに高端面および低端面からそ
れぞれ列状に整列して上方に突出する圧接部を有した複
数のコンタクトと、低端面上に第１フラットケーブルの
端部を挟むとともに第１フラットケーブルの心線を低端
面から上方に突出した圧接部に圧接接続させる第１圧接
カバーと、このようにして低端面上に取り付けられた第
１圧接カバーの上面と高端面とが略同一平面となり、こ
のように同一平面となった第１圧接カバーの上面および
高端面上に第２フラットケーブルの端部を挟むとともに
第２フラットケーブルの心線を高端面から上方に突出し
た圧接部に圧接接続させる第２圧接カバーとから構成し
ている。さらに、高端面から上方に突出した圧接部にお
ける最も低端面に近い列をなす圧接部を高端面と前記低
端面との段差面に沿って上方に突出させ、且つ、第１圧
接カバーの高端面側の側面に、低端面上に取り付けられ
るときに段差面に沿って突出した圧接部の間に入り込む
複数のガイド用突起を形成している。
［作 用］ 本発明によれば、圧接作業の前の段階までに、絶縁ハ
ウジングのコンタクトの突出長さの長い圧接部が突出す
る端面側に、圧接部変形防止機能部が形成されるので、
コンタクトの突出長さの長い圧接部に外力が加わっても
変形が少なく、圧接部の位置精度を所定に保つことがで
きるので、フラットケーブルの心線とコンタクトの圧接
部の圧接に対する信頼性が良い。
ウジングのコンタクトの突出長さの長い圧接部が突出す
る端面側に、圧接部変形防止機能部が形成されるので、
コンタクトの突出長さの長い圧接部に外力が加わっても
変形が少なく、圧接部の位置精度を所定に保つことがで
きるので、フラットケーブルの心線とコンタクトの圧接
部の圧接に対する信頼性が良い。
また、第１圧接カバー20が第２フラットケーブル352
の圧接すべき部分より、高端面が形成されている面積だ
け小さく形成されているので、第２圧接カバーと第２フ
ラットケーブルとのピッチずれ等を目視で確認できるこ
とから圧接作業性が向上する。
の圧接すべき部分より、高端面が形成されている面積だ
け小さく形成されているので、第２圧接カバーと第２フ
ラットケーブルとのピッチずれ等を目視で確認できるこ
とから圧接作業性が向上する。
さらに、第１圧接カバーにより第１フラットケーブル
を低端面側の圧接部に圧接する作業を行うときに、低端
面側から突出したコンタクトの圧接部の上に第１フラッ
トケーブルを載せ、さらにこの第１フラットケーブルの
上に第１圧接カバーを載せた上で第１圧接カバーを押し
つける作業を行う。この場合に、第１圧接カバーの側面
は段差面にほぼ当接する位置に位置させて押しつけられ
るのであるが、第１圧接カバーを押しつける直前の状態
では、第１圧接カバーは高端面より上側に位置してお
り、段差面に当接させることができず、ケーブル軸方向
の位置決めが難しくなるおそれがある。しかしながら、
本発明のコネクタでは、高端面から上方に突出する圧接
部が段差面に沿って突出するため、第１圧接カバーの側
面をこの圧接部に当接させることにより簡単且つ正確に
ケーブル軸方向の位置決め可能である。しかも、このと
き、第１圧接カバーの側面のガイド用突起を段差面に沿
って突出した圧接部の間に入り込ませて、ケーブル軸と
直角な方向の位置決めも簡単且つ正確に行うことができ
る。
を低端面側の圧接部に圧接する作業を行うときに、低端
面側から突出したコンタクトの圧接部の上に第１フラッ
トケーブルを載せ、さらにこの第１フラットケーブルの
上に第１圧接カバーを載せた上で第１圧接カバーを押し
つける作業を行う。この場合に、第１圧接カバーの側面
は段差面にほぼ当接する位置に位置させて押しつけられ
るのであるが、第１圧接カバーを押しつける直前の状態
では、第１圧接カバーは高端面より上側に位置してお
り、段差面に当接させることができず、ケーブル軸方向
の位置決めが難しくなるおそれがある。しかしながら、
本発明のコネクタでは、高端面から上方に突出する圧接
部が段差面に沿って突出するため、第１圧接カバーの側
面をこの圧接部に当接させることにより簡単且つ正確に
ケーブル軸方向の位置決め可能である。しかも、このと
き、第１圧接カバーの側面のガイド用突起を段差面に沿
って突出した圧接部の間に入り込ませて、ケーブル軸と
直角な方向の位置決めも簡単且つ正確に行うことができ
る。
［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。第１図は本発明の第１の実施例の分解斜視図を示す
もので、これは絶縁ハウジング１と４種類のコンタクト
6,7,8,9からなるコネクタ本体10、第１フラットケーブ
ル351、第１圧接カバー20、第２フラットケーブル352、
第２圧接カバー60、押え具（ストレインリリーフ）70か
らなっている。第２図はこれらを組み合わせた状態を示
す縦断面図である。
る。第１図は本発明の第１の実施例の分解斜視図を示す
もので、これは絶縁ハウジング１と４種類のコンタクト
6,7,8,9からなるコネクタ本体10、第１フラットケーブ
