JPH032797Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH032797Y2
JPH032797Y2 JP4601885U JP4601885U JPH032797Y2 JP H032797 Y2 JPH032797 Y2 JP H032797Y2 JP 4601885 U JP4601885 U JP 4601885U JP 4601885 U JP4601885 U JP 4601885U JP H032797 Y2 JPH032797 Y2 JP H032797Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
cover
coated
heat insulating
conduit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4601885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61161496U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4601885U priority Critical patent/JPH032797Y2/ja
Publication of JPS61161496U publication Critical patent/JPS61161496U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH032797Y2 publication Critical patent/JPH032797Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、金属製内管(銅管など)の外周を、
少なくとも発泡プラスチツクなどの断熱材よつて
被覆してなる被覆導管同志の継手部分を覆う継手
カバーに関するものである。
「従来の技術」 一般に、ビルなどの建築物の給水、給湯あるい
は冷暖房の配管系には、金属製内管の外側を少な
くとも発泡プラスチツクなどの断熱材によつて被
覆した構造の被覆導管が用いられ、金属製内管の
管壁からの放熱を防止することが実施されてい
る。このような被覆導管の具体例を挙げると、銅
などからなる金属製内管1の外側を発泡プラスチ
ツクなどの断熱材2および塩化ビニル製の外筒3
で被覆した構造の被覆導管Pなどがある(第7図
参照)。
ところで、このような被覆導管Pにあつても、
それを用いて配管系を構成するには、複数の被覆
導管Pを互いに連結することが必要となるが、前
記被覆導管P同志を接続する場合には、各被覆導
管Pの被覆部分(すなわち断熱材2および外筒
3)を剥いで、内管1の一部を露出させ、この露
出部分の外周を保温性のある継手カバーにより被
覆することを要求される。
第7図は、このような被覆導管Pの継手カバー
Cの構造例を示すもので、これは、互いに同じ形
状および構造を持ち被覆導管Pの外周に装着され
る一対のカバー部材4(一方のみ図示)からなる
半割り構造で、これらカバー部材4の内周面に
は、被覆導管Pの重ね代4aを空けて発泡プラス
チツクなどからなる断熱材5が設けられている。
なお、図中符号6で示すものは継手である。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来構造の継手カバ
ーCにあつては、次のような解決すべき問題点が
あつた。すなわち、被覆導管Pが用いられる配管
系には、それぞれ用途によつて、大きさの違う配
管があるため、従来構造の継手カバーCである
と、被覆導管Pの外径に合わせて、継手部分を覆
う継手カバーCをそろえなければならず、コスト
的に不満であるといつた点である。
また、このような点を解決するために、第8図
に示すように、前記継手カバーCの外周に、被覆
導管Pを重ね合わせて、これを連結する構成と
し、継手カバーCを外径の違う2つの被覆導管P
に使用するようにしても、継手カバーCの断熱材
5の厚さL1が被覆導管Pの断熱材2の厚さL2
りも薄くなるので、継手部分の保温性に対して不
満があり、さらにこの不満を解決するために、第
9図に示すように、外筒3の端部を広げて継手カ
バーCに連結する構成とすれば、この外筒3を加
熱して内径を大きくしなければならないといつた
問題点がある。
本考案は、このような背景に基づいて提案され
たもので、その目的とするところは、異なる外径
を持つ被覆導管を保温性などを損なうことなく1
種類の継手カバーで接続し得てコストの低下を図
ることができ、しかもその施工作業の簡単な被覆
導管の継手カバーを提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、金属製内管の外側が少なくとも断熱
材によつて被覆されている被覆導管同志の金属製
内管の継手部分を覆う継手カバーであつて、該継
手カバーを、金属製内管の継手部分の外側を中空
部を形成して囲むカバー本体と、該カバー本体と
前記金属製内管との間の中空部内に設けられた断
