JPH059590Y2 - - Google Patents

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JPH059590Y2
JPH059590Y2 JP1985045456U JP4545685U JPH059590Y2 JP H059590 Y2 JPH059590 Y2 JP H059590Y2 JP 1985045456 U JP1985045456 U JP 1985045456U JP 4545685 U JP4545685 U JP 4545685U JP H059590 Y2 JPH059590 Y2 JP H059590Y2
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、金属製内管(銅管など)の外周を、
合成樹脂により被覆してなる被覆導管同志の継手
部分を覆う被覆導管の継手カバーに関するもので
ある。
「従来の技術」 一般に、ビルなどの建築物の給水、給湯あるい
は冷暖房の配管系には、例えば銅管などの外周を
合成樹脂によつて被覆した構造の被覆導管が用い
られている。
ところで、この種の建築物の配管系の中には、
前記被覆導管を、コンクリート壁などに埋設する
ものなどがあるが、このような埋設配管系にあつ
ても、被覆導管を用いて配管系を構成するには、
複数の被覆導管を互いに連結することが必要とな
る。したがつて、その配管系には、必然的に継手
部分が存在することとなるが、前記被覆導管同志
を接続する場合には、各被覆導管の被覆部分を剥
いで、銅管の一部を露出させ、この露出部分を継
手に嵌め込み、これを固定した後、銅管の露出部
分の外周に、断熱処理を施さなければならない。
従来、この断熱処理は、継手部分の銅管が露出
しているところに、断熱テープを巻くなどの方法
が適用されている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の方法である
と、継手部分の外径がテープを巻くことにより大
きくなり、コンクリートを土中に埋設する場合
に、埋設深さを大きく取らなければならない。特
にコンクリートの建築物で、例えばマンシヨン、
ホテル、病院などのコンクリート厚の薄い床など
に埋設される配管系には、被覆導管として、被覆
部分の薄いものが使用されるが、継手部分の外径
が大きくなることに起因して、この部分のかぶり
を十分に取れなくなるおそれがある。
また、継手部分の周囲に断熱テープを巻く方法
では、被覆導管が屈曲した状態に接続された継手
部分の周囲が固定されてしまい、被覆導管の熱伸
縮が許容されず、被覆導管に疲労割れが生じるな
どの問題点がある。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、給湯、暖房のコンクリ
ートおよび土中埋設配管における継手部分の熱伸
縮を許容し、被覆導管の疲労割れを防止するとと
もに、コンクリートや土中での埋設深さを小さく
して、厚みの薄いコンクリート壁などの埋設配管
系への適用性を向上させた被覆導管の継手カバー
を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、中心線が同一平面内に含まれるよう
に接続された被覆導管の継手部分を被包する偏平
筒状の被覆導管の継手カバーにおいて、この継手
カバーの内周面と被覆導管との間に形成される中
空部の、前記平面に沿う方向の間隙を、該平面に
垂直な方向の間隙より大きく形成するとともに、
被覆導管を当該継手カバーの端部に形成された切
欠部に、被覆導管の前記平面に沿う方向への移動
を許容するパツキンを介して嵌合したことを特徴
とするものである。
「実施例」 以下、本考案が適用されたL字形に屈曲した継
手部分の継手カバーの実施例について、図面を参
照して説明する。
第1図および第2図において符号1は、L字形
継手2を介してその中心線が同一平面内に含まれ
るように相互に連結された被覆導管であり、これ
は、銅管3(熱媒体流通管)の外周に合成樹脂よ
りなる被覆体4を押出機を利用して被覆した構成
とされ、また被覆体4の内周には、第2図に示す
ように、銅管3との間に空隙を形成するための複
数の断面略V字状の溝5が互いに平行にかつ被覆
体4の全長に亘つて設けられている。