ル351、第１圧接カバー20、第２フラットケーブル352、
第２圧接カバー60、押え具（ストレインリリーフ）70か
らなっている。第２図はこれらを組み合わせた状態を示
す縦断面図である。
絶縁ハウジング１は第３図のように構成されている。
すなわち、第３図（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）はそ
れぞれ絶縁ハウジング１の上面図、正面図、下面図およ
び側面図であり、絶縁材からなる直方体の一方の端面２
（圧接側）が段状で圧接部変形防止機能部を構成する高
端面３と低端面４を有すると共に、低端面４に後述する
複数のコンタクト8,9をそれぞれ２列に植立するための
コンタクト挿入穴11が等間隔で互いに千鳥配列され、ま
た高端面３に後述する複数のコンタクト７をそれぞれ一
列に植立するためのコンタクト挿入穴12が等間隔に形成
され、さらに低端面４であってこれと高端面３との段間
接合面に沿って後述する複数のコンタクト６を植立する
ためのコンタクト挿入穴13が等間隔に形成され、このコ
ンタクト挿入穴13と12は互いに千鳥配列となるようにな
っている。なお、第３図（ｄ）に示す1a,1bはそれぞれ
後述する第２圧接カバー60の係止枠61が係止する仮止め
用係止突部と、本固定用係止突部、1cは図示しないヘッ
ダー側と挿入した状態をロックレバー19を支持するため
のピン挿入穴である。
すなわち、第３図（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）はそ
れぞれ絶縁ハウジング１の上面図、正面図、下面図およ
び側面図であり、絶縁材からなる直方体の一方の端面２
（圧接側）が段状で圧接部変形防止機能部を構成する高
端面３と低端面４を有すると共に、低端面４に後述する
複数のコンタクト8,9をそれぞれ２列に植立するための
コンタクト挿入穴11が等間隔で互いに千鳥配列され、ま
た高端面３に後述する複数のコンタクト７をそれぞれ一
列に植立するためのコンタクト挿入穴12が等間隔に形成
され、さらに低端面４であってこれと高端面３との段間
接合面に沿って後述する複数のコンタクト６を植立する
ためのコンタクト挿入穴13が等間隔に形成され、このコ
ンタクト挿入穴13と12は互いに千鳥配列となるようにな
っている。なお、第３図（ｄ）に示す1a,1bはそれぞれ
後述する第２圧接カバー60の係止枠61が係止する仮止め
用係止突部と、本固定用係止突部、1cは図示しないヘッ
ダー側と挿入した状態をロックレバー19を支持するため
のピン挿入穴である。
コンタクト9,8,7,6は、それぞれ第４図（ａ），
（ｂ），（ｃ），（ｄ）の斜視図に示すように類似した
形状に構成されている。コンタクト６は、一端にＵ字状
の圧接部6aを有し、他端に接触部6bを有し、この両者間
を一体に連結するクランク状の連結部6cを有すると共
に、この連結部6cに絶縁ハウジング１に係止させるため
の係止用突き出し部6dと幅広部6eが形成されている。コ
ンタクト7,8,9もコンタクト６と同様に、圧接部7a,8a,9
a、接触部7b,8b,9b、クランク状の連結部7c,8c,9c、係
止用突き出し部7d,8d,9d、幅広部7e,8e,9eが形成されて
いる。コンタクト６と７とでは連結部6cの長さが7cの長
さより長くなっている点以外は同一であり、またコンタ
クト８と９とでは連結部8cの長さが9cの長さより長くな
っている点以外は同一であり、さらにコンタクト6,7と
8,9とでは圧接部6a,7aの長さが8a,9aの長さより長くな
っている。
（ｂ），（ｃ），（ｄ）の斜視図に示すように類似した
形状に構成されている。コンタクト６は、一端にＵ字状
の圧接部6aを有し、他端に接触部6bを有し、この両者間
を一体に連結するクランク状の連結部6cを有すると共
に、この連結部6cに絶縁ハウジング１に係止させるため
の係止用突き出し部6dと幅広部6eが形成されている。コ
ンタクト7,8,9もコンタクト６と同様に、圧接部7a,8a,9
a、接触部7b,8b,9b、クランク状の連結部7c,8c,9c、係
止用突き出し部7d,8d,9d、幅広部7e,8e,9eが形成されて
いる。コンタクト６と７とでは連結部6cの長さが7cの長
さより長くなっている点以外は同一であり、またコンタ
クト８と９とでは連結部8cの長さが9cの長さより長くな
っている点以外は同一であり、さらにコンタクト6,7と
8,9とでは圧接部6a,7aの長さが8a,9aの長さより長くな
っている。
このような構成のコンタクト７〜９を絶縁ハウジング
１のコンタクト挿入穴11,12,13に挿入に固定することに
より、第１図に示すようなコネクタ本体10が得られる。
１のコンタクト挿入穴11,12,13に挿入に固定することに
より、第１図に示すようなコネクタ本体10が得られる。
第１圧接カバー20は、第５図に示すように構成され、
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ），（ｅ）はそれぞれ圧