熱材とから構成し、かつ、前記カバー本体の被覆
導管が挿入される挿入部に、カバー本体の外径よ
りも小径の連結筒部を設け、さらに、該連結筒部
の外径を、前記被覆導管の断熱材の外径とほぼ同
一もしくは大径に設定したことを特徴とするもの
である。
「作用」 被覆導管の断熱材の外径が連結筒部の外径より
小さい場合には、連結筒部の中に被覆導管を挿入
し、大きい場合には、連結筒部の端面に被覆導管
の断熱材の端面を突き合わせて、断熱テープなど
により連結するか、もしくは被覆導管に塩化ビニ
ルなどの外筒が設けられている場合には、この外
筒を連結筒部の外周に嵌合すれば良い。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を、互いに対向配置さ
れた被覆導管Pの継手部分に適用した継手カバー
を例にとつて、第1図ないし第5図を参照して説
明する。
ここでの継手カバー10は、金属製内管1の継
手部分の外側を中空部を形成して囲む円筒状のカ
バー本体11と、該カバー本体11と前記金属製
内管1との間のリング状中空部内に設けられたリ
ング状断熱材12とから成り、前記カバー本体1
1の被覆導管Pの挿入される挿入部(図示例では
両端部)に、段部13を間にしてカバー本体11
の外径D1よりも小径の外径D2をもつ連結筒部1
4が一体に設けられた構造となつている。
そして、前記カバー本体11は、半割り状のカ
バー部材15,16の両側に、それぞれ前記連結
筒部14を構成する横断面半円形状の筒片14a
が設けられ、また、各カバー部材15,16は、
継手カバーとして実用に供される前段階では、互
いに完全に分割あるいは分割可能となつている。
ここで、前記各カバー部材15,16について
説明を補足しておくと、これら各カバー部材1
5,16の接合面(合わせ面)には、それぞれ長
さ方向に弾性接触する係止凸部17,18が設け
られており、かつこれら係止凸部17,18の対
向する面には、係止凸部17,18の係合を強く
するための凸部19が設けられている。
また、このカバー部材15,16の内周面両側
には、前記金属製内管1を支持する支持壁20が
設けられ、この支持壁20の前記内管1が貫通す
る部分には、半円形状の切欠き部21が形成され
ている。
なお、前記断熱材12は、例えば発泡プラスチ
ツクなどからなる半割り状の2つの断熱部材12
aより構成されており、第1図などに示すよう
に、各カバー部材15,16の内周面に沿つて一
体に装着されている。
次に、以上のように構成された継手カバー10
を用いて、2つの被覆導管Pを連結する場合につ
いて説明する。
連結作業のプロセスは、各被覆導管P同志を継
手6を用いて接続する工程と、次いでその継手の
部分に継手カバー10を取り付ける工程とからな
る。この場合、各被覆導管Pと継手6との接続
は、被覆導管Pがその端部において、金属製内管
1が一部露出しているので、まずその露出した部
分を継手6に嵌め込み、例えばハンダおよびトー
チを用いて継手6と金属製内管1とを固定するこ
とにより行う。そして次ぎに、前記継手6の部分
をカバー部材15,16によつて挾み込むのであ
るが、被覆導管Pの外径(すなわち外筒3の外
径)が連結筒部14の内径とほぼ同じ場合には、
第1図に示すように、カバー部材15の支持壁2
0の切欠部21に被覆導管1を嵌合させ、この上
からもう一つのカバー部材16を重ね合わせるよ
うにして、係止凸部17,18を弾性接触状態に
組み付ける。
また、第3図に示すように、被覆導管Pの断熱
材2の外径が連結筒部14の外径とほぼ等しく、
全体の外径がこれよりも大きい場合には、カバー
部材15,16を組み付けた後から被覆導管Pの
外筒3を連結筒部14に嵌め込めば良い。
また前述した被覆導管Pに代えて外筒3のない
被覆導管P′を用いた場合には、第4図に示すよう
に、断熱材2と連結筒部14とを互いに突き合わ
せた状態で、これらの外周に断熱テープ25を巻
き付ければよい。
さらに、大きさの違う2つの被覆導管PとP′と
を連結する場合には、第5図に示すように、前記
継手6に代えて両端の内径の異なる継手6′を用
いて内管1同志を連結し、内径の小さい被覆導管
P′の外周に異形のプラスチツクリング26を嵌め
合わせて、このプラスチツクリング26を連結筒
部14の内周面および支持壁20の切欠き部21
に弾性接触状態に取り付ければよい。
また、第6図は本考案の別の実施例を示すもの
で、連結筒部14の先端内周面に外広がりのテー
パ14bを形成したもので、外筒3を連結筒部1
4に挿入する際に、中の断熱材2がテーパ14b
に沿つて連結筒部14の内周に入り込み、この部
分の保温性が向上するので、好ましい。
なお、本考案の継手カバーは、前記実施例に限
定されるものではなく、例えばT字形に被覆導管
が接続されたものにあつては、この継手部分の形
状に対応して継手カバーもT字形に形成されるこ
とは勿論である。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、カバー
本体の被覆導管が挿入される挿入部に、カバー本
体の外径よりも小径の連結筒部を設け、この連結
筒部の内側および外側に、被覆導管を継なぎ合わ
