JP3024633U - 可撓管 - Google Patents

可撓管

Info

Publication number
JP3024633U
JP3024633U JP1995012965U JP1296595U JP3024633U JP 3024633 U JP3024633 U JP 3024633U JP 1995012965 U JP1995012965 U JP 1995012965U JP 1296595 U JP1296595 U JP 1296595U JP 3024633 U JP3024633 U JP 3024633U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
flexible tube
insulating material
outer peripheral
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995012965U
Other languages
English (en)
Inventor
祥皓 福原
Original Assignee
東亜高級継手バルブ製造株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東亜高級継手バルブ製造株式会社 filed Critical 東亜高級継手バルブ製造株式会社
Priority to JP1995012965U priority Critical patent/JP3024633U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3024633U publication Critical patent/JP3024633U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓管の配管後に、野縁バーを天井チャンネ
ルにアーク溶接するような作業を行っても、溶接電流に
起因する損傷を可撓管に生じさせない。 【解決手段】 可撓管1は管軸C方向の一端にスプリン
クラーヘッド取付用のソケット3を有するものであっ
て、そのソケット3の外周面はゴムなどからなる電気絶
縁材9で被覆する。これにより、金属製クリップを介し
てソケット3を支持バーに固定しても、溶接電流が支持
バー、クリップを経てソケット3に流れ込むのを阻止で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、給水配管にスプリンクラーヘッドを接続するのに使用する可撓管に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の可撓管を建物の天井裏に配管する場合には、天井裏に横架され る金属製天井チャンネルに金属製支持バーを固定し、この支持バーに金属製クリ ップを介して可撓管のスプリンクラーヘッド取付用ソケットを固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記可撓管の場合、その配管の後、前記金属製天井チャンネルの下側 に、クリップを介して金属製野縁バーを固定し、その野縁バーに天井ボードを張 りつける施工において、クリップによる野縁バーの固定を忘れたとき、後処理と してアーク溶接により野縁バーを天井チャンネルに固定する場合があり、このと きの溶接電流(90〜200A)が野縁バー、天井チャンネル、支持バーおよび クリップを経て可撓管のソケットに流れ、そのためソケットと可撓管本体の端部 を接続するユニオンナットが、可撓管本体の端部を接触する部分において、可撓 管本体側が局部的に損傷して漏水の原因となるおそれがある。
【0004】 この考案の目的は、可撓管の配管後に、野縁バーを天井チャンネルにアーク溶 接するような後処理を行っても、溶接電流に起因して漏水の原因となる損傷が生 じることのない可撓管を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、管軸方向の一端にスプリンクラーヘッド取付用のソケット を有する可撓管であって、前記ソケットの外周面を電気絶縁材で被覆したもので ある。 この構成によれば、金属製天井チャンネルに固定した金属製支持バーに、金属 製クリップを介して可撓管のソケットを固定した状態で、後処理としてアーク溶 接により野縁バーを天井チャンネルに固定することがあっても、ソケットはその 外周面に被覆されている電気絶縁材で絶縁されるため、前記溶接電流がソケット に流れ込むのを防止でき、溶接電流に起因して漏水の原因となる損傷が可撓管に 生じるのを回避できる。 請求項2の考案は、前記可撓管のソケットにおける電気絶縁材をゴムとしたも のである。 この構成によれば、熱接着によりソッケトの外周面を電気絶縁材であるゴムで 容易に被覆することができる。また、弾性体であるゴムを介してソケットがクリ ップに把持されるため、クリップによるソケットの固定が確実になる。 請求項3の考案は、前記可撓管のソケットの外周面を絶縁材位置ずれ防止用の 凹凸面としたものである。 この構成によれば、ソケットの凹凸外周面に倣って絶縁材が被覆されるので、 絶縁材が位置ずれすることなくソケットの外周面に確実に固着される。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案に係る可 撓管の一実施形態を示す半截縦断側面図である。同図において、可撓管1は、本 体管2とスプリンクラーヘッド取付用ソケット3とからなる。前記本体管2はス テンレス鋼管からなり、管軸C方向の両端部と中間部の複数位置に、小間隔dを 隔てて可撓部であるコルゲート部4が形成されている。このコルゲート部4は、 本体管2の半径方向に拡径されたひだ群からなる。また、本体管2の一次側端部 、すなわち給水配管に接続する一端部には、給水配管側の管端の雌ねじにねじ込 まれる雄ねじ5aを外周面に有するニップル部5が設けられている。さらに、本 体管2の二次側端部には、ユニオンナット6が回転自在に外嵌させてあり、その ユニオンナット6の抜け防止は、本体管2の外周面に周設したフランジ部2aに よって図られる。ユニオンナット6の内向きフランジ部6bと本体管2側の前記 フランジ部2aとの間にはテフロンなどからなる水密シート7が介装される。
【0007】 また、前記本体管2の二次側端部には、前記スプリンクラーヘッド取付用ソケ ット3が着脱可能に連結される。すなわち、本体管2の二次側端部に連結される 前記ソケット3の一端部は、その外周面に前記ユニオンナット6の雌ねじ6aが 螺合する雄ねじ3aを有し、その一端部を本体管2の二次側端部に外嵌めすると 共に、その一端部の外周面に前記ユニオンナット6を螺合させることによって連 結される。前記ソケット3の一端部と、本体管2側の前記フランジ部2aとの間 にはOリング8が介装され、このOリング8と前記水密シート7とによって、本 体管2とソケット3の連結箇所の水密が確保される。