そして、ここでの継手カバー6は、被覆体4が
被覆された部分まで重なつた状態で、継手部分の
外周に被覆導管1と一体に連結されている。この
継手カバー6は偏平な筒状の部材であつて、該継
手カバー6の被覆導管1の中心線に垂直な断面
は、第2図に示すように被覆導管1の外径より僅
かに大きい短径と、被覆導管1の外径の略2倍の
長径とを有する長円状になつている。すなわち、
継手カバー6の内周面と前記被覆導管1との間の
前記中心線を含む平面に沿つた方向の間隙は、こ
の平面に垂直な方向の間隙より大きく形成されて
おり、これによつて継手カバー6内の被覆導管1
の前記長円の長径方向側には被覆導管1に沿つて
細長い中空部Gが形成されていて、被覆導管1は
前記平面に沿つた方向への移動のみが許容されて
いる。ここで、前記継手カバー6は、被覆導管1
の中心線を含む前記平面によつて略分断される互
いに同じ形状を持つ一対のL字形カバー部材7,
8から成る半割り構造とされ、各カバー部材7,
8は継手カバーとして実用に供される前段階では
互いに完全に分割あるいは分離可能とされてい
る。また、前記カバー部材7,8の接合面には、
係止片9,10が長さ方向に沿つて突設され、第
2図に示すように、これら係止片9,10が互い
に弾性接触した状態に係合してカバー部材7,8
が連結されるようになつている。
一方、これらカバー部材7,8の内周面には、
それぞれ両端に位置して仕切壁11が設けられて
おり、該仕切壁11には前記被覆導管1が挿入さ
れる切欠部12が形成されている。なお、第1図
に示したカバー部材7の外周面両側部には、これ
を固定するための螺子孔13a付きの取付片13
が一体に突設されている。
また、符号14で示すものは、発泡プラスチツ
クあるいはスポンジなどからなるパツキンで、被
覆導管1が継手カバー6を貫通する部分に装着さ
れるようになつている。
次に、以上のように構成された継手カバー6の
作用について説明する。
この継手カバー6を、被覆導管1の継手部分に
装着するには、各被覆導管1にパツキン14を嵌
め合わせた状態でL字形継手2により接続した
後、カバー部材7の仕切壁11の切欠部12に前
記パツキン14を介して被覆導管1を嵌合させ、
この上からカバー部材8を組み付ければ良い。
この装着作業は、カバー部材7,8を互いに嵌
め合わせるだけの単純作業であり、現場での作業
性を向上することができる。
しかして、このように組み立てられた継手カバ
ー6は、土中やコンクリートなどに埋設した場
合、被覆導管1と継手カバー6との間に中空部G
を形成するので、継手部分の断熱性を向上するこ
とができる。
ところで、被覆導管1内を流通する流体からの
熱等によつて、例えば継手2に連結された2本の
被覆導管1のうちの一方が熱伸縮を起こした場
合、このような熱伸縮は第1図に←→で示す被覆導
管1の中心線に沿う方向に生じる。そして、これ
に伴つて他方の被覆導管1は、第1図に鎖線で示
すように2本の被覆導管1の中心線を含む前記平
面内において、この他方の被覆導管1が挿通され
た継手カバー6の切欠部12部分を中心として回
動せしめられる。従つて被覆導管1の熱伸縮およ
びこの熱伸縮による被覆導管1の移動は、すべて
これらの被覆導管1の中心線を含む平面に沿う方
向に生じることになる。
これに対して前記構成の継手カバー6では、中
空部Gにおいて継手カバー6の内周面と前記被覆
導管1との間の前記平面に沿つた方向の間隙が、
この平面に垂直な方向の間隙より大きく形成され
ている。すなわち、当該継手カバー6と被覆導管
1との間に形成される中空部Gは、被覆導管1の
熱伸縮方向およびこの熱伸縮による被覆導管1の
移動方向に向かつて大きく成形されており、これ
によつて被覆導管1の前記熱伸縮およびこの熱伸
縮による被覆導管1の移動が許容されるようにな
つている。
しかも、これらの被覆導管1が挿通され、また
前記熱伸縮に伴う他方の被覆導管1の回動の中心
となる継手カバー6両端の切欠部12と被覆導管
1との間にはパツキン14が介装されている。こ
のパツキン14は、上述したように発泡プラスチ
ツクやスポンジなどからなるため適度な弾性を備
えており、前記被覆導管1の熱伸縮および回動の
際には該パツキン14が被覆導管1の外周面に摺
接して前記伸縮および回動を許容するようになつ
ている。このため、被覆導管1は切欠部12にお
