JP4037443B1 - 懸垂支持具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】山部100Aと谷部100Bとが交互に連続する折板屋根100の屋根幅方向に配置される電熱線を懸垂支持する支持具であって、山部100Aに設けられた穴に挿通されて懸垂される吊りボルト2と、電熱線を支持する部材であって、吊りボルト2の下端に連結される支持部材4と、を有してなり、吊りボルト2の上端には、穴の上側からナット6が螺合され、支持部材4は、ナット6の締め付けにより折板屋根100の裏側に向けて牽引移動する。
【選択図】図4
Description
このため、屋根上の積雪が多くなるとその除去が必要となるが、高所作業となることからその作業の改善が望まれている。
融雪のための構成としては、熱源となるヒータを軒先鼻隠しの全域に亘って配置する構成(例えば、特許文献1,2)、あるいは、屋根上に設けられているふき板の軒先部裏面に位置する破風板を介して側面視形状が凹状の唐草を設け、唐草の凹部内に電熱線を配置した構成(例えば、特許文献3)、さらには、屋根上面で屋根幅方向にロープ状ヒータを沿わせて配置する構成(例えば、特許文献4,5)が知られている。
ここで、以下に説明する実施の形態は、山部と谷部とが交互に連続する折板屋根の軒先付近に取り付けられた懸垂支持具が電熱線の通線された鞘管を谷部の裏側に圧接固定する場合を例に説明する。
なお、電熱線HLへの電力の供給は、たとえば、図示しない温度センサが軒先付近の温度を感知し、所定の温度を下回ると開始されるように構成してもよいし、あるいは、所定の時間間隔で断続的に行うように構成してもよい。
当て部材2Aは、フェルト材に防水性を発揮させるためのアスファルトが含浸された部材である。当て部材2Aは、山部の上面に当接して、吊りボルト2、支持環4、連結部材5や、鞘管3、電熱線HLの重量を支える。また、当て部材2Aは、吊りボルト2の上端側から挿入される押圧板2Bを挟んで装填されるナット6を回転させることで、吊りボルト2の軸方向に移動するように構成されている。
抜け止め部2Cは、連結部材5の上面に形成された挿通部としての開口5Aよりも大径のフランジ2C1と、フランジ2C1よりも小径でこのフランジ2C1と一体にされて開口5A内に位置するナットからなる遊動部2C2と、遊動部2C2を吊りボルト2に位置決め固定するためのロックナット2Dとを備えている。
2つの側板部52に挟まれた平坦部51には、吊りボルト2の挿通用の開口5Aが形成されている。
2つの側板部52のそれぞれには、内方に向けて突出する切り起こし部からなる凸状部5Bが設けられている。凸状部5Bは、平坦部51に設けられた開口5Aを挿通した吊りボルト2の下端に設けられたフランジ2C1を支持する。
また、凸状部5Bは、遊動部2C2が傾いた際の開口5Aの周縁部の破損を防止することができる。ここで、開口5Aの周縁部の破損防止とは、開口5Aの周縁部にフランジ2C1からの過大な負荷が作用して周縁がめくれ上がるのを防止することを意味する。つまり、図2(B)に示すように、遊動部2C2が傾いた際にフランジ2C1を開口周縁と凸状部5Bとで支えることができ、開口周縁にのみフランジ2C1が当たった場合に比べて、集中荷重の発生による開口周縁のめくれ上がりを防止することができる。したがって、吊りボルト2が傾斜した状態で設置された場合でも、不用意に開口5Aからフランジ2C1が抜け出て吊りボルト2が外れてしまうのを防止することができる。
なお、矩形断面を有する筒状の鞘管3は、矩形の各頂点が環状部42の内周面に当接した状態で、支持環4に把持される。
なお、懸垂支持具1の取り付け間隔と鞘管3の長手方向の長さの関係により、1本の鞘管3が1つの支持環4に固定される場合もあれば、複数の支持環4に固定される場合もある。
なお、図6に示したジョイント部材8には、前述の直交する2面のそれぞれに2つずつのネジ穴が設けられている例を示しているが、各面に設けるネジ穴の数は、ジョイント部材8の長手方向の長さなどに応じて適宜決定するとよい。
前述のとおり、吊りボルト2と連結部材5とは、屋根幅方向および屋根幅方向に直交する方向を含む任意の方向に傾動可能である。また、連結部材5は、支持環4との締結位置を支点として、折板屋根の屋根幅方向に傾動可能である。したがって、吊りボルト2を取り付ける山部100A’の上面が傾斜している場合にも、吊りボルト2をナット締めすると、鞘管3が谷部100B’の裏面に向け牽引され、鞘管3の上面を谷部の裏面に平行した状態で圧接固定することができる。
また、本発明にかかる懸垂支持具は、融雪用の電熱線などを懸垂支持する用途のほかに、たとえば、通信ケーブルなどの線材を懸垂支持する用途に用いることもできる。
2 吊りボルト
2A 当て部材
2C 抜け止め部
2C1 フランジ
2C2 ロックナット
3 鞘管
4 支持環
41 片部
42 環状部
5 連結部材
51 平坦部
52 側板部
53 片部
5A 吊りボルト挿通用の開口
5B 凸状部
6 ナット
100 折板屋根
100A 山部
100B 谷部
HL 電熱線
Claims (6)
- 山部と谷部とが交互に連続する折板屋根の屋根幅方向に配置される電熱線を懸垂支持する支持具であって、
上記山部に設けられた穴に挿通されて懸垂される吊りボルトと、
上記電熱線を支持する部材であって、上記吊りボルトの下端に連結される支持部材と、
を有してなり、
上記吊りボルトの上端には、上記穴の上側からナットが螺合され、
上記電熱線は、矩形断面を有する鞘管に通線されて上記支持部材に支持され、
上記支持部材は、上記矩形の上辺をなす上記鞘管の上面が上記谷部の裏面に当接するまで、上記ナットの締め付けにより上記折板屋根の裏側に向けて牽引移動されることを特徴とする懸垂支持具。 - 支持部材には、鞘管を把持する環状部が設けられ、
上記鞘管は、上記環状部の内周面を摺動可能に把持される請求項1記載の懸垂支持具。 - 吊りボルトと支持部材とを連結する連結部材を備え、
上記吊りボルトは、上記連結部材との締結部を支点として、屋根幅方向および屋根幅方向に直交する方向のいずれの方向にも傾動可能である請求項1または2記載の懸垂支持具。 - 連結部材は、支持部材との締結部を支点として屋根幅方向に傾動可能である請求項3記載の懸垂支持具。
- 連結部材には、吊りボルトを挿通させる挿通穴と、この挿通穴に挿通された吊りボルトの抜け落ちを防止するための係止部とが設けられ、
上記挿通穴に挿通された吊りボルトの上記挿通穴より下位には、上記挿通穴の開口径よりも大径のフランジが設けられ、
上記フランジの裏面が上記係止部に当接することで、上記吊りボルトの下方向への移動が規制される請求項3または4記載の懸垂支持具。 - 吊りボルトが連結部材に対して傾動したとき、フランジの一部は挿通穴の開口周縁に当接すると共に、フランジの別の部分は係止部に当接する請求項5記載の懸垂支持具。
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Family Applications (1)
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JP4705625B2 (ja) * | 2007-12-13 | 2011-06-22 | フジヒロ株式会社 | 懸垂支持具 |
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2007
- 2007-08-08 JP JP2007206119A patent/JP4037443B1/ja active Active
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JP2009041238A (ja) | 2009-02-26 |
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