すことができるようにしたので、1種類の継手カ
バーで寸法の異なる被覆導管を連結することがで
き、コストの低下を図ることができるとともに、
現場での施工も簡単であるなどの優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は分解斜視図、第2図は継手カバ
ーを組み立てた状態をしめす斜視図、第3図ない
し第5図は作用を説明するために示したもので、
それぞれ側面図、第6図は本考案の他の実施例を
示す側面図、第7図ないし第9図は従来の継手カ
バーの構造例を示すもので、それぞれ一部を切り
欠いた側面図である。 P……被覆導管、1……金属製内管、2……断
熱材、3……外筒、6……継手、10……継手カ
バー、12……断熱材、14……連結筒、15,
16……カバー部材、17,18……係止凸部、
20……支持壁、21……切欠き部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製内管の外側が少なくとも断熱材によつて
    被覆されている被覆導管同志の金属製内管の継手
    部分を覆う継手カバーであつて、該継手カバー
    は、金属製内管の継手部分の外側を中空部を形成
    して囲むカバー本体と、該カバー本体と前記金属
    製内管との間の中空部内に設けられた断熱材とか
    ら構成され、かつ、前記カバー本体の被覆導管が
    挿入される挿入部には、カバー本体の外径よりも
    小径の連結筒部が設けられ、さらに、該連結筒部
    の外径は、前記被覆導管の断熱材の外径とほぼ同
    一もしくは大径に設定されていることを特徴とす
    る被覆導管の継手カバー。
JP4601885U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH032797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4601885U JPH032797Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4601885U JPH032797Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61161496U JPS61161496U (ja) 1986-10-06
JPH032797Y2 true JPH032797Y2 (ja) 1991-01-24

Family

ID=30560034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4601885U Expired JPH032797Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH032797Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104455941A (zh) * 2014-11-11 2015-03-25 贵州黔南科技塑业有限公司 一种保温的管接头

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5548020B2 (ja) * 2010-04-27 2014-07-16 未来工業株式会社 流体管の外装部材、流体管の保護構造及び継手の保温材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104455941A (zh) * 2014-11-11 2015-03-25 贵州黔南科技塑业有限公司 一种保温的管接头

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61161496U (ja) 1986-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH032797Y2 (ja)
JPH059590Y2 (ja)
JPH0429185Y2 (ja)
JPS5926153Y2 (ja) 断熱継手カバ−装置
JPH0435672Y2 (ja)
JPH01150294U (ja)
JPH05280688A (ja) 硬質合成樹脂管の連結部の保護方法及びその方法に使用する継手用保護管
JPH0320704Y2 (ja)
JPH03125996U (ja)
JPS6362685U (ja)
JPH03124097U (ja)
JPS61190093U (ja)
JPS6225312U (ja)
JPS5918222Y2 (ja) 被覆二重管
JPS62104087U (ja)
JPH04145298A (ja) 配管カバー
JPH0369784U (ja)
JPS5889685U (ja) 絶縁継手
JPH01173583U (ja)
JPS6296193U (ja)
JPS6152787U (ja)
JPH03100604U (ja)
JPH02134390U (ja)
JPH0291282U (ja)
JPS624819U (ja)