接カバー20の上面図、正面図、下面図、側面図、断面図
（Ｘ−Ｘ矢視断面図）である。圧接カバー20は、ほぼ板
状の板面には低端面側のコンタクト8,9の圧接部8a,9aが
それぞれ挿入されるように圧接部穴21を有し、また側面
にはフラットケーブルを圧接する際に複数のコンタクト
７がそれぞれ案内されるように複数のガイド用突起22が
複数個等間隔に形成され、さらに底面側にケーブル挿入
溝23と、左右の端部にには絶縁ハウジング１の低端面に
形成されている穴（図示せず）に固定するためおよびフ
ラットケーブル351の案内を兼ねたボス24および後述す
る第２圧接カバー60の係止枠61を案内するためのガイド
端部25が形成されている。
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ），（ｅ）はそれぞれ圧
接カバー20の上面図、正面図、下面図、側面図、断面図
（Ｘ−Ｘ矢視断面図）である。圧接カバー20は、ほぼ板
状の板面には低端面側のコンタクト8,9の圧接部8a,9aが
それぞれ挿入されるように圧接部穴21を有し、また側面
にはフラットケーブルを圧接する際に複数のコンタクト
７がそれぞれ案内されるように複数のガイド用突起22が
複数個等間隔に形成され、さらに底面側にケーブル挿入
溝23と、左右の端部にには絶縁ハウジング１の低端面に
形成されている穴（図示せず）に固定するためおよびフ
ラットケーブル351の案内を兼ねたボス24および後述す
る第２圧接カバー60の係止枠61を案内するためのガイド
端部25が形成されている。
圧接カバー60は、第１図に示すように板状の軸方向端
部に係止枠61を有すると共に、下面にケーブル挿入溝62
が形成され、また押え具70に形成されている案内片71を
ガイド可能に溝63が形成されている。
部に係止枠61を有すると共に、下面にケーブル挿入溝62
が形成され、また押え具70に形成されている案内片71を
ガイド可能に溝63が形成されている。
フラットケーブル351,352は、いずれも例えば1.27mm
ピッチのものを使用する。
ピッチのものを使用する。
以上の構成された絶縁ハウジング１にコンタクト６〜
９を装着した状態のコネクタ本体10にフラットケーブル
351,352を圧接するには、前述した従来のフラットケー
ブルコネクタとほぼ同様に行えばよい。すなわち、第15
図のように圧接治具50のベース51の溝51aに、圧接カバ
ー60を挿入し、この圧接カバー60のケーブル挿入溝62に
フラットケーブル352を挿入させ、このフラットケーブ
ル352の上に圧接カバー20を載せる。この場合、圧接カ
バー60の係止枠61の外側に圧接カバー20のガイド端部25
を当接させながら下方にスライドさせる。その後、圧接
カバー20のケーブル挿入溝23にフラットケーブル351を
挿入させて、最後にコネクタ本体10のコンタクト６〜９
の圧接部6a〜9aを下側に向けてコネクタ本体10を図示し
ないハンドプレスにより押し下げることにより、第１列
〜第４列のコンタクト６〜９の圧接部6a〜9aに、フラッ
トケーブル352,351の心線が圧接される。
９を装着した状態のコネクタ本体10にフラットケーブル
351,352を圧接するには、前述した従来のフラットケー
ブルコネクタとほぼ同様に行えばよい。すなわち、第15
図のように圧接治具50のベース51の溝51aに、圧接カバ
ー60を挿入し、この圧接カバー60のケーブル挿入溝62に
フラットケーブル352を挿入させ、このフラットケーブ
ル352の上に圧接カバー20を載せる。この場合、圧接カ
バー60の係止枠61の外側に圧接カバー20のガイド端部25
を当接させながら下方にスライドさせる。その後、圧接
カバー20のケーブル挿入溝23にフラットケーブル351を
挿入させて、最後にコネクタ本体10のコンタクト６〜９
の圧接部6a〜9aを下側に向けてコネクタ本体10を図示し
ないハンドプレスにより押し下げることにより、第１列
〜第４列のコンタクト６〜９の圧接部6a〜9aに、フラッ
トケーブル352,351の心線が圧接される。
この様な圧接作業時、圧接カバー60の上に、フラット
ケーブル352を載せてこの上に圧接カバー20を載せて
も、フラットケーブル352と圧接カバー60のピッチずれ
等を目視で確認することができる。これは、第１圧接カ
バー20が第２フラットケーブル352の圧接すべき部分よ
り、高端面２が形成されている面積だけ小さく形成され
ているからである。このように、第２圧接カバー20と第
２フラットケーブル352とのピッチずれ等を目視で確認
できることから、従来のフラットケーブルコネクタに比
べて圧接作業性が向上する。
ケーブル352を載せてこの上に圧接カバー20を載せて
も、フラットケーブル352と圧接カバー60のピッチずれ
等を目視で確認することができる。これは、第１圧接カ
バー20が第２フラットケーブル352の圧接すべき部分よ
り、高端面２が形成されている面積だけ小さく形成され