【0008】 前記ソケット3の他端部の内周面には、鎖線で示すスプリンクラーヘッド11 の雄ねじ(図示せず)をねじ込む雌ねじ3bが形成されている。また、ソケット 3の中胴部外周面には、ゴムからなる電気絶縁材9が熱接着により被覆されてい る。ソケット3の中胴部外周面は、前記電気絶縁材9の位置ずれを防止する凹凸 面とされている。すなわち、ソケット3の中胴部外周形状は、例えば図2(A) に示すように六角形とし、あるいは図2(B)に示すようにソケット軸方向に延 びる複数の縦溝3cを外周に有する円形としてある。このほか、前記中胴部外周 面に離散的に複数の突部あるいは凹部を形成して位置ずれ防止用凹凸面としても よい。
【0009】 なお、前記電気絶縁材9の材料として、ゴム以外にプラスチックを使用しても よい。この場合、そのプラスチックを接着剤で前記ソケット3の外周面に接着す るが、熱可塑性プラスチックを使用する場合には、例えば加熱収縮させて凹凸面 としたソケット3の中胴部外周面に密着させるようにしてもよい。
【0010】 図3は、前記可撓管1を使用して天井裏の給水配管にスプリンクラーヘッド1 1を接続した配管構成の要部を示す斜視図である。鋼製の天井チャンネル12は 吊りハンガー13を介して吊りボルト14により上階の床スラブに支持され、こ の天井チャンネル12に鋼製のクリップ15を介して鋼製の支持バー16が固定 される。前記可撓管1を構成する本体管2の一次側端部は天井裏に配管された給 水配管に接続され、本体管2の二次側端部に結合したソケット3の端部にはスプ リンクラーヘッド11がねじ込み連結される。可撓管1のソケット3は、本体管 2の二次側端部に近いコルゲート部4を曲げることにより下向きの垂直姿勢とさ れ、そのソケット3の中胴部が鋼製のクリップ17を介して前記天井チャンネル 12に固定される。
【0011】 前記天井チャンネル12には別に鋼製の野縁バー18が固定され、前記スプリ ンクラーヘッド11の接続施工後、前記野縁バー18に天井ボードが張り付けら れる。野縁バー18の前記天井チャンネル12への固定には、通常、クリップが 使用されるが、例えばそのクリップによる固定を忘れた箇所が作業後に見つかっ た場合には、その事後処理として前記クリップによらず、しばしばアーク溶接に よって野縁バー18が天井チャンネル12に固定される。このときの溶接電流の 一部は、野縁バー18、天井チャンネル12、クリップ13、支持バー14およ びクリップ15にも流れるが、クリップ15によって把持されているソケット3 の中胴部外周面には電気絶縁材9が被覆されているので、前記溶接電流がソケッ ト3に流れ込むのを阻止できる。このため、溶接電流に起因して、水密シート7 を介してユニオンナット6が接する本体管2側のフランジ部2aなどが局部的に 損傷し漏水が生じるのを防止できる。なお、前記電気絶縁材9にゴムを使用した 場合には、その弾性によってクリップ15によるソケット3の把持が確実になる 。
【0012】 図4は、本考案に係る可撓管の他の実施形態を示す半截縦断側面図である。こ の実施形態の可撓管1では、本体管2の二次側端部にスプリンクラーヘッド取付 用ソケット3が一体に固定されており、図1の場合のようなユニオンナット6は 使用されない。その他の構成は図1の実施形態の場合と同様である。 この実施形態の場合にも、溶接電流がソケット3に流れ込むのを電気絶縁材9 によって阻止するので、溶接電流に起因して可撓管1が損傷し漏水が生じるのを 防止できる。
【0013】
【考案の効果】
請求項1の考案は、管軸方向の一端にスプリンクラーヘッド取付用のソケット を有する可撓管において、前記ソケットの外周面を電気絶縁材で被覆したので、 金属製天井チャンネルに固定した金属製支持バーに、金属製クリップを介して可 撓管のソケットを固定した状態で、後処理としてアーク溶接により野縁バーを天 井チャンネルに固定することがあっても、ソケットの外周面に被覆されている電 気絶縁材によって、溶接電流がソケットに流れ込むのを防止でき、溶接電流に起 因して漏水の原因となる損傷が可撓管に生じるの回避できる。 請求項2の考案は、前記可撓管のソケットにおける電気絶縁材をゴムとしたの で、熱接着によりソッケトの外周面に電気絶縁材を容易に被覆することができる 。また、弾性体であるゴムを介してソケットがクリップに密着するため、クリッ プによるソケットの把持が確実になる。 請求項3の考案は、前記可撓管のソケットの外周面を絶縁材位置ずれ防止用の 凹凸面としたので、ソケットの凹凸外周面に倣って電気絶縁材が密着し、位置ず れすることなくソケットの外周面に確実に固着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る可撓管の一実施形態を示す半截縦
断側面図である。
【図2】(A)は同可撓管のソケット中胴部の一例の横
断面図、(B)は同ソケット中胴部の他の例の横断面図
である。
【図3】同可撓管を使用したスプリンクラーヘッドの接
続配管例の要部を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る可撓管の他の実施形態を示す半截
縦断側面図である。
【符号の説明】
1 可撓管 3 スプリンクラーヘッド取付用ソケット 9 電気絶縁材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管軸方向の一端にスプリンクラーヘッド
    取付用のソケットを有する可撓管であって、前記ソケッ
    トの外周面を電気絶縁材で被覆したことを特徴とする可
    撓管。
  2. 【請求項2】 前記電気絶縁材がゴムである請求項1記
    載の可撓管。
  3. 【請求項3】 前記ソケットの外周面を絶縁材位置ずれ
    防止用の凹凸面とした請求項1または請求項2記載の可
    撓管。
JP1995012965U 1995-11-13 1995-11-13 可撓管 Expired - Lifetime JP3024633U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995012965U JP3024633U (ja) 1995-11-13 1995-11-13 可撓管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995012965U JP3024633U (ja) 1995-11-13 1995-11-13 可撓管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3024633U true JP3024633U (ja) 1996-05-31