いても強い抵抗を受けることなく、伸縮・移動が
可能となつている。
このように前記構成の継手カバー6では、被覆
導管1の熱伸縮およびこれらに伴う被覆導管1の
移動が容易に許容される構造となつている。この
ため、例えば被覆導管1内を高温の流体と低温の
流体とが交互に流通して被覆導管1が頻繁に熱伸
縮を起こすような場合でも、被覆導管1や継手
2、あるいはこれらの連結部に伸縮時の応力が集
中して歪みが生じるのを抑えることができ、被覆
導管1や継手2が疲労割れを起こしたり、前記連
結部に破断が生じたりするような事態を未然に防
ぐことが可能となる。
また、このようなパツキン14を介して被覆導
管1を継手カバー6の切欠部12に嵌合すること
により、前記熱伸縮やこれによつて被覆導管1が
移動した場合でも切欠部12に隙間が生じるのを
防ぐことができる。このため継手カバー6内を常
に密封状態に維持することができ、コンクリート
壁内や埋設した際の湿気や水分による被覆導管1
の銅管3の露出部分や継手2の腐食を抑えること
が可能となる。
さらにこの継手カバー6は、前記中空部Gが被
覆導管1の中心線を含む前記平面に垂直な方向に
は小さな間隙をなすように、偏平な筒状に成形さ
れている。ここで、前記平面に垂直な方向とは当
該継手カバー6の厚さ方向であつて、このような
被覆導管1および継手2から成る配管系を例えば
コンクリート壁に埋設する場合には、このコンク
リート壁の厚さ方向に一致する。すなわち前記構
成の継手カバー6では、被覆導管1の中心線を含
む平面に垂直な方向に潰れた偏平状とすることに
より、コンクリート壁等に埋設する際にはその埋
設深さを少なくし得て、厚みの薄いコンクリート
壁などの埋設配管系への適用性を向上させること
ができる。
なお、本考案の継手カバーは前記実施例に限定
されるものではなく、T字形に被覆導管が接続さ
れたものにあつては、この継手部分の形状に対応
して継手カバーもT字形に形成されることは勿論
である。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、次のよ
うな優れた効果を奏することができる。
(a) 被覆導管と継手カバーとの間に形成される中
空部によつて、被覆導管の継手部分の断熱性が
向上する。
(b) さらにこの中空部は、被覆導管の中心線を含
む平面に沿つた方向の間隙が、この平面に垂直
な方向の間隙より大きくなるように成形されて
おり、かつまた、これらの被覆導管は継手カバ
ー両端の切欠部にパツキンを介して嵌合されて
いる。すなわち、被覆導管の熱伸縮およびこれ
に伴う被覆導管の移動が容易に許容される構造
となつており、被覆導管や継手の疲労割れや破
断の発生を未然に防止することが可能となる。
(c) パツキンを介して被覆導管を嵌合させること
により、継手カバー内の密封性を確保すること
ができ、湿気や水分の侵入による被覆導管の露
出部分や継手の腐食を抑えることができる。
(d) また、継手カバーの内周面と被覆導管との間
の間隙は、被覆導管の中心線を含む平面に沿う
方向に対して、この平面に垂直な方向に小さく
なつているので、埋設深さを少なくし得て、厚
みの薄いコンクリート壁などの埋設配管系への
適用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は継手カバーのカバー部材を被覆
導管に取り付けた状態を示す平面図、第2図は断
面図である。 1……被覆導管、3……銅管、4……被覆体、
6……継手カバー、7,8……カバー部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中心線が同一平面内に含まれるように接続され
    た被覆導管の継手部分を被包する偏平筒状の被覆
    導管の継手カバーにおいて、 当該継手カバーの内周面と前記被覆導管との間
    に形成される中空部の、前記平面に沿う方向の間
    隙が、該平面に垂直な方向の間隙より大きく形成
    されているとともに、前記被覆導管が当該継手カ
    バーの端部に形成された切欠部に、該被覆導管の
    前記平面に沿う方向への移動を許容するパツキン
    を介して嵌合されていることを特徴とする被覆導
    管の継手カバー。
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