ているからである。このように、第２圧接カバー20と第
２フラットケーブル352とのピッチずれ等を目視で確認
できることから、従来のフラットケーブルコネクタに比
べて圧接作業性が向上する。
また、長さの長いコンタクト６の圧接部6aは、モール
ド成形時に一体成形されて圧接部変形防止機能部を構成
する高端面３により、圧接部8a,9aの突出長さと同じ突
出長さとなるように被覆され、また各圧接部7aは圧接カ
バー20の側部に形成されている隣接のガイド用突起22に
よりフラットケーブル352の心線352aの配列方向の移動
が規制されるので、コンタクト6,7の圧接部6a,7aに、圧
接時に変形応力が加わっても変形が少なく、圧接部の位
置精度を所定に保つことができ、圧接に対する信頼性が
向上する。
ド成形時に一体成形されて圧接部変形防止機能部を構成
する高端面３により、圧接部8a,9aの突出長さと同じ突
出長さとなるように被覆され、また各圧接部7aは圧接カ
バー20の側部に形成されている隣接のガイド用突起22に
よりフラットケーブル352の心線352aの配列方向の移動
が規制されるので、コンタクト6,7の圧接部6a,7aに、圧
接時に変形応力が加わっても変形が少なく、圧接部の位
置精度を所定に保つことができ、圧接に対する信頼性が
向上する。
さらに、コンタクト７の圧接部7aと、圧接カバー20の
端面との間に、高端面３を形成しているモールドが露出
していないため、第２図に示す余長寸法ｌ（コンタクト
８とフラットケーブル351の先端が圧接カバー20に当接
する位置までの距離）が大きくとれるため、圧接に対す
る信頼が高い。第６図はこれを説明するためのもので、
仮に余長寸法ｌが小さいと、（ａ）のようにフラットケ
ーブル351の心線351aの先端がコンタクト８の圧接部8a
に対して上の方に持ち上がり、圧接部8aと心線351aとの
圧接が不十分になったり、あるいは（ｂ）のように心線
351aは抵抗により351uのようにほぼＵ字状になり、フラ
ットケーブル351の絶縁被覆351bは圧接部8aにより切ら
れ、心線351aが圧接され、心線351aの先端は351cのよう
に絶縁被覆351bの内側に移動にするからである。351dは
排除された絶縁被覆である。
端面との間に、高端面３を形成しているモールドが露出
していないため、第２図に示す余長寸法ｌ（コンタクト
８とフラットケーブル351の先端が圧接カバー20に当接
する位置までの距離）が大きくとれるため、圧接に対す
る信頼が高い。第６図はこれを説明するためのもので、
仮に余長寸法ｌが小さいと、（ａ）のようにフラットケ
ーブル351の心線351aの先端がコンタクト８の圧接部8a
に対して上の方に持ち上がり、圧接部8aと心線351aとの
圧接が不十分になったり、あるいは（ｂ）のように心線
351aは抵抗により351uのようにほぼＵ字状になり、フラ
ットケーブル351の絶縁被覆351bは圧接部8aにより切ら
れ、心線351aが圧接され、心線351aの先端は351cのよう
に絶縁被覆351bの内側に移動にするからである。351dは
排除された絶縁被覆である。
さらにまた、圧接カバー20の側部には、複数のガイド
用突起22が形成されているので、コネクタ本体10を圧接
する際に、圧接カバー20の長手方向両端部に有するガイ
ド端部25と圧接カバー60の係止枠61のガイドだけでな
く、前記ガイド突起22の間にコンタクト７がガイドされ
ることから、極数の大きいフラットケーブルコネクタで
も使用できる。
用突起22が形成されているので、コネクタ本体10を圧接
する際に、圧接カバー20の長手方向両端部に有するガイ
ド端部25と圧接カバー60の係止枠61のガイドだけでな
く、前記ガイド突起22の間にコンタクト７がガイドされ
ることから、極数の大きいフラットケーブルコネクタで
も使用できる。
また、コンタクト７の圧接部7aと、圧接カバー20の端
面との間に、高端面３を形成しているモールドが露出し
ていないため、第２図に示す余長寸法ｌが大きくとれる
ため、圧接カバー20の幅方向に寸法が大きくとれ、フラ
ットケーブル351の案内性能が従来のフラットケーブル
コネクタと同程度となる。
面との間に、高端面３を形成しているモールドが露出し
ていないため、第２図に示す余長寸法ｌが大きくとれる
ため、圧接カバー20の幅方向に寸法が大きくとれ、フラ
ットケーブル351の案内性能が従来のフラットケーブル
コネクタと同程度となる。
第７図と第８図は本発明の第２の実施例を説明するた
めの図であり、絶縁ハウジング１の高端面３と圧接カバ
ー20の構成を以下のようにしたものである。すなわち、
圧接カバー202は第８図（ａ）の上面図、（ｂ）の正面
図、（ｃ）の下面図、（ｄ）の側面図、（ｅ）の（ｂ）
におけるＹ−Ｙ矢視断面図に示すように、コンタクト8,
9の圧接部8a,9aが挿入される圧接部穴212を２列に形成
し、かつコンタクト７の圧接部7aのみが貫通する圧接部
貫通穴202aを一列に形成したものである。そして、絶縁
