JP3040424U - 配管用継手 - Google Patents

配管用継手

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JP3040424U
JP3040424U JP1997000130U JP13097U JP3040424U JP 3040424 U JP3040424 U JP 3040424U JP 1997000130 U JP1997000130 U JP 1997000130U JP 13097 U JP13097 U JP 13097U JP 3040424 U JP3040424 U JP 3040424U
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JP
Japan
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tube
blade
pipe joint
bellows
split ring
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Application number
JP1997000130U
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Inventor
英史 吉川
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Zenshin Co Ltd
Original Assignee
Zenshin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低いコストで電気絶縁性を付与することがで
き、さらには長期間にわたって良好な電気絶縁性を維持
可能な配管用継手を提供する。 【解決手段】ブレード7が外装された蛇腹管6の両端部
の凹溝5に割リング4を装着して接続金具3の抜け止め
とした配管用継手1において、割リング4がブレード7
と蛇腹管6の間に装着され、ブレード7と接続金具3と
の間に電気絶縁性の熱収縮チューブ12からなる絶縁層
を介在させた構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、配管と配管の間において連結して使用される配管用継手に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶接手段を用いずにフランジの取付けが可能な配管用継手として、環状 の凹溝を有する蛇腹管と、該蛇腹管に外装されたブレードとを備えたフレキシブ ルチューブの両端部に接続金具を嵌装し、前記蛇腹管の両端部の凹溝にフレキシ ブルチューブ半径方向に突出する割リングを装着して接続金具の抜け止めとした ものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記配管用継手に電気絶縁性を付与する場合には、絶縁パッキンのほ かに絶縁ボルト等の特殊部品を使用して電気絶縁性を確保していた。しかし、こ の絶縁ボルトは材料コストが高い上に、1つのフランジに複数個のボルトを必要 とするため、全体としてかなりコストが高くなるという問題を有していた。
【0004】 そこで、本考案は、従来の配管用継手に比べ、低いコストで電気絶縁性を付与 することができ、さらには長期間にわたって良好な電気絶縁性を維持可能な配管 用継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案においては、環状の凹溝を有する蛇腹管と、該蛇 腹管に外装されたブレードとを備えたフレキシブルチューブの両端部に接続金具 を嵌装し、蛇腹管の両端部の凹溝にフレキシブルチューブ半径方向に突出する割 リングを装着して接続金具の抜け止めとした配管用継手において、割リングがブ レードと蛇腹管との間に装着され、ブレードと接続金具との間に電気絶縁性の熱 収縮チューブからなる絶縁層を介在させた配管用継手を提供するものである。
【0006】 ここで、蛇腹管としては、割リングが装着可能であることが必要とされ、環状 の凹溝が形成されたものが使用されるが、中でも凹溝の形状として断面Ω型のも のが好ましい。また、接続金具としては、蛇腹管の凹溝に装着した割リングによ って、フレキシブルチューブからの抜けが防止可能であることが必要とされ、例 えば、ルーズフランジ、袋ナットなどが使用できる。
【0007】 また、電気絶縁性の熱収縮チューブとは、合成樹脂製のチューブであって、加 熱することにより収縮するものをいう。
【0008】 このように、本考案においては、接続金具とフレキシブルチューブとを別体と し、これらを組合せて配管用継手を構成しているため、接続金具とブレードとの 間に絶縁層を介在させるだけで容易に電気絶縁性が確保できる。したがって、前 記のような絶縁ボルトが不要となり、コストダウンを図ることが可能となる。
【0009】 この場合、絶縁層は、接続金具が割リングに確実に係止できるように、できる だけ薄くする必要がある。このように、薄い厚みで高い電気絶縁性が確保できる 材料としては、フッ素系樹脂が適しており、中でも特に、ポリテトラフルオルエ チレン(PTFE)が好ましい。
【0010】 さらに、接続金具の表面を合成樹脂層で被覆すれば、電気絶縁性に加えて、耐 食性も向上させることが可能となり、長期間にわたって良好な電気絶縁性を維持 することができる。この場合、接続金具の表面には圧縮力がかかるため、強靭で 弾力性のある合成樹脂が好ましく、例えば、ポリアミド系樹脂を使用することが できる。また、ブレードの表面には、フレキシブルチューブ保護のため、フレキ シブルチューブの変位に追従可能な弾性体を被覆するのが好ましく、例えば、エ チレンプロピレンゴム等を使用することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は配管用継手の実 施の形態を示す図で、一部断面にて示す。図2は図1の要部拡大図である。
【0012】 この配管用継手1は、フレキシブルチューブ2と、接続金具3と、割リング4 と、絶縁層を形成する熱収縮チューブ12とを備えている。なお、本実施の形態 においては、接続金具3としてルーズフランジを使用している。