Family

ID=43159863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995012965U Expired - Lifetime JP3024633U (ja) 1995-11-13 1995-11-13 可撓管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3024633U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225539A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Asahi Kasei Homes Co 蒸散装置及び蒸散装置の製造方法
JP2018071713A (ja) * 2016-11-01 2018-05-10 Jfe継手株式会社 管ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225539A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Asahi Kasei Homes Co 蒸散装置及び蒸散装置の製造方法
JP2018071713A (ja) * 2016-11-01 2018-05-10 Jfe継手株式会社 管ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2135419A (en) Conduits
JP3024633U (ja) 可撓管
JPH0341196Y2 (ja)
KR0118091Y1 (ko) 스프링쿨러용 플렉시블 조인트
KR101994579B1 (ko) 화재 감지기용 어댑터
JPH0669554U (ja) 管支持補助具
JP3101873U (ja) 配線配管用クリップ
JP3040424U (ja) 配管用継手
JPH032797Y2 (ja)
JPH0719530A (ja) 配管設置装置
JP3683346B2 (ja) 電柱用立ち上り管装置
JPH1163304A (ja) 配管用サポート部材
KR100496694B1 (ko) 와이어하네스 고정부재
KR20190001994A (ko) 합성수지관 이음장치
KR102316303B1 (ko) 전선 연결용 커버판
JP2600849Y2 (ja) 管路口防水装置の取付構造
KR200321022Y1 (ko) 전선관 고정체를 갖는 커넥터
JP4037443B1 (ja) 懸垂支持具
JPH0722047Y2 (ja) 圧縮接続管の接続部の構造
JP3025738U (ja) ポリエチレン管継手
JPS6346782Y2 (ja)
KR200217907Y1 (ko) 스프링쿨러 배관용 플렉시블조인트 고정장치
JP3947787B2 (ja) ステンレス製フレキシブル継手装置
JPH0115083Y2 (ja)
JPS6334023Y2 (ja)