ハウジング１の高端面32と低端面42との段間接合面に、
第７図のフラットケーブルコネクタの縦断面図に示すよ
うに各コンタクト６の圧接部6aが案内されるガイド突起
（図示せず）を形成したものである。これ以外の構成は
前述の実施例と同一である。この実施例の場合には、前
述の第１の実施例と同様な効果が得られるばかりでな
く、次のような効果が追加される。すなわち、圧接カバ
ー202に例えばコンタクト6,7の圧接部6a,7aの圧接部貫
通穴が２列に形成されているものでは、コンタクト6,7
の製造工程のバラツキ（２種類）により、千鳥の寸法公
差が発生し、これによりコネクタ本体10を圧接カバー20
2に挿入しにくくなるが、本実施例では圧接部貫通穴202
aのみであるので、前記寸法公差のバラツキが少なくな
ることから、コネクタ本体10を圧接カバー202にスムー
ズに挿入できる。
めの図であり、絶縁ハウジング１の高端面３と圧接カバ
ー20の構成を以下のようにしたものである。すなわち、
圧接カバー202は第８図（ａ）の上面図、（ｂ）の正面
図、（ｃ）の下面図、（ｄ）の側面図、（ｅ）の（ｂ）
におけるＹ−Ｙ矢視断面図に示すように、コンタクト8,
9の圧接部8a,9aが挿入される圧接部穴212を２列に形成
し、かつコンタクト７の圧接部7aのみが貫通する圧接部
貫通穴202aを一列に形成したものである。そして、絶縁
ハウジング１の高端面32と低端面42との段間接合面に、
第７図のフラットケーブルコネクタの縦断面図に示すよ
うに各コンタクト６の圧接部6aが案内されるガイド突起
（図示せず）を形成したものである。これ以外の構成は
前述の実施例と同一である。この実施例の場合には、前
述の第１の実施例と同様な効果が得られるばかりでな
く、次のような効果が追加される。すなわち、圧接カバ
ー202に例えばコンタクト6,7の圧接部6a,7aの圧接部貫
通穴が２列に形成されているものでは、コンタクト6,7
の製造工程のバラツキ（２種類）により、千鳥の寸法公
差が発生し、これによりコネクタ本体10を圧接カバー20
2に挿入しにくくなるが、本実施例では圧接部貫通穴202
aのみであるので、前記寸法公差のバラツキが少なくな
ることから、コネクタ本体10を圧接カバー202にスムー
ズに挿入できる。
第９図と第10図は本発明の第３の実施例を説明するた
めの図であり、前述の第１の実施例で絶縁ハウジング１
の形成時に一体成形した高端面３を、絶縁ハウジング１
と一体成形せず、これに相当する圧接部変形防止機能部
材33を予め製作し、これをコネクタ本体10を圧接する前
の段階でコンタクト6,7の圧接部6a,7a側のハウジング１
の平坦な端面に挿入したものである。すなわち、第９図
はフラットケーブルコネクタの縦断面図および第10図
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ），（ｅ）にそれぞれ示
す圧接部変形防止機能部材33の上面図、正面図、下面
図、側面図および（ｂ）のＺ−Ｚ線矢視断面図に示すよ
うに、圧接部変形防止機能部材33はコンタクト６の圧接
部6aに挿入できるように圧接部穴33aを形成してある。
そして、圧接カバー20は前述した第５図と同一構成のも
のを用いたものである。この実施例も前述の第１の実施
例と同様な効果が得られる。
めの図であり、前述の第１の実施例で絶縁ハウジング１
の形成時に一体成形した高端面３を、絶縁ハウジング１
と一体成形せず、これに相当する圧接部変形防止機能部
材33を予め製作し、これをコネクタ本体10を圧接する前
の段階でコンタクト6,7の圧接部6a,7a側のハウジング１
の平坦な端面に挿入したものである。すなわち、第９図
はフラットケーブルコネクタの縦断面図および第10図
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ），（ｅ）にそれぞれ示
す圧接部変形防止機能部材33の上面図、正面図、下面
図、側面図および（ｂ）のＺ−Ｚ線矢視断面図に示すよ
うに、圧接部変形防止機能部材33はコンタクト６の圧接
部6aに挿入できるように圧接部穴33aを形成してある。
そして、圧接カバー20は前述した第５図と同一構成のも
のを用いたものである。この実施例も前述の第１の実施
例と同様な効果が得られる。
第11図と第12図は本発明の第４の実施例を説明するた
めの図であり、前述の第２の実施例で絶縁ハウジング１
の形成時に一体成形した高端面３を、絶縁ハウジング１
と一体成形せず、これに相当する圧接部変形防止機能部
材34を予め製作し、これをコネクタ本体10を圧接する前
の段階でコンタクト６の圧接部6a側に挿入したものであ
る。すなわち、第11図はフラットケーブルコネクタの縦
断面図および第12図（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ），
（ｅ）にそれぞれ示す圧接部変形防止機能部材34の上面
図、正面図、下面図、側面図および（ｂ）のＶ−Ｖ線矢