【0013】 フレキシブルチューブ2は、環状の凹溝5を有する蛇腹管6と、この蛇腹管6 に外装されるブレード7から構成されており、さらに、その外層をエチレンプロ ピレンゴム(EPT)チューブ8によって被覆することにより耐食性並びに耐候 性を向上させている。なお、蛇腹管6はSUS316L製のものを、ブレード7 はSUS304製のものを使用している。
【0014】 割リング4は、SUS304製で、半径方向に幅広のリング形状を有し、半径 方向に2分割可能に形成されている。リング4の内側は、装着される凹溝5に対 応した形状を有する基部11が形成され、その外側は、フレキシブルチューブ2 の半径方向に突出する突出部9が形成されている。
【0015】 この割リング4は、接続金具3をフレキシブルチューブ2に嵌装させた後、ブ レード7と蛇腹管6との間に挿入され、フレキシブルチューブ2の両端部に位置 する凹溝5に装着される。ここで、接続金具3としては、表面をポリアミド系樹 脂でコーティングしたSS400製のルーズフランジを使用している。具体的に は、例えば、粉末状ポリアミド系樹脂を金属製のルーズフランジ表面に溶射する ことによってフランジ金属表面にポリアミド系樹脂のコーティング層を形成する ことが可能である。なお、ポリアミド系樹脂の種類については特に限定されるこ となく使用できるのは勿論である。
【0016】 なお、突出部9は、チューブ2の端部に向かって拡径する断面略くさび形状を 有しており、接続金具3の側にも突出部9に対応した略くさび形状の切り欠き部 が設けられている。従って、フランジ3が配管に連結される際に、割リング4に 作用する力が突出部9の斜面部10を通して基部11の全体にかかるため無理な 力によるチューブ2等の変形が生じることがない。
【0017】 接続金具3とブレード7との間には絶縁性を付与するためにPTFE製の熱収 縮チューブ12が介在され、その一端部は、フレキシブルチューブ2の端部に揃 えられ、他端部はフレキシブルチューブ2のやや内側でブレード7ごと止バンド 13で固定されている。この熱収縮チューブ12は、ブレード7よりも若干大き い径のものを使用して、ブレード7の所定位置に被せておき、加熱することによ りブレード7に密着した状態で装着される。
【0018】 さらに、配管接続時に生じる蛇腹管6の変位によって蛇腹管6の端部とブレー ド7の端部との相対的な位置がずれるのを防止するために、突出部9の斜面部1 0と熱収縮チューブ12との間には、ブレードの押えリング14が介在されてい る。これにより、ブレード7の端部は、割リング4と押えリング14とによって 挟み込まれ、蛇腹管6に追従して変位可能となる。
【0019】 このようにして組立てられた配管用継手1は、接続金具3と配管側フランジ1 5とを絶縁性パッキン16を介してボルト・ナットで締結することにより、配管 に接続される。
【0020】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案に係る配管用継手は、接続金具とブレードと の間に電気絶縁性の熱収縮チューブからなる絶縁層を介在させるだけで容易に電 気絶縁性を確保することができる。したがって、従来、使用されていた絶縁ボル トが不要となり、コストダウンを図ることが可能となる。
【0021】 さらに、絶縁層としてフッ素系樹脂を使用すれば、絶縁層厚みが薄くても高い 電気絶縁性が確保できる。
【0022】 また、接続金具の表面を合成樹脂層で被覆すれば、電気絶縁性に加えて、耐食 性も向上させることが可能となり、長期間にわたって良好な電気絶縁性を維持す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管用継手の実施の形態を示す図で、一部断面
にて示す。
【図2】図1の要部拡大図
【符号の説明】
1 配管用継手 2 フレキシブルチューブ 3 接続金具 4 割リング 5 凹溝 6 蛇腹管 7 ブレード 8 エチレンプロピレンゴムチューブ 9 突出部 10 斜面部 11 基部 12 熱収縮チューブ 13 止バンド 14 押えリング 16 パッキン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の凹溝を有する蛇腹管と該蛇腹管に
    外装されたブレードとを備えたフレキシブルチューブの
    両端部に接続金具を嵌装し、前記蛇腹管の両端部の凹溝
    にフレキシブルチューブ半径方向に突出する割リングを
    装着して接続金具の抜け止めとした配管用継手におい
    て、前記割リングが前記ブレードと蛇腹管との間に装着
    され、前記ブレードと接続金具との間に電気絶縁性の熱
    収縮チューブからなる絶縁層を介在させたことを特徴と
    する配管用継手。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層がフッ素系樹脂層である請求
    項2記載の配管用継手。
  3. 【請求項3】 前記接続金具表面を合成樹脂層で被覆し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の配管用継手。
JP1997000130U 1997-01-17 1997-01-17 配管用継手 Expired - Lifetime JP3040424U (ja)

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JP3040424U true JP3040424U (ja) 1997-08-19

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000320737A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Nangoku Fureki Kogyo Kk ブレードフレキシブルの端部構造
US10935171B1 (en) 2019-09-30 2021-03-02 Tofle Co., Inc. Connecting mechanism and tube assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000320737A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Nangoku Fureki Kogyo Kk ブレードフレキシブルの端部構造
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