視断面図に示すように、圧接部変形防止機能部材34はコ
ンタクト６の圧接部6aに挿入できるように圧接部穴34a
を形成してある。そして、圧接カバー20は前述した第８
図と同一構成のものを用いたものである。この実施例も
前述の第２の実施例と同様な効果が得られる。
めの図であり、前述の第２の実施例で絶縁ハウジング１
の形成時に一体成形した高端面３を、絶縁ハウジング１
と一体成形せず、これに相当する圧接部変形防止機能部
材34を予め製作し、これをコネクタ本体10を圧接する前
の段階でコンタクト６の圧接部6a側に挿入したものであ
る。すなわち、第11図はフラットケーブルコネクタの縦
断面図および第12図（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ），
（ｅ）にそれぞれ示す圧接部変形防止機能部材34の上面
図、正面図、下面図、側面図および（ｂ）のＶ−Ｖ線矢
視断面図に示すように、圧接部変形防止機能部材34はコ
ンタクト６の圧接部6aに挿入できるように圧接部穴34a
を形成してある。そして、圧接カバー20は前述した第８
図と同一構成のものを用いたものである。この実施例も
前述の第２の実施例と同様な効果が得られる。
なお、第12図の圧接部変形防止機能部材34の圧接部穴
34aは、場合によっては圧接部溝としてもよい。
34aは、場合によっては圧接部溝としてもよい。
第13図と第14図は本発明の第５の実施例を説明するた
めの図であり、前述の第１の実施例で絶縁ハウジング１
の形成時に一体成形した高端面３を、絶縁ハウジング１
と一体成形せず、これに相当する圧接部変形防止機能部
材37を予め製作し、これをコネクタ本体10を圧接する前
の段階でコンタクト６の圧接部6a側に挿入したものであ
る。すなわち、第14図（ａ），（ｂ），（ｃ），
（ｄ），（ｅ）にそれぞれ示す圧接部変形防止機能部材
37の上面図、正面図、下面図、側面図および（ｂ）のＷ
−Ｗ線矢視断面図に示すように、圧接部変形防止機能部
材37はコンタクト６の圧接部6aに挿入できるように圧接
部穴37aを形成し、さらにコンタクト７の圧接部7aのガ
イド用突起37bを複数個形成したものである。そして、
圧接カバー20は、コンタクト8,9の圧接部8a,9aが挿入可
能に複数の圧接部穴21を２列に形成したものである。こ
の実施例も前述の第２の実施例と同様な効果が得られ
る。
めの図であり、前述の第１の実施例で絶縁ハウジング１
の形成時に一体成形した高端面３を、絶縁ハウジング１
と一体成形せず、これに相当する圧接部変形防止機能部
材37を予め製作し、これをコネクタ本体10を圧接する前
の段階でコンタクト６の圧接部6a側に挿入したものであ
る。すなわち、第14図（ａ），（ｂ），（ｃ），
（ｄ），（ｅ）にそれぞれ示す圧接部変形防止機能部材
37の上面図、正面図、下面図、側面図および（ｂ）のＷ
−Ｗ線矢視断面図に示すように、圧接部変形防止機能部
材37はコンタクト６の圧接部6aに挿入できるように圧接
部穴37aを形成し、さらにコンタクト７の圧接部7aのガ
イド用突起37bを複数個形成したものである。そして、
圧接カバー20は、コンタクト8,9の圧接部8a,9aが挿入可
能に複数の圧接部穴21を２列に形成したものである。こ
の実施例も前述の第２の実施例と同様な効果が得られ
る。
以上述べた各実施例は、いずれも２ピースフラットケ
ーブルコネクタのうちレセプタクルについて説明した
が、これに限らずデイップタイプ、カードエッジタイプ
であってもよい。また、第３〜第５の実施例で使用した
圧接部変形防止機能部材33,34,37は、フラットケーブル
351,352をコネクタ本体10に圧接する前の段階で、ハウ
ジング１の圧接側の端面２に接着するようにしても良
い。さらに、複数のコンタクト６〜９を４列配置とし、
この圧接部6a〜9aに２枚のフラットケーブル351,352を
圧接するものをあげたが、コンタクトの配列を５列以上
とし、フラットケーブルを３枚以上としてよい。また、
圧接カバー20に形成されているボス24は形成せず、この
代りに穴を形成し、かつ低端面に形成されている穴の代
りにボスを形成しても良く、この考え方は必要に応じて
第２〜第５の実施例の圧接カバーに適用できることはい
うまでもない。
ーブルコネクタのうちレセプタクルについて説明した
が、これに限らずデイップタイプ、カードエッジタイプ
であってもよい。また、第３〜第５の実施例で使用した
圧接部変形防止機能部材33,34,37は、フラットケーブル
351,352をコネクタ本体10に圧接する前の段階で、ハウ
ジング１の圧接側の端面２に接着するようにしても良
い。さらに、複数のコンタクト６〜９を４列配置とし、
この圧接部6a〜9aに２枚のフラットケーブル351,352を
圧接するものをあげたが、コンタクトの配列を５列以上
とし、フラットケーブルを３枚以上としてよい。また、
圧接カバー20に形成されているボス24は形成せず、この
代りに穴を形成し、かつ低端面に形成されている穴の代
りにボスを形成しても良く、この考え方は必要に応じて
第２〜第５の実施例の圧接カバーに適用できることはい
うまでもない。
［発明の効果］ 以上述べた本発明によれば、絶縁ハウジングのコンタ
クトの圧接部が突出する端面に、圧接作業の前の段階ま
でに高端面と低端面が形成されるので、コンタクトの圧
接部に外力が加わっても変形が少なく、圧接部の位置精
度を所定に保つことができ、また、第１圧接カバーが第
１フラットケーブルの圧接すべき部分より、高端面が形
成されている面積だけ小さく形成されているので、第２
圧接カバーと第２フラットケーブルとのピッチずれ等を
目視で確認できることから圧接作業性が向上するフラッ
トケーブルコネクタを提供できる。
クトの圧接部が突出する端面に、圧接作業の前の段階ま
でに高端面と低端面が形成されるので、コンタクトの圧
接部に外力が加わっても変形が少なく、圧接部の位置精
度を所定に保つことができ、また、第１圧接カバーが第
１フラットケーブルの圧接すべき部分より、高端面が形
成されている面積だけ小さく形成されているので、第２
圧接カバーと第２フラットケーブルとのピッチずれ等を
目視で確認できることから圧接作業性が向上するフラッ
トケーブルコネクタを提供できる。
さらに、第１圧接カバーにより第１フラットケーブル
を低端面側の圧接部に圧接する作業を行うときに、低端
面側から突出したコンタクトの圧接部の上に第１フラッ
トケーブルを載せ、さらにこの第１フラットケーブルの
上に第１圧接カバーを載せた上で、第１圧接カバーの側
面を段差面にほぼ当接する位置に位置させて押しつける
作業が行われる。この場合に、従来では、第１圧接カバ
ーを押しつける直前の状態では、第１圧接カバーは高端
面より上側に位置しており、段差面に当接させることが
できずケーブル軸方向の位置決めが難しくなるおそれが
あったが、本発明のコネクタでは、高端面から上方に突
出する圧接部が段差面に沿って突出するため、第１圧接
カバーの側面をこの圧接部に当接させることにより簡単
且つ正確にケーブル軸方向の位置決め可能である。しか
も、このとき、第１圧接カバーの側面のガイド用突起を
段差面に沿って突出した圧接部の間に入り込ませて、ケ
ーブル軸と直角な方向の位置決めも簡単且つ正確に行う
ことができる。
を低端面側の圧接部に圧接する作業を行うときに、低端
面側から突出したコンタクトの圧接部の上に第１フラッ
トケーブルを載せ、さらにこの第１フラットケーブルの
上に第１圧接カバーを載せた上で、第１圧接カバーの側
面を段差面にほぼ当接する位置に位置させて押しつける
作業が行われる。この場合に、従来では、第１圧接カバ
ーを押しつける直前の状態では、第１圧接カバーは高端
面より上側に位置しており、段差面に当接させることが
できずケーブル軸方向の位置決めが難しくなるおそれが
あったが、本発明のコネクタでは、高端面から上方に突
出する圧接部が段差面に沿って突出するため、第１圧接
カバーの側面をこの圧接部に当接させることにより簡単
且つ正確にケーブル軸方向の位置決め可能である。しか
も、このとき、第１圧接カバーの側面のガイド用突起を
段差面に沿って突出した圧接部の間に入り込ませて、ケ
ーブル軸と直角な方向の位置決めも簡単且つ正確に行う
ことができる。
第１図および第２図は本発明のフラットケーブルコネク
タの第１の実施例を説明するための分解斜視図および縦
断面図、第３図〜第５図は第１図のインシュレータ、コ
ンタクト、第１圧接カバーをそれぞれ説明するための
図、第６図は第１の実施例の作用効果を説明するための
図、第７図〜第14図は本発明の第2,第3,第4,第５の実施
例を説明するための図、第15図は本発明のフラットケー
ブルコネクタの圧接作業を説明するための図、第16図〜
第18図は従来のフラットケーブルコネクタの一例を説明
するための図である。 １……絶縁ハウジング、２……端面、３……高端面、４
……低端面、6,7,8,9……コンタクト、10……コネクタ
本体、11,12……コンタクト挿入穴、20……第１圧接カ
バー、21……圧接部、22……ガイド用突起、351,352…
…フラットケーブル、60……第２圧接カバー。
タの第１の実施例を説明するための分解斜視図および縦
断面図、第３図〜第５図は第１図のインシュレータ、コ
ンタクト、第１圧接カバーをそれぞれ説明するための
図、第６図は第１の実施例の作用効果を説明するための
図、第７図〜第14図は本発明の第2,第3,第4,第５の実施
例を説明するための図、第15図は本発明のフラットケー
ブルコネクタの圧接作業を説明するための図、第16図〜
第18図は従来のフラットケーブルコネクタの一例を説明
するための図である。 １……絶縁ハウジング、２……端面、３……高端面、４
……低端面、6,7,8,9……コンタクト、10……コネクタ
本体、11,12……コンタクト挿入穴、20……第１圧接カ
バー、21……圧接部、22……ガイド用突起、351,352…
…フラットケーブル、60……第２圧接カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−86373（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−177875（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−145669（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−167285（ＪＰ，Ａ) 実公 昭63−20053（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 9/07 H01R 4/24
Claims (1)
- 【請求項１】上端面が高端面と低端面とを有して階段状
に形成されてなる絶縁ハウジングと、 前記絶縁ハウジング内に配設されるとともに前記高端面
および前記低端面からそれぞれ列状に整列して上方に突
出する圧接部を有した複数のコンタクトと、 前記低端面上に第１フラットケーブルの端部を挟むとと
もに、前記第１フラットケーブルの心線を前記低端面か
ら上方に突出した前記圧接部に圧接接続させる第１圧接
カバーと、 このようにして前記低端面上に取り付けられた前記第１
圧接カバーの上面と前記高端面とが略同一平面となり、
このように同一平面となった前記第１圧接カバーの上面
および前記高端面上に第２フラットケーブルの端部を挟
むとともに、前記第２フラットケーブルの心線を前記高
端面から上方に突出した前記圧接部に圧接接続させる第
２圧接カバーとからなり、 前記高端面から上方に突出した前記圧接部における最も
前記低端面に近い列をなす前記圧接部が、前記高端面と
前記低端面との段差面に沿って上方に突出しており、 前記第１圧接カバーの前記高端面側の側面には、前記低
端面上に取り付けられるときに前記段差面に沿って突出
した前記圧接部の間に入り込む複数のガイド用突起が形
成されていることを特徴とするフラットケーブルコネク
タ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1278720A JP2993644B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | フラットケーブルコネクタ |
| US07/602,134 US5104336A (en) | 1989-10-27 | 1990-10-23 | Flat cable connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1278720A JP2993644B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | フラットケーブルコネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03141561A JPH03141561A (ja) | 1991-06-17 |
| JP2993644B2 true JP2993644B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=17601257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1278720A Expired - Lifetime JP2993644B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | フラットケーブルコネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5104336A (ja) |
| JP (1) | JP2993644B2 (ja) |
Families Citing this family (52)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5242314A (en) * | 1992-10-08 | 1993-09-07 | Pitney Bowes Inc. | Universal electrical bus connector |
| AU668594B2 (en) * | 1992-11-13 | 1996-05-09 | Alcatel Components Limited | Electrical connector assembly |
| US5339232A (en) * | 1993-01-12 | 1994-08-16 | Lin Te H | Miniature light set |
| JPH0785909A (ja) * | 1993-09-17 | 1995-03-31 | Kel Corp | 圧接コネクタ |
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